青い日記帳 

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「北斎漫画展」

江戸東京博物館で開催中の
「北斎漫画展」に行って来ました。
(同時展示「北斎諸国名橋奇覧と諸国瀧廻り復刻版画展」)



1月27日まで同館で開催している特別展「北斎 ヨーロッパを魅了した江戸の絵師」の後期展示と兼ねての鑑賞。

オランダ帰りの北斎には二度目とあって最初ほど違和感なく接することができたもののやはり北斎漫画の自由闊達な表現や動きを観てしまうと、また別の違和感がふつふつと生じてくることに。


北斎工房「節季の商家

どなたか日本の専門家の方のご意見を伺ってみたいものです。

さて、さてエレベーターで5階(ここの博物館、今自分が何階にいるか全く分りません)へ。常設展示室弟2企画展示室すべてを使って「北斎漫画」が展示されています。一枚一枚は小さく薄っぺらな印刷物ですがこれだけ並べてみると壮観。

入口へ立ち展示室内を見渡しただけでも満腹に。

「北斎漫画」は芸艸堂が北斎画本シリーズとしてリーズナブルな値段で販売しているので、自宅でコタツに入りながらでも楽しむことできるので、わざわざ観に行かなくとも…と思っていましたが、実際に足を運んでみると思わぬ掘り出し物があるもの。今回もご多分に漏れず、北斎漫画だけでなく版木が展示されていました。





なんでも「初公開」だそうです。しかも「門外不出」の品だそうです。
「初公開」とか「門外不出」とかの言葉に弱いのは皆一緒。

所蔵しているのが先ほど紹介した芸艸堂と聞いてびっくり。
なんだそういう仕掛けがあったのか〜

同時展示「北斎諸国名橋奇覧と諸国瀧廻り復刻版画展」も商売の臭いぷんぷんしていて、うーーんどうかな〜と。土日は彫・摺の実演や摺り体験も出来るそうでなんて商売上手(と穿った見方してはいけません)

これだけまとめて、北斎漫画を一度に観る機会まずないでしょう。
特別展「北斎 ヨーロッパを魅了した江戸の絵師」は今月で終了していしまいますが、「北斎漫画展」は2月11日まで開催しています。

おまけその1
鎌倉国宝館で同じく2月11日までこんな展覧会開催しています。

特別展「肉筆浮世絵の美−氏家浮世絵コレクション−」
氏家浮世絵コレクションは、昭和49年10月1日、多年にわたり肉筆浮世絵画の蒐集につとめてきた故氏家 武雄氏と鎌倉市が協力し、鎌倉国宝館内に設置された財団法人です。
氏家浮世絵コレクションの浮世絵はその全作品が肉筆画であることが大きな特徴です。画家自らが直接描いた肉筆画は、版画と異なり、細やかな筆遣いや微妙 な色彩を駆使して描かれ、その美しさとともに画家本来の技量を知る貴重な資料でもあります。
コレクションの中心となるのは葛飾北斎の作品ですが、そのほか懐月堂安度、勝川春章、菱川師宣、喜多川歌麿、歌川広重らの名作多数があります。
いざ鎌倉!!
こんな食指を動かされる肉筆画が待っているようです。
(困るな〜この忙しい時期に…)

 
懐月堂安度「美人愛猫図」:菱川師宣「桜花二美人図

 
月岡雪鼎「しだれ桜三美人図」:勝川春章「観梅美人図

鎌倉国宝館、行ったことありませんが、調べてみるとどうやら鶴岡八幡宮の境内にあるようです。」金比羅山の誘惑と同じ構図。美術館だけでなく神社仏閣まで「誘い」をかけてくる今日この頃。そうだ成田山の川鍋暁斎も行かねば!

