弐代目・青い日記帳 

  
TB&リンク大歓迎です!
「名作誕生−つながる日本美術」
東京国立博物館で開催中の
創刊記念『國華』130周年・朝日新聞140周年 特別展「名作誕生−つながる日本美術」に行って来ました。

特別展「名作誕生−つながる日本美術」の音声ガイドは壇蜜さんと二人の人気声優!


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…を利用する、…を盗用する、…を誤解する、…を引用する、…と自らを差別化する、…と自らを同化する、…を吸収する、…を模写する、…に挨拶する、…を作り変える、…の変奏をする、…を復興する、…を仕立てなおす、…を茶化す、…のパロディーを作る、…を単純化する、…を再構築する、…をさらに精巧にする、…を発展させる、…に敢然と立ち向かう、…を変形する。

「名作誕生展」を作り上げた一人、佐藤康宏先生は、展覧会図録で「影響」という言葉の危険性、曖昧性について指摘した後、以上「影響する」に替わる動詞を列挙されています。

AとBの作品(作家)にの間には影響がある。と単純に捉えてしまうのではなく、二つのイメージの間に何が起きているのかを探って欲しいと続けて述べられています。


国宝「普賢菩薩騎象像」平安時代・12世紀
大倉集古館蔵
国宝「普賢菩薩像」平安時代・12世紀
東京国立博物館蔵

日本美術の名作ばかりを集めた今回の展覧会では、影響関係にある複数の作品を「つなげて観る」ことこそ一番の醍醐味。こんな体験他では絶対にできません。

かなり玄人受けする内容であり、研究者や日本美術を学ぶ学生にとってこれ以上の場は存在しないでしょう。

創刊記念『國華』120周年で開催された「対決展」では、日本美術の豊かさ、面白さを広く知ってもらうための展覧会でしたが、それから10年が経った今、我々の日本美術を観る眼もそれなりに養われてきたはずです。

ただ、面白いだけではなく、一歩進んでより深く作品を鑑賞するためには「つなげて観る」ことがいかに大事なことかが分かるはずです。


雪舟等楊 重要文化財「四季花鳥図屏風」室町時代・15世紀
京都国立博物館蔵
呂紀 重要文化財「四季花鳥図」中国・明時代 15〜16世紀
東京国立博物館蔵

日本美術史の中で最多国宝指定作品数を誇る雪舟も、南宋時代の夏珪(かけい)や玉㵎(ぎょくかん)といった過去の画家に学ぶだけでなく、実際に中国(明)へ渡り最新の技術も取り込んできました。

第2章 巨匠のつながり 4. 雪舟と中国」このセクションの充実度は半端ないものがあります。ここだけでも展覧会として成立します。(ただし、いざ開催しようとしてもこれだけの作品を集めるのは困難です。)

行ったり来たりしながらここだけで1時間は余裕で観ていられます。

展覧会の構成は以下の通りです。

第1章 祈りをつなぐ
1. 一木の祈り
2. 祈る普賢
3. 祖師に祈る
第2章 巨匠のつながり
4. 雪舟と中国
5. 宗達と古典
6. 若冲と模倣
第3章 古典文学につながる
7. 伊勢物語
8. 源氏物語
第4章 つながるモチーフ/イメージ
9. 山水をつなぐ
10. 花鳥をつなぐ
11. 人物をつなぐ
12. 古今をつなぐ



伊藤若冲 重要文化財「仙人掌群鶏図襖(左)」江戸時代・18世紀 
大阪・西福寺蔵

所蔵している大阪・西福寺では毎年11月3日にしか公開していない別名「サボテン若冲」が展覧会期間中ずーと展示されています。

若冲が鶏を描きはじめた頃の作品、京都・両足院所蔵の「雪梅雄鶏図」も横に展示されており、「仙人掌群鶏図襖」と形態の継承・変化を見比べられる、若冲ファンにはたまらないポイントです。



金曜日の夜間開館に伺いましたが、平成館の展示半分観ただけでヘトヘトに。一旦休憩すべく再入場可のスタンプをチケット裏に押してもらい特別展会場から出て、ホテルオークラレストラン「ゆりの木」へ。

