弐代目・青い日記帳 

  
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「川端龍子展」
山種美術館で開催中の
没後50年記念「川端龍子ー超ド級の日本画ー」展に行って来ました。


http://www.yamatane-museum.jp/

「会場芸術」という言葉をご存知でしょうか。

当初は龍子の作品を批判するために用いられた会場芸術ですが、多くの人に展覧会会場で身近に鑑賞してもらえる大作として自ら積極的にこの言葉を用いたそうです。

まるで桃山時代の障壁画のような大画面の迫力満点の龍子の作品は、日本画という枠から良い意味ではみ出し観る者に驚きを与えます。


川端龍子「香炉峰」1936年
大田区立龍子記念館蔵

驚愕のあまり後ずさりしてしまいそうなほど迫力のある作品です。戦争中従軍画家として実際に中国で戦闘機(偵察機)に登場した経験のある龍子。

それにしても半透明な戦闘機は一体何なのでしょう。これは決してステルス戦闘機ではなく、あえて半透明にすることで香炉峰の自然が邪魔なく観られるように工夫?されたものです。

龍子曰く「(機体の)迷彩に背景の自然の山を利用した」とのこと。タイトルの「香炉峰」からは戦闘機や戦争ではなく『枕草子』に記されている雅なイメージが先行しがちですが、龍子はあえてそれを逆手にとって付けたのでしょうか。


川端龍子「香炉峰」(部分)

圧倒されっぱなしではいけません。これでもれっきとした日本画ですので近くにぐいっと寄って観て下さい。先頭の部分には黒地に銀が使われていて角度を少し変えただけでキラキラ輝いて見えます。

因みに、操縦性のパイロットは龍子自身の姿だそうです。かなり凛々しくイケメンに描いていますね。


川端龍子「爆弾散華」1945年
大田区立龍子記念館蔵

終戦の3日前に自宅が空襲に遭い、母屋や庭は爆弾で吹き飛ばされてしまいました。その時の庭に植えられていた植物(夏野菜)が飛び散る様子を描いています。

炎や土煙は一先描かずに代わりに金で「爆風」を表現しています。何とも洒落たことをするものだと感心してしまいますが、実際にこの爆撃で使用人2名が亡くなり、龍子も防空壕で危うく一命を取り留めたまさに大惨事だったのです。

2005年に江戸東京博物館で開催された「川端龍子展」以来となる龍子展。やはりなんと言ってもこの「爆弾散華」は欠かせない一枚です。龍子の作品は常に時代と共にあったのです。


爆弾散華」にじっと目をやる会田誠さん。

展覧会の構成は以下の通りです。

第1章:龍子誕生ー洋画、挿絵、そして日本画ー
第2章:青龍社とともにー「会場芸術」と大衆ー
第3章:龍子の素顔ーもう一つの本質ー
鯉、身近なものへの視線、龍子の俳句、大観・玉堂・龍子の合作、龍子と信仰


第1章には小学生時代の絵も紹介されています。絵の上手い人は小さい頃から絵心が嫌味なほどあることを教えられる作品群です。先生の評価も記さており見ていてほのぼのとした気持ちになります。



絵師として駆け出しの頃は、生活費を稼ぐために、雑誌の表紙絵や挿絵を描いていたそうです。当然こうしたものは締切が存在します。龍子はとても生真面目な性格だったらしく一度も締切に遅れたことが無かったそうです。

