青い日記帳 

  
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「クリムト展」
東京都美術館で開催中の
「クリムト展 ウィーンと日本 1900」に行って来ました。


https://klimt2019.jp

一目観たら決して忘れない強烈なインパクトを放つ絵画を数多く描いた世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムト(1862-1918)。

抜群の知名度を誇るクリムトですが、日本での展覧会は決して多くありません。これまで3回しか開催されていません。

1981年「ウィーンの夢 クリムト展」(伊勢丹美術館他)、2003年「クリムト 1900年ウィーンの美神展」(兵庫県立美術館他)、2012年「生誕150年記念 クリムト 黄金の騎士をめぐる物語」(愛知県美術館他)。


グスタフ・クリムト《ベートーヴェン・フリーズ》(部分)
1984年(原寸大複製/オリジナルは1901-1902年)
ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館

しかも、1981年「ウィーンの夢 クリムト展」以外は東京を避けるように都内への巡回はありませんでした。つまり今回のクリムト展は約40年ぶりに東京で開催される「クリムト展」なのです。

これだけ人気のある画家であれば5年に一度は展覧会やっても良さそうですが、そうは事は運ばないようです。そもそもクリムト作品を借りることが困難を極めます。

ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館所蔵であった「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I」(黄金のアデーレ)が、個人蔵へと至る一連の顛末を描いたこちらの映画を観ればその理由もお分かりになるはずです。


黄金のアデーレ 名画の帰還

はじめ、「クリムト展」が東京都美術館で開催されると耳にした時、10点展示されればいいな〜と願ったのもそんな理由からです。

それがふたを開けてみるとなんとクリムト作品25点以上!しかも油彩画で!!これまでこれだけの規模の「クリムト展」は日本国内では開催されていませんし、これからもしばらく望めません。


グスタフ・クリムト《マリー・ヘンネベルクの肖像
1901/1902年 油彩、カンヴァス 140×140cm 
ザクセン=アンハルト財団、モーリッツブルク・ハレ州立美術館 
Kulturstiftung Sachsen-Anhalt, Kunstmuseum Moritzburg Halle(Saale), Germany

オーストリア国内からだけでなく、ドイツ、イタリア、イスラエル、そして台湾の中環美術館からも作品を借りての正真正銘の「クリムト展」なのです。勿論日本国内からも。

何を観るか、どう観るかよりも、まずは「クリムト展」開催に漕ぎ付けてくれたことに感謝し会場を一周。するとこれまた構成が神がかり的に素晴らしいのでした。やはり展覧会の良し悪しは主催者の熱い想いで左右されるものですね。

展覧会の構成は以下の通りです。

1. クリムトとその家族
2. 修業時代と劇場装飾
3. 私生活
4. ウィーンと日本 1900
5. ウィーン分離派
6. 風景画
7. 肖像画
8. 生命の円環



グスタフ・クリムト《女の三世代
1905年 油彩、カンヴァス 171×171cm
ローマ国立近代美術館 Galleria Nazionale d’Arte Moderna e Contemporanea, Roma

子供、成人、老婆とまさに「女の三世代」を一枚の正方形の構図に収めた作品。背景が黒っぽいのはクリムトが銀箔を用いたことによるものです。(銀は金と違い経年劣化してしまいます)

老婆の表現は一見すると恐ろしさを感じるかもしれませんが、しばらく見ているうちにそれが美しさに変わってきます。銀箔とは逆現象が目の前で起こります。

そしてこの作品が展示されているのが最後のセクション「8. 生命の円環」です。ここイチオシです。初めに時間をかけ体力使ってしまわぬように。何なら最初に「8. 生命の円環」からご覧になるのが良いかも。


グスタフ・クリムト《家族》 
1909-1910年 油彩、カンヴァス 90×90cm
ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 © Belvedere, Vienna, Photo: Johannes Stoll

「クリムト展」展示室最後の作品がこれなのも効いています。黄金期やデザイン的で女好きなクリムトだけでなく、常に死と向かい合っていたことを示す重要な作品です。

実はそのことは「1. クリムトとその家族」の解説に既に記されているのです。この首尾一貫性の取れた展示構成は本当に見事としか言いようがありません。



その他に2点ほど見逃せないポイントをご紹介して終わりにしますね。1点目は日本美術(主に浮世絵や琳派)との関連性です。

太田記念美術館で開催され好評を博した「小原古邨展」を観に行った際に、クリムトとの関連についてあれこれ立ち話をしました。クリムトが古邨作品を持っていたのです。それと同じ作品(金魚)が展示されています。

それともう1点はクリムトが描いた風景画の数々です。


グスタフ・クリムト《アッター湖畔のカンマー城III
1909/1910年 油彩、カンヴァス 110×110cm
ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館 © Belvedere, Vienna, Photo: Johannes Stoll

