青い日記帳 

  
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「丸木位里・俊 ―《原爆の図》をよむ」
広島市現代美術館で開催中の
特別展「丸木位里・俊 ―《原爆の図》をよむ」に行って来ました。


https://www.hiroshima-moca.jp/
特設サイト
https://www.hiroshima-moca.jp/maruki/

広島生まれの画家、丸木位里(1901-95)と妻の丸木俊(赤松俊子・1912-2000)によって描かれた「原爆の図」はどこかで必ず目にしているはずです。

広島に投下された原爆の惨状を伝える「原爆の図」《第1部 幽霊》、《第2部 火》、《第3部 水》(初期三部作)が、丸木位里(いり)・丸木俊(とし)の共作で描かれはじめたのが1950年。

1945年8月に原爆投下後の広島を訪れたのち、自らの体験と家族などから聞いた話をもとに「原爆の図」を描きました。

今のようにSNSも何もないどころか、報道規制がされている時代、広島で起こった惨劇をいち早く視覚的に伝えたメディアが「原爆の図」だったのです。


https://www.facebook.com/hiroshimamoca/より。

目を背けていたわけではないのですが、実物を目にしたのは今回が初めてでした。普段は埼玉県にある原爆の図丸木美術館で公開されているので、観に行くつもりなら容易なことにも関わらず。

原爆の図丸木美術館(埼玉県東松山市)
http://www.aya.or.jp/~marukimsn/top/genindex.htm

展覧会の構成は以下の通りです。

1−1:丸木俊
1−2:丸木位里
2:《原爆の図》と全国巡回
3:《原爆の図》をめぐる表現
4:丸木位里・俊と広島




今では、ユネスコの世界遺産(文化遺産)にもなっている「原爆ドーム」(広島県産業奨励館)や平和記念資料館でも、その災禍を十分過ぎるほど肌で感じられます。でも「原爆の図」がこの地に来ているならそれは是が非でも観ておく必要があります。



岡真理『アラブ、祈りとしての文学』のあとがきにこう記されています。

小説は無能なのか。悲惨な世界を前に文学は何ができるのか。古くて新しい問いが浮上する。

「小説」「文学」を「絵画」に置き換えるてみましょう。悲惨な過去の歴史を伝える為に絵画「原爆の図」は必要不可欠な存在なのです。「観光地」化されていない「広島」を知るために。


https://www.facebook.com/hiroshimamoca/より。

丸木位里がかつて川端龍子主宰の「会場芸術」に出展する大画面の迫力ある作品を描いていたことが、「原爆の図」制作に大きく貢献していること。

「明るい日本」をつくるために暗い悲しい日本の姿を描く必要があると思い立ち筆をとった丸木俊。

「原爆の図」は、夫婦で支え合えたからこそ描き上げることが出来た作品だったのです。


広島市現代美術館前の市内を見下ろす広場に設置された「廃墟と化した広島市街」

今回の特別展では「原爆の図」初期三部作の他に《第4部 虹》、《第5部 少年少女》も併せて展示されています。これだけでもかなりの質量です。

描かれた当時、全国巡回し紛失することを恐れ、初期三部作の「再制作版」を制作しました。今回はそれも展示されています。

社会運動と絡めて重用される時代も収束し、一絵画として素直に向き合えたことが一番の収穫でした。勿論「原爆の図」を広島で観られたことも含めて。



会場内には海外からこの絵を観に来られた方も多くいらっしゃいました。英語版のチラシも作られ街中に置いてあるのも功を奏しているようです。

「丸木位里・俊 ―《原爆の図》をよむ」展は11月25日までです。


特別展「丸木位里・俊 ―《原爆の図》をよむ」

会期:2018年9月8日(土)〜11月25日(日)
開館時間:10:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし9月17日、24日、10月8日は開館)、9月18日(火)、25日(火)、10月9日(火)
会場:広島市現代美術館
https://www.hiroshima-moca.jp/
主催:広島市現代美術館、中国新聞社
後援:広島県、広島市教育委員会、広島エフエム放送、尾道エフエム放送
協力:原爆の図丸木美術館


