青い日記帳 

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「博物館に初もうで」

東京国立博物館で開催中の
「博物館に初もうで」に行って来ました。
(酔っ払っているので手抜き記事です)



日帰り強行軍の疲れが取れぬまま「博物館へ初もうで」。未だに近所の神社へも初詣していないのでまさに「博物館初もうで」それにしてもこのイベントもかなり定着してきたようで、年々お客さんの数が増えているように思えます。和太鼓演奏や獅子舞など人垣ができて簡単には見ることさえも出来ません。新年早々不精な自分は「音」だけ聴いて満足。

いけばな
蔵重 伸(池坊短期大学教授)

今日は、新年会も兼ねての訪館。15名ほどの有志たちと約二時間ちょっと特別展も含め鑑賞。中には午前中からいらしているツワモノも。でも本気で観るとなるとそれくらいの時間は要ります。確実に。

平成館での「宮廷のみやび」展はまた別記事として書くとして今日は本館二階特別1,2室で展示開催されていた、新春特別展示「子年に長寿を祝う」に出展されていた作品をさらりとご紹介。

まずは、子年にちなんでこの作品から。

鼠草紙」江戸時代 18世紀



こちらは以前紹介したサントリー美術館所蔵の「鼠草子絵巻

一匹の鼠が、鼠仲間を畜生道から救ってあげるべく人間の姫君と結婚するというこれまた破天荒な内容でありながらもついつい見入ってしまう作品。

サントリー美術館の回し者のようですが、
「絵本 鼠草子」がサントリー美術館オンラインショップでも購入できます。

作品の性質上、図録でもなかなか全貌をご紹介しきれない絵巻作品。絵本ではほぼ全編をカラーで収録、画中詞(絵巻の中に書かれたせりふ)も全て現代語に訳して絵に入れ込みました。随所で繰り広げられる、ねずみたちの愉快なおしゃべりは必読です。読み下し文も全て学芸員の手による、当館初のオリジナル絵本。絵巻をひもとく愉しさをぜひ味わってみてください!


続いてこちらの二点。

染付鼠に大根図菊形皿」伊万里


袱紗「鼠に大根模様

ネズミと大根はセット、抱き合わせ販売のようです。どうやら。

ネズミの意匠が施された根付や水滴や簪、それに印籠も

鼠蒔絵印籠

また、浮世絵も何点か。その中から一枚。

礒田湖龍斎「鼠と蝦

う〜ん。お正月にふさわしいかは微妙。。。

他にはこんな作品も。

十返舎一九「色揚鼠嫁入

リアルに鼠描くより、こうして擬人化したほうが良いような。
擬人化したとたんに嫌悪感が消えるのは不思議なこと。
この「錯覚」何かに使えないかと、よからぬことを考えつつ鑑賞。

それでは最後に「今日の一枚


戸川安恵「百寿字」1819年

これは文句なしにおめでたい。
「宮廷のみやび」展にも「百寿字」が展示されていたのでより一層印象深く、そしてめでたく感じた作品。厄払いに少しはなったかな〜

そうそう、本館エントランスに飾られていたいけばな、ここ最近見た中で一、二位を争うほどの立派さ、荘厳さでした。

蔵重 伸(池坊短期大学教授)

企画展示 特集陳列「子年に長寿を祝う」は27日まで展示公開されています。
今年も東京国立博物館お世話になります。どうぞ宜しく。

新年会にお越しくださった15名の皆様、新年早々どうもありがとうございました。

追記:
あべまつさんが撮影してきた画像、こちらのブログで堪能できます。

お知らせ
マイミクさんのお知り合いの方が1月20日(日)までギャラリー epSITE(東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル1階 TEL 03-3345-9881)にて二人展を開催していらっしゃるそうです。

epSITE features IMAGES UNLIMITED
「タナトスそしてエロス」 安楽寺えみ 北野謙
会期:2007年12月12日(水)〜2008年1月20日(日)
年末年始休館:2007年12月29日(土)〜2008年1月6日(日)             12月28日は15:00まで



新作「one day」について
ポートレート「our face」以降、〈世界を、そして他者を自分のこととして見る視座〉をどうしたら持てるか。そんなことにこだわってきました。「one day」はその 延長として始めたランドスケープシリーズです。今後作品としてどう発展するのか未知の部分もあ
りますが、この「one day」は来年1月26日からの川崎市民ミュージアム「現代写真の母系2008 写真ゲーム」展ではより明確な形でお見せできればと思っています。