クリムトの風景画は独特の味があります。黄金期の女性像は実は好きでなく、風景画に惹かれると語っていた知人がいましたがその理由も分かる気がします。

現実の風景を描いているのですが、とても幻想的な雰囲気を醸し出しているのがクリムト風景画の妙味です。


グスタフ・クリムト《雨後(鶏のいるザンクトアガータの庭)》1898年 
ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館
グスタフ・クリムト《家畜小屋の雌牛》1899年
レントス美術館、リンツ

鶏のいる庭や牛小屋を描いたこれらの作品、本当のクリムトを知るにはとても大事なのではと思えて仕方ありませんでした。何気ない日常の中に肝心要なことが潜んでいるものです。

そうそう、ゴッホにめっちゃ影響を受けた「丘の見える庭の風景」1916年頃 ツーク美術館(カム・コレクション財団から寄託)も見逃せない風景画の一枚です。


グスタフ・クリムト《ヘレーネ・クリムトの肖像
1898年 油彩、厚紙 59.7×49.9cm
個人蔵(ベルン美術館寄託) Kunstmuseum Bern, loan from private collection

正真正銘の「クリムト展」は7月10日までです。どれだけ混雑するのか見当も付きません。なるべく早く観に行きましょう!


「クリムト展 ウィーンと日本 1900」

会期:2019年4月23日(火)〜7月10日(水)
休館日:5月7日(火)、20日(月)、27日(月)、6月3日(月)、17日(月)、7月1日(月)
開館時間:9:30〜17:30(入室は閉館の30分前まで)
夜間開館:金曜日は9:30〜20:00(入室は閉室の30分前まで)
会場:東京都美術館企画展示室
https://www.tobikan.jp/
主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、TBS、ベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館
後援:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム
協賛:ショップチャンネル、セコム、損保ジャパン日本興亜、大日本印刷、竹中工務店、トヨタ自動車、三菱商事、パナソニック、みずほ銀行
協力:全日本空輸
特設WEBサイトhttps://klimt2019.jp


クリムトへの招待

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| 展覧会 | 23:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
「円覚寺の至宝」
三井記念美術館で開催中の
遠諱記念特別展 鎌倉禅林の美「円覚寺の至宝」展に行って来ました。


http://www.engakuji.or.jp/

本当の鎌倉を満喫したいならJR鎌倉駅ではなくひとつ手前の北鎌倉駅で下車しましょう。

鎌倉小町商店会の食べ歩きを迷惑行為と認定するかどうかといった下世話な話題とは無縁の、信仰の場としての鎌倉の姿が北鎌倉駅周辺にはまだ残されています。



北鎌倉駅のすぐ裏手(裏山)に円覚寺の総門があります。これだけの大きな歴史あるお寺が駅近にあることにまず驚くはずです。

円覚寺から同じく禅寺の建長寺を拝観し鶴岡八幡宮方面へ抜けるコースは、新緑の季節にピッタリですので是非。

さてさて、円覚寺の寺宝が北鎌倉から日本橋にまとめてやって来ています。


重文「青磁袴腰香炉
南宋時代 円覚寺

三井記念美術館館長の清水眞澄氏は日本の仏像研究者の第一人者でもあります。毎年質の高い仏教美術の展覧会が三井記念美術館で開催されるのも納得です。

今回の展覧会図録にも清水館長の「円覚寺の開創をめぐって」と題した長文を寄せています。運良く展覧会を拝見する前に拝読することが出来たので、さらりと流してしまいそうな展示品も意味を押さえながらじっくり拝見出来ました。


「円覚寺の至宝」展示風景

展覧会の構成は以下の通りです。

無学祖元の「開山箪笥」
円覚寺の名品
大用国師・釈宗演老師大遠諱関係 特別展示
円覚寺の華厳禅と舎利信仰
鎌倉宋朝禅の蘭渓道隆と無学祖元
大陸文化との交流 …刻・絵画
大陸文化との交流 ⊇饑廖青磁器・漆器
草創期絵図 パネル展示
円覚寺派の展開


お寺の展覧会というと、近年特に目玉の仏像を前面に押し出してくるものが多い中、円覚寺の至宝展は仏像、絵画、書籍、磁器など非常にバランスよく構成されているという印象を強く受けました。

重要文化財の「滝見観音菩薩遊戯坐像」「伽藍神像」などの仏像は、宋風と呼ばれる南宋時代の優品だそうです。こうした仏像が鎌倉仏に与えた影響などが分かるようになれるまで極めたいものです。


