青い日記帳 

TB&リンク大歓迎です!
<< October 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 化物忠臣蔵 | main | 伊東忠太の「妖怪趣味」 >>

「仏像」ファン垂涎

今年を振り返ってみると、西洋絵画の大物が日本に初来日したり、浮世絵の展覧会がやたら多かったりしました。まだ年賀状すら準備していないのに来年の話するのもなんですが、2008年の主役の一翼を担うのはどうやら「仏像」になりそうな気がします。

今年もその予兆がないわけでもなく、東京国立博物館本館一階で「受胎告知」がイタリアへ帰った後始まったこの企画展示。かなりのスグレモノです。東博へ行くたびに足が自然と向いてしまいます。

特別陳列「仏像の道−インドから日本へ」( 今回の展示では、仏像の誕生したガンダーラから中国、朝鮮半島、日本の仏像20点余を選び、それぞれの時代、地域で、どのような仏像が作られ、人々の信仰を集めていたのかをたどってみたいと思います。

この優れた展示空間は、2008年4月6日まで堪能することが出来ます。
まだご覧になられていない方、頭の中にメモしておかれるのが宜しいかと。

出版界でも仏像ラブな傾向が見受けられます。

以前こちらでもご紹介しましたが、現在発売中の「大人のウォーカー」(東京、関西、東海、九州)の特集『仏教、感動を旅する』はこの値段にしては感激もの。
東京 大人のウォーカー 2008年 01月号 [雑誌]
東京 大人のウォーカー 2008年 01月号 [雑誌]
古寺を巡り、仏教に出会い、体験する
仏教、感動を旅する
・第1部 仏教、感動のひみつ
・第2部 仏教を旅する


また、一生買うことなんてないだろうと思っていたこんな雑誌でも仏像の大特集を組んでしまっています。忠臣蔵特集の「サライ」に引き続き、またもや初めて「男の隠れ家」(この小っ恥ずかしいタイトルはどうにかならないのかな)
男の隠れ家 2008年 01月号 [雑誌]
男の隠れ家 2008年 01月号 [雑誌]
古刹と仏像を巡る旅
・古刹と仏像を巡る旅
・仏教伝来の地 飛鳥の古刹を巡る 文◎ひろさちや
・「私のなか」の仏様たち 談◎玄有宗久
・古刹・名刹コラム


このムーブメントに乗っかって3月25日からいよいよ「平城遷都1300年記念 国宝 薬師寺展」が開催されます!

平城京遷都1300年にあたる2010年に向けて開催する記念事業の一環で、日本仏教彫刻の最高傑作のひとつとして知られる金堂の日光・月光菩薩立像(国宝)が2体そろって寺外ではじめて公開されます。さらに、聖観音菩薩立像(国宝)、慈恩大師像(国宝)、吉祥天像(国宝)などの仏像、絵画の至宝に加えて、神像の名品として名高い八幡三神像(国宝)や草創期の寺の姿をたどる考古遺物など薬師寺の貴重な文化財をご覧いただけます。また、会場では東京国立博物館ならではの工夫をこらした展示をいたします。

「国宝 日光菩薩立像」と「国宝 月光菩薩立像」が揃って薬師寺外で展示公開されるのは今回の展覧会が初めてのことだそうです。お二人の「腰つき」がペアで見られるなんて感涙ものです。

しかも、しかもですよ、薬師寺で拝見する際には両菩薩像もそれぞれ正面からしか見ることができません。もし仮に後ろに回ったとしても光背を背負っている為後ろ姿は拝見すると不可能です。

ところが、今回はその光背を取り除いての展示となるそうです。うなじから背中からお尻そして足首へかけてのじっくり拝見できるとのこと(何だかいやらい書き方だな…)

こんなお姿もじかに観る事可能

更に「東京国立博物館ならではの工夫をこらした展示をいたします。」とあるので木下史青氏がその辣腕を振るわれること間違いなし!期待が否が応でも高まります。
博物館へ行こう (岩波ジュニア新書 571)「博物館へ行こう」 木下史青

「国宝 日光菩薩立像」と「国宝 月光菩薩立像」だけを見せる展覧会ではありません。他にも薬師寺から「国宝 聖観音菩薩立像」(こちらも厨子から出してやはり側面・背面も全て見られるそうです)や「国宝 八幡三神座像」もお花見で賑わう上野の森へお越しになられます。展覧会終了する6月8日まで薬師寺はほとんど空っぽ?