おまけその2
以前どこかで書いたかもしれませんが今一度。

Hokusai Manga Construction Kit
北斎漫画制作キット

使い方は簡単。誰でもオリジナルの「北斎漫画」が作れちゃいます。
たとえばこんな感じ。


同じ絵を重ねてみたり、動物と人間を組み合わせてみたりと無尽蔵に愉快な作品を作り出せます。文字も入れること可能なので「セリフ」として取り込むのも一興かと。

このHokusai kit外人さんが制作したそうです。
いつの世も「浮世絵」は海外がリードしているようです。。。

「ヒストリー・コンストラクション・キット」もあります。
http://www.adgame-wonderland.de/type/history.html

おまけが長くなりましたが
それでは最後に「今日の美味


「幕の内弁当」
これ全部、飴で出来ています。細工あめです。
もったいなくてまだ食べていません。。。
しばらく飾っておきます。
江戸東京博物館のミュージアムショップにて購入。



この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1267

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『北斎漫画』とは、1814年(文化11年)、北斎が55歳のとき、300図余りの下絵をもとに、版元の永楽屋東四郎より刊行した画集です。その後、1878年(明治11年)までに15冊が発行されました。約4000図の中には、人物や、風俗図、動植物、妖怪にいたるまで、多彩な図柄が含まれており、フランスの印象派など海外の芸術家へ影響を与えたことでも知られています。
この展覧会では、門外不出の『北斎漫画』の版木を初公開するとともに、その版木からこのたび摺りなおされた各図を展示します。版木には、版元の永楽屋の書き入れがあるものや、同じく永楽屋刊行の版本『冨嶽百景』の裏側を削って再使用したものなど、『北斎漫画』の制作の経緯がわかる貴重なものも含まれます。版本でありながら、おもしろい図様をとり入れ、北斎の技量の高さがうかがい知れる『北斎漫画』の世界をぜひお楽しみください。1月2日から6日と、会期中の土・日・祝日には、文化財伝統技術者による彫・摺の実演や摺り体験も行います。
展覧会 | permalink | comments(13) | trackbacks(5)

この記事に対するコメント

初コメントです。

いつもTakeさんの日記、とても参考にさせて頂いています。

ぼくも今日、漫画の方は今回はパスして、肉筆画をお目当てに北斎展に行ってきました!

版画の方はすごい人手でしたが、肉筆の方はなんか空いていて、ゆっくりと見れました。




まもる | 2008/01/20 5:15 PM
氏家コレクションには、今年も行くつもりで折ります。
北斎の「酔余美人」はもとより「蛸図」は中々見ものです。
鎌倉の古書店で美術書探し楽しいんですよ〜
るる | 2008/01/20 5:39 PM
今日摺り体験してきました。
やっぱり難しい..肝心の富士山が。
 江戸時代の版木を使って北斎漫画を再現するのは
並大抵な苦労ではないでしょう。
 彫師摺師の後継を考えると、派手なイベントも必要かと。

 北斎漫画のすごさ 惚れ惚れです。拡大しても精密
特に河童(笑)
北斎漫画の成功は、北斎の画力に加えて
大量生産販売を可能にした彫師と摺師の力もあり!
panda | 2008/01/20 7:01 PM
「門外不出」!!!!!!
その一言にはホント弱いです(#^^#)

この幕の内弁当、
飴なんですか〜
良く出来ていますよね♪
サッチャン | 2008/01/20 8:52 PM
こんばんは。
最近、北斎のパワーを適当に知ってるつもりでも、
今回は、呆れております。
私のちっちゃなキャパでは収容しきれません。
爆風に吹き飛ばされております。

版木、涎ものでしたね。
一枚でいいから欲しい〜

幕の内弁当、超かわいいですよね。
何年か前ですが食べました、息子と。
あそこのショップは、かなり魅力的ですよね。
ぽち袋やてぬぐいもGood★
おみやげ物やさん、コーナーの
両国七不思議の話が包み紙の人形焼、
宮部みゆき女史お勧めで、乙味、美味です。
TBありがとうございました!
あべまつ | 2008/01/20 9:09 PM
江戸東京博物館。両国ですね。
毎日総武線から見ているけど、まだ訪れたことありません。
北斎漫画初公開の版木。
きっと、凄い人だったのでは。
全部飴でできた幕の内弁当、食後リポートも
楽しみにしていまーす!!
コンドル | 2008/01/20 10:34 PM
@まもるさん
こんばんは。初めまして。
コメントありがとうございます。

あまり参考になるよなものないとは
思いますがご覧になっていただけて
とても嬉しく思います!

