青い日記帳 

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「小堀遠州 美の出会い展」

松屋銀座8階大催場で開催された
「大名茶人 遠州400年 小堀遠州 美の出会い展」に行って来ました。
(会期12月30日〜1月14日)



観に行った展覧会のチラシや作品リストなどはA4版クリアファイルに無造作に入れておきます。大雪の日曜日、本棚を整理していたら隙間からこの「小堀遠州 美の出会い展」のチラシが見つけました。行ったことすら忘れかけていた展覧会のチラシ。喜んでいいのかどうか微妙。

何故なら行ったことは行ったのでが、最終日1月14日(祝)の夕方とあって展覧会会場は今まで経験したことないような混雑ぶり。小堀遠州のネームバリューによるものか、はたまた朝日新聞社のPRがうまく功を奏したのか定かではありませんがとにかく尋常ならぬ人出。

一階のエレベーター乗り場で既に係員の方が不吉なことアナウンスしていました。曰く。「小堀遠州展へお越しの方はエレベーター六階でお降り下さい」

催事場は八階です。恐る恐る訳をを伺うと。。。「ただ今、入場制限をしており、八階から階段伝いに下の階までお並び頂いております」とのこと。しまったと思っても後の祭り。おとなしく階段に並び待つこと約20分。やっと入場出来るとおもいきや、先ほどの大混雑が目の前に。。。



全ての展示品を他人様の肩越しに観たのはもちろんこれが初めて。こいつは春から縁起が…お着物召されているご婦人の姿も多く、会場はパニック寸前。人に酔ってきたのでプラチナの茶室「利庵」を横目で見ながら早足で退散。結局何を観に行ったのかよく分らない展覧会でした。

さて、発見してしまったこの展覧会のチラシとチケットの半券、最終日のデパートの展覧会など慌てて行っては行けないという自戒を込めクリアファイルにそっと挿入しておきます。

巡回先です。私が言うのも何ですが関西の方お早めにどうぞ。
名古屋・松坂屋美術館 2月23日〜3月16日
大丸ミュージアム・KOBE 3月19日〜3月31日



雪が舞う中埼玉スタジアムへ応援に行ったわけでもないのに、これで終わりにしちゃうとあまりに情けなく申し訳ないので、お茶関連のネタをもう一つ。

静嘉堂文庫美術館で今月9日から「茶碗の美 −国宝・曜変天目と名物茶碗−」展がいよいよ始まります。この展覧会には国宝・曜変天目茶碗も展示されます!
三年ぶりの一般公開です。

曜変天目(稲葉天目)茶碗

曜変天目(ようへんてんもく)は天目茶碗の一種です。曜変というのは、内部の漆黒の釉面に結晶による大小さまざまの斑紋が群をなして一面に現れ、その周りが瑠璃色の美しい光彩を放っているものを指して呼んでいます。この斑紋が妖しく青く光り輝いて、見るものを魅了します。

元々、中国で焼かれたものがわが国へもたらされたそうです。ところが現在、中国はもとより世界中どの国でもこの曜変天目茶碗は存在が確認されていません。僅かに三点が日本に存在するのみなのです。

大阪:藤田美術館、京都:大徳寺龍光院、そして東京世田谷ある静嘉堂文庫美術館がそれぞれ所蔵する三点の曜変天目茶碗は全て国宝に指定されています。

この三点の中でもとりわけ妖しげな光彩を放っているのが、現在、静嘉堂文庫が所蔵する曜変天目。大正七年に稲葉家から当時の美術倶楽部での最高価格16万7千円(現在の価格だと十数億円)で落札したお宝中のお宝です。

これまでに何度か静嘉堂で実際に観ましたが、何度対峙しても言葉を失ってしまいます。ガードマンさんに守られながらの展示に今回もなるのでしょうか。ここの美術館はデパートとは違い大勢のお客さんでごった返すことありませんが、それでも出来るだけ早めに出かけたいものです。欲を言うなら晴れた日に。前回は太陽光の入り込む場所に展示されていました。

「茶碗の美 −国宝・曜変天目と名物茶碗−」 協賛 三菱広報委員会 
2008年2月9日(土)〜3月23日(日)
休館日 毎週月曜日(2月11日は開館)、2月12日(火)
開館時間 午前10時〜午後4時30分(入館は午後4時まで)

静嘉堂文庫美術館
〒157-0076 東京都世田谷区岡本2-23-1  TEL.03-3700-0007 

今月号の雑誌「なごみ」でも特集組まれています。


先月号が「伊勢物語」の特集でしたので二冊まとめて購入。
どちらも永久保存版にします!

