青い日記帳 

  
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「糸のみほとけ」
奈良国立博物館で開催中の
「糸のみほとけ―国宝 綴織當麻曼荼羅と繡仏―」に行って来ました。


https://www.narahaku.go.jp/

とても鑑賞しきれないほど数多くの展覧会が開催される東京を抜け出し、観ておかねばならない展覧会が年に何本か京都・奈良で開催されます。

昨年(2017年)の「国宝展」や、今秋開催予定の「京(みやこ)のかたな」などを観るために、京都国立博物館へは年に何度か足を運んでいます。

京博はトラりんを前面に出し客層を増やすことに躍起ですが、相も変わらず地道に渋い展覧会を続けているのが奈良国立博物館です。



「糸のみほとけ展」と目にして、行かねば!!これは!!!とは思いませんよね。まず。特設サイトを作るわけでもなく淡々と奈良博のサイトで情報を公開しているだけ。

運慶・快慶といったビックネームも登場しない展覧会ですが、実はこの展覧会滅茶苦茶スゴイ内容です。多分もう今後できないでしょう。ある意味で「フェルメール展」よりも激レア展示です。

では、一体何が「糸のみほとけ展」では観られるのか?それは石仏でも木彫でもない、糸で作り出された仏さまの姿です。


国宝 天寿国繡帳 飛鳥時代(7世紀)
奈良・中宮寺
紫羅地・紫平絹地 部分刺繡 縦88.8cm 横82.7cm

何とも映えない画像ですが、目の前にすると膝まづきたくなる他の何物とも比べものにならない荘厳なオーラを放っています。

聖徳太子が亡くなった後に、推古天皇の采女たちにより刺繍されたまさに祈りの結晶のような作品です。高温多湿の日本でよくぞ今まで残っていたものです。600年代に作られた作品ですのでゆうに1200年の歳月を経ています。それを思っただけでも何だか恐ろしくなりますよね。

江戸時代に断片化されてしまい、今目にしているのはそれを鎌倉時代に制作された模本とミックスし織り交ぜた状態です。と聞くと、てっきり下三分の一の色がほとんど抜け落ちている部分が、飛鳥時代から残る本体と思ってしまいますが、豈図らんやその逆なのです。


国宝 天寿国繡帳(部分)

色や形がはっきりと今での残ってる中段や上段右が600年代に刺繍された部分なのです!!!!!これを極至近距離で観られるのですから、身震いして立っていられなくなるのも決してオーバーなことではないと信じてもらえるはず。

これを東博でNHKさんや朝日さんが主催でやったら大変な騒ぎになることでしょう。「立ち止まらないでくださ〜い」の声を耳にしながら観るのはちょっとね。やっぱり年に一度は奈良でお宝展覧会観ないと。

展覧会の構成は以下の通りです。

第1章 飛鳥時代―日本最初の仏像は繡仏だった
第2章 綴織當麻曼荼羅―奇跡の綴織
第3章 奈良時代―巨大な繡仏の時代
第4章 平安時代から鎌倉時代へ―美麗の繡仏
第5章 中国の繡仏―多彩かつ緻密
第6章 浄土に続く糸―刺繡阿弥陀来迎図
第7章 髪を繡い込む―種子と名号
第8章 近世の繡仏―繡技の到達点


さて、仏像というと廬舎那仏像から阿修羅像まで様々なものがあり、根強い人気を誇っています。展覧会も毎年開催され自分も大好きです。

でも刺繍仏って…とまぁ普通は思いますよね。

それが歴史的に見ると刺繍仏の方がある面では「先輩」にあたるのです。日本最初の仏像は繡仏だったと第一章にあるように。


国宝 刺繡釈迦如来説法図 奈良時代または中国・唐(8世紀) 
奈良国立博物館
白平絹地 総繡 縦211.0cm 横160.4cm

天寿国繡帳(国宝、中宮寺)、綴織當麻曼荼羅 (国宝、 當麻寺)、刺繡迦如来説法図 (国宝、 奈良国立博物館)の3点を揃って観られることがまずこの展覧会の絶対的な魅力です。(国宝指定されている刺繍仏はこの3点のみです)

