弐代目・青い日記帳 

  
TB&リンク大歓迎です!
「Rhizomatiks 10」
スパイラルガーデンにて開催中の
「Rhizomatiks 10」展に行って来ました。


http://www.spiral.co.jp/rhizomatiks10

Rhizomatiks(ライゾマティクス)の創立10周年を記念した展覧会。

メディアアート、大規模なライブ公演の技術演出、企業のクリエイティブやコンサルティング、さらにはまちづくりまで、あらゆる分野のクリエーションを世界に先駆けたテクノロジーを駆使した表現で開拓し、その活動が世界から注目されるRhizomatiks(ライゾマティクス)。



凄い仕掛けがスパイラルの会場で展開されていると思い込んで行ったのですが、10周年記念展ということでこれまでの足跡を紹介するアーカイブが中心でした。


ライゾマといえばPerfume

一点、大掛かりな特別展示がありました。


border installation ver.

ヘッドセット型VRディスプレイを装着して、AR/VRを通じてダンサーの登場しないインスタレーション空間で起こる出来事の全体を様々なアングルから眺めることのできる展示。

この画像だとなんともシュールですが、実際に装着してみると、色、形、そして会場の形態がまるで生きているかのように変化する姿を観ることが出来ます。

少し混雑していても並んで観る価値はあります。(無料です)

派手さはあえて出さずにこれまで成し遂げてきた仕事を淡々と見せるあたりがライゾマのライゾマらしいところなのかもしれません。

「Rhizomatiks 10」は4月30日までです。


「Rhizomatiks 10」

会期:2017年4月19日(水)〜30日(日)
時間:11:00〜20:00 会期中無休
会場 :スパイラルガーデン(スパイラル1F)
〒107-0062東京都港区南青山5-6-23
東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道」駅
入場:無料
URL:http://www.spiral.co.jp/rhizomatiks10
共催:株式会社ライゾマティクス、株式会社ワコールアートセンター
企画制作:株式会社ライゾマティクス
企画協力:スパイラル



《プロフィール》
Rhizomatiks
2006年に設立。Webから空間におけるインタラクティブ・デザインまで、幅広いメディアをカバーする高い技術力と表現力を併せ持つ組織。アーティストのほか、ハードウェア/ソフトウェアのエンジニア、デザイナーやプランナーなど、幅広い分野のスペシャリストが在籍し、メディアアートで培った知見と高い技術力・企画力をエンターテイメントや広告といった多分野において展開。プランニングから制作までフルスタックで手がけ、海外においてもその名を知られる数少ないプロダクションである。アルスエレクトロニカ、文化庁メディア芸術祭、カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルなど受賞歴多数。



美術手帖 2017年1月号

Twitterやってます。
@taktwi

Facebookもチェック!

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=4691

JUGEMテーマ:アート・デザイン



続きを読む >>
| 展覧会 | 23:23 | comments(0) | trackbacks(1) |
「ウォルター・クレインの本の仕事」
千葉市美術館で開催中の
「絵本はここから始まった−ウォルター・クレインの本の仕事」展に行って来ました。


http://www.ccma-net.jp/

ヴィクトリア朝の絵本画家ウォルター・クレイン(Walter Crane 1845-1915)の全貌を紹介する日本で初めての展覧会が千葉市美術館で開催されています。

これまでは親友であったウィリアム・モリスと共に「デザイナー」としての側面を紹介する展覧会は多くありましたが、文字と絵が一体となった「絵本」をはじめに作った絵本作家としてのクレインを体系的に見せるものはありませんでした。

ディズニーの人気コンテンツである『シンデレラ』や『眠り姫』、『美女と野獣』などを誰よりも先に絵画化し絵本として世に最初に送り出したのがクレインなのです。


ウォルター・クレイン『シンデレラ』1873年 
鶴見大学図書館蔵

何事もゼロから創り上げることは大変なことです。クレインの美麗な絵本も始めはまるで違うものでした。

1865年に手掛けた、全ページカラー刷りのトイ・ブック(簡易なつくりの絵本)が人気を博し一躍有名になったクレイン。ABCから諺まで挿絵入りの本で子どもが覚えやすいような工夫がされています。

