青い日記帳 

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「大ロボット博」

国立科学博物館で開催中の
「大ロボット博〜からくりからアニメ、最新ロボットまで〜」に行って来ました。



こんな酷い展覧会?博覧会を国立と名が付く施設で開催して良いのでしょうか?
いいはずがありません。最低。最悪。

何から何までダメ過ぎてまともに記事書けません。


「マジンガーZ」ロケットパンチ!!

のお隣には…

セコム警備ロボット「セコムロボットX」とトヨタ自動車「i-unit」

何だ?この展示は??

虚構の世界と現実の世界ない交ぜ。

公式サイトにはこんな説明が
一見雑然とした一角に見えますが、実はまさにニッポンの「モノづくり」の粋を集めた空間となっているのです。
はぁ?ダメだ、意味分からん。この文章書いた人正気か?

だから、博覧会の企画協力にバンダイとか入れるからこうなる。
お金がないなら無いでできることあるだろうに。。。

結果この体たらく。

筑波大学が開発したパワードスーツ「HAL」と機動戦士ガンダム夢のコラボ…
って筑波大に失礼だろ、これ。山海嘉之先生こんなんでいいの??

何でもかんでも懐かしのアニメと結びつけてたい気持ちも分からないくもないけど(防衛省だってこんなことやってるくらいだし)でも何も「博覧会」で並べて展示しなくても。しかも無造作に何のコンセプトも見えない展示は最低。

そこに「ドラえもん」がいる必然性を誰か教えてくれ。

「バンダイはドラえもんを本気で作る気なんだよ〜」  あぁそうですか。

それにしても、会場に入るやいなやガンプラ・マスターグレードシリーズが100体展示してあり、ここは本気でヤバイぞと思ったけど、まさかここまで悲惨だとは。。。これで入場料1400円、しかも小中高校生からも600円も分捕るなんて…

しかも「モノづくりの楽しさ、魅力を体感し、日本の科学技術が描く夢の未来が体験できる内容となっています。」なんて紋切り型な古ぼけたお題目唱えているのだからホント頭どうかしてるって。

日本、全分野で順位が後退 OECD学習到達度調査 低い科学への関心
 日本の高校1年生は前回2003年調査(41カ国・地域)に比べ、読解力が14位から15位、数学的リテラシー(活用力)が6位から10位と後退したことが、4日分かった。科学的活用力も2位から6位になったことが既に判明しており、実施3分野すべてで順位が低下し、トップレベルの分野はなくなった。
 科学への興味、関心のアンケート調査では、日本はほとんどが最低レベルだった。「科学に関するテレビを見る」8%(同21%)、「科学に関する雑誌や新聞の記事を読む」8%(同20%)、「科学を話題にしているインターネットを見る」5%(同13%)で、いずれも最下位となるなど、日本の高校生の社会への無関心ぶりが表れた。


環境技術立国を目指す日本には、理数系の力が必要

OECD事務総長 将来の日本の教育「科学者育成に懸念」

短絡的に性急に結論出すのはいけないことかもしれませんが、しかし少なくとも「日本の科学技術が描く夢の未来」が思い描ける現状でないことは明々白々。

それとも、もしや…もう手遅れと承知の上かも。「奴等などこの程度の展示で十分だろ」と、あしゅら男爵の声が。。。

もう一点、舐められているな〜と感じるのは、前述したバンダイのガンプラ100体がお出迎えしてくれることに加えて

マスターグレードシリーズ

会場最後にあるミュージアムショップらしき「お土産コーナー」で販売されている物を見てもそれは一目瞭然。舐められています、完全に。


このお土産コーナーに隣接し「ロボット・ラボ」という展示コーナーがあります。ここだけは唯一救いの場所。良心。

千葉工業大学のmorph3(未来ロボット技術研究センター/fuRo)をはじめ、日本工学院、九州工業大学など、ロボット研究の最前線の息吹を伝える試作機や実験機などが並びます。

真面目にロボットを日夜研究している人たちの成果をここでお披露目し、広く知ってもらおう、そして子供たちにもこういった道に進んで欲しいと願う。。。と考えるじゃないですか?普通。ところがこの博覧会の主催者はこともあろうにこの一番重要なコーナーを会場の端っこ、しかもお土産屋の隣に割り当てたのです。

しかも味気ない見本市のようなブースに区切っての展示。

マジンガーZやガンダムの扱いに比べ照明もいい加減だし酷いもんです。

江戸時代のからくり人形も数点展示されていましたが同じく扱い最悪。

田中久重作「弓曳童子」
写真にガンダム写りこんでいます。。。

とにかく会場、まとまり全くないし、それにうるさい。
きちんとロボット研究している人に大変失礼な博覧会かと。
勿論、わざわざ足を運んで行かれた方にも。

喜んでいたのは押井守ファンくらいかな…「汎(はん)と六将(りくしょう)