国宝 刺繍釈迦如来説法図(ししゅうしゃかにょらいせっぽうず)は奈良博の収蔵品データベースにあります。とても細かなとことまで画面でも見られ、その作った人々の祈りを感じることが出来るはずです。是非チェックしてみて下さい。

勇ましい運慶仏などを見慣れたしまった目には非常に地味に感じるかもしれませんが、木や石を削り落として形にしていく一般的な仏像と違い、刺繍仏は一本一本縫い合わせていくことを思うとそこに託された祈りが直接的に伝わってきて魅力あるものに見えてくるはずです。


「刺繡當麻曼荼羅」(部分)

こうした想いが、込められるからこそ、中世以降は故人の髪を繡い込んだ刺繍仏も現れてくるのでしょう。

絵画や一般的な仏像よりも何倍も作った人の想いが感じられるのが刺繍仏です。非常にデリケートなものなのでこうして大々的な展覧会をやるには相当の気苦労があったかと。

国内だけでなく海外からも作品「刺繡霊鷲山釈迦如来説法図」(大英博物館)を借りて作り上げた、ちょっとあり得ない内容と規模の展覧会です。

奈良駅から奈良博までの道のりが異常に遠く感じる暑さの中、這う這うの体で辿り着けば、そこには人びとの祈りの結晶である刺繍仏がわんさかと待っています。

「いとのみほとけ展」は8月26日までです。今年のベスト10入り決定です!


「糸のみほとけ―国宝 綴織當麻曼荼羅と繡仏―」

会期:2018年(平成30年)7月14日(土)〜8月26日(日)
会場:奈良国立博物館 東新館・西新館
休館日:毎週月曜日 ※ただし7月16日・8月13日は開館
開館時間:午前9時30分〜午後6時
※毎週金・土曜日と8月5日(日)〜15日(水)は午後7時まで
※入館は閉館の30分前まで
会場:奈良国立博物館
https://www.narahaku.go.jp/
主催:奈良国立博物館、読売テレビ、日本経済新聞社
後援:文化庁、NHK奈良放送局、奈良テレビ放送
協賛:ライブアートブックス
特別協力:當麻寺、川島織物セルコン
協力:繡匠 樹田紅陽、凸版印刷、日本香堂、日本航空、仏教美術協会


「糸のみほとけ」展を最新テクノロジーで!


心やすらぐ ご利益別仏像なぞり描き
田中ひろみ(著)

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| 展覧会 | 22:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
製粉ミュージアム
日清製粉グループ「製粉ミュージアム」に行って来ました。


https://www.nisshin.com/museum/

日清製粉創業の地が群馬県館林市であることはあまり知られていません。日清製粉創業者である正田貞一郎が1900年(明治33年)に興した館林製粉株式会社が、今や世界的な企業へと発展した日清製粉の「はじまり」でした。

正田貞一郎に関してはこちらのスペシャルサイトで。
https://www.nisshin.com/museum/teiichiro_shoda/

皇后美智子さま(正田美智子)のおじい様にあたるのが貞一郎です。ちなみに製粉ミュージアムには、両親にあたる正田英三郎・富美子の胸像も展示されています。



製粉ミュージアムを訪問し最も大きな収穫だったのは、ごく身近な食品である小麦粉を作るのが想像以上に大変な作業を経ていることを知ったことです。お米とは比べ物にならない程手間暇かけているのです。

ほぼ毎日のように食卓に並ぶ小麦粉を使った食べ物の多さはあらためて紹介するまでもありません。今日の朝食は食パン、昼食はチャンポンでしたので、どちらもメインは小麦粉です。


100倍の大きさの小麦

これを真っ白な小麦粉にするためには、まず皮を取らねばなりません。ところが画像をご覧になってもお分かりのように内側にくぼんでおり、するりと簡単に皮が外れないそうです。

そこで回転速度の違う粉砕機にかけ一旦粉々にしたものを、所謂ふるいにかけて中身の真っ白な粉の部分だけを取り出すのです。


ロール機, ピューリファィヤーといった耳にしたことのない機械が並びます。

製粉ミュージアムに行かれたら、ミニチュア製粉機を使って製粉工程を楽しめるワークショップ「製粉ラボ」(無料)に是非参加することをお勧めします。

展示を観ているだけでも「なるほど〜」と気付きは多いのですが、やはり専門家から直で話を聞くことは理解を深める上でとても大事なことです。自分も「製粉ラボ」に参加してめっちゃ勉強になりました。

