弐代目・青い日記帳 

  
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『もっと知りたいベラスケス』
東京美術より刊行となった『もっと知りたいベラスケス ―生涯と作品 』を読んでみました。


もっと知りたいベラスケス ―生涯と作品
大高保二郎 (著),‎ 川瀬佑介 (著)

これまで訪れた海外の美術館の中で、どこが一番良かったですか?と尋ねられると答えに窮します。ひとつに絞ることは出来ないので、複数館を答える中で、必ずそこに入るのが、スペインにあるプラド美術館です。

ゴヤ、ムリーリョ、スルバラン、エル・グレコといった滅多に日本でお目にかかれない画家の上質な作品が、揃っており、それらのほとんどが、ここだけでしか観られない系の作品ばかりです。

昨年映画化され話題となったヒエロニムス・ボスの傑作「快楽の園」もプラド美術館所蔵です。


プラド美術館

その中でも、とりわけ重要でありながら日本ではお目にかかれない「画家たちの画家」が、ディエゴ・ロドリゲス・デ・シルバ・イ・ベラスケス(Diego Rodríguez de Silva y Velázquez, 1599年6月6日(洗礼日) - 1660年8月6日)です。

世界史の教科書もしくは資料集にも必ずベラスケスのこの作品が紹介されていたはずです。

マドリードまで行く一番の目的はこの名画を生で鑑賞することにあると言っても過言ではありません。20世紀を代表する巨匠であるあのピカソも何度もこの絵を観るためにプラド美術館へ足を運びました。


ディエゴ・ベラスケス「ラス・メニーナス」1656年
プラド美術館蔵

ピカソが描いた「ラス・メニーナス」

ところが、ベラスケスについて他にどんな作品を描いたのでしょう、そもそもどんな作家だったのでしょう。

更に、何故、マネをして「画家たちの画家」と言わしめ、西洋美術史における最大の画家としての地位を確立しているのでしょう。

実は私たちはベラスケスについて「『ラス・メニーナス』を描いた画家」以外の知識を持ち合わせていないのではないでしょうか。少なくとも自分はそうでした。


もっと知りたいベラスケス 』より。

国立西洋美術館で開催される「プラド美術館展」(2018年2月24日〜5月27日)の目玉として、ベラスケスの作品7点が掲げられ、大きな売り文句となっています。

ベラスケスがどれほど偉大な画家であり、その作品しかも7点が日本にやって来ることが、いかに大事件なのか、肝心のベラスケスについての知識があまりにも乏しく、「凄い!」と諸手をあげて喜べませんでした。(この本を読むまでは。)

「もっと知りたい」シリーズの中で最もよ見応えがあり、新しい知識の宝庫と言えるのがこの『もっと知りたいベラスケス 』であることは間違いありません。



因みに、手元にある『世界史資料集』の17・18世紀のヨーロッパ文化を紹介するページにベラスケスについて「光線の表現に独特の工夫、肖像画・風景画」と一行で解説がされています。

でも、ベラスケスは生涯に2枚しか風景画を描いていませんし、光線の表現を単に工夫しただけで「画家たちの画家」に成り得たわけでは当然ありません。

ベラスケスが独自の技法を生み出し、宮廷画家として活躍するに至ったのは、故郷セビーリャで修業を重ねていた時から、彼の心の中にあった強い承認欲求が引き金となっていたそうです。


傑作クローズアップ3 ブレダ開城 愛称「槍」

【目次】
プロローグ〈川瀬佑介〉

1章 1599-1622年 0-23歳 
セビーリャ時代―修業時代から駆け出しの画家へ

2章 1623-1631年 24-32歳
宮廷画家の階梯と肖像―葛藤から超越へ

3章 1632-1648年 33-49歳
成熟する芸術―イタリア帰国後の活躍

4章 1649-1660年 50-61歳
晩年の栄達―絵画芸術の完成

エピローグ〈大高保二郎〉



ベラスケス7点が一挙来日、これは事件です。
https://artexhibition.jp/prado2018/

もっと知りたいベラスケス 』を読み終え(いつもの2倍はゆうにかかりました)、ようやく「ベラスケス7点が一挙来日、これは事件です。」の意味が分かりました。

寡作のベラスケスの中でも宗教画は15点ほどしか残していないそうです。その中の一番の傑作「東方三博士の礼拝」も来日します。(もうしているのか!)

