青い日記帳 

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「若冲と応挙展」

栃木県足利市にある足利厄除大師 龍泉寺ほほえみ美術館で開催中の
「若冲と應擧展」に行って来ました。



Route347さんに教えて頂き行って来ました。下野の国。
(「若冲と応挙展」紹介の記事はこちら

もし明日、明後日(4日、5日)と足利市にある天台宗龍泉寺まで行けるようでしたら行って損はないです。

龍泉寺のお堂の中に若冲や応挙の作品が展示されているのですが、
これがプライスさんもビックリのガラスケース無し!

掛け軸そのまんま、ずらりと並べてあります。
好きな作品に自分の息がかかるまで接近できます。

しかも畳敷きですから、座って鑑賞するにももってこい。
いや〜高速乗って足利まででかけた甲斐充分ありました。

龍泉寺

龍泉寺本堂

「若冲と応挙展」が開催されている「ほほえみ美術館」は
毎年五月の連休の数日間このお寺の本堂を開放して行われるそうです。
今まで存知あげておりませんでしたが、今年で三年目だとか。

本堂への急な階段をあがり、靴を脱いで畳敷きの本堂へ一歩足を踏み込むと
そこは別世界…否パラダイス!!

ご本尊を取り囲むようにして伊藤若冲はじめ、
谷文晁、椿椿山、河鍋暁斎、円山応挙、池大雅等
名だたる絵師の作品がガラスケースも何にも無く
そのままある意味無造作に展示されていました。
(菊池澹如(きくちたんじょ)の新発見された作品もありました)

パラダイスたる所以です。
プライスさんも真っ青です。

住職さんに許可をもらってお堂の中を外から
一枚だけ写真に撮らせてもらいました。

左側に作品が展示されているの分りますよね。
これが左右両方に同じようにあります。
またご本尊のすぐ近くに曼荼羅などを展示。

そして驚くことにこの本堂の地下には
まだ別の空間があり、そこには棟方志功や下山観山、
東山魁夷、横山大観などの近代の画家の作品も展示されていました。
これらもガラスケースなしの素の状態で展示されています。

さて、さてお目当ての若冲ですが
webにあった鶏の絵一枚しかないのかな〜と思っていたら
何と三枚(三幅)もありました。


庭鳥図双幅

若冲78歳の時の作品だそうです。(米斗翁七十八歳画)
198cm×73cmもある結構大きな作品です。

迫力ある雄鶏がより一層、威圧感さえ漂わせて観る者に迫ってきます。
これに対してセットのもう一幅は一転してほのぼの系のニワトリ親子。

プライスコレクションにあったこの「鶏図」と同じ主題で描かれていますが
「鶏図」に比べてより、ニワトリ親子の情愛が擬人的に表されていました。
「鶏図」プライスコレクション

そしてもう一枚。これが今回観た若冲の作品の中ではピカイチかな。
伏見人形図画賛」179.5×42cm
若冲83歳の時の作品です。(米斗翁八十三歳画)

これまたプライスコレクションや「日本美術が笑う展」にもあった
この可愛らしい伏見人形を描いた作品なのですが、、、
伏見人形図
プライスコレクション
ここに描かれている丸い顔の人形さんが一体と
艶やかなすらりとした女性の人形さん一体と並んで描かれています。

ところが、スマートな着物美人の人形さんは何故か後姿しか描かれていません。
そして画賛にこう書かれてあります。
同是偶人何為向背
(同じ人形なのにどうしてそっちを向いているんだい?)

爆笑
不謹慎にもお寺のお堂の中で。。。

丸い顔した伏見人形がスマートな女性人形に身体傾けています。
それを避けるかのように女性人形は身体をくねらせています。
そして「同是偶人何為向背」このセリフです。

良い物見せていただきました。足利まで行った甲斐充分すぎるほどありました。

今年は小特集として「小杉放菴と小川芋銭」を階下で開催していました。
小杉放菴は日光市に小杉放菴記念日光美術館まであるのですね。知りませんでした。
今回は栃木県内のみならず茨城県からもコレクターの方にお願いして
作品をお借りしてきたそうです。放菴だけでも9作品くらいあったでしょうか。

良寛

「そんな田舎にある若冲や応挙なんてどうせニセモノだよ」と
陰口叩かれそうですが、ニセモノだろうが本物だろうが
とにかく、楽しかったですよ〜一日中ハッピーでした。

足利は良い街です。

あしかがフラワーパークは混雑していたので立寄りませんでしたが
龍泉寺の境内にもこんな立派な藤の巨木がありました。


住職さんにお話を伺いました。それによると、このほほえみ美術館今年で三年目の開催になるそうです。来年以降もこのGWの時期に開催するそうです。今年はちょっと無理という方も来年は是非!