第2会場ではHondaの2足歩行ロボット「ASIMO」(アシモ)が展示、実演を行っていました。日本科学未来館で散々見たのでパス。

ボール蹴ったりしているようです。


あまり、はしゃぎすぎてまた転ぶなよ!
YouTube - asimo 転倒

全くお勧めできない「大ロボット博」は1月27日まで。
科博少し考えたほうがいいぞ。きっと。
単なるレンタルスペースじゃないんだから。

こっちの方が断然まともに見えるから不思議。

「奇想奇抜 〜永井豪の40年〜」
日時:12月26日〜08年1月6日 開場時間は10:00〜18:00
会場:サンシャインシティ 文化会館2階展示ホールD

『ハレンチ学園』で少年漫画における性のタブーを打ち破り、『マジンガーZ』、『デビルマン』、『キューティーハニー』など世代を超えて愛されるキャラクター達を多数創造した漫画界の鬼才・永井豪のデビュー40周年を記念した展覧会が池袋サンシャインシティにて開催!

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1227

JUGEMテーマ:アート・デザイン


 現在、日本では、世界で最も多くのロボットが製造、使用されています。また、その開発も盛んで、世界でもトップレベルのロボット技術を誇る日本は、世界有数の「ロボット大国」であると言えるでしょう。
 本展は、日本の伝統的な「からくり」をはじめ、2足歩行ロボットや産業用ロボットなどの世界最高水準にある日本のロボットたち、そして「鉄腕アトム」や「機動戦士ガンダム」など、漫画やアニメに描かれた未来のロボットたちを展示し、日本経済の未来を拓くロボット技術を科学史的な視点から展観するものです。
 最先端の制御装置による「自動演奏ピアノ」など実際に体感できる展示や、会場内ステージでのロボットショーも数多く予定しています。ロボットテクノロジーの歴史をたどりながら、モノづくりの楽しさ、魅力を体感し、日本の科学技術が描く夢の未来が体験できる内容となっています。
展覧会 | permalink | comments(16) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

凄く脈絡のないごった煮展示のようですね。
ドラえもんが何とも悲哀な感じで…。
いっそ「アニメに見るロボット展」と言う風にして、テーマを絞った展示にした方が良かったのではないでしょうか。

ただTakさんのエントリを拝見すると、恐いもの見たさに行きたくもなりますが…。
はろるど | 2007/12/12 11:13 PM
僕も見ましたが、しょーもない内容でしたね。
展示してるモノに整合性がないし。
その割には来場者は多かったですが。

ロボット博のチケット持って速攻で地球館に行きました。
地球館、いいですね!一日楽しめます。
yozick | 2007/12/12 11:46 PM
私、常設展は観たものの、ロボットの方はちょっと・・・という感じで見なかったのですが、観なくて正解だったようですね。

ロボットは日本が世界に誇れる数少ない分野だと思うのですが・・・開催側の志が低かったのでしょうか? とても残念です。

だったら、いっそのこと「パトレイバー」でも特集すればよかったのに・・・すみません、しょうもないこと申し上げて。技術者になりたいという夢を抱かない若者がたくさんの日本、ひとごとではなくて心配です。
alice-room | 2007/12/13 9:05 PM
@はろるどさん
こんばんは。

地雷でした。
久々に怒りがこみ上げてきました。
カハク嫌いになりかけています。
他の展示はいいのに。。。

行くと後悔します。時間の無駄です。

@yozickさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

ほんと、ショーもない展示ですよね。
何なんでしょう?一体??
ステレオタイプのフレーズで集客し
あれ見せて満足しろというのでしょうか。

地球館や日本館が泣いています。

@alice-roomさん
こんばんは。

行かなくて正解です。
行ったら虚しくなります。

「パトレイバー」でも「ガンダム」でも
「ボトムズ」でも何かポイント絞って
開催するならまだしも、ごった煮ですからね。
真面目に研究されている方に失礼かと。

子供にせがまれて行ったお父さんとかの
素直な意見是非とも聞いてみたいものです。
Tak管理人 | 2007/12/13 11:35 PM
ムスコ(小2)を冬休みに連れて行こう、とちらしを取っておいたのに…こりゃ、やめたほうがよさそうですね。
だって、展示はフーンてカンジでさっさと見ちゃって、おみやげ売り場で粘られそうだもん(汗)
教えていただいてよかった…
フミカ | 2007/12/14 7:29 AM
Takさん、今日は!
久しぶりにコメントさせて頂きます。記事は日頃拝見し、楽しませて頂いています。