アメリカン・エキスプレスがコラボした「THE GREEN Cafe」が期間限定オープン(3月20日〜5月6日)しており、アメリカン・エキスプレスの対象カードを持っていると、とてもお得な優待特別サービスが受けられます。


THE GREEN Cafe


ドリンク(コーヒー、紅茶、エスプレッソ、カフェラテ、ペリエなどなど13種類)が2名分まで無料なのはとても嬉しい特典です。前回「博物館でお花見を」の時にもここで休憩し喉を潤しました。


「第1章 祈りをつなぐ1. 一木の祈り」展示風景

会場初めにある仏像をあらためてじっくりと拝見することから、後半戦を開始。平面作品よりも「つながり」が分かりやすそうに思えて、知識のないこともあり中々どうして難しいのがこのセクションです。

仏像全体を捉えてから、例えば衣紋の襞の表現など細部へて目を転じてやると素人ながらも薄っすらと「つながり」が見えてきます。

なるべく空いている時間帯に数体の仏像間を行ったり来たりしながらじっくりと鑑賞しましょう。中国が石仏であったのに対し、日本では木を用いたという点もおさえつつ。


「第3章 古典文学につながる 7. 伊勢物語」展示風景

古典文学の中で日本美術に最も影響を与えたのが『伊勢物語』と『源氏物語』であることにあらためて気づかされるセクション。

文字が絵画や装束、工芸品へと展開されていく様は、まるで幼虫、蛹、成虫へと姿を変えていく蝶を早送りで観察しているかのようです。

最後の最後まで攻める姿勢を崩さない「名作誕生展」最終章に、長谷川等伯の 国宝「松林図屏風」と「山水松林架橋図襖」(京都・樂美術館)を持ってくる荒業を展開。この2作品を比べて観られる幸せは言葉に出来ません。

これでようやくゴールかと思いきや…「蓮」と「雀」といった一見インスタ映えしない花と鳥にスポットをあて、花鳥のつながりを展開しています。


於子明 重要文化財「蓮池水禽図」中国・南宋時代・13世紀
京都・知恩院蔵


能阿弥 重要文化財「蓮図」室町時代・文明3年(1471)
大阪・正木美術館蔵
(展示期間:4月13日(金)〜5月6日(日))

中国から伝わった花鳥画のモチーフをどのようにして日本美術で咀嚼し表現してきたのか。驚きの充実空間となっています。そしてもうヘトヘトです。

最後の最後出口直前に、寒山拾得と岸田劉生の麗子を展示するなど好き放題です。日本美術初心者でも最低1時間、日本美術ファンなら3時間は余裕で必要な展覧会です。

そして、図録にはもっともっと詳しく「つながり」が掲載さています。家に帰ってからも「名作誕生展」は『国華』と同じく延々と続くのです。

特別展「名作誕生−つながる日本美術」は5月27日までです。これ観に行かないと一生後悔します。是非!!


創刊記念『國華』130周年・朝日新聞140周年 特別展「名作誕生−つながる日本美術」

会期:2018年4月13日(金)〜5月27日 (日)
開館時間:9:30〜17:00
ただし、金曜・土曜は21:00まで、日曜および4月30日(月・休)、5月3日(木・祝)は18:00まで開館
(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし4月30日(月・休)は開館)
会場:東京国立博物館
http://www.tnm.jp/
主催:東京国立博物館、國華社、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日
協賛:竹中工務店、凸版印刷、三菱商事
協力:あいおいニッセイ同和損保、日本通運
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特別展「名作誕生−つながる日本美術」の音声ガイドは壇蜜さんと二人の人気声優!


