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「スター・ウォーズ アイデンティティーズ」

寺田倉庫で開催中の
「スター・ウォーズ アイデンティティーズ:ザ・エキシビジョン」に行って来ました。


https://www.starwarsidentities.jp/

映画「スター・ウォーズ」の世界を体感できる大規模な世界巡回展「STAR WARS Identities: The Exhibition」が日本にやって来ました。

そもそも「スター・ウォーズ」が初めて日本で公開されたのが1978年、今から41年も前のこと。サザンが「勝手にシンドバッド」でデビューしたのと同じ年です。

リアルタイムにスクリーンで映画を観た人ももうすっかりいいオジサマ&オバサマになられています。



映画で実際に俳優たちが着用した衣裳や、作中で使用された小道具、模型、キャラクターの設定を決めるために描かれたコンセプト・アートなど全部きちんと観ていたら一日では足りないくらいぎゅっと展示されています。

でもでも、「スター・ウォーズ」の世界を懐かしむ展覧会では決してありません。





「スター・ウォーズ展」ではなく、「スター・ウォーズ アイデンティティーズ」とタイトルが示す通り、スター・ウォーズの世界観では一体自分がどんな「キャラ」なのかを展示物を巡りながら探っていく仕組みになっています。

入口で音声ガイド(無料)を首にかけ、腕にID付きブレスレットを装着していざ出発!


会場内に設置されたインタラクティブスペース
会場内にある10カ所のインタラクティブスペースを巡ります。そこで出題される数多くの質問にブレスレットをかざして回答していくことでデータが蓄積され、自分が創るキャラクターのアイデンティティーに反映されていきます。『スター・ウォーズ』の世界に登場する好きな種族や星を選択して、あなたの性格や価値観などが反映されたオリジナルキャラクターを作ることができるのです。


このインタラクティブ・クエストの反応がすごく早く、ブレスレット型IDをかざすだけで情報を蓄積していってくれます。

参加型の展覧会というのは、これまでとても実現が難しったのですが、これは普通の絵画展でも上手く使えばこれまでにない絵画鑑賞体験が実現できる可能性を秘めています。

因みにこちらが自分のキャラです。出口付近でIDにインプットされた情報からオリジナルキャラが出来上がり会場内のモニターに映し出されます。また自分宛てにメールでも届きます。



カナダのX3プロダクションズが開発したシステムだそうです。展覧会&美術館関係者要チェックです。
X3プロダクションズ の本拠地はカナダ・モントリオールにあります。世界中のミュージアムに対してターン・キー方式のプロジェクト・ソリューションを提供する経験が豊富で、インタラクティブな大ヒット巡回展を企画制作し、現代的なミュージアム体験を実現しています。革新的発想、ユニークなコレクションの収集、コンテンツを軸とする体験の開発に注力することで、革新的な方法で人を魅了し、学ばせ、楽しませるような、新しいタイプのミュージアム体験、を提供することを目標としています。
新しいシステムと従来の展示が見事に融合したエンタメ性の非常に高い展覧会となっています。

ただし、新しいシステムに翻弄されてはいけません。やはり主眼は200点以上もある「スター・ウォーズ」のオリジナル・コレクションです。





「ミレニアム・ファルコン」って小さい時に初めて見た時は変な宇宙船だな〜と思ったけど、年齢を重ねるごとにかっこよく見えてくるのはどうしてなのでしょう…

尚、ロサンゼルスに設立されるLucasfilm museumに今後はこれらのコレクションが収蔵されるため、この機会を見逃すとアメリカまで出向かねばならなくなります。





気前のよいことに、今回の展覧会は写真撮影が可能です(ディズニーがよく許可したな〜)。存分に映画の世界を満喫しながら、好きなキャラクターやメカ、そして衣装などを肉眼とレンズにしっかりと収めてきましょう。

今年12月にはシリーズ完結編「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」も全国公開となりますしね。今から気持ちあげておくのは大事大事(ストーリーは心配ですが)。