ラファエル前派のバーン=ジョーンズや社会主義者のモリス・ウィリアムたちと交流をするようになるのもこうしたトイブックの成功があります。


ウォルター・クレイン『眠り姫』1876年 
個人蔵


エドワード・バーン=ジョーンズ「眠り姫―連作『いばら姫』」1972〜74年頃
ダブリン市立ヒュー・レイン美術館蔵

三菱一号館美術館で拝見したバーン=ジョーンズの作品かと見間違えるほど似ていますね。ともに刺激しながら作品を築きあげて行ったのでしょう。

展覧会の構成は以下の通りです。

第犠蓮.レインのトイ・ブック
1 カラー絵本の始まり
2 様式の確立と6ペンス・シリーズ
3 円熟期のシリング・トイ・ブックと合本
第蕎蓮.ラー絵本の仕掛け人エヴァンズとコールデコット、グリーナウェイの絵本と挿絵本
1 エドマンド・エヴァンズの木口木版多色刷の仕事
2 ランドルフ・コールデコットの全トイ・ブック 
3 ケイト・グリーナウェイの創作絵本と挿絵本
第III章 本をデザインする――クレインの挿絵本の仕事
1 初期の児童文学の挿絵
2 「幼子」3部作と『パンの笛』 エヴァンズとともに
3 子どもの本のデザイン
第IV章 クレインの素顔
1 クレインのポートレートと詩集・著作
2 自筆書簡とドローイング 
3 クレインと家族
4 デザインの仕事 
5 クレインとジャポニズム
6 社会主義の普及活動とモリスとの友情


この中で、クレインとともに絵本黄金時代を築いたケイト・グリーナウェイとランドルフ・コールデコットの作品も紹介されているのも見どころのひとつです。比較してみると色々と観えてきます。


ウォルター・クレイン『長靴をはいた猫』1874年
個人蔵

イギリスの知らない昔話が絵本として多数紹介されています。どれも日本語訳がイマイチなのかそれとも元々の話自体が支離滅裂なのか判断つきかねますが、つっこみどころ満載で全て読んでしまいました。

また、ディズニー映画でお馴染みの「アラジン」(アラビアンナイト)がこちらです。


ウォルター・クレイン『アラディンと魔法のランプ』1875年

こんなの「アラジン」じゃな〜い!と叫んでしまいそうになりますが、原作では主人公のアラジンは中国人で、魔法使いはアフリカ出身ですのでこれが正しいのです。ディズニーの影響を受けすぎてしまっている我々には色んな発見のある展覧会でもあります。

最後にあった「社会主義の普及活動とモリスとの友情」も非常に興味深く、また初期のころ浮世絵に接したことが彼の作風を大きく変えたという点など、諸々引っ掛かりのある事柄の多い充実した内容でした。

「ウォルター・クレインの本の仕事」展は5月28日までです。是非是非!


「絵本はここから始まった−ウォルター・クレインの本の仕事」

会期:2017年4月5日(水)〜 5月28日(日)
開館時間:午前10時−午後6時 (入場は午後5時30分まで)
金・土曜日は、午後8時まで開館 (入場は午後7時30分まで)
休館日:毎月第1月曜日(祝日の場合は翌日)
会場:千葉市美術館
http://www.ccma-net.jp/
主催:千葉市美術館
後援:一般社団法人 日英協会
企画協力:マンゴスティン


ウォルター・クレインの本の仕事 絵本はここから始まった-

千葉市美術館が最後の巡回地です。千葉までちょっと遠くて行けないわ〜という方に朗報です。青幻舎さんが一般書籍としてカタログを販売してくれています。

Twitterやってます。
@taktwi

Facebookもチェック!

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=4690

JUGEMテーマ:アート・デザイン



続きを読む >>
| 展覧会 | 23:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
「挿絵本の楽しみ」
静嘉堂文庫美術館で開催中の
「挿絵本の楽しみ〜響き合う文字と絵の世界〜」展に行って来ました。


http://www.seikado.or.jp/

文字で構成された書物に挿絵(イラスト)が登場するようになったのは果たしていつごろのことなのか考えたことありますか。

生まれた時から身の回りに「絵本」があり、新聞の連載小説にも挿絵が必ず存在しているそんな絵があって当たり前の生活をしていると、絵の無い本があったなんて信じられないかもしれません。


『纂図互註礼記』
中国・漢鄭玄注  唐陸徳明釈文
南宋時代(12世紀前半〜13世紀後半)刊
静嘉堂文庫蔵【全期間展示】

まずはじめ漢籍に挿絵が現れたのは、中国の官吏登用試験「科挙」の受験参考書として作られたこうした本だそうです。

それまである程度の高い身分の子息しか受験できなかった科挙が一般にもオープンとなり、誰でも受験できるようになるとこうした受験参考書の需要がぐんと高まったそうです。

現在でもそうですが、イラストがあった方が知識として定着しやすいですよね。

しかしこうしたことは当時としては大変エポックなことだったそうです。しかし挿絵入りの参考書で学び科挙に合格し役人に就いた人々は挿絵本に抵抗感が薄れます。徐々に挿絵本が広まっていったのにはそんな理由があるそうです。