まだまだこの他にも例えばこんな作品も。。。1000年以上前のものです。

「国宝 慈恩大師像」(平安時代)


「国宝 吉祥天像」(奈良時代)

仏像ファンでなくともこれはどうしても見ておきたい展覧会となりそうです。因みに薬師寺というと修学旅行で伺った際に一番印象に残っているのがこちらの住職さんのお話(法話)軽快なトークのようで全く飽きさせることなかったこと今でも覚えています。現在は代替わりしていらっしゃるはずですが講演会でもしお話伺えるなら最高に嬉しく思います。

特別展 平城遷都1300年記念「国宝 薬師寺展」公式サイト


お得なペア券が12月31日まで発売中です。
料金:2,000円(二人で使うのもよし。ひとりで会期中二回使うのもよし。)
コンビニや駅の窓口または、こちら等で販売しているそうです。

最後に、薬師寺展とは関係ありませんが来年平成20年2月23日にこのような催しものが日本青年館大ホールにて開催されるそうです。仏マニア要チェック!

第98回奈良学文化講座(東京講座)『大和巡礼・仏像に聞く−心とかたち−
主 催:東海旅客鉄道株式会社/奈良学文化講座運営委員会
後 援:文化庁/奈良県/奈良市/財団法人なら・シルクロード博記念国際交流財団/NHK奈良放送局/財団法人JR東海生涯学習財団
講師/ 籔内佐斗司氏(彫刻家、東京芸術大学大学院教授)
「奈良のみほとけの魅力」
田中貴子氏(甲南大学教授)
「舎利と宝珠の行方 ─奈良の仏と縁起」

日時:平成20年2月23日(土)13:00〜16:00
会場:日本青年館大ホール(新宿区霞ケ丘町7-1、神宮外苑)
定員/参加費:1360人/1000円(税込)
申込締切:1月26日(土)必着
申込方法: 往復はがき(1枚につき1人)に、住所・氏名・年齢・性別・電話番号、および「東京講座」と明記の上、〒102-0075 千代田区三番町1-17-3A かぎろひコミュニケーションズ内「JR東海奈良学文化講座」P係まで。(TEL) 03-3237-7966

外法(げほう)と愛法(あいほう)の中世 (平凡社ライブラリー (571))
「外法(げほう)と愛法(あいほう)の中世」  田中 貴子

自分もまだ申し込んでいませんが、定員1360人ですからまだ大丈夫でしょう、きっと。甘いかな〜仏像お好きな方、年齢に関係なくいらっしゃるからなー

あのみうらじゅんだって仏像の魅力に憑かれたひとりですしね。。。
みうらじゅんマガジン vol.2 仏像ロック
みうらじゅんマガジン vol.2 仏像ロック
みうらじゅんが40年にわたって訪れ、撮り、書き、集めた仏像本の集大成! 少年時代に作成した仏像スクラップをほぼ全ページ掲載! 「仏像とはロックである」をコンセプトに、土門拳、岡本太郎など、巨匠アーティストによる奇跡の顔合わせが実現!

