青い日記帳 

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「北原愛展」&「スクリーンのなかの銀座」

資生堂ギャラリーで開催中のHOW WE DIVIDE THE WORLD
「北原愛展−世界をどう区切るのか」に行って来ました。



何処かの美術館で手に入れた↓こちらのチラシ。
「高山辰雄展」(9月28日〜11月25日)のお知らせ。

資生堂アートハウスで開催とのこと。

銀座でしかも無料で高山辰雄が観られるとあらば行かない手はありません。
それにこのチラシ手触りからしてとってもいい感じ。

飲み会のついでに観て来ようと銀座8丁目資生堂ビルへ。
ところが、着いてみると「高山辰雄展」なんて案内どこにも出ていません。
地下一階の資生堂ギャラリーでは「北原愛展」開催中とあります。

はて?こりゃどうしたものかとチラシを今一度見てみると…
資生堂アートハウスにて「高山辰雄展」開催と書かれています。
同じ資生堂でも今いるのは銀座。資生堂アートハウスがあるのは静岡県掛川市です。玉砕。がっくりと肩を落としてしばし呆然。間抜け過ぎます。

でも、立ち直りの早さだけは誰にも負けない自信あります。10秒後には気分刷新。今眼前で開催されている「北原愛展」を楽しめばよいのだと。なんてご都合主義。

ところで、北原愛さんってどんな作家さん?
北原愛は、1990年武蔵野美術大学を卒業後フランスに渡り、グルノーブル美術学校、パリ市立現代美術研究所、ナント美術学校を経て現在もパリで制作活動をしています。フランスではレジデンスや様々な展覧会に招待されるなど活躍の場を広げてきましたが、今回開催の本展が日本国内での初個展となります。

で、大概こういった間違いが元で観ることになった個展や展覧会では思わぬ発見があるもの。今回もまたご他聞に漏れず。観にいけて良かったです。

北原さんは地図上の境界線(国境線)を立体作品として表しています。

本来、国境線などないものですが、人間の都合で「そこ」にあたかもラインが引かれているように認識し日々の生活を営んでいます。またその国境線も現在の場所に落ち着くまでまさに紆余曲折を経てきたわけで、これから先もどうなってしまうかまだまだ分かりません。特にEU諸国の国境線は近い将来あって無きが如くの状態となるでしょう。


↑こちらの作品よりも少し小さめ(それでも横幅10mはあります)で全体を黄色く塗られた作品がでーんと会場の真ん中に置かれています。

フランスとベルギーとの国境の稜線をレリーフに転換し、11m²サイズで立体化した作品《11m²の国境 フランス−ベルギー》を展示します。フランスとベルギーのように隣り合う2つの国には共通の国境線が存在しますが、どちらの国から見るかによって稜線の凸凹は真逆になります。本展で展示するのは、フランス側から見たベルギーとの国境の稜線を立体化した作品で、鑑賞者はこの作品の上(つまりフランスの外側)に乗って歩くことができるようになっています。

目に見えないが、厳然と存在している「国境線」を目に見える形でしかも立体で表し、その上を実際に歩くことができるというおまけまでついています。

「おまけ」と書きましたが、実はここが重要ポイントかもしれません。実際に靴を脱いで上がらせてもらいました。この凹凸の上をただ歩くだけです。しかし、中々上手く歩けません。複雑に入り組んだ地形を立体化している為随所で足を取られてしまいます。思わずバランスを崩し手を付いてしまうこともしばしば。

これだけの体験ですが、二日酔いも醒めてきた頃から「国境線」を歩いた感覚が奇妙なほど足の裏に身体感覚として残っていることに気が付きました。フランスとベルギーの現在の国境が定まったのはいつのことなのでしょう?それ以前はどんなラインだったのでしょう?そもそもフランス、ベルギーという国家が成立する前ここは「何」があったのでしょう?色々なこと次から次へと疑問が湧いてきます。

