弐代目・青い日記帳 

  
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映画「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」試写会のお知らせ。
映画「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」(Hermitage Revealed)の試写会に青い日記帳の読者をご招待致します。


@hermitage0429
「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿FBページ

世界三大美術館といわれる、フランスのルーヴル(1793年設立)、米国のメトロポリタン(1870年設立)、そしてロシアのエルミタージュ。

なかでも1764年創立のエルミタージュ美術館は最も古く(当時の日本は江戸時代第10代将軍、徳川家治の頃)、絵画、彫像、宝飾品、陶磁器、武具など膨大な所蔵品は世界一と言われています。

300万点の至宝に、2,000の部屋、他のどの美術館よりも多い学芸員を有し、年間366万人以上(2015年)の入場者が訪れる世界最大級の美術館であるエルミタージュ美術館。



この映画を撮影されるにあたり力を尽くした人たちには、エルミタージュ美術館のミハイル・ピオトロフスキー館長を初め、著名な彫刻家アントニー・ゴームリー、世界一の建築家とも言われるレム・コールハース、美術館の各専門の学芸員たち。

また、レニングラード包囲戦を生き延びた生存者や、『戦場のメリークリスマス』などで知られる俳優トム・コンティによる声の出演などもあります。

「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」は、極上の宝を探求しながら、美術品を紹介するにとどまらず、その背景に寄り添う歴史と戦火からエルミタージュ美術館を守り続け犠牲になっていった歴代の館長、学芸員たちの知られざる物語も明らかにしていきます。



ドキュメンタリー映画「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」(Hermitage Revealed)は4月29日(土)より公開となりますが、一足お先に試写会でご覧いただく機会を設けました。

新年度に入り慌ただしい時期かもしれませんが、お時間都合つく方是非ご参加下さい。

試写会日時及び申し込み方法は以下の通りです。


「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」試写会

開催日時:4月20日(木)
開場:18:30〜  上映:19:00〜
場所:ユーロライブ(渋谷区)
http://eurolive.jp/

応募方法:
試写会参加ご希望の方は、お名前・ツイッター、フェイスブック等SNSアカウント・年齢を下記アドレスまでメールタイトル「青い日記帳試写会参加希望」と明記しお申し込み下さい。

応募先:senden1@finefilms.co.jp

募集人数:60人 (おひとりずつでのご応募でお願い致します)
応募締切:4月13日(木)
・当せんのご連絡は、4月14日(金)までに当せん者様のみにご連絡をいたします。
・満席の際、及び開映後のご入場はいかなる理由でも、一切お断りいたします。予めご了承ください。
・鑑賞後ご自身のSNSやブログなどで映画を紹介することを条件とさせていただきます。



「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」
http://www.finefilms.co.jp/hermitage/

監督・脚本・製作:マージー・キンモンス   
出演:ミハイル・ピオトロフスキー館長、建築家レム・コールハース、彫刻家アントニー・ゴームリー、トム・コンティ(声の出演)『戦場のメリークリスマス』
イギリス/カラー/英語、ロシア語/83分  
原題:Hermitage Revealed Hermitage Revealed © Foxtrot Hermitage Ltd. All Rights Reserved. 
後援:ロシア連邦大使館、ロシア連邦交流庁(Rossotrudnichestvo)    
配給:ファインフィルムズ   
  
4月29日(土) ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開

特典付き前売り券も好評発売中です!


特製クリアファイル(A4)付前売鑑賞券 ¥1,500(税込)


大エルミタージュ美術館展特別プレス(冊子)付
「大エルミタージュ美術館展」+映画『エルミタージュ美術館 美を守る宮殿』特別セット券 ¥3,100(税込)


