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山種美術館、広尾へ移転。

山種美術館が広尾へ移転するそうです。

新「山種美術館」館内見学会に行ってきました。

速水御舟「炎舞」 重要文化財

建設業界ニュース東京版(建通新聞社)によると、
 財団法人山種美術財団(千代田区三番町2)は新・山種美術館を建設する。日本設計(新宿区西新宿2ノ1ノ1)で設計を進めている。施工者は未定。2008年3月の着工を目指す。 新美術館の規模は鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て延べ約4075平方叩7築面積は893平方叩9發気鰐27叩4霑湛法は杭基礎。09年4月末の完成を予定している。
 建設地は渋谷区広尾3ノ12ノ36。敷地面積は約1116平方叩6霏通りを挟んで都立広尾高等学校、区立広尾中学校がある。
 近代・現代日本画など1800点余りを収蔵する山種美術館は、山種証券創業者である山崎種二氏が1966年に中央区日本橋兜町に創設したが建物の躯体と設備の老朽化のため千代田区三番町のテナントビルに仮移転している。
新・山種美術館が建てられる予定の場所を地図で確認してみましょう。
渋谷区広尾3-12-36←クリック!

まず最初の感想:学校が多くとても静かな落ち着いた場所。
二つ目の感想:どこの駅からも遠い…
広尾(11分)恵比寿(11分)代官山(14分)渋谷(17分)表参道(17分)
三つ目の感想:そりゃ、借家は嫌ですよね。

尤も現在ある場所(千代田区三番町2)も最寄り駅から10分は歩くのでさして変らないと言えばそれまでですが。。。でも千鳥ヶ淵の桜は捨てがたい。

でも、でも、現在の山種美術館の最大のネックは展示スペースの狭さ。
新美術館を建てそれがまず解消され、「常設」で所蔵作品がいつでも観られるのであればそれは大歓迎。幸い移転先には土地勘もあるし。いいお店も沢山あるし。

結論:この移転に賛成!!

新・山種美術館が完成するのは、2009年4月末の予定だそうです。
毎年恒例の桜の展覧会も現在ある場所で開催されるのが最後となるのでしょうか。
「桜さくらサクラ・2008」3月15日(土)〜4月20日(日)

それよりも先に現在開催中の「秋の彩り 小林古径・福田平八郎・東山魁夷・安井會」展を観に行かないと!
12月24日まで。

ここで観る最後の作品かもしれないと、しんみりとした気持ちで観ると普段と違って見えるかもしれません。絵画はその時の心を素直に表すものです。

また来年1月5日からは「春のめざめ 〜横山大観・上村松園・小林古径・安田靫彦」展が開催される予定です。
3月9日まで。

九段下の駅から靖国通りをてくてく歩き、真っ赤なイタリア文化会館の前を心躍らせながら美術館へ向かうのもあと一年半。正直今まであまり積極的に出向かなかった美術館ですが「そこ」から無くなるとなると急に感傷的になるもの。

「山種美術館って昔、千鳥ヶ淵の近くにあったんだよ」と誰かに語る日も。
来年2008年はここで開催される展覧会フルコンプ目指してみますか。

大正から昭和へ」4月26日(土)〜6月8日(日)
-佐伯祐三・小出楢重・速水御舟・川端龍子-
日本画満開」6月14日(土)〜7月27日(日)
-牡丹・菖蒲・紫陽花・芥子-
夏休み特別企画 いきもの集合!」8月2日(土)〜9月7日(日)
-描かれた動物たち-
百寿を超えて」9月13日(土)〜11月3日(月・祝)
-奥村土牛・小倉遊亀-
琳派から日本画へ」11月8日(土)〜12月25日(木)
-宗達・抱一・御舟・観山-

