青い日記帳 

  
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「扇の国、日本」
サントリー美術館で開催中の
「扇の国、日本」展に行って来ました。


https://www.suntory.co.jp/sma/

昨年(2018年)11月28日から展覧会が始まってすぐに観に行きつつも、中々記事が上手くまとめられず紹介できず、気が付けば会期末(1月20日まで)となってしまいました。

2018年 展覧会ベスト10の3位に入れたにも関わらず。
日本で生まれ発展した扇を扱う展覧会。あまりにも内容が濃くて未だにブログに感想を書けていません。扇をテーマにこれほど豊かな展示が可能なのかとただひたすら感心してしまうばかり。道具としての扇だけでな勿論なく、美術・工芸作品にも多く用いられた扇を多様な視点で紹介しています。それも名品を各地から集めてきています。

舞踊図 六面のうち一面
江戸時代 17世紀 サントリー美術館
【全期間展示】(ただし場面替あり)

あまりにもアンテナに引っ掛かる好き要素が多すぎる展覧会も紹介しにくいものです。それが万人受けするような要素では決してないので。

一般的に我々が扇として認識しているのは、平安時代初期に作られるようになった「紙扇(かみおうぎ)」と呼ばれるもので、竹骨に紙や絹を張ったお馴染みの扇です。

その前身として、薄い板を綴じ重ねた「檜扇(ひおうぎ)」が奈良時代には作られたとのこと。現存する檜扇は非常に少なく国宝や重文指定を受けているものがほとんどです。


重要文化財 彩絵檜扇 一握 平安時代 12世紀
島根・佐太神社(島根県立古代出雲歴史博物館寄託)
【展示期間:11/28〜12/24】

檜扇のころは、風を発生させ涼を求めるという使い方よりも、神事の大事な道具としての役割が大きかったとのこと。まだまだこの時点では扇は身近なものではありませんでした。

「扇の呪力」と題されたセクションでその点について紹介されています。儀礼や祭祀の場や貴族のアイテムだった扇がぐんと身近な存在となる時間軸がひとつの展覧会の柱としています。

ただ、それだけだと平板的な展示となります。「扇の国、日本」展の凄い点はその縦軸に横軸を幾重にも絡ませて幅を持たせているところにあります。


重要文化財 扇面流図(名古屋城御湯殿書院一之間北側襖絵) 四面
江戸時代 寛永10年(1633)頃 名古屋城総合事務所
【全期間展示】

京都の車折神社の「三船祭」で今でも平安装束を身に纏った人が船から扇を川に流す「扇面流し」(「扇流」)が行われています。

車折神社が祭りに取り入れたのは昭和になってからのことです。中世の貴族の遊びが継続して現在に至っているわけではありません。

しかし、重文「扇面流図」に描かれているように、中世から近世にかけて実際に行われていたことは確かです。こうした雅やかな行事は長い歴史の中で途絶えてしまうことが往々にしてあります。

例えば、五節句の中で九月の重陽の節句だけ、現在ではすっかり忘れられてしまっているのと同様に。

このようにこの展覧会では、扇を主軸に据え、絵画、文献、歴史、文学、年中行事、風俗、民俗学といった幅広い展開で見る者を魅了します。


扇面画帖 一帖
室町〜桃山時代 15〜16世紀 奈良国立博物館
(撮影:森村欣司)【全期間展示】(ただし場面替あり)

展覧会の構成は以下の通りです。

序章 ここは扇の国
第1章 扇の呪力
第2章 流れゆく扇
第3章 扇の流通
第4章 扇と文芸
第5章 花ひらく扇
終章 ひろがる扇



扇屋軒先図 二曲一隻
江戸時代 17世紀 大阪市立美術館 (田万コレクション)
【全期間展示】

江戸時代になると、庶民の間にも扇は広がっていき、こうした扇屋が街中で店を構えたり、扇売りの姿も浮世絵などに描かれるようになります。


見立那須与一 屋島の合戦 鈴木春信 一枚
江戸時代 明和3〜4年(1766〜67)頃 個人蔵
【展示期間:12/26〜1/20】

黒い扇型の三段ケースの中にはバラエティー豊かな紙扇が収められているのでしょう。夏となると金魚売りと同じようにこうした扇売りが江戸市中に季節の到来を知らせつつ闊歩していたのです。

