青い日記帳 

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アクオス名画シリーズ第7弾「ひまわり」

モネ、ゴッホ、葛飾北斎、スーラ、ダ・ヴィンチ、セザンヌと続いてきたシャープ「アクオス」のCM.毎回毎回楽しませてくれ、そして次は何が登場するか期待を持たせてくれるシリーズです。

その「AQUOS」名画シリーズの7番目のCMが昨日からオンエアーされています。
今日の朝刊の一面広告でもご覧になられた方多いのではないでしょうか。



何と、またしてもゴッホです。一昨年の五月にこのシリーズの第2弾としてゴッホ「夜のカフェテラス」が登場しました。同じ画家さんが二度登場するとは想定外。見慣れたゴッホの「ひまわり」がとても新鮮に眩しく感じられたのはそんな理由から。

そして偶然にも昨日、このブログでゴッホの他の宣伝を取り上げたばかり!
(ゴッホ作品が使われている三協立山アルミ株式会社の玄関ドアの宣伝)

「Takさんブログの記事毎日どうやって書いているのか?」と、先日もある方からご質問を受けました。自分は書き溜めておくことが出来ないので毎日21時〜23時ごろ何を書くかを決め、たらたら書いて何とか0時前にアップしているまさに自転車操業。予定も計画も何にもないのが実情です。だからこうしてたまにタイミング良く?悪く?同じようなネタが続いてしまうこともしばしば。

ただ、今回に限っては「行き当たりばったり」がとても良いほうに転んだかと思われます。ゴッホのコマーシャル繋がりということもさることながら、取り上げられている作品がそれぞれ何と1888年に描かれているのです。

こちらが昨日とりあげた「アルルの黄色い家」

「Vincents Huis in Arles (Het gele huis)」1888年
アムステルダム、ゴッホ美術館所蔵

そしてこちらがアクオスのCMで使われている「ひまわり」

「Sunflowers」1888年
ロンドン、ナショナル・ギャラリー所蔵

シャープのサイトに「世界の名画ギャラリー」があります。そこには上記の作品はゴッホがアルルでこれから共同生活をするゴーギャンを待っていた1888年8月から10月にかけて描かれた作品のうちの2枚であると解説がなされています。

ゴッホはこの間、4枚の「ひまわり」を仕上げましたが、その内出来栄えの良い2枚にサインをしたそうです。そしてその2枚をゴーギャンの寝室の壁に掛けることにしたのです。この2枚のうちの一枚が今回CMに使われているロンドン、ナショナル・ギャラリー所蔵の「ひまわり」。全部で10枚以上描かれた「ひまわり」の中で最も有名な作品です。

ぬり絵ミュージアム ひまわり NM-002
ぬり絵ミュージアム ひまわり NM-002

因みにゴーギャンの寝室に掛けたもう一枚はというと…

ミュンヘン、ノイエ・ピナコラータ所蔵の「ひまわり」です。
当然ながらこの作品も1888年に描かれた一枚。

さて、さて前置きが随分と長くなってしまいました。肝心のアクオスのCMは。。。
吉永小百合さんが実際にアルルのひまわり畑を訪れ撮影したそうです。




一面のひまわり、向日葵、ヒマワリ……

摘んできたひまわりを壁に掛けたアクオスの画面に。



シャープ広告ライブラリー「AQUOS(「ゴッホ ひまわり 1」篇)」

もしこのCMを見たら、ゴッホとゴーギャン仲たがいせずにすんだかもしれません。
ゴッホの想いもきっとゴーギャンに伝わったのではないでしょうか。
ゴッホにとって黄色は狂気の色ではなく幸せの色だったのですから。

最後に弟テオに宛てた手紙の一文です。
この黄金を溶かしてしまうくらいに熱くなること…それは誰にもできることじゃない。その人の存在全体のエネルギーと精神の集中が必要なんだ…


  • 弐代目・青い日記帳 | 今度のアクオスのCMはセザンヌだ!!