「円覚寺の至宝」展示風景

今回の展覧会でこれは!という作品も出ています。それは「開山箪笥」(重文)です。

「開山箪笥」(かいさんたんす)
鎌倉の瑞鹿山円覚寺の什宝として開山箪笥に納められ大事に伝えられて来たものである。この中には開山無学祖元(一二八六年没)の所用具をはじめ、その後開山信仰として寄進されたもの、例えば永和三年に中山法頴、また応永二十九年に関東管領足利持氏の銀襴九条袈裟を寄進したものなどがある。これらは開山信仰を物語る資料であるばかりでなく、中世の文化史・工芸史上にあっても重要な遺品である。
文化遺産データベースより。


「開山箪笥」展示風景

普段は絶対に目にすることが困難な「開山箪笥」に収められた無学祖元ゆかりの品々が、三井記念美術館の最初の展示室で待ち構えているとは!眼福です。

ただし一点一点小さく細かなものが多いので単眼鏡があると便利かと。また自分の姿が展示ケースに映り込むので無地の黒い服を推奨します。今回は特に映り込みが気になりました。


重文「酔翁亭堆黒盆」南宋時代
円覚寺

なかでも漆工類は実に見事でした。あまりこうしたものに興味がなくても今回展示されている「椿梅竹堆朱盆」などは一目見ただけで惹かれること間違いなしです。

円覚寺に南宗時代のこうしたお宝が伝来したことが祖となり、鎌倉彫などが生まれたのです。無学祖元の遺品を収めた「開山箪笥」鎌倉好きなら観ておかねばなりません。



絵画や書も充実していて、全体としてとても満足度の高い展覧会となっています。「円覚寺派の展開」では、雪村周継の作品が何点か出ています。

また絵画では、如水宗淵の作品を見どころとしておススメします。如水宗淵「山水図」室町時代 個人蔵には明らかに雪舟の影響が見て取れます。というか、雪舟作と言われても分からないかもしれません。

因みに東京国立博物館所蔵の雪舟「破墨山水図」(国宝)は、如水宗淵が、雪舟から直接与えられたものです。


一番大きな展示室4の突き当りのケースに収められている2体の坐像

建長寺を開山した蘭渓道隆と円覚寺を創した無学祖元の像がこうして並んで展示されることは、今年の美術界最大の事件でもあります。もう業界騒然です。

お坊さんの姿が展示会場、特に展示室4に多いな〜と思ったらこの奇蹟の展示のせいです。

そうそう、円覚寺には早くから舎利(釈迦の遺骨)信仰があります。(現在の舎利殿は代表的な禅宗建築として国宝指定)。特別展では安置されている「観音菩薩立像」と「地蔵菩薩立像」が寺外初公開となっています。


重文「染付合子」(開山箪笥収納品)
明時代 円覚寺

北鎌倉に行っても観られない寺宝をまとめて日本橋で拝める絶好の機会です。鎌倉禅林の美「円覚寺の至宝」展は6月23日までです。良い展覧会でした〜


遠諱記念特別展 
鎌倉禅林の美「円覚寺の至宝」


会期:2019年4月20日(土)〜6月23日(日)
開館時間:10:00〜17:00
※入館は16:30まで
休館日:月曜日
会場:三井記念美術館
http://www.mitsui-museum.jp/
主催:三井記念美術館、臨済宗大本山円覚寺、読売新聞社
特別協力:鎌倉市教育委員会〔鎌倉国宝館〕

円覚寺は、弘安5年(1282)鎌倉幕府第8代執権北条時宗により、中国から招聘した無学祖元を開山として現在の鎌倉市山ノ内に創建されました。そして、鎌倉宋朝禅興隆の基盤を築くとともに、中国との国際的な交流を通して鎌倉独自の宗教、文化、芸術を創造する中心的存在となりました。円覚寺とその一門寺院に伝わる、彫刻、絵画、書跡、工芸品などの優れた作品を多数展示いたします。


仏像の顔――形と表情をよむ (岩波新書)
清水 眞澄 (著)

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| 展覧会 | 23:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
「平安から現代まで」
松本松栄堂・東京オフィスで開催中の
「平安から現代まで」展に行って来ました。


https://www.matsumoto-shoeido.jp/

日本橋高島屋の南側に建つ1972年竣工の坂本ビル3階(某有名建築家設計)に松本松栄堂東京オフィスはあります。

京都に本店を置き100年もの長い歴史を持つ日本美術を主に扱う古美術商です。

日本美術の展覧会で目にし「ああ、これは良い作品だな〜」と感じたものの何割かは松本松栄堂さんが扱っていたりします。



今回は春の特別展らしく、平安時代から今描き上げたばかりの現代作家の作品まで幅広く取り揃えています。ただ古い物から順に並べただけでなく、それぞれの作品が呼応しているかのような展示となっています。