宗達派をはじめ、当時の人気絵師たちが扇の絵柄をこぞって描きました。尾形光琳、池大雅、与謝蕪村、酒井芳一、中村芳中、長沢芦雪、浦上玉堂、葛飾北斎、河鍋暁斎といった絵師たちによる扇が「花ひらく扇」のセクションに贅沢に展示されていました。

絵画展としても、非常に高いクオリティーを誇っている展覧会です。というのも、扇の形や大きさはほぼ決まっています。つまり定型にいかにして自分の個性を出すのか。その絵師たちの競い合いが観られるのです。


源氏物語絵扇面散屛風 六曲一双のうち左隻
室町時代 16世紀前半 広島・浄土寺
(撮影:村上宏治)【全期間展示】(ただし場面替あり)

『源氏物語』にまず目が行きますが、気になったのは一緒に描かれている植物です。葛の葉と蔦でしょうか、5章に展示されていた「葛下絵扇面散屏風」(泉屋博古館)と同じ葉のようです。

葛は秋の七草に数えられている植物です。つまりここに描かれている季節は秋。扇を必要とする夏が終わり、秋となると不用品となります。そこで「葛下絵扇面散屏風」のような屏風絵が生まれたのでしょう。
葛は風に揺れる様子がしばしば和歌に詠まれる秋草。屏風に貼られた扇には使用された跡があり、秋になって捨て置かれてしまう扇と、秋風に翻弄される葛の儚さが響き合います。
なるほど、納得です。それにしても浄土寺の有名な「源氏物語絵扇面散屛風」を観られるとはラッキーでした。


織部扇面形蓋物 一合
桃山時代 17世紀 梅澤記念館
【全期間展示】

この展覧会、サントリー美術館所蔵の作品は僅か2点だけで、それ以外165点を全て他の美術館・博物館、寺社仏閣から借りてきています。宮内庁からも。「せんすがいいね。」ととぼけていますが、中身はほんと凄いです。

展示構成も展示作品もとにかく素晴らしく、知的好奇心をビシビシと刺激する作品で溢れています。普段使っている扇をテーマにこれだけの展覧会を作ってしまうとは恐れ入りました。

真面目一直線と思いきや、4階から3階へ降りる階段の手前に「扇流禁止」という標識(サイン)を掲げていたりと茶目っ気も忘れていません。

「扇の国、日本」は1月20日までです。ようやく紹介出来ました。会期あと僅かですが、是非是非〜こういう展覧会こそ行かねばなりません。


扇の国、日本

会期:2018年11月28日(水)〜2019年1月20日(日)
開館時間:10時〜18時
※金・土および12月23日(日・祝)、1月13日(日)は20時まで開館。ただし12月29日(土)は18時まで開館。
※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日:火曜日(ただし1月15日は18時まで開館)、12月30日(日)〜1月1日(火・祝)
会場:サントリー美術館
https://www.suntory.co.jp/sma/
主催:サントリー美術館、朝日新聞社
協賛:三井不動産、三井住友海上火災保険、サントリーホールディングス

因みにリニューアルのため、サントリー美術館休館します(2019年11月11日〜2020年5月中旬予定)。


カフェのある美術館 感動の余韻を味わう
青い日記帳(編)

先月世界文化社より発売となった『カフェのある美術館 感動の余韻を味わう』にてサントリー美術館「café Produced by 加賀麩 不室屋(かがふふむろや)」 を紹介しています。

詳しくはこちらのコラムをチェック!

【素敵カフェ多し】大人気本『カフェのある美術館』がよりオシャレに!