特設サイト
https://www.hiroshima-moca.jp/maruki/


原爆の図―THE HIROSHIMA PANELS
丸木 位里 (著), 丸木 俊 (著)

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「ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ」
パナソニック 汐留ミュージアムにて開催中の
開館15周年 特別展「ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ」に行って来ました。


https://panasonic.co.jp/es/museum/

「松下電工 汐留ミュージアム」(2003年)→「パナソニック電工 汐留ミュージアム」(2008年)→「パナソニック 汐留ミュージアム」(2012年)と開館当初より3度の名称変更を行っている汐留ミュージアムですが、ジョルジュ・ルオーの企画展は変わりなく継続して行われています。

2003年から2018年までの15年間でルオーに関連する企画展を計19回も開催しています。


1階のショールームでもポスターで振り返る「ジョルジュ・ルオー企画展」と題した展示が行われています。当時のポスターがずらり!(無料です)

昨年(2017年)には累計来館者者数が100万人を突破する快挙を果たしたパナソニック 汐留ミュージアム。15年の集大成と呼べる記念すべき20回目のルオー展が「ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ」です。


ジョルジュ・ルオー《受難 (エッケ・ホモ)》1947-49年 油彩
ポンピドゥー・センター パリ国立近代美術館蔵
Photo © Centre Pompidou, MNAM-CCI, Dist.RMN-Grand Palais /image Centre Pompidou,MNAM-CCI / distributed by AMF

ジョルジュ・ルオー(1871−1958)の作品を数多く所蔵するパナソニック(元松下電工)ですが、今回の特別展では海外の美術館よりルオーの名品を集めています。

ポンピドゥー・センター、パリのルオー財団や個人。そして何と言ってもヴァチカン美術館からも初めて目にするルオー作品がやって来ているのです。


ジョルジュ・ルオー《秋 または ナザレット》1948年 油彩
ヴァチカン美術館蔵
Photo © Governatorato S.C.V. - Direzione dei Musei

敬虔なクリスチャンであったルオーは、カトリック教会の総本山であるヴァチカンの教皇に自分の作品を寄贈したのです。受け取ってもらえるだけでも有難いことですよね。

若冲が相国寺の為に持てる力を全て出して描いた仏画「動植綵絵」と重ね合わせてみると、あまり極端な変化が見られないルオー作品からも、画家の込めた「祈り」が伝わってきます。

展覧会の構成は以下の通りです。

第犠蓮.潺札譟璽譟Я匹辰織ぅ灰
第蕎蓮\惨蕕叛擦覆訖擁:物言わぬサバルタン
第珪蓮.僖奪轡腑鵝Ъ肉するマチエール
第絃蓮\蚕颪良景:未完のユートピア



ジョルジュ・ルオー《サラ》1956年 油彩
ジョルジュ・ルオー財団蔵

今回の「ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ」20回目に相応しい直球勝負の展覧会です。つまりルオーが生涯テーマとして描き続けてきたキリスト教との関わりに焦点を絞っています。

ルオーが「トリノの聖骸布」の写真が載った本を目にしていたと分かると第2章「聖顔と聖なる人物」の見え方も随分と変わってくるはずです。

どうして「聖顔」ばかりこんなに繰り返し描いたのか、どうして同じような顔つきなのか等々。展覧会では何点もの「聖顔」作品が並べて展示してあり一番の見どころと言えるでしょう。


ジョルジュ・ルオー《聖心》1951年 七宝
ヴァチカン美術館蔵
Photo © Governatorato S.C.V. - Direzione dei Musei

