青い日記帳 

  
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「ル・コルビュジエ展」
国立西洋美術館で開催中の
「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」展に行って来ました。


https://lecorbusier2019.jp/

若き日のル・コルビュジエ(本名:シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ)が、画家アメデ・オザンファンと共に興した総合芸術運動「ピュリスム」の100周年記念。

「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の構成資産として世界文化遺産に登録されている上野にある国立西洋美術館の開館60周年記念。

20世紀建築の巨匠ル・コルビュジエ(Le Corbusier、1887年10月6日 - 1965年8月27日)が設計した数少ない美術館建築で、彼が描いた絵画作品を鑑賞するという、まさにここだけでしか味わえないスペシャルな体験が伴う展覧会です。



「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」展示風景

世界中広しと言えども、こんな贅沢な体験が出来るのは、この「ル・コルビュジエ展」だけ。美術ファン、建築ファンの夢が現実のものとなりました。

美術館建築のアドヴァンテージを最大限に生かした展覧会。普段は中世西洋絵画が掛けられている壁にこの建物を手がけた本人が描いた絵画があるのです。流石のコルビュジエもこれは予想だにしていなかったことでしょう。



ところで、建築家であるコルビュジエが絵を描いていたの?と首を傾げたくなります。実は建築家を目指す前に画家として活躍していたのです。本名シャルル=エドゥアール・ジャンヌレの名で。

ピカソの影響も?世界遺産を手がけた建築家、ル・コルビュジエの意外な原点とは

紛らわしいのですが、絵画を紹介する際はコルビュジエでなく、シャルル=エドゥアール・ジャンヌレと記しますので、脳内で「コルビュジエ」と変換して下さいね。


シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジエ)「多数のオブジェのある静物」1923年 
油彩、カンヴァス 114×146cm パリ、ル・コルビュジエ財団 
©FLC/ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 B0365

親友である画家のアメデ・オザンファンと共にピュリスム(純粋主義)運動を提唱し、芸術にも普遍的な規則がなくてはならないと主張し絵画制作に共にあたりました。

建築家「ル・コルビュジエ」のスタートは、ピュリスムの画家「ジャンヌレ」だったのです。

29歳の時に故国スイスを離れ、芸術の都パリへ。1917年のことです。その当時のパリでブイブイ言わせていたのが総合的キュビスム時代(1912年〜1918年)のピカソです。


シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジエ)「開いた本、パイプ、グラス、マッチ箱のある静物
1918年頃 鉛筆・グアッシュ、紙 37.5×53.5cm パリ、ル・コルビュジエ財団 
©FLC/ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 B0365

そう、キュビズム真っ盛りのパリ。ブラックやレジェなどの作品もこの展覧会には出ています。しかし、初めはキュビスムとは距離を置きピュリスムの道を邁進していました。

このあたりの関係性は図録や関連書籍を読んでからの方がより分かりやすいかと思います。展覧会の構成はその流れに沿っているので、各章の解説文を丁寧にチェックしながら鑑賞しましょう。

展覧会の構成は以下の通りです。

1:ピュリスムの時代
2:キュビスムとの対峙
3:ピュリスムの頂点と終焉
4:ピュリスム以降のル・コルビュジエ



「ヴォワザン計画」図面の前のル・コルビュジエ 1926年 ©FLC

1922年には従弟のピエール・ジャンヌレと共同の事務所を構え、建築家として活動も始めています。コルビュジエが求めたのは絵画や彫刻作品と一体となった建築でした。

ピュリスム時代を経たからこそ、コルビュジエ の考えは、絵画から建築、都市計画、インテリア・デザインまで多岐に渡る発展を遂げたのです。


家具デザイン

同じことを繰り返すようですが、とにかく今回の「ル・コルビュジエ展」は、国立西洋美術館でしか成立しません。そしてそれを頭に置いておくと、普段の展覧会とは一味も二味も違う愉悦が得られます。

例えば、西美展示室内の円柱形のコンクリートからのシャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジエ)絵画。


シャルル=エドゥアール・ジャンヌレ(ル・コルビュジエ)「ランタンとギターのある静物」1920年
バーゼル美術館

西洋美術館を建てた当時コンクリートを流し込む型枠は、ウイスキーの樽のような木枠でした。柱に縦のストライプ模様が入っているのはその名残です。近寄ると所々年輪も発見できます。



