青い日記帳 

  
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「慶びの花々」
三の丸尚蔵館で開催中の
第83回展「慶びの花々」に行って来ました。


http://www.kunaicho.go.jp/event/sannomaru/sannomaru.html

半袖で外出できる暖かな気候となり街中にも様々は花が咲き誇る季節となりました。色とりどりの花を目にすると気持ちも晴れやかになるものです。

皇居内にある皇室の名宝を所蔵する三の丸尚蔵館では、花の季節に合わせ皇室御慶事の折に献上された、または宮殿などの室内装飾のために制作された、花を意匠とする作品を一堂に会した展覧会「慶びの花々」が開催されています。


七宝藍地花鳥図花瓶」七宝会社 1対 明治22年(1889) 

三の丸尚蔵館所蔵作品の中でまず真っ先に頭に浮かぶのが、伊藤若冲「動植綵絵彩」や酒井抱一「花鳥十二ヶ月図」ですが、残念ながらこの展覧会には出ていません。

伝狩野永徳「四季草花図」(旧八条宮家邸襖絵)は先日まで東京国立博物館で開催されていた特別展「美を紡ぐ 日本美術の名品」に出ていましたね。


伝狩野永徳「四季草花図」安土桃山時代・16世紀

しかし、そうした知名度抜群の作品は他の特別展で目にするチャンスはいくらでもあります。逆に他館の特別展では見られないような作品が観られるからこそ、三の丸尚蔵館に行く価値があるのです。

ここ数年は海外からのお客様もぐんと増え、下手をすると会場内に日本人は自分だけ…なんてことも。

収蔵する作品も増え続けているため、増築する話も出ていますが、場所柄大々的には出来ず隣にあった売店のスペースに新たに展示スペースを設けるだけになりそうです(既に売店は移転しています)。



個人的にはあの「狭さ」も魅力のひとつではないかな〜と思っているので、無理して増築することもないとは思いますが、作品保存の観点からするとそうは言っていられないようです。

保管スペースは別の場所に設けるとのことです。まぁこれだけの作品を有しており、今後も増えるとなると現状では対応できないことは明らかです。

三の丸尚蔵館は,皇室に代々受け継がれた絵画・書・工芸品などの美術品類が平成元年6月,国に寄贈されたのを機に,これら美術品を環境の整った施設で大切に保存・管理するとともに,調査・研究を行い,併せて一般にも展示公開することを目的として,平成4年9月に皇居東御苑内に建設され,翌年11月3日に開館しました。

なお,平成8年10月に故秩父宮妃のご遺贈品,平成13年4月に香淳皇后のご遺品,平成17年10月に故高松宮妃のご遺贈品,さらに平成26年3月には三笠宮家のご寄贈品が加わり,現在約9,800点の美術品類を収蔵しています。


綴錦牡丹図屏風」川島織物 4曲1隻 大正14年(1925)

閑話休題。「慶びの花々」ですが、絵画から陶磁、七宝焼、綴錦までとても質の高い優品が贅沢に展示されています。

全てに花のモチーフが盛り込まれているので、会場もいつもよりも数段華やかな雰囲気に包まれており明るく感じます。


色絵草花図花瓶」幹山伝七 1対 明治前期

四季を大事にしてきた日本人にとって折々に咲く花々はよき伴侶であり友人のような近しい存在でした。

新元号「令和」も『万葉集』梅花の歌三十二首の序文から採られました。皇居へ花を愛でに出かけてみませんか。

イチオシ作品はチラシにも使われている今中素友「紅白梅図屏風」です。


今中素友「紅白梅図屏風」(部分)
6曲1双 大正12年(1923)