「挿絵本の楽しみ」展示風景

どんな文化であっても当時の社会情勢を色濃く反映させるものですが、挿絵本に関しても同じことが言えます。今回の展覧会では挿絵本の種類を大まかに3つに区分し展開しています。

解説書・記録類・物語です。

展覧会の構成は以下の通りです。

錦絵の中の文字
1、神仏をめぐる挿絵
2、事書・参考書をめぐる挿絵
3、解説する挿絵
4、記録する挿絵
5、物語る挿絵



『本草図譜』[桃]
岩崎灌園撰
江戸時代・天保15年(弘化元年・1844)頃写
静嘉堂文庫蔵 【全期間展示】

河野元昭館長とトークショーを行った橋本麻里さんイチオシの作品がこちら。これは日本の江戸時代に描かれた植物図鑑ですが、印刷ではなく手で彩色がされている非常に美しいものです。

パラパラと枕元でページをめくっているだけで一日の疲れが取れそうです。

そうそう、橋本さんが仰っていましたが「絵巻」と「挿絵」では形態、目的、読者が違い前者は主にごく一部の特権階級の人向けに物語を描いたものであるのに対し、挿絵本はもっと目的が多岐に渡っていることを指摘されていました。

確かに今回の展覧会構成を見てもそのことが分かります。


『環海異聞』
大槻玄沢編
江戸時代後期(19世紀)写
静嘉堂文庫蔵【全期間展示】

担当された成澤麻子学芸員さんおすすめの一点。当時のロシアの様子を伝える貴重な資料です。こうしたものは挿絵なくして成立しませんよね。

因みに河野館長のおすすめは渡辺崋山の「芸妓図」(重文)だそうです。河野館長今夏の展覧会は音声ガイドのナビゲーターも自ら務めていらっしゃいます。


舞台、テレビドラマなどで活躍中の鈴木麻里さんとのコンビも絶妙でした。

河野元昭館長が新たに開設されたブログ「饒舌館長」こちらも是非チェックしてください!

鈴木麻里さんオフィシャルサイト(ブログも書かれています)


松浦武四郎『知床日誌
江戸時代・文久3年(1863)刊

松浦武四郎展を以前、静嘉堂さんで観たときはそれほど気に留めなかった作品ですが、今回は何故だかとても愛おしく親近感さえ抱きました。

絵って観るときの体調や環境などによって全くイメージ変わってくるものです。そして小さな挿絵から浮世絵、江戸絵画と想像が広がり「繋がり」が見えてきます。

「挿絵本の楽しみ」展は5月28日までです。是非!


「挿絵本の楽しみ〜響き合う文字と絵の世界〜」 

会期:2017年4月15日(土)〜5月28日(日)
休館日:毎週月曜日
会場:静嘉堂文庫美術館
開催時間:午前10時〜午後4時30分(入場は午後4時まで)
http://www.seikado.or.jp/


ウォルター・クレインの本の仕事 絵本はここから始まった-

Twitterやってます。
@taktwi

Facebookもチェック!

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=4688

JUGEMテーマ:アート・デザイン



注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
続きを読む >>
| 展覧会 | 23:31 | comments(0) | trackbacks(1) |
「シャセリオー展」
国立西洋美術館で開催中の
「シャセリオー展―19世紀フランス・ロマン主義の異才」に行って来ました。


http://www.tbs.co.jp/chasseriau-ten/

フランス・ロマン主義の画家テオドール・シャセリオー(Théodore Chassériau 1819-1856)を紹介する日本で初めての展覧会が国立西洋美術館で開催されています。

シャセリオーと聞いてすぐに作品が頭に浮かんでくる人ごく僅かだと思います。展覧会で見かけることもまずありません。

母国フランスでも回顧展は1933年と2002年の2回しか開催されていないそうです。


テオドール・シャセリオー《自画像
1835年 ルーヴル美術館
Photo©RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Jean-Gilles Berizzi / distributed by AMF

特段絵の才能に恵まれず凡庸な画家だったから注目されないのでしょうか?それはどうやら違うようです。

11歳でアングルに弟子入りを許され、16歳でなんとサロンデビューを果たしている凄腕の持ち主なのです。(容姿には自信が無かったそうですが…)

才能ある画家であるにも忘れられてしまった要因として37歳の若さで夭折してしまったことや、丁度西洋絵画史の転換期に位置していたことなどがあげられます。


テオドール・シャセリオー《泉のほとりで眠るニンフ
1850年 CNAP(アヴィニョン、カルヴェ美術館に寄託)

そもそも、フランス・ロマン主義の展覧会自体開催されることが稀なのに加え、シャセリオーというネームバリューに乏しい画家の回顧展ですので押すな押すなの大行列なんてことはなくゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。