出来た当時は自然光を取り込んでいた明かり窓(現在は内側に蛍光灯がありそれで光らせています)がある天井高のある空間と、光のほとんどあたらない低い空間が入り混じっています。

当初は、油彩画は光の当たる場所に、ドローングなどは暗めの場所に分けて展示するように考えて作られたのでした。



まず一周目は、解説を読みつつ(音声ガイドもおススメ)絵画をじっくり味わいながら観てまわりましょう。

回遊式の展示会場ですので、二周目はコルビュジエが手掛けた建築空間と共に「夢の競演」を心行くまで堪能。

更に、三周目では、自分のお気に入りスポットを見つけましょう。因みに自分はここでした。



こんな贅沢な楽しみが出来る展覧会、くどいようですが世界中でここだけです。フランスからわざわざ観に来られる方もいるのではないでしょうか。自分なら極東まで喜んで出かけて行きます。

尚、会期中建築ツアーも予定されています。建築ツアーは予約制です



ピカソの影響も?世界遺産を手がけた建築家、ル・コルビュジエの意外な原点とは

ここだけ&いまだけ!「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」展は、5月19日までです。何度も通いたくなる実にプレミアムな展覧会です。是非是非〜


国立西洋美術館開館60周年記念
ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代


会期:2019年2月19日(火)〜2019年5月19日(日)
開館時間:9:30〜17:30
毎週金・土曜日:9:30〜20:00
※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日(ただし3月25日、4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)
主催:国立西洋美術館、ル・コルビュジエ財団、東京新聞、NHK
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、在日スイス大使館、公益社団法人日本建築家協会、一般社団法人日本建築学会
協賛:大日本印刷
協力:フランス文化財センター、日本航空、ヤマトグローバルロジスティクスジャパン、Echelle-1、八十島プロシード、西洋美術振興財団
展覧会公式サイト:https://lecorbusier2019.jp/



Casa BRUTUS特別編集 最新版 建築家ル・コルビュジエの教科書。 (マガジンハウスムック)

一昨年(2017年)に公開された映画「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ」は別の意味でおススメです。コルビュジエを神格化せず、嫉妬深い泥臭い人間として描いています。Amazonで400円で観られます。


映画「ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ

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| 展覧会 | 22:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
東京国立博物館「博物館でお花見を」
桜の名所上野公園にある東京国立博物館で今年も「博物館でお花見を」が開催されます!


https://www.tnm.jp/

「博物館でお花見を」期間中は、桜にちなんだ名品を展示し、さまざまなイベントも開催されます。昨年は桜の開花が早過ぎましたが、今年はきっと(多分)タイミングバッチリでしょう。


「舞楽図屏風(ぶがくずびょうぶ)」(右隻)
狩野永岳筆 江戸時代・19世紀
場所:本館7室
期間:3月12日(火)〜4月21日(日)

満開の桜の下、厳かに舞楽が奉納されている様子を、京都御所の障壁画制作も行った狩野永岳が描いたものです。


「国宝 花下遊楽図屏風(かかゆうらくずびょうぶ)」
狩野長信筆 江戸時代・17世紀 六曲一双
場所:本館2室
期間:3月12日(火)〜4月7日(日)

花見を楽しむ様子を描いた国宝の名品です。左隻には、着飾った男女が踊る様子を、右隻には、高貴な女性たちが桜の木の下で音曲を楽しむ姿を描いています。右隻中央の二扇に描かれていた宴の主人の姿は、関東大震災で失われてしまいました。

展示室では名品に咲く桜、トーハク自慢の庭園では約10種類の桜が花を咲かせます。お花見客でごったがえす上野公園内にありながら、びっくりするくらい落ち着いて桜を愛でることができます。


普段は入れない庭園を桜の時季にあわせて開放。池のほとりにベンチを設置、臨時で桜カフェも出店。展示室で桜の作品を見たあとは、庭園でゆったりとお花見を!

