青い日記帳 

  
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『龍子 RYU SHI』
求龍堂より刊行となった『龍子 RYU-SHI』を読んでみました。


龍子 RYU-SHI
大田区立龍子記念館 (監修)

山種美術館にて没後50年記念「川端龍子ー超ド級の日本画ー」展が開催されたのが今から2年前の2017年のこと。

この年に観た展覧会年間ベスト10に迷いもせずに入れただけのことはある超ド級の展覧会でした。

しかし、川端龍子は美術ファンの間ではその存在は知られていますが、まだまだ一般の方の認知度は決して高くはありません。

それどころか川端龍子を「かわばた・たつこ」と誤読し女性画家と勘違いしている人もまだまだ多くいるはずです。


日本画のみならず、近代日本美術界きっての「漢」(おとこ)だと思います!
会田誠(美術家)

龍子 RYU-SHI』の帯にコメントを会田誠さんがコメントを寄せている通り、漢の中の男が川端龍子(りゅうし)その人なのです。

「川端龍子ー超ド級の日本画ー」展←この記事の中に龍子作品を食い入るように観ている会田誠さんの姿も載せてあります。


川端龍子(かわばた・りゅうし
1885年、和歌山生まれ。
洋画家を志すが、ボストン美術館で《平治物語絵巻》に感動し、帰国後、日本画に転向する。
1917年に日本美術院同人となるが、1928年に辞し、翌年青龍社を旗揚げ。
大画面に展開する「会場芸術」で画壇を席巻。1959年に文化勲章を受章。
1963年に自らの設計で龍子記念館を設立。代表作に《草の実》《爆弾散華》《香炉峰》(大田区立龍子記念館蔵)、《鳴門》(山種美術館蔵)、《草炎》(東京国立近代美術館蔵)がある。

川端龍子作品の特徴といえば、何と言っても「会場芸術」と呼ばれた日本画の常識を打ち破るような大型のワイドスクリーンで展開する躍動感ある作品です。

その迫力をなるべく誌面でも伝えられるよう『龍子 RYU-SHI』は可能な限りの大判で、見開きで「会場芸術」作品を収録しています。


川端龍子「香炉峰」1936年

204ページオールカラーで図版や資料を約200点も収めています。『大田区立龍子記念館所蔵作品集 RYUSHI』として大田区立龍子記念館で館の公式カタログとしての役割も担っています。

大田区立龍子記念館の監修なくしては成立しなかった画集です。

【目次】
区長あいさつ
目次・凡例
川端龍子という傑物 山下裕二(明治学院大学教授)
第一部:洋画から日本画へ―院展時代の龍子―
第二部:青龍社の旗揚げ―設立から太平洋戦争終戦まで
第三部:青龍社とともに―戦後の制作活動―
第四部:円熟の境地へ―文化勲章受章から最晩年―
所蔵資料
龍子の画業
作品解説+資料
年譜
掲載作品一覧
英語版本書概略



右ページの初期の油彩画3点は初めて目にしました。1911年頃の作品だそうです。

画家の初期の作品を見ると、基本的にどこかほのぼのとした印象を受けるものですが、龍子のそれからは全くそうした感想は出てきません。

画集のいけないところは、実物をすぐに観たくなってしまうことです。龍子記念館にいつ出るか聞いてみようかしら。「ひまわり」とか特にこの目で観たいものです。


龍子が手掛けた天井画

生涯に5点の天井画の依頼を受け遺している龍子。初めて描いたのは昭和24年、戦後間もなくのころです。戦災に遭った目黒不動尊・龍泉寺本堂再建時に龍子に声がかかったのです。

これまた、実物を観に行きたくなってしまいます。龍子の遺した天井画を巡る旅。なんて悪くないですよね〜


川端龍子「水雷神」1944年

さてさて、『龍子 RYU-SHI』でもう一か所注目して欲しいのが、作品図版と共に掲載されている龍子自身が書いた「題箋」も誌面に掲載されている点です。

「題箋」に記された龍子による作品解説文がテキスト化されているので、まるで龍子自身に作品紹介をしてもらっているような感覚を受けます。これは他の画集では決して体験できません。