昭和天皇が大正13年1月26日にご結婚されたことをお祝いし描かれた絹本金地着色の迫力ある屏風絵です。

サイズも大きく見えるのは、狩野永徳風の枝ぶりだからでしょうか。咲き誇る梅の花々もそれぞれがビックサイズです。

川合玉堂に師事した今中素友はおとなし目な作風の日本画家ですが、この「紅白梅図屏風」はそれとは違い、うちに秘めたものが画面上で乱舞しているようです。

理性から解放された野性味ある作品は令和の時代になっても観る者の心にダイレクトに訴えてくるものがあります。良い作品に出会えました。

「喜びの花々」は6月30日までです。三の丸尚蔵館は入場無料です。皇居の敷地内にはリアルな花も沢山咲き誇っています。


「慶びの花々」

会期:2019年5月3日(金・祝)〜6月30日(日)
前期:前期:5月3日(金・祝)〜5月26日(日)
後期:6月1日(土)〜6月30日(日)
休館日:毎週月曜・金曜日
展示替えの期間(5月27日から5月31日)
ただし、5月3日(金・祝)及び5月6日(月・祝)は開館し、5月4日(土)、5月7日(火)は休館します。
開館時間:午前9時から午後5時45分まで(入館は午後5時30分まで)
会場:三の丸尚蔵館
http://www.kunaicho.go.jp/event/sannomaru/sannomaru.html

三の丸尚蔵館次回展

第84回展覧会「正倉院宝物−保存と復元の歴史」(仮称)
令和元年7月13日(土)〜令和元年9月1日(日)


伊藤若冲 動植綵絵 全三十幅
東京文化財研究所 (著, 編集), 宮内庁三の丸尚蔵館 (編集)

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「マンモス展」
日本科学未来館で開催中の
「マンモス展」-その『生命』は蘇るのか-に行って来ました。


www.mammothten.jp

「はじめ人間ギャートルズ」が真っ先に頭に思い浮かぶ旧い世代の人を除いて、マンモスから一般的にどんなイメージを想起するでしょうか。

2憶年以上も昔に地球上を闊歩していた恐竜とないまぜになっている方もいるかもしれませんが、マンモスは最古のものでも約500万前に地球上に誕生した生物です。

ざっくりとした捉え方ですが、ヒトが誕生したのとそう大きくは離れていません。実際にマンモスと人類が一緒にいた期間も数万年はありました(だからこそ「ギャートルズ」が描かれたわけです)。



遠い存在であり未だに新たな発見が相次ぐ恐竜とは違い、マンモスはとても身近な存在なのです。そして骨しか見つからない恐竜に対し、マンモスは皮膚や体毛付きでまるごと我々の目の前に現れるのです。

極寒の地シベリアの永久凍土の中から。


世界初公開「ケナガマンモスの鼻」(冷凍標本)

ご覧の通り、通常の化石などと違い、永久凍土から冷凍状態で出土するため、非常に生々しい姿で展示されています。

2013年に完全な形で発掘されたこの「ケナガマンモスの鼻」の発見によって、それまで考えられていたマンモスの鼻の形状が覆され真の姿が露わになった超貴重な標本なのです。

※「マンモス展」は一部を除き写真撮影が可能です。



象と外見で明らかに違う箇所が2つあります。それが「耳」と「尻尾」です。ダンボのように大きいイメージが象の耳の特徴ですが、マンモスほとんどどこにあるのか分からないほど小さな耳です。

また「尻尾」もとても短く、おまけ程度の長さしかありません。勿論、耳や尻尾以外にも象との違いは多々あるのですが、とりあえずこの2点を知っておくだけでも関心を持って接せられるはずです。


いとうせいこう氏が展示構成監修を行っているので、パネル解説も随所に工夫がなされており、とても分かりやすく、とにかく読んでみたくなります。

吃驚したのがマンモスの歯(歯の構造、生え変わりのメカニズム)です。


ケナガマンモスの下顎骨

下顎両脇に載っているゾウリムシのようなものがマンモスの歯です。そう両側に一本ずつ(上顎にも一本ずつあるので合計4本)しかありません。

草食動物ですから、この表面積の広い洗濯板のような歯で植物を磨り潰して食べていたのです。

そして一本の歯の寿命が約15年〜20年ほど。摩耗して使えなくなると新しい歯が口腔の奥からスライドして生え変わります(水平交換。人間は下から生えてくる垂直交換です)。

生え変わりは生涯で5回だけ。最後の歯が摩耗し使えなくなった時がマンモスの命が尽きる時です。



知っていそうで、まるでマンモスのことについて知らないので、片っ端から解説パネルを読みまくりました。この巨大な生物が人間と生活を共にしていた世界を想像するだけでワクワクしませんか。

しかし、ここまでは「マンモス展」のセクション1を紹介しただけに過ぎません。この展覧会凄いな〜と感じたのはこうした「過去」を見せるだけでなく、「現在」そして「未来」と繋げてしっかりとした時間軸上で展開している点です。