優れた作品をお持ちだからこそ出来るスゴ業と言ってよいでしょう。

平安時代 伝藤原公任 下絵和漢朗詠集切
南北朝時代 玉畹梵芳 蘭石図
室町時代 狩野正信 達磨図
桃山時代 狩野永徳 酔李白図
江戸時代 尾形光琳 団扇布袋図
江戸時代 良寛 一行書
昭和時代 横山大観 夏の夜
現代 田村大 暫


「平安から現代まで」展示風景

10点ほどで構成されている小さな展覧会ではありますが、それぞれクオリティの高いものばかりなので量の少なさは全くといっていいほど感じません。

尾形光琳「団扇布袋図」に描かれた布袋さんの真ん丸な顔の中で繰り広げられる、三角形の目と口のユーモアあふれる表現や、狩野永徳「酔李白図」で表現されているだらしない李白の赤ら顔など見応え満点です。


一番はっ!としたのは間違いなくこの横山大観「夏の夜」絹本 です。こんな上品な大観観たことありませんよね。

キャプションが無かったら大観だと一体どれだけの人が分かるでしょうか。自分はその自信がありません。こうした展覧会に出ないようなビックリするような優品に出会えるのが、松本松栄堂さんなのです。


田村大「暫」

アメリカ開催されたカリカチュア世界大会(2016年)で優勝した田村大氏の最新作にも注目です。日本国内だとイラストレーターとして低く見られがちですが、海外ではそんな区別(差別)はありません。

人が手を使い描いたものは全て絵画です。田村大氏はそんな当たり前のことを行い、海外で高い評価を受けています。Instagramの彼のアカウントからもそのことは一目瞭然です。
https://www.instagram.com/dai.tamura/

イラストレーターの逆襲(山下裕二 明治学院大学教授)

「平安あkら現代まで」展は4月27日までです。是非是非〜


「平安から現代まで」

会期:2019年4月14日(日)〜 4月27日(土)
会期中無休
入場無料

会場:松本松栄堂東京オフィス
(東京都中央区日本橋3丁目8-7坂本ビル3階)
https://www.matsumoto-shoeido.jp/


未来の国宝・MY国宝
山下裕二(著)

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| 展覧会 | 22:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
「日本刀の華 備前刀」
静嘉堂文庫美術館で開催中の
「日本刀の華 備前刀」展に行って来ました。


http://seikado.or.jp

平成から令和と元号が変わっても日本刀へ注がれる視線は、絶えることないばかりか益々熱くなっていく一方のような気がします。世はまさに空前絶後の日本刀ブームです。

2011年に根津美術館で開催された特別展「名物刀剣 宝物の日本刀」(国宝9件、重要文化財22件、重要美術品3件を含む約50件)の会場にはまだ若い女性の姿はありませんでした。

『刀剣乱舞』がリリースされたのが2016年。「刀剣乱舞-ONLINE-」(とうらぶ)は瞬く間に人気ゲームとなりアニメ、映画化と流行に拍車がかかる一方です。


重要文化財 古備前高綱太刀
鎌倉時代(12〜13世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵
【全期間展示】

これまで日本刀に全く興味関心の無かった女性たちを美術館に足を運ばせるまでにさせた「とうらぶ」の力にはあらためて驚かされるばかりです。

ゲームやアニメがきっかけとなり、古くからの文化に新たな光りがあてられることは大変好ましいことだと思います。



さて、日本刀を数多く所蔵している静嘉堂文庫美術館ですが、今回は「備前刀」だけに的を絞っての展覧会となっています。

それでは、備前刀とは一体どのような日本刀なのでしょうか。

一般的に日本刀は江戸時代を迎える直前の慶長までに作られた刀を「古刀」、それ以降主に江戸時代に作られた刀を「新刀」として峻別しています。

「古刀」と呼ばれる日本刀の主要製作地は5か所ありました。山城・大和・備前・相模・美濃です。


重要文化財 長船真長小太刀
鎌倉時代(13〜14世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵
【全期間展示】

このうち、備前(岡山県南東部)は、上質な原料や水運の利に恵まれ、平安時代より優れた刀工を輩出し、圧倒的な生産量を誇ったことから、今日「刀剣王国」と称されています。

「長船」や「一文字」といった刀の名称だけは聞いたことがあるはずです。それらは全て備前で作られた日本刀です。



日本刀は自然との協力体制が得られて初めて形を成すことが出来ます。つまり、原料となる良質な砂鉄が採れること、大量の火力を必要とするので森林資源が豊富なこと、そして綺麗な水があることなどです。