アフリカのようなかつて植民地だった国の真っ直ぐな国境線の上なら歩くの楽チンでしょうが、ギザギザの国境線からは感じ取れない更にネガティブな感想も。。。

銀座へお買い物に行かれたついでに是非。
資生堂ギャラリー
〒104-0061 東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
Tel:03-3572-3901 Fax:03-3572-3951
平日 11:00〜19:00 日曜・祝日 11:00〜18:00 毎週月曜休
入場無料

「北原愛展」は12月23日(日)まで開催しています。


HOUSE OF SHISEIDO / ハウス オブ シセイドウで開催中の
「スクリーンのなかの銀座 伝説の並木座が映す。ギンザを遊ぶ。」も観て来ました。
銀座には、数々の映画館、劇場、ギャラリー、世界的なメゾンが集まっています。例えるなら最先端の流行や文化を発信する「劇場都市」。そこに集う女性を、まるで女優のように美しく磨く劇場であり、資生堂も、この地で独自の美意識を持ちながら、美しい女性美を発信し続けてきました。 本展は劇場都市・銀座の魅力を、映画や映像を通じて探っていきます。
ハウス オブ シセイドウ
〒104-0061 東京都中央区銀座7- 5- 5
(銀座並木通り 資生堂本社ビル1F, 2 F)
平日11:00〜19:00(入館18:30迄)
日曜・祝日11:00〜18:00(入館17:30迄)

会期中毎週水曜日と土曜日に一階に出現した「ミニシアター銀座」にて懐かしの名画を上映しています。作品名や時間帯は直接お電話でご確認下さい。
電話番号:03-3571-0401

「銀座の恋の物語」「銀座ラプソディ」「銀座二十四帖」「銀座化粧」「君の名は」をそれぞれ上映しています。銀座名画上映時は、上映30分前から整理券を配布しているそうです。定員24名。

因みにここも無料です。二階には映画にまつわる資料等が展示してありましたが、さすがに古すぎて自分には縁遠いものばかりでした。

「スクリーンのなかの銀座」は11月25日まで開催しています。

リースお隣のフレンチレストランL'osier(ロオジエ)はクリスマスの飾り付け準備万端整っている雰囲気。銀座の街中は既にあちこちでクリスマスムードに染まり始めていました。ツリー

ザ・ギンザ・アートスペース75‐00
「ザ・ギンザ・アートスペース75‐00」 資生堂企業文化部
「植草甚一の部屋」、絵を描くロラン・バルト、荒木経惟、奈良美智…。サブカルチャー&アートを発信したザ・ギンザアートスペースの、1975年春のオープニングから2000年夏までの全展覧会をヴィジュアルに紹介。

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1187
北原愛は、私たちの日常の中にある様々な「境界線」を可視化し、その意味を問いかける作品を制作してきました。
私たちの周りには多くの「境界線」が存在します。私たちは、意識的にあるいは無意識に「境界線」を作ることで「社会」を形成しているといえます。家の扉、塀、壁、道路、県境、国境そしてコミュニティーやグループ、宗教、人種といった物理的な意味合いをこえた「境界線」など…。このようにたくさんの「境界線」に囲まれていながら、私たちは通常その存在を意識的には考えずに暮らしています。
本展では、「世界をどう区切るのか」というテーマで、社会的に最も重要な「境界線」である「国境」と、私たちの最も身近な境界線である「扉」をモチーフにした新作《11m²の国境 フランス―ベルギー》と《Border-Chair》を紹介します。
展覧会 | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

11/6〜22まで、九段下の彌生画廊(小川美術館)で
高山辰雄展が開催されます。多分、無料だと思います。
一村雨 | 2007/11/03 8:50 PM
@一村雨さん
こんばんは。

お忙しい中情報ありがとうございます。
ところで今月の25日は空いていらっしゃいますか?
フェルメールオフ開催したいと思っています。
Tak管理人 | 2007/11/04 4:29 PM
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