展覧会の構成もそれに沿っています。

1:マンモス、太古の記憶(過去)
2:永久凍土で待つもの(現在)
3:その「生命」は蘇るのか(未来)



展示の雰囲気もガラリと変わります。

下手すると冗長で難解となりがちな研究の過程をマンガ調でポップな展示にすることにより、とても身近で読もうと思わせることに見事成功しています。

随所に永久凍土を訪れた際の映像なども挟み込まれているので、全く飽きることなく高いテンションを維持したままマンモスの世界へぐいぐい惹き込まれていきます。

ロシアから驚愕のニュース 世界初の大発見! 氷河期の動物の遺体から液体の血液と尿を採取!

昨年8月、本企画展とロシア北東連邦大学北方応用生態研究所が合同で編成した調査隊が、サハ共和国ベルホヤンスク地区バタガイカ・クレーターの永久凍土より冷凍状態で発見された「仔ウマ」の現地調査を行いました。その後の調査・解剖の結果、この「仔ウマ」は約42,000年前の個体であり、世界唯一の古代ウマの「完全な遺体」であることが判明。さらに、ロシア北東連邦大学北方応用生態研究所での解剖の結果、古生物学史上初となる「液体の血液と尿」の採取に成功しました。
セクション3「その「生命」は蘇るのか(未来)」では、近畿大学マンモス復活プロジェクトを紹介しています。

「マンモス復活プロジェクト」は、マンモスを最先端生命科学で甦らせることだけでなく、倫理的な問題点にまで言及し、生命倫理の在り方について投げかけを行っています。

人と同じ時代に生きていたマンモスに遺伝子操作を人が行うことに抵抗感を覚えるのは人として当然なのかもしれません。


永久凍土から発掘された仔ケナガマンモス「ディーマ」(冷凍標本)

「恐竜展」に何度行っても感じなかった生命倫理を「マンモス展」では強く感じさせられたのは、やはり我々に近い存在だからに他なりません。

そもそも、極寒の地ロシア連邦サハ共和国(首都ヤクーツク)の永久凍土からマンモスが発見されたのは1799年のことです。それは人間の所業が大きく関わっています。

温暖化です。

人間が起こした温暖化の影響で永久凍土の一部が溶け出し中に眠っていたマンモスが見つかったのです。それから40年しか経たぬ現在、遺伝子操作まで行おうとしているのもまた人間です。



そう考えるとこのポスターにあった「蘇るのですか。「蘇ったのですね。」というコピーに急に重みが出てきますね。そしてマンモスとマツコ・デラックスさんを起用したことも。

子供さんは文句なしに楽しめます。それ以上に大人がハマる展覧会であると言えます。予定より倍は観るのに時間がかかりました。

とても深く深く考えさせられる大人な展覧会でした。これは迷わず行くべき展覧会です。

「マンモス展」は11月4日までです。混雑必至です。なるべくお早めに!(「マンモス展」音声ガドは、人気声優のふたりが務めています。通常版:声優・梶 裕貴、ジュニア版:声優・東山奈央。)


企画展「マンモス展」-その『生命』は蘇るのか-

会期:2019年6月7日(金)〜11月4日(月・休)
開館時間:10:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで
休館日:火曜日(ただし、7/23、30、8/6、13、20、27、10/22は開館)
会場:日本科学未来館 1階 企画展示ゾーン(東京・お台場)
所在地:〒135-0064東京都江東区青海2-3-6)
https://www.miraikan.jst.go.jp/
主催:日本科学未来館/フジテレビジョン/読売新聞社
協力:ロシア連邦サハ共和国、サハ共和国科学アカデミー、ロシア北東連邦大学北方応用生態研究所、近畿大学生物理工学部、近畿大学先端技術総合研究所、野尻湖ナウマンゾウ博物館
後援:文部科学省、東京臨海高速鉄道、ゆりかもめ、BSフジ
監修:セミヨン・グレゴリエフ(サハ共和国「マンモスミュージアム」館長)
 展示構成監修:いとうせいこう(作家・クリエイター)
 生命科学監修:松本 和也(近畿大学大学院部長/生物理工学部教授)
 古生物学監修:近藤 洋一(野尻湖ナウマンゾウ博物館館長)
オフィシャルサイト:www.mammothten.jp