そうした環境の中でこそ独特のメランコリックな表情をみせる作品やしなやかで優美な躯体の女性像など一点一点時間をかけ存分に味わえます。


テオドール・シャセリオー《サッフォー
1849年 ルーヴル美術館(オルセー美術館に寄託)
Photo©RMN-Grand Palais (musée d'Orsay) / Adrien Didierjean / distributed by AMF

展覧会の構成は以下の通りです。

1:アングルのアトリエからイタリア旅行まで
2:ロマン主義へ 文学と演劇
3:画家を取り巻く人々
4:東方の光
5:建築装飾 寓意と宗教主題


海外のメジャー美術館からシャセリオー作品が集結している中で、師であるアングルや同時代に活躍したドラクロア。そしてシャセリオーが大きな影響を与えたシャヴァンヌ、モロー、ルドンなどの作品も比較しながら観られるような構成となっています。

《「シャセリオー展」関連画家》
ドミニク・アングル(1780年〜1867年)

ウジェーヌ・ドラクロワ (1798年〜1863年)
テオドール・シャセリオー(1819年〜1856年)

ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌ(1824年〜1898年)
ギュスターヴ・モロー(1826年〜1898年)
オディロン・ルドン(1840年〜1916年)


テオドール・シャセリオー《アポロンとダフネ
1845年 ルーヴル美術館
Photo©RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Philippe Fuzeau / distributed by AMF

ギュスターヴ・モローやルドンといった象徴主義の画家たちにダイレクトに影響を与えたことが知れたのはとても大きな収穫でした。


ギュスターヴ・モロー《アポロンとダフネ》制作年不詳 ギュスターヴ・モロー美術館
オディロン・ルドン《…日を着たる女ありて(連作『ヨハネ黙示録』より》1899年 国立西洋美術館

モローの描いた「アポロンとダフネ」の元ネタがシャセリオーだったとは!古来多くの画家が表現してきたテーマですが、ここまで影響が濃いとは驚きです。

シャセリオーの作品に触れたことで、モローやルドンをもっともっと深く知ることが出来るなんてまさかの展開です。こうした嬉しい誤算が展覧会には待っているので、たとえ知らない画家であっても行く価値は大いにあります。

というか、逆に未知の画家だからこそ観に行かねばならないんですよね。


「シャセリオー展」展示風景

展覧会では他にもオリエンタリズムに言及していたり、ドラクロアとの版画の比較展示をしていたりと初の開催となるシャセリオー展に様々なアプローチで迫っています。

大混雑はしない展覧会ですが、観ておかねばならぬ展覧会であることは疑う余地もありません。2014年にBunkamuraザ・ミュージアムで開催された「シャヴァンヌ展」と同じく見逃すと後悔します。

「シャセリオー展」は5月28日までです。是非!


「シャセリオー展―19世紀フランス・ロマン主義の異才」

会期:2017年2月28日(火)〜2017年5月28日(日)
開館時間:午前9時30分〜午後5時30分
毎週金曜日:午前9時30分〜午後8時
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし、3月20日、3月27日、5月1日は開館)、3月21日(火)
会場:国立西洋美術館
http://www.nmwa.go.jp/
主催:国立西洋美術館、TBS、読売新聞社
後援:外務省、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、TBSラジオ
協賛:みずほ銀行、損保ジャパン日本興亜、野崎印刷紙業
協力:Les Amis de Théodore Chassériau、エステバン、日本貨物航空、日本航空、日本通運、西洋美術振興財団
公式サイト:http://www.tbs.co.jp/chasseriau-ten/

シャセリオー展関連イベント

2017年4月28日 (金) 18:00〜19:00
テオドール・シャセリオーの魅力
「シャセリオー展 19世紀フランス・ロマン主義の異才」の楽しみ方
出演:山田 五郎

詳細はこちらから。

こちらは常設展スペースで開催されているデンマークのスケーエンという土地で活躍した画家たちを紹介する展覧会です。「シャセリオー展」のチケットで観られます。


日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念
スケーエン:デンマークの芸術家村

会期:2017年2月10日(金)〜2017年5月28日(日)


カラー版 ヘンタイ美術館
山田 五郎 (著), こやま 淳子 (著)

Twitterやってます。
@taktwi

Facebookもチェック!