来るべき「仏像イヤー」に備えて今から知識のおさらいでも。
仏像→フェルメールと来年も忙しくなりそうです。
(夏にはウォーターハウスもあるのか…)

追記:背中拝見できますヨ-薬師寺の薬師三尊像 
 奈良市西ノ京町の薬師寺で、金堂の本尊、薬師三尊像(国宝・白鳳時代)の光背が外され、普段見られない背中が拝めるようになった。
 金堂には、薬師如来坐像を中心に、日光菩薩立像と月光菩薩立像が安置されている。両菩薩像を東京国立博物館の「国宝薬師寺展」(来年3月25日から)に出展するのに合わせ、堂内を修理する。
 三尊の光背が一斉に外されるのは金堂が完成した昭和51年以来。光背は境内の倉庫で保管し、両菩薩像が戻る来年7月ごろには普段通りの姿に戻る。

(2007.12.22 奈良新聞)




この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1234

JUGEMテーマ:アート・デザイン



男の隠れ家 2008年 01月号
古刹と仏像を巡る旅
★古刹と仏像を巡る旅
★仏教伝来の地 飛鳥の古刹を巡る 文◎ひろさちや
★「私のなか」の仏様たち 談◎玄有宗久
 ・奈良(奈良県) 仏教興隆の拠点「南都」で珠玉の名刹・国宝美に出会う
 ・高野山(和歌山県) 読経の声がやむことのない厳粛な仏道の都を旅する
 ・平泉(岩手県) みちのくに燦然と現れ、潰えた奥州藤原氏・黄金の仏都
 ・飛騨高山(岐阜県) 飛騨高山の自然に抱かれ素朴に微笑む円空仏
 ・湖北(滋賀県) 里人たちが守り続けてきた柔和に微笑む十一面観音
 ・会津(福島県) のどかな古刹・名刹が点在する仏都会津を巡り歩く
 ・山口(山口県) 男のロマンを結実させた「西の京」で古刹を巡る
 ・小浜(福井県) 山懐に包まれる古寺の数々。「海のある奈良」を往く旅
★古刹・名刹コラム
 ・仏像の世界へようこそ! 文◎瓜生中
 ・ひらがな日本仏教史 文・監修◎大角修
 ・仏教建築のひみつ/鑑賞のポイント 文・監修◎清水擴
 ・なるほど! 古刹と仏像の「不思議」 文◎瓜生中
 ・大仏師・松本明慶さんに聞く仏像の魅力
 ・善光寺門前町イラストルポ
 ・永平寺参籠体験記 禅の心と雲水の生活に、少〜しだけ触れる
 ・「国宝」で観ない仏像鑑賞のスゝメ 談・監修◎山下裕二

仏像 ミニカレンダー 2008
仏像 ミニカレンダー 2008
お知らせ | permalink | comments(12) | trackbacks(2)

この記事に対するコメント

みうらじゅん&いとうせいこうの『見仏記』はすべて購入してしまいました。
長い間親しんだせいか、仏様には懐かしさを覚えます。
すまいるん | 2007/12/20 1:21 AM
薬師寺展、楽しみです。
KAN | 2007/12/20 1:51 AM
薬師寺の講話で「日光菩薩立像&月光菩薩立像」は日夜働くnurseさんと説明されて、すごく納得した私。白衣の天使ならぬ、菩薩様の笑みで病も吹っ飛びます。
panda | 2007/12/20 11:31 AM
 中高年男性誌(笑)の特集で多いのは、そば、夜行列車の旅、和食とお酒のおいしいお店あたりが相場でしたが、NHKが仏像の番組を作ったり、講談社が仏像のムックを出したりしてお寺や仏像も定番になりそうですね。
 「大人のウォーカー」は東京版だけでなく、関西、東海、九州版みんな仏教特集なんですね。読み比べてみたくなりますね。毎回同じ特集なんでしょうか。
マンデーブルー | 2007/12/20 9:04 PM
これは是非出かけたいです!

ところで、私も修学旅行時(中学時代)の薬師寺の住職さんのお話が印象深かったのを記憶しています^^。
tsukinoha | 2007/12/21 5:58 AM
@すまいるんさん
こんばんは。

みうらじゅんに反応するとは流石!
自分もなんだか仏様身近に感じて…
南無阿弥陀仏。

@KANさん
こんばんは。

薬師寺萌えます。
今から楽しみですね!