時代性を大きく反映する雑誌(ジャーナリズム)の仕事に就いていたことが、後の作品にも大きく影響しているのです。

つまり、何か適当な画題を思い付きで描くのではなく、今起こっていることを日本画で伝えんとしたのです。そして当然ながら絵の締切はしっかり守ったそうです。


川端龍子「年賀状(十二支)」1951-62年

見ず知らずの人から来た年賀状にも丁寧に手描きの年賀状を送ったそうです。龍子の生真面目な点がこんなところからもうかがえます。

しかし、単に生真面目なだけでなく、作品制作にいざ取り掛かるとその発想は他の絵師が考えつかないような構図や作品を生み出します。


川端龍子「龍巻」1933年
大田区立龍子記念館蔵

描いている途中で天地を逆転し完成させたこれまた面白い作品です。宇宙では無重力状態ですが、龍子の描く海の中はそれ以上にカオスな世界のようです。

会場を何週しても結局のところ「龍子」とは何なのか。答えが見つかりません。そう、一つの答えにとても集約できないのが龍子の大きな魅力なのです。

良い意味でバカみたいな作品、そして日本画美しさを存分に湛えた作品。今年の日本画の展覧会で間違いなくベスト3に入ります。絶対に観ておかねばなりません。

NHKの日曜美術館でも紹介されるそうです。なるべくお早めにどうぞ!「川端龍子展」は8月20日までです。そうそう「たつこ」ではなく「りゅうし」です。れっきとした男性画家です。


【特別展】没後50年記念 川端龍子 ―超ド級の日本画―」

会期:2017年6月24日(土)〜8月20日(日)
*会期中、一部展示替えあり(前期: 6/24〜7/23、後期: 7/25-8/20)
開館時間:午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(但し、7/17(月)は開館、7/18(火)は休館)
会場:山種美術館
http://www.yamatane-museum.jp/
主催:山種美術館、日本経済新聞社
協力:大田区立龍子記念館


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注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
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| 展覧会 | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
映画「セザンヌと過ごした時間」ダニエル・トンプソン監督来日。
2017年9月2日より公開される映画「セザンヌと過ごした時間」の監督ダニエル・トンプソン氏が、「フランス映画祭2017」に出席するため来日しました。


http://www.cetera.co.jp/cezanne/

ダニエル・トンプソン監督が滞在している都内のホテルへ招かれ、映画「セザンヌと過ごした時間」のことから、驚きの事実まで一時間たっぷりとお話を聞くことが出来ました。


ダニエル・トンプソン監督
ダニエル・トンプソン Daniele Thompson
1942年モナコ生まれ。父は映画監督ジェラール・ウーリー、母は女優ジャクリーヌ・ロマン。’66年、父親の監督作品「大進撃」で共同脚本を担当、映画界デビュー。’76年には、「さよならの微笑」でアカデミー賞脚本賞ノミネート。「ラ・ブーム」(80)、「王妃マルゴ」など多数の脚本を手掛ける。’99年には、「ブッシュ・ド・ノエル」で監督デビュー。代表作は「シェフと素顔と、おいしい時間」(02)「モンテーニュ通りのカフェ」
インタビューの詳細は後日、あらためてこちらのブログでお伝えしたいと思います。

どうぞお楽しみに!あっ!映画もとってもよくできていますよ。美術ファン必見です。印象派の画家たちも多く出てきます。


映画「セザンヌと過ごした時間」

南仏プロヴァンス、そしてパリ
画家セザンヌと作家ゾラ、名画に隠された心打つ深い友情

<STORY>
エクス-アン-プロヴァンスで出会い、幼い頃から夢を語り合ったセザンヌとゾラ。やがてゾラはパリに出て、新聞の評を書きながら小説家として成功を収める。一方、セザンヌも画家を目指してパリで絵を描き始め、サロンに挑むが落選続き。栄光を手にしたゾラと、心を閉ざしていくセザンヌ。そして、ゾラの別荘で久しぶりに再会したふたりは、「ある画家」をモデルにしたゾラの新作を巡って口論となる…。


セザンヌの画

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| 映画・観劇 | 23:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
『とんでも春画』
新潮社(とんぼの本)より刊行となった『とんでも春画: 妖怪・幽霊・けものたち』を読んでみました。


とんでも春画: 妖怪・幽霊・けものたち
鈴木 堅弘 (著)