現在のように飛行機やトラックで原材料を運び届けることが出来なかった時代です。これらの条件を満たして初めて日本刀を作ることが可能となったのです。



5大生産地の中でも頭一つ抜きん出ていた備前で作られた日本刀の特徴は、「腰反り」の力強い姿と、杢目を主体とした精緻な地鉄に「丁子乱れ」と呼ばれる変化に富んだ刃文とされています。

ここで言葉で説明することは出来ませんが、会場には丁寧なパネル解説や、刀ごとの見どころなどもキャプション脇に置かれているので、日本刀初心者にも非常に分かりやすい展示となっています。

鎌倉武士や戦国武将たちをはじめ、多くの人々を魅了した備前刀だけを展示する会場も、無駄を一切省いたとても潔い空間となっており、備前刀の魅力にどっぷりと浸れます。


国宝 曜変天目
中国・南宋時代(12〜13世紀) 静嘉堂文庫美術館蔵
【全期間展示】

そして何と、日本刀と並んで大注目を集めている、国宝「曜変天目(「稲葉天目」)」が特別出品されています。

【激レア】チャンスを逃したら一生後悔!?世界に3碗しか存在しない「曜変天目」を同時公開!



展示室から飛び出し、今回は自然光がたっぷりとあたる場所での曜変天目の公開です。日の光を浴びて虹色に輝く曜変天目をその目でしかとご覧あれ!

運が良ければ、曜変天目と富士山が一度に観られたりもします!!

「日本刀の華 備前刀」は6月2日までです。是非是非〜


「日本刀の華 備前刀」

会期:2019年4月13日(土)〜6月2日(日)
休館日:毎週月曜日(ただし、4月29日・5月6日は開館)、5月7日(火)
開館時間:午前10時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)
会場:静嘉堂文庫美術館(東京都世田谷区岡本2-23-1)
http://seikado.or.jp
主催:静嘉堂文庫美術館

【関連イベント】

静嘉堂ガーデン(ビアガーデン&カフェ)

美術館にビアガーデンとカフェが今年もやってくる(第2弾)!
2019年4月27日(土)〜5月6日(月・振替)

昨年ご好評いただきました静嘉堂文庫美術館前庭でのビアガーデンとカフェのイベント「静嘉堂ガーデン」を今年もゴールデンウイーク期間中に開催します。

(開催概要)
閑静な住宅街に佇む静嘉堂文庫美術館の前庭の大きな銀木犀の周りで、同時期に開催する展覧会「日本刀の華 備前刀」(4/13(土)〜6/2(日))に合わせて、二子玉川の地ビール(クラフトビール)と美味しいフードやスイーツを楽しんでいただくイベントです。入館券が半額となるお得なセット券も販売します。


静嘉堂コンサート「100万人のクラシックライブ」

〜ヴァイオリンとピアノの音色をお楽しみください。〜
日時:2019年5月11日(土)
時間:午後2時開演(午後1時30分開場)
会場:地下講堂 自由席100名
参加料:1,000円(別途当日の入館券が必要です。)
★要事前予約(当日窓口にてお支払い時に予約番号をお知らせください。)
予約方法:メールまたはTELにてお申込みください。
メール:mousikomi@seikado.or.jp
,名前 △艦⇒軅 参加人数を記入し、お申込みください。
TEL: 03-3700-2250

この他にもトークショーなど多数イベント用意されています。詳しくはこちらから。

「日本刀の華 備前刀」展 会期中の開催イベントについて(随時更新)


BRUTUS(ブルータス) 2019年5/1号No.891[曜変天目 宇宙でござる! ?]

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| 展覧会 | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ムーミン展」
森アーツセンターギャラリーにて開催中の
「ムーミン展 THE ART AND THE STORY」に行って来ました。



「ムーミン」シリーズの多彩なアートと奥深い物語の魅力を約500点の展示品で体感することができる「ムーミン展」が六本木の森アーツセンターギャラリーで開催されています。

フィンランド、タンペレ市にある世界で唯一の「ムーミン美術館」と、作者であるトーベ・ヤンソンのコレクションから約500点もの原画をはじめとする関連作品が大挙して来日しています。


タイナ・ムッリィハルエムーミン美術館館長(右)とムーミン(中央)、ヴィルピ・ニッカリ学芸員(左)

子供の頃にアニメで観たムーミンの印象は何十年も経った今でも、しかと頭の中に残されています。アニメがどんな話だったのかは忘れても。

愛らしい姿やどこか不思議な雰囲気を醸し出すスナフキンなど、魅力あるキャラクターは今でもあちこちで目にしますが、原作を読んでみると随分とその印象が違ってきます。

ムーミンの原作がすごい!ムーミン小説版オススメ4選。



作者であるトーべ・ヤンソン(1914〜2001年)が初めてムーミンを描いたのは1945年という点も、この展覧会を観るにあたり頭に入れておきたい大事なポイントです。