<春の庭園開放>
期間:3月12日(火)〜5月19日(日)
時間:10:00〜16:00(ライトアップ実施日は19:30まで)

・桜ライトアップ
3月22日(金)、23日(土)・29日(金)・30日(土)、19:30まで
※悪天候により中止の場合あり

個人的にお勧めなのはこちらの鍋島焼。


「色絵桜樹図皿(いろえおうじゅずさら)」
鍋島 江戸時代・18世紀
場所:本館8室
期間:1月29日(火)〜4月21日(日)

佐賀の鍋島藩が、将軍家への献上や大名・公家などへの贈答用に焼いた、いわゆる色鍋島の優品です。


「打掛(うちかけ)鶸色縮緬地桜風景模様(ひわいろちりめんじさくらふうけいもよう)」
江戸時代・18世紀
場所:本館10室
期間:2月26日(火)〜4月21日(日)

武家女性の打掛は日常着でも華やか。桜の花が満開に咲く遠景模様が理想とされました。

一部を除き、東京国立博物館常設展示室では写真撮影が可能です。お気に入りを見つけたら、まず隅々までじっくり観て瞼に焼き付け、最後にアングルを考慮してパチリ。

こんな珍しいものも出ます。

「月に桜花図鐔(つきにおうかずつば)」
加納夏雄作 江戸〜明治時代・19世紀
クインシー・A.ショー氏寄贈
場所:本館13室
期間:2月26日(火)〜5月12日(日)

鉄地の黒を闇夜に見立て、月の光で浮かび上がる夜桜を表しています。

「博物館でお花見を」開催概要
期間:2019年3月12日(火)〜4月7日(日)
開館時間:9:30〜17:00 
※金・土曜日は21:00まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日:3月18日(月)、4月1日(月)
https://www.tnm.jp/

そうそう、今年も桜スタンプラリーやるそうです。


「博物館でお花見を」期間中、本館展示室の5つのポイントでスタンプを押してください。5つ揃ったらオリジナル缶バッジをプレゼント!バッジは2種類から選べます。

台紙の配布・プレゼントの引換え場所:本館エントランス(バッジの引換えは10:00〜閉館時間)


井浦新の美術探検 東京国立博物館の巻

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| 展覧会告知 | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
「旧遠山家住宅 重要文化財指定 記念シンポジウム」開催。
旧遠山家住宅(9棟、埼玉県比企郡川島町)が、平成30年度の国の重要文化財(建造物)に指定されたことを記念し、シンポジウムがウエスタ川越多目的ホールにて開催されます。


https://www.e-kinenkan.com/
遠山邸(旧遠山家住宅)が国指定の重要文化財となりました。これを機会に、さらに多くの方々に近代和風建築を代表する遠山邸の奥深い魅力を知っていただくため、美術、建築専門家による講演会と討議の会を開催いたします。
「旧遠山家住宅 重要文化財指定 記念シンポジウム」

日時:2019年4月28日(日) 午後1:30〜4:40 
場所:ウェスタ川越 多目的ホール(川越市新宿町1-17-17)
http://www.westa-kawagoe.jp/
人数:200名(申込不要)
参加費:無料
講演:高階秀爾氏(大原美術館館長・東京大学名誉教授)、矢ヶ崎善太郎氏(京都工芸繊維大学准教授・遠山邸建築調査委員)、小出祐子氏(京都精華大学特別研究員・遠山邸建築調査委員)
討議参加:宗本順三氏(京都大学名誉教授・遠山邸建築調査委員長)、遠山公一当館理事長


旧遠山家住宅棟外観

尚、シンポジウム関連行事として同じ日の午前、旧遠山家住宅のバスツアーも開催されます。

シンポジウム前に旧遠山住宅を巡り、現地で実物を目にしながら解説が聞けます。

「シンポジウムをより深く楽しむ。旧遠山家住宅バスツアー」

集合場所:ウエスタ川越前
http://www.westa-kawagoe.jp/
集合時間:午前9時40分(4月28日)
参加定員:先着45名
参加費:1000円

バスツアー参加希望者は、事前申込みが必要となります。下記までご連絡下さい。
《問い合わせ、申込 連絡先》
遠山記念館 久保木
tkk@e-kinenkan.com
TEL:049-297-0007



旧遠山家住宅中棟外観

遠山記念館の「旧遠山家住宅」は 、昨年平成30年8月に国の重要文化財として指定をされました。旧遠山家住宅は、日興證券(SMBC日興証券)創業者である遠山元一が昭11年に郷里に建てた邸宅で、当時最高の建築技術と全国から集めた銘材が駆使されています。多様で洗練された和風意匠をみせており 、極めて質の高い近代和風建築と評価されまし た。



「旧遠山家住宅 重要文化財指定 記念シンポジウム」及び、「旧遠山家住宅バスツアー」お時間ある方、是非奮ってご参加下さい!