詳細はこちらで!
http://www.ttcg.jp/human_yurakucho/topics/detail/51571

日本語版の予告編も完成しました。


4/29(土)公開『エルミタージュ美術館 美を守る宮殿』予告編

今回解禁された予告編では、長年多くの日本人ファンを増やし続けてきた世界最大級の美術館の知られざる歴史を垣間見ることになる。エルミタージュ美術館の青い空に白と緑が鮮やかな昼間の荘厳な姿から始まり、美術館の創始者である女帝エカテリーナ2世の肖像画、ミケランジェロの彫刻「うずくまる少年」が登場する。そしてエルミタージュ美術館 冬宮が占領された、かの有名なレーニンの十月革命の様子。戦時中、スターリンの手から美術品を守るため秘密裏に列車で運び出す姿など、美術館の絢爛豪華な姿とは裏腹な国の情勢に翻弄された250年の歴史が明らかになる。そして、レンブラント、ルーベンス、ミケランジェロ、ダ・ヴィンチ、ゴッホ、ゴーギャン、ルノワール、モネ等の時代を越えた世界の有名芸術家たちの作品も続々登場。ロシアに行かずして色鮮やかなエルミタージュの至宝を堪能することができる。

映画「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」と「大エルミタージュ美術館展」公開に合わせこちらも新たに発売となります。


最新 ロマノフ王朝の至宝 華麗なるロシア

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映画「メットガラ ドレスをまとった美術館」
映画「メットガラ ドレスをまとった美術館」を観て来ました。


http://metgala-movie.com/

「ファッション界のアカデミー賞」と称される、世界最大のファッションイベント「メットガラ」(MET GALA)が、毎年アメリカNYのメトロポリタン美術館で開催されているのをご存知でしょうか。

一夜限りのメットガラに招待されるのは超一流のセレブたちのみ。ジョージ・クルーニー、ジャスティン・ビーバー、レディー・ガガ、アン・ハサウェイ、カニエ・ウェストetc…


リアーナ
©2016 MB Productio


ゲストたちを迎えるメトロポリタン美術館エントランス
©2016 MB Productio

どうして、メトロポリタン美術館でこのような華やかなパーティーが開催されるのでしょう。その理由はいたってシンプルです。

メットガラの目的は、ずばりMETの服飾部門の活動資金の調達にあります。ちなみにこのイベントへの参加費は一人あたり25,000ドル!今日のレートで計算するとざっと日本円で280万円となります。

2015年までに集まった活動資金の総額はなんと1億2千万ドルにもなるそうです。これだけの資金集めはいくら世界に名高いメトロポリタン美術館であっても容易なことではありません。


アナ・ウィンター
©2016 MB Productio

しかし、米国版『VOGUE』誌の編集長であり、映画『プラダを着た悪魔』のモデルとなったアナ・ウィンターがメットガラのかじ取り役を務めていると知れば納得がいきます。

アナ・ウィンターはメトロポリタン美術館の理事のひとりでもあるのです。


China: Through the Looking Glass
©2016 MB Productio

メットガラは毎年5月にMETで開催される服飾部門主催の前夜祭的な役割を果たしています。ドキュメンタリー映画「メットガラ ドレスをまとった美術館」の舞台となっているのは2015年に開催された「鏡の中の中国」展(China: Through the Looking Glass)です。

「鏡の中の中国」展は、ヨーロッパのオートクチュールブランドが中国文化から影響を受け制作発表したファッションを、MET所蔵の中国コレクションと融合させ展示するという意欲的な展覧会です。


アンドリュー・ボルトン
©2016 MB Productio

2015年に開催された「鏡の中の中国」展を企画したのがメトロポリタン美術館服飾部門キュレーターのアンドリュー・ボルトン。アナ・ウィンターと並びこの映画の主役の一人です。

政治的、経済的に様々な問題や軋轢を抱える中国をメインテーマとする展覧会をMETで開催することの困難さは、素人の自分でも容易に想像がつくものです。

映画の中で描かれているのは、様々な問題が発生しつつも実現に向け腐心するアンドリュー・ボルトンの姿。そしてそれに平行しメットガラを成功させるために同じく奔走するアナ・ウィンター。


©2016 MB Productio

美術館とファッション業界のトップに君臨する二人がそれぞれ持てる力を存分に出し合い、奮闘する様子を実にリアルに映画「メットガラ ドレスをまとった美術館」は描いています。