数多くの作品がカラーで掲載されている合間合間に、龍子の活動についてのテキストもあり、これ一冊で川端龍子の全てが分かる決定版となる一冊です。

小林古径 (1883年2月11日 - 1957年4月3日)
橋本関雪(1883年11月10日 - 1945年2月26日)
安田靫彦 (1884年2月16日 - 1978年4月29日)
竹久夢二 (1884年9月16日 - 1934年9月1日)
山村耕花 (1885年1月2日 - 1942年1月25日)
前田青邨 (1885年1月27日 - 1977年10月27日)
川端龍子 (1885年6月6日 - 1966年4月10日)

どちらかというと、同時代の日本画家に比べこれまで注目度の低かった龍子ですが、初めての本格的な画集が出たことで、これから徐々にそのポジションを高めて行くに違いありません。

今年の夏に「大観・玉堂・龍子 ―日本画のパイオニア―」山種美術館 [8月10日(土) 〜8月23日(金)]も予定されています。数年後には東近美で「川端龍子展」開催!切に願っています!!

それまでの間、『龍子 RYU-SHI』でしっかりと予習をしておきましょう。完成度のとても高い本です。(時間をかけて作ったこと手に取るとよく分かります)


龍子 RYU-SHI
大田区立龍子記念館 (監修)

没後50年を迎え、近年ますます大きな注目を浴びる近代日本画壇を代表する巨匠の一人・川端龍子の作品集。
大田区立龍子記念館が所蔵する全作品および新収蔵作品を収録。
書籍兼所蔵品図録としては初の作品集となり、日本画研究に寄与するとともに、最新の研究成果を交え、川端龍子が提唱した「会場芸術」作品を大判サイズ、見開きで鑑賞できる一冊。


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『国宝事典』
便利堂より刊行となった『国宝事典 第4版』を読んでみました。


国宝事典 第4版

便利堂創業130周年記念プロジェクトのひとつとして、便利堂が威信をかけてこの世に蘇らせた記念すべき一冊がいよいよ発売となりました。

明治20年に創業した便利堂が、文化財保護法が施行された昭和25年から制作してきた『国宝図録』を一冊の事典としてまとめたのが、昭和36年(1961)に刊行された『国宝事典』(第1版)です。

その後、2版〈昭和43年(1968)(増補改訂版)〉、3版〈昭和51年(1976)(新増補改訂版)〉と版を重ねましたが、その後絶版となってしまい入手不可能な状態が長く続いていました。


『国宝事典』ブログ
https://www.kokuho-jiten.com/blog

第3版の刊行以来、40年の歳月が流れました。新たに国宝に加わった作品や建造物も多くあります。

そこで、国宝全1,115件(2018年11月1日現在)をカラー図版と共に解説した『国宝事典 第4版』が、平成から令和に元号が変わる前に便利堂より世に送り出されました。


鎌倉時代の国宝建造物

ところで、ご自宅に『事典』と名の付く本ありますか?昭和の時代であれば一家に何冊かはあったものですが、ネットで情報が得られる現在では存在価値がなくなり、『事典』は断捨離候補筆頭となってしまいました。

でも、いくらネットが発達しても調べられるものとそうでないものがあります。国宝などはまずその筆頭にあげられるものでしょう。

仏像の画像など版権の問題でネットにあげられませんし、全ての国宝作品の詳細でバランスの取れた解説など望めるべくもありません。

小学館の『ニッポンの国宝 100』がヒットしたのも同じような理由からです。


国宝四天王勢揃い!

B5版・上製函入・754頁もの大ボリュームの『国宝事典 第4版』さぞかしお高いと思うかもしれませんが、これが驚きの8,500円(+税)なのです!

どこをどう考えてもこの値段ではこの本は販売出来ません。「便利堂創業130周年記念プロジェクト」のなせる業です。

国宝事典 第4版』収録内容
序文(文化庁長官 宮田亮平)
国宝について
・文化財保護の歴史
・文化財保護法の制定
・国宝の指定 ・国宝の保護
・国宝及び重要文化財指定基準
国宝事典(図版ならびに解説)
・絵画/彫刻/工芸品/書跡・典籍/古文書/
考古資料/歴史資料/建造物
付録・別掲図版・用語解説・国宝年表・国宝目録・索引(用語/所有者/作者/名称)