2012年にオープンした製粉ミュージアム。館林駅に隣接する新館では最新の製粉技術をはじめ、小麦から小麦粉ができるもの作りの工程や、小麦・小麦粉に関することが出来ます。



創業時からある建物を利用した本館では日清製粉の歴史と伝統を紹介しています。創業者にまつわる資料などがあるのがこの本館です。

お庭も手入れが行き届いいておりとてもよい雰囲気でした。池の鯉がとても元気でした!何か特別な餌を与えているのかしら…小麦由来の…

因みにお庭には休憩所もあります。夏の館林では外での活動限界はせいぜい5分です。


https://www.nisshin.com/museum/
ここに新たな文化拠点が誕生しました。新館は、最新の製粉技術を楽しく、わかりやすく、体感できるミュージアム。小麦や小麦粉に関するさまざまな知識を学ぶことができます。

本館は、日清製粉の創業から現在までの歩みを、時代を追って紹介。創業期より事務所として使われていた建築物も近代産業遺産として必見です。

明治の機械製粉黎明期の様子から最新の製粉テクノロジーまで、製粉にまつわる幅広い知識を集約しました。それが日清製粉グループ「製粉ミュージアム」です。

東武鉄道 館林駅西口の隣に「製粉ミュージアム」はあります。

尚、日清製粉の前進、館林製粉の取締役社長は根津嘉一郎が務めています。そう!東武鉄道など多くの鉄道事業に尽力した人であり、根津美術館コレクションを作り上げた人物です。

色々と繋がっていますね。


正田醤油 ペヤング×正田醤油 激辛ソース 150ml

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| 展覧会 | 23:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
「7つのヒマワリ」
大塚国際美術館にあらたに加わった
新展示「7つのヒマワリ」を観て来ました。

君は「行ってよかった美術館ランキング」1位の大塚国際美術館を知っているか。


http://o-museum.or.jp/

大塚国際美術館が開館して今年で20年が経つそうです。古代から現代アートまで鑑賞ルート総数約4kmにもおよぶ巨大な空間に西洋名画1000点以上が原寸大で再現され展示されている様は圧巻の一言に尽きます。

今回で3回目の訪問となりましたが、既視感を全く感じさせないのは、その作品数の多さゆえとても何回か行っただけでは頭にインプット出来ないからでしょう。

美術館にお勤めの方でも、どこにどの作品があるのか把握するには相当に大変なことでしょう。



古代遺跡や教会など動かせない、運び出せない作品は空間ごとまるまる再現しちゃっています。勿論原寸大で!空間展示は大塚国際美術館の一番のウリのひとつではないでしょうか。

君は「行ってよかった美術館ランキング」1位の大塚国際美術館を知っているか。

↑環境展示の素晴らしさについては、以前いまトピでも書いたので今回は割愛するとして、あらたに加わった新展示「7つのヒマワリ」について感じたことを書いておきます。



これまで陶板についての解説がなされていたスペースをあらため、ゴッホが花瓶に描いたヒマワリ作品全て(7点)を並べて展示するという意欲的な試みがなされています。

南仏アルルで友人の画家ゴーギャンと共同生活をする通称「黄色い家」のアトリエを飾るために描いたヒマワリの連作。

所蔵している美術館のそれぞれの至宝ゆえ、貸し出されることはまずありません。ましてや全てが顔を並べるなんて絶対にありないことです。


フィンセント・ファン・ゴッホ「ヒマワリ」1888年
個人蔵

1枚目のヒマワリは個人蔵でまず展覧会に出ることはありません。最後にアメリカの美術館で展示されたのがもう何十年も前のことです。


フィンセント・ファン・ゴッホ「ヒマワリ」1888年
1945年兵庫県芦屋市にて焼失
調布市武者小路実篤記念館所蔵の画集写真より再現

2枚目は戦禍の犠牲となり、今は存在しないヒマワリ。カラー写真が残っていたのでこうして再現されています。

ゴッホの幻の「ヒマワリ」


中央のロンドンのナショナル・ギャラリー蔵「ヒマワリ」は 7点のうち、4番目に描かれたとされています。

それ以降のヒマワリはこの作品を元に描いたそうです。

展示室では制作年代順に展示されています。

1枚目 個人蔵
2枚目 1945年兵庫県芦屋市にて戦禍で焼失
3枚目 ノイエ・ピナコテーク(ミュンヘン、ドイツ)
4枚目 ナショナル・ギャラリー(ロンドン、イギリス)
5枚目 東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館(東京、日本)
6枚目 フィラデルフィア美術館(フィラデルフィア、アメリカ)
7枚目 ゴッホ美術館(アムステルダム、オランダ)



