青い日記帳 

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「メルティング・ポイント」展

東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の
「メルティング・ポイント」展に行って来ました。

ジム・ランビー

三人の現代作家によるインスタレーション展。
チラシも三人分三種類作る気合の入れよう。

三人三様それぞれ興味関心があるのですがどうも繋がりがイマイチ。
いっその事無二無三に一人だけに絞ってしまった方が良かったかも。

三位一体。贅沢三昧とは三人揃えても中々巧くいかぬこと学びました。
張三李四でなく。三人とも大変個性的な作家だけに難しいのかな〜

三者鼎立

三尽くしはそろそろやめて、さらりと展覧会の内容でも。

ジム・ランビーの作品は、ほぼチラシ通り。
「ザ・バーズ」というセラミック製の鸚鵡に作家自身がこの場でスプレーで彩色を施し設置したそうです。良く観ると使ったスプレー缶の上に乗っています。

会場内床一面を金、銀、白、黒のビニールテープを貼り詰めた作品「ゾポップ」
その他にも作品が散りばめられているのですが、如何せん目がチカチカして
長くは会場に居られないのが難点。その場を逃げ去るように次の展示室へ。。。

渋谷清道

伊東豊雄 建築|新しいリアル展」や「藤森建築と路上観察展」のプラスの印象があまりにも強いせいか、靴を脱いでここで鑑賞すると何やらとっても好い体験できると勝手に思い込んでいました。

ところが渋谷の作り出す空間はとても繊細。
「線」が織り成す「形」をまるでアリスになって
異空間を追いかけているような雰囲気にさせます。

「人魚姫」のストーリーを題材とし、天空へと繋がっていくような物語性のあるインスタレーションを発表します。とサイトに説明されているのを帰宅してから読みました。なるほど、あれ「人魚姫」だったのね。。。うーーん、知っていていればよかった。

ただ、嫌いじゃないです。こういう作品。「人魚姫」とはさすがに思えなかったですが何らかの物語性は強く感じ取ることできました。喩えが貧弱で申し訳ないですが、明るく、白く、怖くないお化け屋敷のよう。(←なんだそれ!)

好きな理由はそれだけではなく、渋谷さん大変細かな部分にも作品を残していらっしゃいます。素通りしてしまうような目立たないような場所にも。例えば腰を屈めて出入りする「空間」のお茶室の躙口(にじりぐち)の如き出入り口にも注目です。

続いて最後、ネトの部屋に。
丸亀の記憶もまだ鮮明に残っているので楽しみにして行ったのですが…

エルネスト・ネト

羊頭狗肉。広告に偽りあり。
チラシやwebの作品と違う違う。

チラシ裏面

1:ジム・ランビー 2:渋谷清道はいいとして
3:エルネスト・ネト、これはないだろ〜

まぁ今回はここだけのために新作を作ってくれたと思って気を鎮め。
目の前に広がる「それは地平で起こるできごと、庭」を鑑賞。
そして体験。

で、一体どんな作品なのか。
う〜ん。言葉で言い表せない微妙な作品。
イメージとしては、これこれの感覚かな。

それと一人で行くとそこはかとない寂しさ感じるかもしれません。ご注意。

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催中の「エルネスト・ネト」展をたまたま観てしまったことが逆に災いするとは夢にも思いませんでした。。。

「エルネスト・ネト展」の写真はこちらにアップしてあります。
http://mixi.jp/view_album.pl?id=4707263

Jim Lambie: Voidoid
Jim Lambie: Voidoid
Jim Lambie

NTTインターコミュニケーション・センター(NTT ICC)で開催していたこちらの企画展は楽しかったです。いつもながら。(9月2日で終了)

「サウンド x イメージ - 音を見て、映像を聞こう」

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1129
日常生活に溢れるイメージを用いながら、まるで異次元のようなオプティカルな空間を作り上げるジム・ランビー。研ぎすまされた感性に貫かれた静謐な空間に、ファンタジーを紡ぎ出す渋谷清道。ゆるやかなフォルムや有機的な素材を用いた作品が、観る者の感覚を解き放つ、エルネスト・ネト。
この3人の作家によるダイナミックなインスタレーションが、東京オペラシティアートギャラリーの展示空間を、作品へと変容させます。観客は展示空間に足を踏み入れた途端、そのまま作品の中へと入り込むことになり、自然に作品との対話が始まっていきます。