なごみ 2008年 02月号 [雑誌]
なごみ 2008年 02月号 [雑誌]
【特集】
唐物茶碗の至宝「天目」への招待
国宝・曜変天目を語る(山下 裕二×長谷川 祥子)
天目へ入門(竹内 順一)
いまに息づく天目の魅力
(陶芸家・長江 惣吉/陶芸家・桶谷 寧/古美術商・川島 公之)
天目と茶の湯(鈴木 宗幹)
中国の喫茶文化と天目(長谷川 祥子)

それでは最後に「今日の美味


金刀比羅宮参道途中にある灸まん本舗石段やでいただいた
「お抹茶と灸まん、こんぴら栗ようかん」セット。

灸まんの黄色い看板がそこかしこにありました。
もぐさ(お灸)の形をしたお饅頭が「灸まん」です。

mixiのフォトアルバムにこんぴら参りの写真大量に載せておきました。
お時間ある時にでもご覧下さい。

すぐわかる茶の湯の美術
すぐわかる茶の湯の美術 矢部 良明

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1286

JUGEMテーマ:アート・デザイン

2008年(平成20)は江戸時代初頭の大名茶人で総合芸術家としても知られる小堀遠州(1579〜1647年)が1608年(慶長13)30歳のときに、徳川家康の居城である駿府城の作事奉行を命じられ、その功により「遠江守」に任ぜられてから400年となります。「小堀遠州」の名の誕生から400年を記念して、「人と人の出会い」をテーマにした展覧会を開催することとなりました。小堀遠州の才能は、若い頃から当代一流の文化人と接する機会を得たことで育まれ、徳川幕府三代将軍家光の加護のもとで大きく花開きました。15歳の頃から古田織部につき茶道を学び、その才能を感じた織部は自身の後継者として遠州を認めています。遠州は45歳から69歳で亡くなるまで伏見奉行を務め、後水尾天皇などの皇族や公家、大徳寺の僧春屋宗園や沢庵、徳川家光や前田利常などの将軍・大名、池坊二代専好や本阿弥光悦などの文化人らと幅広く交流します。その優れた美意識は大徳寺孤篷庵、仙洞御所、南禅寺金地院、二条城などの造園、数奇屋建築、築城にまで及び、まさに華やかな寛永文化を代表する存在でした。本展は遠州が選定した「中興名物」や、指導して作らせた国焼の高取、丹波、志戸呂などの茶陶、「遠州好」の名品の数々を、ゆかりの人々との交流を物語る手紙や添え書きなどとともに展示します。また13世家元の小堀宗実氏が設計し、愛知万博「愛・地球博」に展示されたプラチナの茶室「利庵」も特別展示いたします。
展覧会 | permalink | comments(12) | trackbacks(2)

この記事に対するコメント

いよいよ、曜変天目ですね。
まだ見たことがないので、期待でいっぱいです。
金刀比羅宮の写真、拝見しました。
奥の院がないですね〜
一村雨  | 2008/02/07 6:10 AM
東京で、大盛況だったのですね。神戸に巡回してきたら早めに拝見してきます〜。教えてくださってありがとうございます♪

神戸展はもうすこし先だけど今からたのしみです♪
ほとんど千家のお茶しか知らないので(といっても大したこと無いんですが)興味深々です。
十六夜 | 2008/02/07 9:20 AM
こんばんは。
最終日はもっと凄いことになっていたのでしょうね。
いやはや、大盛況でした。
どこか、茶室のある所で、
粛然と展覧会できないものかと、思いましたが、
致し方のない事情もあることでしょう。
静嘉堂文庫美術館での茶碗展、
出かけたいと願っています。
あべまつ | 2008/02/07 9:13 PM
 「なごみ」曜変天目特集に見ていたところでした。
Takさんに先に越されました! 
 この茶碗の中の宇宙に私も魅了
静嘉堂文庫美術館に行かなくては
と思っていたところです。
「pen」2/15号も「茶の湯デザイン2」ですし
今年は茶の湯に注目したいと思います。
panda | 2008/02/07 11:39 PM
小堀遠州、
ずっとお庭を作る芸術家であり茶人だと思ってたら
もともとは戦国時代の武将さん?なんですよね。
こんな展示、やってたんですね。
見たかった…
サッチャン | 2008/02/08 10:35 PM
@一村雨さん
こんにちは。