個人的に気に入った展示品を2つほど紹介しておきますね。


パルパティーンのリレーフ

ジェダイと死すの叙事詩的な対決シーンを描いたレリーフ。こうした映画ではよく細部が確認できない小道具も見逃せません。

最高議長パルパティーンの控えの間に飾られていたものです。この前に立つとダークサイドに引き込まれそうになります。アナキンのように。



白雪姫に登場する七人の小人ではありません。

「スター・ウォーズ」の一番の人気者であり重要人物であるこのジェダイ・マスターの初期コンセプト・アートです。


ヨーダ(Yoda)

七人の小人風にヨーダが決まっていたら、この映画違ったものになっていたでしょうね、きっと。

「スター・ウォーズ アイデンティティーズ:ザ・エキシビジョン」は2020年1月13日までです。映画始まる前に行っておきましょう。


「スター・ウォーズ アイデンティティーズ:ザ・エキシビジョン」
STAR WARS™ Identities: The Exhibition

会期:2019年8月8日(木)〜2020年1月13日(月・祝)
時間:10:00〜19:00(最終入場18:30)
休館日:2019年9月9日(月)、10月21日(月)、11月18日(月)、2020年1月1日(水・祝)〜1月3日(金)
会場:寺田倉庫G1-5F(東京都品川区東品川2-6-4)
https://www.terrada.co.jp/ja/
主催:スター・ウォーズ アイデンティティーズ 日本実行委員会(ソニー・ミュージックソリューションズ、朝日新聞社、BS朝日、乃村工藝社、寺田倉庫)
協賛:ANAJCBカード 
後援:日本テレビ  
特別協力:ウォルト・ディズニー・ジャパン
企画制作・運営:ソニー・ミュージックソリューションズ
公式サイト:
https://www.starwarsidentities.jp/


PG スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン(スタンダードVer.) 1/72スケール 色分け済みプラモデル

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「伊庭靖子展」

東京都美術館で開催中の
「伊庭靖子展 まなざしのあわい」に行って来ました。


https://www.tobikan.jp/yasukoiba

伊庭靖子さんの作品はとにかく大好きなので、機会があれば必ず観に行くようにしています。でも中々美術館では展覧会を開催してくれないのでその佳さを皆さんに伝える機会がこれまでありませんでした。

2009年に一度だけ神奈川県立近代美術館で展覧会を開催していますが、都内ではこれが初めて。7月20日から東京都美術館で始まっています。



そんな伊庭靖子さんの都内初の展覧会のレビューを「ぴあ」から依頼され、二つ返事でOKしたものの、好きをテキスト化するのはとても難しいもの。好きはそれ以上でもそれ以下でもなく…

結局締切ギリギリにそれまで書いた原稿を反故にして、少し違った視点から一気に夜中に書き上げろくに推敲もせずに編集者に送りました。

これがそのレビューです





と、ここまでブログ書いてきて、やっぱり展覧会レビューが上手く言葉では表せないことに気が付きました。あらためて壁にぶち当たりました。

人は複眼で対象物を上手に捉え脳内で処理しています。ところが全て見えているわけではありません。また全てを見ようとはしていません。

自分に興味関心のある部分に自然にフォーカスしているのです。



伊庭さんの作品はそうしたとても恣意的な我々の目で捉えた身の回りの物質を、キャンバスに落とし込むことが出来る稀有な作家さんです。

対象物のグットポイントを見つけて絵画化しています。それを見た鑑賞者に気付かれない程度に淡く繊細に。

この佳さにハマってしまったら、もう伊庭さんの虜です。



今回の「伊庭靖子展 まなざしのあわい」では、回顧展形式を取っていません。古い作品は敢えて展示せずに近作と新作のみで構成されています。

その結果、とても全体的に統一感がとれ、自然なまとまりのある空間が生み出されています。それはとても心地よい場です。


数多く開かれている展覧会でも、何年か一度しかお目にかかれない「神展示」です。これなどまさに。

それにしても、どんなプロセスでこんなに心地よくさせる絵画を描いているのでしょう。実は一度写真に撮影してから、その写真をもとに制作しているのです。それは一貫した伊庭さんのスタイルです。