遠山記念館 現在開催中の展覧会

コレクション名品選4「琳派と雛」 
会期:2019年2月9日(土)〜3月17日(日)
https://www.e-kinenkan.com/

琳派と雛のコラボレーション。17世紀、本阿弥光悦、俵屋宗達に始まり、尾形光琳・乾山などを中心に京都で発展した琳派は、19世紀になると江戸の酒井抱一らが、その作風を継承していきました。また18世紀に入って雛飾りが盛んになると、雛の文化は、享保雛、次郎左衛門雛、また江戸オリジナルの古今雛など、様々な姿の雛人形を生み出してきました。いずれも京都で誕生発展し、やがて江戸にもたらされた、雅あるいは粋と称される華やかな芸術・文化といえます。


足の下のステキな床

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| その他 | 23:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
カメラと写真映像のワールドプレミアショー「シーピープラス 2019」
2019年2月28日(木)〜3月3日(日)に総合的カメラ映像ショー、CP+(シーピープラス)2019が、パシフィコ横浜および大さん橋ホールにて開催されます。


http://www.cpplus.jp/

CP+は国際都市・横浜を舞台に10周年を迎える、世界をリードする総合的カメラ映像ショーです。

前回は68,000人を超える動員を記録、28種のワールドプレミア(世界初発表製品)がここ日本から世界に向けて発表されました。



新製品展示はもちろんのこと、主に若い女性をターゲットにして、写真の楽しさを広く伝える土日限定企画「Photo Weekend」や、大さん橋ホールで開催するアートコミュニティースペース「PHOTO HARBOUR」、その他さまざまな新企画が盛りだくさん!

ファミリーからプロの写真家まで、これまで以上に多くのみなさまに、フォトイメージングの楽しさ・素晴らしさを体感できる4日間です。



入場料は、1,500円ですが、ウェブ事前登録すると何と無料で楽しめます。所謂実質タダってやつです。

“スマホで十分”な方から、プロフォトグラファーまで、一億総写真家時代となった今、「シーピープラス 2019」はこれまでにない熱い注目を集めています。

カメラだけでなく、実は関連する様々なものがこのイベントではお披露目されます。美術鑑賞に今や欠かせない存在となった「単眼鏡」もそのひとつです。


美術鑑賞を劇的に変えてくれる必携アイテム単眼鏡

こちらの紹介記事を書いたケンコー・トキナーさんも「CP+(シーピープラス)2019」にブースを出します。


ケンコー・トキナー(KenkoTokina)
https://www.kenko-tokina.co.jp/cp+2019/

ケンコー・トキナーさんのブースだけでも、数多くのイベントが会期中予定されています。事前予約は必要ありません。是非立ち寄ってみて下さい。自分も少しだけお話致します。詳細はこちらから

実際にブースに絵画を展示し、それを単眼鏡でも観られるそうですよ〜

【美術鑑賞必須アイテム!】今すぐ展覧会に行きたくなる!単眼鏡の選び方

ウェブ事前登録すると無料で「CP+(シーピープラス)2019」に入れます!是非〜


CP+(シーピープラス)2019

開催日程:2018年2月28日(木)〜 3月3日(日)
開催時間:2月28日(木)12:00〜18:00、3月1日(金)・2日(土)10:00〜18:00、3月3日(日)10:00〜17:00
会場:パシフィコ横浜(展示ホール、アネックスホール、会議センター)/大さん橋ホール
入場料:1,500円(税込)(ウェブ事前登録で無料)
障がいがある事を証明する手帳を持参の方、小学生以下の方は無料
主催:一般社団法人 カメラ映像機器工業会(CIPA)
協賛:一般社団法人 日本写真映像用品工業会
後援:経済産業省/観光庁/神奈川県/横浜市/横浜商工会議所/日本貿易振興機構(ジェトロ)
特別協力:日本カメラ博物館/日本新聞博物館/横浜美術館
協力:公益社団法人応用物理学会/カメラ記者クラブ/関東写真館協会/写真映像経営者協会
全日本写真材料商組合連合会/東京写真記者協会/日本営業写真機材協会
一般社団法人日本オプトメカトロニクス協会/一般財団法人日本カメラ財団/一般社団法人日本光学会/公益社団法人日本広告写真家協会/公益社団法人日本写真家協会/一般社団法人日本写真学会/協同組合日本写真館協会/公益社団法人日本写真協会/一般社団法人日本写真文化協会/一般社団法人日本電子回路工業会/日本フォトイメージング協会/一般社団法人日本望遠鏡工業会/パシフィコ横浜/マグナム・フォト東京支社/公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー(50音順・予定)
コーディネーター:凸版印刷株式会社
主な出展分野:カメラ、レンズ、フォトアクセサリー、プリンター、画像処理ソフト、携帯機器、ディスプレー、プロジェクター、フォトフィニッシング、フォトブック、プリントペーパー、スタジオ用品・機材など
公式サイト:http://www.cpplus.jp/


