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「平尾成志 盆栽展 ZEN」開催!

盆栽についてどのようなイメージをお持ちでしょうか。まさか真っ先に思い浮かべるのが「磯野波平」なんてことはないですよね。

いずれにしても、おじいちゃんの趣味としての印象がまだまだ盆栽には根強くあるのは事実です。では、この動画をご覧ください。



若い人たちが目の色を変えて盆栽を食い入るように観ています。しかも世界各地で「BONSAI」!と喝さいを浴びながら。どこにも浪平さんの姿はありません。

今では多くの国の辞書に「BONSAI」と載るほど、海外でも大きな人 気と認知となった盆栽。その牽引役のひとりが、↑の動画に登場している盆栽師・平尾成志氏です。

「盆栽を若者にも」革新的作風とパフォーマンスで魅了


盆栽師 平尾 成志(成勝園園主)
https://jp.bonsaihirao.net/

京都産業大学在学中に訪れた東福寺は重森三玲作・方丈庭園(現本坊庭園)に感銘を受け、日本文化の継承を志し、さいたま市盆栽町にある加藤蔓青園の門を叩き弟子入りする。師事していた、故加藤三郎の言葉「盆栽を国内外問わずいろんな人に伝えられる人間になってくれ」を胸に、修業に励み海外へと活動の幅を広げる。様々な国で盆栽のデモンストレーション・ワークショップ、さらにパフォーマンスを行い、日本 固有の文化である盆栽の美意識とその楽しみ方を教えるとともに、盆栽で新しい表現を試みる。

2015年 :ミラノ万博盆栽パフォーマンス
2016・2019年 :瀬戸内国際芸術祭出展
2016年 :ブータン王室盆栽寄贈
2017年 :日本橋高島屋 迎春装飾担当
2017-2019年 :FUJI ROCK FESTIVAL YouTubeラウンジ 盆栽装飾
2019年 :Suits of the year 2019 アート&カルチャー部門 受賞


盆栽師 平尾成志 【瀬戸内国際芸術祭 2016 夏】- feel feel BONSAI

今や日本だけでなく、世界各国へ引っ張りだこの平尾氏の展覧会が、今年のGWに大宮ソニックにて開催されます。その名は「平尾成志 盆栽展 ZEN」!

盆栽に少しお詳しい人なら「大宮」という土地で開催される意義もお分かりになるはずです。

さて、どんな盆栽が観られるのでしょうか。平尾氏が手掛けた盆栽を幾つかご紹介しておきますね。







これまでの盆栽に対するイメージががらりと変わります。かと言って、何でもありではなく盆栽の長い歴史を踏まえた上で新たな試みにチャレンジしています。

平尾成志 盆栽展 ZEN」では、代名詞であるライブパフォーマンスは勿論、「ZEN」をテーマに、平尾成志の手掛ける盆栽作品の他、書道や音楽、デジタルアートとのコラボレーション作品が展示されます。

先日、日本初の人形専門の公立博物館「さいたま市岩槻人形博物館」に取材に行った帰りに、さいたま市大宮盆栽美術館にも立ち寄り、アートとしての盆栽を再認識したばかりなので、平尾氏の展覧会は今からとても楽しみにしています。

平尾氏の盆栽、観てみたいですよね!


「平尾成志 盆栽展 ZEN」

会期:2020年4月24日(金)〜5月6日(水)
開場時間:9:30〜20:00(最終入場は19:30まで)
休館日なし
会場:大宮ソニックシティ第一展示場
〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1丁目7-5
https://www.sonic-city.or.jp/
主催:「平尾成志 盆栽展 ZEN」大宮公演 実行委員会
企画制作:エイベックス・クラシック・インターナショナル/サンライズプロモーション東京/Pizza Works/エニー・チケットボード
企画協力:NAIKIDESIGN INC./SHARE BASE
制作協力:さいたま市大宮盆栽美術館/荒川技研工業株式会社 まどか株式会社
後援:さいたま市/公益社団法人さいまた観光国際協会
展覧会公式サイト:https://hiraobonsai-zen.com/

