弐代目・青い日記帳 

  
TB&リンク大歓迎です!
「ランス美術館展」
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催中の
「フランス絵画の宝庫 ランス美術館展」に行って来ました。


http://www.sjnk-museum.org/

さえないフジタの作品がチラシに使われているのでスルーしようかな〜と思いましたが、「マラーの死」別バージョンが出ていると知り新宿まで。

歴代のフランス国王が戴冠式を行った大聖堂のある古都ランスは、今ではシャンパンの街として名を馳せています。

展覧会はいつでもそうですが、チラシや公式サイトに出ていない素晴らしい作品が待っていることがほとんど。やはり足を運んでみないと良し悪しは判断できません。

今回も同様にこんな素敵な作品と出会えることが出来ました。


ヨーゼフ・シマ「ロジェ・ジルベール=ルコント」1929年

Joseph Sima (1891〜1971)はチェコ生まれ、プラハで活動した後パリへ出てブルトンやエルンストなどといったシュルレアリスムの作家たちと交流した画家です。

「宇宙と人間との関係をめぐるシマの抒情的なヴィジョンが表現されている」とキャプションにあった言葉が余計にこの未知の画家の魅力を増幅させました。

これは生涯忘れられない作品となることでしょう。


ジャック=ルイ・ダヴィッド(および工房)「マラーの死
1793年7月13日以降
油彩、カンヴァス

ブリュッセルのベルギー王立美術館にあるオリジナル作品は観たことがあったのですが、こちらは初めて。

書き込まれている文字が違うとのこと。これはあとで何がどう違うのか調べてみようと思います。ベルギーで観た時もそうでしたが、思っていたよりも意外と小さく見える作品です。

取り合えず、この2点だけ観られただけでも十分に元は取れました。歴史のある美術館ですので他のコレクションも充実しており、見ごたえあります。


モーリス・ドニ「魅せられた人々」1907年
油彩、カンヴァス

三菱一号館美術館で開催中の「オルセーのナビ派展」で主役級の存在感を魅せるドニの優品。こちらは横幅が120cmもある大きな作品。

ベニスの風景を描いたものなのでしょうか。中央の男性が悪目立ちしていますが、観ているうちに気にならなくなり周辺に目が向くようになります。

展覧会の構成は以下の通りです。

1.国王たちの時代
2.近代の幕開けを告げる革命の中から
3.モデルニテをめぐって
4.フジタ、ランスの特別コレクション
「平和の聖母礼拝堂」のための素描



テオドール・シャセリオー
とらわれの女」1845-1850
バンクォーの亡霊」1854-1855

こちらも現在開催中の「シャセリオー展」から抜け出してきたような作品です。「シャセリオー展」で「バンクォーの亡霊」を観たかったな〜と思いつつもここで出会えたご縁に感謝。

2枚とも惹かれましたが特に左の作品はかなり魔性的な美しさを湛えています。

こうした珍しい西洋絵画に出会えることに加え、この展覧会ではランス市に縁の深いレオナール・フジタ(藤田嗣治)の作品群が後半に待ち構えています。

何十点という数の藤田作品がずらり。その中には、ランス市内にあるフジタの発案で建てられた「平和の聖母礼拝堂」の内壁を飾るフジタによるフレスコ画とステンドグラス。一度は訪れてみたいアートスポットです。

その「平和の聖母礼拝堂」のために描かれた素描も出ています。紙にボールペンで描いた作品の線に全くの迷いやブレガありません。


ポール・ゴーギャン「バラと彫像」1889年
油彩、カンヴァス

失礼を承知でよく「これは良いモネだね。」とか「うーーんモネにしてはいまいちな作品かな。」なんてことを思いつつ作品を観ていますが、このゴーギャンに関していえば「やったーー大当たり〜」と小躍りしたくなるほどの優品です。