元々ステンドグラス職人であったルオー。作品にもその影響が色濃く反映されています。また珍しい七宝焼き作品も出ており、絵画とはちょっと違う魅力を感じられます。

額縁も自分でこしらえてしまうほど手作業(手わざ)を好んだルオー。もし画家として成功せずとも他の道で十分食べていけたはずです。


「ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ」展示風景

絵画だけでなく音楽や映画でもそうですが、自分の体調により受ける印象が変わってくること往々にあります。面白いことにルオーにはそれを感じません。

つまり、いくら体調が悪かろうが逆に元気モリモリだろうが、ルオー作品はぶれることなく安定したレベルの感動を与えてくれます。

時として、人によってルオー作品に物足りなさを感じることがあるそうですが、それはキリスト教の主題を多く扱っているからだけでなく、そうした理由からではないでしょうか。

常に安心して観に行けるのがルオーの最大の魅力です。だから20回も続けても飽きないのです。

「ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ」は12月9日まで開催しています。パナソニック 汐留ミュージアムは水曜日が休館日なのでお間違えのないように。


「開館15周年 特別展 ジョルジュ・ルオー 聖なる芸術とモデルニテ」

会期:2018年9月29日(土)〜12月9日(日)
開館時間:午前10時より午後6時まで(入館は午後5時30分まで)
10月26日と11月16日は午後8時まで(入館は午後7時30分まで)
休館日:水曜日(但し11月21・28日、12月5日は開館)
会場:パナソニック 汐留ミュージアム
(東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F)
http://panasonic.co.jp/es/museum/
主催:パナソニック 汐留ミュージアム、NHK、NHKプロモーション、東京新聞
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、港区教育委員会
協賛:光村印刷
協力:日本航空
特別協力:ジョルジュ・ルオー財団


モローとルオー: 聖なるものの継承と変容
淡交社

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| 展覧会 | 22:41 | comments(0) | trackbacks(0) |
「マルセル・デュシャンと日本美術」
東京国立博物館で開催中の
東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展「マルセル・デュシャンと日本美術」に行って来ました。


http://www.duchamp2018.jp/

美術館に何度か通い慣れてくると、誰の前にも突然「デュシャン」という壁がそそり立つものです。壁といっても決して高くなくひょいと一跨ぎできそうでありながら、一向に超えることの出来ない四次元ポケットのような存在です。

正攻法で攻めてもダメ、裏をかこうとしてもダメ、まるで高名な禅僧と禅問答をしているかのように一向に「答え」が見つかる気配すらつかめないマルセル・デュシャン。


マルセル・デュシャン「階段を降りる裸体 No.2」1912年

ピカソより六歳若いマルセル・デュシャン(Marcel Duchamp、1887- 1968年)とはどんな画家なのでしょう。画家と表現しましたが、彼が絵を描いていたのは二〇代まででそれ以降、画家らしい活動はしていません。芸術活動自体も三〇代半ばでやめてしまい、あとはもっぱら趣味であったチェス(かなりの腕前だったそうです)に没頭する毎日を送った、かなり変わった遍歴の持ち主です。ピカソが九〇歳を過ぎてもなお旺盛に作品制作を続けたのとは対照的です。
いちばんやさしい美術鑑賞』より。

デュシャンの作品をまとめて国内で観られる機会はほとんどありません。しかし、今回のトーハクでの「デュシャン展」は、世界有数のデュシャン・コレクションを誇るフィラデルフィア美術館の主催展です。

「マルセル・デュシャンと日本美術」展となっていますが、「マルセル・デュシャン」展として最強のラインナップとなっています。デュシャンは現代アートを語り、考える上で最重要人物ですのでもし、今興味が無かったとしても観ておくことは今後のためにとてもとても大事です。

「ぜんぶデュシャンのせいだ。」
いちばんやさしい美術鑑賞』より。

展覧会の構成は以下の通りです。

第1部 マルセル・デュシャン没後50年記念 「デュシャン 人と作品」
第1章 画家としてのデュシャン
第2章 「芸術」でないような作品をつくることができようか
第3章 ローズ・セラヴィ
第4章 《遺作》 欲望の女