銅板で再現していると聞くと画面表面がのっぺりとしている気がしますが、実際に観るとゴッホのザクザクとした荒い筆致が凹凸で再現されています。まるで油絵具を盛ったようです。

ガラスケースに入っていないどころか、絵に触れてもOKなのでその感覚を視覚のみならず指先でも感じることが出来るのです。ゴッホとの距離がちょっと近づいた気がしませんか。

ゴッホ好きにはたまらない新たな展示が加わりました。そして「7つのヒマワリ」の脇には彼の絵も…



ゴッホをテーマとしたカフェ「Cafe Vincent(カフェ フィンセント)」も「7つのヒマワリ」の新展示に合わせてオープンしました。

ゴッホが描いた「夜のカフェテラス」をイメージした黄色いカフェテラス席が目を惹きます。また店内にはゴッホの名画「アルルのゴッホの部屋」をリアルに再現した撮影スポットも用意されています。


絵画の主人公になれる体験イベント「#アートコスプレ・フェス」も好評開催中です。これ実際に着るとはまります!

新作20着、全37着の衣装でゴッホの画家人生をたどるアートコスプレ体験が楽しめる大塚国際美術館ならではの催しです。初めは抵抗感あった我々夫婦も最後はこんな再現コスプレまで!


http://www.o-museum.or.jp/

大塚国際美術館オソルベシ!また行かなくちゃ!!

君は「行ってよかった美術館ランキング」1位の大塚国際美術館を知っているか。


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| 展覧会 | 23:24 | comments(1) | trackbacks(0) |
「没後50年 藤田嗣治展」
東京都美術館で開催中の
「没後50年 藤田嗣治展」に行って来ました。


http://foujita2018.jp/

2006年に大規模な回顧展が東京国立近代美術館他で開催されました(「生誕120年 藤田嗣治展」)。干支も一周し今年(2018年)に再びの藤田展。

待ちに待っていた方、もう見飽きという方、実はあの「乳白色」は好きになれないという方、戦争画(作戦記録画)はどうしても今だからこそ観たいという方。

「藤田嗣治展」ほど魅力や見どころを一つに絞れない展覧会はありません。そうそう猫好きな方にとっても藤田展は見逃せません。


藤田嗣治 《争闘(猫)》 1940年 油彩・カンヴァス 東京国立近代美術館蔵 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017 E2833

12年前と今とで大きく変わったのは、藤田君代夫人がもうこの世にいないという点でしょう。著作権の生きている藤田作品の扱いにくさは今でも難しいものがありますが、以前は書籍に画像の掲載さえ許されなかったことを考えると…

「日本を捨てたのではない、捨てられたのだ」という藤田の有名なことばの語り部としての君代夫人は、もういないのです。


藤田嗣治 《エミリー・クレイン=シャドボーンの肖像》 1922年 油彩、銀箔、金粉・カンヴァス シカゴ美術館(アメリカ)蔵 © The Art Institute of Chicago / Art Resource, NY
 © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017 E2833

2006年の「藤田嗣治展」は開催自体がひとつの事件であると同時に、これ以上はないのではという藤田の画業を網羅する充実した展示内容でした。

ポスター画像も同じだし、あらためて観に行かなくてもいいかな〜と思っていたら大間違い。12年も経てば絵の見方も変わっているのは当然ですし、これまで観たことのない藤田作品が相当数出ていました。

この「エミリー・クレイン=シャドボーンの肖像」は日本初公開作品だそうです。「乳白色」の婦人像を絵描く前の女性像により魅力を感じてしまうのは自分だけではないはずです。