「THE GREEN Cafe」で晩御飯「牛丼ゆりの木風

アメリカン・エキスプレスの対象カードで受けられるお得な優待特別サービスは、ショップでも!東京国立博物館館内のミュージアムショップにて、下記対象のアメリカン・エキスプレスのカードのご利用でお支払い金額より5%オフとなります。

<対象カード>
アメリカン・エキスプレス(R)・カード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド(R)・カード
プラチナ・カード(R)


京都の老舗漆器店「株式会社 象彦
特別展に展示されている「国宝 八橋蒔絵螺鈿硯箱 尾形光琳作」をモチーフにした展覧会限定グッズ。

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「プーシキン美術館展」
東京都美術館で開催中の
「プーシキン美術館展──旅するフランス風景画」に行って来ました。


http://pushkin2018.jp

2005年の東京都美術館での「プーシキン美術館展」、2013年の横浜美術館での「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」に続くプーシキン美術館展三部作の最後を飾る「プーシキン美術館展─旅するフランス風景画」が東京都美術館で開催されています。

2005年はマティスの「金魚」、2013年(元々は2011年開催予定でしたが震災の影響で延期に)はルノワール「ジャンヌ・サマリーの肖像画」とポスターの顔が存在しました。それぞれ記憶に残っているはずです。

ラストとなる今回は「風景画」に的を絞っての展示。テーマは「旅」。


会場入口からその雰囲気を存分に出しています。

美術史上では風景画のヒエラルキー(階級)は宗教画(歴史画)や風俗画に比べ下位に扱われてきました。でも、我々鑑賞者にとってはそうしたジャンルの階級制度はまったく無用なものにすぎません。

逆に、宗教画や歴史画を鑑賞するための予備知識を持ち合わせていなくても、風景画ならそれこそ老若男女を問わずすんなりと楽しめてしまいます。


ギュスターヴ・クールベ「山の小屋」1874年頃

しかも、フランスの風景画に絞り込んであるので、てんでばらばらで思考が定まらないなんてこともありません。「プーシキン美術館展」も3回目となると見どころをきちんと整えてきてくれます。

そうは言いつつも、印象派の風景画だけをメインに並べたのでは満足度もさほど高くならないこともきちんと分かっているようで、第一章では「近代風景画の源流」と題し風景画の黎明期(17世紀)の作品を紹介しています。


クロード・ロラン「エウロペの掠奪」1655年

点数こそ少ないですが、この章は時間をかけて観るだけの価値が十分にあります。風景画がいかに誕生したのか、初めはどんなものをテーマとして扱っていたのかを観ておきましょう。

そうそう、中には廃墟マニアな画家も存在しました。ユベール・ロベールが現代にいたら廃墟だけでなく工場の夜景などの写真を積極的に撮りに行っていたかもしれませんね。


ユベール・ロベール「水に囲まれた神殿」1780年代

展覧会の構成は以下の通りです。

第1章:近代風景画の源流
第2章:自然への賛美
第3章:大都市パリの風景画
第4章:パリ近郊―身近な自然へのまなざし
第5章:南へ―新たな光と風景
第6章:海を渡って/想像の世界



ルイジ・ロワール「パリ環状鉄道の煙(パリ郊外)」 1885年

近代化を遂げるさまを写真ではなく絵画で描きとめた作品が並ぶ第3章と4章は、花の都「パリ」がいかにして成立したのかを画家の視点で追っていける楽しさがあります。


アルベール・マルケ「冬のパリ、サン=ミシェル橋」1908 年頃

名の知れた画家の作品でなくても多くの出会いが期待できる展覧会です。畏まって一点一点じっくり鑑賞せずにさーと足早に全体を観てまわりました。(二周目から好きな作品をじっくりと)

「旅」とは往々にして予定外の出来事が起こるもの。思わぬ作品が目の前に現れ「あっ!」と声を出してしまうかもしれません。

今回自分にとって、セザンヌのこの作品が観られたことなどがまさにそれに当たります。


ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワール山、レ・ローヴからの眺め」1905–1906年

生涯に何十枚と描いた故郷の山サント・ヴィクトワール山。その中でも最晩年に描いたこの作品は、近代絵画の父と呼ばれた所以がはっきりと見て取れる一枚です。

まさに、プーシキン美術館を代表する一枚と言えます。もう一点この山を描いた「サント=ヴィクトワール山の平野、ヴァルクロからの眺め」1882–1885年も今回展示されています。

20年という歳月がセザンヌをどのように変えたのか、優品を比べながら観られるまたとない機会です。


アンリ・ルソー「馬を襲うジャガー」1910年

マネではなく、モネの「草上の昼食」がメインビジュアルとなっているので印象派展のように思えてしまいますが、いやいや中々どうして見応えのある展覧会でした。扱っている作品の幅が風景画と言えども広くて驚きました。

時間に余裕を持って出かけるようにします。次は。

「プーシキン美術館展―旅するフランス風景画」は7月8日までです。混雑する前に是非!!