そう、我々が思っている以上に「古い」お話なのです。


ガルム」1946年クリスマス号 表紙
ムーミン美術館蔵

トーベ・ヤンソンは、ヒトラーやスターリンに対する批判や戦争の悲劇を、ユーモアを交えつつ風刺雑誌「ガルム」に描きました。

はじめて「ガルム」にイラストが掲載されたのが1929年、トーベがまだ15歳の時です。若くして児童誌や雑誌、新聞などに挿絵、風刺画を提供していたのです。


「春のしらべ」スケッチ 1962年頃

また、トールキン作の『ホビットの冒険』(『指輪物語』前日譚)のスウェーデン語版挿絵もトーベが手掛けていたのです。これは初耳でした。

「ムーミン展」と銘打たれていますが、作者のトーベ・ヤンソンにまつわる展示がとても充実しており、単なるキャラクター展に堕すことなく、とても見応えのある内容となっています。




会場内のさり気ない演出も功を奏しています。

展覧会の構成は以下の通りです。

1:ムーミン谷の物語
2:ムーミンの誕生
3:トーベ・ヤンソンの創作の場所
4:絵本となったムーミン
5:本の世界を飛び出したムーミン
6:舞台になったムーミン
7:日本とトーベとムーミン




世界でただ一つのムーミン美術館から、「ムーミン谷の彗星」「ムーミンパパの思い出」など、ムーミンの小説9冊全てから挿絵やスケッチを展示。これは観るのに時間を要します。

「クマのプーさん展」よりもある意味で新鮮味がありました。



スナフキンのハーモニカやリトルミイの洋服のデザインパターンなど、トーベの画家としての細やかなタッチを垣間見ることもできます。

アニメだけや、グッズだけでしかムーミンを知らない人にとっては会場の至るところで新鮮な驚きが待っているはずです。



いや〜しかし、「クマのプーさん展」にしても「ムーミン展」にしてもキャラものの展覧会ということで避けてしまうと痛い目に遭います。世の中は知らないことだらけです。

「ムーミン展」は6月16日までです。そうそう浮世絵も出てますよ!沢山!!


日本フィンランド外交関係樹立100周年記念
ムーミン展 THE ART AND THE STORY

会期:2019年4月9日(火)〜6月16日(日)
会期中無休
開館時間:10:00〜20:00
※火曜は17:00まで(入館は閉館の30分前まで)
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
https://macg.roppongihills.com/jp/
主催:朝日新聞社、 森アーツセンター
後援:フィンランド大使館
協賛:NISSHA
協力:ライツ・アンド・ブランズ、 S2、 フィンエアー、 フィンエアーカーゴ


音声ガイドのナビゲーターを声優・櫻井孝宏さん、会場の音楽をアーティスト・コトリンゴさんが担当しています。



櫻井さんは3月16日(土)にオープンした「ムーミンバレーパーク」のライブエンターテインメントショー「エンマの劇場」でスナフキン役も担当しています。


ニョロニョロのパエリア


スナフキンバーガー

「ムーミン展」会場と同フロアにある「Cafe THE SUN」では、ムーミン展開催記念コラボメニューが待っています。


ムーミン全集[新版]1 ムーミン谷の彗星
トーベ・ヤンソン (著), 下村 隆一 (翻訳)

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【お知らせ】

↑単眼鏡紹介記事書きました。

おかげさまで重版となりました!


いちばんやさしい美術鑑賞』 (ちくま新書)


編集・執筆を務めた『カフェのある美術館 感動の余韻を味わう』(世界文化社)12月に発売となりました。


編集・執筆を務めた『フェルメール会議』10月2日発売です!

編集・執筆を務めた『カフェのある美術館 素敵な時間を楽しむ』(世界文化社)好評発売中です。


青い日記帳(編集)『美術展の手帖』小学館より発売中です。


青い日記帳「出前ブログ」


gooいまトピ連載中

朝日マリオン・コム「ぶらり、ミュージアム」

びゅうたび連載中


山下裕二&井浦新トークショー


青い日記帳コラボグッズ

「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

「展覧会を何十倍も楽しむために心がけたい5つの秘訣。」

フェルメールへの招待
國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

【展覧会レビュー】
「2018年 展覧会ベスト10」
かみさんが選ぶ「2018年 展覧会ベスト10」
プロが選ぶ「2018年 ベスト展覧会」
読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