第2部 「デュシャンの向こうに日本がみえる。」
第1章 400年前のレディメイド
第2章 日本のリアリズム
第3章 日本の時間の進み方
第4章 オリジナルとコピー
第5章 書という「芸術」



マルセル・デュシャン「ブランヴィルの教会」、「ブランヴィルの庭と礼拝堂」1902年


マルセル・デュシャン「芸術家の父親の肖像」1910年

第1章 画家としてのデュシャンだけでも観に行く価値十分にあります。デュシャンは変に神格化されたり「便器の作家」といイメージが強烈ですが、ちゃんと油彩画に取り組んでいたのです。

色々と見どころは多く、観たことのないデュシャン作品が沢山出ており、興奮しっぱなしでしたが、中でも初期絵画は衝撃的でした。真面目に絵を描いていた時代があり、しかも印象派やセザンヌの影響をもろに受けているのです。

こんな絵を観ちゃうと「デュシャンも人の子ね」ととても愛着がわいてきてしまいます。「こんなに素直でいい子だだったのに何故…」的な展開がこの後待っていますけどね。


マルセル・デュシャン(オリジナル)東京版監修:瀧口修造、東野芳明「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも(大ガラス)東京版
1980年(複製/オリジナル1915–23年)
東京大学 駒場博物館所蔵

謎多きデュシャン作品の中でも最高峰に君臨する「彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも」通称「大ガラス」。オリジナルは物理的に動かせないので展覧会には東京ヴァージョンが出ています。

高さ272.5cm、幅175.8cmもある巨大な鉄の枠で固定された2枚のガラスによって形作られている中に、油彩やワニス、鉛、針金などで機械的なものや謎の物体が表現されています。タイトルはつけられているので、「花嫁」や「独身者」が表現されているのではないかということは分かりますが、それがどこを差し、一体どうしてそのような形態で表されているのかは、いくら考えても答えにたどり着けそうにありません。
いちばんやさしい美術鑑賞』より。

ただ考えることを放棄してしまうと、デュシャン作品はちっとも面白くありません。そこになにが意図されているのか、はたまた盛大なはったりなのか、色々と思考を巡らせてみることが大事です。「正解」はありませんので。

世界で最も有名な便器(磁器製小便器)も出ています。写真撮影も一部を除き基本OKです。しかし便器にiPhoneを向け映える写真を撮っている姿を見ていると、これもまたデュシャンが仕込んだことなのでは邪推してしまいます。


マルセル・デュシャン「」1950年(レプリカ/オリジナル1917年)

それにしても、初期油彩画からレディメイド、関連資料・写真など約150点で構成される(しかもフィラデルフィア美術館コレクション!)超贅沢な「デュシャン展」です。デュシャンは美術の世界において「麻疹」のようなものです。一度感染しておかないと先へ進めません。

何故これがアートなのか、この展示に果たしてお金を払う価値があるのか等々腑に落ちないこともあるかもしれません。でも、それらが全て今後の肥やしになるのです。観ておきましょう。



因みに、フィラデルフィア美術館のデュシャン・コレクションが自館以外でこのようにまとまって公開される初の機会だそうです。ではなぜトーハクでそれが実現したのか?不思議ですよね。

何でもトーハクの日本美術をあちらに随分と貸しているらしいのです。フィラデルフィア美術館で過去に開催された「本阿弥光悦展」(2000年)、「池大雅・徳山玉瀾」展(2007年)、「狩野派展」(2015年)等々。

こうした交流があってこそ実現した今回の「デュシャン展」。第2部「デュシャンの向こうに日本がみえる。」は企画倒れ的な面もありますが、第1部のデュシャン作品を観られるだけで十分満足できます。



会場デザインもとても優れていて、デュシャン作品を実によく引き立ていると同時に随所に展示されているデュシャンの写真がこれまたイケメンなのです。

フランス生まれで、生活に苦労しないチェス好きなエロい色男。←一番質が悪そうですよね。。。だからこそみんなデュシャンが大好きで憧憬の念を抱いているのです。

「マルセル・デュシャンと日本美術」展は12月9日までです。これを見逃すと韓国国立現代美術館(韓国・ソウル)、ニューサウスウェールズ州立美術館(オーストラリア・シドニー)まで観に行かねばなりません。上野で日本美術と共にしっかりと観ておきましょう!


