青い日記帳 

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「天平美術展」を紙面で展開しています。

小学館『日本美術全集』公式サイトに、オープンした「青い日記帳 出前ブログ」。


http://nichibi.webshogakukan.com/bluediary/

『日本美術全集』関係者インタビュー 第一回 清水芳郎編集長」に引き続き、「『日本美術全集』関係者インタビュー 第二回 盒況編集長(前編)」が本日アップされました。

今回は、『日本美術全集』最新刊「東大寺・正倉院と興福寺(奈良時代2)」編集担当の盒況編集長にお話を伺って来ました。



仏像や正倉院宝物を美術全集でいかに「見せる」(魅せる)か。伺ってみて初めて知ることの連続でした。

「カタログ的にならぬよう」に編集する際に心がけたこと、写真一枚を選ぶにも苦心したこと、そしてこれまでにない正倉院宝物の見せ方等々。興味深いお話し満載です。



日本美術全集3 東大寺と正倉院
(日本美術全集(全20巻))



公式Facebookページ『日本美術全集 編集戦記』
https://www.facebook.com/nichibi.shogakukan

更新状況や取材・編集のこぼれ話などは、以前ご紹介したFacebookページ『日本美術全集 編集戦記』に掲載されます。こちらも要チェックです!

青い日記帳 出前ブログ」で、取り上げて欲しい話題や、インタビューを聞いてみたい方いらっしゃいましたら、どしどしリクエスト下さい。

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小学館『日本美術全集』公式サイト
http://www.shogakukan.co.jp/pr/nichibi/

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青い日記帳 出前ブログ始めました。

小学館『日本美術全集』公式サイトに、「青い日記帳 出前ブログ」がオープンしました。


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昨年(2012年)12月に小学館創業90周年記念企画として刊行された『日本美術全集 全20巻』。「紙媒体での美術全集はこれが最後」かもしれません。

そんな『日本美術全集』の気概や編集スタッフの情熱に押され、「青い日記帳 出前ブログ」を担当することになりました。『日本美術全集』応援団として。

出版業界に電子化の大波が押し寄せる只中に、何故敢えて紙媒体での豪華本刊行に踏み切ったのでしょう。また果たしてどれくらい実際に売れているのでしょうか。

そんな率直な疑問を清水芳郎編集長に突撃取材して来ました。


『日本美術全集』関係者インタビュー 第一回 清水芳郎編集長

「青い日記帳 出前ブログ」では、『日本美術全集』に携わる編集者や各巻の責任編集を担当された美術史家の先生方のインタビュー記事を掲載して参ります。

本日同時に、公式サイトにお目見えしたもうひとつのブログ「萬美術屋 安村敏信の私的日本美術」。こちらは安村敏信先生のプロフェッショナルな視点で、全集に取り込めなかった日本美術作品を紹介。

自分のブログとは対照的なじっくり読ませる本格的な内容です。

「萬美術屋 安村敏信の私的日本美術」

http://nichibi.webshogakukan.com/yorozu/

拙ブログ(青い日記帳)のように毎日更新とは行きませんので(笑)、どうぞのんびりとお付き合い下さい。『日本美術全集』全20巻が全て出揃うのは、2016年2月25日です。


公式Facebookページ『日本美術全集 編集戦記』
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小学館『日本美術全集』公式サイト
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【『日本美術全集』発売予定一覧】
第1回配本 2巻 法隆寺と奈良の寺院  2012年12月5日発売
第2回配本 14巻 若冲・応挙、みやこの奇想  2013年2月22日発売
第3回配本 13巻 宗達・光琳と桂離宮  2013年4月25日発売
第4回配本 10巻 黄金とわび  2013年6月25日発売
第5回配本 3巻 東大寺と正倉院   2013年8月23日発売