バラの花びら一枚一枚の配色がそれぞれ微妙に違うところがたまりません。「好きな色で塗りなさい」と言い放っただけのことはあります。

「オルセーのナビ派展」に「シャセリオー展」と展覧会がそれぞれ横につながった時の心地よさは何とも言えないものがあります。

「ランス美術館展」は6月25日までです。大きな展覧会目白押しの中これ穴場です。間違いなく。


「フランス絵画の宝庫 ランス美術館展」

会期:2017年4月22日(土)〜6月25日(日)
開館時間:午前10時〜午後6時(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は開館)
会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
http://www.sjnk-museum.org/
主催:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、東京新聞
協賛:損保ジャパン日本興亜
後援:在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ日本
協力:エールフランス航空、G.H.マム
企画・監修:ランス美術館
企画協力:ブレーントラスト


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| 展覧会 | 23:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
GW中に特別開館する都内の展覧会。
今年のゴールデンウィークは曜日の並びがよく上手く有給を取れば1週間丸々お休みなんてことも可能。普段仕事が忙しくて中々展覧会を観に行けない方にとってGWはお目当てのものをまとめて観られる好機です。



通常休館日としている美術館・博物館の多い月曜日・火曜日ですが、連休中の5月1日(月)と2日(火)は特別開館する展覧会が随分と多くあります。

書き入れ時ですので、休んでいる場合じゃないですよね。展覧会によっては開館時間を延長し対応するところもかなりあります。

都心の展覧会だけですが、以下まとめてみたのでご参考になさってください。なお詳細は各美術館や展覧会公式サイトで確認してください。

「茶の湯展」
東京国立博物館

5月1日(月)開館。
金曜・土曜は午後9時まで、日曜は午後6時まで開館。ゴールデンウィーク期間中の4月30日(日)、5月3日(水・祝)〜5月7日(日)は午後9時まで。
http://www.tnm.jp/
http://chanoyu2017.jp/


「大英自然史博物館展」
国立科学博物館

ゴールデンウイーク中の夜間延長について
4月28日(金)〜5月7日(日)は以下の通り開館します。
午後9時まで
4月28日(金)、29日(土)、30日(日)、
5月3日(水・祝)、4日(木・祝)、
5日(金・祝)、6日(土)、7日(日)
午後6時まで
5月1日(月)、5月2日(火)
曜日・土曜日は午後8時まで
http://treasures2017.jp/

「シャセリオー展」
国立西洋美術館

5月1日(月)開館。
金曜日は午後8時まで。
http://www.nmwa.go.jp/
http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2017chasseriau.html

「雪村展」
東京藝術大学大学美術館

5月1日(月)開館。
http://www.geidai.ac.jp/museum/
http://sesson2017.jp


ブリューゲル「バベルの塔」展
東京都美術館

5月1日(月)開館。
金曜日は午後8時まで。
http://www.tobikan.jp/
http://babel2017.jp/

「茶碗の中の宇宙」
東京国立近代美術館

5月1日(月)開館。
金曜日は午後8時まで。
http://www.momat.go.jp/
http://raku2016-17.jp/

「草間彌生展」
国立新美術館

5月2日(火)開館。
金曜日は午後8時
※4月29日(土)〜5月7日(日)は毎日午後8時まで開館。
http://www.nact.jp/
http://kusama2017.jp/


「ミュシャ展」
国立新美術館

5月2日(火)開館。
金曜日は午後8時
4月29日(土)〜5月7日(日)は午後8時まで開館。
http://www.nact.jp/
http://www.mucha2017.jp/

「坂本龍馬展」
江戸東京博物館

5月1日(月)開館。
土曜は午後7時30分まで。
https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
http://ryoma2017.com/


「夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 総集編」
「山崎博 計画と偶然」
東京都写真美術館