プーシキン美術館展──旅するフランス風景画

会期:2018年4月14日(土)〜7月8日(日)
会場:東京都美術館企画展示室
http://www.tobikan.jp/
休館日:月曜日
※ただし、4月30日(月・休)は開室
開室時間:9:30〜17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開室金曜日は9:30〜20:00(入室は閉室の30分前まで)
主催:東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省
後援:外務省、ロシア連邦大使館、ロシア連邦交流庁(Rossotrudnichestvo)
協賛:大日本印刷、トヨタ自動車、三井物産、パナソニック、みずほ銀行
協力:日本航空
特設WEBサイトhttp://pushkin2018.jp


ロシアの絵はがき30文字
井岡 美保 (著), 福田 利之 (イラスト), tupera tupera (イラスト)

「プーシキン美術館展」でオフィシャルグッズをプロデュースする、井岡美保によるロシアポストカードブック! 展覧会会場では、福田利之・tupera tupera(ツペラツペラ)によるさまざまなグッズも取り扱っています。



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| 展覧会 | 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) |
「東西美人画の名作 《序の舞》への系譜」
東京藝術大学大学美術館で開催中の
「東西美人画の名作 《序の舞》への系譜」展に行って来ました。


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昭和11年(1936)に上村松園の円熟期に描かれた「序の舞」(重要文化財)。

松園自身も「この絵は、私の理想の女性の最高のものと言っていい、自分でも気に入ってゐる『女性の姿』であります。」と語っています。『青眉抄

松園渾身の力作も描かれてから80年が経過し、作品の保存状態に所々問題が生じてしまい展覧会に積極的に出せない状況が続いたそうです。軸装であったことも大きく影響しています。

そこで、2015年「序の舞」をバンクオブアメリカ・メリルリンチ文化財保護プロジェクトの支援を得て修復することに。この度晴れて修復も完了しお披露目とあいなりました。(詳しくは→上村松園《序の舞》修理について


上村松園「序の舞」重要文化財 昭和11年(1936)
東京藝術大学蔵
上村松園「序の舞 下絵」昭和11年
松柏美術館蔵

軸装の時も大きく感じましたが、今回額装となりより迫力が増した感があります。実際にサイズも300.0×209.0と美人画としては異例の大きさを誇ります。

4つのセクションから構成される今回の展覧会のトリを飾るのが、上村松園が描いた美人画の優品たちです。チラシもポスターも「序の舞」一点推しですが、他にも観るべき粒ぞろいの作品が出ています。

尚「東西美人画の名作」とは日本と西洋ではなく、関東と関西の美人画という意味です。

展覧会の構成は以下の通りです。

美人画の源流
東の美人
西の美人
美人画の頂点



舞踊図」重要美術品 六面のうち一面 江戸時代(17世紀)
サントリー美術館蔵
展示期間:3/31-4/15

まず最初のセクション(美人画の源流)では、江戸時代初期に描かれた「舞踏図」をはじめとし、鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿が手掛けた美人画浮世絵が並びます。

三畠上龍(みはたじょうりゅう)という本名も正確な生没年も不明な天保期に活躍した絵師の作品が2点出ています。京都で活躍したらしく上村松園にも影響を与えている絵師です。これ必見です。


松岡映丘「伊香保の沼」大正14年(1925)
東京藝術大学蔵

群馬の榛名湖(伊香保沼)に入水したとされる木部姫。入水後龍に変化する木部姫の思いつめた表情は得も言われぬ妖艶な美しさを湛えています。

2番目のセクション(東の美人)の中ではダントツで好きな作品です。「伊香保の沼」をあらためてじっくり見ると姫の左右の目の位置がずれていたり、何かを口ずさむかのように、口を少し開いているのが分かります。

死を覚悟し、思いつめた美人の顔を是非間近でじっくりと!