第6回配本 16巻 激動期の美術  2013年10月25日発売予定
第7回配本 7巻 運慶・快慶と中世寺院  2013年12月25日発売予定
第8回配本 5巻 王朝絵巻と貴族のいとなみ  2014年2月25日発売予定
第9回配本 12巻 狩野派と遊楽図  2014年4月25日発売予定
第10回配本 17巻 前衛とモダン   2014年6月25日発売予定
第11回配本 15巻 浮世絵と江戸の美術  2014年8月25日発売予定
第12回配本 9巻 水墨画とやまと絵   2014年10月24日発売予定
第13回配本 6巻 東アジアのなかの日本美術  2014年12月25日発売予定
第14回配本 18巻 戦争と美術  2015年2月25日発売予定
第15回配本 8巻 中世絵巻と肖像画  2015年4月24日発売予定
第16回配本 19巻 拡張する戦後美術  2015年6月25日発売予定
第17回配本 11巻 信仰と美術  2015年8月25日発売予定
第18回配本 4巻 密教寺院から平等院へ   2015年10月23日発売予定
第19回配本 1巻 日本美術創世記  2015年12月25日発売予定
第20回配本 20巻 日本美術の現在・未来  2016年2月25日発売予定


http://www.shogakukan.co.jp/pr/nichibi/


※『日本美術全集』は1巻からでも購入可能です。「選べる全集」です。

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Facebookページ「日本美術全集 編集戦記」

小学館『日本美術全集』の公式フェイスブックページがオープンしました。名付けて「日本美術全集 編集戦記」。そう編集は日夜戦いなのです!


Facebookページ「日本美術全集 編集戦記」
https://www.facebook.com/nichibi.shogakukan

2013年8月16日に「初投稿」されています。

はじめまして。編集見習いのフジコです。
『日本美術全集』公式facebookページをはじめました。
『原色日本の美術』(小社刊)から約半世紀。新たな『日本美術全集』(全20巻)の編集作業に日々奮闘しています。こぼれ話、おすすめ展覧会情報、もちろん公式情報など、続々レポートしていきたいと思います。よろしくお願いします。


「フジコ」さんが週に数回、編集こぼれ話や、撮影の際の小ネタ等をFBページに投稿。少し敷居の高い(お値段も高い)『日本美術全集』をぐんと身近にしてます。

そして、本日、第5回配本『東大寺・正倉院と興福寺』が刊行されたのを機に、公式webサイトもリニューアルされました!

↓ここの部分の青いラインがポイントです。


『日本美術全集』(小学館)公式サイト
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サイト上部の青いラインは、『日本美術全集』の函と同じデザインとなっています。(デザイナーは、nano/nano graphics 代表取締役、おおうちおさむ氏)

おおうちおさむ氏は、「マウリッツハイス美術館展」と拙ブログ「青い日記帳」のオリジナルコラボレーショングッズ制作企画。「Road to Mauritshuis−マウリッツハイスへの道」プロジェクトでお世話になったデザイナーさんでもあります。

本日発売!

日本美術全集3 東大寺・正倉院と興福寺』(日本美術全集(全20巻))

さてさて、本日『日本美術全集』全20巻のうち5巻が発売になりました(二ヶ月に一巻のペースです)。これを記念し、公式サイト上にこれまで刊行された、全5巻の【概要】(もくじ、概要、注目点等など)と、【編集後記】が掲載されました。

公式サイトの各巻の「詳細」をクリックすると、それぞれ読むことできます。

分かりにくいかもしれませんので、こちらにも個別のリンク貼っておきますね。それぞれ担当編集者が執筆しているので、大変読み応えあります。

第1回配本「法隆寺と奈良の寺院
第2回配本「若冲・応挙、みやこの奇想
第3回配本「宗達・琳派と桂離宮
第4回配本「黄金とわび
第5回配本「東大寺・正倉院と興福寺

この各配本詳細ページに「編集後記」を追加されたことはとても大きな意義があると思います。

それは、日本美術(絵画や仏像)がお好きな方のみならず、将来何らかの形で「編集」の仕事に就きたいとお考えの方にとっては、これほど読み応えがあり、役に立つテキストは他にありません。

「一冊の本を作る」ことの責任感や達成感が、文章の合間合間に垣間見られます。また編集者の個性も同時に。


(編集長・清水芳郎氏)

日本美術を牽引する江戸時代の美術
ここのところの日本美術人気の牽引役はなんといっても若冲なんです。ハイビジョン撮影にも負けないような若冲の絵の凄さと魅力、それが多くの人に伝わって、絵を描く芸術家はもちろん、デザイナーや音楽家なども若冲に注目して、これまで日本美術にあまり目を向けなかった人も巻き込んで、江戸時代にこんなすごい絵があったのかと驚きをもって受け入れられています。


『日本美術全集』(小学館)公式サイト
http://www.shogakukan.co.jp/pr/nichibi/

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「いいね!」よろしくです!!