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=4685

JUGEMテーマ:アート・デザイン



注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
続きを読む >>
| 展覧会 | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ヴォルス展」
DIC川村記念美術館で開催中の
「ヴォルス―路上から宇宙へ」展に行って来ました。



音楽と詩に親しみ、独学で絵を描くようになった稀有な芸術家ヴォルス(1913-1951)。1964年に南画廊でヴォルスを紹介する展覧会が開かれ日本に多くのファンが生まれました。

ただし、50代以下の人にとってヴォルスという芸術家は名前を聞いたことがあるかも定かでない存在なのではないでしょうか。

千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館はそんなヴォルスの作品を数多く所蔵しており、10数年前に版画をメインとした「ヴォルス展」を開催しました。



ヴォルスの残した作品をより多くの方、特に彼のことを知らない若い世代の方に知ってもらうべく開かれたのが今回の「ヴォルス展」です。

故国ドイツでは生誕100年を祝う回顧展も開かれるなど、ここ数年新たに再注目を集める芸術家です。大きな戦争を二度経験したヴォルスが今の時代に改めて注目を集めるのも深遠な関連性があるのかもしれません。

本名はアルフレート=オットー=ヴォルフガング・シュルツ Alfred Otto Wolfgang Schulze(1913-51)。ドイツの裕福な家庭に生まれ何不自由のない生活を送ったヴォルスですが、高校中退後はパリへ渡り写真家として活躍します。


ヴォルス「マックス・エルンスト
J・ポール・ゲティ美術館

有名人からの撮影依頼も来るようになり写真家として大成しかけた矢先、戦争が彼の人生を大きく変えてしまいます。ドイツ人であったヴォルスはフランス(パリ)での活動が出来なくなってしまったばかりか、兵役を断ったため収容所へ収監されてしまいます。

制作意欲はそこで衰えるばかりか、逆に旺盛になりカメラを持つ手をペンにかえ、美しい線描の絵画作品を手掛けるようになります。

歴史に「もし」はありませんが、大戦が勃発しなければ写真家ヴォルスとしての生涯を全うしたはずで、画家ヴォルスの絵を目にすることはなかったことになります。


ヴォルス「人物と空想の動物たち」1936-40
ギャラリーセラー

単発で観るとイヴ・タンギーやパウル・クレーの影響を一見感じさせるようなヴォルスの作品ですが、回顧展でまとめて接するとヴォルスはヴォルス以外の何物でもないことがはっきりと分かります。

ヴォルスの絵画や写真は川村記念美術館や横浜美術館の常設展で目にしているはずですが、それが1、2点だと足を止めてじっくりと見入るということ強いる作家ではありません。

同時代のピカソのように「俺の作品をしかと観ろ!」と暑苦しい主張が伝わってくる作品とは真逆をいっているのがヴォルスです。


ヴォルス「溶けあう色」1949年
DIC川村記念美術館

抽象絵画でありながら、具象画と言ってもおかしくないのがヴォルス作品の大きな魅力のひとつです。実際に見つめていると形がはっきりと浮かんできます。

そしてまた絵の中に隠れキャラのように顔が描かれていたりするなど、自己主張は決して強くないにも関わらず、離れられない魅力を湛えています。

若い女性に人気があったり、15歳も年上の奥さんに面倒みてもらったりと何かと母性本能をくすぐるヴォルスです。育ちの良さに裏打ちされた天賦の才を無意識に発揮しているようです。

展覧会の構成は以下の通りです。

1章:写真 路上と台所[1937-41年]
2章:水彩画と油彩画 幻視から宇宙へ
3章:挿絵銅版画 文学とともに



ヴォルス「赤いザクロ」1940年頃
DIC川村記念美術館

38歳の若さで亡くなってしまったヴォルスですが、生涯に90点ほど油彩画も残しています。今回の「ヴォルス展」では油彩画も多く観られるのも大きな魅力です。

油彩画は第二次世界大戦が終結したのちにヴォルスが取り組んだもので、リッピング、グラッタージュなど様々な表現を積極的に取り入れています。

↓こちらの作品ではキャンバスの側面にも絵の具を塗っているのが分かります。原美術館で開催中の「エリザベス ペイトン展」を思い浮かべ比較しつつ観てきました。


ヴォルス「構成 白い十字架」1947年
国立国際美術館

そうそう、ヴォルスの作品に付けられているタイトルはそのほとんどを奥さんが付けたものだそうです。彼自身は写真を撮ったり絵を描いたりするだけで、それらを整理しまとめるのは奥さんが。

もしも、15歳上の面倒見のいい姉さん女房がいなかったら、ヴォルスの存在自体忘れられていたはずです。38歳で突如食中毒で亡くなるまで、アトリエも構えず自由気ままに撮影したり、収容所で描いた作品が大半を占めるわけですから。



美しいものを知るためには
卑しいものを知ることが不可欠だ。

なにひとつ無用なものはない
なにひとつ有用なものはない。


会場のあちこちにヴォルスの箴言が記されています。写真家であり画家であり詩人であり哲学者でもあったヴォルス。でも決して「オレオレ系」でないのが今の時代に受け入れられやすいのかもしれません。

川村記念美術館のお庭の桜を観に行ったらこんな素晴らしい展覧会に出会えてしまうなんて、こいつは春からなんと縁起の良いことでしょう〜

「ヴォルス展」は7月2日までです。会場内の写真撮影も可能です。是非是非!!