付録の用語解説からしてこの充実ぶりです。

展覧会で毎年数多くの国宝を目にする機会に恵まれますが、統一したテキストでその解説を読めることに一番魅力を感じます。

今流行りの刀剣なども、それぞれの刀のどこがどのように優れており、見どころはどこなのかが丁寧に説明されています。不得意な分野の作品ほどこの本が活躍するはずです。



出版不況と言われ久しいですが、本にしか出来ないことがあることを、この『国宝事典 第4版』はあらためて教えてくれます。

少なくともこれから30年は展覧会鑑賞のお供として、使いまくろうと思います。函から出した状態でパソコンの脇に置いて、すぐに手に取れるようスペースを確保しました。

そうそう、驚いたのは各国宝作品の所蔵博物館や寺院などの都道府県名が記載されているのは当たり前として、個人蔵の国宝にもそれが記載されています。あの個人蔵の国宝があそこにあったとは!的な発見も楽しめますよ。

新しい元号を迎えるにあたり、一家に一冊『国宝事典』!素晴らしい事典を出して下さった便利堂さんに感謝感謝。


国宝事典 第4版

第4版の特色
1文化庁執筆の要点を押さえた簡潔な解説
・第3版刊行後、指定された国宝を増補し、新知見などを加筆修正。

2モノクロ図版掲載からカラー図版掲載に※
・撮り下ろしも含めた豊富なカラー図版で国宝の魅力を紹介。
※刀剣など一部作品はモノクロ図版掲載となっています。また都合により図版が掲載されない作品があります。

3別掲図版など充実した付録
・四天王や二十八部衆など、複数の作品も可能な限り全点掲載(46頁78件302点)。
​・用語解説、国宝年表、国宝目録も収録。

4堅牢な上製本仕上げ
・長く座右でお使いいただける上品かつしっかりとした造本。


国宝事典特設サイト
https://www.kokuho-jiten.com/


えいごでまなぼう じゃくちゅうどうぶつずかん (こどもびじゅつえほん)
便利堂

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『クリムト原寸美術館 100% KLIMT!』
小学館より刊行となった『クリムト原寸美術館 100% KLIMT!』を読んでみました。


クリムト原寸美術館 100% KLIMT! (100% ART MUSEUM)
千足 伸行 (監修), 新藤 淳 菅谷 淳夫 (著)

ウィーン世紀末の巨匠、グスタフ・クリムトの100%シリーズ出してくれないかな〜とあちこちで吹聴していたところ、その願いが叶い現実のものとなり目の前に届きました!

絵画を実際の大きさで大胆に掲載する小学館の100% ART MUSEUMシリーズはこれまでにも、『フェルメール原寸美術館 100% VERMEER!』や『若冲原寸美術館 100%Jakuchu!』などが発売となり絵画ファンを魅了してきました。

随分昔の話で恐縮ですが、2005年に小学館が出した『原寸美術館 画家の手もとに迫る』は当時衝撃を持って迎えられました。

実際の絵画のサイズは美術館へ行かないと分からず、それが現地で観るひとつの醍醐味でもありますが、頻繁に海外の美術館へ行けるわけでもないので、この本は長きにわたり絵画鑑賞のバイブル的な存在として、本棚の一等地に鎮座していました。



さて、『クリムト原寸美術館 100% KLIMT!』ですが、一つの作品についてまず見開きで全体図が掲載されています。勿論解説付きです。

その中から「接吻」では、1)〜4)と四か所の原寸大作品が次からのページで展開されます。それぞれフォーカスしてしっかりと観ておきたいポイントとなっています。



全体図だと気が付きませんが、こうして原寸大に拡大してみると、クリムトが指(手)の表現にこだわっていることが一目瞭然です。

両手でしっかりと女性の顔を持つ男性の指は関節から爪までかなりリアルに描かれています。そしてその男性の手にそっと女性の手が添えられています。こちらはとてもたおやかです。



クリムトの絵画は装飾性の高さが大きなウリとなっています。詳細に描かれている顔や手の表現とは対照的に衣服の描写はとても大胆です。

こうした幾何学的な装飾は、ビザンティン美術のモザイクや、日本の琳派に影響を受けたと言われています。確かに原寸大でみて見るとそのこともよく分かりますね。



さて、これは「接吻」のどこにあたるのでしょう。画面右下の女性の足元を描いた部分です。

衣服よりも更に装飾性が高くなっています。と同時に今度は足元に広がる草花も描かれているのが観て取れます。実はクリムトの風景画や植物の描写は大きな見どころのひとつなのです。

