2009.08.05 Wednesday
『桃山時代の美術』
先月発売となった『すぐわかる人物・ことば別 桃山時代の美術』(監修:奥平俊六、著者:奥平俊六・成澤勝嗣・梶山博史・日高薫)を読んでみました。
![]() 「すぐわかる人物・ことば別 桃山時代の美術 現代人の目を楽しませてくれる、豊な江戸時代の文化の礎となったのが、安土桃山時代の文化。本阿弥光悦、千利休、狩野永徳、長谷川等伯、岩佐又兵衛等などビックネームがずらりと名を連ねます。 遠い遠い昔、高校生の時、日本史の文化史を覚えるのが苦手でした。とりわけ安土桃山時代の文化史を覚えるのは苦労しました。理由は簡単。たった40年ちょっとしかないこの短い時代の中に、信じられないほど多くの文化が芽生え発展したのです。しかもそれが後世に多大な影響を与えることに。 Wiki:安土桃山時代(1568年 - 1603年) これまた先月発売になった「へうげもの 9服 (モーニングKC) 華やかで、ややこしい時代これじゃー分からなくなって当然。 ![]() 猛省を促すかの如く、上手いタイミングで「桃山時代の美術 「へうげもの 9服」利休の切腹シーンにドキドキしながら、片手に「桃山時代の美術」。これは最強コンビ。Amazonじゃないけど、まさに「あわせて読みたい」。 「すぐわかる人物・ことば別 桃山時代の美術 高校時代に使った山川出版の「日本史用語集」とは大違い。ビジュアル面にも当然ながら力入っています。こんな華やかな文化を語るのにカラー図版なくてはどうにもなりません。 「へうげもの」の主人公・古田織部もこの通り。 ![]() 歪んだ茶碗を茶の湯の世界に持ち込んだ「数奇者」。 しかし、それにしても桃山時代というのは、どうしてこれほどまでに、様々な文化が花開いて行ったのでしょう?こんな短期間に。あらためてこちらの本読み、不思議で不思議で。 織田信長や豊臣秀吉に代表される、キンキラ大好きな派手者(安土城、聚楽第、変わり兜…)が天下人として君臨していると思えば、臣下には干利休のような侘びの道をひたすら極める者も。 嘗て「御伽草子」を研究なさっている先生から「室町・安土桃山時代は、とにかく面白い。宝の山のようだ。」と話を聞かされても、当時の自分には「はて、何のことやら」分からず仕舞いでした。 でも今なら先生の仰っていたこと分かります。とても。確かにこんな面白い時代はありません!「桃山時代の美術」で取り扱われている人物やことばを列挙してみました。これ見ただけでも興奮してしまいますよね。 ![]() 第1章 天下人とその時代 織田信長 安土城 イエズス会 洛中洛外図 豊臣秀吉 大坂城と聚楽第 南蛮屏風 北政所 豊国社 徳川家康 初期洋風画 世界図屏風 朱印船 名古屋城と二条城 変わり兜 陣羽織 出雲の阿国 カブキモノ 第2章 桃山の絵画 狩野永徳 塔頭と障壁画 狩野光信 狩野孝信 御用絵師 狩野山楽 狩野内膳 長谷川等伯 海北友松 雲谷等顔 土佐光吉 俵屋宗達 金銀泥絵 岩佐又兵衛 四条河原遊楽図 邂逅図 遊里遊楽図 第3章 桃山の工芸と芸道 本阿弥光悦 近衛信尹 烏丸光広 松花堂昭乗 干利休 長次郎 古田織部 オリベ 唐物屋 桃山の茶陶 小堀遠州 立花 後藤光乗 高台寺蒔絵 幸阿弥家 南蛮漆器 人物に関しては、簡単な年譜も見開きページ内に組み込まれています。 またメジャー人物やキーワードはページを多めに割いています。 この他にも「コラム」や「特集」が随所に組まれています。 中にはこんな痒い所に手が届く「図解」まで! ![]() 「屏風」の種類や各部の名称等など絵入りで紹介。 日本美術を観るのが楽しみになってしまいます。 サントリー美術館のミュージアムショップとかに置いたら絶対売れるでしょうね、これ。本屋さんに置くよりも。 今週の日曜日は、この「桃山時代の美術」と「へうげもの」8、9服を読むのにあてました。何処へも出かけずに。かみさん怪訝そうな顔していましたが。。。 せめて、せめて、これが始まるまでには読んでおかないとね! ![]() 御即位20年記念特別展「皇室の名宝ー日本の華ー」 宮内庁のサイトに詳しい記載が。 公式サイトはとってもシンプル。 「皇室の名宝」展、日本美術の至宝約180件展示 ![]() 「すぐわかる人物・ことば別 桃山時代の美術 狩野永徳「唐獅子図屏風」も勿論掲載されていまーす。 本屋さんやミュージアムショップで見かけたら是非。 (こういう本って編集されるのさぞかし大変でしょうね) 別件: ![]() ☆終了しました。 メールアドレスはこちらのプロフィール欄にあります。 (先日、ここに「このブログについて」を追加しました。よく頂く質問をQ&A方式でまとめてみました。ぐだぐだですけど。。。) この記事のURL http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1838 JUGEMテーマ:アート・デザイン |













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