尚、新美術館については年明けに正式発表があるそです。

今回の移転に関してはこんなゴタゴタないですよね…
山種美術館問題
山種美術館は、1966年、山種証券の創業者山崎種二のコレクションをもとに、東京、日本橋の山種ビル内に開設された。山種ビルを所有する山崎誠三(種二の三男)と山種美術館館長である山崎富治(種二の次男)の間の兄弟内紛から、1998年1月、家賃の値上げと施設の老朽化を理由に、山種美術館が山種ビルから縮小移転することに決定。この決定に対し、同美術館の職員6名は、仮移転先の実質床面積がこれまでの5分の1になること、空調などの施設データが不明であることを理由に反対したが、7月、移転が行なわれ、8月には、反対運動の中心であった企画・普及課長の草薙奈津子、美術・資料課長の川口直宜の両学芸員が解雇された。山種美術館は、重要文化財を含む近現代の日本画を約1800点を所蔵し、移転以前は年間10万人の来館者があった。この問題は、美術作品のコレクションの公共性、および研究者としての側面ももつ学芸員の独立性が確立していないことを示している。


それでは最後に「今日の一冊

アマゾンのカスタマーレビューをご覧になればどれだけこの本がスグレモノかがお分かりになるかと。気取らない作りがとてもいい感じです。成美堂出版やってくれます。

江戸散歩・東京散歩―切り絵図・古地図で楽しむ、最新東京地図で歩く100の町と道 (Seibido mook)
江戸の歳時記に始まり、鬼平の舞台である「本所・深川」や激動の幕末「上野」などを絵図や古地図を用いて楽しく紹介。江戸っ子の暮しや娯楽なども解説され、江戸の名所エリア、江戸城周辺、本郷、小石川などを現在の地図と古地図で照らし合わせながら散歩を楽しめるようになっている。

軽さもこの本の良いところ。鞄に忍ばせて山種美術館近辺散策するのもよし。
移転先の広尾もこの本片手に歩けばまた違った街に見えるはずです。
(表紙のデザインで損していますね。これじゃ店頭で手に取らないって)

【関連エントリー】
- 弐代目・青い日記帳 | 「山種コレクション名品選展」
- 弐代目・青い日記帳 | 「山種コレクション名品選展」(後期)
- 弐代目・青い日記帳 | 「千住博展」
- 弐代目・青い日記帳 | 「竹内栖鳳と弟子たち展」
- 弐代目・青い日記帳 | 「百花繚乱―咲き競う花々―展」
- 弐代目・青い日記帳 | 「桜さくらサクラ・2006展」
- 弐代目・青い日記帳 | 「子どものいる情景展」
- 弐代目・青い日記帳 | 日本の美「琳派」展 2004
- 弐代目・青い日記帳 | 「小林古径展」

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1225

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 重要文化財など世界有数の日本画を所蔵することで知られる「山種美術館」(山種美術財団=千代田区)が、広尾に新美術館を建設する予定で計画を進めていることが分かった。
 建設予定地は都立広尾高校近くの駒沢通り沿い、現在は駐車場がある渋谷区広尾5丁目エリアの一角。敷地面積は約1,117平方メートルで、地上6階・地下1階の鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)、建築面積=約893平方メートル、延べ床面積=約4,075平方メートルの施設を建設する計画。日本設計(新宿区)の設計で、2008年3月に着工し、2009年4月末の完成を予定している。
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この記事に対するコメント

あら!
この場所、私の出身幼稚園(って半年間だけですが)の跡地です。
我が家からはずっと近くなるので嬉しいですね。
並びにはパパスカフェやおいしい店がいろいろありますし、
以前、通ってたフィットネスクラブもすぐそばです。

