青い日記帳 

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「月を愛でる展」 UKIYO-e TOKYO

UKIYO-e TOKYO(ウキヨエ・トーキョー)で開催中の
「月を愛でる−描かれた月の風情と物語」展に行って来ました。



どんなに素晴らしいコレクションを有していても、こんな場所で展示しては台無しもいいところ。財団法人 平木浮世絵財団もうすこし考えてよ。

浮世絵美術館と名乗らずに「UKIYO-e TOKYO」なんて名称付けている時点で怪しいとおもわないといけませんでした。2006年10月にオープンした「ららぽーと豊洲」の中にこの美術館らしき施設はあります。

【ららぽーと豊洲】

 三井不動産と石川島播磨重工業が東京都江東区豊洲で進めている「商業・住宅の大規模複合型ウォーターフロント開発」のうち、商業施設の「アーバンドックららぽーと豊洲」(全183店舗)が10月5日、オープンする。
 石川島播磨重工業の造船工場跡地(9.7ヘクタール)に開発され、浅草や芝浦など都内の桟橋から水上バスで行き来できるよう、停留所を誘致している。
 出店する店舗は、「キッズ向け滞在型施設」「カルチャー&エンターテイメント施設」「家具・インテリア店舗」「ファッション店舗」「東京湾を望むリゾートスタイルレストラン」などとなっている。


上の図で赤の点線で囲ってある場所がUKIYO-e TOKYO.

「UKIYO-e TOKYO」外観
手前の楕円形のような形の建物

丸い外観でも金沢21世紀美術館とは大違い。ららぽーと豊洲内にある文化施設というよりも、まるで、ららぽーと豊洲に附着した「フジツボ」のよう。

言っていることまんざら冗談でもなくすぐ目の前は船が発着するドックがあります。さすが「アーバンドックららぽーと」…


これ、先日の台風ではないですが、こんな海に近い場所とレベルに位置していてもしものことがあったらどうするのだろう、、、っと考えていてはたと閃きました。もしもに備えて極力展示作品数を抑えることができるようにこしらえてのがUKIYO-e TOKYOなのではないかと。

物事は良い方に考えるようにしているので、そうだそうだと勝手に納得し館内へ。
入口はこちら。

左右に広がった二つの商業施設の連絡通路沿いにあります。
お洒落で控え目な入り口。当然足を止める人はいません。
ショッピングセンターですからね。

自動ドアの向こうにある暖簾をくぐると受付が。
新宿の損保ジャパン東郷青児美術館にも劣らぬ無愛想ぶり。
もっとも無理もないかと。お客さん他に誰もいません。
日曜日の平均入館者ってどれくらいいらっしゃるのか。

国鉄時代赤字路線の列車の本数が少ない理由を
片方は「お客がいないから少ないんだ」と言い張り
もう片方は「列車が少ないから客が利用しないんだ」と
鶏の卵的な議論を展開させていました。

尤も、ここの美術館(っと呼ぶにはどうかと思うけど)は
財団法人 平木浮世絵財団が運営しているようなので
赤字とかそんな下々の話は関係ないのでしょう。

チケットは「黒字(黒地)」のようですが…


いけない、いけない、また悪い方へ…
建物や職員はダメダメでも、作品は悪くありません。

9月1日から始まったこの展覧会、チラシも何にもありませんが、月岡芳年の「月百姿」が半分くらい観ることできます。この為に入館料500円払うのは高くありません。


月百姿 源氏夕顔巻」1886年


月百姿 石山月」1889年

これだけまとめて観たのは初めてでしたので、一応収穫はゼロということではありません。願わくばこれらの作品を東博の木下氏が手がけた照明の元で観られたら…なんて思ってしまわせるほど展示室内は、オシャレ。

こんな感じ→

もしかして数年で撤退し他のテナントが入るなんてことありませんよね?
うーん。そうだとするならば行っておいた方がいいかもしれません。
「昔、海のすぐそばに浮世絵の美術館もどきがあったんだよ」と自慢に。。。
ならないか。

芳年妖怪百景
芳年妖怪百景

かみさんと美術館へ行くと、セットで「お買い物」へもよく行きますが、ここの場合「お買い物」があくまでもメインで、美術館はおまけ程度に行かれるのが宜しいかと。キッザニアついでとか。

いろはたとへ双六 (普及版) 東海道五十三次トランプ(ゴールド)
「いろはたとへ双六」 「東海道五十三次トランプ」(ゴールド)

東京都現代美術館のついでに車で立寄れるのですが、次は未定です。
らーめん元楽へはもう一度行きたいけど。

それでは「今日の一枚」ならぬ「今日の一冊

記事中でもご紹介した月岡芳年の「月百姿」の画集です。
洋書ですが簡単な解説と作品全てカラーで掲載されているそうです。
この値段なら「買い」ですかね。
One Hundred Aspects of the Moon: Japanese Woodblock Prints by Yoshitoshi
One Hundred Aspects of the Moon: Japanese Woodblock Prints by Yoshitoshi
Tamara Tjardes,Yoshitoshi Taiso

それにしても、どうして海外ではこうして作品集があるのに国内の出版社からは出ていないのでしょう。版権の問題もあるのでしょうが何だか複雑。

今日の記事は最後までぼやきネタでした。
すみません。

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1133
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この記事に対するコメント

Takさん ぼやいていらっしゃいますねー。

「ラーメン元楽」のラーメンのほうが心引かれた
わたくしです。

受付 カンジ悪かったですか。。。
TDL的 めちゃめちゃフレンドリーなのも
場所柄 ひいちゃいますが
あまりに 愛想がないのもなぁ。。
もっと 専門知識を持った
接客業の教育された女の子おけっ!!って思います。