「ヴォルス―路上から宇宙へ」

会期:2017年4月1日(土)〜7月2日(日)
開館時間:午前9時30分−午後5時
(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜
会場:DIC川村記念美術館
http://kawamura-museum.dic.co.jp/
主催:DIC株式会社
後援:千葉県、千葉県教育委員会、佐倉市、佐倉市教育委員会


館内の日本画展示室奥にある茶席では、抹茶と季節の和菓子を楽しみながら、池沿いに咲くソメイヨシノを眺めることができます。

売切れ必至、プレミア価格になってしまう前に展覧会カタログだけは取り合えずゲットしておきましょう。


WOLS ― From the street to the Cosmos ヴォルス ― 路上から宇宙へ
千葉 成夫 (著, 監修), 光田 由里 (著), サイトヲ ヒデユキ (その他)

ドイツの画家WOLS(本名:アルフレート=オットー=ヴォルフガング・シュルツ、1913-51)の作品と軌跡。第一次大戦後、放浪生活をしながら音楽、写真、水彩、油彩、銅版画、彫刻など多岐にわたり才能を発揮した。プレヴェール、モホイ=ナジ、エルンスト、サルトルなど様々な芸術家や文化人と出会い、死後、芸術運動「アンフォルメル」の重要作家とされながら、38年という短い人生を送ったヴォルスの作品は80年代以降、日本で見直される機会はあまりにも少ない。現在まで国内では大きく取り上げられてこなかった実験性溢れる写真作品46点と微視的で宇宙的な世界観のある水彩、油彩、銅版画などを合わせた計120点が収録。2017年のDIC川村記念美術館企画展「WOLS ― From the street to the Cosmos ヴォルス ― 路上から宇宙へ」の公式図録。

Twitterやってます。
@taktwi

Facebookもチェック!

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=4679

JUGEMテーマ:アート・デザイン



続きを読む >>
| 展覧会 | 22:45 | comments(0) | trackbacks(0) |
編集・執筆を務めた『カフェのある美術館 素敵な時間を楽しむ』(世界文化社)が2月18日に発売になります。


青い日記帳(編集)『美術展の手帖』小学館より発売中です。


青い日記帳「出前ブログ」連載中


gooいまトピ連載中

朝日マリオン・コム「ぶらり、ミュージアム」


山下裕二&井浦新トークショー


青い日記帳コラボグッズ

「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

「展覧会を何十倍も楽しむために心がけたい5つの秘訣。」

フェルメールへの招待
國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

【展覧会レビュー】
山口晃 平等院養林庵書院奉納襖絵
ゴッホの幻の「ヒマワリ」
黒田記念館リニューアルオープン
日本美術ちらし寿司
「オスカー・ニーマイヤー展」
「ディン・Q・レ展:明日への記憶」
特別展「白鳳」
「森本美由紀展」
「クレオパトラとエジプトの王妃展」
「メカニックデザイナー 大河原邦男展」
「青樹うめ展」開催!
「藤田美術館の至宝 国宝 曜変天目茶碗と日本の美」
「伝説の洋画家たち 二科100年展」
「動きのカガク展」
「ボルドー展」
「シカゴ ウェストンコレクション 肉筆浮世絵」開催!
「芸術の秋」、「琳派の秋」。
特別展「蔵王権現と修験の秘宝」
「teamLab Exhibition, Walk Through the Crystal Universe」
特別展「生命大躍進」
「SHIBUYA」
「琳派と秋の彩り」
「箱根で琳派 大公開〜岡田美術館のRIMPAすべて見せます〜」
あなたは五姓田義松を知っていますか?
「風景画の誕生展」
「国宝 一遍聖絵」が全巻全段展示されます!
美術館でコスプレ!
Ingress(イングレス)でミュージアム巡り。
2015年、都内で観られる西洋絵画の展覧会
プロが選ぶ「2014年 ベスト展覧会」
かみさんが選ぶ「2014年 ベスト展覧会」
2014年 展覧会ベスト10


パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

トークショーに出演しました

日経に掲載されました

朝日新聞に掲載されました

再び日経に掲載されました

「美連協ニュース」寄稿

『アートコレクター』で紹介されました

Yahoo!カテゴリ絵画に登録されました

+ CATEGORIES
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< April 2017 >>
moon phases
 