2015年に永青文庫、2106年に細見美術館で開催された日本初の「春画展」は当初の予想を大きく上回り、大変人気を博し多くの来場者であふれかえりました。

「春画展」のレビューでも触れた通り、春画が単なる男女のまぐわいを描いただけのエロ浮世絵ではなかったことが一番の発見であり、多くの方を魅了した点でもありました。

様々な機知に富んだ表現は江戸時代の猥雑なエロ本という春画のイメージを大きく変えるものでした。『とんでも春画』にはそんな江戸の人々のちょっとエスプリがぎっしり詰まった研究書です。


歌川国芳「開談百気夜行」1829年頃

「牛の時参り 男根人形をうつ」と題されたこちらの春画。女性らしき人物が藁人形に五寸釘を打ち込む姿を描いた作品に見えますが、よく見ると藁人形は男根、女性の顔は女性器の形をしています。

自分を捨てたにくい「男」を使い物にならぬよう呪いを込めているのでしょう。鬼気迫るものが感じられると共にどこかくすっとした笑いも伴います。また『源氏物語』に登場する六条御息所の姿をこの春画を観ていると思い浮かべてしまいます。

所謂、丑の刻参り、丑の時参り(うしのこくまいり、うしのときまいり)は江戸時代に完成した民間信仰のような呪術。男女のもつれは今も昔も変わりありませんが、さしずめ現代ならわが身を捨てた男への恨みはどのようにしてはらすののでしょう。


喜多川歌麿「歌満くら」1788年

二匹の河童に水中へ連れ去られ手籠めにされている女性の姿が描かれています。それでは地上の女性は助けずにただ見ているだけなのでしょうか?

著者の鈴木堅弘氏は、もしかしたら自分の願望を投影しているのかもしれないとの説もこの本では紹介しています。確かに水中の女性と顔が似ているようにも見えます。

またなぜ二匹の河童なのかということについても触れていたりと、タイトルこそ『とんでも春画』と、とんでもないネーミングですが、内容は実にしっかりとしている一冊なのです。

いつも思うのですが、「歌満くら」ってウォーターハウスの作品とどこか通底するものがありますよね。あっ!それも願望か…


ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス「ヒュラスとニンフたち」1896年
マンチェスター市立美術館所蔵

とんでも春画: 妖怪・幽霊・けものたち』をパラパラと斜め読みするだけで、春画のイメージががらりと変わります。

とても読み応えがあり、当時の関連する文献や民俗学的な視点など一枚の「とんでも春画」から、江戸時代の多様な考え価値観が伺えるとても真面目な一冊です。

とんでも春画目次

尋常ならざる春画はなぜ生まれたのか?
答える人=石上阿希[国際日本文化研究センター特任助教]
〈とんでも春画〉の全貌
解説=鈴木堅弘 [京都精華大学非常勤講師]
【1】妖怪
【2】幽霊・死者
【3】神仏
【4】鬼・地獄
【5】動物
【おまけ】奇想天外
〈とんでも春画〉を読み解く 文=鈴木堅弘
1 妖怪春画と江戸文化
2 春画に描かれた〈異形の性神〉――庶民信仰における性器イメージ
3 謎解き、北斎の「蛸と海女」


1〜5までのジャンル分けが上手く功を奏しているように思えます。ただ並べ紹介するだけでは「面白い」で終わってしまいますからね。

江戸時代の人々が興味関心のあったものと絡めて春画にしているのが一番のポイントだと思います。

そして、現代に至るまで多くの人に影響を与えた北斎の「蛸と海女」については、9ページも割いて論考しています。


葛飾北斎「喜能会之故真通」より「蛸と海女」1814年

2013年に大英博物館で「春画展」が開催された際に、海外の方々が最もインパクトのある作品としてこれをあげたそうです。新聞各種メディアでもこの絵が大きく取り上げられました。

この絵の誕生の秘密から、後世また西洋に与えた影響まで丁寧且つ分かりやすく説明されています。会田誠さんも読んだかな〜これ。

それにしても、鎖国を解き明治となって西洋化という名の近代化を推し進めた結果、新たな倫理観にそぐわないつまらないもの、ゲスなものとして排除された春画が、21世紀になりヨーロッパで開催された「春画展」が契機となり、復権を遂げたことは、内心忸怩たる思いもあります。