お時間ある方、近くまで行かれる方、伊勢丹のバーゲン行く前に是非。

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1249

JUGEMテーマ:アート・デザイン


 新春のお正月特集陳列として、新年の干支である「ねずみ」にちなんだ作品を展示します。ねずみはミッキーマウスに代表される「愛らしい」「かわいい」といった感じ方もありますが、どちらかといえばマイナスイメージでとらえられることもあります。しかし、哺乳類の中でも多産であるねずみは、古来より中国・朝鮮半島を中心とした東アジアにおいて、「子宝」や「繁栄」「幸福」の象徴として人々に受け取られていました。今回はねずみを題材とした絵画や工芸作品を中心に、我々日本人とねずみとの関わりを示してくれる歴史資料なども紹介します。

 もう一つのテーマは「長寿を祝う」です。今でこそ我々は年を数える際、誕生日ごとに加齢していく「満年齢」が一般的ですが、一昔前にはいわゆる毎年正月にいっせいに加齢する「数え年」が当たり前で、一族など構成する組織・共同体全員で新年を迎えることが重要と認識されていました。古くから公家や武家社会において季節ごとに種々の儀式が行われてきましたが、正月の儀礼は重要とされてきました。これらには新年を祝う=新たな年を迎えられたことを喜ぶ→その年の息災を願う→長寿を祈るといった趣旨をもつものが多々あります。ここでは「長寿」「吉祥」「儀礼」などをキーワードにして、関連する作品を展示します。またこのテーマには「新春に博物館にご来館された皆様の長寿を祝う」という博物館からの願いもこめられています。
展覧会 | permalink | comments(19) | trackbacks(8)

この記事に対するコメント

あけましておめでとうございます^^ゞ
今年もよろしくお願いいたします。

鼠草子、かわいいですよねー。
私も鳥獣戯画見に行ったときに
勢いで買ってしまいました。
紫式子 | 2008/01/03 1:02 AM
Tak様、↓昨日のコメント、申しわけありませんでした。
『鼠草紙』は東博の記事のために温存してあったのですね〜
(大間抜け〜、空気読め〜)
動物物の絵巻は観ていて、とても楽しいですね。
ほんのわ | 2008/01/03 6:19 AM
ネズミのとこへ嫁入りする話、
ありえないんだけど見入っちゃいます(^-^)

印籠にまで描かれてるんですね。
大根とのセットなのは面白い!
ネズミの絵もこうして見ると
いろいろあるんですね〜
サッチャン | 2008/01/03 7:31 AM
昨日はありがとうございました。
とても酔っ払って書いている記事には見えませんが(笑)
これからもどうぞ宜しくお願いします(^O^)
圭 | 2008/01/03 11:00 AM
あけましておめでとうございます。

私も東博に初めて2日から出かけてきました。ちょうどお昼から夕方までいたので、Takさんや有志の方々とすれ違っているかもしれませんね。
「百寿字」はいろいろな顔があって本当におめでたい一枚でした。「宮廷のみやび」展は別の機会に行くつもりです。

今年もどうぞよろしくお願いします。
キリル | 2008/01/03 12:01 PM
こんばんは。
昨日はどうもありがとうございました。

今年初の展覧会・初新年会・・・
楽しかったです。
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。



朱奈 | 2008/01/03 11:39 PM
あけましておめでとうございます。
私は何故か年明け早々ムンク展に行ってきました・・・

Takさんのブログは、共通点があっていつもドキドキしてしまいます。
今日もepSITEなんて名前が出てきてびっくりしましたよ!
(とても仲の良い知り合いがいます)

今年もどうぞよろしくお願い致します。
クロエ | 2008/01/04 12:21 AM
こんばんは。
昨日はありがとうございました。
解説の冒頭にミッキーマウスが出てくるところが、お茶目で良かったです。
人の入りも良くて、新年らしくて良かったです。
ただ国宝室は混みすぎで、出直そうと思いました。
mizdesign | 2008/01/04 12:53 AM
2日はありがとうございました。
昼前から東博にいた強者、とか言いつつ
4時半にはすっかりヘロヘロでした・・・。
>ネズミと大根はセット、抱き合わせ販売のようです。
米俵に乗った大黒様、そのお使いがネズミ。
大根を食べるネズミの絵は、
「だいこ(ん)くぅネズミ」→「大黒ネズミ」
という「えーっ?!」な駄洒落。
日本人って昔から言葉遊びがすきですよね、ホント。
ちなみに、大根は二股が子孫繁栄の縁起物ですね。

菊花 | 2008/01/04 1:10 AM
@紫式子さん
明けましておめでとうございます。

あれは「買い」です。
一度品切れになったほどの人気だとか。
買いたくなる気持ちわかります。

今年もどうぞよろしくです!!