5月1日(月)開館。
木・金曜日は8時まで
https://topmuseum.jp/


「アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国」
東京ステーションギャラリー

5月1日(月)開館。
金曜日は午後8時まで
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/


「オルセーのナビ派展」
三菱一号館美術館

5月1日(月)開館。
http://mimt.jp/
http://mimt.jp/nabis/


「日本、家の列島」
パナソニック 汐留ミュージアム

5月3日(水)開館。
https://panasonic.co.jp/es/museum/

「奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝」
三井記念美術館

5月1日(月)開館。
http://www.mitsui-museum.jp/

「燕子花図と夏秋渓流図」
根津美術館

5月1日(月)開館。
5月9日〜5月14日:午後7時まで開館。
http://www.nezu-muse.or.jp/


「写真家 ソール・ライター展」
Bunkamuraザ・ミュージアム

連休中無休
金・土曜日は21:00まで。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/


「長沢節展」
弥生美術館

5月1日(月)開館。
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/


「N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅」
森美術館

無休
http://www.mori.art.museum/

「大エルミタージュ美術館展」
森アーツセンターギャラリー

5月2日(火)は午後8時まで。
http://www.roppongihills.com/museum/
http://hermitage2017.jp/

「絵巻マニア列伝」
サントリー美術館

5月2日(火)は午後8時まで。
金曜日・土曜日及び5月2日(火)〜4日(木・祝)は8時まで開館。
http://www.suntory.co.jp/sma/

「アスリート展」
21_21 DESIGN SIGHT

5月2日(火)開館。
http://www.2121designsight.jp/

「エリックカール展」
世田谷美術館

5月1日(月)開館。
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/

ここ数年で図録(カタログ)を一般書籍として販売する展覧会が多くなりました。帰りの荷物のことを考えることなく、また事前に購入しておき予習もしっかり出来るなど多くの利点があります。

また写真が撮影可能な展示も増えています。カメラやiPhoneなど知らずにロッカーに預けてしまわぬように事前にその点もチェックしておきましょう。

さて、さて今年のゴールデンウィークはまずどの展覧会を観に行きましょうか!

【おかげさまで重版となりました】

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| 展覧会 | 23:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
「花*Flower*華」
山種美術館で開催中の
「花*Flower*華―琳派から現代へ―」展へ行って来ました。


http://www.yamatane-museum.jp/

花が好きでiPhoneで毎日いくつもの花の写真を撮っています。道端に咲く小さな花から咲き誇る桜まで四季を通じて実に様々な花が目を楽しませ生活に潤いを与えてくれます。

ともすれば忙しない仕事やスケジュールに忙殺され季節の移り変わりさえ気が付かないなんてこともある現代において、路傍の花を一瞬目にするだけで心が楽になるものです。


山元春挙「春秋草花」大正10-12年頃
山種美術館

近所にも菜の花やタンポポなど春の到来を告げる淡い黄色の花たちが咲いています。山元春挙のこの作品にはモンシロチョウも描かれ菜の花特有の香りまで伝わってくるかのようです。

花を描いた日本画が会場内を埋め尽くし実に幸せな気分にさせられる「花*Flower*華」展。展示も工夫され春夏秋冬それぞれ季節ごとに分けられています。


奥村土牛「醍醐」昭和47年
山種美術館

展覧会の構成は以下の通りです。

第1章:春ー芽吹き
第2章:夏ー輝く生命
第3章:秋ー移ろう季節
第4章:冬ー厳寒から再び春へ
「花のユートピア」
「魅惑の華・牡丹」


さて、突然ですがここで質問です。第1章から第4章まで春夏秋冬ごとに作品が展示されていますが、今回最も多くの作品が出ているのはずばりどの季節でしょう?


小林古径「菖蒲」昭和27年
山種美術館

「冬」は花自体が少ないので無いとして「春」や「秋」が多いと思いますよね、でも最も多く描かれているのは「夏」なのです。

しかも他の季節を圧倒する数字でダントツで夏の花が多いのには正直自分も意外でした。バラや菖蒲、向日葵といった花が描かれています。確かに夏の花って多いですよね。


田能村直入「百花」明治2年

こちらの作品は「花のユートピア」セクションにありました。

江戸から明治、昭和初期にかけての作品が大半を占める今回の展覧会。花屋に行けば一年中花が手に入る「便利な時代」に比べると季節の花々を描くことはまさにその時を描くことだったのでしょう。