真珠 | 2007/09/11 4:25 AM
私が行った日曜日も貸切。
受付嬢は紙を切りながら何やら工作。
ハガキの事を訪ねても、工作の手は休める事無し(-"-;)
宝くじ100回当てて全て引き取りたい!!
るる | 2007/09/11 6:54 AM
8月に行った時の記事の抜粋です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここの「ららぽーと豊洲」はまるで外国のショッピング・センター。その中になぜか美術館がある。そこでは平木浮世絵財団所蔵の浮世絵を展示されている。この財団は、1972年にリッカー創立者の平木信二によって設立されたもので、「リッカー会館」内に浮世絵専門美術館「リッカー美術館」を開設した。この美術館は、1993年のリッカーの倒産・ビル売却に伴い、財団理事長の水島廣雄そごう社長によって「横浜そごう」内に「平木浮世絵美術館」として移転された。しかし、2001年にはそごう破綻の影響で、新橋へ移転し、さらに2006年10月に「ららぽーと豊洲」の中に「UKIYO-e TOKYO」として移転されたのである。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Takさんの仰るように、あの調子ではこの美術館や折角の浮世絵の行く先は「この道はいつか来た道」ではないでしょうか。受付嬢の態度は象徴的でした。
 
とら | 2007/09/11 8:58 AM
こんばんは。今週末にでも行ってきます。受付はとりあえず目をつむって…。
でもどんな施設であれ、もてなしの心がないのは寂しいですよね。
小石川の浮世絵館はあれほどフレンドリーなのに…。

とりあえず潰れないことを祈ります。
はろるど | 2007/09/11 9:36 PM
今日、近くに用があったので寄りました。

○今回の受付嬢はとても親切でした。
○また今回のビデオはよく見えました。
○摺の良い月百姿が50点出ていました。
▲お客は私が行った時には1人だけ。
▲わたし帰るときも別な人が1人だけ。

潰れないように応援しましょうか。
とら | 2007/09/11 10:15 PM
@真珠さん
こんばんは。

ぼやいてしまいました。
ららぽは悪くなかったのですけどね。。。
肝心の美術館?がこれでは。

らーめん元楽のスープもそうですが
特にチャーシューが美味しかったです。
今回はデフォルトで頼みましたが
次回は絶対チャーシュー麺にします。

その時、浮世絵美術館へ行くかは
気分次第で。

@るるさん
こんばんは。

あらら、、、
やっぱりそうでしたか〜
うーん。お粗末。
展示作品は一級品が多いのに残念です。

@とらさん
こんばんは。

拝読しました。
転々としていますね。
家なき子のようです。
不憫になってきました。
浮世絵たちが。。。

再訪お疲れ様でした。
月百姿は見応えありましたよね。
流石です。
受付は人によりけりでしょうか。

応援ならいくらでも買ってでますよ!

@はろるどさん
こんばんは。

小石川とは天と地。
でも、ららぽでの買い物は楽しいかも。
シャツ2枚買ってきました。
肝心の美術館はこれから先どうなることやら。。。
不安です。
Tak管理人 | 2007/09/11 11:44 PM
こんにちは
昔々泰明小学校のそばにあった頃のリッカー美術館には、行きました。次いでハマそごうの平木にも行きました。
…ららぽーとにあると聞かされたとき、冗談かと思いました。子供の日のときに行きましたが、お客さん本当に少なかったです。でも買い物ついでのカップルがいた。
海のほうを見たら夕日が綺麗でしたから、もしかすると「落日」もここで終わるような気がします…(ホンマか〜)



遊行七恵 | 2007/09/12 2:01 PM
@遊行七恵さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

泰明小学校のそばにあったのですか〜
一等地ですね。今あればなーー
それから転々としららぽですか…
うーーん。
悪い冗談のようですね、確かに。

>「落日」もここで終わるような
面白い!!
そうなってくれれば嬉しいですけどね。
Tak管理人 | 2007/09/12 11:12 PM
Takさんこんばんは。先日行って参りました。
芳年は良かったです。最近ハマっているので楽しむことが出来ました。

美術館はどうなのでしょうね。もちろんコレクションを鑑みるとスペースは狭すぎですが、まあとりあえず公開していただけるだけでも有り難かったと…。
それにしてもガラガラでしたが…。

受付は…。まあ無愛想でしたね。人にもよるでしょうが、個人的には損保ジャパンどころの比ではありませんでした…。
はろるど | 2007/09/18 10:29 PM
@はろるどさん
こんばんは。
TBありがとうございます。

会場などに惑わされず
しっかりと作品をご覧になってこられたようで
さすがだな〜と頭の下がる思いです。
私はイライラしてしまい
肝心の作品鑑賞が疎かになってしまったようです。
反省。

直す気がなければ受付もあのままでしょう。
やる気あるのかな〜(無いに500円)
Tak管理人 | 2007/09/20 11:34 PM
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 近くに所用があったので寄ってみた。ここは毎月異なるテーマの展示をしているようで、今回は、月岡芳年の《月百姿》が50点!、広重の《名所江戸百景》、《六十余州名所図会》、《東都名所》、《江戸名所》などで月が主題となっている作品13点、楊州周延の優品《雪月花
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「月を愛でる」 UKIYO-E TOKYO | はろるど・わーど | 2007/09/18 10:25 PM