ベラスケスと円山応挙にはある種共通点があることなども、読みながら考えたりしましたが、それはまた別の機会に書きますね。

最期に、ディエゴ・ベラスケス(1599-1660)がスペインで活躍した時代、ヨーロッパではこれだけの画家が、時を同じくして活躍していたのです。ちょっと胸熱じゃありませんか。

スペイン:
エル・グレコ(1541-1614)
スルバラン(1598-1664)
ムリーリョ(1681-1682)
フランドル:
ルーベンス(1577-1640)
ヴァン・ダイク(1599-1667)
オランダ:
レンブラント(1606-1669)
フェルメール(1632-1675)
フランス:
ラ・トゥール(1593-1652)
プッサン(1594-1665)
イタリア:
ベルニーニ(1598-1680)

「プラド美術館」をきちんと鑑賞するためにだけでなく、これまで知らずにいた西洋美術史における最大の画家ベラスケスについて、そろそろ向かい合ってみるよい機会だと思います。

もっと知りたいベラスケス 』を読むことで、西洋美術を観る目が次のフェーズに以降すること請け合いです。


もっと知りたいベラスケス ―生涯と作品
大高保二郎 (著),‎ 川瀬佑介 (著)

17世紀、スペイン文化の全盛期に、その画業のほとんどを宮廷画家として活躍したバロックの巨匠ベラスケス。エル・グレコやゴヤとともにスペイン絵画を代表する画家のひとりで、印象派の父・マネは「画家たちの画家」と絶賛しました。ベラスケスが西洋絵画史上で傑出した存在とされる理由とは何か。近世・近代をも凌駕する彼の芸術の秘密とは何か。本書はさまざまなテーマを設け、その芸術の革新性に鋭く迫ります。時代背景、出自、同時代の画家たち、イタリアやフランドル絵画との関係など、最新の研究成果も盛り込まれた充実の評伝画集です。

「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」
国立西洋美術館
2018年2月24日~5月27日

兵庫県立美術館
2018年6月13日~10月14日

公式サイト
https://artexhibition.jp/prado2018/


ベラスケスとプラド美術館の名画

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集英社『ART GALLERY テーマで見る世界の名画』
『ART GALLERY テーマで見る世界の名画』という画集をご存知でしょうか。

昨年(2017年)9月28日に今までになかった新しい画集として集英社から刊行になりました。


https://www.shueisha.co.jp/artgallery/

西洋絵画のみならず、画集というと画家別であったり、年代順であったりするのが一般的です。どれも似たり寄ったりのものになってしまいます。

本来、絵画は多角的な視点で観てこそその魅力が倍加するものです。そこでこの集英社の『アトギャラリー』シリーズでは、これまでの常識を打ち破り「テーマ別」で全10巻を構成しています。

【各巻テーマ】 
第1巻『ヴィーナス』 第2巻『肖像画』 第3巻『風景画』 第4巻『宗教画』 第5巻『ヌード』 第6巻『静物画』 第7巻『風俗画』 第8巻『歴史画』 第9巻『神話と物語』 第10巻『象徴と寓意』
https://www.shueisha.co.jp/artgallery/

そういえば現在、東京都美術館で開催中の「ブリューゲル展」も作家や時代順ではなく、テーマ別にブリューゲル一族の残した絵画が展示構成されていました。


ART GALLERY テーマで見る世界の名画 6 静物画 静かな物への愛着

順次刊行となっており、つい先日発売となった6巻「静物画」は、日本で初めてとなる静物画のみを扱った画集として、注目を集めています。

西洋絵画の展覧会に行くと必ず目にする静物画ですが、確かにこれまでまとめて複数の画家の作品を比べながら観られる本はありませんでした。

あちらでは大事な役割を担う静物画ですが、日本人から見ると「良さ」がいまひとつ分からないのものです。


ART GALLERY テーマで見る世界の名画 6 静物画』より。

『ART GALLERY テーマで見る世界の名画』の注目すべきは、10巻それぞれに責任編集者が当てられている点です。

例えば4巻「宗教画」は小池寿子先生、5巻「ヌード」は「怖い絵展」が大成功を収めた中野京子先生といった具合です。

テーマ別にそのテーマの、有名作品から知られざる名画まで、各巻の責任編集者が選んだ60点以上の絵画を観ることができまるでひとつの「展覧会」のようです。


【集英社ART GALLERY】責任編集者 小池寿子が語る第4巻「宗教画」「受胎告知」ロベール・カンパン

どの画集でも紹介すべき名画中の名画から、この人ならではのセレクトだな〜と唸らせる作品まで、約300人の作家の作品、合計650点以上に及ぶ図版をすべてカラーで収録しています。