女性向け土日限定企画
Photo Weekend(フォト・ウィークエンド)

http://www.cpplus.jp/photoweekend/

3/2(土)10:00〜18:00
3/3(日)10:00〜17:00
パシフィコ横浜 会議センター3F

旅も、ファッションも。好きなものすべてがフォトジェニック。カジュアルな写真の楽しみかたや、初歩の初歩からカメラの使い方も学べる。魅力的な展示やワークショップ、スペシャルなトークショーなど写真とカメラを楽しむためのヒントがいっぱい!


Kenko 単眼鏡 ギャラリーEYE 4倍 12mm口径 最短合焦距離19cm 日本製 001400



《新商品》Kenko 単眼鏡アクセサリー 反射除去フィルター(ラバープロテクター付) ギャラリーEYE用 144107

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| その他 | 23:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
「奇想の系譜展」
東京都美術館で開催中の
「奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド」に行って来ました。


https://kisou2019.jp

こんなズルい展覧会などそうそうあるものではありません。勿論ズルいというのは良い意味です。The Tabelog Award 2019 [食べログ]に選ばれた「名店」が一堂に会しているようです。

しかも、若冲、又兵衛をはじめとした奇想の画家たちの「一番良い仕事」と呼べる作品を選び抜いて展示しているのですから、文句のつけようが全くありません。江戸名画の熱いシャワーを存分に浴びられます。


伊藤若冲「紫陽花双鶏図」絹本着色 江戸時代中期(18世紀)
米国・エツコ&ジョー・プライスコレクション

美術史家・辻惟雄氏(1932-)が、今から約50前の1970年に著した『奇想の系譜』で紹介した岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳。

彼らは今でこそ、日本美術ブームの牽引役として高い知名度を誇っていますが、当時は所謂亜流で陽の目を見ることの無かった絵師たちでした。

それが、今では辻惟雄先生が光を当てたことにより、一部の作品は重要文化財指定を受けるまでになりました。国宝指定もそう遠い未来ではなさそうです。


曽我蕭白 重要文化財「唐獅子図」明和元年(1764)頃
三重・朝田寺

「奇想の系譜展」の監修者である山下裕二先生がつい最近出された『未来の国宝・MY国宝』の表紙には長沢芦雪の「錦江山無量寺障壁画(和歌山県串本町、串本応挙芦雪館)のうち『虎図』」(重文)が使われています。


未来の国宝・MY国宝

さてさて、「奇想の系譜展」一体どのような展示構成で魅せてくれるのかと、あれこれ予想していましたが、直球勝負で来ていました。あれこれいじらずに『奇想の系譜』のように、作家(絵師)ごとに紹介するスタイルが採られています。

下手にテーマを設けて奇想の画家たちをないまぜで見せることは避け、非常にシンプルに絵師ごとの展示となっています。確かに「混ぜるな危険」であり、単体で十分に魅了させる力を有している絵師ばかりです。


狩野山雪 重要文化財「梅花遊禽図襖」寛永8年(1631)
京都・天球院

展覧会の構成は以下の通りです。

幻想の博物誌:伊藤若冲(1716-1800)
醒めたグロテスク:曽我蕭白(1730-1781)
京のエンターテイナー:長沢芦雪(1754-1799)
執拗なドラマ:岩佐又兵衛(1578-1650)
狩野派きっての知性派:狩野山雪(1590-1651)
奇想の起爆剤:白隠慧鶴(1685-1768)
江戸琳派の鬼才:鈴木其一(1796-1858)
幕末浮世絵七変化:歌川国芳(1797-1861)