つまり光学の目が一度捉え処理したクッションや陶器を、再度人の目で見つめ直しているのです。こうすることにより、余計なものを見ずにすみます。



更に新作では、物体をアクリルケースの中に置き周りの反射などを含み絵画化しています。

ダブルイメージのように見えるのはそうしたちょっとした工夫の成果です。質感から光へと関心が移ったのでしょう。

そして、さらにその他の新作もこれまでとはちょっと違ったアプローチで臨んでいます。

【REVIEW】ぴあ水先案内人が語る、伊庭靖子作品の魅力

質感・光・空気を描く画家・伊庭靖子さんの個展、誰もが心洗われる気持ちになります。間違いなく好きになる作品ばかりです。

「伊庭靖子展 まなざしのあわい」は10月9日までです。是非是非是非!!


「伊庭靖子展 まなざしのあわい」

会期:2019年7月20日(土)〜10月9日(水)
休館日:月曜日、8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火)
※ただし、8月12日(月・休)、9月9日(月)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)は開室
開館時間:9:30〜17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開館:金曜日は9:30〜20:00(入室は閉室の30分前まで)
※ただし、7月26日(金)、8月2日(金)、9日(金)、16日(金)、23日(金)、30日(金)は9:30〜21:00
会場:東京都美術館ギャラリーA・B・C
https://www.tobikan.jp/
主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)
特別協力:Gallery Nomart
協力:MISA SHIN GALLERY、MA2 Gallery、眦膕鞍術部、モデュレックス
特設WEBサイト:https://www.tobikan.jp/yasukoiba


おいしい水』 (Coffee Books)
原田マハ、伊庭靖子

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「見えているのに見えていない!立体錯視の最前線」

明治大学博物館で開催中の
「見えているのに見えていない!立体錯視の最前線」展に行って来ました。


https://www.meiji.ac.jp/museum/
明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)の研究成果である立体錯覚作品を展示し、脳がある立体を認識しているにも関わらず、錯覚が起こってしまうという不思議な体験を提供します。さらに、展示では錯視現象はなぜ起こるのか、立体錯視作品はどうやって制作されているのか、その理論的な部分も解説します。
学会のみならず、マスコミにも引っ張りだこの杉原厚吉先生がこの夏贈るイリュージョン。

明治大学博物館特別展示室に所狭しと展示された「作品」は、まさにどれも目を疑うものばかりです。


変身立体「蜂の巣の変身」「丸四角の八角タワー

写真に写したこの角度からだけこのように見えるのではなく、どこからどう見ても手前の立体物と鏡の中のそれが違って見えてしまいます。

こうした立体物を杉原先生は「変身立体」と命名しています。一体どのような仕組みなのでしょう?先生の解説を下記のコラムに掲載したので関心のある方は是非チェックしてみて下さい。

【錯視】見えているのに見えていない!鏡に映るのは何?



展覧会の構成は以下の通りです。

1:“ありえない”はずの立体は実存した!
2:錯視とはどういうことか?
3:錯視を研究する社会的意義
4:立体錯視のしくみを解き明かす
5:立体のイリュージョン



3方向多義立体「旗のる風景2

この展覧会の凄い点は、単なる錯覚や錯視の面白さを紹介するのではなく、どうして我々の目はこうも容易く騙されてしまうのかといったことに力点を置いています。

その延長線上に立体錯視の具体的な数理モデルを方程式を用いて作りだしているのです。理系の人にとってはたまらない展覧会なのではないでしょうか。



床に置かれたこちらの立体錯視がなんだかんだ言って一番驚いたかもしれません。これだけだと分からないのでスキー場に同じものを作ってその不思議さを実演した動画をこちらからどうぞ。何度見ても…

【錯視】見えているのに見えていない!鏡に映るのは何?