もちろん、ただ絵を載せているだけではなく(それだけでも十分見応えあるのですけどね。)責任編集者による丁寧な解説もこのシリーズの良さです。

各章1点ずつ作品の細部まで解説され、絵画の味わい方が深まります。


ART GALLERY テーマで見る世界の名画 5 ヌード かぐわしき夢

とりわけ、中野京子先生が編集を務めた「ヌード」の巻は、これまで観たことのない作品も含まれておりとても刺激的な内容となっています。

女性の視点で選ぶ女性の裸体。そしてそれらが各時代において描かれた意味を分かりやすく解説してくれています。

絵画と、そうした作品が生まれた歴史的背景も含め、知識を深められるテキストも充実しています。

ART GALLERY テーマで見る世界の名画 5 ヌード 』に関しては日を改めてご紹介したいと思います。


【集英社ART GALLERY】責任編集者 中野京子が語る第5巻「ヌード」のみどころ

色々と内容的に新しいことずくめの『アートギャラリー』ですが、手に取ってみてまず最初に驚かれるのがそのサイズでしょう。自分も実物を手に取るまで実感がつかめませんでした。

作品の美しさを細部のタッチまでたっぷりと味わえるよう30×30センチの大判サイズが採用されているのです。見開きで見るとさらに迫力があります。


東京美術の「もっと知りたいシリーズ」と比べてみました。

自宅で手にとり大画面で名画にひたれるようなつくりです。でも画集と聞くと百科事典のように分厚くて重いものを想像しちゃいませんか。

『アートギャラリー』はその辺もクリアしており大判で100ページ以上もありますが、3cm程度の厚みしかありません。これなら全巻揃えてもスペースはさほど取りません。

これは、最新の印刷技術のなせる業なのでしょう。非常に高いクオリティで中身も外見も仕上がっています。

まだ、集英社『ART GALLERY テーマで見る世界の名画』をお手に取ったことのない方、すぐ明日にでも書店に行かれチェックしてみて下さい。


集英社創業90周年記念企画
『ART GALLERY テーマで見る世界の名画』全10巻


名画を「テーマ別」に、観て、読む、まったく新しい美術全集誕生!
https://www.shueisha.co.jp/artgallery/


ART GALLERY テーマで見る世界の名画 3 風景画 自然との対話と共感

責任編集/ 山梨俊夫(国立国際美術館館長)
エッセイ/ 原田マハ(作家)「永遠の一瞬」
ある視点/ 藤森照信(建築史家・建築家)「風景画を見る一日」

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『美少年美術史』
筑摩書房刊行の『美少年美術史: 禁じられた欲望の歴史』を読んでみました。

どの子がタイプ?美少年“絵画”No.1決定戦!


美少年美術史: 禁じられた欲望の歴史
池上 英洋 (著),川口 清香 (著)

美術作品がニュースになるのは、盗難に遭った時か、オークションでとんでもない価格で落札された時くらいです。

ところが、ここ数日こちらの名画がひょんなことから、とばっちりを受け、美術館から撤去されたことが話題となりました。


ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス「ヒュラスとニンフたち」1896年
マンチェスター市立美術館所蔵

美術館学芸員の自作自演のような騒ぎなので、どうでもよいのですが、標的になったのが自分の大好きなウォーターハウス作品だったので、無性に腹が立ちました。

ギリシャ神話の一場面を描いた「ヒュラスとニンフたち」は他にも多くの画家が表現しています。

美男美女が揃って登場する場面は、絵筆をとるにはもってこい。描きたくなる気持ちも分かります。

美しい風景を写真に収めたいのと同じで、画家たちも美しい女性や美男子をこぞって描きました。『美少年美術史』には、200点以上の図版で、美術史的な側面から美男子について語る異色の一冊です。

面白くないはずがありません。色々と!