しかし、それだけが春画復権の要因だったわけではないはずです。時代が求めていたからこそそれが成し遂げられ、そして成功を収めたのです。


絵師不明「陽物涅槃図」

「牛の時参り 男根人形をうつ」で呪い殺された男性のものでしょうか。まわりには悲しみにくれる多くの「女性」たちに混じり、精力剤とされてきたタケノコや卵も描かれています。

「憂き世」を笑い飛ばすべく「浮き世」と置き換え成立した浮世絵です。春画は決して特別なものではなく、逆に当たり前のものだったのでしょう。現代だってそんなに変わっていませんこうした本がベストセラーになるのですから。

とんでも春画』を紹介するにあたり、もっともっと画像も載せたかったのですが、自主規制しました。ほんとバカバカしいものや、まさかこの発想はなかった的なものまで実に多彩な春画がぎっしり紹介されています。

とても評判が良いとのことで手に取ってみましたが、大当たりの一冊でした。


とんでも春画: 妖怪・幽霊・けものたち
鈴木 堅弘 (著)

こわい、あやしい、ばかばかしい! 奇想天外のエロスが勢ぞろい。国貞や国芳による性器頭の妖怪春画から、思わずゾッとする女幽霊との交合図、そして北斎の傑作「蛸と海女」まで。江戸の想像力の極致と呼ぶべき、〈人ならざるもの〉との交わりを描いた計130余点を、気鋭研究者が読み解く。本邦初公開作品も多数収録。あなたの知らない驚きの春画を、胸やけするほど御覧に入れます。

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| 読書 | 23:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
「アルチンボルド展」
国立西洋美術館で開催中の
「アルチンボルド展」へ行って来ました。


http://arcimboldo2017.jp/

ジュゼッペ・アルチンボルド(Giuseppe Arcimboldo, 1526年 - 1593年7月11日)の名前は知らなくても、彼が描いた奇妙奇天烈な絵は一度はどこかで目にしたことがあるはずです。

そして、「何だ!これは!!」とその発想に驚いたことでしょう。Bunkamuraザ・ミュージアムでの「だまし絵展」ではアルチンボルドの作品がメインビジュアルに起用さたのもまだまだ記憶に新しいところです。


ジュゼッペ・アルチンボルド《》 1572年 油彩/カンヴァス デンバー美術館蔵
©Denver Art Museum Collection: Funds from Helen Dill bequest, 1961.56
Photo courtesy of the Denver Art Museum

スーパーマーケットへ買い物へ行けばここに描かれている野菜や果物のほとんどが揃ってしまうでしょう。しかしエルチンボルドがこの絵を描いたのは16世紀です。関ヶ原の戦いよりも前、もちろん冷蔵庫なんてありませんし、宅急便も存在しなかった時代です。

自分の生まれた土地から一歩も出ずに同じ国で過ごしたとすると、せいぜい生涯に数種類の果物を目にするのがやっとでしょう。同じことは野菜や花そして魚についても言えます。


ジュゼッペ・アルチンボルド《》 1566年 油彩/板 ウィーン美術史美術館蔵
©KHM-Museumsverband

《水》には実に約60種類もの水棲生物が描き込まれています!それもとても想像でなくきちんとした観察に基づいた博物学的観点からも十分耐えうるリアルさで描かれています。

では、一体アルチンボルドは身近に存在しなかった魚や野菜、果物などをどのようにして知ったのでしょう?狩野派のように粉本でもあったのでしょうか。それとも若冲のように実家が八百屋だったのでしょうか。

その答えを解く鍵はアルチンボルドが仕えた人たちにあります。イタリアのミラノで生まれ画家の父と共に教会の絵などを手掛けていたアルチンボルドは、その才能を買われ36歳の時にウィーンへ招聘されます。彼を呼んだのは後の皇帝マクシミリアン2世でした。