曜変天目今回は何所に展示されるか
まずそれが気になります。
光のあたりかたによってまるきり
輝き方が変わってきますので。

奥の院、、、断念しました。
軟弱モノです。。。

@十六夜さん
こんにちは。

お茶関係の展覧会も混雑しますよね。
なさっている方大勢いらっしゃいますからね。

私の母がお茶を教えていたりしたので
その影響で小さいころはお茶会に連れていって
もらいましたが、あの頃は退屈極まりありませんでした。

@あべまつさん
こんにちは。
TBありがとうございます。

あべまつさんの記事を拝読しても
やはり大混雑だったこと伺えます。
あれ辟易しましたよね。。。
忘れてしまいたい展覧会かも。

デパートですから極端に入場制限
できないのが悲しいところでもあります。

@pandaさん
こんにちは。

penはノーチェックでした。
情報ありがとうございます。
これも買わねば。

それにしても、なごみで静嘉堂学芸員の方と
対談された山下先生、結局実物は見せて
もらえなかったのでしょうかね?
わざわざ出かけたのに。

@サッチャンさん
こんにちは。

織部にしてもこの時代の文化人と
呼べる人は、武将さんだったようです。
こうした道楽?できるのは
市井の人々には夢のまた夢の時代です。

静嘉堂に是非!
Tak管理人 | 2008/02/09 11:10 AM
おはようございます。
お久しぶりです。
東京展、大変だったんですね。
いま名古屋でやっていて、観て来ました。
これまで名前は知っていても、具体的にどういう人物か知らなかったので、この展示で、「こういう美意識の人物」とよくわかる展示でとてもよかったです。
今日これからもう一度観にいきます。
Takさんのご忠告に従い、明日の最終日は避けることにしました。
ほんのわ | 2008/03/15 8:20 AM
@ほんのわさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

名古屋はさほど混雑していませんでしたか。
自分は行った日が最終日だったもので最悪でした。
こういう経験も仕方ないですね、たまには。

名前だけ知っていてどのような人物なのか
さっぱり知らない人多いです。
最近観てきた西行などもその部類。
記事が書けなくて困っています。。。
Tak管理人 | 2008/03/16 12:30 AM
  Tak様
そうですね、有名な人物なので文学(和歌)からの入り口は入りやすいのですが、美術からだと難しいかも。
わたしは辻邦夫の小説『西行花伝』が好きなのですが、長編なので、記事のために読むにはちょっと大変です。
(お時間があればぜひお勧め)
遠州も、例えば利休なら秀吉との確執があまりに有名で、たくさんの小説、ドラマ、映画になっていますから、全体像を把握しやすいですし、師の織部なら、織部焼きで、陶芸の本から入り口があるのですが、遠州は今回の展示がなければ知ることの難しい人物だったと思います。
ほんのわ | 2008/03/16 8:28 AM
管理者の承認待ちコメントです。
- | 2008/03/16 8:48 AM
  Tak様へ追記
自分が読んでいない本を人に勧めるのもどうか、なのですが、アマゾンにこのような本がありました。

「西行・山家集」 (学研M文庫)

わたしなら井上靖を選びますが、Takさんなら白洲正子でしょうか。
ほんのわ | 2008/03/16 10:48 AM
@ほんのわさん
こんばんは。

西行展へ行ってきましたが
ますます彼のこと分らなく
なってしまいました。。。

伝説多すぎて。

どこで線引きしてよいのやら。
まだ小堀遠州のほうがそれにくらべたら
史実がきちんと残っている方なのでは?
詳しくは分りませんが。

白洲正子さんてどうもアンテナに
引っかからないので
ご紹介していただいた井上靖さんの本を
手にしてみたいと思います。
Tak管理人 | 2008/03/17 12:14 AM
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年初めに、お茶の香を感じることは、なんとも芳しい気持ちになる。 松屋銀座でなんと、お茶人、小堀遠州展をするというので、気になっていたが まぁ、息子の学校が始まっても、すぐに連休だし・・・と半ば諦めていたが、思わぬところからチケットが迷い込んできたので
小堀遠州 美の出会い 展  ・松屋銀座 | あべまつ行脚 | 2008/02/06 11:16 PM
一昨日は、『小堀遠州 美の出会い展』に行ってきました。 今回の展示は「遠州の審美眼で選ばれた「中興名物」や、海外や国内諸窯で作らせた「遠州好み」の茶道具、ゆかりの人々との書簡など」(チラシより)を集めたものでした。 わたしはお茶を習っておりませんの
『小堀遠州 美の出会い展』に行きました + 訂正 | ほんのわの読書日記                        本を読んでいるときが一番幸せ | 2008/03/15 8:02 AM