レオナルド・ダ・ヴィンチ「洗礼者ヨハネ」1514年頃
ルーヴル美術館

美少年美術史』目次

第1章 少年愛の誕生
第2章 神話世界の美少年
第3章 キリスト教と美少年
第4章 美少年の復活(ルネサンス)
第5章 「少年」の発見―近代における変容
第6章 さまざまな美少年美術


一言で、美少年といってもそのカバーする範囲は広く、時として首を傾げたくなる作品も無きにしもあらずです。でも、パラパラとページをめくるだけでも幸せな?!気分になれる他にない良書??です。

この本の中で取り上げられている数多の美少年の中から、単身像の10人を選出し、緊急総選挙を行うことにしました。

どの子がタイプ?美少年“絵画”No.1決定戦!

10人の粒ぞろいの美少年が待っています。

さてどの子がお好みでしょうか。

そして、美少年の世界をもっと深く知りたくなったら、是非この文庫本を読んで下さい。驚くほどそこには深い深い「禁じられた欲望の歴史」が赤裸々に綴られています。

あなたは、美少年の愛で方を知ってますか?


美少年美術史: 禁じられた欲望の歴史
池上 英洋 (著),川口 清香 (著)

神々が愛したかわいくエロティックなクピドたち。古代の英雄や皇帝たちを狂わせ、歴史の運命を大きく動かした少年愛のめくるめく世界。中世キリスト教社会で、激しい抑圧のなか密かに紡がれた同性愛的嗜好。そしてルネサンス期を迎え、ふたたび花開く男たちの肉体美―。西洋美術には美少年を描いた傑作が数多く存在する。彼らはなぜこれほどまでに芸術家たちを虜にし、その創造力をかきたててきたのか?ときに勇ましく、ときに儚げに描かれたその姿に、人類のどのような欲望が刻み込まれているのか?アート入門としても最適。カラーを含む200点以上の図版とともに辿るもうひとつの西洋史。

どの子がタイプ?美少年“絵画”No.1決定戦!


美少女美術史: 人々を惑わせる究極の美 (ちくま学芸文庫)

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『美術の力』
光文社より刊行となった『美術の力 表現の原点を辿る』を読んでみました。


美術の力 表現の原点を辿る』 (光文社新書)
宮下規久朗(著)

欲望の美術史 』、『美術の誘惑 』に続く3冊目となるオールカラー図版による美術ファン必読の書が発売になりました。

産経新聞夕刊に毎月連載されている「欲望の美術史」の2015年から2017年分を主軸に、他の様々な媒体に執筆された記事を加筆・整理し一冊の新書に仕立て上げた本です。

まえがきの「美術と巡礼」では宮下先生が先日初めて訪れたイスラエルで目にしてきた、ナザレ、ティベリア、クムラン遺跡、ベツレヘム、エルサレムなどキリストにまつわる事蹟を15ページを割いて綴っています。

この旅行体験記だけでも十分に読み応えがあり、そしてさほど関心の薄い自分でさえも訪れてみたいと思わせるのは、やはり宮下先生の筆の力と「美術の力」に他なりません。

無数の眼差しが注がれてきた美術作品は、巡礼者の信仰を吸収した聖遺物と同じく、膨大な人々の情熱と歴史を宿し、あるべき場所で輝きを放っているのである。

トランプ大統領が、エルサレムをイスラエルの首都として正式に認めたことについても言及しており、書きたてほやほやの感じが伝わります。


エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー「月下の冬景色」1919年

欲望の美術史 』、『美術の誘惑 』同様に、扱う美術作品はご専門のバロック絵画だけにとどまらずありとあらゆる西洋美術を取り上げています。

2016年に上野の森美術館「デトロイト美術館展」で目にし、強く印象に残っていたキルヒナーのこの作品について宮下先生も感じるところがあったとは、とても嬉しく喜ばしいことです。

西洋美術だけにとどまらず、広く日本美術や古代の作品まで実に幅広いテーマを取り上げているのが、『美術の力 表現の原点を辿る』最大の魅力と言えます。

【まえがき】美術と巡礼

【第1章】イタリア美術の力
古代壁画の衝撃
ティツィアーノとヴェネツィア
フィレンツェの美女たち
アルチンボルト、異端と正統のあいだ
カラヴァッジョの新出作品
よみがえった巨匠グエルチーノ
モランディ芸術の静けさ