東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展
「マルセル・デュシャンと日本美術」


会期:2018年10月2日(火)〜12月9日(日)
開館時間:9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
(ただし、金曜・土曜、10月31日(水)、11月1日(木)は21:00まで開館)
休館日:月曜日(ただし10月8日(月・祝)は開館)、10月9日(火)
会場:東京国立博物館(上野公園) 
平成館 特別展示室 第1室・第2室
https://www.tnm.jp/
主催:東京国立博物館、フィラデルフィア美術館
特別協力:キヤノン株式会社
協力:日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社、ミネベアミツミ株式会社
後援:J-WAVE、TBSラジオ
http://www.duchamp2018.jp/

平成館のもう半分ではこちらの展覧会を開催中です。

特別展「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」


マルセル・デュシャン アフタヌーン・インタヴューズ: アート、アーティスト、そして人生について
河出書房新社


百年の《泉》 ―便器が芸術になるとき―
平芳幸浩 (編集), 京都国立近代美術館 (編集)

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| 展覧会 | 23:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
「高麗青磁―ヒスイのきらめき」
大阪市立東洋陶磁美術館で開催中の
特別展「高麗青磁―ヒスイのきらめき」に行って来ました。


http://www.moco.or.jp/

現在のコリア(Korea)の語源とも考えられている高麗。今から1100年前に建国されました。北方のモンゴルの侵攻などの影響で1392年に高麗王朝は滅んでしまいました。

高麗王朝時に作られた高麗青磁も歴史の表舞台から姿を消し、忘れられた存在となっていましたが、19世紀末から20世紀初頭にかけて墳墓などから発掘され、再び注目を浴びることに。

高麗青磁は再び世に現れました。翡翠(ヒスイ)のきらめきにも似た美しい釉色(ゆうしょく)の高麗青磁は、瞬く間に当時の人々を魅了し、その再現品もつくられるなど、一躍脚光を浴びました。
研ぎ澄まされた鉄壁の美しさを誇る中国の宋の時代の青磁とは、違った趣のある高麗青磁をまとめて拝見するのはこれが初めてのことでした。

【参考】
2010年、根津美術館で開催された特別展「南宋の青磁 宙(そら)をうつすうつわ」

中国青磁の中にぽつんぽつんと高麗青磁があると、どうしても前者ばかりに注目が行ってしまい、高麗青磁の良さに気が付かないものです。

人は異なるものがあると、無意識のうちに比較してしまう悪いクセがあるものです。



その点、今回の展覧会は100%、約250件全て混じりっ気なしの高麗青磁です。余計な目移りすることなくどっぷりとかつて「幻のやきもの」とされ、多くの人を熱狂させた高麗青磁の世界に没入出来ます。

展覧会の構成は以下の通りです。

序:近代における高麗青磁の「再発見」と再現
1:「茶具」の生産ー高麗青磁と茶
2:麗しのうつわー高麗の生活と青磁
3:祈りの場を荘厳する




用の美としての高麗青磁から敬虔な祈りの場に相応しいものとしての荘厳な高麗青磁まで、大きく3つのシチュエーションに分け、さらにそれぞれを形状などで細かに分類し展示がされています。

特別展ではありますが、一部の作品を除いて基本的に写真撮影が可能です。

Instagramを検索すると展覧会にしては、かなり多くの写真があげられています。意外と絵画よりもこうした陶磁器や工芸品の方が受けがいいのかもしれません。


特別展「高麗青磁−ヒスイのきらめき」ビデオ「高潔−ヒスイが奏でる調べ」(上映時間:約11分)

SNSの使い方がこなれているだけでなく、大阪市立東洋陶磁美術館の凄い点は、館内で流しているビデオをYouTubeでも惜しげもなく公開している点です。これは他も追随するべきでだと思います。下手な宣伝動画をお金かけて作るよりもよほど集客効果があります。



また、展示も所々チャレンジングな点が観られ、これなど造花ですが実際にこうして祈りの場で使用されたのだと容易に想像が出来るよう工夫されていたりします。

それにしても蓮の花と高麗青磁の翡翠色は相性抜群ですね!