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| 展覧会 | 20:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
「THE STEAMPUNK―螺子巻奇譚―」
郵政博物館で開催中の
明治改元150年記念 企画展「THE STEAMPUNK―螺子巻奇譚―」に行って来ました。


https://www.postalmuseum.jp/

まず初めに辞書で「電信」の意味を確認しておきます。

でんしん【電信 telegraph】
広義では電気を利用した通信のことで,有線,無線を含めた電気通信全体を指すが,狭義では初期の電気通信であったモールス電信にその後の印刷電信および模写電信などを含めたものをいう。最近ではおもに狭義で使われており,英語のテレグラフtelegraphの意味も狭義である。(中略)電信の歴史は,1837年にS.F.B.モースが発明したモールス電信と,37年にC.ホイートストンらが発明し印刷電信の発端となった指示電信機に始まる。
(平凡社『世界大百科事典』)

小さい子供からお年寄りまで携帯電話を持つ時代となった今では、電信という言葉にどこか懐かしさを感じてしまいます。でも遠く離れた場所にいる人と連絡が瞬時に取れるようになったのはまだまだ「最近」のことなのです。


重要文化財〈ペリー将来 エンボッシング・モールス電信機(送受信機)〉
アメリカ 1851年

日本に初めて遠く離れた場所にいる人と話が出来る「電話機」がやって来たのは、1877年(明治10)のこと。翌年には国産1号機が開発されました。

では、電話機がいつ出来たのかというと…驚くことなかれ、日本に渡来する前年(1876年)、アメリカのアレキサンダー・グラハム・ベルによって発明されました。

明治という時代がいかに貪欲に西洋の文化・技術を取り入れていたのかを象徴する逸話でもあります。



発明された当時の様々な形の電話機が展示されています。電信が目的であってもその形(デザイン)を存外にどれも扱っておらず、それぞれ見応えがあります。中には超カッコイイ姿の電話機も。

展覧会タイトルを「電信の歴史展」とか「電話機の誕生展」などとせず、何の展覧会だかその字面からは見当もつかない「THE STEAMPUNK―螺子巻奇譚―」としたのは、勇気が要ったことでしょう。郵政博物館だからこそ出来るマッドなタイトルです。


STEAMPUNKイメージ

ところが、この「STEAMPUNK」(スチームパンク)という言葉をAmazonで探してみてください。数多の商品が表示されます。そう世の中的にはとてもキャッチーなのです。
スチームパンク(Steampunk)とはSFのジャンルのひとつ。 意味合いとしては「産業革命の原動力となった蒸気機関が、現実の歴史における絶頂期のありようを超越して発展した技術体系や社会を前提としたSF作品」などと形容することができる。
【ピクシブ百科事典】
つまり、この展覧会では重要文化財〈ブレゲ指字電信機(送信機)〉や〈ディニエ印字電信機(受信機)〉といった、モネが20代の頃にヨーロッパで発明された貴重なお宝をただ並べて紹介するだけでなく、スチームパンク的な視点で捉えんとする冒険的な試みがなされています。





また、子供さんでも簡単に参加できる「飛行船に潜む謎を解き明かせ!」と題されたワークシートも用意されており、黒電話すら知らない現代っ子でも楽しく展示作品と接せられるよう工夫がなされています。

この展覧会に展示されている物はとても価値のあるものですが、普通に博物館的に陳列・紹介したのでは、その魅力や歴史的意義を伝えられるか疑問です。

スチームパンクという切り口は、中々うまく功を奏しているように思えました。

有名なあのタイタニック号にまつわる展示もあります。



1912年(明治45)4月14日の深夜に巨大氷山に衝突し沈没したタイタニック号。無線通信士は2時間も救難信号「CQD」と「SOS」を発信し続けたそうです。

この事故の教訓を生かし、救難信号の統一が図られ国際基準化が進んだそうです。


歌川広重(三代)「東海道名所改正道中記『境木の立場 程か谷 戸塚迄二り九丁」1975年(明治8)

個人的にはこれがツボでした。

三代広重が描いた明治期の東海道の様子ですが、右側の浮世絵をよく見て下さい。松の木に電線が取りつけられています。

東海道筋に整備された創業期の電信線の中には、このように街道の松の木を利用したものもあったそうです。めっちゃパンクですね〜

「THE STEAMPUNK―螺子巻奇譚―」展は4月7日までです。会場内にはスチームパンクなコスプレ衣装も用意されています。写真撮影OKです!