@pandaさん
こんばんは。

なるほど上手いこといいますね〜
言い得て妙とはこのこと。
普段苦労されているナースさん特別割引でも。

@マンデーブルーさん
こんばんは。

この手の雑誌は「乗り遅れた」せいか
どうも食指が動きません。
ただ仏像となると話は別。
しかも結構コアな情報があったりします。
男性誌の男性誌たる所以かと。

「大人のウォーカー」は今回は同じですが
さすがに毎回は・・・どうなのでしょうね。

@tsukinohaさん
こんばんは。

住職さんの法話とセットで見たいです。
贅沢ですけどね。
楽しく仏像について語ってくれそうですよね。
期待大です。
Tak管理人 | 2007/12/21 11:03 PM
はじめまして。
12月初めに奈良を旅行して、はじめて仏像の魅力にはまっているpaletteといいます。「はなことば」のはなさんのところから参りました。ブログ、ホームページ、すばらしい情報量ですね。美術館・博物館、大好きででかけております。美術館めぐりのガイドブックのように拝見させていただきます。来年は仏像、ですか。とても楽しみです。
palette | 2007/12/22 8:35 PM
こんにちは、
そうですか、2008年は仏像の年ですか。
実は今年の初めにこちらでやっていた奈良国立博物館を中心とする仏像展に行ってきました。
六十年に一度のご開帳を旨とする秘仏を含めて素晴らしいものでした。
まあ、↑こういう理由で開催がなかなか本決まりにならなかったそうですが、展示会を企画した女史が「だから、そういう仏の力を現在のヨーロッパは必要としてるんですっ!!」と文字通り寺側を拝み倒したそうです。(笑)
特に気にいったのは普段は拝めない勢至菩薩、観音菩薩の坐像。
ついでに、他から観音展に戻るとき、会場に漂う煙を目撃。目の錯覚なんでしょうけど、実際「アラーーーッム!!」と焦るくらい長い間はっきり見えました。本当に不思議な体験だったので、なおさら印象的でした。
長くなってしまった。失礼しました。
OZ | 2007/12/22 8:59 PM
@paletteさん
こんばんは。
はじめまして。コメントありがとうございます。

仏像はまだまだ勉強が足らず
何を見ても「有り難い」ことしか
分からない自分です。来年は少しは
落ち着いて学べればよいかと思い記事書きました。

好き勝手なこと書いているブログですが
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

@OZさん
こんばんは。

関東でこうした仏像が見られる機会
年に僅かしかありません。その点では
遠く京都や奈良などの古都に及びません。
わざわざ箱根の山を越えてやって来てくださるだけでも
有り難い事、ましてや普段見られない部分まで見られると
あれば今から楽しみ増すばかりです。

不思議な体験なさいましたね。
それは本当は何だったのでしょうね。
『空気』に馴染めない仏像から
謎の煙でも出ていたのでしょうか…
Tak管理人 | 2007/12/23 9:22 PM
こんばんは。
Takさんのこの記事で、
主のいない薬師寺もまた一興かも、と思いました。
しかし、よくもえらい仏様が下向されるなぁと、
感慨深いものがあります。

江戸で花会式、ってのもいいのかも知れませんね。
皆さんでお参りしましょう〜〜
あべまつ | 2008/01/17 10:34 PM
仏像ファンじゃなくても、多くの人に仏像みてもらいたいなぁ・・・
ケン | 2009/06/17 11:01 PM
@ケンさん
こんばんは。

そうですね。
こういうご時世ですからね。
Tak管理人 | 2009/06/18 12:17 AM
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bluediary2.jugem.jp/trackback/1234
この記事に対するトラックバック
なんか世の中には仏像ブームが来ているらしい。 仏像=モビルスーツであり、仏像=フィギュアである僕にとって まあうれしいことではあるんだけれども。 つーのも、この記事がスゴい。 >>「仏像」ファン垂涎 (弐代目・青い日記帳) トウハクの企画展(とい
仏像メモ | 超音速備忘録 | 2007/12/20 2:22 AM
2007年12月 みうらじゅん氏の「仏像ロック」を買い・・・かけてやめた。 この本と出会ってはじめて、みうらじゅんという人に興味をもった。 ...
仏像ロックとデコ電 | 故に我あり | 2008/01/20 3:17 AM