最後にこちらは青磁の表面に象嵌で牡丹の花を表現している作品です。


青磁象嵌辰砂彩牡丹文壺」高麗時代 13世紀

「象嵌技法で壺の二面に折枝牡丹文を表し、酸化銅の辰砂彩を加えた大変華やかな壺」

透き通るような空の青に似た一色の青磁がとにかく好みでしたが、こんな美しい手の込んだ高麗青磁に出会うとちょっと浮気心も沸いてくるものです。

特別展「高麗青磁―ヒスイのきらめき」は11月25日までです。是非是非〜


特別展「高麗青磁―ヒスイのきらめき」

会期:2018年9月1日(土)〜11月25日(日)
開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(9/17、9/24、10/8は開館)、9/18(火)、9/25(火)、10/9(火)
会場:大阪市立東洋陶磁美術館
http://www.moco.or.jp/
主催:大阪市立東洋陶磁美術館、NHK大阪放送局、NHKプラネット近畿、毎日新聞社
特別協賛:韓国国立中央博物館
特別協力:東京国立博物館
協力:シーシーエス株式会社
後援:駐大阪大韓民国総領事館 韓国文化院


韓国のやきもの―先史から近代、土器から青磁・白磁まで

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| 展覧会 | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
「フィリップス・コレクション展」
三菱一号館美術館で開催中の
「フィリップス・コレクション展」に行って来ました。


https://mimt.jp/

「○○コレクション展」「△△美術館展」と毎年何本か開催されているので、またか〜と新鮮味に欠けるように思われるかもしれません。が、しかし今回の「フィリップス・コレクション展」はこれまでとは大きな違いがあります。

それはズバリ、コレクターであるダンカン・フィリップス(1886−1966)が購入した順に作品が展示してある点です。



これがどれだけエポックなことなのか、展覧会によく行かれている方ならお分かりになるはずです。一般的には画家別や作品のテーマ別、はたまた時代順に展示して行くのが通例です。

それを敢えて破っての購入順の展示。これは今までこの手の展覧会では行われてこなかった斬新で意表を突く展示です。少し戸惑う方もいるかもしれませんが、慣れてしまうととっても楽しいです。

若い時と晩年に購入した作品の違いや、戦時中または世界恐慌前後での買い方の変化。もしくは自分と同じ年齢でこの作品を手にしたのか!といった驚きなど、作品の素晴らしさ以外にもそうしたこれまでの展覧会にはない新たな楽しみが得られます。



「またか〜」と思っている方にこそ逆にお勧めしたい展覧会です。

展覧会の構成は以下の通りです。

1:1910年代後半から1920年代
2:1928年の蒐集
3:1930年代
4:1940年前後の蒐集
5:第二次世界大戦後1
6:第二次世界大戦後2
7:ドライヤー・コレクションの受け入れと晩年の蒐集
8:ダンカン・フィリップスの遺志


ダンカン・フィリップス(1886−1966)が何歳の頃どんな作品に惹かれ購入していたのかを追いながら観ていくことになります。

また、お金持ちではあったことは確かですが、世界恐慌や戦争といった不安定な社会でしたので、好きな作品を好きなだけ買えたわけではない点も興味深い点です。


ポール・ゴーガン「ハム」1889年
1951年収蔵

解説を読んでいくと、ある作品が欲しいので、手元にある他の作品数点を売却し購入資金に充てたとか、ゴーギャンらしい作品は全て手放し「ハム」だけを残したなどなど、ダンカンさんと共にコレクションを築いていっているかのようにさえ感じワクワクしてきます。

