青い日記帳 

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「三井寺 勧学院」で生茶。

キリン 生茶 醍醐味のCMご覧になりました?
松嶋奈々子さんが絢爛豪華な襖絵の前でお茶を一服。



撮影に使われたのは、滋賀県三井寺の国宝、観学院客殿。
そこにある金泥(きんでい)の襖絵の前で「生茶 醍醐味」を。

撮影に使われたのはここ。

勧学院客殿一之間襖絵 四季花卉図
(紙本金地著色 各縦179.0cm 横116.5cm)

以下、三井寺のサイトより。
勧学院客殿は、寛政十一年(1799)障壁画修理銘によって、慶長五年(1600)に豊臣秀頼が毛利輝元を奉行に再建したものです。
南側、庭に面した表一之間、二之間の障壁画は、全て狩野故右京光信(1561〜1608)によって描かれました。

特徴
一之間は、金地に著色で四季の花卉が部屋四周連続の描写になっています。
図は北側襖絵四面の左端の梅の絵から始まります。
画面は金雲の空間を多用して、桧・桜・杉と東側の四面へ続き、間に花卉を描いています。
南側戸障子貼付四面には桧と花卉、そして、西側の大床壁貼付の大画面に滝と雪山を描き、この四季花卉図は完結します。
普段は非公開だそうですので、たった15秒ですがじっくり「味わって」おきたいものです。因みに先輩は松嶋さんに目を奪われこの屏風に気付かなかったとか。

古典では「山」といえば「比叡山延暦寺
そして、「寺」といえば「長等山園城寺」(三井寺)

しばしば争いをしていたのもこれまた事実。
阿仏尼「十六夜日記」にもこんな記載があります。

夏ほどは、あやしきまでおとづれ絶えて、おぼつかなきもひとかたならず。都のかたは志賀の浦波立ち越えて、三井寺の騒ぎなど聞こゆるにも、いとどおぼつかなし。からうして、八月二日ぞ、たしかなる使待ち得て、日頃取りおきける人々の文ども、取り集めて見つる。

【口語訳】
夏のころは、不思議に思うほど(都からの)音信が絶えて、気がかりに思うことも一通りでない。都のほうでは、志賀あたりで、湖の波が荒く立つように騒ぎが起こって、比叡山三井寺の紛争などと噂を耳にするにつけても、一層気がかりで不安である。やっとのことで、八月二日に、確かな内容を伝える使いが到着して、何日もの間都でたまっていた人々の手紙を、一度にまとめて見た。
阿仏尼「十六夜日記」〈為相・為守らとの交信――弘安三年秋〉

度重なる苦難の歴史を乗り越えて現在に至る「不死鳥の寺」三井寺。
そこで一服いただく「生茶」はさぞ格別かと。


「結構なお手前でした」

三井寺祈想
三井寺祈想
三木 麻里

それでは、「今日の一枚


近所のお店で生茶を買ったらこのお盆くれました。
生茶パンダ今でも健在だったのね。。。

ブログもありました。。。


この記事のurl
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1022
美しい襖絵の前で、醍醐味の「深い味わい」を堪能する松嶋さん。歴史の奥ゆかしさと静けさの中で味わうお茶の味は、一層深まります。
CMの撮影場所になった滋賀県「三井寺 勧学院」。桃山時代に再建された「勧学院客殿」は、国宝として知られています。庭に面した一之間、二之間には、華麗な襖絵が立ち並び、奥深い歴史を感じさせます。長い時間を経て引き出された味わいは、まさに「生茶 醍醐味」の世界観を表現しているといえるでしょう。

勧学院は学問所として、正和元年(1312)に創立されたと記録されています。その後、火災や秀吉の破却にあいますが、慶長五年(1600)に再建され現在に至ります。
内部は南北を大きく三列に分け、南列の一之間と広い二之間には、狩野光信(1561〜1608)による華麗な障壁画が部屋を飾っています。基本的に全ての部屋は襖で仕切られ、襖をはらえば広い空間となります。これは学問所として多人数での使用を考えた上での機能と考えられます。

勧学院客殿は、寛政十一年(1799)障壁画修理銘によって、慶長五年に豊臣秀頼が毛利輝元を奉行に再建したものです。
南側、庭に面した一之間、二之間の障壁画は、全て狩野光信によって描かれました。
一之間は、金地に著色で美しい四季の花卉が描かれ、南側戸障子貼付四面には桧と花卉、そして、西側の大床壁貼付の大画面に滝と雪山が描かれ、色鮮やかな空間が広がります。
その他 | permalink | comments(7) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