【第2章】日本美術の粋
「娯」と美術
金刀比羅宮の美術
春画と公共性
月岡芳年と庶民の欲望
河鍋暁斎の魅力

【第3章】知られざる日本近代美術
日本の近代美術を読み直す
公募展の活力
クレパスと日本の近代美術
藤田嗣治の闇
戦中と戦後の風景
高島野十郎の光

【第4章】美術家と美術館
モチーフとしぐさ
キリストを迎える手
デトロイト美術館と日本の美術館
故宮博物館と台湾
神の視点と人間の視点
森村泰昌と美術史

【第5章】信仰と美術
宗教改革と美術
長崎の殉教
悲しみのマリア
踏絵と信仰
祈りの空間
聖地のエクス・ヴォート

【第6章】美術の原点
ヴェルフリ アール・ブリュットの原点
死刑囚の絵画
来世のヴィジョン
津軽の供養人形

【あとがき】美術の力


絵師草紙」14世紀
宮内庁三の丸尚蔵館

これだけ幅広いテーマを扱っていると、宮下規久朗ワールドをまだ体感していない方からすると、薄っぺらのうわべだけのコラムに思ってしまうかもしれません。

逆に、宮下先生の著書を一度でも目を通したことのある方にとっては、この目次を見ただけでワクワクが止まらないに違いありません。今度はどんな深い良いお話を読ませてもらえるのかと。

4年前に一人娘であるお嬢様を突然の病で亡くしてしばらくご連絡を差し上げることが憚れるほどで、自身が書かれているように、もう美術の世界に戻って来ないのではと、大変心配したものです。

いったい、美術にどれほどの力があるのだろうか。
心に余裕のある平和な者には美しく有意義なものであっても、この世に絶望した、終わった者にも何か作用することがあるのだろうか。


あとかぎで吐露されている言葉を先にまず読んでから本編を読み進めることをお勧めします。


ロスコ・チャペル、ニューストン
1964年-1967年

マティスのロザリオ礼拝堂、セザンヌ「マグダラのマリアまたは悲しみ」、国宝「阿弥陀聖衆来迎図」、津軽の供養人形と確かに宗教からみの作品が多く取り上げられています。

私は4年前に一人娘を亡くしてから、神や美術を含む、この世に対する情熱の大半を失ってしまった。本書は、その虚無的で荒廃した心境で、かろうじて興味を引いた美術について綴ったものである。畢竟、宗教的なものに偏ってしまったかもしれない。

しかし、美術は元々信仰と切っても切り離せない存在です。美術作品と対峙し奇蹟が起こることはありませんが、向かい合うことで微細ではありますが心が動くものです。

ひとつではちっぽけな「点」に過ぎませんが、何百、何千回と対面することでようやく心に響く実に非力な存在が「美術の力」だと思えてなりません。

劇的に改善してくれるようなもので無いからこそ、長く広く、そして普遍的に付き合える存在なのだと『美術の力 表現の原点を辿る』はさり気なく教えてくれます。

圧倒的な美術の知識と共に。文句なしに「買い」の一冊です。


美術の力 表現の原点を辿る
宮下規久朗(著)

初めてのイスラエルで訪ね歩いたキリストの事蹟から、津軽の供養人形まで、美術の本質を見つめ続けた全35編。

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『国芳も春画も読めるわかる はじめてのくずし字教室』
講談社より刊行された『国芳も春画も読めるわかる はじめてのくずし字教室』を読んでみました。


国芳も春画も読めるわかる はじめてのくずし字教室
角田 恵理子 (著)