美術好きにもファッション好きにもどちらにとってもたまらない内容となっています。それに前述のセレブたちが続々登場し花を添えるのですから面白くないはずがありません。


「メットガラ」で熱唱するリアーナ
©2016 MB Productio

絶対に招待されることのない一夜限りの秘密のパーティーの裏側から中身まで存分に見せてくれるのも大きな見どころのひとつです。セレブたちの飾らない姿や真の笑顔が映し出されています。

「展覧会は挑発的であるべきだ。」という発言が何を意味しているのか、またなぜ近年ファッション関連の展覧会が数多く開催されているのか、この映画を観ればその答えに出会えます。

「ファッションはアート足り得るのか。」という永遠の疑問に終止符を打つ映画です。


映画「メットガラ ドレスをまとった美術館」

公開日:2017年4月15日(土)より
劇場:Bunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国公開
監督:アンドリュー・ロッシ
キャスト:アナ・ウィンター、アンドリュー・ボルトン、ウォン・カーウァイ
出演:ジョン・ガリアーノ、カール・ラガーフェルド、ジャン=ポール・ゴルチエ、バズ・ラーマン、ウォン・カーウァイ、リアーナ、ジョージ・クルーニー、レディ・ガガ、アン・ハサウェイ、マドンナ、ジャスティン・ビーバー、サラ・ジェシカ・パーカー、ビヨンセ、ケイト・ハドソン、ジェシカ・チャスティン、クロエ・セヴィニー、ジュリアン・ムーア、シェール、ブラッドリー・クーパー、ラリー・デヴィッド、ユマ・サーマン、ベン・スティラー、アリシア・キーズ、ジェニファー・ローレンス、ジェニファー・ロペス、カニエ・ウェスト、オーウェン・ウィルソン、ビル・カニンガム
作品情報:2016年/アメリカ/91分/ヴィスタ受賞
ノミネート:第15回トライベッカ映画祭オープニング作品、第69回エディンバラ国際映画祭正式作品
配給:アルバトロス・フィルム

公式サイト:http://metgala-movie.com/


Bunkamuraル・シネマ4/15(土)よりロードショー「メットガラ ドレスをまとった美術館」予告編


China: Through the Looking Glass

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映画「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」
世界最大級の美術館、エルミタージュのドキュメンタリー映画「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」(Hermitage Revealed)が4月29日(土)より公開となります。


@hermitage0429
「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿FBページ

ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、レンブラント、ゴッホ、ピカソ等が待ち受ける美の殿堂エルミタージュ美術館がいよいよ映画に登場します。

ここ数年美術館を舞台としたドキュメンタリー映画が立て続けに公開となっていますが、「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」はまさに真打登場、ラスボス来たりといった感があります。



映画の舞台となった、アムステルダム国立美術館、ルーブル美術館、ウィーン美術史美術館、ロンドン・ナショナル・ギャラリー、ウフィツィ美術館は何度も足を運んだいわば馴染みのある場所でした。

ところが、今回のエルミタージュ美術館はまだ一度も訪れたことのない秘密のベールに包まれた、妄想かき立てる未知の美術館なのです。



これまでの美術館映画に無かった要素が盛り込まれています。それはエルミタージュ美術館250年の歴史です。この長きにわたる美術館の歴史を軸にドキュメンタリー映画として制作されたものです。

世界最大で最古の美術館のひとつであり、絵画、彫像、宝飾品、陶磁器、武具などその膨大な所蔵品は世界一と言われるエルミタージュ美術館にも非常に苦しく辛い時代もあったのです。

それとは別に、1990年に世界遺産(サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群)に登録された歴史的建造物も見逃せません。


Hermitage Revealed Theatrical Trailer

日本語タイトルが決定・発表になったばかりですが、↑の予告編を見ているだけで心高ぶってきますね。美術館映画の中でも最も注目を集めること間違いなしです!

