青い日記帳 

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「フェルメール・センター」閉館

2007年4月20日、フェルメールの故郷デルフトの町に「フェルメール・センター」が開館しました。


Contact
Vermeercentrum
Voldersgracht 21
2611 EV Delft

T + 31 (0)15 - 213 85 88
E info@vermeerdelft.nl
W www.vermeerdelft.nl

日本でも人気の高いオランダの画家ヨハネス・フェルメールは1632年オランダのデルフトに生まれ、生涯デルフトの町で制作活動を続けました。フェルメール・センターでは、フェルメールがどのように作品に取り組んだか、いかにして光の達人となったか、そしてどのように光を構成していったかなどについて知ることができます。フェルメールは一生で30数点しか作品を残していない寡作の画家ですが、その全作品のレプリカが展示され、再現されたフェルメールのアトリエでは、その構図の取り方、光の使い方、色の生み出し方について学ぶこともできます。さらに、作品の裏側に隠れたストーリーやフェルメールの人生、パトロンについても紹介されており、フェルメールファンならずとも楽しめるところです。

ところが、それから僅か半年。
今月の4日で「フェルメール・センター」閉館してしまったそうです。

オランダ政府観光局のブログでは、2007年4月23日 (月)の記事でフェルメール・センター開館!のお知らせを華々しく報じています。
「真珠の耳飾の少女」をはじめフェルメールの名作を所蔵するハーグのマウリッツハウス美術館やアムステルダム国立博物館のと組み合わせての観光してみませんか?



フェルメールが生涯過ごした街でありながら、アムステルダムやハーグのようにフェルメールの作品が残っていないせいか、かなりのフェルメール好きでないと中々訪れるこのない街がこのデルフト。

そこにキラ星の如く現れた「フェルメール・センター」はデルフト観光の目玉スポットとしてフェルメール巡業者の案内所として賑わいをみせるはずでしたのに、何故何故?突然の閉館。自分もまだ行っていないのに…

フェルメール・センター Vermeercentrumのサイトはまだ生きているようで

たった一行、申し訳なさそうにクローズのお知らせが掲載されています。

「The Vermeercentrum is closed. Our Apology 」

オランダ政府観光局のブログのフェルメール・センター閉館を知らせる記事には「クローズの期間や今後の詳細については、情報が入り次第、お知らせします。」とあるので、もしかして再開することもあるやもしれません。

でもこちらのブログ「オランダとフランスでのつれづれ日記」によると、閉館の原因はどうやら経営破産らしく、新たにここを受け継いでくれる人が見つからないかぎり再開は難しそうな様子です。

2005年の春にデルフトを初めて訪れましたが、アムステルダムなどの大都市とは違い昔ながらの古い街並みがそのまま残る風情さえ感じる落ち着いたとても静かな街でした。


街中にある観光案内所(VVV)で「Johannes Vermeer a walk around Delft」という小冊子が販売されていて、これを片手にフェルメールの生家やフェルメールのお墓のある旧教会、「デルフトの眺望」の描かれた場所などゆっくり歩きながら観て回っても二時間もあれば充分。


300年以上経ってもほとんど変化なし。
「デルフトの眺望」今昔 ←詳しくはこちらを。

フェルメールからの手紙 ~海賊たちのいるデルフトの風景~ (DVD付)
フェルメールからの手紙 ~海賊たちのいるデルフトの風景~ (DVD付)
藤ひさし


傾いて建つ旧教会とそこにあるフェルメールのお墓。

デルフト駅

今年、来年は仕事の都合でオランダはもとより海外に絵を観に行くこと出来そうにないので、その間、どなたかに資金援助していただき、是非とも「フェルメール・センター」再開にこぎつけて欲しいものです。

因みに同じくデルフトにあるホテル・フェルメールのレストランの壁にはフェルメールのレプリカ作品が掛けられています。 Hotel Johannes Vermeer

おまけ:
オランダ政府観光局ブログで紹介されていました。
今月号の「ミセス」に、「ミセスの旅ファイル-オランダ・フェルメールを探して」と題し皆川明さんのオランダ・フェルメールを巡る旅が掲載されているそうです。
ミセス 2007年 11月号 [雑誌]
ミセス 2007年 11月号 [雑誌]

それでは、最後に「今日の一枚

デルフト駅を降りて左手数100mほど行った場所にある運河にこんなオブジェが。

随分と硬そうな「牛乳を注ぐ女」です。

それと、現在mixiのトップ画像に使っているこの「物体」は何??という
ご質問のメッセージ何件か頂戴しました。

同じ年に、アムステルダム国立美術館のミュージアムショップで購入した「牛乳を注ぐ女」のぬいぐるみです。フェルト生地。高さは25cm程あるでしょうか。パソコンデスクの隅に鎮座しています。

「フェルメール展」国立新美術館

「フェルメール展」公式サイト


こちらの記事も。
・「デルフト今昔
「レストラン「Johannes Vermeer」

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1176
Johannes Vermeer is one of the best known artists from the Dutch Golden Age. His name is inextricably linked with Delft, the city in which he was born in 1632 and where he lived and worked all his life.