そこには生の喜びが現わされているのです。

仕事帰りにへとへとで辿り着いて拝見した展覧会でしたが、展示室を出る頃には内から沸き起こる活力のようなものを感じました。元気をもらえる展覧会です。


渡辺省亭「牡丹に蝶図」明治26年
鈴木其一「牡丹図」嘉永4年
安田幸彦「牡丹」昭和22年

ショップ脇にある第二展示室がこれまた凄いことになっていました。「魅惑の華・牡丹」と題し全てボタンを描いた作品で埋め尽くされています。圧巻の「牡丹部屋」です。

花を毎日なぜ写真に撮るのか?と聞かれると決まってこう答えます。「花は正直だからです。」と。正直な花たちに真正面から向かい合い自分のものへ昇華させた日本画60点。たっぷり見応えのあるそして居心地の良い展覧会でした。

「花*Flower*華」展は6月18日までです。美しい花の命が決して長くないように、美しい日本画の展覧会も会期が短いので忘れぬうちにお早めに!


「花*Flower*華―琳派から現代へ―」

会期:2017年4月22日(土) 〜 6月18日(日)
会場:山種美術館
http://www.yamatane-museum.jp/
主催:山種美術館、朝日新聞社
開館時間:午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日


コンパクトな図録やお洒落なグッズももちろんゲット!

【次回展】

「【特別展】没後50年記念 川端龍子 ―超ド級の日本画―」
会期:2017年6月24日(土)〜8月20日(日)

関連イベント
「川端龍子が目指したこと ― 「会場芸術」のド迫力」
講師:山下 裕二 氏(公益財団法人 山種美術財団 評議員・山種美術館 顧問・明治学院大学 教授)
日時:2017年7月8日(土)14:00〜15:30(開場・受付開始 13:30)
参加無料、先着順。


若冲の花

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| 展覧会 | 22:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」開催!
21_21 DESIGN SIGHT(六本木)にて企画展「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」が2017年6月23日より開催となります。


http://www.2121designsight.jp/

大は小を兼ねる。大きいことはいいことだ。などなど世間一般では大きいことは良しとされていますが、さて美術の世界ではどうでしょう。

美術館の展示室という場所的空間的制約があるため、そこに収めるべく大きさを調整し考えながら作品を仕上げる。そうした制作活動が現在では一般的です。

しかし、ひとたび屋外へ飛び出してしまえば空間的な制約は解消されまさに鳥かごから放たれ自由に空を舞う鳥のごとく好きな大きさで作品を作れます。

というか、この展覧会で紹介されるアーティストのほとんどは最初から美術館という閉鎖的な空間を全く視野に入れていないのです。


ピアーズ・フローティング 、イタリア・イセオ湖、2014-16でのクリスト
(Photo:Volz Wolfgang)

クリストとジャンヌ=クロードの存在を知ったのはもうだいぶ昔のことですが、その時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。

写真集で目にしただけであるにも関わらず、既存の枠を軽々と超えとんでもない作品を作り上げたクリストに言葉を失いました。


ニューヨークのスタジオでインタビューに応えるクリスト(2017年2月)
時には数十キロにもおよぶ野外空間や大都市のなかの橋、国会議事堂などを作品へと変貌 させる、不可能ではないかと思われるようなプロジェクトを実現してきた彼らを本展の出発点として、ダイナミック な手法で活動を行うさまざまな分野の作家が集います。
「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」は単に美術館に収まらない作品を制作しているアーティストを紹介する展覧会ではなく、タイトル通り「そこまでやるか」と呆れてしまう作品が集います。


ヌーメン/フォー・ユース 「Tape Paris」(Palais de Tokyo / Inside, 20.10.14.-11.01.15.) © Numen/For Use


ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ 「福島での開催の様子」(2015年)

こうした規格外、常識外の作品を観たい!との欲求が高まりますが、果たしてこれを展覧会で展示出来るのでしょうか?もちろん出来ないはずです。

一抹の不安がよぎります。でも今回の展覧会ディレクターが建築やデザイン、アートなど幅広い分野に精通するライターでエディターである青野尚子氏と伺ってその不安も消え去りました。

青野 尚子 @najapan

青野氏ならきっと我々の満足のいく展示としてくれるに違いありません。私が保証します!