明治改元150年記念 企画展
「THE STEAMPUNK―螺子巻奇譚(ねじまききたん)―」


会期:2019年1月1日(火・祝)〜4月7日(日)
*会期中、展示替えあり
休館日:1月4日(金)、2月20日(水)、3月6日(水)
開館時間:10:00〜17:30(入館は17:00まで)
*1月1日は、13:00から17:30まで
*3月16日(土)ナイトミュージアム「蒸気夜会」18:00~21:00(入館は20:30まで)
会場:郵政博物館(東京スカイツリータウン・ソラマチ9F)
https://www.postalmuseum.jp/
主催:郵政博物館
協力:株式会社横須賀テレコムリサーチパーク無線歴史展示室、横須賀市自然・人文博物館、公益財団法人 三笠保存会、墨田区立東駒形コミュニティ会館図書室
illustration:Naffy


常設展示にはこんな懐かしいものも!


スチームパンク・ストーリー レトロフューチャーを創造するアーティスト25人
ドゥプレス・ブックス (著), 今井 悟朗 (翻訳)

大人気! スチームパンク・アートを牽引するアーティスト25人の作品コレクション集!! ドローイング+CG、立体造形+玩具、ファッション+装飾品の3カテゴリーからアプローチ! 各作家が語るスチームパンクの魅力と奥義も必見!!

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| 展覧会 | 21:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
渡辺晋輔研究員が語る「ルーベンス展」の見どころ
上野、国立西洋美術館で好評開催中の「ルーベンス展」もいよいよ1月20日までとなりました。昨年(2018年)の展覧会ベストの中に入れた方も多かった必見の展覧会です。

もし、まだ行かれていないようでしたら、何が何でも1月20日までに西美に観に行きましょう。見逃すと後悔する展覧会です。


http://www.tbs.co.jp/rubens2018/

とはいえ、フェルメールやムンクと比べるとルーベンスの作品とどのように接したら良いのか、戸惑ってしまう方も多いと思います。

そこで「ルーベンス展」を担当された国立西洋美術館主任研究員の渡辺晋輔氏が『美術の杜 VOL.47―BM ルーベンス展ーバロックの誕生』に掲載された記事を元に紹介したいと思います。


ペーテル・パウル・ルーベンス《ローマの慈愛(キモンとペロ)》1612年頃
油彩/カンヴァス(板から移し替え)
サンクトペテルブルク、エルミタージュ美術館
Photograph © The State Hermitage Museum, 2018

「ルーベンス展」を開催中の国立西洋美術館のサイトでは「本展覧会はこのルーベンスを、イタリアとのかかわりに焦点を当てて紹介します。」とあります。

現在のベルギー出身のペーテル・パウル・ルーベンス(1577−1640)が、イタリア絵画とどのような関係があるのでしょう。それについては公式サイトに詳しく書かれているので、是非そちらを読んでください。


同じ空間に展示してある古代彫刻やイタリアの芸術家の作品を自然に比較していただければ、おのずからわれわれ監修者の意図は満たされることであろう。

因みにルーベンスがイタリア絵画から学んだものだけでなく、ルーベンスがイタリアの芸術家たちに与えたものについても展覧している点が大きな見どころとなっています。

実はイタリア美術がルーベンスの芸術形成において土台となっていることは美術史の常識なのだが、彼が次世代のイタリアの芸術家たちに与えた影響については、斯界でも意見が分かれている。しかし、程度はともかくとして、ルーベンスの影響が明らかな作品のあることは間違いのないことである。本展ではピエトロ・ダ・コルトーナ、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ、ルカ・ジョルダーノら、次世代にイタリアで活躍した芸術家の作品をルーベンス作品と同じ空間に並べ、ルーベンスがイタリアにおける盛期バロック美術の成立に果たした役割についても探ってみたいと思う。
渡辺晋輔(国立西洋美術館主任研究員)