尚、情報は随時SNSで更新していくそうです。
Twitter
https://twitter.com/HiraoBonsai_zen
Instagram
https://www.instagram.com/hiraobonsai_zen/

©平尾成志 盆栽展 ZEN 製作委員会


『創る・育てる・楽しむ 盆栽入門』 (COSMIC MOOK)
平尾成志 (監修), 梶原祥造(スタルカ) (写真)

柔道がJUDOと世界共通語となったように、盆栽も今や BONSAI という世界共通語となり、世界中で親しまれています。そして世界中の盆栽愛好者が、今最も注目する、まさに“BONSAI"の伝道師ともいうべき若き盆栽師が、平尾成志です。その平尾成志が、初めて監修する盆栽の入門書がこれです。予備知識はまったくいりません。平尾成志が心血を注ぎ、懇切丁寧に指導するこの本さえあれば、すぐに楽しく“BONSAI"が始められます。
協力:さいたま市大宮盆栽美術館


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『懐かしいお菓子』

新潮社より刊行となった『懐かしいお菓子: 武井武雄の『日本郷土菓子図譜』を味わう』を読んでみました。


『懐かしいお菓子: 武井武雄の『日本郷土菓子図譜』を味わう』 (とんぼの本)
伴田良輔 (著), 今村規子 (著), 山岸吉郎 (著), 河西見佳 (著)

駄菓子からその土地土地の銘菓まで「お菓子」と名の付くもの一体幾つくらいあるのでしょうか。コンビニの棚に並べてあるものだけでもかなりの数になります。

一生のうちにとてもとても食べきれない種類のお菓子が日本全国に存在します。

今回読んだ『懐かしいお菓子: 武井武雄の『日本郷土菓子図譜』を味わう』は、全国各地のお菓子が綺麗な写真入りで紹介されているように思えるかもしれません。でも、中身は違います。



昭和の人気童画家・武井武雄氏が自分で購入したり、知人から頂いたお菓子を20年にも渡り、描きためた『日本郷土菓子図譜』の全てを紹介する本が、『懐かしいお菓子』なのです。

そうとは知らずに購入してしまった方がAmazonにレビューを書いています。分かりますその気持ち。ただ、とんぼの本には2013年に出たこちらの名著があります。

今でも手に入る地方のお菓子について、知りたいのであれば『地元菓子』がおススメです。


『地元菓子』より。


『地元菓子』 (とんぼの本)
若菜晃子 (著)

明治27年生まれの武井武雄氏(1894年6月25日-1983年2月7日)が、誰に見せるわけでもなく、こつこつと描きためた『日本郷土菓子図譜』は、実に味わい深いものがあります。滋味とでもいうのでしょうか。

描かれた時期は、昭和11年7月から太平洋戦争をはさみ昭和33年11月までの実に20年余。自分で購入したり、日本全国の友人知人から送ってもらった合計169もの郷土菓子を3冊の和綴じ本に描き残したのです。


武井武雄が遺した幻のお菓子画帳『日本郷土菓子図譜』

単にお菓子のイラストを描いただけでなく、パッケージや包み紙、商標なども描き残しています。まるで昆虫採集に興じる少年のようです。

虫は食べませんが、お菓子は食べるもの。武井が食しその感想も綴られているのがこれまたポイント。好き嫌いは誰にでもあるので、頂いたお菓子でも口に合わなければディスっています。


博多二〇加煎餅」株式会社東雲堂が製造している、博多の銘菓「二◯加煎餅(にわかせんぺい)」。1906年(明治39年)から販売されているお菓子です。
(武井武雄『日本郷土菓子図譜』より)

大磯の銘菓「さざれ石」など、かつて販売されていたものの、残念ながら今では手に入らない、口にすることの出来ない幻のお菓子も『日本郷土菓子図譜』に記録としてしっかりと残されています。



しかし、水彩画でこれだけ美味しそうにお菓子の絵が描けるとは、なんという才能でしょう。それぞれに愛情が感じられるのです。ほっこりとした。

だから、ページをめくるたびに、穏やかな気持ちとなり、仕事の疲れもどこかへ行ってしまいます。やっぱり疲れた時には甘いお菓子ですね。お祖母ちゃんがよく言ってました。


令和の時代に再注目を集める幻の『お菓子図鑑』とは?