主人が学生時代ロボットの研究をしていました。(今はロボットとは関係のない仕事をしています。)だから気になったようです。
takさんの記事を拝見したそうです。
気になるので、ロボットの研究を続けている友人に観に行くように言ってみるなんて言っていました。
ロボット、とついているものを並べただけの展示のようですね。
でも、こういったこと、はっきり言って下さる方がいて良かったと思います。
記事に書かれていることがあまりに正論ですね。
魅力的な展示が端に追いやられているなんて・・。
まさか、おもちゃメーカーが主催ですか、って感じですね。
あおい | 2007/12/15 5:59 AM
こんにちは。

辛口ですね。
虚構と現実をもうちょっと上手につなげればよかったでしょうね。
特に現在の日本でロボットを語るに欠かせないロボ・ガレージの出展がないのは痛い。

>こんなんでいいの??
ハインラインの「宇宙の戦士」つながりと思いましたけど。
shamon | 2007/12/15 11:02 AM
@フミカさん
こんばんは。

冬休みに行かれるなら同じ科学博物館でも
地球館や日本館がよろしいかと思います。
ファーブル展をやっています。
恐竜も見られます。よほどためになります。
お土産もガチャポンで済みます!

@あおいさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

真面目に研究されている方がご覧になったら
どのような感想をもたれるか気になりますし、
気がかりでもあります。
お怒りにならなければ宜しいのですが…
せめて大学や企業のロボット開発のブースを
一番最初に持ってくるとかすれば良かったかと。
今の展示の仕方ではまるで「おまけ」のようです。
マジンガーZやガンダムの。

ガンプラに恨みはありませんが
何だか非常に嫌な気分にさせられました。

@shamonさん
こんばんは。

展覧会滅多に悪く書くことありません。
何処かしら良い点は必ずあるはずですので。
でも、この展覧会は「作品」は別として
展示が下品。失礼極まりないので辛口としました。

多分足を運ばれれば同じような感想抱かれるはずです。
Tak管理人 | 2007/12/15 8:33 PM
>多分足を運ばれれば同じような感想抱かれるはずです。
一月ばかり前に観てます。
フィラデルフィア展のついでに行ったのと
ロボ・ガレージの作品群及びランドウォーカーが
展示にない時点で「外してるな〜」と思ったので
そう大きな落胆はなかったです。

たぶん裏事情が「船頭多くして〜」だったんでしょう。
だからチグハグな内容になってしまったのかもと
思いながら観てました。

私的には一度見てみたかった押井監督の造形物が
見られたのはよかったかな。
ちなみにあの造形物の名前は
「汎(はん)」ではなく、
「汎(ぱん)」です。
ただ開催の趣旨を考えた時に持って来るべきは「イノセンス」のガイノイドですね。
また「HAL」とガンダムを並べるのならその場所に
SFの巨匠ハインラインに関する説明は欲しかった。
「パワードスーツ」の名称はハインライン著「宇宙の戦士」によるものであり、多くのSF(ガンダムも含む)や研究者が大きな影響を受けている、ぐらい。もちろん説明不足はこれだけじゃありませんが。

皆さんの不満続出のこの展示会、
いっそのこと開催コンセプトを「ものづくり」よりも
「ロボットって何?」という
路線のほうがよかったかもしれません。
そうすれば「夢のロボット→現実のロボット→未来像」てな
具合で多少はきっちりしたストーリー性のある展示ができたのではと思います。

と今更言っても遅いですね(苦笑)。
shamon | 2007/12/17 5:09 PM
@shamonさん
こんばんは。

そうですか、既にご覧になられたのですね。
それはそれは失礼いたしました。
落胆というよりも呆気に取られた感強かったです。
もう少し体系的に見せることできないものかと。

>「汎(はん)」ではなく、
>「汎(ぱん)」です。
ご指摘ありがとうございます。
全く全然つゆ存じ上げておりませんでした。
色々と手広くやっていらっしゃるのですね。
さすがNHKで特集組まれるだけのことあります。

自分の一番癇に障ったのが本文中でも触れましたが
「モノづくりの楽しさ、魅力を体感し、日本の科学技術が描く
夢の未来が体験できる内容となっています。」
このフレーズです。