全体図だとどうしても口づけを交わす、ロマンティックな二人の顔の部分に目が行きがちですが、こうして注目すべきポイントを原寸大で紹介し、解説まで付けてくれているとより深く、絵の中に入って行けます。


グスタフ・クリムト「接吻」1907年 - 1908年
ベルヴェデーレ宮殿オーストリア絵画館

クリムト原寸美術館 100% KLIMT!』目次

1:黄金に彩られた女
2:世紀末を生きた女
3:愛と死と生
4:正方形の風景
5:二つの壁画


何枚か原寸大のページ紹介しておきますね。作品の名前分かるかな〜









最後の一枚なんて、福田平八郎の作品と見間違えてしまいそうですよね。

「クリムト展」(4/23〜7/10東京都美術館、愛知・豊田市美術館に巡回)と、「ウィーン・モダン」(4/24〜8/5 国立新美術館、大阪・国立国際美術館に巡回)も始まります。

予習に復習に『クリムト原寸美術館 100% KLIMT!』大活躍間違いなしです。美術館で観るよりもよく見えます!

見慣れた絵も原寸大であらためて見ると今まで見逃していた点や新たな発見が沢山あります。小学館の100% ART MUSEUMシリーズは出たら迷うことなく買って間違いなしです。


クリムト原寸美術館 100% KLIMT! (100% ART MUSEUM)
千足 伸行 (監修), 新藤 淳 菅谷 淳夫 (著)

ウィーン世紀末の巨匠、グスタフ・クリムトの代表的な作品をテーマごとに紹介し、わかりやすい作品解説と共にすべての作品の見どころを原寸図版で掲載します。
《接吻》など、いわゆる「黄金様式」の作品や、鮮やかな色彩をふんだんに使った作品はもちろんのこと、風景画や肖像画も多数収録しました。
サイズの大きな作品が多いクリムトの場合、原寸図版は大変迫力があり、見応え満点!


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『ならず者たちのギャラリー』
フィルムアート社より刊行となった『ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか?』を読んでみました。


ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか?
フィリップ・フック (著), 中山ゆかり (翻訳)

古代ローマでは、買い手と売り手が価格面で動意に至らない場合、最終的に絵画は「重さ」で値段が付けられていたとプリニウスが述べている逸話が第1章で紹介されています。

笑い話のような逸話ですが、一号幾ら(サイズの大小)で価格を決めるという旧来のシステムが今なお通用している日本人にとてはなんだか親近感がわいてきます。

画商の存在が絵画の売買に欠かさぬものとなったのは、ヨーロッパでもまだそれほど長い歴史があるわけではありません。

ならず者たちのギャラリー』は全体を大きく3つに分けて時系列順に書かれています。「PartI ルネサンスと啓蒙主義の時代 画商という存在の誕生」では、画商が生まれるまでを丁寧に記しています。


レオナルド・ダ・ヴィンチ「岩窟の聖母」1495年-1508年
ロンドン・ナショナル・ギャラリー

時としてビックリするような名画中の名画が紙面に登場します。ロンドン・ナショナル・ギャラリーの至宝であるレオナルドの「岩窟の聖母」も1785年に考古学者でもあった画商ギャヴィン・ハミルトンにより、ロンドンのランズダウン卿に売却されました。

その価格は800ポンド!現在だと12万円ですが、1785年時の800ポンドっていったい幾らくらいになるのでしょうね。いずれにせよ「安い」買物であったことには間違いありません。

紹介するのを忘れていましたが、『ならず者たちのギャラリー』の著者フィリップ・フックは、世界二大オークション会社のひとつ、サザビーズの取締役を務める競売人(オークショニア)です。

これまでも数多の経験から得たことを著書として発表してきています。『印象派はこうして世界を征服した』は、かつてこのブログでも紹介しました。


サザビーズで朝食を─競売人が明かす美とお金の物語
フィリップ・フック (著), 中山ゆかり (翻訳)