一度目はささーーと絵だけを楽しんで、二度目からはしっかり活字に目を通す。すると違った味わいが。素朴で飽きの来ないお菓子の如く、武井の絵はいくらでも見ていられます。

そうそう、ちゃんと「今、食べられるお菓子ガイド」も載っています。



今や駅ナカなどで行列ができるお菓子屋さんがいくつも現れていますが、流行に左右されずに地元の人たちに愛されてきた「銘菓」を知るよい手立てにもなります。

ネットの情報で何でも分かった気になってしまう今の時代にこそ『懐かしいお菓子: 武井武雄の『日本郷土菓子図譜』を味わう』が生き生きと輝きを放つのでしょう。


『地元菓子』と見比べると楽しさ、美味しさ倍増です!

【目次】
見ているだけで至福
幻のお菓子画帳、武井武雄『日本郷土菓子図譜』のすべて
第一巻
第二巻
第三巻
鼎談:伴田良輔・今村規子・山岸吉郎
世界一おいしそうな絵
伴田良輔[美術家]
奇跡のスケッチ
世界に一冊の手作り私家本
今村規子[虎屋文庫]
長く愛されるものの魅力
“菓子目線”で読む『日本郷土菓子図譜』
山岸吉郎[イルフ童画館館長]
武井武雄とは何者なのか
その生涯と仕事
河西見佳[イルフ童画館学芸員]
密かなる楽しみ
武井武雄はなぜ『日本郷土菓子図譜』を描いたのか
今、食べられるお菓子のガイド
構成・文=編集部
『日本郷土菓子図譜』地方分布リスト
武井武雄『日本郷土菓子図譜』索引リスト


『懐かしいお菓子: 武井武雄の『日本郷土菓子図譜』を味わう』 (とんぼの本)
伴田良輔 (著), 今村規子 (著), 山岸吉郎 (著), 河西見佳 (著)

大人も子供もみんな大好きだった、甘くてやさしい味の、あの饅頭、煎餅、羊羹……。昭和の人気童画家が密かに綴り、戦火を逃れた奇跡の図譜から、各地で長く愛されてきたお菓子の絵全169点を一挙公開。水彩画としても秀逸、和菓子の記録としても第一級資料となる貴重な一冊。


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「パッション20」

東京国立近代美術館工芸館で開催中の
「パッション20 今みておきたい工芸の想い」展に行って来ました。


https://www.momat.go.jp/cg/

展示品だけでなく、重要文化財の赤レンガの建物(旧近衛師団司令部庁舎)自体も魅力の近代美術館工芸で鑑賞が出来るのも残り一ヶ月を切りました。

東京国立近代美術館工芸館は、2020年に国立工芸館(通称)として石川県金沢市へ移転するため、東京の工芸館では「パッション展」が最後の展覧会となります。


東京国立近代美術館工芸館

いつも通いなれた美術館がある日を境に突如無くなってしまう(移転してしまう)なんてこと『失われたアートの謎を解く』ではありませんが、時として起こりうるのです。

明治43(1910)年3月に建てられた当時の姿を今に残す、中央の階段回りとホールの部分も心なしか寂し気な雰囲気が漂っています。



東京国立近代美術館工芸館の石川県移転について

決まったことについてとやかく言っても仕方ないですし、金沢へ行く楽しみも増えると思えば、それはそれで。それでも現在の建物が工芸館で無くなってしまうのは事実。

3月8日までの最後の展覧会です。カメラ携え出かけましょう。写真撮影可能です。



因みに、この和室も含めた展示室は、東京国立近代美術館本館の設計者である谷口吉郎氏によって設計されたものです。それも味わいながら最後のお別れを。

「セルフガイド」と称したオールカラーの小冊子を受付で貰えます。パッションに満ちた作家の言葉や時代背景などを美しい写真による作品カタログです。裏表紙に「さらば。」とあるのがまた何とも悲しい。