ついでのお勧めとしては、骨董通りのギャラリーを眺めつつ、
青山通りへ抜けて、スパイラルへ行くのはいかがでしょうか?
ならんひーた | 2007/12/10 11:44 PM
とうとう山種美術館が広くなるんですね!素敵だー。
兜町時代から知っていますが、
あの時もビルの2階ぶんを使って
ちまちまウロウロしていたような記憶が・・・。
広尾、いいじゃないですか。
渋谷駅→スパイラル→根津美術館→山種美術館→恵比寿駅
というルートがすぐ思いつきますね。
菊花@仕事中 | 2007/12/11 9:41 AM
今の場所もけっこう駅から遠いので、場所が変わっても広くなるなら嬉しいです♪
山種美術館で見た速水御舟の『炎舞』と加山又造の『波濤』は大感動でした。
えりり | 2007/12/11 11:30 AM
 最新情報を有難うございます。来期の「琳派から日本画へ」が注目です。
 私も日本橋兜町時代からのファンなので、あれだけ立派な作品をお持ちの山種美術館が、きちんと管理できる環境にお引越しとは嬉しいですね。
 広尾も散歩が楽しいエリア、港区ますますアート環境が充実していきますね。期待したいものです。
panda | 2007/12/11 1:20 PM
こんにちは
ついに新美術館ですか。めでたいですが、色々な思いに胸を噛まれてます。
茅場町の頃は駅直結で楽だったとか、今のところは桜や建物見て回ったりでよかったとか、広尾って実はわたし知らんのだなぁとか・・・
山種のおかげで日本画に耽溺したのですから、新美術館にも通うようになりますが、皆さんの挙げられたモデルコースを、わたしも楽しみたいと思います。
遊行七恵 | 2007/12/11 2:17 PM
九段から広尾ですか。
みなさん、おっしゃるとおり、会場が
抜群に広くなるのは、嬉しいです。
でも入場料金も上がりそうですね。
一村雨 | 2007/12/11 6:58 PM
わあ!すごい最新情報ですね。
あの才色兼備の館長さんのにっこり微笑む顔を勝手に想像してしまいます。
今の建物もいつかおわかれになると思うと
あの狭さも愛おしいし、あの第1展示室と第2展示室で違う空間が広がる楽しみとかがなつかしいです。
ていうか、今年は紅葉を愛でそこねてるので、今の展示はやいとこいきたいなあ。
はな | 2007/12/11 8:01 PM
山種美術館、
名前は聞いたことあるけど
行ったことないんですよね。
では、桜の季節に行ってみます♪
サッチャン | 2007/12/11 8:24 PM
 毎年桜の季節になると、桜にちなんだ展覧会を開いている山種美術館ですが、これまで千鳥が淵や靖国神社の桜とセットで見た事がありませんでした。来年は最後のチャンスかもしれないので、是非桜の開花時期に行こうと思いました。
 でも、2009年4月末完成なら、再来年春が最後の桜の展覧会になるかもしれませんね。桜が散って展覧会を終えたところで、休館、引っ越し、夏か秋に新美術館をオープンでしょうか。
 いずれにしろ、来春は二種類の桜を楽しみたいと思います。
マンデーブルー | 2007/12/11 8:33 PM
ついに移転が決まりましたか。展示スペースはどれほどなのでしょうね。一階だけが美術館で上は貸しビルとなると今と同じになってしまいますから…。ともかく年始の公式発表を待ちたいと思います。

個人的には千鳥が淵、近美、そして神保町と続く今の立地の方が良かったかなと思っています。なにせ青山、広尾界隈は全く見知らぬエリアなものでして…。これを気に探検しないといけませんね。頑張ります!
はろるど | 2007/12/11 9:56 PM
@らんなひーたさん
こんにちは。

良い場所に幼稚園ありましたね。
どこの駅からも微妙に遠いということは
逆にどこからでも「楽しめる」ということ。
今ある場所もいいのですが、広尾には。

お勧めコース確かに良いですね。
恵比寿で降りてらーめんでも食べて
腹ごしらえしてからテクテクと。

@菊花さん
こんにちは。

広くなるのが一番!
それにあの展示環境だと作品がちょっと可哀想。
渋谷駅も新しくなりますしね。

因みに渋谷駅東口から日赤医療センター行きのバスが
出ていますが、これ学バス扱いで安く乗れます。
夏の暑い日にはこれかな〜

@えりりさん
こんにちは。

「炎舞」といえば山種。山種といえば「炎舞」。
安宅氏のお宝しっかりいつまでも受け継いで
もらいたいですね。

@pandaさん
こんにちは。

たまたま、見つけました。たまたまです。ほんと。
公式発表が待ち遠しく思われます。
あれだけの所蔵品を有しているのですから
いつまでも借家というわけにはいきませんよね。
スポンサーでも付いたかな?
何はともあれ期待大です。

@遊行七恵さん
こんにちは。

遊行さんは以前から日本画に親しんでいらしたので
この移転も自分以上に感慨深いものおありかと。
兜町の山種を知らない自分にとっては今の場所は
環境こそいいものの、作品をよりよく見せる場所では
ないように思っていました。
森美術館なども地下鉄ですぐ行ける距離です。ルートは無限大。