世界初公開「ケナガマンモスの鼻」(冷凍標本)

冷凍標本を展示するケースは今回の展覧会のためだけに作られた超特注品です。ケースの中を常にマイナス20度以下に保ちつつ、ガラス面に霜や氷が付着しないように作られています。

この展示ケースひとつで都心のマンションが購入できちゃうそうです。冷凍マンモスたち、お台場でも最も贅沢な場所に「住んで」います。


わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

こちらの本と「マンモス展」コラボして展示会場やショップにも展開されています。

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「トム・サックス ティーセレモニー」
東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の
「トム・サックス ティーセレモニー」展に行って来ました。


https://www.operacity.jp/ag/

Tom Sachs(トム・サックス)はニューヨークで活躍する現役のアーティストです。ペインターというよりも本人は彫刻家を自認している通り、今回の展覧会でもその多くは立体物です。

日本の伝統文化である「茶道」をトム・サックス流に解釈した世界が、東京オペラシティ アートギャラリー全体で展開されています。




何も知らずに会場内に入ると、三分の一程度の方は「なんだこれは…」と嫌悪感を抱いてしまうかもしれません。

それは、茶道を茶化しているように見えてしまうからです。


Narrow Gate」2018年

会場入口で出迎えるこの作品を見て分かるように、「トム・サックス ティーセレモニー」は2016年ニューヨークのイサム・ノグチ美術館での展覧会として企画されたものです。

2016年から2018年にかけアメリカ国内を巡回し、いよいよ茶道の本場日本に上陸を果たしたました。それは作家の強い願いでもありました。



20歳そこその若手ではなく、1966年生まれの50歳を過ぎたベテラン作家が、創り上げた独自の世界観は観ていると次第にクセになる中毒性を持っています。

薄っぺらな表現に一見思える(または敢えてそのように見せている)作品群たちも、実は日本人よりも茶道哲学に精通している彼だからこそ作れるものなのです。

展覧会の構成は以下の通りです。

・THEATER
・HISTORICAL TEA ROOM
・OUTER GARDEN
・INNER GARDEN
・CORRIDOR


「Outer Garden(外露地)」「Inner Garden(内露地)」といった表現からも分かるように、我々鑑賞者はトム・サックスの茶会に招かれた客人として導線を辿っていく構成になっているのです。



可能であれば、茶会に行く前の準備として入口すぐのところにあるTHEATERで、約15分ほどの映像を観ることをお勧めします。

茶道に詳しい方もそうでない方も、ノグチ美術館での「ティーセレモニー」の様子を撮影した映像は、誤った認識を回避するためにとても要素となっています。



このシアターの為に作られた「Movie Dome」下のスクリーンで、まずは彼のお点前をゆっくりと拝見しましょう。椅子もただのパイプ椅子ではなく、全て作品のひとつです。

2周目で気が付いたのですが、「Inner Garden(内露地)」に設置された茶室の入口に、さり気なくこんなものが置かれていたのです。



立ち入り禁止を表示するために用いられる「止め石」(関守石)です。赤と白に塗られ工事現場風ですが…実際にこちらの茶室はイベント時だけですが、入ることが出来ます。

トム・サックスに茶道を指導したジョニー・フォグ氏が来日。「トム・サックス ティーセレモニー」展示室内で、普段公開していないTea Houseの内部をオープンにし、実際のティーセレモニーを行います。抽選により毎回3名の参加が可能です。



「トム・サックス ティーセレモニー」の会場には、このように茶道のみならず日本の文化を知らないとその意味や面白味が全く分からない展示がほとんどです。

つまり鑑賞者の日本文化度、茶道の理解度が露呈してしまう実に怖い展覧会なのです。面白そうだから彼女を誘ってデートでも。何て軽いノリで行くと思わぬ恥をかくことになりかねないのでご注意を。