ならず者たちのギャラリー』では、アートをお金に換える人「画商」の歴史を綴った美術ファンなら一度は読んでおきたい一冊です。とにかく内容が濃いのです。

【目次】
PartI ルネサンスと啓蒙主義の時代 画商という存在の誕生
第一章 画商と代理人(エージェント)たちの出現 ――画家、コレクターらが参入した十七世紀以前の取引
第二章 ペテン師から鑑定家へ ――変容する十八世紀の画商たち

PartII 十九世紀 オールドマスターの画商と現代美術の画商
第三章 投機というアート ――紳士たる投機家を希求したウィリアム・ブキャナン
第四章 ヴィクトリア朝の美術ブーム ――英国現代美術をプロモートしたアーネスト・ガンバート

PartIII 近代 モダニズムの時代の画商たちの活躍
第五章 アーティストとしてのセールスマン ――アメリカのオールドマスター・コレクションをつくったジョゼフ・デュヴィーン
第六章 機密保護と情報の蓄積 ――巨大アーカイヴを築いたウイルデンスタイン家
第七章 新しい芸術を売った初の近代的画商 ――印象派を支えたポール・デュラン=リュエル
第八章 現代美術で豊かな財産を構築 ――セザンヌの発見者アンブロワーズ・ヴォラール
第九章 キュビスムを支援した純粋主義者 ――ピカソらの理解者ダニエル=アンリ・カーンワイラー
第十章 前衛芸術をめぐる理想と現実 ――矛盾をかかえたローザンベール兄弟画商
第十一章 フランス美術界の流行のつくり手たち ――元テロリストのフェネオン、自動車業界出身のギヨームら
第十二章 前衛を追求したドイツの画商たち ――使命感に燃えたカッシーラーから戦後のベルグランまで
第十三章 大陸の芸術運動を追いかける英国紳士と業界人たち ――ゴッホの友人リード、シュルレアリストのメザンスら

PartIV 現代の世界へ 第二次世界大戦後のパラダイム・シフト
第十四章 美術品取引の世界を変えたオークション ――近代的な美術市場の発明者ピーター・ウィルソン
第十五章 買い物というアート ――前衛芸術の中心地をパリから奪ったアメリカの画商たち
第十六章 アメリカン・ドリームの実現 ――抽象表現主義とポップ・アートまで愛したギャラリスト、レオ・カステリ
第十七章 最先端(カッティング・エッジ)のアートへ ――二十一世紀の画商たちと美術界


ウィリアム・ホルマン・ハント「神殿で見いだされた主イエス」1854年-1860年
バーミンガム美術館

「第四章 ヴィクトリア朝の美術ブーム ――英国現代美術をプロモートしたアーネスト・ガンバート」では、主にラファエル前派の画家たちがアーネスト・ガンバートにより、表舞台に立たせてもらい美術市場に食い込んで行ったかが画家ごとに丁寧に書かれています。

ミレイは素直である一方、我儘なロセッティには取引のルールを教え込んでいる場面がとても印象的です。

ラファエル前派の画家たちは、ラスキンに評価されたことはよく知られていることですが、ガンバートの存在なくしては現在の名声を得ることは決して無かったことがよく分かります。

ガンバートというやり手の画商とラファエル前派の画家たちとの繋がりを知れば、三菱一号館美術館「ラファエル前派の軌跡展」も何倍も楽しく観られるはずです。


クロード・モネ「ポプラ並木」1891年

皆大好きなモネ、特にこのポプラ並木のような連作シリーズは、モネが生み出した画期的な作品群として展覧会でも人気の的となっています。

しかし、こうしたモネの連作は画家自身が考えだしたのではなく画商の提案であったことが「第七章 新しい芸術を売った初の近代的画商 ――印象派を支えたポール・デュラン=リュエル」に書かれています。

既にモネの人気は高いものがありましたが、ポール・デュラン=リュエルは異なる季節や光のもとで風景画の連作を描くように促し「ポプラ並木」や「睡蓮」が多く生まれたのです。