ペーテル・パウル・ルーベンス《聖アンデレの殉教》1638-39年
油彩/カンヴァス
マドリード、カルロス・デ・アンベレス財団
Fundación Carlos de Amberes, Madrid

1章では説明的な展示をして、他の章ではイタリアの作品を近くに展示する程度にとどめています。ルーベンスが手掛けた膨大な数の作品を分類整理し、ルーベンスの芸術を様々な側面から見られるようにしています。

肖像画や宗教画、神話画(男性像・女性像・寓意と説話の三つに分ける)というジャンルごとの展示、残るひとつは彼の絵画を特徴づける速筆とそれがもたらす活力について特集する。


ペーテル・パウル・ルーベンス《クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像》1615-16年
油彩/板で裏打ちしたカンヴァス
ファドゥーツ/ウィーン、リヒテンシュタイン侯爵家コレクション
©LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna

ルーベンスの名品を様々なコンテクストの中で鑑賞して、彼の芸術をいわば立体的に把握していただければと考えている。たとえば肖像画の章について言えば、ここにはルーベンスの自画像(工房による模写)とともに娘や兄の子供たち、それにルーベンスと親交のあった人文学者などを展示するが、ここからは家族想いだった姿や、教養や気品あふれる物腰で知られた彼の人物像を想像することができるのではないだろうか。

あらためて「ルーベンス展」の7つの章を見ると、大変上手いことテーマを定めそしてひとつの展覧会としてまとめあげていることが分かります。

ルーベンスの世界| Rubens’s Personal World
過去の伝統| The Traditions of the Past
英雄としての聖人たち―宗教画とバロック| Saints as Heroes: Sacred Painting and the Baroque
神話の力 1 ―ヘラクレスと男性ヌード| The Power of Myth 1: Hercules and the Male Nude
神話の力 2 ―ヴィーナスと女性ヌード| The Power of Myth 2: Venus and the Female Nude
絵筆の熱狂| A Furious Brush
寓意と寓意的説話| Allegory and Allegorical Narration



ペーテル・パウル・ルーベンス《エリクトニオスを発見するケクロプスの娘たち》1615-16年
油彩/カンヴァス
ファドゥーツ/ウィーン、リヒテンシュタイン侯爵家コレクション
©LIECHTENSTEIN. The Princely Collections, Vaduz-Vienna

ルーベンスの教養は古代の神話画を描くとき、とりわけ発揮された。物語の内容を原典に当たって確かめ、モティーフのひとつひとつについても相応しいものを描き込んでいる。実際彼は考古学者としての側面も持ち、知的な手紙を当時のインテリたちと交わしている。

ルーベンスが画家としてだけでなく、マルチな才能を発揮した美術史上でもたいへん稀有な存在です。逆にそれにより捉えにくくなってしまっている面も否めません。

そんな大画家ルーベンスの作品をこれまでで最も多く世界中から集めその実像に迫ろうとするのが今回の「ルーベンス展」なのです。

本展には彼の活動の割合初期から晩年に至るまで、厳選された作品が数多く展示され、この画家の芸術を理解するうえでこのうえない機会を提供することになるだろう。



最後にやはりこの一言に尽きるのではないでしょうか。

ぜひ展覧会に足を運び、作品を通じて彼の魅力に触れていただきたい。本展には大画面の作品が多数出品されるので、その前に立てば迫力に圧倒されるはずだ。


美術の杜 VOL.47―BM ルーベンス展ーバロックの誕生

美術展ナビのこちらの記事を読めばどれだけこの展覧会を開催するのが難しいことかよ〜く分かります。→巨匠の真価に迫る 〜ルーベンス展〜
日本でもルーベンス展は何回か開かれていますが、なかなか決定的な展覧会にはお目にかかれませんでした。私自身、かつてルーベンスをテーマにした企画に取り組んだことがあるのですが、挫折しました。

