弐代目・青い日記帳 

  
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山種美術館ナイトミュージアム 「水で読み解く美術史」
山種美術館で開催中の展覧会「水を描く ―広重の雨、玉堂の清流、土牛のうずしお―」を参加者と共に読み解いて行くイベントが開催されます。

イベントタイトルはズバリ!
山種美術館ナイトミュージアム「水で読み解く美術史」


http://www.yamatane-museum.jp/

ナビゲーターを務めるのは、6次元のナカムラクニオ氏です。
@6jigen
水は万物を生み出す生命の源であり、すべての芸術の源です。
古代より水の表現は文様化され、日用品や工芸品を装飾してきました。
特に中国からの影響が強かった日本では、海、川、滝、雨、雪、魚、龍など
水との関わりが強いモチーフが繰り返し描かれています。
これらの作品を見ながら「水」で読み解く美術史のトークを開催します。


日本画ほど、水を多く描いてきた絵画は古今東西広しといえども存在しません。ふと見ると画面には雨や滝、川、そして海といった水が描き込まれています。

しかしこれは、絵画に限ったことではなく、日本の古典文学にも同じように多くの水が登場し、物語を左右する大事なアイテムとして大事な役割を担っています。



そんな水を描いた日本画だけを集めた何とも涼やかな展覧会が「水を描く展」です。山種美術館の冷房温度がいつもよりも何度か低く感じられるほど展示室内はひんやりとしています。

酷暑の夏にまさにぴったりの展覧会です。

雰囲気だけでも満足度の高い展覧会ですが、さらにナカムラクニオ氏のお話しを会場で聞きながら作品についてぐっと迫ってみませんか。

日本画だけでなく、西洋絵画なども持ち出しながら、新しい見方を次々と提示してくれるはずです。8月4日(土)の閉館後貸切で行われる山種美術館ナイトミュージアム 「水で読み解く美術史」。どうぞ奮ってご参加ください!



会場:山種美術館展示室 (受付は美術館ロビー)
開催日:2018年8月4日(土)
時間:17時10分集合 17時30分〜19時30分
解説:ナカムラクニオ(6次元)
参加費:1000円(税込)
※入館チケットでの参加はできません。
チケット(ご招待券を含む)をお持ちの方も参加費をお支払ください。

募集:件名を『ナイトミュージアム』とし、名前、人数を明記の上、
rokujigen_ogikubo@yahoo.co.jp(6次元ナカムラ)まで。


ナカムラクニオ氏はここ数か月の間に立て続けに本を出されています。村上春樹から金継ぎ、そして猫まで取り上げているテーマは実に多岐に渡っています。これこそがナカムラクニオ氏の魅力であり才能でもあるのです。


村上春樹語辞典: 村上春樹にまつわる言葉をイラストと豆知識でやれやれと読み解く


猫思考 自由に生きるためにやらニャいことAtoZ


金継ぎ手帖 はじめてのつくろい

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| その他 | 23:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
「糸のみほとけ」展を最新テクノロジーで!
奈良国立博物館で始まった修理完成記念特別展「糸のみほとけ−国宝綴織當麻曼荼羅と繡仏−」。綴織と刺繡による仏の像を一堂に集めた注目の展覧会です。


https://www.narahaku.go.jp/

仏像以外にも祈りの対象として、日本では刺繡(ししゅう)や綴織(つづれおり)など「糸」で表された仏の像が数多く作られました。

「糸のみほとけ」展には、天寿国繡帳、綴織當麻曼荼羅、刺繡釈迦如来説法図の国宝3点が一堂に会しているハレー彗星的な展覧会でもあります。


国宝 刺繡釈迦如来説法図
奈良国立博物館蔵

さて、今回の出展作品のひとつである真正極楽寺が所蔵する、江戸時代に製作された4.12m×3.99mにおよぶ刺繡で表された仏画「刺繡當麻曼荼羅(ししゅうたいままんだら)」を特別な鑑賞で観られることで話題となっています。

凸版印刷株式会社の独自技術により、仏画の高精細デジタル撮影と微細な凹凸の質感の情報取得によりデジタルアーカイブを実施。

取得したデジタルアーカイブデータを用いて、光源の変化によって表情が変わる刺繡糸の質感を再現し、繡仏の光沢や刺繡技法を鑑賞できるタブレット端末用VRコンテンツ『刺繡當麻曼荼羅』を製作しました。