日本文化だけでなく、彫刻家をリスペクトした作品もあります。こちらはブランクーシへのオマージュでしょう。

また、パロディ的な作品もあります。



鼠色の塀の名称は「Tadao Ando Wall」。日本のコンクリートが大好きな建築家をパロっていることが分からないと、ただの塀に過ぎません。

面白いと話題の展覧会ではありますが、文化的素養が浮き彫りになるのでくれぐれも、ご注意を。

「トム・サックス ティーセレモニー」は6月23日までです。写真撮影可能です。


「トム・サックス ティーセレモニー」
Tom Sachs: Tea Ceremony


期間:2019年4月20日(土)〜 6月23日(日)
開館時間:11:00〜19:00
(金・土は11:00〜20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日、ただし4月30日は開館)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー[3Fギャラリー1, 2]
https://www.operacity.jp/ag/
主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団/「トム・サックス ティーセレモニー東京展」実行委員会
特別協賛:日本生命保険相互会社
協賛:株式会社 ビームス
協力:相互物産株式会社/Galerie Thaddaeus Ropac/Vito Schnabel Projects/株式会社東京スタデオ
企画協力:小山登美夫ギャラリー


安藤忠雄の建築0 増補改訂版 Tadao Ando 0 Process and Idea

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| 展覧会 | 22:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
「板橋区美×千葉市美 日本美術コレクション展」
千葉市美術館で開催中の
「板橋区美×千葉市美 日本美術コレクション展―夢のCHITABASHI美術館!?」に行って来ました。


http://www.ccma-net.jp/

改修工事の為、2019年6月28日(金)まで休館している板橋区立美術館から日本美術の優品が千葉市美術館にやって来ています。

折角だからというので、千葉市美術館が所蔵する日本美術作品と一緒に展示し「夢のCHITABASHI美術館」が23日間限定で始まりました。


鈴木其一「芒野図屏風」江戸時代(19世紀) 
千葉市美術館蔵

駅からのアクセスが決して良くない2館ですが、日本美術コレクションは目を見張るものがあります。それぞれ歴任されていた館長たち(辻惟雄、小林忠、河合正朝、安村敏信)の名前を見ればその理由も明らか。

日本美術ファンで、千葉市美術館と板橋区立美術館へ行ったことの無い人はいないはずです。


酒井抱一「大文字屋市兵衛像」(部分)江戸時代
板橋区立美術館蔵

板橋区立美術館の顔とも言えるこちらの作品。抱一にしては珍しい男性像。吉原の妓楼大文字屋の当主を描いたもの。吉原通いが大好きだった抱一とはそれこそ「顔」だったのでしょう。

千葉市美術館と板橋区立美術館の日本美術コレクションをただ時代順、作家毎に見せるなんて野暮なことはしません。

4つのセクションはそれぞれ独立した展覧会が開催出来そうなほど見応えがあります。こうしたちょっと切り口に変化を持たせると絵の魅力が引き立つものです。


小原古邨「月に木菟」明治時代末期
千葉市美術館蔵

展覧会の構成は以下の通りです。

第1章:江戸琳派とその周辺
俵屋宗達、尾形光琳から酒井抱一、鈴木其一、山本光一まで。 琳派の諸作品にみる、しなやかな継承のかたちを辿ります。

第2章:幕末・明治の技巧派
テクニックと溢れる創意が魅力的な3人−柴田是真、岡本秋暉、小原古邨の作品を特集展示。

第3章:ちたばし個性派選手権
雪村、英一蝶、渓斎英泉ら、独自の感性が光る個性派達の競演。

第4章:江戸の洋風画
歸空庵コレクションを中心に、司馬江漢、亜欧堂田善、小田野直武らの作品で江戸時代の洋風画の魅力を探ります。


岡本秋暉・羽田子雲 「椿に孔雀図
摘水軒記念文化振興財団

千葉県柏市にある摘水軒記念文化振興財団は多くの日本美術の優品を所有しています。千葉市美術館や府中市美術館に寄託しているので、目にされる機会も多くアートファンとしては大変有難いことです。


小田野直武「岩に牡丹図」江戸時代(18世紀) 
歸空庵

一方、板橋区立美術館には歸空庵コレクションから秋田蘭画や司馬江漢の名品をまとめて寄託されています。第4章は今回の展覧会の中でも最も注目すべきセクションではないでしょうか。

このように、両館とも貴重な絵画をコレクターから寄託されるには、それぞれ深い信頼やそれまでの実績があるからこそ。

先月まで開催していた「ピーター・ドラッカー・コレクション水墨画名品展」もあのドラッカーが蒐集した全197点もの水墨画をまとめて日本企業が取得し千葉市美術館に寄託されたのを記念しての展覧会でした。


