青い日記帳 

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何れ菖蒲か杜若。

いつまで経っても見分けのつかない花。
ハナショウブ、アヤメ、カキツバタ。
最近はこれにジャーマンアイリスまで参入。

少し足を延ばして水郷佐原市水生植物園ではあやめ祭りが開催中。


堀切菖蒲園、小岩菖蒲園、水元公園など近所の菖蒲園ではそろそろ見ごろ。


江戸時代の浮世絵にも「名所」として堀切の菖蒲は描かれています。

歌川広重「名所江戸百景 堀切の花菖蒲

二代目歌川広重もこんな作品残しています。

喜斎立祥「東京名所三十六花撰十九 東都木下川杜若

花菖蒲が描かれるようになったのは江戸時代のいつ頃からなのでしょうか。
それまでは専ら杜若が多く描かれていたように思えます。

超有名な尾形光琳の「燕子花図屏風

根津美術館リニューアルオープンしたらまた本物拝んでみたい。。。

でも根津美術館が再オープンする平成21年まではちとまだ期間があるので、それまでにどうです出光さんお宅の「燕子花図屏風」見せていただけませんでしょうか。

酒井抱一「燕子花図屏風
リズミカルな配置の中に時折顔を覗かせている白いカキツバタが印象的です。

『伊勢物語』には折句で「カキツバタ」を詠んだ歌で有名な歌もあります。
そしてまだ観たことありませんが、お能「杜若」とセットでこれまた有名。

この時季にきっと合わせて展示しているのでしょう。
東京国立博物館本館で、特集陳列「能『杜若』の面・装束」が
6月17日(日)まで開催されているそうです。これも観に行かなきゃ!
縫箔 紅白緑紫段籠目杜若模様
 能 「杜若(かきつばた)」は、古典文学として名高い『伊勢物語』の中で在原業平(ありわらのなりひら)が詠んだ和歌「唐衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる 旅をしぞおもふ」を題材に、室町時代に成立しました。

やるな〜東博。レオナルド展も同じく17日まで。
「受胎告知」を眼に今一度焼き付けつつ「能『杜若』の面・装束」も。

いつもに増して画像だけ並べて散漫な内容の無い記事になっていますがご勘弁あれ。ところで、この作品の酒井抱一のものですよね?

National Gallery of Australiaで2001年に開催された「Monet & Japan」の作品リストの中にあったのですが、「Hirata Atsutane1776–1843」と記されています。平田篤胤??これどういうことなのでしょう?

そういえば、モネも何枚か「アイリス」描いていますよね。それにゴッホも。
明日はそれらをご紹介(予定)

最近、園芸界でもジャーマンアイリス、ブームになっていますしね。

世界のアイリス―花菖蒲・ジャーマンアイリス・原種
世界のアイリス―花菖蒲・ジャーマンアイリス・原種

それでは、強引に「今日の一枚」で〆ます。

困った時の伊藤若冲。
若冲先生が、カキツバタ描くとこうなります。

燕子花小禽図
どうしてこうなるかな〜同じ時代の人なのに。。。
真っ直ぐ伸びたカキツバタ描いても面白くなかったのでしょうね自分的に。
それにしてもこのクネクネ度はかなり来てます。
って言うかループまでしているし。面白過ぎ。

若冲になったアメリカ人 ジョー・D・プライス物語
若冲になったアメリカ人 ジョー・D・プライス物語
ジョー・プライス,山下 裕二

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http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1035
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この記事に対するコメント

つい先日、堀切菖蒲園に行ってきましたー!
水をたたえた菖蒲田に咲き揃った紫の花が、たいへん涼しげでした。
しかし広重が描いた1850年代のように、見渡す限り花菖蒲の紫!
ってわけにはいかないのです。どこをどーー見渡しても、
マンションが視界に入るのだ(泣)住宅地のド真ん中なんです…
この日私は、花弁の元に黄色い目(模様)が入るのが花菖蒲、
白い目が入るのがカキツバタ、網状(綾)の目が入るのがアヤメ、
という見分け方を覚えましたよ。←だから「綾目」なんですね。
巨匠たちの絵はここらへんを、ちゃんと意識しているかしら。
秋津(Arthur-co.) | 2007/06/07 12:12 PM
まず、生えているところであっさり区別出来ます。
ハナショウブ(花菖蒲)は水の中からにょっきり生えています。カキツバタも同じく湿性地が好きですが、水没しません。アヤメは水はけの良い草地に生えます。なので、公園の園路脇などに突然咲いていたらそれはアヤメです。
ショウブとカキツバタの見分けは、秋津さんも↑で書かれているように、花弁に入る「目」の色で見分けられます。また、葉の主脈(葉脈の太いやつ)でも見分けられます。
ハナショウブは、目が白くて、主脈が葉の表と裏にハッキリ突出しています。カキツバタは目が黄色くて、主脈の突出がありません。
菊花 | 2007/06/07 2:14 PM
@秋津さん
こんばんは。

堀切菖蒲園行かれましたか!
私、実はまだ一度も行ったことがないのです。
すぐ行けると思っているといつまでたっても
いけないものですよね。

>マンションが視界に入るのだ(泣)
>住宅地のド真ん中なんです…

広重が描いた当時と勿論違うとはいえ
それはあんまりですね。。。
そのうち地名だけしか残らないかも。

見分け方メモしました!
有り難うございます!!

@菊花さん
こんばんは。

流石、菊花さんお詳しい!
なるほど咲いている場所で区別できるのですね。
近所の庭に咲いているのはそうするとアヤメかな。
なるほどなるほど。

見分け方結構あれこれあるのですね。
頭に入れておいてあとは実物見るだけですね。
サイトとかで見たのですがどうもイマイチ。。。
実感が伴わないと頭に入らないオールドタイプのようです。

教えていただき有り難うございました!!
Tak管理人 | 2007/06/07 10:10 PM
こんばんは。
ちょうど2年前の記事になりますが、アヤメ・ショウブ・カキツバタについて4〜5回に渡ってうだうだと書きました。トラックバックさせていただこうとしたのですが、うまくいかないようです?
もしもお時間があるようでしたらご高覧いただければ幸いです。
tsukinoha | 2007/06/07 10:24 PM
@tsukinohaさん
こんばんは。

TB上手く受け取れず申し訳ないです。
何度かチャレンジしてみて下さい。
tsukinohaさんのエントリ全て拝読させていただきました。
あの図解凄いですね!!
早速新たな記事にリンクさせていただきました。
ありがとうございます。
Tak管理人 | 2007/06/10 6:05 PM
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