尚、明治大学博物館は常設展示室もひとつ下の階にあり、とても充実した展示となっています。こちらも併せて是非。


「鉄の処女」「断頭台」

「見えているのに見えていない!立体錯視の最前線」は9月8日です。開館日と時間をチェックしてからお出かけ下さい。写真撮影も可能です。


「見えているのに見えていない!立体錯視の最前線」

期間:2019年7月13日(土)〜9月8日(日)
※8月10〜16・18日は休館
開館:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
会場:明治大学博物館 特別展示室
(東京都千代田区神田駿河台1-1アカデミーコモン地階)
料金:無料
※7月17日(水)、8月23日(金)、9月5日(木)いずれも14:00〜杉原厚吉研究特別教授によるギャラリートークを開催します。(事前申込不要)
主催:明治大学
企画:明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)、私立大学研究ブランディング事業「数理科学する明治大学」錯視学研究チーム、明治大学博物館
https://www.meiji.ac.jp/museum/


トリック立体 キットBOOK
杉原 厚吉 (著)

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「Seed 山種美術館 日本画アワード 2019」

山種美術館で開催中の
「Seed 山種美術館 日本画アワード 2019 ―未来をになう日本画新世代―」展に行って来ました。


http://www.yamatane-museum.jp/

牧進、田渕俊夫、平松礼二、中島千波と今では日本画界の大御所たちも、かつて山種美術館が主催した「今日の日本画 山種美術館賞」(1971年〜1997年、計14回実施)で大賞または優秀賞に選ばれ後の活躍に弾みを付けました。

現在でこそ、企業などが若手作家を応援すべく様々な賞を設けていますが、「今日の日本画 山種美術館賞」はその草分け的な存在でした。


寺野葉「鳥夢図」他

場所を広尾に移転し、山妙子館長が就任され新たな一歩を踏み出した山種美術館が、開館50周年の節目に新たに開設したのが「Seed 山種美術館 日本画アワード」です。

第1回目は2016年に開催(「Seed 山種美術館 日本画アワード 2016」)、今回2019年が2度目となります。

「山種美術館賞」から数えると通算16回目となるアワードの入選作品全44点を紹介する展覧会が「Seed 山種美術館 日本画アワード 2019」です。


大賞に輝いた 安原成美 「雨後のほほ

因みに[「seed 山種美術館日本画アワード」には以下のような出品規定が設けられています。

1)資格:満45歳以下(2019 年4月1日時点)、日本国内在住者(国籍不問)
2)部門:日本画(表現や内容は自由とする)
3)点数:1人1点


要は若手の日本画家の渾身の一枚によるガチンコ勝負の場なのです。

全力投球で描かれたそれぞれの作品は、いずれも一点一点大変見応えがあり、3周も4週も展示室を回遊するかのように見入ってしまいました。


小川遥「やすらい花

日本画は何度も書いていますが、実物を観ないとその良さが十分の一も分からないものです。この小川さんの作品も画像だとのっぺりとした感じを受けます。

しかし、会場で近寄ったり単眼鏡を使ったり、はたまた観る角度を少し変えるだけで、目の前の作品がガラリと変貌を遂げます。


小川遥「やすらい花」(部分)

変貌と遂げると言っては語弊があるかもしれません。見えていなかった絵の隠れた良さが強くアピールしてくるのです。饒舌なまでに。

「やすらい花」というのは桜の散るころに流行する疫病を退散させるために行われる鎮花祭の名称だそうです。

「画面の描写は金唐紙を参考にし、構図などは梁塵秘抄に記された今様『古柳』からイメージした。」と作家が述べているのを知ると更に見え方も変わってくるものです。


北島文人「沖融

特別な想いや特別な場面、古画や和歌などに基づいた作品と、自分の身近にある何気ない風景や物を描いた作品に大別されるとするなら、北島さんの作品は後者にあたります。

桂川を明け方散策し見つけた自分のお気に入りの場所を描いた「沖融」。

非常に細やかな筆遣いで描かれているので、より視力が出るコンタクトを装着してくればよかったと少し後悔しつつも、単眼鏡で隅から隅まで。


北島文人「沖融」(部分)