しかし、会場入っていきなり、心の準備が整っていないのに、若冲が待ち受けているのは身体にもよろしくないです。ストレッチせずにいきなり全力疾走です、、、

伊藤若冲の最高傑作の一枚である「旭日鳳凰図」(宮内庁三の丸尚蔵館)が、これまでで最も間近で観られるような展示となっています。もうこれだけでお腹いっぱいです。


長沢芦雪「龍図襖」
島根・西光寺

この展覧会では『奇想の系譜』に取り上げられた各絵師の代表作に加えて、今まで展覧会では観る機会の無かった作品も出ているのが大きな魅力となっています。島根・西光寺に伝わる芦雪初めて拝見しました。

また、展覧会準備中に新たに発見された、若冲や芦雪作品、そして海外の美術館が所蔵しこれまで一度も日本に里帰りをしていなかった鈴木其一の「百鳥百獣図」なども出ています。


鈴木其一「百鳥百獣図」天保14年(1843年)
米国・キャサリン&トーマス・エドソンコレクション

辻惟雄先生や山下裕二先生もこの「百鳥百獣図」はこの会場で初めて目にしたそうです。其一の異常なまでの描き込みが息苦しいほど画面全体に展開されています。そして何よりこの色味!

「今回の展覧会で誰が一番良かったですか?」と不意に質問され即座に答えることが出来ませんでした。帰宅し図録や『新版 奇想の系譜』を読み返して行くうちに、やはり岩佐又兵衛に行き着きました。

辻惟雄先生が大学院時代から追い求めている絵師であり、『奇想の系譜』のトップバッターを飾る存在です。そして会場でも最も「ギョッとする江戸の絵画」が又兵衛でした。


岩佐又兵衛 重要文化財「山中常盤物語絵巻 第四巻
静岡・MOA美術館

源義経の母、常盤御前が盗賊に遭った場面。常盤御前とお付きの女性では肌着の色が違うのがはっきりと分かります。そしてこの後、常盤御前が殺害される場面では、松葉の描写も情景や心情と呼応するかのように劇的に変化しています。

そして、できればこちらで紹介した『絵は語り始めるだろうか』に収録されている岩佐又兵衛「山中常盤物語絵巻」についての論文も是非目を通してみて下さい。作品の見方が更に変わります。


伊藤若冲「石榴雄鶏図
伊藤若冲「雨中の竹図」東京黎明アートルーム

本来ならこの展覧会で取り上げている8人の絵師それぞれ単独展を開いても、多くの方が訪れるはず。それをまとめて見せるなんて、ズルいを通り越して「暴挙」と言っても過言ではありません。

50年前は美術史で無視されていた絵師たちが、今やスーパースターです。昭和の時代に「発掘」され、平成の時代に「醸成」された時の流れと、評価の潮目を楽しみながら、贅沢な展覧会に酔いしれましょう。

江戸絵画の最大のお祭り「奇想の系譜展」は4月7日までです。これは行かないとね!(なんて言われなくても当然行きますよね〜)


奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド
Lineage of Eccentrics: The Miraculous World of Edo Painting

2019年2月9日(土)〜4月7日(日)
休館日:月曜日、2月12日(火)
※ただし、2月11日(月・祝)、4月1日(月)は開室
開室時間:9:30〜17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開館:金曜日、3月23日(土)、30日(土)、4月6日(土)は9:30〜20:00
(入室は閉室の30分前まで)
会場:東京都美術館
https://www.tobikan.jp/
主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、日本経済新聞社、NHK、NHKプロモーション
共催:朝日新聞社
協賛:凸版印刷、トヨタ自動車、三井物産
協力:日本航空
企画協力:浅野研究所
特設WEBサイト:https://kisou2019.jp


新版 奇想の系譜
辻 惟雄 (著)

江戸絵画ブームを興した名著オールカラー版

半世紀前に刊行された『奇想の系譜』が、新たに図版を加え、さらに4色で大きく見せられるレイアウトに生まれ変わりました。また、若冲をはじめ江戸の絵師たちに起こった絵画をとりまく状況変化を各章最後に新原稿として追記しています。

岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曾我簫白、長沢芦雪、歌川国芳。アバンギャルドな絵師たちの江戸絵画を約130点も掲載。

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【お知らせ】

↑単眼鏡紹介記事書きました。

おかげさまで重版となりました!