酒井道一「桐菊流水図屏風」江戸〜明治時代
板橋区立美術館蔵

酒井抱一の弟子たちの展覧会開催を切に願いたくなるような展示内容でもありました。道一のこの作品など抱一的要素はやや薄れ鈴木其一との関連性が強く感じられます。

根津美術館の其一の屏風と並べて観たくなります。

琳派も明治時代になると時代の要請を受けかなりその作風を変えていったことが、期せずしてこの「ちいたばし展」で確認することが出来たのも大きな収穫です。


柴田是真「上代雛図」明治時代
板橋区立美術館蔵

収穫といえば、このゆるい是真作品も!漆絵でお馴染みの是真作品も多く出ていた中に混じる脱力系作品。「 十二ヶ月短冊帖」と合わせて観られたのも良かったです。

まだまだほんの一部ですが、こんな日本美術の優品がわんさか観られて、たったの200円とは…23日間の限定コラボ展覧会。会期中無休なので明日にでも是非!

「板橋区美×千葉市美 日本美術コレクション展」は6月23日までです。


板橋区美×千葉市美 日本美術コレクション展―夢のCHITABASHI美術館!?

会期:2019年6月1日(土)〜6月23日(日)
開館時間:10:00〜18:00
金、土曜日は20:00まで
※入場受付は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
会場:千葉市美術館
http://www.ccma-net.jp/


エントランスや展示室には板橋区立美術館名物の自虐フラッグも掲げられています。


千葉市美術館も負けじと。


江戸絵画の非常識―近世絵画の定説をくつがえす
安村 敏信 (著)

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「シャルル=フランソワ・ドービニー展」
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催中の
「シャルル=フランソワ・ドービニー展」に行って来ました。


https://www.sjnk-museum.org/

新宿副都心高層ビル群の中、42階にある東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催される展覧会も「ドービニー展」「レオ・レオーニ展」「FACE展2020」と残すところ3展となりました。(新しい美術館は2020年5月にビル敷地内に移転オープンする予定です。)

沢山の思い出が詰まった美術館が無くなりはしませんが、別の建物になってしまうのはやはり寂しいものがあります。


シャルル=フランソワ・ドービニー《池の風景》1847年頃
油彩/板 29.7×44.8
ランス美術館
©Christian Devleeschauwer

馴染んだビル内の美術館で行われる最後の西洋美術館の展覧会とあってでしょうか「ドービニー展」は思っていた以上に多くの人で賑わっていました。

失礼な言い方ですが「ドービニー展」を開催していると知っても「よし!すぐ観に行こう!!」とはならないはず。引きの弱い展覧会だと勝手に思い込んでいました。


シャルル=フランソワ・ドービニー《オワーズ河畔》1865年頃
油彩/板 32.2×56.8
ランス美術館
©Christian Devleeschauwer

その理由としてドービニーの描いた作品はどれも同じような風景画ばかりで変化に乏しいとの誤解があるからです。実際に展覧会会場へ行ってみるとそんなことはないことよく分かります。

なるほどもっとも同じような水辺の風景がメインであり、シスレーのような明るさはなく地味な印象の作品が並んでいます。

しかし、彼はそれを意図して描いたのです。


シャルル=フランソワ・ドービニー《ポルトジョアのセーヌ川
1868年頃 油彩/板
38.5×67
フランス、個人蔵
©Christian Devleeschauwer

こちらは少し印象派を意識してタッチを荒く、色調を明るく描いた作品ですが、こうなるととたんに魅力が薄れてしまうのです。やはりドービニーはドービニーらしさを貫徹した作品でないと魅力が低減してしまいます。

ここであらためて彼の生没年を確認しておきましょう。→シャルル=フランソワ・ドービニー(1817〜1878

「バルビゾン派から印象派への架け橋」とのサブタイトルはまさに言い得て妙。ドービニーを紹介するのにこれ以上シンプル且つ正確な表現はありません。

ウジェーヌ・ドラクロワ (1798〜1863)
カミーユ・コロー(1796〜1875)
ジャン=フランソワ・ミレー(1814〜1875)
エドゥアール・マネ(1832〜1883)

ポール・セザンヌ(1839〜1906)
クロード・モネ(1840〜1926)
オーギュスト・ルノワール(1841〜1919)
ファン・ゴッホ(1853〜1890)