「夢の未来」とか平気で書ける神経が全く理解できません。
悲観論者ではありませんよ。
でも恥ずかしくないのかと問いたくなります。
『壁』が存在するようですけどね。

しょーもない展覧会いつまでもやっていると
そのうちそっぽ向かれます。科博。

ダメなものは駄目です。
Tak管理人 | 2007/12/17 11:11 PM
こんばんは^^。
お忙しい中お返事ありがとうございます。

>呆気に取られた感強かったです。
あ、それとってもよくわかります。
会場は狭いし説明はないわでは
「????」ですよね。

>色々と手広くやっていらっしゃるのですね。
そうですね。確かに幅広い仕事をしてる人かもしれません。今年はかのアンヌ隊員(ひし美ゆり子さん)を
口説き落として(笑)ご自分の実写映画に
出演していただいてましたし。
来年は新作アニメ「スカイ・クロラ」で
宮崎駿監督の新作アニメ「崖の上のポニョ」とぶつかる予定です。

>『壁』が存在するようですけどね。
あのちぐはぐさはキュレーター(でいいのかな?)の
意見じゃなく、出品する企業の意見が強かったのかもしれません。「うちのを出せ〜」てな感じで押し捲った?

>ダメなものは駄目です。
Takさんのこの言葉と想いが科博に届くといいですね。
そうすればこの記事もお書きになったかいがあるでしょうに・・・。
shamon | 2007/12/20 8:41 PM
@shamonさん
こんばんは。

>自分の実写映画に
>出演していただいてましたし。

それは素晴らしい!

何かを創り上げることができる人
無条件で尊敬します。

好評を博すと良いですね。

自分にはいつまで経ってもできない事です。
Tak管理人 | 2007/12/21 11:07 PM
うーん、まったく同感ですね。
これだけ大胆に裏切ってくれる博覧会も
めったにありませんよね。

いっそのこと、

誇大ロボット博

とでも名称変えてしまえばいいのに。
まったく同感です | 2008/01/02 10:31 PM
@まったく同感ですさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

タダで見せてくれればいいのにと思います。
せめて子供だけでも。
子供からもお金とってあの展示では
ロボットのみならず「展覧会」からも
足を遠のけさせてしまうかと。
Tak管理人 | 2008/01/04 12:59 AM
「大ロボット博」関係者なので匿名希望です。日曜日で会期も終わったのでコメントさせてください。

実施期間3ヶ月を含めて、結構長期間係わってきましたが、展示方針・内容についての管理人さんのコメントに賛成です。

主な原因は、主催者である新聞社の無知・無教養、ご都合主義とロボット展示会に対する認識の甘さです。「ロボットをテーマにして企画展をやったら、人が一杯来るだろう!」ぐらいの思いつきで始めたのです。志が低いです。
なので、企画も展示方針も何も無いんです。寄せ集め展示になっていても気にもしてないんじゃないですか?

次に、ロボットは動いていてナンボですよね〜。静的展示が主となる他のテーマの企画展ならいざ知らず、ロボットの展示会を3ヶ月行うには、動かすための労力を含めて莫大な費用が必要なんですよ。本気でそれをやったら、今回の入場料の収入だけなんかじゃ、とってもペイできません。主催者持ち出しぐらいの根性が無かったらやっちゃダメなんです。

期間中ASIMOをずーっと動かしていたホンダや結構長く動かしていたトヨタは、きっと自社の予算を組んで、ウン千万の費用を使っていたはずです。それ以外の出展者がロボットを動かしてくれといわれても、費用を出してもらえなかったらせいぜい週末2日間手弁当で・・・になっても仕方が無いですよ。ロボ・ガレージやロボ・プロが出ていなかったのも商業ベースに乗らなかったからだと思います。

後は、科博が独立行政法人になった結果の利益第一主義とプロデューサーの不在だと思います。科博の企画展は、ある種単なるレンタルスペースになっていると思います。新聞社やTV局などが企画を持ち込んで科博は場所を貸す。場合によっては科博の先生が口を出す。科博の先生がプロデューサーとしての能力が高ければ良いが、ハズレだとあんな展示会になるワケです。

更に、主催者側に優秀なプロデューサーがいれば良いのですが、今回のように志が低いとなおさらダメダメです。

ちょびっとだけ、内部暴露でした。
@関係者です。 | 2008/01/30 12:23 AM
@関係者さん
こんばんは。

こんな素人の戯言にご丁寧に
コメント頂戴しありがとうございます。

展覧会の内実については
全く知る由ではありませんが
コメントよくよく読ませて
いただき、あれこれと
想像以上に「大変」だなと
素直に思いました。はい。

喜ばれた方も大勢いるかと
思いますので一概に
ダメ展覧会とは言えないかもしれませんが
あまりに…だったのでついつい苦言を
書いてしまいました。

あまり期待していませんが
科学博物館これからも
とりあえずはチェックしたいと思います。
Tak管理人 | 2008/01/30 11:43 PM
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