   
+RECOMMEND
  
ロマネスク美術革命 (新潮選書)
ロマネスク美術革命 (新潮選書) (JUGEMレビュー »)
金沢 百枝
11~12世紀のロマネスクこそは、ヨーロッパ美術を大きく塗りかえる「革命」だった。宮廷文化から民衆文化への流れのなかで、知識より感情を、写実よりかたちの自由を優先する新たな表現が、各地でいっせいに花ひらく。古代ギリシア・ローマやルネサンスだけがスタンダードではない。モダン・アートにも通じる美の多様性を、豊富な図版を例に解きあかす。
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
若冲の描いた生き物たち
若冲の描いた生き物たち (JUGEMレビュー »)
小林 忠,小宮 輝之,湯浅 浩史,佐々木 猛智,本村 浩之,秋篠宮 文仁
若冲と学研がコラボした画期的な若冲本!レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
叢 小田康平の多肉植物
叢 小田康平の多肉植物 (JUGEMレビュー »)
小田 康平
「人の間にあるサボテン−自由な美しさ、見たことのないトーン。自然と人との関わり、その不思議を小田康平さんは知っている。とても豊かだ」レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
現代アート探偵ゲンダイチコースケの事件簿『銀髪の賢者と油之牝狗』(ぎんぱつのけんじゃとあぶらのビッチ)
現代アート探偵ゲンダイチコースケの事件簿『銀髪の賢者と油之牝狗』(ぎんぱつのけんじゃとあぶらのビッチ) (JUGEMレビュー »)
岡田 裕子,阿部 謙一,松下 学
現代美術家岡田裕子が主宰、会田誠顧問による謎の人形劇団「劇団★死期」の伝説の公演を小説化。アートの知識を楽しく学べる児童文学。

+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
名画のネコはなんでも知っている
名画のネコはなんでも知っている (JUGEMレビュー »)
井出 洋一郎
ゴッホ、ミレー、ゴーギャン、ゴヤ、ルノワール、歌麿、北斎、国芳などの天才画家たちの思想を、まさかのネコ目線でひも解く、新感覚な名画解説書。
+RECOMMEND
  
美術館で働くということ 東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
美術館で働くということ 東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ) (JUGEMレビュー »)
オノユウリ
アートに囲まれて働く美術館学芸員。優雅な職業のイメージだけど、実際は日々、ドタバタの連続なのです!? 展覧会の舞台裏から、学芸員のお仕事のリアルまで。美術館の知られざる一面を描くコミックエッセイ!
+RECOMMEND
  
九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556)
九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556) (JUGEMレビュー »)
山本 聡美
腐敗し白骨化してゆく亡骸の様子を克明に描く「九相図」。仏教とともに伝来し、日本に深く根を下ろしたこの図像には、生と死、そして肉体の無常をめぐるいかなる想いが秘められているのか。豊富な図版とともに探る。
+RECOMMEND
  
千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル)
千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル) (JUGEMレビュー »)
谷口 ジロー
ルーヴル美術館とビッグコミックオリジナルの共同企画。オールカラー豪華版。
+RECOMMEND
  
美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス)
美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス) (JUGEMレビュー »)
黒田 いずま
美術館で働く学芸員の近江さん。個性豊かなメンツが解説、展示、監視などの仕事を通して、日々様々な工夫をしながら楽しく来館者をお出迎えする日常をユーモラスかつ鋭いツッコミで描いた作品。
+RECOMMEND
  
PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡
PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡 (JUGEMレビュー »)

普段は単眼鏡で済ませていますが、どうしても隅々まで観たい作品の場合はこの双眼鏡を使ってます。
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書)
西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書) (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
美術史の実践方法が最後にまとめられています!世界が変わる、名画の見方。前作「西洋美術史入門」からさらに一歩奥へ。池上英洋 著

レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection)
ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection) (JUGEMレビュー »)
川端 康雄,加藤 明子
夏目漱石をイチコロにしたウォーターハウスの文学性と蠱惑的な魅力を余すところなく紹介!

レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福
池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福 (JUGEMレビュー »)
池永康晟
日本画の異才“池永康晟”がベールを脱ぐ!

レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
すゞしろ日記 弐
すゞしろ日記 弐 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
画家・山口晃のエッセー漫画第2弾。

面白きことも無き世を、面白く!