刺繡當麻曼荼羅
真正極楽寺所蔵

制作は非常に地道で時間と手間ひまをかけて行われました。
日本最大級となる4.12m×3.99mの「刺繡當麻曼荼羅」を真正極楽寺の本堂にかけ、凸版印刷の高精細デジタルアーカイブ技術を用いて、約38億画素におよぶ高精細かつ映像規格BT.2020の色域基準に準拠した広色域なデジタル画像を取得。繡仏を描く刺繡糸の1本1本まで鑑賞可能にしました。

「刺繡當麻曼荼羅」のデジタルアーカイブ風景

「刺繡當麻曼荼羅」に対して照明方向を変えて複数の写真を撮影し、その得られた画像から入射光と反射光の方向・強度の関係を解析することで、対象物の微細な凹凸などといった質感特性をデータ化。

この質感データを活用することにより、自由な照明位置から照らされた刺繡の見え方をCGで再現できます。

言葉で解説されるより、百聞は一見に如かず。実際の撮影がどのようにして行われたのか↓の動画を是非見て下さい。


「刺繡當麻曼荼羅」(真正極楽寺所蔵)の微細な質感を再現


刺繡當麻曼荼羅
真正極楽寺所蔵

これだけ大きな作品ですと、展示室では全てを細部まで均等に見ることは不可能です。しかも今回の作品は刺繍なので、光の当たり方によって見え方が違ってきます。

お寺でも博物館でも鑑賞不可能なことであれば、最新技術を用いない手はありません。凸版印刷さんGJです!
http://www.toppan-vr.jp/bunka/


刺繡糸の光沢をVRで再現
繡仏の複雑な質感を再現した VRコンテンツ『刺繡當麻曼荼羅』
タブレット端末用VRコンテンツ『刺繡當麻曼荼羅』は、取得したデジタルアーカイブデータを活用し、光源の変化によって表情がかわる刺繡糸の光沢感を再現。光のあたり方で刺糸一本一本の輝きが変わる芸術性の高い繡仏を、タブレットを操作することによって間近で鑑賞できます。保存上の観点などから公開日数が制限されている貴重な文化財の新しい鑑賞手法です
修理完成記念特別展「糸のみほとけ−国宝綴織當麻曼荼羅と繡仏−」

場所:奈良国立博物館 特別展会場内
上映日時:2018年7月14日(土)〜8月26日(日)
午前9時30分〜午後6時(入館は閉館30分前まで)
毎週金・土曜日と8月5日(日)から15日(水)は午後7時まで
休館日 毎週月曜日※7月16日・8月13日は開館


https://www.narahaku.go.jp/

連日の猛暑で奈良公園の鹿たちもバテバテでしょうが、これは足を運ぶ価値のある展覧会だと思います。

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| その他 | 21:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
「博物館で野外シネマ」今年の上映作品は『サマーウォーズ』!
東京国立博物館をもっと身近に感じてもらおうと平成26年(2014)に始まった『博物館で野外シネマ』。昨年は一日で2,800人を超える来館者がありました。


http://www.tnm.jp/

今回の上映作品は、7月20日公開の新作『未来のミライ』(監督・脚本・原作:細田守/スタジオ地図作品)の公開も控えている細田守監督の初の長編オリジナル作、『サマーウォーズ』(2009年 監督:細田守)です。

2009年の時点でこの映画を作ったこと自体がすごいことで、当時映画館で観ましたが、一度では内容を理解できませんでした。



とあるきっかけで田舎の大家族と夏休みを過ごすことになった17歳の高校生・健二が仮想世界に端を発した世界崩壊の危機に立ち向かう。

インターネットと田舎の大家族と言う全くかけ離れたモチーフをもとに、豪快なバトルと繊細な人間ドラマで魅せる夏のアクション家族映画です。



映画は本館前に設置されたスクリーンに投影されます。1,000席程度のイスを用意しているほか、レジャーシートを芝生などに敷いて鑑賞することもできます。

敷地内には屋台も出店し、フードやドリンクの販売を行いますので、映画と一緒に楽しめます。 

また当日は、22時までの特別夜間開館を実施。映画だけでなく刀剣や浮世絵など本物に出会えるチャンスです!映画鑑賞後も展示室をゆっくりと鑑賞できるのは嬉しいですね。

平成館では、特別展「縄文−1万年の美の鼓動」(縄文展)を開催中です!