The Vermeer Centre offers a visual voyage of discovery through the life, work and city of Johannes Vermeer. The visitor steps into 17th century Delft, sees samples from Vermeer's oeuvre, goes in search of his mentor and the stories behind the paintings. In the studio, the visitor learns how Vermeer approached his work and about his mastery of light, composition and colour. With the aid of 17th century lenses, 'goggle boxes', pigments and contemporary media, the visitor studies the paintings of Vermeer in depth, but the magic of his masterly work remains. The Vermeer Centre is housed on the historic site of the former St. Lucas Guild, where Vermeer was Dean of the painters for many years.

フェルメール | permalink | comments(10) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

お邪魔します。とても残念な話ですね。
デルフトといえばフェルメールとデルフト焼きですね。
デルフト焼きと木靴のミニチュアがあちらの定番のお土産ですね。
とてもこじんまりしたかわいい町ですね。
車で出かけると高速道路のインターの近くに今、船橋で話題の家具やIKEAがあるんですよね。
ベルギー、オランダでは町を囲むように環状に高速があって
インターチェンジの近くにIKEAがあるんです。
日本のホームセンターも同じロケーションですが
IKEAの方がしゃれていて楽しいところでした。
ん〜懐かしいです。
bonejive | 2007/10/23 10:06 PM
こんばんは
丁度今日、第三セクター破綻の特集番組を見たところなので、「・・・」です。ううむ・・・
平坦な土地でもお商売は平坦とはいかぬものですね・・・
折角そんな素敵な施設なのに・・・
文化的な内容のものが破綻するのは、日本だけかと思っていました。
再開することを願います・・・ううむ・・・
遊行七恵 | 2007/10/23 10:51 PM
残念ですね。
フェルメールの製作数の少なさを考えると無理なのかもしれませんね。
でも、日本人観光客を狙った線が失敗・・・なんてことないですよね?ね??
アントワープの変てこなフランダースの犬、ネロ少年とパトラッシュの像とか、マイエンフェルドのハイジ像みたいに。
ヴェヴェーのヘプバーン館は遺族から遺品の返却の要請があったための閉館だということでしたが、訪問客の八割は日本人だったそうですし。
まさか・・ですよね。フェルメールですもん。
OZ | 2007/10/24 6:36 AM
え〜(>_<)すごぉい残念です!!

必ず再開してくれることを祈ります。。。。
みぃか ラビ | 2007/10/24 1:48 PM
えぇぇ・・・・・。
閉館 初めて知りました。

近くなのに・・・・ 
せっかく 近くなのに・・・・・
行きそびれてしまいました。
ショックであります。

いつか 行こう・・・という 姿勢ではダメなんですね。
深く反省。

真珠 | 2007/10/24 10:33 PM
@bonejiveさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

残念です。
次、デルフトへ行ったら真っ先に
立寄ろうと思っていたのですが。。。
あまりに早いクローズに驚いています。
デルフトは小さな町ですから
思ったほど観光客の入りが良くなかったのでしょう。
ツアー客でもフェルメールに関心がない人にとっては
なんにも面白味がない場所でしょうし。

IKEAもあるのですか!
車で走ってみたいものです。
オランダの街を。それと自転車も。

@遊行七恵さん
こんばんは。

>平坦な土地でもお商売は平坦とはいかぬものですね・・・
司馬遼太郎さんもびっくりな上手いこと言いますね〜
座布団座布団。

お金もうけで始めたとすると撤退も早いのかと。
歴史的にも価値のある建物だそうですので
是非とも再開してほしいものです。
たからの持ち腐れでは勿体無いです。

@OZさん
こんばんは。

>日本人観光客を狙った線が失敗・・・
かもしれません。
全てが全てみなフェルメールに興味があるわけでもないでしょうし、
あったとしても、オランダまで来たらやはり本物が観たいはずです。
でも、折角フェルメールが過ごした町ですので
どうにでも観光と上手く結びつけることもできたのではと
首を傾げてしまうばかりです。
欲が無いのかもしれませんね。

アントワープのネロ少年の扱いには驚きました。

@みぃか ラビさん
こんばんは。

出来て間もないのに閉館とは。。。
「閉館」を最初「開館」だと読み違えたほどです。
うーーん、理由はどうあれちと早すぎますよね。

@真珠さん
こんばんは。

>いつか 行こう・・・という 姿勢ではダメなんですね。
ドキッ!
これ今の自分の置かれた立場かも。
仕事山のようにあるのにいつかやろう、やろう状態。
ダメですね。
明日から気合入れなおさないと。

でもな〜土曜日は永徳だし。。。
来週からかな、頑張るの。

Tak管理人 | 2007/10/24 11:16 PM
石のオブジェ、アップ、ありがとうございます。

ぬいぐるみもあったんですね。私は真珠の耳飾のレプリカを買いました。この絵も好きですが手紙を読む青衣の女性もいいですね。
hitomi | 2007/10/24 11:44 PM
Takさ〜ん
芸術と<お金の問題>両立。ってほんと、大切ですね。。。。
rossa | 2007/10/25 2:58 AM
@hitomiさん
こんばんは。

ぬいぐるみは残り少なめでした。
フツーこんなものわざわざ買って帰りませんよね。。。。
手紙を読む青衣の女のバランスがたまらなく好きです。

@rossaさん
こんばんは〜

大切大切。
rossaさんならその辺のところよーく
ご承知していらっしゃるかと。
明後日永徳日帰りで行きます!
Tak管理人 | 2007/10/25 10:54 PM
管理者の承認待ちコメントです。
- | 2012/02/01 4:10 AM
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