  • ゴッホ―太陽を愛した「ひまわり」の画家 (小学館版学習まんが人物館)
    ゴッホ―太陽を愛した「ひまわり」の画家 (小学館版学習まんが人物館)
    鈴木 みつはる,黒沢 哲哉


    この記事のURL
    http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1132
    ゴッホの「黄色」が、燃え尽きるまでの旅。
     幼稚園や小学校低学年のこどもたちが、クレヨンで「太陽」を「赤く」描いた絵をよく見かけます。しかし、これは世界的な常識からみれば異例のことのようです。日本のこどもたちは、おそらく「日の丸」からの連想で「赤」を選ぶのでしょう。世界各国で「太陽」を表わす色は「黄色」が最も一般的です。
     「黄色」は、色相の中でもいちばん「明るく」感じるために「光」の色として捉えられてきました。そのため「太陽」や「灯」などを表わす色でもあります。ゴッホが好んだのは、まさしくこの「光」の色としての「黄色」だったでしょうか。太陽の花「ひまわり」はもちろんのこと、「月」や「ガス灯」「麦畑」などのモチーフに多用しています。けれど、ゴッホの「黄色」への執着はそれに留まりませんでした。
     独学で絵を描きつづけていたゴッホは、友人ゴーギャンらとの共同生活を望み、南フランスのアルルに準備した家の壁を「黄色」に塗って「黄色い家」と呼びました。「ひまわり」の傑作群のうちの多くは、この家に飾り友人を迎えるためのものだったのです。しかし、ゴッホの見た夢はあまりに短く、悲劇的な「耳切り事件」の直後にあえなく消え去りました。
    ゴッホがみずから命を絶つのは、それから2年後のこと。(生涯にわたり理解者、援護者であった弟のテオも、翌年亡くなっています。)ゴッホが「ひまわり」の絵に塗りこめた「黄色」は、あるいは、いちばん幸福であった時間の「希望」の色であったかもしれません。
     今回のアクオスのCMは、名作の故郷アルルの「ひまわり」畑を訪ねました。ゴッホの愛した「光」あふれる世界を、フルスペックハイビジョンの映像でお楽しみください。また、今回は、シャープの液晶技術が実現した「大画面でもわずか約8.1cmの薄さ※」をお伝えし、文字通りの「壁掛け」テレビをおすすめしています。「黄色い家」は残念ながら戦火により焼失していますが、ゴッホがこの家に託した「夢」や「希望」を偲びつつ、壁掛けにしたアクオスに、「ひまわり」のハイビジョン映像を映し出しています。
    その他 | permalink | comments(6) | trackbacks(1)

    この記事に対するコメント

    初めまして。SOYOです。カキコは初めてです。今後とも宜しく お願い致します。
    毎日 会社でのランチタイムに お弁当を食べながら ブログを読んでいます。
    本日は お弁当を食べながら 不覚にも涙が出ました。
    黄色・・・ ゴッホの心の奥を覗くと 希望と裏腹の出来事が 彼を待っているとは 人生って分からないものです。
    SOYO | 2007/09/10 12:42 PM
    @SOYOさん
    こんばんは。初めまして。
    コメントありがとうございます。

    ゴーギャンとゴッホの生活が
    もし順調にいっていたら
    「名画」が減る事になるという
    とても矛盾したものはらんでいますよね。

    破綻があったからこそ
    現代でも胸を打つ作品が。。。
    複雑なものです。
    Tak管理人 | 2007/09/10 11:38 PM
    ひまわり、横長にするだけで随分雰囲気変わりますね。

    黄色に紫を持ってきてもハデハデしくならないのが見事だと思いました。
    m25 | 2007/09/11 1:31 AM
    @m25さん
    こんばんは。

    黄色一色でどうなることかと思いましたが
    意外と落ち着いて見えるものですね!

    そうそう、投票しました。
    Tak管理人 | 2007/09/11 11:35 PM
    こんばんは。またゴッホでしたね〜
    何故この時期にひまわり・・・(^_^;)
    しかも「1」ってあるな〜なんて思っていたら、
    「2」が始まりましたね!( ̄▽ ̄;) ヌオー
    ピックアップされる画家や作品はもちろん、
    G線上のアリアのアレンジも毎回凝っていて楽しみの一つです♪
    りゅう | 2007/10/28 1:33 AM
    @りゅうさん
    こんばんは。

    テオ篇、昨夜見ました。
    あのヒマワリ畑の映像は
    使いたかったのでしょうね。
    どうしても。
    テオとゴッホのお墓が
    隣同士でありますが
    さすがに映像的にそれは
    不向きですよね。。。
    Tak管理人 | 2007/10/28 10:28 PM
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    え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 またゴッホっすかーーーーーーっ!!! シャープのTVCM「世界の名画」シリーズ第7弾。AQUOS(「ゴッホ ひまわり1」篇) しかも、『1』ってあるじゃん。。。(  ・ _ ・  ) ジー 〜CMの解説〜“アクオス”の名画シリーズ第7弾は、ゴ
    ゴッホ《ひまわり》 | 隆(りゅう)のスケジュール? | 2007/10/28 1:22 AM