【開催概要】
日時:9月21日(金)、22日(土)19:00〜(上映時間:120分程度)
※当日は22:00まで特別夜間開館(入館は閉館の30分前まで)
上映作品:『サマーウォーズ』(2009年 監督:細田守)
会場:東京国立博物館(上野公園) 本館前
※雨天時は中止(中止時は、当日朝10:00までにTwitter等で告知)
共催:キノ・イグルー
料金:無料(ただし当日の入館料が必要)
総合文化展観覧券(入館料)はローソンチケットでも販売(Lコード:32431)
参加方法:事前の申込は不要です。当日会場にお集まりください。


サマーウォーズ 期間限定スペシャルプライス版Blu-ray

【上映作品について】
『サマーウォーズ』(2009年 監督:細田守)
脚本 :奥寺佐渡子
主題歌:山下達郎「僕らの夏の夢」

高校2年生の夏、国際数学オリンピックの日本代表に惜しくも選ばれなかった小磯健二は、物理部の部室で仮想世界OZのメンテナンスのアルバイトで暇をもてあましていた。そんなとき、憧れの先輩・篠原夏希からバイトに誘われる。健二は夏希の実家へ行くと、曽祖母・陣内栄の前で夏希の婚約者のふりを演じることを依頼されるのだった。

その日の晩、健二の携帯電話のもとにいきなり数字の羅列が送られてくる。健二はその数字を解読し、正体不明の送り主に返送した。すると、あくる朝、仮想世界OZが人工知能ラブマシーンに乗っ取られ、大パニックになっていた。昨夜の暗号はラブマシーンが不特定多数の人物に送りつけ、解読させていたのだ。責任を感じた健二は、池沢佳主馬と協力し、ラブマシーンを退治しようとする。だが、ラブマシーンはOZを経由して日本中のライフラインを支配してしまう…。

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| その他 | 23:16 | comments(0) | trackbacks(0) |
東京都美術館ニュース
東京都美術館が年に4回出している「東京都美術館ニュース」をご存知でしょうか。


https://www.tobikan.jp/

14頁からなるオールカラーの小冊子には、展覧会情報を中心に様々なコンテンツが盛り込まれとても充実した内容となっています。

他の美術館や博物館でも同様なものを出しているところもありますが、現時点で知る限り「東京都美術館ニュース」が、最も読み応えがあると思います。



こちらは454号に掲載された「展覧会コンサバター」を紹介するページのひとコマです。

コンサバターとは作品保存担当者のことで、海外の美術館から空輸されてきた作品をクレート(作品輸送用保管用の専用木箱)から取り出し展示し、展覧会終了後には再びクレートに戻すまで瑕疵の無きよう努める仕事です。

森絵画保存修復工房代表の森直義氏がこの号で取り上げられ、展覧会を陰で支える重要な仕事の様子がインタビューを交えつつ紹介されています。



同じく454号には、近隣にある明治33年創業の和菓子屋「谷中岡埜栄泉」も見開きで紹介されています。

東京都美術館での展覧会や美術館の活動の記録を伝えるだけでなく、上野界隈全体をより活性化させるべく編集されている点に好感が持てます。

どこかの広告代理店が下請けで作っているのかと思いきや、東京都美術館の広報さんが企画し編集しているとのこと。天晴れです。



最新号である456号の巻頭には女優の加藤夏希さんが登場。

秋田県出身の加藤さんは小さなころから秋田県立美術館へ両親に連れられ何度も通ったそうです。そこで目にした藤田嗣治の大作「秋田の行事」は幼い彼女の心にどのように映ったのでしょう。

7月31日から始まる没後50年「藤田嗣治展」への期待が読んでいて高まります!