ダニ・カラヴァン 「大都市軸」(1980年〜現在) © Lionel Pagés

「『そこまでやるか』壮大なプロジェクト展」心して待ちましょう。

会期:2017年6月23日(金)- 10月1日(日)
休館日:火曜日
開館時間:10:00 - 19:00(入場は18:30まで)
主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団
助成:イスラエル大使館、オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム、在日フランス大使館/アンスティチュ ・ フランセ日本
特別協賛:三井不動産株式会社
協賛:戸田建設株式会社
展覧会ディレクター:青野尚子
クリストとジャンヌ=クロード企画構成:柳 正彦
会場構成:成瀬友梨/猪熊 純/本多美里(成瀬・猪熊建築設計事務所)
展覧会グラフィック:刈谷悠三/角田奈央(neucitora)
参加作家:クリストとジャンヌ=クロード、ルツェルン・フェスティバル アーク・ノヴァ、 ヌーメン/フォー・ユース、ダニ・カラヴァン、ジョルジュ・ルース、西野 達、他

http://www.2121designsight.jp/


西野 達 「Solar system billiards(2009)」(所蔵 石水美冬)


新・美術空間散歩
青野尚子 (著), シヲバラ タク (著)

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| 展覧会告知 | 23:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
GWは川村記念美術館でピクニック!
今年のゴールデンウィークはDIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)へ出かけてみませんか。


http://kawamura-museum.dic.co.jp/

おススメするポイントは5点あります。

【その1】
開催中の「ヴォルス―路上から宇宙へ」展がとっても素晴らしいこと!

音楽と詩に親しみ、独学で絵を描くようになった稀有な芸術家ヴォルス。故国ドイツでは生誕100年を祝う回顧展も開かれるなど、ここ数年新たに再注目を集める芸術家です。


《コンポジション》1950年
DIC川村記念美術館
ヴォルス(1913-1951)は音楽と詩に親しみ、独学で絵を描くようになった稀有な芸術家です。DIC川村記念美術館では彼の油彩、水彩、銅版画にわたる充実したコレクションを所蔵しています。本展はこれらを中心に、写真を含めたヴォルスの深い作品世界をご紹介いたします。
会期:2017年4月1日(土)〜7月2日(日)
抽象絵画の作品は見ても分からないから…と敬遠されがちですが、ヴォルスならその心配は要りせん。

絵から語りかけてくる。そんな経験が出来るはずです。

【その2】
通常非公開エリアのツツジ山が一般公開されます。

川村記念美術館に隣接するDIC総合研究所の敷地内には、約3万本のクルメツツジが小山のように植え込まれています。樹齢60年以上の大株を含む色鮮やかなツツジが、約300mにわたって絨毯のように広がります。


ツツジ山

通常は研究所の敷地内ですので、入ることできませんが、ツツジの開花時期に限り一般公開され自由に散策できます。

公開日:2017年4月15日(土)から5月7日(日)までの土・日・祝日
※5月1日(月)は庭園も含め全館休館。

【その3】
庭園で窯焼きピザ・お弁当の販売が行われます。

ゴールデンウィーク限定で、ピクニックにぴったりの5店舗が庭園に出店します。新緑が気持ちのよい庭園で、窯焼きピザ、玄米タコライス、自家製ジンジャーエール、無農薬野菜のお弁当、手づくりハンバーガーなどを豊かな自然の中で食べられます。



ピッツァ・フォルノ、たに農園、mam [マム]、モバイルカフェ福笑屋 [ふくみや]、Small Axeの5店が今年は出店します。詳しくは川村記念美術館のサイトをチェックしてください。

出店日:2017年4月29日(土)〜5月6日(土)※店舗による
時間:10:30〜16:30頃(売り切れ次第閉店)
場所:庭園奥テラス周辺

【その4】
展覧会特別メニュー


チョコレートのムースとフランボワーズのジュレ
レストラン「ベルヴェデーレ」

「ヴォルス展」のポスターに使われている作品をモチーフにしたデザート。フランボワーズのジュレは、ヴォルスの水彩画や油彩画に多く見られる赤色をイメージしているそうです。