自分が気になって気になって仕方なかったのがこの水面の表現です。草木の景色も抜群に上手いのですが、何故だか水の描写に強く惹かれました。暑かったからでは決してなく。

前回と同じことを敢えて書きます。「現代作家による公募展」と聞いただけで、何かわけのわからない作品に振り回されるだけのイメージが先行するかもしれませんが、山種美術館賞を継承する「Seed展」にはそうした作品は一枚もありません。


福本百恵「うごかざるもの
宮崎優「逆説

44作品全て作家が全力投球で描き、厳しい審査を勝ち抜いた美しく、誇らしげな作品ばかりです。

遠くの芸術祭に行く時間がなくても、山種美術館ならすぐです。暑ければ恵比寿駅や渋谷駅からバスも出ています。

同じ時代を生きる若手日本画作家がどんな作品を描いているのか是非その目でご覧になって下さい。この中から将来、日本画壇の重鎮や美大の教授となる人も出てくるでしょう。中島千波先生のような。


森萌衣「団欒

若干23歳の森さんが初めて描いた大作です。

奥行きを表現するのが未熟だと本人は言っていましたが、驚くほど挑戦的な描き方をこの一枚に多く盛り込んでいます。

「Seed展」は、恐ろしい才能の持ち主を発掘する良い機会でもあるのです。



受賞・入選作品44点の人気投票を美術館と、専用webページでも行っています。あなたの琴線に触れる作品がきっと見つかるはずです。

「Seed 山種美術館 日本画アワード 2019 ―未来をになう日本画新世代―」人気投票開催のお知らせ
(会場でもwebからでも投票できます。最も多くの票を集めた作家さんにはオーディエンス賞が与えられます。)

「Seed 山種美術館 日本画アワード 2019」展は8月23日までです。会期が短いのですぐにでも山種美術館へ行きましょう!!


「Seed 山種美術館 日本画アワード 2019 ―未来をになう日本画新世代―」展

会期:2019年8月10日(土)〜8月23日(金)
開館時間:午前10時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:8月13日(火)、19日(月)
主催・会場:山種美術館
http://www.yamatane-museum.jp/
後援:文化庁、東京都、読売新聞社
協賛:セイコーホールディングス株式会社
協力:谷中得応軒


第二展示室には酒井抱一はじめとする山種美術館所蔵の江戸絵画が特別展示されています。

【次回展】

「大観・春草・玉堂・龍子―日本画のパイオニア」
会期:2019年8月31日(土)〜10月27日(日)


『新装版 日本画画材と技法の秘伝集: 狩野派絵師から現代画家までに学ぶ』

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「加藤泉展」

原美術館で開催中の
「加藤泉−LIKE A ROLLING SNOWBALL」展に行って来ました。


https://www.haramuseum.or.jp/

加藤泉(かとう・いずみ)さんの作品ほど個性が際立つものもそう滅多にありません。キャラが立っていると言っても語弊はないでしょう。

とにかく、一度目にしたら「加藤泉作品」であることを忘れることは出来ません。

あの俳優、名前なんだっけ…とか、この曲、誰の楽曲だったけ…といった日常生活にありがちな、ふと忘れてしまう度忘れなんて加藤作品には絶対起こり得ません。


ギャラリー1・5を除き「加藤泉−LIKE A ROLLING SNOWBALL」展は写真撮影が可能です。

どこかひょうきんで、あどけなさが残る加藤が描く人物はある種の中毒性を有しています。

初めに目にした時からしばらくの間、あまり好きにはなれず積極的に観ようとしていなかった時期があります。


ギャラリー4展示風景

ところが、ここ何年かはベクトルが「好き」の方向へ舵を切ったようで、鑑賞もとても面白くじっくりと作品と向かい合えるようになってきました。

そんな折、原美術館とハラミュージアムアークで「加藤泉展」が同時開催されると聞き、とても心待ちにしていたのです。


加藤泉「無題」2019年

50歳を過ぎてからの作品は、これまでに増して塗りが丁寧になっているように思えます。こちらの画像の作品も実際に目にすると、色の塗り分け部分や描き分けがはっきりと分かります。