まぁ、市場性の高いモネですので、同じような作品を描いても売れるのは分かっています。それに対して明確な理由付けをなしたわけです。


アメデオ・モディリアーニ「ポール・ギヨームの肖像」1916年

ポール・ギヨームはモディリアーニを見出した画商であり、かのバーンズコレクション形成に無くてはならない存在の画商でもありました。

比較的若くしてこの世を去ってしまいますが、彼のコレクションが現在のパリ・オランジェリー美術館の基礎となっています。

ならず者たちのギャラリー』を読み進めていくと沢山のページに付箋を貼り付けることになるはずです。それくらい「えっ!」と思わせる発見に満ちています。

画家の生涯や、西洋美術史の観点とは一味も二味も違う、画商の歴史を通して見る美術。大変分厚く読み応え十分の唯一無二の一冊です。この本を読めば自ずと絵画に向かう姿勢も変わって来ます。


ならず者たちのギャラリー 誰が「名画」をつくりだしたのか?
フィリップ・フック (著), 中山ゆかり (翻訳)

サザビーズの競売人(オークショニア)が案内する、美術史と美術品の価値に影響を与えたユニークでずる賢い画商列伝
数量でははかることが難しく、美や質や稀少性といった概念によって左右される美術品の価値。

画商が売りこんでいるもの、それは漠然とした、はかり知れない、だが無限の値打ちをもったもの。
すなわち芸術家の天賦の才能である。

美術の世界でこれまで顧みられることのなかった画商という存在。
美術品を売ることに対して自身の想像力と創意工夫と、
そして説得力の限りを捧げた一群の魅力的な男たち(そして女たち)が登場!!
美術史に新たな角度から光を投げかける画期的な作品!!

オークション会社サザビーズのディレクター、フィリップ・フックが
今度は「画商」について語る!!




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『映画と芸術と生と』
筑摩書房より刊行となった『映画と芸術と生と』を読んでみました。


映画と芸術と生と
岡田温司(著)

ここ数年、画家の伝記映画(ビオピック)が数多く公開となっているのは、あらためて説明するまでもないでしょう。ドキュメンタリー映画も含めれば年に5,6本は少なくとも画家や美術館をテーマとした映画が封切られています。

これまで『映画は絵画のように――静止・運動・時間』(岩波書店)、『
映画とキリスト』(みすず書房)と2冊の映画に関する本を上梓されてこられた美術史家の岡田温司による最新刊が、『映画と芸術と生と』です。

三冊の中では最も読みやすく、美術ファンなら必ず読んでおきたい良著です。


ゴッホ 最期の手紙

1章で取り上げているのが皆大好きファン・ゴッホ。この本によるとゴッホを扱った映画はドキュメンタリーも含めると20本は下らないそうです。切り口が山ほどありますからね。

そんな数多いゴッホ映画の中から、岡田先生が注目したのが、『炎の人ゴッホ』、『ゴッホ』、『ヴァン・ゴッホ』の3本です。

それぞれ、「悲劇の人」、「アンチヒーロー」、「普通の男」と同じゴッホの生涯を描く映画でも扱いが全く違い点に注目されています。

アルルでの耳切事件や自殺についてそれぞれの映画でどう扱われているかを子細に比べています。


ヴァン・ゴッホ

しかし、あくまでもこの本は美術史家の岡田先生が記しているものであるので、単なる映画での表現の違いを紹介するだけでなく、それと作品を照らし合わせるなど、映画評論家が出来ないことを成し遂げているのです。

これまで画家の伝記映画(ビオピック)は、映画研究と美術史研究のどちら側からも敬遠されてきたそうです。確かに言われてみるとそうかもしれません。

アートライターがパンフレット等に映画評を書いていることはあっても、美術史家が文を書いていることはまず見たことがありません。

そうした観点からも『映画と芸術と生と』が如何に画期的な一冊であるか、説明は多く必要ないでしょう。

画家の伝記映画(ビオピック)を美術史家である岡田先生がきちんとした視座から読み解く、金字塔的な一冊です。

映画と芸術と生と目次

序 実像と虚像のあいだで
1 三人の「ゴッホ」―耳切りと自殺はどう描かれたのか
2 解釈された「レンブラント」―民衆の画家か、ナルシシストか、肉体派か
3 モダニズムとその脱構築―ポロック、ウォーホル、バスキア
4 よみがえる女流アーティストたち―カミーユ、アルテミジア、フリーダ
5 ベル・エポックの画家たち―ロートレック、モディリアーニ、ゴーガン
6 性と暴力―カラヴァッジョ、ベーコン
7 政治と色事―ゴヤの場合
8 アール・ブリュットの画家たち
9 名画誕生の秘密―フェルメール、ブリューゲル、ジェリコー、レンブラント
10 異色のビオピック―イコン画家ルブリョフ、表現主義者ムンク、装飾家クリムト