これから、全巻(20巻)揃うまでまだまだ年月を要します。つまりそれまでしばらくは、日本美術にまつわる様々な話題がこのページから発信されることを意味します。

こんな贅沢な楽しみ他にありません!
公式サイトをブックマークし、フェイスブックページには「いいね!」を。さぁお楽しみはこれからです!!

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『日本美術全集 13 宗達・光琳と桂離宮』

小学館より刊行された『日本美術全集 13 宗達・光琳と桂離宮』を読んでみました。



『日本美術全集13 宗達・光琳と桂離宮』 (日本美術全集(全20巻))
安村 敏信 (著)
辻惟雄/編集委員 泉武夫/編集委員 山下裕二/編集委員 板倉聖哲/編集委員

小学館創業90周年記念企画 日本美術全集 全20巻 これは、後世に残すべき猗術品瓩修里發里任△襦」と高らかに謳い、特設サイトも設け小学館の気合やこの全集本にかける意気込みがひしひしと伝わってきます。

しかし、勿体ないかな、気合や意気込みだけは分かるのですが、肝心の中身が特設サイト『日本美術全集』編集部公式ブログから伝わってきません。

『日本美術全集』の内容に関しては、これ以上のものはもう今後ない!と断言出来るほどのクオリティーの高さ。勿体ないな〜とページをめくりつつ物思いに耽ることしばしば。

(公式ブログの最終更新日が、2012年10月25日というのも寂しい…きっと編集作業でブログの更新どころではないのでしょうけどね。)

ということで、勝手に「『日本美術全集』応援団」としてその魅力をご紹介しちゃいます。


俵屋宗達

まずは、何と言ってもその大きさと美麗な図版。iPhoneと比べるとその大きさも一目瞭然!

屏風作品などは見開きでどーーんと紹介されているので、図版ながらも細部までチェックできます。日本美術って細かなところに「見どころ」ありますからね。

実際に観たくても保存の観点から年に数週間公開されればラッキーな作品がほとんどで、西洋絵画に比べ自分の目で観る機会が低のが日本美術(絵画)の難点です。


鈴木其一「朝顔図屏風
メトロポリタン美術館所蔵

海外に流出してしまった作品も多く、このメトロポリタン美術館が所蔵する鈴木其一「朝顔図屏風」などは、現地でも中々お目にかかれません。(ニューヨークへ何度か行きましたが、いつもこれ観られないんですよね…)

日本美術全集 13 宗達・光琳と桂離宮  江戸時代2
宗達・光琳と桂離宮 江戸時代 2
【目次】

宗達・光琳と抱一派
琳派と漆工1—本阿弥光悦・尾形光琳
琳派と漆工2—原羊遊斎
光悦から乾山へ—雅遊の陶の系譜
桂離宮—近世宮廷建築の美意識
「琳派模様」の流布
江戸漆工の革新者—小川破笠
仁清と京焼—綺麗さびの造形
光琳の『燕子花図屏風』金箔地制作について
琳派 時を駆ける


図版ばかりでは、ありません。『日本美術全集13 宗達・光琳と桂離宮』には、多くのこの全集本のために書き下ろされたテキストも多く掲載されています。

「宗達・光琳と抱一派」安村敏信
「琳派と漆工I―本阿弥光悦・尾形光琳」永田智世
「琳派と漆工II―原羊遊斎」小林祐子
「光悦から乾山へ―雅遊の陶の系譜」荒川正明
「桂離宮―近世宮廷建築の美意識」光井渉

「『光琳模様』の流布」松尾知子
「江戸漆工の革新者ー小川破笠」小林祐子
「仁清と京焼ー綺麗さびの造形」荒川正明
「光琳の『燕子花図屏風』金箔地制作について」野口康
「琳派 時を駆ける」安村敏信