「Melting Point」とは、〈融点〉を意味する言葉で、固体が融解し、液化する温度であるとともに、固体と液体が共存する瞬間でもあります。異なるものが同時に存在する場所であり、作品が空間や人に作用し、変化していく様子を象徴的に表しています。

ジム・ランビーのインスタレーションは、“場”を構成している様々な要素や、その意味をなぞりながら、そこに環境や日常生活といった外的世界と、概念的、心理的な内的世界の両方を内包しています。渋谷清道は、日本美術の伝統的な技法や素材を用いながら、そのテーマや表現方法には自由で清新な感覚を見ることができ、観るものを時空を超えた領域へと誘います。エルネスト・ネトが作り上げる造形は、柔らかい皮膜のようにあらゆるものを包み込み、それを知覚することで、次第に身体と精神が解放されていくような安らぎを覚えます。

本展のために制作されるインスタレーションは、観るものの感覚に強く働きかけ、身体的な体験を伴って、その記憶に深く刻み込まれていくことでしょう。
展覧会 | permalink | comments(5) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

takさん、こんばんわ。
丸亀のネトがそんなによかったとは…。
しかも、写真もどれも透明感にあふれ、美しい。ネト独特の感覚で、こちらまで透き通りそうですね〜。
チラシで我慢してましたが、丸亀に直行したい気分になりますね(涙)

さて、私は、独りきりのオペラシティのネトの空間を満喫したつもりでした…。白のネトもいいですよ。たまには触れないというのも。(強がりかもしれません…)

でも、ネトの作品は細部の繊細さ、あと混雑しないうちに見に行くというのがモットーだと感じてます。
丸亀にいけない人は、オペラシティーに急ごう!と思うのですが、やはり満足度が違うのでしょうか…。
Takさんが羨ましい限りです!!
とーくる(K) | 2007/09/07 12:18 AM
takさん、こんにちは。

私もオペラシティの「メルティング・ポスト」展は観に行きましたが、ネトのいい作品はごっそり丸亀に行ってるという噂を聞いていました。見比べられてみて、やっぱり噂は本当だったんですね。
オペラシティの作品は建築家の伊東豊雄さんが手掛けた仙台メディアテークの模型に似ている感じがして、個人的には楽しめたのですが、やっぱり丸亀に行きたいですね。あそこは美術館そのものも素敵ですし。

とはいえ、丸亀のネト展には行けそうにないので、takさんの写真でしっかり楽しませていただきました。
一日一人 | 2007/09/07 9:39 AM
@とーくるさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

丸亀のネトの前にせめて初台へ
行って体験していれば絶対に
違った感想になったはずです。
順序が逆でした。

東京都現代美術館でも次の展覧会で
ネトの作品が出るようです。
「受けがいい」作家さんだと思います。
これは大切なことかと。

ネトを渋谷さんの作品と同じものだと
思ってしまっていた人もいらしたようです。
並べ方って難しいですね。

@一日一人さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

噂は本当でした。
初台の作品は新たな試みの側面もあってか
ネトらしさに欠けていた点もちらほら。

仰る通り伊東豊雄さんの模型に似ていましたね。
チーズに穴の開いたようなヤツですよね。
それも強く感じたので一応リンクも貼っておきました。

写真mixiに早くアップしないと…
台風なんかに負けていられません。
Tak管理人 | 2007/09/07 10:46 PM
こんにちは。
「メルティング・ポイント」は先日行ってきました。
私にはとっても面白かったです。
眼がチカチカする感覚も、
白い空間を下足を脱いでゆっくり歩く感覚も、
一人でポツーンとモグラ叩きのモグラになる感覚も。
一部屋一部屋にぎゅっと凝縮された作家の世界を、
自分の中の最大の感度でつかみ取る、
不思議な緊張感とほぐれ具合が混じった鑑賞・体験でした。
丸亀でネトを見ていない幸せ(笑)

菊花 | 2007/09/08 12:13 AM
@菊花さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

逆ならよかったです。
丸亀と。
チカチカにはちょいと閉口しましたが
次の渋谷さんの作品はとても上品で
メルティーな感じで体全体で楽しむことできました。
あれは良いです。
つかみどころ心得ていらっしゃいます。

ネトはね〜
どこかで横になれたりすればなー
次は東京都現代美術館にネト登場です!
Tak管理人 | 2007/09/08 11:29 PM
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