@一村雨さん
こんにちは。

我々の住む場所からはちょっと遠くなりますね。
入館料1000円くらいになるでしょうか。
広尾だからもっと高くなるかな〜
まぁ展示スペースが広くなるならok.
美味しいお店も色々ありますしね。

@はなさん
こんにちは。

ほんと、たまたま知っただけです。
でも見つけた時は驚きましたけどね。
やはり仰るとおり館長さんが変ってから
色々と動きが出てきたのでしょうかね。
チラシも作るようになりましたし。

なくなってしまうとなると
急にいとおしくなるから不思議なものです。

@サッチャンさん
こんにちは。

桜の季節はもう大変な人出です。
もしその前に行かれるチャンスがあるなら
一度くらいは。近代美術館からタクシーという手もあります。
九段下に美味しい魚料理の店あるのですが。。。
そこも来年が最後かなー

@マンデーブルーさん
こんにちは。

>再来年春が最後の桜の展覧会になるかもしれませんね。
確かに。仰る通りかも。
なるほどーー桜の展覧会をフィナーレに使って
晴れて広尾へ移転。筋通ってますね。
あそこの場所最大限に生かせるのが「桜」ですからね。

桜満開の時季は凄い混雑しています。
あの狭い室内におしくら饅頭のように。人人人。。。
時間を少しずらして行かれるのが宜しいかと。

@はろるどさん
こんにちは。

展示スペース少なくとも2フロアは欲しいですね。
「常設」と「特別」展ともに設置できれば最高です。
ここへ行けばいつでも質の高い日本画に出会える。
そんな場所になってくれればなーと期待しています。

>青山、広尾界隈は全く見知らぬエリアなものでして…。
ご案内いたしますよ〜
敷居の高い店ばかりではありません。
困ったら学食という手もあります。。。
Tak管理人 | 2007/12/12 12:49 PM
お久しぶりです。

昨日ちょうど「秋の彩り」展に行って来ましたが、移転の話は全く知りませんでした。

移転候補地、欲をいえばもっと駅に近い方がありがたいですね。でも、この美術館には気に入りの絵が多いのに、お目にかかれるのは二年に一度だったりするので、展示スペースが広くなってより頻繁に見られるようになるなら大歓迎です。

常設展を作る案に一票!
なかのたろう | 2007/12/12 9:51 PM
@なかのたろうさん
こんばんは。

正式にアナウンスがあるのは
来年になってからのようです。
でも移転は決定的でしょうね。
今あるところ展示環境悪すぎます。
ゴタゴタしたそうですし。。。

常設展示で速水御舟などフツーに
観られるといいですよね。
Tak管理人 | 2007/12/12 10:31 PM
この移転の話は全く知りませんでした。
やはり館長が変わったことも一因なのでしょうか。
確かに今の展示室は狭すぎ、あれで800円もとるというのはどうかとー。
いろいろな美術館が移転したり新規オープンしたりしていますが、個人的にはサントリーは赤坂見附にあったときのほうがよかったです、あそこから見る金曜夜の夜景は最高でした
oki | 2007/12/15 12:14 AM
こんばんは。時々、楽しく拝見しております。
先週行って来ましたが、移転の話は今初めて知りました。
うぅ・・残念!春の桜と秋の紅葉、そしていつもゆっくりと
見て回れる山種美術館は気に入っていたのですよ。
広尾は昔は静かでよかったのですが、今の静けさが無くなる
気がしてなりません。美術館としては展示会場以外でも
もう少しゆとりがあるといいなぁ、とは思っていましたけど、
複雑な気持ちです。あと何回九段に通えるかしら。
bianca | 2007/12/15 12:16 AM
@okiさん
こんばんは。

館長さん変って
読売のサポートもついて
元の山種に戻る足場が固まったのでしょうか。
自分はあまり入館料はこだわりないのですが
しかし展示室は狭すぎます。

サントリーは今も昔もそれぞれ
良さがあって好きです。昨日もぶらりと。

@biancaさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

移転先の場所ならそれほどお客さんも
来ないかと思うので?!静けさは保たれるかと。
今からあれこれコース考えておくのも楽しいですし
九段も残り一年ちょっと、今まで以上に
気合入れて、想いをこめて鑑賞することできそうです。

欲をいうなら
展示スペースを広く広くしてもらいたいです。
Tak管理人 | 2007/12/15 8:49 PM
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