本作が撮影されるにあたり力を尽くした人たちには、エルミタージュ美術館のミハイル・ピオトロフスキー館長を初め、著名な彫刻家アントニー・ゴームリー、世界一の建築家とも言われるレム・コールハース、美術館の各専門の学芸員たち、また、レニングラード包囲戦を生き延びた生存者や、『戦場のメリークリスマス』などで知られる俳優トム・コンティによる声のカメオ出演などもある。

映画「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿」
監督:マージー・キンモンス 2014/イギリス/カラー/英語、ロシア語/83 分

4月29日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開。

Twitter:@hermitage0429

「エルミタージュ美術館 美を守る宮殿FBページ

エルミタージュ繋がりで、主催はもちろん別ですが、時を同じくして「大エルミタージュ美術館展」が開催となります。こちらも要チェックです!


「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」

会期:2017年3月18日(土)〜6月18日(日)
会場:森アーツセンターギャラリー
(東京・六本木ヒルズ 森タワー52階・港区六本木6‐10‐1) 
http://www.roppongihills.com/museum/
主催:エルミタージュ美術館、日本テレビ放送網、読売新聞社、BS日テレ、森アーツセンター


公式サイト:http://hermitage2017.jp/

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映画「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮」
映画「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮」を観てきました。


映画『レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮』公式サイト
http://davinci-in-labyrinth.com/

レオナルド・ダ・ヴィンチの現存する作品は非常に少なく、仮に1点だけあっても展覧会が開催出来、多くの来場者を見込めます。遠く離れた日本まで真作とされる作品がやってくることは20年に一度あるかないかでしょう。

ヨーロッパの国々でもレオナルド作品の希少性は言うまでもありません。所蔵する美術館から貸し出されるとなれば大きなニュースとなります。


レオナルド・ダ・ヴィンチ「ミラノの貴婦人の肖像
ルーヴル美術館所蔵

数あるルーヴルのお宝作品の中でもこの「ミラノの貴婦人の肖像」目当てに訪れる人も多い、名品中の名品。レオナルドがちゃんと描いた?!数少ない作品のうちのひとつです。

2015年にミラノのパラッツォ・レアーレ(Palazzo Reale Milano)に「ミラノの貴婦人の肖像」が貸し出され、「レオナルド・ダ・ヴィンチ 1452-1519展」(Leonardo Da Vinci 1452-1519)」が開催されました。


Leonardo: 1452-1519

http://www.skiragrandimostre.it/leonardo/

他にもレオナルド作品がパラッツォ・レアーレに集結し日本では開催されることのない充実した内容の「レオナルド展」が開かれたのです。「ミラノまで観に行きたい!!」と思った方も多くいらっしゃるはずです。(実際に行かれた方も!)


「レオナルド・ダ・ヴィンチ 1452-1519展」展示風景

少々前置きが長くなりましたが、映画「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮」ではこの「レオナルド・ダ・ヴィンチ 1452-1519展」が冒頭に登場します。

作品のアップや展覧会会場の様子がさり気なく、そして惜しげもなく映し出され思わず前のめりになりスクリーンを見入ってしまいます。



展覧会監修者のピエトロ・マラーニ氏の熱のこもった、レオナルド愛に溢れるギャラリーツアーが冒頭のハイライトです。

さて、今回の映画でメガホンをとったのは「ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿」「ただひとりの父親」等を手掛けたニコ・マラスピーナルカ・ルチーニ監督。

「ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿」でもそうでしたが、劇中劇を巧みに入れてくる手法を「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮」でも採用しています。


イザベッラ・デステ(1474〜1539)

レオナルドに肖像画の依頼を何度もしましたが、結局最後まで描いてもらえませんでした。その辺の事情はちょっと調べて観に行くと映画をより深く楽しめるはずです。

因みにレオナルドの残したこちらのドローイングは一度は目にしたことがあるかと。これこそレオナルド・ダ・ヴィンチがイザベラを描いたものです。



下絵は描いたのに完成には至らなかったという、レオナルドのいつものパターンです。それにしても雰囲気の似ている役者さんを見つけてくるものですね。

「白貂を抱く貴婦人」のモデルであるチェチリア・ガッレラーニ(1473〜1536)も絵からそのまま飛び出してきたようでした。



モデルやパトロンだけでなく、レオナルドの良きライバルであった芸術家たち(ラファエロ・サンツィオ、ドナード・ブラマンテ)も登場します。果たしてイメージと同じそれとも…