画家・山口晃の“どーでもいいけど楽しげなこと”満載
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16
OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16 (JUGEMレビュー »)

観劇・美術鑑賞・セミナーなどの知的シーンや、コンサート会場・ファッションショーなどで大活躍!
軽いのでいつも持ち歩いています。
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
モチーフで読む美術史 (ちくま文庫)
モチーフで読む美術史 (ちくま文庫) (JUGEMレビュー »)
宮下規久朗
宮下規久朗先生の最新刊!絵画に描かれた代表的な「モチーフ」を手掛かりに美術を読み解く、画期的な名画鑑賞の入門書。カラー図版150点を収録した文庫オリジナル。
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工
日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工 (JUGEMレビュー »)

「これ一冊で日本美術を鑑賞する際の知識が全て揃う」
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
アイテムで読み解く西洋名画
アイテムで読み解く西洋名画 (JUGEMレビュー »)
佐藤 晃子
西洋絵画を鑑賞する際に必要となる宗教画,神話画の50のアトリビュートを紹介。ありそうで無かった絵画ファン待望の一冊。
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
美術鑑賞手帳
美術鑑賞手帳 (JUGEMレビュー »)

美術鑑賞の楽しみをさらに広げるこれまでになかった手帳です。ミニガイドと書き込み式の鑑賞の記録ページが一緒に。

自分もお手伝いさせて頂きました。レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
画家の食卓
画家の食卓 (JUGEMレビュー »)
林 綾野
画家たちが楽しんだ26のレシピを再現。クレー、フェルメール、セガンティーニ、メムリンクの暮らしと創作現場を巡る旅。
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い
美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い (JUGEMレビュー »)
サンディ ネアン
とかく扇情的に扱われる美術品盗難。だが実際は、麻薬や犯罪に絡む危険な裏社会と結びつく場合が多い。事件に巻き込まれた学芸員の立場からその実態を訴え、問題点を考察する一書。 レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
江戸の献立 (とんぼの本)
江戸の献立 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
福田 浩,松井 今朝子,松下 幸子
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻))
日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻)) (JUGEMレビュー »)
長岡 龍作
法隆寺金堂内陣は、普段は大変暗い上に太い円柱に加え、金網が廻らされており、その詳細はなかなか見ることができません。今までに撮影された写真も鮮明さということでは満足のゆくものではありませんでした。今回は最新の撮影技術により、南面(正面)のみならず、北面(背面)からも撮影。その結果、全く見たことがない写真を目の当たりにすることになりました。仏像の質感と量感、豊かな色彩に感嘆し、感動をおぼえる一冊となっています。
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
山口晃 大画面作品集
山口晃 大画面作品集 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
8年ぶり、待望の最新作品集。11月26日発売!予約しないと!!

+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本)
運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
山本 勉,ヤノベ ケンジ,橋本 麻里,みうら じゅん
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
知識ゼロからのキリスト教絵画入門
知識ゼロからのキリスト教絵画入門 (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
池上英洋先生が易しく紐解く『聖書』の世界。レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
芸術家の家: 作品の生まれる場所
芸術家の家: 作品の生まれる場所 (JUGEMレビュー »)
ジェラール=ジョルジュ ルメール,ジャン=クロード アミエル
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
フェルメールへの招待
フェルメールへの招待 (JUGEMレビュー »)

不肖・私がフェルメール30作品の解説執筆と全体の編集に携わった一冊です。オールカラーB5版。96ページから成る、これまでにないフェルメールパーフェクトガイドです。主に「フェルメール初心者」に向け丁寧に噛み砕いた表現で綴られているので、美術の専門用語を知らずともフェルメール作品について一通りの知識を得ることが出来ます。

お手に取って頂ければ幸甚です。よろしくお願い致します。
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件
偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件 (JUGEMレビュー »)
レニー ソールズベリー,アリー スジョ
来歴さえあれば、たとえ贋作でも「ほんもの」になる。詐欺師は驚くべき方法で美術史を捏造した。美術界を震憾させた事件を追うドキュメンタリー。レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース)
フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース) (JUGEMレビュー »)
林 綾野
林綾野さんの待望のフェルメール本!レビュー&インタビュー→こちら
+RECOMMEND
  
ヴァチカン物語 (とんぼの本)
ヴァチカン物語 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
塩野 七生,藤崎 衛,石鍋 真澄
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
野兎の眼
野兎の眼 (JUGEMレビュー »)
松本 典子
レビュー→こちら
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105
Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105 (JUGEMレビュー »)

掌に収まる単眼鏡は、必要なときにサッとポケットなどから取り出して使える便利な、美術館・博物館必須アイテム。
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
+RECOMMEND
  
日本美術のことば案内
日本美術のことば案内 (JUGEMレビュー »)
日高 薫
レビュー→こちら
日本美術鑑賞の際に、よく出てくる言葉を満載。絵画、彫刻、工芸品などの具体的な写真をふんだんに使い紹介
+RECOMMEND
  
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ RECENT TRACKBACK
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE
+ OTHERS

 1/452PAGES >>

このページの先頭へ
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...