今回の展覧会を見て「一本とられた」と思いました。イタリアを切り口にした新鮮な企画です。作品を所有する美術館、個人も、自分が見てみたい、と思うような企画ならば作品を貸す気持ちが膨らみそうです。こういう方法があったか、と反省することしきりでした。
(読売新聞東京本社事業局専門委員 陶山伊知郎)


「ルーベンス展―バロックの誕生」

会期:2018年10月16日(火)〜2019年1月20日(日)
開館時間:9:30〜17:30
毎週金・土曜日:9:30〜20:00
(ただし11月17日は9:30〜17:30まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし12月24日、1月14日は開館)、2018年12月28日(金)〜2019年1月1日(火)、1月15日(火)
会場:国立西洋美術館
http://www.nmwa.go.jp/
主催:国立西洋美術館、TBS、朝日新聞社
後援:ベルギー大使館。イタリア大使館、ベルギー・フランダース政府観光局、BS−TBS、TBSラジオ
特別協賛:大和証券グループ
協賛:NISSHA株式会社、あいおいニッセイ同和損保、三井物産、東日本旅客鉄道株式会社、シュガーレディグループ
協力:アリタリア、日本貨物航空、日本航空、日本通運、ルフトハンザカーゴ AG、ルフトハンザ ドイツ航空、西洋美術振興財団
展覧会公式サイト:http://www.tbs.co.jp/rubens2018/


ヴィタメール マカダミア・ショコラ 〈 ルーベンス展限定パッケージ 〉


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| 展覧会 | 22:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
「カタストロフと美術のちから展」
森美術館で開催中の
六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展「カタストロフと美術のちから展」に行って来ました。


https://www.mori.art.museum/

月日の経つのが早いことを日々様々なところで感じていますが、それにしても六本木ヒルズ・森美術館がオープンして15年も経つとは驚きです。

「ハピネス:アートにみる幸福への鍵 モネ、若冲、そしてジェフ・クーンズへ」が2003年の展覧会と聞くと、何かの間違いのように思えてしまいます。

当時と今ではアートをはじめとして、多くのモノや価値観が大きく変貌を遂げています。今年の元日に公開となった「ワープロはいずれなくなるか?」という質問に30年前のメーカー各社はどう答えた?は大きな話題となりました。

「先行き不透明な混沌とした時代に、アートだからできること」とサブタイトルにある展覧会ですが、ある程度の年齢の方にとっては、自分が生きた時代に起った数多の災害・戦禍をフラッシュバックのように目の前に提示させられる展示内容です。


堀尾貞治「『震災風景』シリーズより」1995年
芦屋市立美術博物館蔵

阪神・淡路大震災が起こった年に生まれた子供たちは、大学を卒業し社会人として活躍している昨年になったようやく被災地を訪れることが出来ました。


坂茂「紙の大聖堂(ニュージーランド、クライストチャーチ)模型1:10」2017-18年
作家蔵

2011年にニュージーランドで発生したカンタベリー地震によって倒壊したクライストチャーチ大聖堂の代替として建設された仮設大聖堂。

坂茂さんは災害復興に力を注いでいる建築家で、日本国内における震災や災害の避難場所(多くが小中学校の体育館)に「避難所用間仕切りシステム」を提供しています。


高橋雅子「アートで何ができるかではなく、アートで何をするかである」2018年
作家蔵

展覧会の構成は以下の通りです。
セクション機美術は惨事をどのように描くのか―記録、再現、想像
セクション供破壊からの創造―美術のちから


おかしな表現を承知で書くなら、カタストロフィ(catastrophe)と創造との温度差のようなものを感じてしまうセクション1と2。同じ土俵で連続した展示として扱わない方が良かったかもしれません。

卑近な例でいうなら、部屋を散らかすのと整理整頓するのでは気持ち(モチベーション?)に大きな開きがあるものです。散らかすことはほぼ無意識ですが、片付けるとなると根気と時間を要します。