@ほんのわさん
こんばんは。

とんでもありません。
私最近流行っている「空気読め」とう言葉
大嫌いなんです。素人や普通の人はそんなこと
気にすることないと思いませんか??
遠慮なさらずにどんどん書いて下さい。

@サッチャンさん
こんばんは。

鼠草紙はサントリーで通しで見て
腹抱えながら笑ってしまいました。
ありえねーーーって。

ネズミの絵はさすがの東博も
苦労して集めてきたように
感じられました。酉年とは大違い。

@圭さん
こんばんは。

昨日はカルチャーショックというか
新年早々来てはいけない場所に来たと
思ってしまったのでは?
これに懲りずにまたぜひ。

@キリルさん
明けましておめでとうございます。

絶対どこかですれ違っていましたね。
しかし昨日は混雑していましたね〜
あれだと知っている人がいても
中々気がつかないかもしれません。

「宮廷のみやび」展はその名の通り
雅やかな展覧会でした。

今年もどうぞ宜しくお願い申しあげます。

@朱奈さん
こんばんは。

悪の巣窟にもかなり慣れてこられたかと。
っていうか、どっぷりつかっていますよね。
よいこと?です。はい。

また次回も。
今年は身軽に動き回ります。
どうぞヨロシク!です。

@クロエさん
明けましておめでとうございます。

ムンク展は良い展覧会ですよね。
西洋美術館ラブです。

epSITEはマイミクさんからのご推薦です。
損保ジャパンと掛け持ちで出かけたりします。

色々と共通点も多いようですので
今度ぜひじっくりとお話聞かせて下さい。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

@mizdesignさん
こんばんは。

昨日はどうもです。

東博のこのイベントすっかり
定着してきた感がありますね。
ここまでもってくるまでに
相当な苦労があったかと。
えらいな〜等伯。じゃなくて東博。

Tak管理人 | 2008/01/04 1:14 AM
@菊花さん
こんばんは。

昨日はどうもこちらこそ
ありがとうございました。

新年会楽しかったですね〜
久々に菊花さんとお話しました。

ヘロヘロで飲む、ビールも
さぞかしおいしかったのではないかと。

大根にはそんな駄洒落が…
なるほど〜
お芝居にお詳しい菊花さんだけに
こういうこともよくご存じですね!

コメントちょうど入れ違いになってしまったようです。
Tak管理人 | 2008/01/04 1:17 AM
こんばんは。先日はメインの会(?!)に参加出来ずに失礼しました…。
展示ではねずみの画題が豊富で楽しめましたね。
ただ、ここ数十年でねずみの存在が我々の生活からぐっと遠くなってしまったような気もします。この前ねずみを見たのはいつのことやら…。
はろるど | 2008/01/04 10:01 PM
@はろるどさん
こんばんは。

いえいえ。
メインの会は「悪の巣窟」ですので。
初めて参加された方もいましたよそれでも。

そうなんですよね、ねずみって昔は
家の中にでもいたものですけどね。
今はちょっとヒステリックなまでに
衛生面を気を使っているように思えます。
Tak管理人 | 2008/01/04 11:44 PM
こんばんは。
「宮廷のみやび」展、ようやく行ってきました。
今回は草書を読めるようにならなくては、と切実に感じました。
新春企画、ねずみだとやっぱり全体的にかわいいですよね。
しのぶん | 2008/01/06 1:12 AM
こんばんは。
平常展にヤットいってきました。
毎年のこととはいえ、良いものが出ていますね。
TBします。
とら | 2008/01/06 10:55 PM
@しのぶんさん
こんばんは。

「宮廷のみやび」展
ようやく記事書き終えました。
時間かかったわりにはしょぼい内容です。
今年も反省しきりになりそうです。

@とらさん
こんばんは。

そうですよね、二日は特別展だけ
ご覧になられたのでしたね。
仰る通り、東博ほんと色々と持っています。
ネタがつきません。
Tak管理人 | 2008/01/07 10:58 PM
鼠草子絵巻、ゴンノカミに男の悲哀を感じてしまい
お気に入りです。この絵巻、あちこちにあるのですね。
写本ですか。当時、それだけ流行ったのでしょうね。
一村雨 | 2008/01/08 5:55 AM
こんばんは。
やっと行ってきました。
年初の華やぎが満載で、とっても楽しめました。
宮廷のみやびの方は、また日を改めていくつもりです。

今年も満載情報、楽しませて頂きます。
来年くらいになれば、
初詣参加できるといいのに・・・と思うのですが。
今年もよろしくお願い致します。
あべまつ | 2008/01/08 10:38 PM
@一村雨さん
こんばんは。

写本でしょうね。
これなら誰でも欲しがるかと。
身近な動物がテーマですしね。

@あべまつさん
こんばんは。

毎年力入れていますよね。
東博さん。
立派です。感心してしまいます。

こちらこそ今年も
どうぞ宜しくお願い致します。
またどこかでニアミスするかも。

佳い一年になりますように。
Tak管理人 | 2008/01/09 12:30 AM
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