日本美術の人気は一時のブームではなく、絵画鑑賞の楽しみの大きな柱としてここ10年でしっかりと成長した感があります。

今年は西洋美術の素晴らしい展覧会が手ぐすね引くように大勢待ち構えていますが、日本美術も負けてはいません。東京国立博物館「名作誕生−つながる日本美術」、静嘉堂文庫美術館「歌川国貞展」など見逃せない日本美術の展覧会が控えています。


http://meisaku2018.jp/

画面の中に文字が日本美術ではしばしば書き込まれているのを目にされたことが多いはずです。西洋美術には見られない、日本美術のひとつの大きな特徴と言えます。

例えば、展覧会で人気の浮世絵師・歌川国芳の「寄せ絵」にもよく見ると何やら文字が書かれています。


歌川国芳「人をばかにした人だ」1847年

複数の寄り集まる男たちにより形作られた奇妙な顔にどうしても注目が行ってしまうのは仕方ないことです。アルチンボルトも驚く実にユニークな絵です。

展覧会で二度、三度と目にするようになると、画面に書かれているミミズの這ったような「くずし字」に次第に気になってくるのものです。

「どんなことが書かれているのだろうか。」「読めたらこの絵をもっと楽しめるのではないか。」等々興味は益々高まっていきます。

でも「くずし字」は読めないし…一から勉強するのも大変そうだし…そんな悩みを一気に解決してくれるのが『はじめてのくずし字教室』なのです。




見開きで、歌川国芳「人をばかにした人だ」に記されたくずし字の読み方と意味まで丁寧に解説してくれています。

カルチャーセンターなどで「くずし字」「古文書の読み」といった講座をお持ちの角田恵理子氏が、その知識を日本美術のために発揮してくれたまさに「こんな本が喉から手がでるほど欲しかった!」と叫びたくなる一冊なのです。

【目次】
はじめに
この本の使い方
Part 1 遊び心を読み解こう (国芳「みかけはこわいがとんだいい人だ」「人をばかにした人だ」、北斎「文字絵の小町」、藤本鉄石「文字絵の手紙」など)
Part 2 春画のささやきを聞く (北斎「蛸と海女」、春信「炬燵のふたり」、豆判「縁側で」など)
Part 3 元祖アニメ 絵巻が面白い (「病草紙 痔瘻の男」、「九相詩絵巻」、「百椿図」など)
Part 4 江戸の暮らしが見えてくる (広重「魚尽し」、国芳「童の手習い」、春英「妖怪の雛祭り」など)
Part 5 飾りの文字も読みたい (光悦・宗達「鶴下絵和歌巻」、「文字模様小袖」、「蒔絵源氏物語小箪笥など」)
巻末「くずし字バイブル・これだけ字典」


巻末「くずし字バイブル・これだけ字典」をまずマスターしてしまえば、浮世絵や絵巻物に書かれている文字(詞書)も読めるようになります。

この私でも学生時代、少しだけ勉強しただけである程度は読めるようになったのですから、臆することはありません。簡単です。


本阿弥光悦と俵屋宗達のコラボ作品も半年も経たずに読めるようになります。きっと。

単に愉しく観るだけの日本美術鑑賞から一歩前進して、深く読み解くことが『はじめてのくずし字教室』一冊あれば可能になります。(しかも驚くほどリーズナブルなんです!)

新しい一年の始まりに、新しい何かを始めたいものですよね。ユーキャンで資格を取るのも悪くないですが、それよりも安価でそして直ぐにでも美術館・博物館で活用可能なくずし字をマスターしてみてはいかがでしょうか。

日本美術の魅力を今以上に感じること請け合いです。


国芳も春画も読めるわかる はじめてのくずし字教室
角田 恵理子 (著)
浮世絵、絵巻、名所図会、妖怪本などなど、見るだけでも十分に楽しめるが、添えた一文が読めたらグンと面白くなること請け合い! 大衆に向けた作の文字ならきっと読み易いはず。なかでも「遊び心のあるもの」や「絵が読みを助けてくれるもの」ならなおさら。
江戸時代の子供がテキストに使った「世帯道具尽し」、弥次喜多のパロデイ、オノマトペ満載の北斎の「蛸と海女」……。広く親しまれてきた作を取り上げ、著者独特の骨書きをたどって学ぶ。何度も眺めては繰り返す、展開の面白さに惹かれて読み進むうちにくずし字が身につきます。


日本おとぼけ絵画史 たのしい日本美術』 (講談社ARTピース)
金子 信久 (著)

庶民が愛好し、日本人の心を潤してきた「とぼけている」としか言いようのない、素敵な絵画群。その大きな流れをたのしく紹介!等伯、白隠、蕪村、一茶、光琳、若冲…これでいいのか?日本美術のもう一つの何かが姿を現す!!