野口小蘋、山田敬中、勝田蕉琴、三浦孝、池田蕉園、水谷道彦、山川秀峰、金子孝信といった普段あまり見る機会のない画家の作品に混じり、鏑木清方や山本丘人、菱田春草らの作品がしっかりと脇を固めています。

さて、3番目のセクション(西の美人)へ移ると、これまでに無かった個性的な美人が目に付きます。

その代表格は甲斐庄楠音で間違いないでしょう。


甲斐庄楠音「幻覚」大正9年(1920)頃
甲斐庄楠音「秋心」 大正6年(1917)
共に京都国立近代美術館蔵

甲斐庄楠音や北野恒富、島成園といった西の絵師たちの美人画は、クセのある一筋縄で「きれい〜」と言えないところがまた魅力でもあります。

そこまで直接的にデロリ系ではなくても、中村大三郎「読書」、菊池契月「友禅の少女」、西山翠嶂「槿花」、伊藤小坡「歯久ろめ」などの作品も西ならではの独特の個性が光ります。

この流れで最後のセクション(美人画の頂点)で上村松園の描いた美人画がどーんと並びます。


上村松園「母子」重要文化財 昭和9年(1934)
東京国立近代美術館蔵


上村松園「虹を見る」昭和7年(1932)
京都国立近代美術館蔵

完全に「松園シフト」が敷かれた展覧会であることがお分かりかと思います。しかし、松園作品だけではこれだけの感動は得られないはずです。

江戸初期から昭和まで日本で描かれた美しく時に妖しい女性たち。西洋画でしたら間違いなくヌードが数点入ってくるはずです。女性美の追求のポイントが日本と西洋では明らかに違うことを強く感じた展覧会でもありました。

「東西美人画の名作 《序の舞》への系譜」は5月6日までです。約60点の美人画が待っています。必ずや幸福感に満たされます。


「東西美人画の名作 《序の舞》への系譜」

会期:2018年3月31日(土)〜5月6日(日)
開館時間:午前10時 - 午後5時(入館は閉館の30分前まで)
休館日: 月曜日(※4月30日、5月1日は開館)
会場:東京藝術大学大学美術館
http://www.geidai.ac.jp/museum/
主催:東京藝術大学、読売新聞社
公式サイト:http://bijinga2018.jp/

この展覧会の担当学芸員である古田亮氏が世に放った近代日本画の通史。


日本画とは何だったのか 近代日本画史論
古田 亮 (著)

伝統絵画と西洋画の接触が産み落とした、近代日本画という新たな表現。それは明治以後の画家たちに、近代とは、西洋とは、国家とは何かという不断の問いを突きつけることとなった。国家主義を揺籃とした明治期、皇国感情のなか成熟を迎えた大正・昭和初期、そして戦後に浮上する日本画滅亡論を超えて、日本画はどこへ向かうのか──。その成り立ちと多様性を時代ごとの様式の変遷から描ききる、圧巻の百年史。

詳細はこちらのコラムで!→近代日本画の世界へようこそ

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| 展覧会 | 22:50 | comments(1) | trackbacks(0) |
「セーラー服と女学生」
弥生美術館で開催中の
「セーラー服と女学生〜イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密〜」展に行って来ました。


http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/

日本で女子学生の制服としてセーラー服が定着して100年が経つそうです。ブレーザーにチェックのミニスカートが今では幅を利かせていますが、長い歴史のある学校ほど頑なにセーラー服を維持し続けているそうです。

そもそも、19世紀にイギリス海軍の水兵服に採用されたセーラー服が、どうして日本では女子学生の制服となったのでしょう。

日本にセーラー服がもたらされたのは1920年(大正9年)頃と言われています。この時代になると水兵さんの服が欧米ではユニセックスな子供服として着用されていたそうです。


平安女学院女学生

日本にやって来た欧米人の子供たちが着ていたセーラー服を、ちょうど和装から洋装へと制服を変えようとしていた女学生の目に留まったのが、100年の歴史の始まりとされています。