しかも整理整頓と言っても人によって、やり込む具合はかなり違います。ただ雑にまとめるだけの人もいれば、便利グッチを購入しきちんと棚にモノをしまいお店のように完璧なまでに片づけをする人もいます。


ジョツジュ・ルース「星は空に輝いて」2018年

セクション2で観られる多様性は、まさにこれが根底にあるのです。そうして観ないとチグハグで統一感がなく思えてしまうことでしょう。

「先行き不透明な混沌とした時代に、アートだからできること」に対する個性的な答えの提示としてセクション2を見返したことで、ようやくこの展覧会の全体的な流れが掴めました。


アイ・ウェイェイ「オデッセイ」2016/18年
作家蔵

1964年にサルトルが「作家たるものは、今日飢えている二十億の人間の側に立たねばならず、そのためには、文学を一時放棄することも止むを得ない」と発言してから50年以上が経過しました。

文学や芸術は目の前で苦しむ人たちに何の手助けも出来ないかもしれません。が、何もしないことはゼロでなくマイナスとなってしまいます。

美術の力などという大仰なことを居丈高に叫ばなくても、個人が出来ることを可能な範囲で精いっぱいすることが、日々必要とされます。

平成の僅か30年の間にも数限りない災禍が世界中で起こりました。これから先どうしてそれが鎮まると思えるのでしょう。それどころか「火」は今後勢いを増すばかりです。


宮島達男「時の海ー東北(2018東京)」2018年
作家蔵


池田学「予兆」2013-2016年
佐賀県立美術館蔵

正月休みも終え、お屠蘇気分から抜け出すにはうってつけの展覧会です。

「カタストロフと美術のちから展」は1月20日までです。観ておきましょう〜


六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展 
「カタストロフと美術のちから展 先行き不透明な混沌とした時代に、アートだからできること」


会期:2018年10月6日(土)〜 2019年1月20日(日)
会期中無休
開館時間:10:00〜22:00(最終入館 21:30)
※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
※ただし12月25日(火)、2019年1月1日(火・祝)は22:00まで(最終入館 21:30)
会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
https://www.mori.art.museum/
主催:森美術館
助成:アダム・ミツキェヴィッチ・インスティテュート / culture.pl、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム、ブリティッシュ・カウンシル、ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター、台湾文化部、モンドリアン財団、公益財団法人野村財団、スイス・プロ・ヘルヴェティア文化財団、グレイトブリテン・ササカワ財団
協賛:株式会社大林組、トヨタ自動車株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、アスクル株式会社、ヤマトホールディングス株式会社、株式会社四電工
協力:全日本空輸株式会社、日本貨物航空株式会社、シャンパーニュ ポメリー
企画:近藤健一(森美術館キュレーター)


MAMコレクション008:会田 誠とChim↑Pomのカラス

「会田誠展」で注目を集めたこちらの作品も出ています!


カタストロフと美術のちから
平凡社

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| 展覧会 | 22:52 | comments(1) | trackbacks(0) |
「博物館に初もうで」
東京国立博物館で開催中の
「博物館に初もうで」に行って来ました。


https://www.tnm.jp/

「お正月は、日本の伝統を感じにトーハクへ!」今年で16年目となる「博物館へ初もうで」。今年のトーハクはここ数年に比べて来館者の数も若干少ないように感じました。皆さん皇居へ行かれたのかな?

驚いたのは正月2日であるにも関わらず外国人旅行者が多いこと多いこと。新年を日本で迎える外国人さんも年々増えているのでしょうか。

獅子舞や和太鼓の演奏で賑わうトーハク。まずは今年の干支である猪をモチーフにした作品を集めた展示室へ(本館2階)。

特集「博物館に初もうで イノシシ 勢いのある年に」
2019年1月2日(水)〜1月27日(日) 本館特別1室・特別2室



望月玉泉「萩野猪図屏風」江戸〜明治時代・19世紀

地味な作品が多い中ひと際目を引いたのがこちらの屏風。猪が描かれていなければ、どんなお部屋にも合う日本の秋の情景を描いた素敵な屏風です。

そこに猪が一頭加わると…花札に描かれる「萩と猪」の世界へ一変。でも、この作品とても良かったです。普段は見られないこうしたものと対面出来るのも「博物館に初もうで」ならではのこと。