展示は古いものから近年作られたものまで、実に多彩な内容。まさに最後の蔵出し企画展です。


川口淳「」1991年

人間国宝の作品があったかと思えば、基盤やキラキラした物体を用いたこんなサイケな箱まで出ています。この温度差が実に愉快。

工芸品は絵画に比べより、身の回りにあり、使ってなんぼのものです。そうした観点からすると、マッチ箱さえも作品として成立するのが素敵ではありませんか。


芹沢げ陝マッチ箱

堅苦しい展示品ばかりだと思っていたら大間違いです。しかも近美工芸館の展示はいつも抜群に優れているのです。見せ方が上手いし、組み合わせの妙も心得ています。

重要文化財に指定された鈴木長吉「十二の鷹」を小名木陽一「赤い手ぶくろ」越しに眺めたりすることが出来たりと、最後の最後まで攻めた展示をしています。


小名木陽一「赤い手ぶくろ」1976年


鈴木⻑吉「⼗⼆の鷹」1893年

かつて、シカゴ万博で展示された姿(12羽揃い踏み!)で展示されてる様は実に壮観です。

展覧会の構成は以下の通りです。

日本人と「自然」
1)作ってみせる 
2)囲みとって賞でる
オン・ステージ
3)垂れ下がって気を吐く 
4)ジャパン・プライド
回転時代
5)モダンv古典 
6)キーワードは「生活」 
7)古陶磁に夢中 
8)線の戦い 
9)私は旅人
伝統⇔前衛
10)「日常」 
11)人間国宝 
12)オブジェ焼き 
13)日本趣味再考 
14)生地も一色 
15)「工芸的造形」への道 
16)素材との距離
工芸ラディカル
17)瞬間、フラッシュが焚かれたみたいだった 
18)オブジェも器も関係ない 
19)人形は、人形である 
20)当事者は誰か



平田郷陽「桜梅の少将」1936年

何度か目にしている作品ですが、今回初めて着物内を自由に飛び回る鳥(千鳥)たちの姿が実に愛らしいことに気が付き、そればかり見ていました。

腹部辺りにいる黒い鳥など、とぼけた顔をしています。舞楽を舞う少将の複雑な心の内を表現しているのが、この鳥たちなのでしょうか。「雅楽の美展」でもまた観られるかしら。


高橋禎彦「花のような」2004年

四谷シモンの「解剖学の少年」とも久しぶりに会ったので挨拶をと思っている間に、高橋禎彦に魅了されといった具合にとても愉快でシンプルに楽しめる展示です。

気に入った作品の写真を撮り、「#20passions」を付け発信すると、その場で工芸館オリジナルの「パッション・バッグ」も貰えちゃいます。

最後の最後まで至れり尽くせりの工芸館。これまで素敵な展覧会を数多く開いてくれてありがとうございました。



皆さんも、工芸館に「さらば。」を言いに出かけましょう!

東京国立近代美術館工芸館最後の展覧会「パッション20」展は3月8日までです。是非是非!!


所蔵作品展 パッション20
今みておきたい工芸の想い


会期:2019年12月20日(金)〜2020年3月8日(日)
開館時間:10:00〜17:00
※入館時間は閉館30分前まで
休館日:月曜日(1月13日は開館、2月24日は開館)、年末年始(12月28日[土]−2020年1月1日[水・祝])、1月14日[火]、2月25日[火]
会場:東京国立近代美術館工芸館
https://www.momat.go.jp/cg/
主催:東京国立近代美術館、文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会


『工芸の見かた・感じかた―感動を呼ぶ、近現代の作家と作品』
東京国立近代美術館工芸課 (編集)


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舘鼻則孝氏ディレクション「江戸東京リシンク」展開催!