アンドレイ・ルブリョフ

タルコフスキー『アンドレイ・ルブリョフ』、ピーター・ワトキンス『ムンク 愛のレクイエム』、ラウル・ルイス『クリムト』を画家のビオピックの三本の名作として最終章で紹介しています。

美術史家の岡田先生がおススメ!と太鼓判を押し、本文でもその魅力について特異な映画として熱く語られているのを読むと、すぐにでも映画を観たくなるものです。

クリムト』はかつて映画館で観たものの、おかしな映画だな〜程度にしか感想を持っていませんでしたが、岡田先生の解説(解釈)で初めてその魅力を知りました。

3本の中で最も今すぐにでも鑑賞したいのが『アンドレイ・ルブリョフ』です。15世紀ロシア美術最高の巨匠であるイコン(聖像)画家ルブリョフのビオピックの伝記映画です。


真珠の耳飾りの少女

マイナーな映画ばかりではなく、こうしたメジャーな映画も取り上げていますのでご安心あれ。

Amazonprimeや、Netflix (ネットフリックス) の登場でまるでザッピングのように映画を次から次へと観流す時代となりつつあります。

娯楽映画がメインのハリウッド映画も、1930年〜60年にかけては、ビオピックが全盛だったそうです。一周して今、再びビオピックが作られるようになり、そこに画家が多く取り上げられているのです。

岡田温司先生にしか書けない「美術映画鑑賞読本」がこの『映画と芸術と生と』です。とても読み応えがあり少々時間を要するかもしれませんが、それだけ中身の濃い証拠でもあります。


映画と芸術と生と
岡田温司(著)

芸術家の生をさまざまに織りなした映画を読み解いてみよう。それを映画監督による虚構だと侮るなかれ!“映画”から“生の芸術家”へと向かう逆遠近法の構図に浮かび上がるのは、実証主義を超えていく新たな画家の真実なのだから。ジョン・メイブリー、デレク・ジャーマン、ピーター・ウェーバー、ピーター・グリーナウェイ、エド・ハリス…西洋美術史研究家が映画という模倣が示す芸術家の詩的真実を解き明かす。伝記映画に取材し、美術と映画の両者を自在に横断しつつ、芸術家という表象の可能性や多様性の深みに降り立つ新しい視座!


『虹の西洋美術史』 (ちくまプリマー新書)
岡田温司(著)

岡田 温司(オカダ アツシ)
1954年広島県生まれ。1978年京都大学文学部卒業、1985年同大学大学院博士課程修了、岡山大学助教授を経て、現在京都大学大学院人間・環境学研究科教授。西洋美術史・思想史専攻。『モランディとその時代』で吉田秀和賞『フロイトのイタリア』で読売文学賞受賞。『処女懐胎』『マグダラのマリア』『キリストの身体』『アダムとイブ』『グランドツアー』『デスマスク』ほか著作多数。

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【お知らせ】

↑単眼鏡紹介記事書きました。

おかげさまで重版となりました!


いちばんやさしい美術鑑賞』 (ちくま新書)


編集・執筆を務めた『カフェのある美術館 感動の余韻を味わう』(世界文化社)12月に発売となりました。


編集・執筆を務めた『フェルメール会議』10月2日発売です!

編集・執筆を務めた『カフェのある美術館 素敵な時間を楽しむ』(世界文化社)好評発売中です。


青い日記帳(編集)『美術展の手帖』小学館より発売中です。


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朝日マリオン・コム「ぶらり、ミュージアム」

びゅうたび連載中


山下裕二&井浦新トークショー


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「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

「展覧会を何十倍も楽しむために心がけたい5つの秘訣。」

フェルメールへの招待
國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

【展覧会レビュー】
「2018年 展覧会ベスト10」
かみさんが選ぶ「2018年 展覧会ベスト10」
プロが選ぶ「2018年 ベスト展覧会」
読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

トークショーに出演しました

日経に掲載されました

朝日新聞に掲載されました

再び日経に掲載されました

「美連協ニュース」寄稿

『アートコレクター』で紹介されました

Yahoo!カテゴリ絵画に登録されました

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