トークショーに出演しました

日経に掲載されました

朝日新聞に掲載されました

再び日経に掲載されました

「美連協ニュース」寄稿

『アートコレクター』で紹介されました

Yahoo!カテゴリ絵画に登録されました

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ロマネスク美術革命 (新潮選書)
ロマネスク美術革命 (新潮選書) (JUGEMレビュー »)
金沢 百枝
11~12世紀のロマネスクこそは、ヨーロッパ美術を大きく塗りかえる「革命」だった。宮廷文化から民衆文化への流れのなかで、知識より感情を、写実よりかたちの自由を優先する新たな表現が、各地でいっせいに花ひらく。古代ギリシア・ローマやルネサンスだけがスタンダードではない。モダン・アートにも通じる美の多様性を、豊富な図版を例に解きあかす。
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『フェルメール展』公式ガイドブック (AERAムック)
『フェルメール展』公式ガイドブック (AERAムック) (JUGEMレビュー »)
朝日新聞出版
記事書いています。是非お手に取ってみて下さい。
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若冲の描いた生き物たち
若冲の描いた生き物たち (JUGEMレビュー »)
小林 忠,小宮 輝之,湯浅 浩史,佐々木 猛智,本村 浩之,秋篠宮 文仁
若冲と学研がコラボした画期的な若冲本!レビュー→こちら
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叢 小田康平の多肉植物
叢 小田康平の多肉植物 (JUGEMレビュー »)
小田 康平
「人の間にあるサボテン−自由な美しさ、見たことのないトーン。自然と人との関わり、その不思議を小田康平さんは知っている。とても豊かだ」レビュー→こちら
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現代アート探偵ゲンダイチコースケの事件簿『銀髪の賢者と油之牝狗』(ぎんぱつのけんじゃとあぶらのビッチ)
現代アート探偵ゲンダイチコースケの事件簿『銀髪の賢者と油之牝狗』(ぎんぱつのけんじゃとあぶらのビッチ) (JUGEMレビュー »)
岡田 裕子,阿部 謙一,松下 学
現代美術家岡田裕子が主宰、会田誠顧問による謎の人形劇団「劇団★死期」の伝説の公演を小説化。アートの知識を楽しく学べる児童文学。

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名画のネコはなんでも知っている
名画のネコはなんでも知っている (JUGEMレビュー »)
井出 洋一郎
ゴッホ、ミレー、ゴーギャン、ゴヤ、ルノワール、歌麿、北斎、国芳などの天才画家たちの思想を、まさかのネコ目線でひも解く、新感覚な名画解説書。
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美術館で働くということ 東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
美術館で働くということ 東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ) (JUGEMレビュー »)
オノユウリ
アートに囲まれて働く美術館学芸員。優雅な職業のイメージだけど、実際は日々、ドタバタの連続なのです!? 展覧会の舞台裏から、学芸員のお仕事のリアルまで。美術館の知られざる一面を描くコミックエッセイ!
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九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556)
九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556) (JUGEMレビュー »)
山本 聡美
腐敗し白骨化してゆく亡骸の様子を克明に描く「九相図」。仏教とともに伝来し、日本に深く根を下ろしたこの図像には、生と死、そして肉体の無常をめぐるいかなる想いが秘められているのか。豊富な図版とともに探る。
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千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル)
千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル) (JUGEMレビュー »)
谷口 ジロー
ルーヴル美術館とビッグコミックオリジナルの共同企画。オールカラー豪華版。
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美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス)
美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス) (JUGEMレビュー »)
黒田 いずま
美術館で働く学芸員の近江さん。個性豊かなメンツが解説、展示、監視などの仕事を通して、日々様々な工夫をしながら楽しく来館者をお出迎えする日常をユーモラスかつ鋭いツッコミで描いた作品。
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PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡
PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡 (JUGEMレビュー »)

普段は単眼鏡で済ませていますが、どうしても隅々まで観たい作品の場合はこの双眼鏡を使ってます。
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西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書)
西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書) (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
美術史の実践方法が最後にまとめられています!世界が変わる、名画の見方。前作「西洋美術史入門」からさらに一歩奥へ。池上英洋 著

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ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection)
ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection) (JUGEMレビュー »)
川端 康雄,加藤 明子
夏目漱石をイチコロにしたウォーターハウスの文学性と蠱惑的な魅力を余すところなく紹介!

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池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福
池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福 (JUGEMレビュー »)
池永康晟
日本画の異才“池永康晟”がベールを脱ぐ!

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すゞしろ日記 弐
すゞしろ日記 弐 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
画家・山口晃のエッセー漫画第2弾。

面白きことも無き世を、面白く!