岸連山「猪図」江戸時代・19世紀 
ハーディ・ウィルソン氏寄贈 東京国立博物館蔵
イノシシは、日本全国に生息しており、狩猟の対象となる身近な動物でした。食用として人の生に密着していることや多産であることなどから、豊穣を象徴する存在であり、「猪突猛進」という言葉があるように、前に突き進む猛烈な勢いが信奉される場合もありました。

猪形土製品
青森県つがる市木造亀ヶ岡出土
縄文時代(後〜晩期)・前2000〜前400年

縄文人が作った猪の愛らしいこと。たまりませんね。シンプルながらも造形バランスと美的センスがギュッと凝縮されています。

狩りが上手く行くよう、留守をする女性たちの手によって作られたものなのでしょう。


国宝 袈裟襷文銅鐸
伝香川県出土
弥生時代(中期)・前2〜前1世紀

国宝指定の銅鐸にも刻まれていたとは!猪侮れません!!

「博物館に初もうで」は干支の作品だけではなく、常設展示室のあちこちでおめでたい作品を贅沢に展示しています。長谷川等伯 国宝「松林図屏風」は2年ぶりの登場となります。


長谷川等伯 国宝「松林図屏風」安土桃山時代・16世紀
本館2室にて1月2日(水)〜1月14日(月・祝)まで展示



いちばんやさしい美術鑑賞』を執筆するにあたり、編集担当者はこの作品を入れたそうにしていました。が、一章を費やしこの作品について深く切り込まんとする意欲が自分に湧かず結局ボツに。

自分にとっては、凄くいいな〜と感じる時と、全く何にも感じない時の振れ幅の非常に大きな作品です。


筆者不詳「紅白梅図屏風」江戸時代・17世紀
東京・高林寺蔵

今日の一押し作品は間違いなくこれです。この突き抜けた感じが実におめでたいというか、馬鹿げているというか…乱暴な作品ですよね〜実に。

因みに屏風を左右どちらにおいても構図としてまとまりが付くように描かれているそうです。正面からきっちり写真に収め、PCかタブレット上で左右置き換えてみましょう。


国宝 広目天(四天王立像のうち)平安時代・12世紀
京都・浄瑠璃寺蔵


国宝 太刀 伯耆安綱(名物 童子切安綱)平安時代・10〜12世紀

時間に余裕がない方は、各展示室にある国宝を観るだけでもとても良い目の保養になります。新年に相応しい作品がこの他にも数多く展示されています。

お正月の定番「博物館に初もうで」は1月27日までです。「亥」に会いに、国宝に会いにまずは上野へ。


「博物館に初もうで」

期間:2019年1月2日(水)〜1月27日(日)
開館時間:9:30〜17:00
※金・土曜日は21:00まで。
※入館は閉館の30分前まで。
休館日:月曜日、2018年12月26日(水)〜2019年1月1日(火・祝)
※1月14日(月・祝)は開館、15日(火)は休館。
東京国立博物館
https://www.tnm.jp/

1月3日(木)のイベント
11:00/13:30 和太鼓 湯島天神白梅太鼓 本館前
11:50/14:20 クラリネット・コンサート ジュリアンズ 平成館ラウンジ
12:40/15:10 獅子舞 葛西囃子中村社中 本館前


いまこそ歩きたい東京国立博物館 (saita mook)
セブン&アイ出版

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↑単眼鏡紹介記事書きました。

おかげさまで重版となりました!


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「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

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國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

【展覧会レビュー】
「2018年 展覧会ベスト10」
かみさんが選ぶ「2018年 展覧会ベスト10」
プロが選ぶ「2018年 ベスト展覧会」
読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

トークショーに出演しました

日経に掲載されました

朝日新聞に掲載されました

再び日経に掲載されました

「美連協ニュース」寄稿

『アートコレクター』で紹介されました

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