金城学院(名古屋市)、福岡女学院(福岡市)、平安女学院(京都市)には当時撮影された、セーラー服姿の「モダン・ガール」たちの写真が残されています。

「セーラー服と女学生」展では、セーラー服誕生の歴史から「セーラームーン」といった文化としてのセーラー服を多面的且つ網羅的に紹介する意欲的な展覧会となっています。


中原淳一『ひまわり』表紙 1949年


松本かつぢ「君の瞳はつぶらにて

昭和初期に美少女漫画家として活躍した双璧、中原淳一と松本かつぢの作品にも多くセーラー服を纏った少女が登場します。

専ら現在では男性誌のグラビアに美少女たちが登場するのが常となっていますが、これらは女学生たちが楽しむ少女雑誌です。つまりターゲットはあくまでも同性に向けられていたのです。一種の憧れとして。


江津匡士「プリマベーラ」2010年

江津匡士、やチラシに用いられている中村祐介といった今現在活躍する画家たちの中にも、積極的にセーラー服をモチーフとしている作家が存在します。

ただし、昭和初期とは違い平成の世となると、女性男性を問わず広くある意味で普遍性を持つアイコンとして取り入れられているのが分かります。


中村祐介『角川新字源 改訂新版 特装版

中村祐介は辞書や本の装丁がらCDジャケットまで様々なものに遍く使われています。皆さんがお持ちのモノの中にも彼の作品が使われている物があるかもしれません。

学ランで中学高校と過ごした自分でも、それでもかなりの思い入れがあるものです。妹に聞いてみると制服に対するそれはまるでその比ではありません。

ひとつの彼女を形作る大事なアイデンティティとして制服が存在しているかのようです。これは別段特別なことではなく誰しもが共感できる点ではないでしょうか。

だからこそ、卒業した高校の制服がフルモデルチェンジすると知ると、自分の大切な欠片を無くしてしまった喪失感に苛まれるのです。


森伸之「私学の夏セーラー

東京女子高制服図鑑』で一世を風靡した森伸之もこの展覧会に無くてはならぬ存在です。

イラストレーターであ、制服研究者でもある森伸之。赤瀬川さんの路上観察ならぬ、路上制服観察を続けること40年!今は無くなってしまった制服も彼の観察記録の中にしっかりと残されています。

少々変態ちっくな感じがしたかもしれませんが、展覧会は女性学芸員がゼロから創り上げたいたって真面目な内容となっています。

現在、セーラー服を採用している学校はとても少なくなってしまいましたが、他がどうであれ絶対に変えない!という学校が維持し続けているのだそうです。

積み重ねてきた長い伝統がある学校ほど、スクール・アイデンティティは大事にするもので、その象徴がまさにセーラー服なのです。

流行りに合わせモデルチェンジなどしたら卒業生たちが黙っていないでしょうからね。

そうそう、会場ではセーラームーンの原画も特別展示されています!『美少女戦士セーラームーン』のセーラー服のモデルとなった制服は果たして…


武内直子『美少女戦士セーラームーン
©Naoko Takeuchi

「美少女戦士セーラームーン」原画展示
武内直子先生の「美少女戦士セーラームーン」の原画3点が期間限定で展示されます。作品保護の観点より、原画展示は一か月以内となっています。
合計3点の原画作品を順次公開。(原画展示を行わない期間は、同じ作品の精巧な複製原画を展示)繊細でファンタジックな原画の美しさを是非!

【原画の展示スケジュール】
・KCなかよし1巻カバー 3月29日(木)〜4月28日(土)
・「なかよし」1993年6月号扉 4月29日(日)〜5月27日(日)
・1993年カレンダー描き下ろし 5月29日(火)〜6月24日(日)


藤井千秋「若い樹のうた

セーラー服の歴史、セーラー服が日本の女学生服として定着した経緯、そして、今や日本発信の文化として「Sailor-Fuku」が世界の人々の注目を集めている最新事情などお勉強にもなる展覧会です。

制服制定から現在までほとんど変わらない東京のクラシックな制服(東京女学館、雙葉学園、白百合学園、東洋英和女学院)、ユニークなタイ結びの図解(東洋英和「英和結び」、都立八潮高校「八潮巻き」、都立第五商業「五商結び(仮称)」なども紹介しています。

いや〜滅茶苦茶面白かったです!老若男女問わず皆で楽しめます。(勿論マニアな方も!)