画家・山口晃の“どーでもいいけど楽しげなこと”満載
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モチーフで読む美術史 (ちくま文庫)
モチーフで読む美術史 (ちくま文庫) (JUGEMレビュー »)
宮下規久朗
宮下規久朗先生の最新刊!絵画に描かれた代表的な「モチーフ」を手掛かりに美術を読み解く、画期的な名画鑑賞の入門書。カラー図版150点を収録した文庫オリジナル。
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日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工
日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工 (JUGEMレビュー »)

「これ一冊で日本美術を鑑賞する際の知識が全て揃う」
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アイテムで読み解く西洋名画
アイテムで読み解く西洋名画 (JUGEMレビュー »)
佐藤 晃子
西洋絵画を鑑賞する際に必要となる宗教画,神話画の50のアトリビュートを紹介。ありそうで無かった絵画ファン待望の一冊。
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美術鑑賞手帳
美術鑑賞手帳 (JUGEMレビュー »)

美術鑑賞の楽しみをさらに広げるこれまでになかった手帳です。ミニガイドと書き込み式の鑑賞の記録ページが一緒に。

自分もお手伝いさせて頂きました。レビュー→こちら
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画家の食卓
画家の食卓 (JUGEMレビュー »)
林 綾野
画家たちが楽しんだ26のレシピを再現。クレー、フェルメール、セガンティーニ、メムリンクの暮らしと創作現場を巡る旅。
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美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い
美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い (JUGEMレビュー »)
サンディ ネアン
とかく扇情的に扱われる美術品盗難。だが実際は、麻薬や犯罪に絡む危険な裏社会と結びつく場合が多い。事件に巻き込まれた学芸員の立場からその実態を訴え、問題点を考察する一書。 レビュー→こちら
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江戸の献立 (とんぼの本)
江戸の献立 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
福田 浩,松井 今朝子,松下 幸子
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日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻))
日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻)) (JUGEMレビュー »)
長岡 龍作
法隆寺金堂内陣は、普段は大変暗い上に太い円柱に加え、金網が廻らされており、その詳細はなかなか見ることができません。今までに撮影された写真も鮮明さということでは満足のゆくものではありませんでした。今回は最新の撮影技術により、南面(正面)のみならず、北面(背面)からも撮影。その結果、全く見たことがない写真を目の当たりにすることになりました。仏像の質感と量感、豊かな色彩に感嘆し、感動をおぼえる一冊となっています。
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山口晃 大画面作品集
山口晃 大画面作品集 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
8年ぶり、待望の最新作品集。11月26日発売!予約しないと!!

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運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本)
運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
山本 勉,ヤノベ ケンジ,橋本 麻里,みうら じゅん
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知識ゼロからのキリスト教絵画入門
知識ゼロからのキリスト教絵画入門 (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
池上英洋先生が易しく紐解く『聖書』の世界。レビュー→こちら
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芸術家の家: 作品の生まれる場所
芸術家の家: 作品の生まれる場所 (JUGEMレビュー »)
ジェラール=ジョルジュ ルメール,ジャン=クロード アミエル
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フェルメールへの招待
フェルメールへの招待 (JUGEMレビュー »)

不肖・私がフェルメール30作品の解説執筆と全体の編集に携わった一冊です。オールカラーB5版。96ページから成る、これまでにないフェルメールパーフェクトガイドです。主に「フェルメール初心者」に向け丁寧に噛み砕いた表現で綴られているので、美術の専門用語を知らずともフェルメール作品について一通りの知識を得ることが出来ます。

お手に取って頂ければ幸甚です。よろしくお願い致します。
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偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件
偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件 (JUGEMレビュー »)
レニー ソールズベリー,アリー スジョ
来歴さえあれば、たとえ贋作でも「ほんもの」になる。詐欺師は驚くべき方法で美術史を捏造した。美術界を震憾させた事件を追うドキュメンタリー。レビュー→こちら
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フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース)
フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース) (JUGEMレビュー »)
林 綾野
林綾野さんの待望のフェルメール本!レビュー&インタビュー→こちら
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ヴァチカン物語 (とんぼの本)
ヴァチカン物語 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
塩野 七生,藤崎 衛,石鍋 真澄
レビュー→こちら
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野兎の眼
野兎の眼 (JUGEMレビュー »)
松本 典子
レビュー→こちら
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Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105
Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105 (JUGEMレビュー »)

掌に収まる単眼鏡は、必要なときにサッとポケットなどから取り出して使える便利な、美術館・博物館必須アイテム。
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日本美術のことば案内
日本美術のことば案内 (JUGEMレビュー »)
日高 薫
レビュー→こちら
日本美術鑑賞の際に、よく出てくる言葉を満載。絵画、彫刻、工芸品などの具体的な写真をふんだんに使い紹介
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