コーヒーパウンドケーキとほうじ茶
日本画展示室奥にある茶席

ヴォルスをイメージしたオリジナルブレンドコーヒーを使ったパウンドケーキ。お茶席ですがテーブルと椅子のお席ですので、正座が苦手な人でも気軽に立ち寄れます。

【その5】
川村記念美術館の自然


庭園の藤棚

四季折々の草花が約3万坪の庭園を彩る緑豊かな北総台地の自然が何と言ってもこの美術館の最大の魅力でしょう。

遊歩道の脇に咲く小さな草花や池の白鳥たち。どこで写真を撮っても「絵になる」美術館です。

都心から車で約1時間。電車でも佐倉駅(JR、京成)から無料送迎バスが運行されています。一日のんびりと有意義な休日を過ごしたいなら川村記念美術館がイチオシです!


WOLS ― From the street to the Cosmos ヴォルス ― 路上から宇宙へ

売切れ必至の「ヴォルス展」図録。Amazonでも購入可能です。

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| その他 | 23:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
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「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

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アートに囲まれて働く美術館学芸員。優雅な職業のイメージだけど、実際は日々、ドタバタの連続なのです!? 展覧会の舞台裏から、学芸員のお仕事のリアルまで。美術館の知られざる一面を描くコミックエッセイ!
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九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556)
九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556) (JUGEMレビュー »)
山本 聡美
腐敗し白骨化してゆく亡骸の様子を克明に描く「九相図」。仏教とともに伝来し、日本に深く根を下ろしたこの図像には、生と死、そして肉体の無常をめぐるいかなる想いが秘められているのか。豊富な図版とともに探る。
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千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル)
千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル) (JUGEMレビュー »)
谷口 ジロー
ルーヴル美術館とビッグコミックオリジナルの共同企画。オールカラー豪華版。
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美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス)
美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス) (JUGEMレビュー »)
黒田 いずま
美術館で働く学芸員の近江さん。個性豊かなメンツが解説、展示、監視などの仕事を通して、日々様々な工夫をしながら楽しく来館者をお出迎えする日常をユーモラスかつ鋭いツッコミで描いた作品。
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PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡
PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡 (JUGEMレビュー »)

普段は単眼鏡で済ませていますが、どうしても隅々まで観たい作品の場合はこの双眼鏡を使ってます。
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西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書)
西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書) (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
美術史の実践方法が最後にまとめられています!世界が変わる、名画の見方。前作「西洋美術史入門」からさらに一歩奥へ。池上英洋 著

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ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection)
ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection) (JUGEMレビュー »)
川端 康雄,加藤 明子
夏目漱石をイチコロにしたウォーターハウスの文学性と蠱惑的な魅力を余すところなく紹介!

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池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福
池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福 (JUGEMレビュー »)
池永康晟
日本画の異才“池永康晟”がベールを脱ぐ!

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すゞしろ日記 弐
すゞしろ日記 弐 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
画家・山口晃のエッセー漫画第2弾。

面白きことも無き世を、面白く!

画家・山口晃の“どーでもいいけど楽しげなこと”満載
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OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16
OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16 (JUGEMレビュー »)

観劇・美術鑑賞・セミナーなどの知的シーンや、コンサート会場・ファッションショーなどで大活躍!
軽いのでいつも持ち歩いています。
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モチーフで読む美術史 (ちくま文庫)
モチーフで読む美術史 (ちくま文庫) (JUGEMレビュー »)
宮下規久朗
宮下規久朗先生の最新刊!絵画に描かれた代表的な「モチーフ」を手掛かりに美術を読み解く、画期的な名画鑑賞の入門書。カラー図版150点を収録した文庫オリジナル。
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日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工
日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工 (JUGEMレビュー »)