「子どもの落書きのようだ」なんて間違っても彼女の前で軽々に口にしてはいけません。デートで原美術館に訪れた男子諸君。


ギャラリー2展示風景

言葉というのは便利なもので、加藤泉作品を前に「プリミティブ」と形容すれば全て腑に落ちた気分となってしまいがちです。

しかし、言葉の檻に閉じ込められそれ以上の解釈を停止してしまう恐れが十分にあります。

加藤泉作品の最も大きな魅力として、言語化できないことがあげられます。逆に言うなら軽々に適する言葉を見つけ出さない方が良いのです。彼の作品と向かい合うと時には。


ギャラリー4展示風景

今回の原美術館での展示では幾つもの展示室で、可能な限り窓を塞がず外光を取り入れるようにしてあります。

元々原美術館は「日本土地山林」と密な関係にあるため、敷地内の植木や植物もひとつの見どころとなっています。庭師の方がいつも丁寧に手入れなさっています。

今の季節なら緑の葉に反射した夏の光が、秋には紅葉を借景に加藤泉展を楽しめるのです。


サンルーム

都会のど真ん中にある豊かな自然とシンクロした作品を鑑賞するのに、なるべくなら余計な言葉は用いない方が賢明かと。

それよりなにより加藤さんの筆の上手さや、ユーモアあふれる点を見逃さないことです。

何もないよう思えるサンルームですが、窓の外の木に作品がちょこんと鎮座していたりするのです。


加藤泉「無題」2019年

2階ににも隠れキャラ的な展示があるのでお見逃しなく!

そうそう、2階ギャラリー5の立体の新作群は超必見です。様々な素材で作られ展示ケースに収められています。ここの部屋が最も加藤さんがこだわった展示に思えました。


ギャラリー3

原美術館での「加藤泉展」は、最新作約70点から構成されています。東京の美術館としては初の⼤規模個展です。

個⼈邸宅として建てられた原美独特の建築空間と対話するような展示を存分に味わって下さい。原美術館、2020年12月に閉館となります。残された時間を存分に楽しみましょう。

「加藤泉−LIKE A ROLLING SNOWBALL」展は2020年1月13日までです。話題となること必至。混雑する前に是非!


「加藤泉−LIKE A ROLLING SNOWBALL」展

会期:2019年8⽉10⽇[⼟]- 2020年1⽉13⽇[⽉・祝]
開館時間:11:00 am – 5:00 pm
水曜のみ8:00 pmまで開館(祝日を除く)※入館は、閉館時刻の30分前まで
休館日:⽉曜⽇(2019年8⽉12⽇、9⽉16⽇、23⽇、10⽉14⽇、11⽉4⽇、2020年1⽉13⽇を除く)、2019年8⽉13⽇、9⽉17⽇、24⽇、10⽉15⽇、11⽉5⽇、年末年始(2019年12月26日[木]―2020 年1月3日[金])
会場:原美術館
https://www.haramuseum.or.jp/
主催:原美術館
特別協力:ペロタン

群馬県伊香保にあるハラ ミュージアム アークでは、加藤泉の初期作品から近作まで約25年の軌跡をたどる展覧会が開催されています。


「加藤泉−LIKE A ROLLING SNOWBALL」展

会期:2019年7⽉13⽇[⼟]- 2020年1⽉13⽇[⽉・祝]
会場:ハラ ミュージアム アーク 
https://www.haramuseum.or.jp/jp/arc/



加藤泉 LIKE A ROLLING SNOWBALL
青幻舎

1990年代より欧米・アジア各国で精力的に発表を重ねてきた加藤泉。その全貌に迫る展覧会が、ハラミュージアムアークと原美術館で約半年間にわたり開催される。本書は、それら2つの展覧会の出品作品をフルカラーで網羅し、ビブリオグラフィ、バイオグラフィ、論評とともに掲載。これまでの約四半世紀にわたる活動の歩みをたどる一冊となる。

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