アルチンボルドが仕えたハプスブルク家皇帝や皇女たちの肖像画も展示されています。

マクシミリアン2世が亡くなった後も息子のルドルフ2世に仕え、なんと25年間もウィーンの街で宮廷画家として過ごしたのです。だんだん答えが見えてきましたね。そうアルチンボルドは一般の人が目にすることの出来ない珍しい野菜や果物、花、そして動物などを実際に観察することが出来たのです。

皇帝たちは世界中の珍しい動物を集めた動物園まで有していました。アルチンボルドはそこで珍しい動物たちを存分に写生できたのでしょう。

歴史に「もし」はありませんが、もしアルチンボルドが生まれ故郷のミラノに留まっていたら、こうした奇妙奇天烈な作品は生まれなかったのです。


ジュゼッペ・アルチンボルド《秋》 1572年 油彩/カンヴァス デンヴァー美術館蔵
©Denver Art Museum Collection: Gift of John Hardy Jones, 2009.729 Photo courtesy of the Denver Art Museum

時は丁度大航海時代、博物学がブームとなっていた時代です。皇帝たちは、ヨーロッパのみならず世界中から珍しい動物や植物を集め、学者たちに研究させていたのです。まさに「クンストカンマー」(ヴンダーカンマー)の時代です。

皇帝をはじめこの絵を当時観た人たちは、だまし絵的な面白さよりもそこに描き込まれたまだ目にしたことのない異国の花や動物たちに強く惹かれたに違いありません。ワクワクしながら。


「アルチンボルド展」展覧会風景

展覧会の構成は以下の通りです。

1:アルチンボルドとミラノ
2:アプスブルク宮廷
3:自然描写
4:自然の奇跡
5:寄せ絵
6:職業絵とカリカチュアの誕生
7:上下絵から静物画へ


アルチンボルドほど作品のイメージがひとり歩きしている画家も滅多にいません。レオナルド・ダ・ヴィンチやヨハネス・フェルメールのように、人口に膾炙していないところも逆にアルチンボルドの魅力なのかもしれません。

しかし、「だまし絵の名手」とか「奇想の宮廷画家」という修飾語は彼の画業のほんの一点しか捉えていない誤ったものと言えます。

日本で初めて開催となる(多分もう出来ない)「アルチンボルド展」では、そんな彼の間違ったイメージを払拭するような展示構成になっています。

第6勝では「職業絵」を、第7勝では「上下絵」をそれぞれ紹介しています。


ジュゼッペ・アルチンボルド《司書》 油彩/カンヴァス スコークロステル城蔵
©Skokloster Slott/Samuel Uhrdin

ソムリエや法律家を描いた作品も展示されていますが、これらには皇帝の繁栄を願い描いた「春夏秋冬」や「四大元素」シリーズと違い、どれも強烈な皮肉が込められています。とりわけ「法律家」は必見です。ここまで酷く描かれるなんて何か作家とトラブルがあったのでしょうか。


ジュゼッペ・アルチンボルド《コック/肉》 1570年頃 油彩/板 ストックホルム国立美術館蔵
©Photo: Bodil Karlsson/Nationalmuseum

上下絵はミラノ滞在の晩期に描いたユニークな作品です。お肉が皿に盛られていますが、これを180度回転させるとあら不思議!人間の顔が現れます。この肉料理を調理したコックさんの!!

奇想の画家やトリックアート、だまし絵作家的な捉え方が先行してしまっているアルチンボルドですが、ハプスブルク家に使えた宮廷画家であり当時の最先端のものを巧みに組み合わせ人物像に仕立てたとてもウィットに富んだ人物でした。

そして、アルチンボルド作品の全体から感じる気持ち悪さ(グロテスクな感じ)の根源もこの展覧会で明らかにしています。それはあのレオナルド・ダ・ヴィンチだったのです。


レオナルド・ダ・ヴィンチに基づく《グロテスクな3つの頭部のカリカチュア》 ペン、褐色インク/紙 大英博物館蔵
©The Trustees of the British Museum 