こんばんは。

見事な屏風だと感心していたのですが、
三井寺のものだったのですね。
普段非公開を15秒とは貴重です。
スロー再生でもしてみようかと…。

生茶はお茶としてどうかと思うのですが、
これは久々に買う気になってきました!
はろるど | 2007/05/27 1:10 AM
@はろるどさん
こんばんは。

最初これ山手線の広告で観て
目が釘付けに(屏風にですよ)
帰って調べたら三井寺のものと判明。
しかも非公開。

松嶋さん羨ましい〜
キリンさん私たちにも是非。
Tak管理人 | 2007/05/27 1:24 AM
こんにちは。
CMのバックミュージックが私の贔屓のチック・コリア(「スペイン」オーケストラバージョン)なのですが、「なぜ生茶とスペイン???」と疑問ばかりが先立っています(笑)。
関係ない話で失礼しました〜。
tsukinoha | 2007/05/27 5:55 AM
このCMまだ見たことないんですが、三井寺勧学院ですか!夜桜の季節に 公開していたんで行ったんですよ。素晴らしかったです。

この華やかな障壁画も圧巻だったけれどとなりの部屋の墨絵も(作者忘れちゃった・・・) よかったですよ。

こんな近所にひっそりといいものがあるんだなんて感激していたんです。(たまたま夜桜のついでにフラッと入ったんで。。^^;)

CM注意して見ますね。
十六夜 | 2007/05/27 7:21 AM
私も三井寺勧学院は昼間に見た記憶があります。庭園オタクなので(笑)ココは流石に襖絵は素晴らしいですが、庭自体はたいしたことがないです。後年かなり手を加えられていてオリジナルがわからない。3名以上で往復葉書で申し込めば簡単に見れますよ。

拝観禁止の寺院は、京都を含め数多いですが、寺と直接交渉(時には電話)すれば意外に簡単に入れたりもします。駄目な場所もあるにはありますが。すいていて見やすいです。


近くに光浄院やら法明院、普賢堂にも庭園があり、光浄院がとりわけ素晴らしいです。後、園城寺閼伽井屋庭園というのがあり、殆どの人は見過ごすのですが、飛鳥時代の大庭園の遺構があり庭園史的にはかなり重要なものです。三尊石が実在しています。湧き水を天智天皇の産湯として使った「御井」が寺の語源のようですよ。

↓参照
http://www5e.biglobe.ne.jp/~truffe/sakamoto.htm
シルフ | 2007/05/27 9:19 AM
こんにちは。
このCM音楽も舞台もかなり凝っているのですね。
BGMのスペインは是非発売してほしいとの話が
音楽ファンの間で盛り上がっています。
こういうCMは京都へ誘うJRの常套手段と思っていましたが
キリンも生茶にかけているのでしょうか。
このCMでスペインが流れた瞬間、
多くの音楽ファンが釘付けになっていたようです。
bonejive | 2007/05/27 11:52 AM
@tsukinohaさん
こんばんは。

BGM不思議と合っていますよね。
サイト見て「スペイン」と書いてあり
それで気がつきました(遅いって!)

@十六夜さん
こんばんは。

CMキリンのサイトで見られますよ。
たった15秒ですがかなり贅沢。
羨ましいです。

やはり京都にお住まいだと
こうした神社仏閣へ簡単に
足を延ばせて良いですね。

京都や奈良の博物館でも
同じように都の力見せつけられました。

@シルフさん
こんばんは。

そうなのですは!
申し込めば拝見させていただけるのですね。
非公開とあるとてっきり見られないものと
頭から決め付けてしまいます。

教えていただきありがとうございました。
いつになるか分りませんがきっとこの目で
見たいと思っています。

それにしてもシルフさん庭園ネタになると
かなりお強いですね。
今度なにか疑問に思ったこと、分らないこと
あったらシルフさんに伺うことにします!

@bonejiveさん
こんばんは。

醍醐味なので醍醐寺かな〜なんて
適当なこと最初思っていました。
全然違いましたね。
BGM発売されるといいですね。
もっと長く聴きたいです確かに。

そうか〜音楽ファンをも魅了する
CMだったのですね。やるな〜キリン
Tak管理人 | 2007/05/29 12:11 AM
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