足元で丸くなっている黒猫がいいアクセントになっていますね。

展覧会の構成は以下の通りです。

1:風景画ー家族と風景
2:はじまりのパリー第一次世界大戦をはさんで
3:1920年代の自画像と肖像ー「時代」をまとうひとの姿
4:「乳白色の裸婦」の時代
5:1930年代・旅する画家ー北米・中南米・アジア
6−1:「歴史」に直面するー二度の「大戦」との遭遇
6−2:「歴史」に直面するー作戦記録画へ
7:戦後20年ー東京・ニューヨーク・パリ
8:カトリックへの道行き


3章構成という大まかな展示だった2006年の「藤田嗣治展」をより細分化した点と、戦争にポイントを置いた展が2018年度版「藤田嗣治展」です。


藤田嗣治 《二人の少女》 1918年 油彩・カンヴァス プティ・パレ美術館(スイス・ジュネーヴ)蔵 Photo: Studio Monique Bernaz, Genève © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017 E2833

また、マリー・ローランサンやスーティン、モディリアーニとの交友や影響関係などが直に見て取れる作品も何点か出ています。「はじまりのパリ」はある意味で最も見応えのある章となています。

そして、やはり「アッツ島玉砕」をはじめとする作戦記録画(戦争画)を藤田が描いたことでしょう。2006年2月号の『文藝春秋』に藤田君代夫人が書いた「祖国に捨てられた天才画家」という文章があります。あらためて一部掲載しておきます。
今も忘れられないのは、あの戦争が終わって、画家の戦争責任が囁かれていた頃のことです。あの人は陸軍美術協会の中心となって戦地に出向き、おそらく最も多くの戦争画を描いています。その為か戦後は画家仲間からの誹誘や中傷にさらされる日が続いていました。そんな中、江古田のアトリエに、日本美術会の要職にあった内田巌さんが訪ねてみえたのです。親しい友人だっただけに笑顔で迎えたのですが、内田さんは、戦争画を描いた画家の代表として責任をとって欲しいと、告げに来たのでした。
戦争画は多くの人たちが描いていたのに、何故あの人だけが責任をとらなければならないのか、私には理解できませんでした。また、「アッツ島玉砕」などの絵は戦意高揚の為だけに描かれたものとはとても思えません。しかし、あの人は、「いつでも監獄にはいります」ときっぱりと答えたのです。絵を描いたことが良くないのならどのような責任でもとると考えていたのでしょう。その毅然とした姿を今も憶えています。

藤田嗣治 《礼拝》 1962-63年 油彩・カンヴァス パリ市立近代美術館(フランス)蔵 © Musée d' Art Moderne / Roger-Viollet © Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017 E2833

日本を追われるように去り、再びパリの地に立った藤田は洗礼を受け、晩年はもっぱらキリスト教を主題としたこうした作品や無邪気な子どもたちを描くようになります。

乳白色の裸婦像にシッカロール(ベビーパウダー)を「隠し味」として用いていたことが近年明らかになったり、戦争画が変に注目される藤田ですが、こうして回顧展を通して見ると最後に行き着いた宗教画が最も心が込められているように感じます。

時代に翻弄されながらも手先の器用さでうまく渡り歩いてきた藤田が、心血注いで晩年に手掛けた作品こそ時間をかけじっくりと観るべきかと。


藤田のぎこちない手の合わせ方が愛らしく見えてきます。

生涯数多くの作品を残した藤田。どうしても既視感があるように思ってしまうかもしれませんが藤田の全貌を知る初めての展覧会が今回の「藤田嗣治展」です。

フジタの新たな魅力に触れてみて下さい!(多分人として付き合うには難しい人物だったように思えます。そんなエゴの強さも絵によく現れています。)

「没後50年 藤田嗣治展」は10月8日までです。是非是非!