また、レオナルドの弟子であったフランチェスコ・メルツィとジャン・ジャコモ・カプロッティ(サライ)が激しく口論する場面も大きな見どころのひとつです。

サライに関してはイメージと随分違っていましたが、こうした「ズレ」も映画を観る楽しみのひとつですよね。



さて先日、青い日記帳の読者の方をお招きし試写会を銀座で行いました。上映後に池上英洋先生とのトークショーも行いました。その様子がドキュメンタリー映画『レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮』Facebookページにアップされています。

鑑賞前後の予習復習に是非チェックしてみて下さい!

映画「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮」は、2017年01月28日(土)シネスイッチ銀座他で公開です!


映画「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮」

監督:ルカ・ルチーニ(「ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿」「ただひとりの父親」)、ニコ・マラスピーナ
出演:ピエトロ・マラーニ、マリア・テレサ・フィオリオ、ヴィットリオ・スガルビ他
2015年/イタリア映画/イタリア語/約81分/カラー/原題:Leonardo Da Vinci - The Genius in Milan/© Rai Com – Codice Atlantico - Skira Editore 2016
http://davinci-in-labyrinth.com/



特製クリアファイル(A5サイズ)が付いた前売鑑賞券1,500円(税込)販売中です。


ルネサンス 三巨匠の物語 万能(レオナルド)・巨人(ミケランジェロ)・天才(ラファエッロ)の軌跡
池上英洋(著)

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映画「エゴン・シーレ 死と乙女」
映画「エゴン・シーレ 死と乙女」(Egon Schiele: Tod und Madchen)を観て来ました。


http://egonschiele-movie.com/

今回の映画では、世紀末のウィーンで活躍した画家エゴン・シーレ(1890-1918)の生涯を克明に描いています。シーレについてある程度の予備知識がないと、楽しめない作品でもあります。

これから劇場でご覧になる前に最低限頭に入れておかねばならぬことを、映画のネタバレ無しで書いておきます。

エゴン・シーレ(Egon Schiele:1890-1918)の父親は鉄道官吏をしていましたが、シーレが幼い頃、梅毒で亡くなってしまいます。劇中では鉄道にまつわるシーンがさり気なく描かれています。

16歳 名門ウィーン美術アカデミーに史上最年少で入学(2歳年下のアドルフ・ヒトラーも同アカデミーを受験するも2年連続で失敗しています。)

4歳年下の実の妹ゲルトルート(愛称ゲルティ)はシーレのモデルも務めましたが、その存在は彼にとって妹以上のものでした。


シーレとゲルティ

シーレ16歳、ゲルティ12歳の時二人だけでイタリア旅行をしています。しかもそこは両親がハネムーンで訪れた場所でした。この二人の関係が頭に入っていないと映画の半分以上は?の連続となるはずです。

17歳でウィーンにアトリエを構えたシーレが、クリムト(1862-1918)のアトリエを訪ねる場面が出てきます。

後に「金のクリムト、銀のシーレ」または「陽(生)のクリムト、陰(死)のシーレ」などと比較称されることの多い二人の会話に注目です。


シーレとクリムト

20歳を過ぎたシーレは、クリムトのモデルであった、ヴァリ・ノイツェルと同棲生活を始めます。ヴァリの存在はシーレにとってどれだけ大きな影響を与えたか計り知れないものがあります。

不道徳、未成年誘拐の容疑で24日間の獄中生活を送ることとなった「ノイレングバッハ事件」での裁判でも彼女の存在は欠くことが出来ません。

幼児趣味(ロリコン)があったとか、とかく言われがちなシーレですが、反社会的、反アカデミック、非道徳的な作品を好んで求める者がいた時代であったことを抑えておかねばなりません。そうした人物も劇中に登場するのには感心しました。