仰ると通り肉筆画が空いていましたね。
不思議な光景でした。
その分堪能できました。

今後とも宜しくお願い致します。

@るるさん
こんばんは。

いざ鎌倉ですね。
行くだけの価値十分ありそうです。
チラシだけでも満足してしえそう。
行けるかな〜

@pandaさん
こんばんは。

摺り体験されたのですか。
それは良いですね。
私が行った日は実演がなかったので
いまいちさびしかったです。
実際にやってみるといかに
高度な技術、熟練の技が必要なのか
よく分かるでしょうね。

江戸時代で50歳を過ぎてから
こういったものを描いたのですから
驚きです、いくら後身のためとはいえ。
いつも北斎には驚かされっぱなしです。

@サッチャンさん
こんばんは。

弱いですよね〜
ついつい騙されて?
観に行ったり買ったりしてしまいます。

そんな自分も嫌いではないんですけどね。

幕の内弁当のほかにおはじきも
飴細工でありました、きれいでしたよ〜

@あべまつさん
こんばんは。

知れば知るほど北斎の奥深さや
魅力にはまってしまいますよね。
東博で開催された「北斎展」の時は
まだまだ今よりももっと知識が
不足していて果たして北斎の
すごさを受け止めることができたのか
不安になってしまいますが
その不安はいつまでたっても消えなそうです。

あそこのショップでは
ちょっとしたお土産に
重宝するものたくさんありますよね。
東インド会社のTシャツにいつも惹かれます。

@コンドルさん
こんばんは。

両国の駅からどーんと見える
あまり品の良くない建物です。
行くと「どうしてこんなもの
作ってしまったのかな?」と
思われるかと。でも中はそれなりに
見ごたえあります。
職員の対応は美術館・博物館では
最低レベルですけどね。
Tak管理人 | 2008/01/21 7:00 PM
江戸博、今週再訪する予定です。
それより鎌倉国宝館、あのポスターめちゃくちゃそそりますよね。困っちゃいます。
あっち方面の展覧会をチェックしておこう...。
ogawama | 2008/01/21 11:17 PM
後期なら浮世絵と漫画の両方観られるから
一粒で二度美味しいかと思ってましたが、
終盤になれば混むんですよね・・・。
会期終末なんて、両方じっくり観ようとすると何時間かかるんでしょうか。
考えただけでブルーになります。
せめて時間切れにはなりません様に、と願うばかりです。
m25 | 2008/01/22 2:52 AM
こんにちは。
これが話に出た幕の内ですか。
綺麗ですね。
おはじきも良かったですが、こっちも良いですね。
mizdesign | 2008/01/22 3:27 PM
@ogawamaさん
こんばんは。

鎌倉へ行く気がふつふつと。。。
そういえば八幡様へお参りしたの
中学生の時以来になります。
記憶の中にある鎌倉とずいぶん
変わっているはずです。

@m25さん
こんばんは。

そうなんです。
後期のほうが圧倒的に美味しい展覧会です。
前期と後期では版画など一部展示替えが
あるだけですからね。
両方見るとなると時間かかります。
「北斎展」がかなり見ごたえあるので。
どちらか一つと言われれば
やはり「北斎展」の方かと。

@mizdesignさん
こんばんは。

そうそう、これこれ。
まだもったいなくて
食べていません。

お土産などに最適でしょ。
Tak管理人 | 2008/01/22 7:09 PM
Takさん、こんばんは。
私が行ったときは、「北斎」の方はなぜか肉筆のコーナーが混雑していました。
版画も相当混雑してましたが(^^;)
鎌倉の方はまだ行ったことがないので、紹介記事を拝見して興味をそそられました。漫画キット、以前から気になっていたのでちょっといじってみましたが、面白いですね。
しのぶん | 2008/01/25 12:13 AM
@しのぶんさん
こんばんは。

肉筆画が混雑していたということは
きっと目の肥えた方がそれだけ
多かったことの証左では。

鎌倉や葉山に行ってみたいです。
でもその前に・・・
欲はつきないものです。
Tak管理人 | 2008/01/25 6:18 PM
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