【東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館】「ドービニー展」紹介アニメーション

この紹介動画はとても良く出来ていて予習にピッタリです。

基本的にドービニー作品で構成されていますが、必要に応じてバルビゾン派の作品なども並べて展示してあり、日本で初の「ドービニー展」として申し分のない内容です。


カミーユ・コロー《地中海沿岸の思い出
1873年頃 油彩/カンヴァス
57×73.5
ランス美術館
©Christian Devleeschauwer

展覧会の構成は以下の通りです。

序章:同時代の仲間たち
第1章:バルビゾンの画家たちの間で(1830〜1850)
第2章:名声の確立・水辺の画家(1850〜1860)
第3章:印象派の先駆者(1860〜1878)
第4章:版画の仕事



フィンセント・ファン・ゴッホ「ドービニーの庭」1890年
ひろしま美術館蔵
※「ドービニー展」には出展されていません。

バーゼル市立美術館やゴッホ美術館にも同じ庭を描いた作品が残されています。この庭こそドービニーの家の庭なのです。ゴッホが敬愛して止まなかったドービニーを亡くなる年に描きました。

バルビゾン派や印象派の展覧会に1,2枚紛れている程度の画家と思っていたら大間違いです。事実フランス国内ではドービニーの評価は美術史的に非常に高いものがあるそうです。


シャルル=フランソワ・ドービニー《ボッタン号
1869年頃 油彩/カンヴァス
171.5×147
フランス、個人蔵
©Archives Musées de Pontoise

この船に乗り込み、川を自由自在に行き来して水辺の風景を数多く描いたのです。有名なモネとルノワールがそれぞれ描いた「ラ・グルヌイエール」はドービニーをリスペクトした作品でもあるのです。

「クリムト展」とは違った意味で、まとめてドービニー作品を借り集めることは非常に難しいそうです。知名度の低さと難易度の高さの理由からこれまで展覧会が開催されませんでしたが、ようやく「ドービニー展」が実現しました。



待ってました!との声は上がらないかもしれません。でも、この展覧会を観ないと西洋絵画史のある部分が欠落したままになってしまいます。騙されたと思って新宿まで行ってみて下さい。

「シャルル=フランソワ・ドービニー展」は6月30日までです。是非!


「シャルル=フランソワ・ドービニー展」

会期:2019年4月20日(土)〜6月30日(日)
会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
(東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階)
https://www.sjnk-museum.org/
主催:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館、読売新聞東京本社
協賛:損保ジャパン日本興亜
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協力:エールフランス航空
監修:ランス美術館 Exposition produite et gérée par le Musée des Beaux-Arts de la VILLE DE REIMS.
企画協力:ブレーントラスト


シャルル=フランソワ・ドービニー《ブドウの収穫
1863年頃 油彩/板
24.5×42.3
フランス、個人蔵
©Christian Devleeschauwer

美術館移転準備のため休館
休館日:2019年9月30日(月)〜 2020年2月14日(金)


日経おとなのOFF 2019年 6 月号

今月号で休刊です…

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JUGEMテーマ:アート・デザイン



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【お知らせ】

↑単眼鏡紹介記事書きました。

おかげさまで重版となりました!


いちばんやさしい美術鑑賞』 (ちくま新書)


編集・執筆を務めた『カフェのある美術館 感動の余韻を味わう』(世界文化社)12月に発売となりました。


編集・執筆を務めた『フェルメール会議』10月2日発売です!

編集・執筆を務めた『カフェのある美術館 素敵な時間を楽しむ』(世界文化社)好評発売中です。


青い日記帳(編集)『美術展の手帖』小学館より発売中です。


青い日記帳「出前ブログ」


gooいまトピ連載中

朝日マリオン・コム「ぶらり、ミュージアム」

びゅうたび連載中


山下裕二&井浦新トークショー


青い日記帳コラボグッズ

「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

「展覧会を何十倍も楽しむために心がけたい5つの秘訣。」

フェルメールへの招待
國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

【展覧会レビュー】
「2018年 展覧会ベスト10」
かみさんが選ぶ「2018年 展覧会ベスト10」
プロが選ぶ「2018年 ベスト展覧会」
読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

トークショーに出演しました

日経に掲載されました

朝日新聞に掲載されました

再び日経に掲載されました

「美連協ニュース」寄稿

『アートコレクター』で紹介されました

Yahoo!カテゴリ絵画に登録されました

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