江戸東京の伝統に根差した技術や産品などを新しい視点から磨き上げ、世界へと発信していく「江戸東京きらりプロジェクト」


https://edotokyokirari.jp/

この「江戸東京きらりプロジェクト」が、伝統産業の価値や魅力を再定義する展覧会「江戸東京リシンク」を2020年3月5日(木)〜8日(日)に開催します。

「江戸東京リシンク」展には、舘鼻則孝氏を展覧会ディレクションとして招聘。
舘鼻則孝「It’s always the others who die」


舘鼻則孝(たてはなのりたか)氏 プロフィール

アーティスト 舘鼻則孝
1985年、東京都生まれ。東京藝術大学工芸科染織専攻卒。卒業制作として発表したヒールレスシューズは、花魁の高下駄から着想を得た作品として、レディー・ガガが愛用していることでも知られている。現在は現代美術家として、国内外の展覧会へ参加する他、伝統工芸士との創作活動にも精力的に取り組んでいる。作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館などに永久収蔵されている。


「江戸東京リシンク」展は、舘鼻氏の創作活動の一つである“リシンク”という概念を通じて、伝統産業の新たな魅力を引き出し、その奥深さや面白さを広めることで、江戸・東京が誇る伝統産業を次世代へと継承することを目指す展覧会です。

【出展事業者】
東京くみひも 龍工房   
江戸小紋 廣瀬染工場
江戸切子 華硝     
刃物 うぶけや
紋章上絵 京源      
小町紅 伊勢半本店
江戸木版画 高橋工房   
暖簾 中むら



江戸木版画 高橋工房

展覧会では、舘鼻氏により表現された伝統産業の展示や、伊勢半本店による化粧体験や龍工房による組紐体験など伝統産業を実際に体験できるワークショップが期間中実施されます。


紋章上繪 京源
江戸時代の紙切り遊び「紋切形」体験


組紐 龍工房
江戸ならではの丸台を用いた組紐の体験

他にも紅屋 伊勢半本店協力のもと、玉虫色に輝く紅を用いた化粧の体験なども出来るそうです。やっぱり一番やってみたいのは組紐のワークショップですよね。

そしてそして注目すべきはこの展覧会の会場です。普段は原則非公開でツアーなどでしか入れない「和敬塾 旧細川侯爵邸」を利用するのです!


https://www.wakei.org/honkan/

会場となる和敬塾 旧細川侯爵邸は、昭和初期(1936年)に建てられた代表的な華族邸宅として、現在は東京都指定有形文化財として登録されています。

「江戸東京リシンク」展では、各部屋の様式を生かした展示構成で江戸の伝統文化を観られる貴重な機会となります。

しかも、入場無料!期間が短いので今からしっかり予定を立てておきましょう。


「江戸東京リシンク展」

開催期間:2020年3月5日(木)〜3月8日(日) 
開館時間:10時00分〜19時00分 (最終入場は閉館30分前)
会場:和敬塾 旧細川侯爵邸  
〒112-8682 東京都文京区目白台1丁目21−2
入場料:無料
主催:東京都
作品展示企業:伊勢半本店、うぶけや、華硝、龍工房(五十音順)
ワークショップ協力企業:伊勢半本店、京源、高橋工房、龍工房(五十音順)


『指物の基礎と製作技法: 組手、接手の技術から 木材の種類、仕上げまでを網羅した決定版』


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「田端の大運動会」

田端文士村記念館で開催中の
「子規が打ち、龍之介が泳ぐ 田端の大運動会」展に行って来ました。


https://kitabunka.or.jp/tabata/

正岡子規が部類の野球好きだったのはあまりにも有名な話で、『ベースボール』と題した文章や、俳句にも取り入れ詠んでいます。

結核で若くしてこの世を去った子規ですが、病魔に侵されながらベースボールに興じていたとの逸話まで残されています。

正岡子規は「升(のぼる)」という名前であったことから、「ベースボール」を「野球(のぼーる)」と和訳したなどという都市伝説まで生まれる始末。


野球ユニフォーム姿の正岡子規(左)
バットを肩にかけるサトウハチロー(右)

ただ煙の無いところに噂は立たず。「飛球」「四球」「走者」などの野球用語は子規が考案したものです。因みに、ベースボールを野球と和訳したのは正岡子規の後輩である中馬庚です。

正岡子規だけでなく、明治から昭和の文豪たちはスポーツを愛し、それらに興じました。「田端の大運動会」では、普段クローズアップされない運動を嗜む文士たちの姿などを紹介しています。