いちばんやさしい美術鑑賞』 (ちくま新書)


編集・執筆を務めた『カフェのある美術館 感動の余韻を味わう』(世界文化社)12月に発売となりました。


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青い日記帳(編集)『美術展の手帖』小学館より発売中です。


青い日記帳「出前ブログ」


gooいまトピ連載中

朝日マリオン・コム「ぶらり、ミュージアム」

びゅうたび連載中


山下裕二&井浦新トークショー


青い日記帳コラボグッズ

「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

「展覧会を何十倍も楽しむために心がけたい5つの秘訣。」

フェルメールへの招待
國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

【展覧会レビュー】
「2018年 展覧会ベスト10」
かみさんが選ぶ「2018年 展覧会ベスト10」
プロが選ぶ「2018年 ベスト展覧会」
読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

トークショーに出演しました

日経に掲載されました

朝日新聞に掲載されました

再び日経に掲載されました

「美連協ニュース」寄稿

『アートコレクター』で紹介されました

Yahoo!カテゴリ絵画に登録されました

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金沢 百枝
11~12世紀のロマネスクこそは、ヨーロッパ美術を大きく塗りかえる「革命」だった。宮廷文化から民衆文化への流れのなかで、知識より感情を、写実よりかたちの自由を優先する新たな表現が、各地でいっせいに花ひらく。古代ギリシア・ローマやルネサンスだけがスタンダードではない。モダン・アートにも通じる美の多様性を、豊富な図版を例に解きあかす。
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現代美術家岡田裕子が主宰、会田誠顧問による謎の人形劇団「劇団★死期」の伝説の公演を小説化。アートの知識を楽しく学べる児童文学。

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井出 洋一郎
ゴッホ、ミレー、ゴーギャン、ゴヤ、ルノワール、歌麿、北斎、国芳などの天才画家たちの思想を、まさかのネコ目線でひも解く、新感覚な名画解説書。
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オノユウリ
アートに囲まれて働く美術館学芸員。優雅な職業のイメージだけど、実際は日々、ドタバタの連続なのです!? 展覧会の舞台裏から、学芸員のお仕事のリアルまで。美術館の知られざる一面を描くコミックエッセイ!
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九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556)
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山本 聡美
腐敗し白骨化してゆく亡骸の様子を克明に描く「九相図」。仏教とともに伝来し、日本に深く根を下ろしたこの図像には、生と死、そして肉体の無常をめぐるいかなる想いが秘められているのか。豊富な図版とともに探る。
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千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル)
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谷口 ジロー
ルーヴル美術館とビッグコミックオリジナルの共同企画。オールカラー豪華版。
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黒田 いずま
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西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書)
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池上 英洋
美術史の実践方法が最後にまとめられています!世界が変わる、名画の見方。前作「西洋美術史入門」からさらに一歩奥へ。池上英洋 著

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川端 康雄,加藤 明子
夏目漱石をイチコロにしたウォーターハウスの文学性と蠱惑的な魅力を余すところなく紹介!

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池永康晟
日本画の異才“池永康晟”がベールを脱ぐ!

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山口 晃
画家・山口晃のエッセー漫画第2弾。

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宮下規久朗
宮下規久朗先生の最新刊!絵画に描かれた代表的な「モチーフ」を手掛かりに美術を読み解く、画期的な名画鑑賞の入門書。カラー図版150点を収録した文庫オリジナル。
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「これ一冊で日本美術を鑑賞する際の知識が全て揃う」
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佐藤 晃子
西洋絵画を鑑賞する際に必要となる宗教画,神話画の50のアトリビュートを紹介。ありそうで無かった絵画ファン待望の一冊。
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法隆寺金堂内陣は、普段は大変暗い上に太い円柱に加え、金網が廻らされており、その詳細はなかなか見ることができません。今までに撮影された写真も鮮明さということでは満足のゆくものではありませんでした。今回は最新の撮影技術により、南面(正面)のみならず、北面(背面)からも撮影。その結果、全く見たことがない写真を目の当たりにすることになりました。仏像の質感と量感、豊かな色彩に感嘆し、感動をおぼえる一冊となっています。
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8年ぶり、待望の最新作品集。11月26日発売!予約しないと!!

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お手に取って頂ければ幸甚です。よろしくお願い致します。
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偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件
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レニー ソールズベリー,アリー スジョ
来歴さえあれば、たとえ贋作でも「ほんもの」になる。詐欺師は驚くべき方法で美術史を捏造した。美術界を震憾させた事件を追うドキュメンタリー。レビュー→こちら
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林 綾野
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掌に収まる単眼鏡は、必要なときにサッとポケットなどから取り出して使える便利な、美術館・博物館必須アイテム。
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日本美術のことば案内 (JUGEMレビュー »)
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