(来年は棟方志功を小特集されるそうですが、若冲はお寺のものなのでしっかり来年も出して下さるそうです。)

若冲の鶏がデザインされた交通安全のお守り買ってきました。


Route347さん、貴重な情報ありがとうございました。
感謝感謝大感謝です。

伊藤若冲
「伊藤若冲」 小林 忠

「今日の一枚」の代わりに「今日の一曲

森高千里で「渡良瀬橋ムード

すみません、ミーハーなもので。。。
行って来ちゃいました。帰りに。寄り道して。。。

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1001
 森高千里さんが渡良瀬橋をモデルに作詞し歌った「渡良瀬橋」の歌碑の除幕式が28日、同橋付近で行われ、関係者や森高さんのファンら約五十人が出席した。
 1993年に発売された「渡良瀬橋」は情景と別れの切なさを表現し、ヒット。松浦亜弥さんが2004年にカバーし、再び脚光を浴びた。
 歌碑は、市が観光資源として約330万円をかけて建立。通三丁目児童公園の南、市道渡良瀬橋−川崎線の北側に設置され、歩道歌碑に近づくとセンサーが察知して、森高さんが歌うメロディーが流れる。
 除幕式で吉谷宗夫市長は「ここから見る夕日は最もきれい。この歌のように多くの人から愛される街にしたい」とあいさつ。また森高さんから「今度、実際に自分の目で歌碑を見てみたい」とメッセージが寄せられた。

展覧会 | permalink | comments(11) | trackbacks(5)

この記事に対するコメント

こんばんは。
ガラスケースなしの若冲とはまた贅沢ですね!
会期2日というのもまた強烈ですが、
内容もまたきっと素晴らしかったのではないでしょうか。詳細も楽しみです。

P.S. 畠山の琳派は宗達の墨絵に良いものが出ておりました。
光琳の重文も出ていましたので、
抱一の件は残念ですが、お時間があれば宜しいのではないでしょうか。
ちなみに明日明後日には、お茶室の特別(?)公開もあるそうです。
はろるど | 2007/05/04 12:06 AM
@はろるどさん
こんばんは。

メールありあがとうございました。
畠山明日行って参ります。
抱一はちょっと残念ですが
行けば行ったなりの収穫あるはずです。

この足利もそうでした。
若冲だけでなく沢山の絵師の作品
じかに拝むことできました。
GWの中で一番の収穫になりそうです。
Tak管理人 | 2007/05/04 1:50 AM
こんにちは。
同じ日に行ってきました。
フラワーパーク経由だったのですが、
交通機関が麻痺。
歩いた方が早かったです(笑)。

若冲の絵の墨の瑞々しさは凄かったですね。
大切に保存されてきたのでしょう。
それをあんなにオープンに公開するなんて太っ腹!

芋銭と武山が多かったのは、茨城のコレクターの方が参加された関係かもしれませんね。
常磐線に縁のある作品が多いと思いながら観ていました。
mizdesign | 2007/05/04 12:41 PM
くわしいレビュー、ありがとうございます!
とりあえずご満足いただけるないようだったそうなので、安心しました・・・(自分の地元を信用してない奴)
わたしは明日、参戦します。楽しみです。

小杉放庵記念館、おすすめですよ!ちょっと交通の便が悪いところですので、車で行くことをおすすめします。
ですが通常、小杉放庵以外の企画展をやっている時は、小杉放庵の作品はほとんど展示されないので(常設展が少ない)、定期的に開催している「小杉放庵特集」のような企画展のときに行かれることをおすすめします。

route347 | 2007/05/04 3:25 PM
こんばんわ。
Takさんのおかげで昨日、行ってこれました!
よかった〜。
あんな間近に見れる機会はそうそうないので舐めるように鑑賞しました。
で、龍泉寺を出た後にはお線香くさくなってました。でも、ぜんぜんOKです!
ありがとうございました。
あおひー | 2007/05/05 2:42 AM
Takさん、こんばんは(?)。
珍しく行ったその日のうちに記事書いたので、
Takさんの記事読む前にTBさせて頂きました。