読み応えたっぷりの「東京美術館ニュース」は美術館で無料で配布されています。また、東京都美術館公式サイト上にもバックナンバーがアップされています。


東京都美術館→アーカイヴス→出版物

無料の小冊子でありながら、情報満載で、しかもバイリンガル対応しているなど、ちょっと他では真似できない、つくりとなっています。

是非、手に取ってまたはサイトのアーカイヴで読んでみて下さい。



「東京都美術館ニュース」の他にも、私の都美館ものがたりもチェックしてみて下さい。


没後50年「藤田嗣治展

会期:2018年7月31日(火)〜10月8日(月・祝)
休館日:月曜日、9月18日(火)、25日(火)
※ただし、8月13日(月)、9月17日(月・祝)、24日(月・休)、10月1日(月)、8日(月・祝)は開室
開館時間:9:30〜17:30(入室は閉室の30分前まで)
夜間開館:金曜日は9:30〜20:00(入室は閉室の30分前まで)
※ただし、8月3日(金)、10日(金)、17日(金)、24日(金)、31日(金)は 9:30〜21:00
公式サイト:http://foujita2018.jp/


藤田嗣治画集 巴里

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| その他 | 22:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
「トーハク BEER NIGHT!」が今年はパワーアップ!
昨年(2017年)東京国立博物館の平成館前庭で開催し大好評を博した「トーハク BEER NIGHT!が、今年は更にパワーアップして行われます。


http://www.tnm.jp/

平成館前庭から本館前広場に場所を移動。より広々とした空間でビールや美味しい料理に舌鼓が打てることに。

現在開催中の特別展「縄文-1万年の美の鼓動」にちなみ縄文の国宝6件の出土地域(北海道、青森県、山形県、新潟県、長野県〈2件〉)のクラフトビールを各日、各種50本限定で販売(800円)。


クラフトビール購入者には特別展オリジナルグッズの「火焔型土器紙コップ」付きです!美味しい地ビールを「火焔型土器」に注ぎ飲む幸せ。

昨年に引き続き、バラエティに富んだキッチンカーも登場しお腹も満たしてくれます。フードも300円からととても良心的な価格設定なのも嬉しいです。

でも、折角出かけたのに席がいっぱいだったら…なんて心配は今年から無用。生ビール販売テントにて、トーハクくんとユリノキちゃんデザインのトーハクオリジナルのレジャーシートを販売します。



そして、ビールに料理だけでなく何と「縄文展」オリジナルグッズショップがBEER NIGHT会場にオープンします。

土偶ペンライトや土偶パペットタオルなど、その「攻めた」グッズが話題沸騰中の縄文展ですが、その特設ショップがビアナイト会場にも登場するのです。

特別展のオリジナルミュージアムグッズが会場を飛び出し、別の場所で販売されること滅多にありません。


土偶パペットタオル 


「トーハク BEER NIGHT!」

開催日:2018年7月27日(金)、28日(土)、8月3日(金)、4日(土)
時間:9:30〜21:00(オーダーストップ 20:00)
※アルコールの提供は16:00〜
会場:本館前庭特設会場
※荒天中止
参加方法: 事前申込・予約不要。当日会場にお越しください
※当日の入館料は必要です(特別展「縄文-1万年の美の鼓動」は別料金)
主催:東京国立博物館

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| その他 | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
【お知らせ】
2018年8月6日に筑摩書房より本を出します。

いちばんやさしい美術鑑賞』 (ちくま新書)

編集・執筆を務めた『カフェのある美術館 素敵な時間を楽しむ』(世界文化社)好評発売中です。


青い日記帳(編集)『美術展の手帖』小学館より発売中です。


青い日記帳「出前ブログ」


gooいまトピ連載中

朝日マリオン・コム「ぶらり、ミュージアム」

びゅうたび連載中


山下裕二&井浦新トークショー


青い日記帳コラボグッズ

「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

「展覧会を何十倍も楽しむために心がけたい5つの秘訣。」

フェルメールへの招待
國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

【展覧会レビュー】
「国宝 雪松図と花鳥 美術館でバードウォッチング」
「上原コレクション名品選」
「セーヴル、創造の300年」
「パリ・グラフィック」
かみさんが選ぶ「2017年 展覧会ベスト10」
プロが選ぶ「2017年 ベスト展覧会」
読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

トークショーに出演しました

日経に掲載されました

朝日新聞に掲載されました

再び日経に掲載されました

「美連協ニュース」寄稿

『アートコレクター』で紹介されました

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松本 典子
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Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105
Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105 (JUGEMレビュー »)

掌に収まる単眼鏡は、必要なときにサッとポケットなどから取り出して使える便利な、美術館・博物館必須アイテム。
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日本美術鑑賞の際に、よく出てくる言葉を満載。絵画、彫刻、工芸品などの具体的な写真をふんだんに使い紹介
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