青い日記帳 

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「あるがせいじ 新作展」

ヴァイスフェルト(レントゲンヴェルケ)で開催中の
「あるがせいじ 新作展」に行って来ました。



以前、「アートフェア東京」の記事でもご紹介した、あるがせいじ氏の新作展が現在六本木で開催されています。六本木ヒルズから程近い芋洗い坂の途中にあるギャラリーヴァイスフェルトにて。
・住所:東京都港区六本木6-8-14 コンプレックス北館3階
・tel/fax :03-3475-0166
・URL:http://www.roentgenwerke.com

あるがせいじ氏については、レントゲンさんからの招待状から。
あるがせいじは1968年、長野生まれ。東京芸術大学の工芸科(金工)を卒業後、 大学院に進み、修士課程を修了しています。 90年代の後半から、身近な素材である紙を使い、想像を絶する技術によって、凝縮された 宇宙とも言うべき極めて精緻な作品群を発表してきました。

2005年に同じ場所で開催された「新作展」を紹介しているサイトにあるが氏のインタビューや作品が掲載されています。こちら

今回の展覧会は、それから2年ぶりの「新作展」となるそうです。

ギャラリー内に展示されているのは5点。
たったの5点。

他のお仕事もあったとは思いますので、短絡的に“あるが氏の制作速度は「二年間で五点」”と断じてしまうことは危ういですが、実際に作品と対峙するとそれもまんざら性急な判断ではないこと容易に見て取ることが可能です。

百聞は一見に如かず。↑の画像の右側の作品を間近で観るとこんな「つくり」になっています。


紙に描き出したイメージに穴を空け、それらを集積しひとつの作品と仕立て上げているのです。恐ろしいほど、気が遠くなるような緻密な作業を要求されることは想像に難くありません。時折、現代アート作品の中には「これ、誰でも出来るだろ〜」的なものも少なからずあったりしますが、あるがせいじ氏の作品はその間逆。「これ、誰にも出来ない!」的な作品です。

紙の厚みによって築き上げられる宇宙。」とはまさに言い得て妙。
あるが氏だけの宇宙がそこに存在していること疑う余地ありません。

それぞれ趣きを異にする「宇宙」が5点。
小さな展示室の壁に各「宇宙」の間口が突然現出したかの如し。
作品の前に立つとまずその精密で想像を絶する神業に驚嘆しため息をつきつつも、数分で身体の「チャクラ」が開いてくるそんな感覚さえ意識するようになります。

また「一つのところに多く集まっていること。こみあっていること。また、そのさま。」を「稠密(ちゅうみつ)という言葉で表現しますが、あるが氏の作品から受けるイメージはまさにこの言葉がぴったりかと。

Wikipediaで「稠密」調べると数学用語としても用いられると分かりぼんやりとそれもありかな〜と納得。

別の辞書に稠密:「多くの人家・人間などがある地域に密集していること」の意として説明されていましたが、これまた適合。集合住宅、または大都会を空から眺めたようにもあるが氏の作品見えます。

今回の新作展には出ていませんでしたが、ヴァイスフェルトの事務所にあったあるが氏のこの作品などまさに大都市のようです。


果たしてどれだけ紙を切り重ねたのでしょうか。
そしてどれだけの歳月を完成まで要したのでしょうか?
細密立体画の如し

超絶テクニックと長い制作時間を必要とする、あるが氏の作品は当然のことながら全く在庫がないそうです。今回の新作展の作品も全て売約済み。欲しくても作品が無い作家さんも珍しいかと。

次の「新作展」はまた二年後でしょうか。

それでは最後に「今日の一花

雑誌でしかお目にかかったことのない、あるが氏の手による「バラ」

欲しい。。。無理と分かっていても。

「あるがせいじ 新作展」は27日(土)までです。
六本木ヒルズから歩いてすぐの場所にあるギャラリー。一見さんでも全く問題なく観ることできます。ちょっと階段アヤシイけど。。。ギャラリー・スタッフもとても優しい方ばかりです。

おまけ
ヴァイスフェルトの斜向かいにある「うおひろ水産」というお店気になります。

魚料理好きにはたまらないお店の予感。
アンテナがそう反応しています。
乃木坂の「魚真」と同じニオイがします。

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1174
あるがせいじは1968年、長野生まれ。東京芸術大学の工芸科(金工)を卒業後、 大学院に進み、修士課程を修了しています。 90年代の後半から、身近な素材である紙を使い、想像を絶する技術によって、凝縮された 宇宙とも言うべき極めて精緻な作品群を発表してきました。

普段は全く意識されない「紙の厚み」によって作り出されるそのミクロコスモスは、 日本的な緻密さをも内包した、世界にも類例を見ないものです。 「こつこつと」という言葉があまりにも当てはまるその作業の困難さから、展覧会開催にも 時間がかかる事となり、一点たりとも在庫の無い人気作家でありながら、 弊社による展覧会開催は実に2年半ぶりであります。

人の手による極限の技術よって生み出される、宇宙の深淵、是非ご期待下さい。
展覧会 | permalink | comments(4) | trackbacks(2)

この記事に対するコメント

稠密、まさに仰る通りだと思います。
それにしても事務所の作品もまた凄いですね。
一体どのような作業が行われてこうした形が出来たのでしょうか。
考えただけでも途方に暮れます…。

>「うおひろ水産」というお店

次回はこちらでお願いします!
はろるど | 2007/10/21 11:03 PM
ご無沙汰してます。

>ちょっと階段アヤシイけど。。。

(^^)
DADA. | 2007/10/22 6:31 AM
@はろるどさん
こんばんは。

我々の想像の及ばない場所で
この作家さんは制作に勤しんでいるようです。
こういう仕事苦手な自分には
神業以上の別の何かにしか見えません。

うおひろ水産、次はここですね!
是非是非。

@DADA.さん
こんばんは。
コメント&TBありがとうございます。

あの階段をくぐり抜けると…
まっしろな空間にぽつりと。
Tak管理人 | 2007/10/23 8:09 PM
初めまして。

横浜でgallery fuというちっちゃいギャラリーをやっています。
12/7から12/22まで開催の「gift+Greem Box」というグループ展にあるがせいじさんの作品1点をご出品いただいております。
12月でお忙しいと思いますが、もしお時間ございましたらぜひ横浜までお越しください。

gallery fu
代表 鈴木智惠
スズキトモエ(gallery fu) | 2019/12/06 12:00 AM
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「あるがせいじ 新作展」 ヴァイスフェルト | はろるど・わーど | 2007/10/21 11:04 PM
あるがせいじ 新作展 @ヴァイスフェルト 東京都港区六本木6-8-14 コンプレックス北館3F 10/5(金)~10/27(土)日月祝休 11:00~19:00 Seiji Aruga New Works @weissfeld 6-8-14-3F,Roppongi,Minato-ku,Tokyo 10/5(Fri)-10/27(Sat) closed on Sunday,Monday and nati
review:あるがせいじ 新作展《10/5、10/6》 | ex-chamber museum | 2007/10/22 6:25 AM