青い日記帳 

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ArtBook「フェルメール」伊英日

先日購入したこちらの本。

フェルメール―精緻な世界観と表現力
フェルメール―精緻な世界観と表現力
ステファノ・ズッフィ,樺山 紘一

店頭で目にした時軽いデジャビュを感じました。

それもそのはず、この本、イタリア・モンダドーリ社発行『ART BOOKS』シリーズの翻訳版でイタリア語版と英語版は既に部屋の本棚に仲良く肩並べて鎮座しているのでした。既視感などではありませんでした。

物好きにも金曜の夜に、英、伊、日本語版を三冊並べてみました。

見慣れた愛すべき「真珠の耳飾りの少女」も「三人」クローンのように並ぶとかなり不気味な感じです。ひとりに見つめられるのは悪くないですが、三人いっぺんに振り向かれるとたじろいでしまいます。

初めて手に入れたのはイタリア語版。勿論全くイタ語分りませんが
このシリーズの大きな特徴は図版が数多く採用されている点にあります。

フェルメール自身の作品はご存知の通り30数点と非常に少ないのですが
同時期のオランダ風俗画や後世影響を与えた作品などなど多岐に渡り、
143ページ全てカラーで紹介されているのです。

2000年頃入手したこの一冊のおかげでフェルメール作品に関連する
多くの作家や作品を知ることができた貴重な一冊でした。
(イタリアの何処かの美術館で購入しました)

Vermeer (Dk Art Books)
Vermeer (Dk Art Books)
Johannes Vermeer,Stefano Zuffi

その後、↑英語版も海外の美術館で入手。
イタリア語版に比べると中学生程度の英語力しかない私でも
何とか頑張って書いてある内容理解することでき、サイト作りに
大いに役立ったこと今でも鮮明に覚えています。

願わくば、日本語版が出てくれば…と思っていましたが
今年の三月ついにその願いが叶い昭文社より待望の日本語版が発売になりました。
フェルメール―精緻な世界観と表現力
フェルメール―精緻な世界観と表現力
ステファノ・ズッフィ,樺山 紘一

これで、晴れて?隅々まで詳細に読むことが可能に。
定価2300円とちょっと高めですが、それに見合った内容となっています。
好きな画家さんがもしこのシリーズから出ていたら絶対に「買い」です。

因みに現在以下の10人の画家さんが日本語版として店頭に並んでいます。

【昭文社アートシリーズ全10巻】
 「クリムト〜美と暗の妖艶〜」
 「ゴーギャン〜夢と現実のはざまで〜」
 「セザンヌ〜光の体現者〜」
 「ダ・ヴィンチ〜万能の表現者〜」
 「ファン・ゴッホ〜荒ぶる魂を削る〜」
 「フェルメール〜精緻な世界観と表現力〜」
 「モディリアーニ〜孤高の異邦人〜」
 「モネ〜光と空気の表現者〜」
 「ルノワール〜陽とバラの肌〜」
 「レンブラント〜光と影を操る者〜」

ファン・ゴッホ―荒ぶる魂を削る
ファン・ゴッホ―荒ぶる魂を削る
アンナ・トルテローロ

中身はこんな感じです。カラー図版満載!

余談ですが、日本語版だけブックカバーが付いています。
「帯」も付いてました。
レジでさらに「カバーかけますか?」といつものように聞かれたので
「いいえ、結構です」とお断りしました。カバーって邪魔ですからね。
文庫、新書、単行本どれもカバーを外して読むのでいつも行方不明になります。

「フェルメール」の作品で使用されている「ディアナとニンフたち」など修復前の古い図版がそのまま使われているのは、どうかな〜と思いますがそれも玉に瑕。とにかくお好きな画家さんいたら迷わずgetです。

それでは、「今日の一枚」ならぬ「今日の一冊

女のエピソード
「女のエピソード」
渋澤 龍彦

この本の表紙が…
あの、グイド・レーニ作「ベアトリーチェ・チェンチの肖像

「真珠の耳飾りの少女」に似ています。
フェルメールはこの絵の版画を目にしたことがあったとかなかったとか。。。
詳しくは「美の巨人」のサイトでどうぞ。


この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1009
『アートシリーズ』全10巻〜画家と作品が一冊でよくわかる画論集〜
 美術書では世界的に定評のあるイタリア・モンダドーリ社発行『ART BOOKS』シリーズの翻訳版で、日本で人気の高い10人の画家をセレクトして出版いたします。
 このシリーズは画家別の単なる作品集にとどまらず、画家の人生をベースに、絵が描かれた当時の文化・社会・政治的背景まで詳細に解説した、今までにない本格画論集です。
 「人生と画業」「時代と影響」「主な作品」の3要素でページが構成され、画家の生誕から晩年まで、画家の人生と取り組み(画業)、その当時の時代背景や文化の傾向、その中で生まれた作品群を、順を追って解説・紹介しています。歴史的背景がわかる写真やその時代の他の芸術家の作品も多数掲載しており、理解しやすい内容になっています。
 またこのシリーズは、作品を多数収録し、詳細な解説をしているのも特長です。コンパクトなサイズなので美術館や旅行にもっていくこともできます。

【昭文社アートシリーズ全10巻】
 ●「クリムト〜美と暗の妖艶〜」
 ●「ゴーギャン〜夢と現実のはざまで〜」
 ●「セザンヌ〜光の体現者〜」
 ●「ダ・ヴィンチ〜万能の表現者〜」
 ●「ファン・ゴッホ〜荒ぶる魂を削る〜」
 ●「フェルメール〜精緻な世界観と表現力〜」
 ●「モディリアーニ〜孤高の異邦人〜」
 ●「モネ〜光と空気の表現者〜」
 ●「ルノワール〜陽とバラの肌〜」
 ●「レンブラント〜光と影を操る者〜」

<商品概要>
 発売日:2007年3月16日
 定価:2,415円(本体2,300円+税)
 体裁:A5版
 頁数:全144ページ オールカラー
(株)昭文社 
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昭文社が出しているART BOOKシリーズのフェルメールを買いました。フェルメールの作品はもちろんのこと、当時の歴史や文化などを、他の画家の作品も用いて紹介してくれています。しかも全てカラーなのでとても見やすく、しかも解説も簡潔なので分かりやすい。簡単にすっ
ARTBOOKフェルメール | なまけたろうのページ | 2007/05/23 12:05 AM