「藤田展」の見どころについては『OZmagazine 2018年 9月号No.557 アートが楽しい!』や情報誌『ぴあ』の公式アプリにも書いています。


「没後50年 藤田嗣治展」
Foujita: A Retrospective ― Commemorating the 50th Anniversary of his Death

会期:2018年7月31日(火)〜10月8日(月・祝)
休館日:月曜日、9月18日(火)、25日(火)
※ただし、8月13日(月)、9月17日(月・祝)、24日(月・休)、10月1日(月)、8日(月・祝)は開室
開室時間:9:30〜17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開館:金曜日は9:30〜20:00(入室は閉室の30分前まで)
※ただし、8月3日(金)、10日(金)、17日(金)、24日(金)、31日(金)は 9:30〜21:00
会場:東京都美術館
https://www.tobikan.jp/
主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、NHK、NHKプロモーション
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協賛:損保ジャパン日本興亜、大日本印刷
特別協力:国際交流基金
協力:東京美術倶楽部、日本航空、日本貨物航空
公式サイト:http://foujita2018.jp


藤田嗣治作品集

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注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
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| 展覧会 | 22:32 | comments(0) | trackbacks(0) |
「日本の美 百花繚乱」
北海道立近代美術館で開催中の
東京富士美術館開館35周年秘蔵選「日本の美 百花繚乱」展に行って来ました。


http://www.stv.jp/event/nihonnobi/

今回の札幌旅行では美術館へ行く予定はありませんでしたが、某会場近くにある北海道近代美術館で日本美術の展覧会をやっていると知り朝イチで観に行ってきました。


北海道立近代美術館
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/knb/

西洋絵画だけでなく多くの日本美術のコレクションも所蔵している東京富士美術館。つい最近も河鍋暁斎の展覧会を開催していました。

「日本の美 百花繚乱」展では、桃山時代から江戸時代の絵画や工芸品を蔵出し的にまとめて紹介する貴重な機会。旅先でこうした展覧会に出会えるのはとてもラッキーなことです。


鈴木其一「風神雷神図襖

宗達の「風神雷神図屏風」を光琳そして抱一がリスペクトし表現してきたことは、琳派の成り立ちを語る上で最も重要なポイントです。

抱一の弟子である其一はその「風神雷神図屏風」を襖絵で表しました。屏風と比べ横に長く間延びした感があるように思えるかもしれません。

でも、そこは其一独自の表現性により「先輩たち」とは違う風神雷神の世界を作り上げています。


本阿弥光悦(書)、宗達派(下絵)「草花図下絵和漢朗詠集和歌

紹介する時代は前後しますが、光悦・宗達による作品も前期後期入れ替えで出ています。ちなみに後期は「草花図下絵和漢朗詠集漢詩」が展示されます。

展覧会の構成は以下の通りです。

序章:近世絵画のはじまり
1章:江戸前期
2章:江戸中期
3章:江戸後期
特集1:工芸(武具・甲冑)
特集2:工芸(陶磁器)
特集3:工芸(漆工)
特集4:浮世絵


潔いというか、ざっくりとした構成となっています。会場内は絵画と共に陶磁器などが展示されているといったよくあるパターンですが、良い作品が出ているのでとても見応えがありました。


古九谷様式「色絵菊花文鉢

北海道まで来てこれだけの日本美術に触れられとはラッキーの一言に尽きます。

また浮世絵の展示は前期が北斎の富嶽三十六景、後期が広重の東海道五十三次と入れ替わります。これは前後期行かねばなりません、札幌市民のみなさま。


伝・俵屋宗達「松桜図屏風

若冲や蕭白といった奇想の画家と呼ばれる絵師たちの作品も出ていますが、個人的にはこの屏風が最も変てこでグッときました。

全然植物的でない表現がたまらなく楽しいですよね。右の松なんて、膝かっくんした人が蒲葵笠かぶっているようにしか見えません。

北の大地で日本美術の愉しさをあらためて感ることの出来た良い展覧会でした。

「日本の美 百花繚乱」展は9月2日までです。


東京富士美術館開館35周年秘蔵選
「日本の美 百花繚乱」


開催期間:2018年7月7日(土)〜9月2日(日)
前期:7月7日(土)〜8月5日(日) 後期:8月9日(木)〜9月2日(日)
休館日:7月16日を除く月曜日
(但し、8月7日(火)・8月8日(水)は作品入替のため本展はお休み)
開館時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)
※会期中金曜日は19:30まで(入場は19:00まで)
※7月20日(金)のみ21:00まで(入場は20:30まで)
会場:北海道立近代美術館
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/knb/
主催:STV札幌テレビ放送、北海道新聞社
企画協力:東京富士美術館
後援:北海道、北海道教育委員会、札幌市、札幌市教育委員会
協力:STVラジオ


日本・スウェーデン外交関係樹立150周年記念
「長くつ下のピッピの世界展 〜リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち〜」