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「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

「展覧会を何十倍も楽しむために心がけたい5つの秘訣。」

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【展覧会レビュー】
「国宝 雪松図と花鳥 美術館でバードウォッチング」
「上原コレクション名品選」
「セーヴル、創造の300年」
「パリ・グラフィック」
かみさんが選ぶ「2017年 展覧会ベスト10」
プロが選ぶ「2017年 ベスト展覧会」
読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

トークショーに出演しました

日経に掲載されました

朝日新聞に掲載されました

再び日経に掲載されました

「美連協ニュース」寄稿

『アートコレクター』で紹介されました

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美術館で働くということ 東京都現代美術館 学芸員ひみつ日記 (メディアファクトリーのコミックエッセイ) (JUGEMレビュー »)
オノユウリ
アートに囲まれて働く美術館学芸員。優雅な職業のイメージだけど、実際は日々、ドタバタの連続なのです!? 展覧会の舞台裏から、学芸員のお仕事のリアルまで。美術館の知られざる一面を描くコミックエッセイ!
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九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556)
九相図をよむ 朽ちてゆく死体の美術史 (角川選書 556) (JUGEMレビュー »)
山本 聡美
腐敗し白骨化してゆく亡骸の様子を克明に描く「九相図」。仏教とともに伝来し、日本に深く根を下ろしたこの図像には、生と死、そして肉体の無常をめぐるいかなる想いが秘められているのか。豊富な図版とともに探る。
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千年の翼、百年の夢 豪華版 (ビッグコミックススペシャル)
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谷口 ジロー
ルーヴル美術館とビッグコミックオリジナルの共同企画。オールカラー豪華版。
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美術館のなかのひとたち(1) (バンブーコミックス)
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黒田 いずま
美術館で働く学芸員の近江さん。個性豊かなメンツが解説、展示、監視などの仕事を通して、日々様々な工夫をしながら楽しく来館者をお出迎えする日常をユーモラスかつ鋭いツッコミで描いた作品。
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PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡
PENTAX Papilio 6.5×21 双眼鏡 (JUGEMレビュー »)

普段は単眼鏡で済ませていますが、どうしても隅々まで観たい作品の場合はこの双眼鏡を使ってます。
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西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書)
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池上 英洋
美術史の実践方法が最後にまとめられています!世界が変わる、名画の見方。前作「西洋美術史入門」からさらに一歩奥へ。池上英洋 著

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ウォーターハウス夢幻絵画館 (ToBi selection)
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川端 康雄,加藤 明子
夏目漱石をイチコロにしたウォーターハウスの文学性と蠱惑的な魅力を余すところなく紹介!

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池永康晟画集 君想ふ百夜の幸福
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池永康晟
日本画の異才“池永康晟”がベールを脱ぐ!

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すゞしろ日記 弐
すゞしろ日記 弐 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
画家・山口晃のエッセー漫画第2弾。

面白きことも無き世を、面白く!

画家・山口晃の“どーでもいいけど楽しげなこと”満載
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OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16
OLYMPUS ダハプリズム防水単眼鏡 ギャラリースコープ Monocular I 6×16 (JUGEMレビュー »)

観劇・美術鑑賞・セミナーなどの知的シーンや、コンサート会場・ファッションショーなどで大活躍!
軽いのでいつも持ち歩いています。
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モチーフで読む美術史 (ちくま文庫)
モチーフで読む美術史 (ちくま文庫) (JUGEMレビュー »)
宮下規久朗
宮下規久朗先生の最新刊!絵画に描かれた代表的な「モチーフ」を手掛かりに美術を読み解く、画期的な名画鑑賞の入門書。カラー図版150点を収録した文庫オリジナル。
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日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工
日本美術図解事典―絵画・書・彫刻・陶磁・漆工 (JUGEMレビュー »)

「これ一冊で日本美術を鑑賞する際の知識が全て揃う」
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アイテムで読み解く西洋名画
アイテムで読み解く西洋名画 (JUGEMレビュー »)
佐藤 晃子
西洋絵画を鑑賞する際に必要となる宗教画,神話画の50のアトリビュートを紹介。ありそうで無かった絵画ファン待望の一冊。
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美術鑑賞手帳
美術鑑賞手帳 (JUGEMレビュー »)