「セーラー服と女学生展」は6月24日までです。是非是非!!


セーラー服と女学生〜イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密〜

会期:3月29日(木)〜6月24日(日)
開館時間:午前10時〜午後5時
※入館は4時30分まで
休館日:月曜日
※ただしGW期間を含む4/24(火)〜5/6(日)は無休で開館
会場:弥生美術館
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/


竹久夢二美術館「竹久夢二 暮らしを彩る小さな美―大正ロマンのかわいいデザイン―」も観られます。


夢二カフェ「港や」展覧会限定メニュー「放課後の寄り道」自家製ブルーベリーシロップと明治時代に誕生した三ツ矢サイダーとの相性は抜群です!

展覧会カタログ(図録)は一般書籍として販売されています。


セーラー服と女学生』 (らんぷの本/マスコット)
内田静枝 (著)

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| 展覧会 | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) |
「ヌード NUDE」
横浜美術館で開催中の
「ヌード NUDE ─英国テート・コレクションより」展に行って来ました。


http://nude2018.yomiuri.co.jp/

英国を代表する国立美術館「TATE」。テート・ブリテン、テート・モダン、テート・リバプール、テート・アイヴスの4つの美術館から成るアートの「巨大組織」です。コレクション数7万点!入館料無料という英国スタイルをTATEも踏襲しています。

常設展示だけではく、魅力的な企画展も年に何度も開催しており、2001年にテート・ブレイテンで開催された「The Victorian Nude」は世界巡回展として、2003年に「ヴィクトリアン・ヌード展」(藝大美術館、神戸市立博物館)として日本でも開催されました。


フレデリック・レイトン「プシュケの水浴」1890年発表


ハーバート・ドレイパー「イカロス哀悼」1898年
アンナ・リー・メリット「締め出された愛」1889年

今回、横浜美術館「ヌード展」の初めのセクションにこの3点が出ていました。最近物忘れが激しくなってきた自分ですが、2003年に藝大美術館「ヴィクトリアン・ヌード展」でもこれらを目にした記憶はしっかりと残っています。

と同時に、もしかしてこれは2003年の「ヴィクトリアン・ヌード展」の焼き回し的な展覧会なのではないか…との心配が頭を過ぎりましたが、答えは「NO」でした。

「ヴィクトリアン・ヌード展」がラファエル前派から印象派のヌード作品で構成されていたのに対し、横浜美術館の「ヌード展」は時代の幅がぐっと現代にまで広がり、21世紀になってからの作品も含まれています。


バークレー・L・ヘンドリックス「ファミリー・ジュールス:NNN(No Naked Niggahs[裸の黒人は存在しない)])」1974年

要するに、神話になぞらえた理想的な女性の裸体だけの展覧会では決してないのが「ヌード NUDE」展の一番の魅力となっているのです。

男性目線のアンバランスな伝統的なヌード表現を打ち破るようなフェミニズムの画家たちによる刺激的な男性ヌード作品も観られます。

展覧会の構成は以下の通りです。

1:物語とヌード
2:親密な眼差し
3:モダン・ヌード
4:エロティック・ヌード
5:レアリスムとシュルレアリスム
6:肉体を捉える筆触
7:身体の政治性
8:儚き身体



〈7:身体の政治性〉展示風景

「ユートピア、すなわち完全な平等、言うなれば平等が無意識に実現している世界では、女性のヌードが問題になることはなかろう。しかし、現実には、女性のヌードは問題を引き起こしている」―リンダ・ノックリン

ヴィクトリア朝の理想化されたヌードから、ポスト印象派、ピカソ・マティスそしてシュルレアリスムへと連なる美術史の流れを「ヌード」を軸に観られるのは、とても新鮮です。