東京富士美術館では「長くつ下のピッピの世界展」を開催中です!
http://www.fujibi.or.jp/

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いちばんやさしい美術鑑賞』 (ちくま新書)
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「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

「展覧会を何十倍も楽しむために心がけたい5つの秘訣。」

フェルメールへの招待
國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

【展覧会レビュー】
「国宝 雪松図と花鳥 美術館でバードウォッチング」
「上原コレクション名品選」
「セーヴル、創造の300年」
「パリ・グラフィック」
かみさんが選ぶ「2017年 展覧会ベスト10」
プロが選ぶ「2017年 ベスト展覧会」
読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
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『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

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現代アート探偵ゲンダイチコースケの事件簿『銀髪の賢者と油之牝狗』(ぎんぱつのけんじゃとあぶらのビッチ) (JUGEMレビュー »)
岡田 裕子,阿部 謙一,松下 学
現代美術家岡田裕子が主宰、会田誠顧問による謎の人形劇団「劇団★死期」の伝説の公演を小説化。アートの知識を楽しく学べる児童文学。

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名画のネコはなんでも知っている
名画のネコはなんでも知っている (JUGEMレビュー »)
井出 洋一郎
ゴッホ、ミレー、ゴーギャン、ゴヤ、ルノワール、歌麿、北斎、国芳などの天才画家たちの思想を、まさかのネコ目線でひも解く、新感覚な名画解説書。
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美術館で働くということ 東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
美術館で働くということ 東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ) (JUGEMレビュー »)
オノユウリ
アートに囲まれて働く美術館学芸員。優雅な職業のイメージだけど、実際は日々、ドタバタの連続なのです!? 展覧会の舞台裏から、学芸員のお仕事のリアルまで。美術館の知られざる一面を描くコミックエッセイ!
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九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556)
九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556) (JUGEMレビュー »)
山本 聡美
腐敗し白骨化してゆく亡骸の様子を克明に描く「九相図」。仏教とともに伝来し、日本に深く根を下ろしたこの図像には、生と死、そして肉体の無常をめぐるいかなる想いが秘められているのか。豊富な図版とともに探る。
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千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル)
千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル) (JUGEMレビュー »)
谷口 ジロー
ルーヴル美術館とビッグコミックオリジナルの共同企画。オールカラー豪華版。
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美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス)
美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス) (JUGEMレビュー »)
黒田 いずま
美術館で働く学芸員の近江さん。個性豊かなメンツが解説、展示、監視などの仕事を通して、日々様々な工夫をしながら楽しく来館者をお出迎えする日常をユーモラスかつ鋭いツッコミで描いた作品。
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PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡
PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡 (JUGEMレビュー »)

普段は単眼鏡で済ませていますが、どうしても隅々まで観たい作品の場合はこの双眼鏡を使ってます。
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西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書)
西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書) (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
美術史の実践方法が最後にまとめられています!世界が変わる、名画の見方。前作「西洋美術史入門」からさらに一歩奥へ。池上英洋 著

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ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection)
ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection) (JUGEMレビュー »)
川端 康雄,加藤 明子
夏目漱石をイチコロにしたウォーターハウスの文学性と蠱惑的な魅力を余すところなく紹介!

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池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福
池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福 (JUGEMレビュー »)
池永康晟
日本画の異才“池永康晟”がベールを脱ぐ!

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すゞしろ日記 弐
すゞしろ日記 弐 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
画家・山口晃のエッセー漫画第2弾。

面白きことも無き世を、面白く!

画家・山口晃の“どーでもいいけど楽しげなこと”満載
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OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16
OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16 (JUGEMレビュー »)

観劇・美術鑑賞・セミナーなどの知的シーンや、コンサート会場・ファッションショーなどで大活躍!
軽いのでいつも持ち歩いています。
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モチーフで読む美術史 (ちくま文庫)
モチーフで読む美術史 (ちくま文庫) (JUGEMレビュー »)
宮下規久朗
宮下規久朗先生の最新刊!絵画に描かれた代表的な「モチーフ」を手掛かりに美術を読み解く、画期的な名画鑑賞の入門書。カラー図版150点を収録した文庫オリジナル。
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日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工
日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工 (JUGEMレビュー »)