ヴァリ・ノイツェル

第一次世界大戦が勃発した1914年。24歳のシーレはウィーンで最も才能があり且つセンセーショナルな画家として一世を風靡していました。

傍目にはお似合いのカップルに見えた二人ですが、シーレは突如ヴァリと別れ、アトリエの向かいに住む中産階級のエディットと結婚してしまいます。1915年、シーレ25歳の時です。


シーレのアトリエの向いに住んでいた姉妹アデーレとエディット

しかし、幸せは長続きしません。戦争よりも多くの死者を出したとされるスペイン風邪が大流行。シーレの子供を身籠ったままエディットは病に罹患し戻らぬ人へ。

そしてその後を追うようにシーレも28歳の若さでこの世を去ります。奇しくもクリムト没年と同じ1918年のこと。そしてこの年に第一次世界対戦も終結を迎えます。

因みに、1918年には他にも建築家オットー・ワーグナー、や画家のホドラー、そしてロシア帝国最後の皇帝であるニコライ2世が亡くなっています。

大きな一つの時代の転換点となった年が1918年であり、ウィーン世紀末美術の終焉の年でもあったのです。


今回の映画「エゴン・シーレ 死と乙女」でシーレ役を演じるのは、ノア・サーベトラ。モデル出身の新人俳優です。

映画には全く関係ありませんが、シーレやクリムトが亡くなった1918年に生まれまだ存命の日本の政治家がいます。中曽根康弘元総理です。98歳!

今からおよそ100年前のオーストリアを舞台として描かれるエゴン・シーレの生涯。美しい映像と共に存分に楽しめる美術ファン必見の映画です。

映画「エゴン・シーレ 死と乙女」(Egon Schiele: Tod und Madchen)が2017年1月28日よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショーとなります。


『エゴン・シーレ 死と乙女』予告編

映画公式サイト:http://egonschiele-movie.com/

©Novotny & Novotny Filmproduktion GmbH



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美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス)
美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス) (JUGEMレビュー »)
黒田 いずま
美術館で働く学芸員の近江さん。個性豊かなメンツが解説、展示、監視などの仕事を通して、日々様々な工夫をしながら楽しく来館者をお出迎えする日常をユーモラスかつ鋭いツッコミで描いた作品。
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PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡
PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡 (JUGEMレビュー »)

普段は単眼鏡で済ませていますが、どうしても隅々まで観たい作品の場合はこの双眼鏡を使ってます。
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西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書)
西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書) (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
美術史の実践方法が最後にまとめられています!世界が変わる、名画の見方。前作「西洋美術史入門」からさらに一歩奥へ。池上英洋 著

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ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection)
ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection) (JUGEMレビュー »)
川端 康雄,加藤 明子
夏目漱石をイチコロにしたウォーターハウスの文学性と蠱惑的な魅力を余すところなく紹介!

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池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福
池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福 (JUGEMレビュー »)
池永康晟
日本画の異才“池永康晟”がベールを脱ぐ!

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すゞしろ日記 弐
すゞしろ日記 弐 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
画家・山口晃のエッセー漫画第2弾。

面白きことも無き世を、面白く!

画家・山口晃の“どーでもいいけど楽しげなこと”満載
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OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16
OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16 (JUGEMレビュー »)

観劇・美術鑑賞・セミナーなどの知的シーンや、コンサート会場・ファッションショーなどで大活躍!
軽いのでいつも持ち歩いています。
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モチーフで読む美術史 (ちくま文庫)
モチーフで読む美術史 (ちくま文庫) (JUGEMレビュー »)
宮下規久朗
宮下規久朗先生の最新刊!絵画に描かれた代表的な「モチーフ」を手掛かりに美術を読み解く、画期的な名画鑑賞の入門書。カラー図版150点を収録した文庫オリジナル。
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日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工
日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工 (JUGEMレビュー »)