軸が変われば見え方も変化するもので、例えばボナールのこの作品も普段の何十倍も美しく且つ親密な作品として捉えることが出来ます。


ピエール・ボナール「浴室」1925年

しかし、美術史だけで俯瞰すると、展覧会自体が何だか綺麗に収まり過ぎてしまうきらいがあります。

その辺は英国テート発とあって、ちゃんとフォローされており「4:エロティック・ヌード」「6:肉体を捉える筆触」の章など後半は敢えてテーマ別として上手く趣向を変えて魅せています。

今回の「ヌード NUDE」展が、あちこちで評判が良いのは、ここに大きな要因があるのではないでしょうか。

4章にこの作品があったのには驚きました。


ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー「ベッドに横たわるスイス人の裸の少女とその相手」「スイス人物」スケッチブックより 1802年

英国で最も有名なターナーが描いたヌードです。ターナーといえば映画にもなりましたが、専ら風景画オンリーというイメージが強くあり実際に飽きるほど風景画を残していますが、時にこんな覗き見的な男女の営みの様子を描いていたのです。

ロートレックが描いたとなれば別段何も驚くことはありませんが、ターナーにもこうした創作意欲があったとは…水彩でさらさら〜と描いているのもまた雰囲気があります。


フランシス・ベーコン「横たわる人物」1977年
富山県立美術館
フランシス・ベーコン「スフィンクス―ミュリエル・ベルチャーの肖像」1979年
東京国立近代美術館

テート所蔵の作品で構成された「ヌード展」ですが、特別出品として国内にある2枚のベーコンが観られたのも(しかも並べて!)大きな収穫でした。

最終章「儚き身体」にシンディ・シャーマンが出ていたことも嬉しく、そしてあらためて自分の身体というものについて考えさせられるきっかけとなりました。自分自身の身体は、他人しか観ることが出来ないものなのです。大事な顔さえも鑑を通してしか見られません。


ジョン・エヴァレット・ミレイ「ナイト・エラント(遍歴の騎士)」1870年

最後にシドニー、オークランド、ソウルと世界巡回してきた「ヌード NUDE」展ですが、横浜美術館だけでしか味わえないお楽しみもあります。

ミレイの「ナイト・エラント(遍歴の騎士)」を英国へ留学した下村観山がテイトで模写した作品が、横浜美術館のコレクションにあります。


下村観山「ナイト・エラント」1904年

同時開催中の横浜美術館コレクション展「人を描く―日本の絵画を中心に」で、その作品が出ているのです!

これを同じ美術館で観られる機会が来ようとは!長生きはするものです。横浜美術館コレクション展は特別展のチケットでそのまま観られます。「ヌード展」で疲れていてもこちらもお忘れなく。


〈1:物語とヌード〉展示風景

一度で消化しきれないほど多様な作品とそれと考えられた章立てで、立体的に西洋美術におけるヌードを魅せる展覧会です。混雑する前にお早めに。もう一度観に行きます。横浜まで。

ところで、「ヌード展」誰と行きます?!

「ヌード NUDE ─英国テート・コレクションより」展は、6月24日までです。是非!!音声ガイドは人気声優の斎賀みつきさん!


「ヌード NUDE ─英国テート・コレクションより」展 

会期:2018年3月24日(土)〜6月24日(日)
会場:横浜美術館(横浜市西区みなとみらい 3-4-1)
http://yokohama.art.museum
主催:横浜美術館、読売新聞社、テート
協賛:DNP大日本印刷
協力:日本航空みなとみらい線横浜ケーブルビジョンFMヨコハマ首都高速道路株式会社
後援:ブリティッシュ・カウンシルJ-WAVE
展覧会公式サイト:http://nude2018.yomiuri.co.jp/


「ヌード展」特設ショップもヌーディーです!


ART GALLERY テーマで見る世界の名画 5 ヌード かぐわしき夢 (ART GALLERYテーマで見る世界の名画 5)
中野京子

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注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
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【展覧会レビュー】
「国宝 雪松図と花鳥 美術館でバードウォッチング」
「上原コレクション名品選」
「セーヴル、創造の300年」
「パリ・グラフィック」
かみさんが選ぶ「2017年 展覧会ベスト10」
プロが選ぶ「2017年 ベスト展覧会」
読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

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