このようなレオナルドが描いた風刺的グロテスク画をミラノ時代に、アルチンボルドは目にしていたのです。

何と贅沢なことに、「アルチンボルド展」にウィンザー城(イギリス王国コレクション)所蔵のレオナルドの素描が「参考画」として展示されているのです。

いや〜びっくりしました。これもっともっと話題になってよいと思います。だって普段観たくても観られないのですから。



そうそう、アルチンボルドの代表作「四季」(春、夏、秋、冬)と「四大元素」(大気、火、大地、水)がぞれぞれペアになっていることを大きなボードで紹介しているコーナーもありました。

ここで初めて、どうして右向きと左向きの肖像画があるのだろう?という謎が解けました。それぞれセットだったのですね、向かい合うように。


「アルチンボルド展」展覧会風景

日本で初めて開催される本格的な「アルチンボルド展」。待ち望んでいた人も多いはずです。油彩作品数が少なく、所蔵している海外の美術館から借りるのがとても難しいアルチンボルドの油彩が10数点集結しています。

これだけまとめて観られることは二度とないでしょう。今年の年間ベスト10入り間違いなしの内容です。混雑する前になるべく早めに観に行きましょう〜。

「アルチンボルド展」は9月24日までです。是非!


「アルチンボルド展」

会期:2017年6月20日(火)〜2017年9月24日(日)
開館時間:午前9時30分〜午後5時30分
毎週金・土曜日:午前9時30分〜午後9時
(ただし6月23日、24日は午前9時30分〜午後8時)
※入館は閉館の30分前まで
会場:国立西洋美術館
http://www.nmwa.go.jp/
休館日:月曜日(ただし、7月17日、8月14日、9月18日は開館)、7月18日(火)
主催:国立西洋美術館、NHK、NHKプロモーション、朝日新聞社
協賛:損保ジャパン日本興亜、大日本印刷、ブレンボ、三井住友銀行
協力:アリタリア‐イタリア航空、全日本空輸、西洋美術振興財団
特設サイト:http://arcimboldo2017.jp/

「だまし絵画家」とだまされるな!日本初の「アルチンボルド展」


会場入り口付近にある「アルチンボルドメーカー」で自分の顔をアルチンボルド風の3D絵に。似てますかね〜


奇想の宮廷画家 アルチンボルドの世界

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注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
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| 展覧会 | 23:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
至福の浮世絵に酔う「鈴木春信展」開催!
2017年9月6日より千葉市美術館を皮切りに全国4か所を巡回する大規模な「鈴木春信展」が開催されます。



「ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信」

千葉市美術館:2017年9月6日〜10月23日
名古屋ボストン美術館:11月3日〜2018年1月21日
あべのハルカス美術館:4月24日〜6月24日
福岡市博物館(予定):7月7日〜8月26日


鈴木春信(1725?〜1770)は、多色摺木版画、すなわち錦絵の創始期に活躍した浮世絵師です。

白黒テレビからカラーテレビへ移行した当時の人々の驚きや感動は今の我々には知るすべもありませんが、エポックメーキングな出来事であったことは間違いありません。

所謂、浮世絵はカラー摺りが一般的ですが、それは鈴木春信を境に起こったことです。多色刷りの浮世絵(錦絵)を世に広めたのが春信です。

しかし、年代的に歌麿や北斎、広重といった後世の浮絵師に比べると春信の作品は残存作品が 極めて少なく、しかも8割以上が海外に所蔵され日本国内で見る機会は限られています。



「ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信」では、質・ 量ともに世界最高の春信コレクションを誇るボストン美術館の所蔵品から、初の里帰り作品や世界で唯一 知られる作品など選りすぐりの作品を紹介する久々の春信展です。

「江戸のカラリスト登場」と題した春信展が開かれたのが2002年のこと。この時の図録は宝物のように大切に本棚にしまっています。それから久しく春信展が開催されてこなったので「ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信」はまさに僥倖です。


鈴木春信―江戸の面影を愛おしむ (ToBi selection)

シンプルで純粋な線の美しさ、透明感のある優しい色調、紙の風合い…春信作品の魅力は江戸後期の北斎や広重たちにはない繊細な魅力があります。

まとめて春信作品を観る(しかもコンディションの良い作品を!)機会は、日本では残念ながら叶いません。海外の美術館が所蔵する優品を借りて来るしかないのが現状です。

今回の「ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信」規模の展覧会は、もし次があったとしても15年後、25年後…とかなり先のことになってしまいます。

お見逃しなきように!