「これ一冊で日本美術を鑑賞する際の知識が全て揃う」
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アイテムで読み解く西洋名画
アイテムで読み解く西洋名画 (JUGEMレビュー »)
佐藤 晃子
西洋絵画を鑑賞する際に必要となる宗教画,神話画の50のアトリビュートを紹介。ありそうで無かった絵画ファン待望の一冊。
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美術鑑賞手帳
美術鑑賞手帳 (JUGEMレビュー »)

美術鑑賞の楽しみをさらに広げるこれまでになかった手帳です。ミニガイドと書き込み式の鑑賞の記録ページが一緒に。

自分もお手伝いさせて頂きました。レビュー→こちら
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画家の食卓
画家の食卓 (JUGEMレビュー »)
林 綾野
画家たちが楽しんだ26のレシピを再現。クレー、フェルメール、セガンティーニ、メムリンクの暮らしと創作現場を巡る旅。
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美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い
美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い (JUGEMレビュー »)
サンディ ネアン
とかく扇情的に扱われる美術品盗難。だが実際は、麻薬や犯罪に絡む危険な裏社会と結びつく場合が多い。事件に巻き込まれた学芸員の立場からその実態を訴え、問題点を考察する一書。 レビュー→こちら
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江戸の献立 (とんぼの本)
江戸の献立 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
福田 浩,松井 今朝子,松下 幸子
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日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻))
日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻)) (JUGEMレビュー »)
長岡 龍作
法隆寺金堂内陣は、普段は大変暗い上に太い円柱に加え、金網が廻らされており、その詳細はなかなか見ることができません。今までに撮影された写真も鮮明さということでは満足のゆくものではありませんでした。今回は最新の撮影技術により、南面(正面)のみならず、北面(背面)からも撮影。その結果、全く見たことがない写真を目の当たりにすることになりました。仏像の質感と量感、豊かな色彩に感嘆し、感動をおぼえる一冊となっています。
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山口晃 大画面作品集
山口晃 大画面作品集 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
8年ぶり、待望の最新作品集。11月26日発売!予約しないと!!

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運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本)
運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
山本 勉,ヤノベ ケンジ,橋本 麻里,みうら じゅん
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知識ゼロからのキリスト教絵画入門
知識ゼロからのキリスト教絵画入門 (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
池上英洋先生が易しく紐解く『聖書』の世界。レビュー→こちら
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芸術家の家: 作品の生まれる場所
芸術家の家: 作品の生まれる場所 (JUGEMレビュー »)
ジェラール=ジョルジュ ルメール,ジャン=クロード アミエル
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フェルメールへの招待
フェルメールへの招待 (JUGEMレビュー »)

不肖・私がフェルメール30作品の解説執筆と全体の編集に携わった一冊です。オールカラーB5版。96ページから成る、これまでにないフェルメールパーフェクトガイドです。主に「フェルメール初心者」に向け丁寧に噛み砕いた表現で綴られているので、美術の専門用語を知らずともフェルメール作品について一通りの知識を得ることが出来ます。

お手に取って頂ければ幸甚です。よろしくお願い致します。
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偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件
偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件 (JUGEMレビュー »)
レニー ソールズベリー,アリー スジョ
来歴さえあれば、たとえ贋作でも「ほんもの」になる。詐欺師は驚くべき方法で美術史を捏造した。美術界を震憾させた事件を追うドキュメンタリー。レビュー→こちら
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フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース)
フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース) (JUGEMレビュー »)
林 綾野
林綾野さんの待望のフェルメール本!レビュー&インタビュー→こちら
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ヴァチカン物語 (とんぼの本)
ヴァチカン物語 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
塩野 七生,藤崎 衛,石鍋 真澄
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野兎の眼
野兎の眼 (JUGEMレビュー »)
松本 典子
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Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105
Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105 (JUGEMレビュー »)

掌に収まる単眼鏡は、必要なときにサッとポケットなどから取り出して使える便利な、美術館・博物館必須アイテム。
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日本美術のことば案内
日本美術のことば案内 (JUGEMレビュー »)
日高 薫
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日本美術鑑賞の際に、よく出てくる言葉を満載。絵画、彫刻、工芸品などの具体的な写真をふんだんに使い紹介
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