タイトルだけでも琳派好きななら今にでも手に取り読みたいですよね。小林祐子氏の小川破笠に関する文章は随所に新鮮な驚きがあり「観たい!」という欲がむくむくと。

勿論、安村敏信氏の2本の文章もいつもながら、飽きさせない魅力にあふれた、読み手をぐいぐい惹きつけてくれます。


修学院離宮

全て新たに撮影した写真で構成されています。

パラパラと図版・写真を眺める。
じっくりとテキストに耽溺する。


いずれの楽しみ方も存分に心を満たしてくれる一冊です。

そうそう、付録の『日本美術全集』月報も要チェックです!

連載:その時、西洋では―プリミティヴィスムと復古運動
宮下規久朗(神戸大学准教授)


切手にみる日本美術
四季の花シリーズ切手:鈴木其一『夏秋渓流図屏風』
田辺龍太(切手の博物館学芸員)

『日本美術全集』これまでに3巻が刊行されています。
本棚を新調しなくてはと真剣に考えています。


床に置いておくわけにもいきませんからね(汗)

俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一といった琳派の画家たちの系譜を、国宝『風神雷神図屏風』『燕子花図屏風』等の絵画作品、本阿弥光悦、野々村仁清の工芸作品、更には近代に活躍した図案家・神坂雪佳の作品までを取り上げ、体感できる内容。美のワザと精神がどのように受け継がれ、翻案され、現代に生かされているのか、楽しみながら理解できる。また、近年注目の集まる江戸の画家、酒井抱一と鈴木其一の作品を17点掲載し、銀地屏風に広がる静謐な世界や、抱一の弟子である其一のクールで理知的な世界を堪能できる。同時に、当時の宮廷文化の美意識をうかがえる桂離宮、修学院離宮といった建築も紹介する。


小学館創業90周年記念企画 日本美術全集


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「日本美術全集」法隆寺と奈良寺院

昼休みの何気ない会話の中でで「法隆寺」が話題として出てきました。男性4人それぞれ法隆寺に行ったことはあるものの、学生時代、修学旅行で行ったのが最後、大人になってからは一度も行っていないことが判明しました。

奈良・法隆寺とは言うものの、野生の鹿の合間を縫って訪ねる興福寺や東大寺、春日大社とはかなり距離を隔てた、謂わば「辺鄙」な場所にあるため、観光ついでに立ち寄れるお寺ではありません。(それは薬師寺も同様です)


日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院』 (日本美術全集(全20巻))

昨年12月末に刊行となった、こちらの本を帰宅しあらためたぱらぱらとながめて見ると、如何に法隆寺についての印象が曖昧であったことが露呈し、独り恥かしくなります。

一体嘗て見たはずの法隆寺は何だったのかと自問自答せずにはいられません。

教科書や日本史の資料集で散々目にしたはずの「釈迦三尊像」ですら、まるで別物に見えてくるのです。これは間違いなく自分にとっての「事件」でした。

小学館創業90周年記念企画 日本美術全集 全20巻


日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院』より

法隆寺金堂内陣にて新規撮影を敢行。釈迦三尊像、薬師如来像や両脇侍が加わった阿弥陀三尊像が座し、天蓋や台座も修復を終えた法隆寺金堂内陣の新たな美に見(まみ)えます。」とパンフレットに謳われていたのもまんざらでもないどころか、紛れもない真実でした。

正直、これまで2回しか日本の仏教の源である法隆寺に行ったことがなく、しかも見識もなく、ただ訪れ見ただけといった有り様でした。

そんな自分にとって、この本はまさに「天恵」のような一冊です。



自宅の炬燵に居ながらにして、超美麗な法隆寺の仏像たちの写真を観ることが出来るのですから。(しかも↑の画像のように背面からの写真や、部分のアップ等「そこが見たかった!」と思わず膝を叩いてしまう要所を抑えた写真満載)

法隆寺金堂内陣は、普段は大変暗い上に太い円柱に加え、金網が廻らされており、その詳細はなかなか見ることができません。今までに撮影された写真も鮮明さということでは満足のゆくものではありませんでした。今回は最新の撮影技術により、南面(正面)のみならず、北面(背面)からも撮影。その結果、全く見たことがない写真を目の当たりにすることになりました。仏像の質感と量感、豊かな色彩に感嘆し、感動をおぼえる一冊となっています。