「これ一冊で日本美術を鑑賞する際の知識が全て揃う」
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アイテムで読み解く西洋名画
アイテムで読み解く西洋名画 (JUGEMレビュー »)
佐藤 晃子
西洋絵画を鑑賞する際に必要となる宗教画,神話画の50のアトリビュートを紹介。ありそうで無かった絵画ファン待望の一冊。
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美術鑑賞手帳
美術鑑賞手帳 (JUGEMレビュー »)

美術鑑賞の楽しみをさらに広げるこれまでになかった手帳です。ミニガイドと書き込み式の鑑賞の記録ページが一緒に。

自分もお手伝いさせて頂きました。レビュー→こちら
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画家の食卓
画家の食卓 (JUGEMレビュー »)
林 綾野
画家たちが楽しんだ26のレシピを再現。クレー、フェルメール、セガンティーニ、メムリンクの暮らしと創作現場を巡る旅。
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美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い
美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い (JUGEMレビュー »)
サンディ ネアン
とかく扇情的に扱われる美術品盗難。だが実際は、麻薬や犯罪に絡む危険な裏社会と結びつく場合が多い。事件に巻き込まれた学芸員の立場からその実態を訴え、問題点を考察する一書。 レビュー→こちら
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江戸の献立 (とんぼの本)
江戸の献立 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
福田 浩,松井 今朝子,松下 幸子
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日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻))
日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻)) (JUGEMレビュー »)
長岡 龍作
法隆寺金堂内陣は、普段は大変暗い上に太い円柱に加え、金網が廻らされており、その詳細はなかなか見ることができません。今までに撮影された写真も鮮明さということでは満足のゆくものではありませんでした。今回は最新の撮影技術により、南面(正面)のみならず、北面(背面)からも撮影。その結果、全く見たことがない写真を目の当たりにすることになりました。仏像の質感と量感、豊かな色彩に感嘆し、感動をおぼえる一冊となっています。
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山口晃 大画面作品集
山口晃 大画面作品集 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
8年ぶり、待望の最新作品集。11月26日発売!予約しないと!!

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運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本)
運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
山本 勉,ヤノベ ケンジ,橋本 麻里,みうら じゅん
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知識ゼロからのキリスト教絵画入門
知識ゼロからのキリスト教絵画入門 (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
池上英洋先生が易しく紐解く『聖書』の世界。レビュー→こちら
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芸術家の家: 作品の生まれる場所
芸術家の家: 作品の生まれる場所 (JUGEMレビュー »)
ジェラール=ジョルジュ ルメール,ジャン=クロード アミエル
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フェルメールへの招待
フェルメールへの招待 (JUGEMレビュー »)

不肖・私がフェルメール30作品の解説執筆と全体の編集に携わった一冊です。オールカラーB5版。96ページから成る、これまでにないフェルメールパーフェクトガイドです。主に「フェルメール初心者」に向け丁寧に噛み砕いた表現で綴られているので、美術の専門用語を知らずともフェルメール作品について一通りの知識を得ることが出来ます。

お手に取って頂ければ幸甚です。よろしくお願い致します。
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偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件
偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件 (JUGEMレビュー »)
レニー ソールズベリー,アリー スジョ
来歴さえあれば、たとえ贋作でも「ほんもの」になる。詐欺師は驚くべき方法で美術史を捏造した。美術界を震憾させた事件を追うドキュメンタリー。レビュー→こちら
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フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース)
フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース) (JUGEMレビュー »)
林 綾野
林綾野さんの待望のフェルメール本!レビュー&インタビュー→こちら
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ヴァチカン物語 (とんぼの本)
ヴァチカン物語 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
塩野 七生,藤崎 衛,石鍋 真澄
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野兎の眼
野兎の眼 (JUGEMレビュー »)
松本 典子
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Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105
Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105 (JUGEMレビュー »)

掌に収まる単眼鏡は、必要なときにサッとポケットなどから取り出して使える便利な、美術館・博物館必須アイテム。
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日本美術のことば案内
日本美術のことば案内 (JUGEMレビュー »)
日高 薫
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日本美術鑑賞の際に、よく出てくる言葉を満載。絵画、彫刻、工芸品などの具体的な写真をふんだんに使い紹介
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