独特な展示方法についてだけ延々と語ってしまいましたが、勿論出ている作品それぞれ「全員巨匠!」の名に相応しいものばかりです。

高橋明也館長がこのレベルの作品を借りられないのなら展覧会を開催しないと、これまで2度もお流れになったとのこと。三度目の正直でようやく実現した「フィリップス・コレクション展」はなるほど納得の作品揃いでした。


アルフレッド・シスレー「ルーヴシエンヌの雪」1874年
1923年収蔵

シスレーといえば川辺の景色ですが、敢えてフィリップスさんは雪景色を選んだのでしょうか。しかしよく見ると雪の表現に青色を用いており、どこか水辺の風景に通ずるものがあります。

さて、同時代を生きた作家は描かれてすぐ手に入れた作品も多くありました。


パウル・クレー「養樹園」1929年
1930年収蔵


ジョルジョ・モランディ「静物」1953年
1954年収蔵

フィリップスさんが、「今」を活躍する作家を積極的に支援した点も見受けられます。この辺が単なる「右から左まで全部買うぜ!」的な投機目当てのコレクターとは一線を画するところです。

とことん、絵画を愛した人であったことは間違いありません。我が子のように手に入れた作品を愛でたはずです。その光景が目に浮かんでくるのです。



さて展覧会の最後の部屋には、フィリップスさんが亡くなる直前に購入したブラックの作品が展示してあります。キュビズム的な作品ではなく、どこか緩い感じのこの鳥に導かれるように天国へ召されたのです。


ジョルジュ・ブラック「」1956年
1966年収蔵

ブラックの作品ではもう一点「驟雨」という素晴らしく素敵な小品が出ています。これが今回の展覧会で一番心にしみました。やはり晩年に手に入れた作品です。やはり年をとってくるとこうした地味な作品に惹かれるのでしょうね。「驟雨」お見逃しなく!

「フィリップス・コレクション展」は2019年2月11日までです。三菱一号館美術館は会期末になるに従い混雑が増していきます。今ならまだ快適に観られます。上野は後回しにしてこちらをまずチェックしておきましょう〜


「フィリップス・コレクション展」

会期:2018年10月17日(水)〜2019年2月11日(月・祝)
開館時間:10:00〜18:00 
※入館は閉館の30分前まで(祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は21:00まで)
休館日:月曜日(但し、祝日・振替休日の場合、会期最終週とトークフリーデーの10/29、11/26、1/28は開館)
年末年始(12/31、1/1)
会場:三菱一号館美術館
https://mimt.jp/
主催:三菱一号館美術館、フィリップス・コレクション、読売新聞社、日本テレビ放送網
後援:アメリカ大使館
協賛:大日本印刷
協力:全日本空輸、日本貨物航空

そうそう、この展覧会めちゃいいボナールの作品が複数枚出ています!

『もっと知りたいボナール 生涯と作品』
高橋 明也 (著), 島本 英明 (著)

【次回展】

ラスキン生誕200年記念
ラファエル前派の軌跡展

会期:2019年3月14日(木)〜6月9日(日)
https://mimt.jp/ppr/

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注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
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【お知らせ】
おかげさまで重版となりました!


いちばんやさしい美術鑑賞』 (ちくま新書)


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「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

「展覧会を何十倍も楽しむために心がけたい5つの秘訣。」

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國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

【展覧会レビュー】
「国宝 雪松図と花鳥 美術館でバードウォッチング」
「上原コレクション名品選」
「セーヴル、創造の300年」
「パリ・グラフィック」
かみさんが選ぶ「2017年 展覧会ベスト10」
プロが選ぶ「2017年 ベスト展覧会」
読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

トークショーに出演しました

日経に掲載されました

朝日新聞に掲載されました

再び日経に掲載されました

「美連協ニュース」寄稿

『アートコレクター』で紹介されました

Yahoo!カテゴリ絵画に登録されました

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