「これ一冊で日本美術を鑑賞する際の知識が全て揃う」
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アイテムで読み解く西洋名画
アイテムで読み解く西洋名画 (JUGEMレビュー »)
佐藤 晃子
西洋絵画を鑑賞する際に必要となる宗教画,神話画の50のアトリビュートを紹介。ありそうで無かった絵画ファン待望の一冊。
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美術鑑賞手帳
美術鑑賞手帳 (JUGEMレビュー »)

美術鑑賞の楽しみをさらに広げるこれまでになかった手帳です。ミニガイドと書き込み式の鑑賞の記録ページが一緒に。

自分もお手伝いさせて頂きました。レビュー→こちら
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画家の食卓
画家の食卓 (JUGEMレビュー »)
林 綾野
画家たちが楽しんだ26のレシピを再現。クレー、フェルメール、セガンティーニ、メムリンクの暮らしと創作現場を巡る旅。
レビュー→こちら
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美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い
美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い (JUGEMレビュー »)
サンディ ネアン
とかく扇情的に扱われる美術品盗難。だが実際は、麻薬や犯罪に絡む危険な裏社会と結びつく場合が多い。事件に巻き込まれた学芸員の立場からその実態を訴え、問題点を考察する一書。 レビュー→こちら
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江戸の献立 (とんぼの本)
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福田 浩,松井 今朝子,松下 幸子
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日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻))
日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻)) (JUGEMレビュー »)
長岡 龍作
法隆寺金堂内陣は、普段は大変暗い上に太い円柱に加え、金網が廻らされており、その詳細はなかなか見ることができません。今までに撮影された写真も鮮明さということでは満足のゆくものではありませんでした。今回は最新の撮影技術により、南面(正面)のみならず、北面(背面)からも撮影。その結果、全く見たことがない写真を目の当たりにすることになりました。仏像の質感と量感、豊かな色彩に感嘆し、感動をおぼえる一冊となっています。
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山口晃 大画面作品集
山口晃 大画面作品集 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
8年ぶり、待望の最新作品集。11月26日発売!予約しないと!!

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運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本)
運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
山本 勉,ヤノベ ケンジ,橋本 麻里,みうら じゅん
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知識ゼロからのキリスト教絵画入門
知識ゼロからのキリスト教絵画入門 (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
池上英洋先生が易しく紐解く『聖書』の世界。レビュー→こちら
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芸術家の家: 作品の生まれる場所
芸術家の家: 作品の生まれる場所 (JUGEMレビュー »)
ジェラール=ジョルジュ ルメール,ジャン=クロード アミエル
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フェルメールへの招待
フェルメールへの招待 (JUGEMレビュー »)

不肖・私がフェルメール30作品の解説執筆と全体の編集に携わった一冊です。オールカラーB5版。96ページから成る、これまでにないフェルメールパーフェクトガイドです。主に「フェルメール初心者」に向け丁寧に噛み砕いた表現で綴られているので、美術の専門用語を知らずともフェルメール作品について一通りの知識を得ることが出来ます。

お手に取って頂ければ幸甚です。よろしくお願い致します。
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偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件
偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件 (JUGEMレビュー »)
レニー ソールズベリー,アリー スジョ
来歴さえあれば、たとえ贋作でも「ほんもの」になる。詐欺師は驚くべき方法で美術史を捏造した。美術界を震憾させた事件を追うドキュメンタリー。レビュー→こちら
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フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース)
フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース) (JUGEMレビュー »)
林 綾野
林綾野さんの待望のフェルメール本!レビュー&インタビュー→こちら
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ヴァチカン物語 (とんぼの本)
ヴァチカン物語 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
塩野 七生,藤崎 衛,石鍋 真澄
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野兎の眼
野兎の眼 (JUGEMレビュー »)
松本 典子
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Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105
Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105 (JUGEMレビュー »)

掌に収まる単眼鏡は、必要なときにサッとポケットなどから取り出して使える便利な、美術館・博物館必須アイテム。
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日本美術のことば案内
日本美術のことば案内 (JUGEMレビュー »)
日高 薫
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日本美術鑑賞の際に、よく出てくる言葉を満載。絵画、彫刻、工芸品などの具体的な写真をふんだんに使い紹介
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