「ボストン美術館浮世絵名品展 鈴木春信」

千葉市美術館:2017年9月6日〜10月23日
名古屋ボストン美術館:11月3日〜2018年1月21日
あべのハルカス美術館:4月24日〜6月24日
福岡市博物館(予定):7月7日〜8月26日


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パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

トークショーに出演しました

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「美連協ニュース」寄稿

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ゴッホ、ミレー、ゴーギャン、ゴヤ、ルノワール、歌麿、北斎、国芳などの天才画家たちの思想を、まさかのネコ目線でひも解く、新感覚な名画解説書。
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美術館で働くということ 東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
美術館で働くということ 東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ) (JUGEMレビュー »)
オノユウリ
アートに囲まれて働く美術館学芸員。優雅な職業のイメージだけど、実際は日々、ドタバタの連続なのです!? 展覧会の舞台裏から、学芸員のお仕事のリアルまで。美術館の知られざる一面を描くコミックエッセイ!
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九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556)
九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556) (JUGEMレビュー »)
山本 聡美
腐敗し白骨化してゆく亡骸の様子を克明に描く「九相図」。仏教とともに伝来し、日本に深く根を下ろしたこの図像には、生と死、そして肉体の無常をめぐるいかなる想いが秘められているのか。豊富な図版とともに探る。
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千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル)
千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル) (JUGEMレビュー »)
谷口 ジロー
ルーヴル美術館とビッグコミックオリジナルの共同企画。オールカラー豪華版。
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美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス)
美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス) (JUGEMレビュー »)
黒田 いずま
美術館で働く学芸員の近江さん。個性豊かなメンツが解説、展示、監視などの仕事を通して、日々様々な工夫をしながら楽しく来館者をお出迎えする日常をユーモラスかつ鋭いツッコミで描いた作品。
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PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡
PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡 (JUGEMレビュー »)

普段は単眼鏡で済ませていますが、どうしても隅々まで観たい作品の場合はこの双眼鏡を使ってます。
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西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書)
西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書) (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
美術史の実践方法が最後にまとめられています!世界が変わる、名画の見方。前作「西洋美術史入門」からさらに一歩奥へ。池上英洋 著

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ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection)
ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection) (JUGEMレビュー »)
川端 康雄,加藤 明子
夏目漱石をイチコロにしたウォーターハウスの文学性と蠱惑的な魅力を余すところなく紹介!

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池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福
池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福 (JUGEMレビュー »)
池永康晟
日本画の異才“池永康晟”がベールを脱ぐ!

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すゞしろ日記 弐
すゞしろ日記 弐 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
画家・山口晃のエッセー漫画第2弾。

面白きことも無き世を、面白く!

画家・山口晃の“どーでもいいけど楽しげなこと”満載
レビュー→こちら
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OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16
OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16 (JUGEMレビュー »)

観劇・美術鑑賞・セミナーなどの知的シーンや、コンサート会場・ファッションショーなどで大活躍!
軽いのでいつも持ち歩いています。
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モチーフで読む美術史 (ちくま文庫)
モチーフで読む美術史 (ちくま文庫) (JUGEMレビュー »)
宮下規久朗
宮下規久朗先生の最新刊!絵画に描かれた代表的な「モチーフ」を手掛かりに美術を読み解く、画期的な名画鑑賞の入門書。カラー図版150点を収録した文庫オリジナル。
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日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工
日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工 (JUGEMレビュー »)

「これ一冊で日本美術を鑑賞する際の知識が全て揃う」
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アイテムで読み解く西洋名画
アイテムで読み解く西洋名画 (JUGEMレビュー »)
佐藤 晃子
西洋絵画を鑑賞する際に必要となる宗教画,神話画の50のアトリビュートを紹介。ありそうで無かった絵画ファン待望の一冊。
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美術鑑賞手帳
美術鑑賞手帳 (JUGEMレビュー »)