美術鑑賞の楽しみをさらに広げるこれまでになかった手帳です。ミニガイドと書き込み式の鑑賞の記録ページが一緒に。

自分もお手伝いさせて頂きました。レビュー→こちら
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画家の食卓
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林 綾野
画家たちが楽しんだ26のレシピを再現。クレー、フェルメール、セガンティーニ、メムリンクの暮らしと創作現場を巡る旅。
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美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い
美術品はなぜ盗まれるのか: ターナーを取り戻した学芸員の静かな闘い (JUGEMレビュー »)
サンディ ネアン
とかく扇情的に扱われる美術品盗難。だが実際は、麻薬や犯罪に絡む危険な裏社会と結びつく場合が多い。事件に巻き込まれた学芸員の立場からその実態を訴え、問題点を考察する一書。 レビュー→こちら
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江戸の献立 (とんぼの本)
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福田 浩,松井 今朝子,松下 幸子
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日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻))
日本美術全集2 法隆寺と奈良の寺院 (日本美術全集(全20巻)) (JUGEMレビュー »)
長岡 龍作
法隆寺金堂内陣は、普段は大変暗い上に太い円柱に加え、金網が廻らされており、その詳細はなかなか見ることができません。今までに撮影された写真も鮮明さということでは満足のゆくものではありませんでした。今回は最新の撮影技術により、南面(正面)のみならず、北面(背面)からも撮影。その結果、全く見たことがない写真を目の当たりにすることになりました。仏像の質感と量感、豊かな色彩に感嘆し、感動をおぼえる一冊となっています。
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山口晃 大画面作品集
山口晃 大画面作品集 (JUGEMレビュー »)
山口 晃
8年ぶり、待望の最新作品集。11月26日発売!予約しないと!!

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運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本)
運慶: リアルを超えた天才仏師 (とんぼの本) (JUGEMレビュー »)
山本 勉,ヤノベ ケンジ,橋本 麻里,みうら じゅん
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知識ゼロからのキリスト教絵画入門
知識ゼロからのキリスト教絵画入門 (JUGEMレビュー »)
池上 英洋
池上英洋先生が易しく紐解く『聖書』の世界。レビュー→こちら
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芸術家の家: 作品の生まれる場所
芸術家の家: 作品の生まれる場所 (JUGEMレビュー »)
ジェラール=ジョルジュ ルメール,ジャン=クロード アミエル
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フェルメールへの招待
フェルメールへの招待 (JUGEMレビュー »)

不肖・私がフェルメール30作品の解説執筆と全体の編集に携わった一冊です。オールカラーB5版。96ページから成る、これまでにないフェルメールパーフェクトガイドです。主に「フェルメール初心者」に向け丁寧に噛み砕いた表現で綴られているので、美術の専門用語を知らずともフェルメール作品について一通りの知識を得ることが出来ます。

お手に取って頂ければ幸甚です。よろしくお願い致します。
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偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件
偽りの来歴 ─ 20世紀最大の絵画詐欺事件 (JUGEMレビュー »)
レニー ソールズベリー,アリー スジョ
来歴さえあれば、たとえ贋作でも「ほんもの」になる。詐欺師は驚くべき方法で美術史を捏造した。美術界を震憾させた事件を追うドキュメンタリー。レビュー→こちら
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フェルメールの食卓 暮らしとレシピ (講談社ARTピース)
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林 綾野
林綾野さんの待望のフェルメール本!レビュー&インタビュー→こちら
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ヴァチカン物語 (とんぼの本)
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塩野 七生,藤崎 衛,石鍋 真澄
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野兎の眼
野兎の眼 (JUGEMレビュー »)
松本 典子
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Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105
Vixen 多機能単眼鏡 マルチモノキュラー4X12 1105 (JUGEMレビュー »)

掌に収まる単眼鏡は、必要なときにサッとポケットなどから取り出して使える便利な、美術館・博物館必須アイテム。
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日本美術のことば案内
日本美術のことば案内 (JUGEMレビュー »)
日高 薫
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日本美術鑑賞の際に、よく出てくる言葉を満載。絵画、彫刻、工芸品などの具体的な写真をふんだんに使い紹介
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