図版だけでも、188点も収録されています。当然ですがそれぞれに解説も付されています。解説ではカラー図版とは別に、説明用のイラストもふんだんに盛り込まれており、専門家の解説もまさに手に取るように分かります。

ちょっと失礼ですが、まさかこれほどまで充実した内容、出来栄えとは思ってもいませんでした(小学館さんゴメンなさい)



それと、何と言ってもその大きさも魅力です。サントリー美術館の「歌舞伎展」の図録と並べてみてもその大きさ一目瞭然。この見開きまたは観音開きで撮り下ろしの美麗な仏像写真が展開されるわけです。

百済観音の怖ろしいこと…

和辻哲郎、亀井勝一郎、高村光太郎そしてフェノロサに見せてあげたい法隆寺、百済観音の見たこともない(あたりまえか…)カラー図版がページ全体を覆うようにし掲載されています。梅原猛に改めて意見伺いたいものです。

最後の紙媒体での全集本と言われている「日本美術全集」の最初の配本を何はともあれこの目で見ておきたかったので手に入れましたが、間違いなく正解でした。

そうそう、「全集」ですが、一冊から購入可能です。
全部揃えるのは無理でも、せめて自分の興味関心のある時代、分野の号は手に入れておいて間違いなしです。Amazonからでも買えますしね。

華やかな本を贈り物に
フランスに倣い、贈り物としても喜ばれそうです。


小学館創業90周年記念企画 日本美術全集 全20巻

配本ラインナップが一覧で示されています。
これから二ヶ月に一度、偶数月の25日に新刊が順次発売になるそうです。


日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院』 (日本美術全集(全20巻))
長岡龍作(責任編集)

おまけ:
こうした全集本には必ずおまけが挟まれてくるもの。「日本美術全集」にも「月報」と題した小冊子が付いてきました。それにはなんとあの宮下規久朗先生が文章を寄稿されていたりもします。

一部ですがご紹介しておきます。相変わらず読ませますよね〜

その時、西洋ではー
法隆寺とアヤ・ソフィア  宮下規久朗(神戸大学准教授)


斑嶋の地に立つ法隆寺は現存する世界最古の木造建築群であり、日本の仏教美術の原点である。金堂や五重塔の建築のほか、釈迦三尊像や百済観音といった仏像や壁画など、国宝・重文のみでも約一九〇点を蔵し、あらゆる点で飛鳥文化を代表する記念碑となっている。その魅力は本書で十分に堪能できるはずだ。
6世紀末から8世紀初頭に至る飛鳥時代は、北魏や六朝の影響によって日本の仏教文化が開花した時代であった。これに対し、このころの西洋は、いまだ西ローマ帝国崩壊後の混乱期にあり、一種の暗黒時代であった。文化の中心はイタリアやフランスではなく、東方のコンスタンティノープルを都とした東日-マ帝国(ビザンツ帝国)にあった。
古代のローマ帝国は、ヨーロッパから西アジア、北アフリカの大半を支配した空前の大帝国であったが、やがてその巨大な帝国を維持することが困難となり、4世紀末に東西に分裂。西ローマ帝国は、ゲルマン民族の流入によって弱体化し、ついに四七六年に滅亡する。東ローマ帝国はその後も一四五三年にオスマン・トルコに征服されるまで約一〇〇〇年間も続き、中世の西洋文化の中心でありつづけた。
ローマ帝国では、三二二年、コンスタンティヌス大帝がキリスト教を公認し、この世紀の末にテオドシウス帝がこれを国教とした。瓦解しつつある大帝国を一神教の厳しい精神性によって統一しようとしたのだが、キリスト教美術が誕生すると同時に、帝国末期から美術様式は徐々に古代の自然主義的な作風から離れていった。それがビザンティン美術となって存続したのである。その意味で、中世は古代と隔絶した時代ではなく、東方において古代文化がなだらかに続いていたと見ることもできよう。(続く)

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