が、伏見人形の「同是偶人何為向背」の一文は、わかっておらず、
Takさんが初日に行くかも、と出かける前に記事チェックしとけば
よかったと後悔しました。
(Takさん、「伏見人形図」がイチオシなんですね。自分はもう、
若冲=鶏な位、 若冲の鶏が好きなので、やはりイチオシは「雄鶏」に。)

それにしても堂内の写真、ズルイですよ〜
(※羨ましいだけです、スミマセン)。
美術館じゃないからもしかして・・・の淡い期待も、
「撮影不可の貼紙」にしぼんだというのに・・・。
(自分が撮影許可取ったのは、売場のお守りという・・・。
 なんという落差なんだか。まだ、修行が足りません・・・。)

最後になりましたが、route347さんからの情報をGET出来た、
m25 | 2007/05/05 2:49 AM
すみません、最後の一文、肝心なところが切れてしまいました。

「最後になりましたが、route347さんからの情報をGET出来た、
 Takさんの人脈に感謝します。有難うございました!」
と書きたかったんです。失礼致しました。
m25 | 2007/05/05 2:51 AM
最終日に行ってきました。
忘れないうちにと珍しくその日のうちにホームページに詳細を書きました。
http://cardiacsurgery.hp.infoseek.co.jp/JA071.htm#070505
とら | 2007/05/05 11:29 PM
@mizdesignさん
こんばんは。
行かれましたね〜
この時季あの周辺は混雑するようですね。

あまりにもオープンに展示してあったので
こちらが気後れしてしまいました。

来年は是非、ご一緒に。
車出しますよ。今年行って「こつ」は掴めました。

@route347さん
こんばんは。

この度は、貴重な情報ありがとうございました。
おかげで楽しく充実したGWとなりました。

小杉放庵記念館も今度行ってみたいと思いました。
これまたroute347さんのアドバイスに則って
計画立ててみたいと思っています。

それにしても足利よい街ですね。
帰りに欲張って佐野のアウトレットも立寄ってきました。

@あおひーさん
こんばんは。

おおーーあおひーさんまで!!
そしてやはり舐めるように鑑賞。
お庭の藤棚も見事でしたね。
足利の有名なお蕎麦やさんに寄ろうとしたら
大混雑していてそちらは諦めざるを得ませんでした。
来年は食べるぞ!

@m25さん
こんばんは。
TBありがとうございます。
後ほどうかがわせていただきますね。

撮影はえらく簡単にokでました。
図々しく聞いてしまいました。
旅先だと余計図太くなります。神経。

鶏の絵は右側にあった親子の絵に描かれた
へなちょこなヒヨコが可愛かったです。
「伏見人形」は若冲最晩年の作品でしょうが
あれだけの洒脱さを持ち続けていられたことに
あらためて感心させられました。

route347さんには本当に感謝しています。
GWがとっても楽しく充実したものになりました。
さて、明日からまた仕事。。。

@とらさん
こんばんは。

とらさん流石!!
足利くらいなら序の口ですね。場所的に。
住職さんとてもいい方でしたね。
来年はガラスケースに入れられてしまいますかね。
Tak管理人 | 2007/05/06 6:33 PM
こんばんは。Minnetです。
私も足利に行ってきました。私は若冲の鶏はもちろん、応挙の犬がかわいかったです。また、要所要所に木村武山がありましたね。
若冲や応挙があんなに至近距離から鑑賞できるとは、本当に画期的な展覧会でした。情報ありがとうございました。
Minnet | 2007/05/07 11:58 PM
@Minnetさん
こんばんは。
TBありがとうございます。

Minnetさんまで行かれましたか!
すごいな〜これで何人目でしょう。
ブログの力って侮れないのですね。

単眼鏡を使わずに飽きるほど堪能できました。
来年のスケジュールにも早々に。。。
Tak管理人 | 2007/05/08 10:45 PM
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