正岡子規とベースボール

今人気のゲーム「文豪とアルケミスト(文アル)」の中でもひと際人気を誇る芥川龍之介の貴重な水着姿の写真も展示されています。

芥川龍之介『河童』。文章だけでなく、河童の絵も芥川は好んで描いていましたね。

当時に鎌倉長谷で海水浴するとは、なんてセレブ!と思われるかもしれませんが、結婚後、芥川は鎌倉に住んでいたのです。実家のある田端に戻るのは、1919年のことです。

鎌倉で生活していたころが、芥川の人生の中で最も穏やかな時間だったのではないでしょうか。


芥川龍之介と海水浴

NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」にも登場しお茶の間やSNS上を騒然とさせた「天狗倶楽部」も写真と共に紹介されています。

テレビは脚色しているだけだろうと思いきや、まんまいやそれ以上にバンカラでした。西洋やら伝わってきて間もない競技にいち早く目をつけ、興じるだけのバイタリティを感じました。

文士だけでなく画家・小杉放庵もスポーツ、とりわけテニスに打ち込みました。戦前から戦後にかけ、「ポプラ倶楽部」を結成し活動しました。かなりの腕前だったそうです。


小杉放庵「九月ききょう
昭和前期を代表する画家、小杉放庵(1881〜1964)はテニスが趣味であった。江古田の山氏もテニスプレーヤーで、その縁により親交が深く、同家に作品が残された。中野区内旧名主家の伝世品。
文化遺産オンライン
展示構成は以下の通りです。

1:サトウハチローが見た、1964年の東京オリンピック
2:二葉亭四迷『浮雲』にも登場!明治・大正時代の“運動会”
3:子規からはじまる文士と野球
4:壮烈痛快!!ポプラ倶楽部と天狗倶楽部
5:芥川龍之介を熱中させて水泳
6:絵にみるスポーツ




最後に、サトウハチローのオリンピック開幕に胸躍らせる文章紹介しておきます。

「われわれの国で、われわれの目の前で、オリンピックは開かれる。心はおどり、からだははずみ、わきあがるよろこびは、押さえきれずに、眉の目に唇にあふれて漂う。」サトウハチロー『オリンピックを待つ楽しさ』

いいな〜こんな簡明直截な気持ち。現代の我々が忘れてしまった素直さを思い起こさせてくれる言葉です。

文士たちを虜にしたスポーツまだまだあります。田端文士村記念館はこの企画展や常設展示「知っておきたい田端文士村」すべて無料です。「田端文士芸術村しおり」ももらえます。

「田端の大運動会」は5月6日までです。是非是非!田端駅すぐ目の前です。


「子規が打ち、龍之介が泳ぐ 田端の大運動会」

開催期間:2020年2月8日(土)〜5月6日(水・祝) 
開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日と水曜日が休館)
祝日の翌日(祝日の翌日が土・日曜日の場合は、翌週火曜日が休館)
入場無料
会場:田端文士村記念館
北区田端6-1-2
https://kitabunka.or.jp/tabata/


大龍寺

田端文士村記念館から徒歩10分ほどの場所に、正岡子規や陶芸家・板谷波山が眠る大龍寺があります。
http://www.kanko.city.kita.tokyo.jp/spot/495-2/

お天気も良かったので墓前に手を合わせてきました。


正岡子規の墓

それにしてもよもや「文豪とアルケミスト(文アル)」でバットを肩にかついだ姿のイケメンとして令和の世で人気を博するとはゆめゆめ思ってもいないでしょうね…

そうそう、アニメ化決定したそうです。


TVアニメ『文豪とアルケミスト 〜審判ノ歯車〜』公式サイト
https://anime-bungo-alchemist.com/


『文豪とアルケミストぴあ ゆかりの地めぐり』 (ぴあMOOK)

登場するキャラクター達の情報も含め、文豪にまつわる記念館や博物館、文豪が愛したお店や温泉地等を紹介する1冊です。二葉亭四迷や久米正雄、夢野久作ら新登場キャラクターの関連スポットも収録、お散歩しながら巡れる“文豪おさんぽコース"も文豪の面影を求める旅行ガイドに役立ちます。


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