美術鑑賞の楽しみをさらに広げるこれまでになかった手帳です。ミニガイドと書き込み式の鑑賞の記録ページが一緒に。

自分もお手伝いさせて頂きました。レビュー→こちら
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画家の食卓
画家の食卓 (JUGEMレビュー »)
林 綾野
画家たちが楽しんだ26のレシピを再現。クレー、フェルメール、セガンティーニ、メムリンクの暮らしと創作現場を巡る旅。
レビュー→こちら
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美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い
美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い (JUGEMレビュー »)
サンディ ネアン
とかく扇情的に扱われる美術品盗難。だが実際は、麻薬や犯罪に絡む危険な裏社会と結びつく場合が多い。事件に巻き込まれた学芸員の立場からその実態を訴え、問題点を考察する一書。 レビュー→こちら
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江戸の献立 (とんぼの本)
江戸の献立 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
福田 浩,松井 今朝子,松下 幸子
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日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻))
日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻)) (JUGEMレビュー »)
長岡 龍作
法隆寺金堂内陣は、普段は大変暗い上に太い円柱に加え、金網が廻らされており、その詳細はなかなか見ることができません。今までに撮影された写真も鮮明さということでは満足のゆくものではありませんでした。今回は最新の撮影技術により、南面(正面)のみならず、北面(背面)からも撮影。その結果、全く見たことがない写真を目の当たりにすることになりました。仏像の質感と量感、豊かな色彩に感嘆し、感動をおぼえる一冊となっています。
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山口晃 大画面作品集
山口晃 大画面作品集 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
8年ぶり、待望の最新作品集。11月26日発売!予約しないと!!

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運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本)
運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
山本 勉,ヤノベ ケンジ,橋本 麻里,みうら じゅん
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知識ゼロからのキリスト教絵画入門
知識ゼロからのキリスト教絵画入門 (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
池上英洋先生が易しく紐解く『聖書』の世界。レビュー→こちら
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芸術家の家: 作品の生まれる場所
芸術家の家: 作品の生まれる場所 (JUGEMレビュー »)
ジェラール=ジョルジュ ルメール,ジャン=クロード アミエル
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フェルメールへの招待
フェルメールへの招待 (JUGEMレビュー »)

不肖・私がフェルメール30作品の解説執筆と全体の編集に携わった一冊です。オールカラーB5版。96ページから成る、これまでにないフェルメールパーフェクトガイドです。主に「フェルメール初心者」に向け丁寧に噛み砕いた表現で綴られているので、美術の専門用語を知らずともフェルメール作品について一通りの知識を得ることが出来ます。

お手に取って頂ければ幸甚です。よろしくお願い致します。
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偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件
偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件 (JUGEMレビュー »)
レニー ソールズベリー,アリー スジョ
来歴さえあれば、たとえ贋作でも「ほんもの」になる。詐欺師は驚くべき方法で美術史を捏造した。美術界を震憾させた事件を追うドキュメンタリー。レビュー→こちら
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フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース)
フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース) (JUGEMレビュー »)
林 綾野
林綾野さんの待望のフェルメール本!レビュー&インタビュー→こちら
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ヴァチカン物語 (とんぼの本)
ヴァチカン物語 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
塩野 七生,藤崎 衛,石鍋 真澄
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野兎の眼
野兎の眼 (JUGEMレビュー »)
松本 典子
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Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105
Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105 (JUGEMレビュー »)

掌に収まる単眼鏡は、必要なときにサッとポケットなどから取り出して使える便利な、美術館・博物館必須アイテム。
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日本美術のことば案内
日本美術のことば案内 (JUGEMレビュー »)
日高 薫
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日本美術鑑賞の際に、よく出てくる言葉を満載。絵画、彫刻、工芸品などの具体的な写真をふんだんに使い紹介
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