2008.02.29 Friday
「ルーブル美術館展」
東京都美術館で開催中の
「ルーブル美術館展−フランス宮廷の美−」に行って来ました。 ![]() まず、昨日の非礼お許しください。 昨夜は泥酔してしまいました。久々に「三次会」まで。はぁ〜 まだ復調していません(だってお酒飲みたいと思わないんです) でも、ブログを書かないと、余計体調悪くなりそうでコワイ。 泳いでないと生きられないマグロのような身体にの自分。。。 明日、明後日(土日)と仕事でどこへも出かけられないので 無理して先週の土曜日に混雑承知で上野へ。約20分待って会場入り。 不思議なもので、何が何でも観たいものではない展覧会だと 並んでいてもストレス溜まりません。適当に眺めればいいかなと。 でもって、大混雑する会場内でフランス宮廷文化が作りだした 脂っこい調度品をごくごくさらりと「見物」してきました。 因みに一昨年同じく上野で開催された「ルーブル美術館」とは タイトルは一緒でも中身は全然違います。読売対朝日。 朝日新聞創刊130周年・テレビ朝日開局50周年記念ということで 通常のA4サイズのチラシも豪勢に4種類もあります。 ![]() 「塩入れ」だそうです。1758-59年に作られた。 キューピッドに塩入れるのではなく両脇の二枚貝の中に入れたのでしょうか。 何とも贅沢というか、無駄に豪奢というか。。。 まぁ、まぁ物見遊山の展覧会ですから、気にせず先に。 ![]() 「ダイヤモンドを象嵌した飾り武器模様の嗅ぎ煙草入れ」1759-60年 蓋に散りばめられているダイヤからこの調度品の大きさ想像できます。 チラシで観るよりも、かなり小さなものです。 実は最初、見落としてしまいました。。。気をつけないと! これらはルイ15世の時代に作られた品々。 フランス宮廷文化を一層華やかなものにしたのが時々の王の寵愛を受けたお妃たち。ということで、ルイ15世や16世の夫人たちを描いた肖像画が展覧会会場にキラキラの調度品に混じり展示されています。 ![]() フランソワ・ブーシェ「ポンパドゥール夫人の肖像」1750年頃 この絵面白かったですよ。 だって「顔」だけしかきちんと描かれていません。 語弊があるかもしれませんが、よくご覧になって下さい。 顔を(奇麗に可愛らしく若々しく利発そうに)描くことに ブーシェは全神経を注いでいるように思えませんか。 これぞお抱え絵師の鏡! 身体のラインやポーズはすべて夫人を美しく見せるための演出。 左手を置いている楽器の描き方の粗さなど驚くばかりです。 展覧会内であれだけきらびやかに輝いている調度品たちも この絵の中に入ってしまうと一瞬にして輝きを奪われてしまいます。 ![]() 侯爵夫人ポンパドゥール―ヴェルサイユの無冠の女王 大混雑していて調度品ばかり見せられて、名前倒れの「ルーブル美術館展」と感じてしまうことも確かにあろうかと思います。私も半分はそんな気分。でも救いの主はいるものです。今回その美味しい役所を担ったのが先のフランソワ・ブーシェ. 実は自分の中でここ数か月ちょっとしたマイブームがあります。 それはフランスのロココ時代の美術。享楽的で女性的な絵画が主流の。 それまでほとんど顧みることなかったロココ美術に興味を持ったきっかけは 印象派をどう捉え、考えるかと自分なりにあれこれ出来の悪い頭を回転させ 出した答えがおよそ100年前のロココ時代から見直してみることでした。 印象派単独で考えているから袋小路にすぐぶち当たってしまうわけで フランス美術の流れを再確認してみるとどうしても外せないのが 当たり前のことですが、このロココや新古典主義といった時代でした。 「木を見て森を見ず」状態から少しだけ抜け出せた感じです。 遅い遅い、、、何を今さらと笑ってやって下さい。 で、ブーシェです。 ![]() 「アモールの武器を取り上げるヴィーナス」1749年 ![]() 「ヴィーナスの化粧」1749年 これ、今回どちらも展示されています。 あらためて観てみると18世紀中ごろのフランス美術をきちんと鑑賞したことあまりないのでは?少なくともモネやルノワールを観ている度合いに比べれば格段に異常なまでに回数は少ないはずです。 因みにルノワールはブーシェを大変尊敬していたそうです。 「ルノワール+ルノワール展」もいいけどたまには美術史的に価値ある 「ブーシェとルノワール展」なんて企画展もそろそろやって欲しいかなと。 さて、さて今回の展覧会の売りはマリー・アントワネット関連の品々。 ![]() 「マリー・アントワネットの旅行用携行品入れ」1787‐88年 一度か二度使ったのかどうかも分からないほど奇麗。 「旅上手は荷物が少ない」なんて言葉はあくまでも庶民の話。 王妃ともなれば「荷物は多ければ多いほど旅上手」ということかな。 それにしても、いくらなんでも多すぎるだろ〜こまごまとしたもの。 ![]() 「香水の泉」 1700年代に焼かれた中国製の陶器がフランスにどんぶらことやってきて そのまま使用するかと思いきやここがフランスらしい点でブロンズの 煌びやかな装飾を施してしまったのがこの一品。 この類のもの他にもたくさん観られて愉快でした。 こういう発想日本人にはまずないことですからね。 その点も数少ない見どころの一つかと。 しかし、よくまぁフランス革命を経てこれだけの品々が残っていたのか 不思議なことです。だれかくすねて大事に「保管」していたのかな?? それでは「今日の一枚」 ![]() 「狩猟服を着た王妃マリー・アントワネット」1788年 この肖像画を描いたのはアドルフ=ウルリク・ヴェルトミュラー マリー・アントワネットの顔のイメージと違うという印象持たれた方もおおいのでは?でもこちらの肖像画は本人の特徴(大きめの鼻や広い額など)を忠実に描いたとされています。当然ですが不評だったそうです。。。 (マリー・アントワネットを描いた他の絵こちらにまとめました) クールベが生まれる30年前の作品。 写実主義の幕開けを告げているかのようです。 ↓ある意味とても見てみたい一冊。買っちゃおうかな… マリー・アントワネット―革命の犠牲になったフランス最後の王妃 (小学館版学習まんが人物館) 石井 美樹子,市川 能里 「ルーブル美術館展−フランス宮廷の美−」は4月6日までです。 【巡回先】 神戸市立博物館 2008年4月26日〜7月6日 二日酔いの頭で書きいつも以上に取り留めのない記事ですがご勘弁あれ。 それでは最後に「今日の美味」 ルーブル展会場で販売されている 「ピエール・エルメ・パリ 青山」の特別限定スイーツ にしよぅと思っていたけど、店員さん(販売員)があまりにも おしゃべりに花を咲かせ、下品な振る舞い見せていたので買うのやめました。 ![]() 因みに自分の前に購入されたご婦人、商品間違えて渡されていました。 【関連エントリー】 - 弐代目・青い日記帳 | ぐるっとルーブル美術館 - 弐代目・青い日記帳 | 「ルーヴル美術館展」 - 弐代目・青い日記帳 | 山口晃『全部見てはいけないルーヴル サニーサイドに気をつけろ!』 - 弐代目・青い日記帳 | ハートのエースが出てこない - 弐代目・青い日記帳 | ミニチュア・アート・コレクション - 弐代目・青い日記帳 | パリ&ロンドンのヴィンチ - 弐代目・青い日記帳 | ルーヴル-DNPミュージアムラボ(「うさぎの聖母」) - 弐代目・青い日記帳 | ルーヴル-DNPミュージアムラボ(「銃騎兵」) - 弐代目・青い日記帳 | 「ベルばらチケット」(ルーヴル美術館展特別観覧券) - 弐代目・青い日記帳 | 「古代エジプト展」 この記事のURL http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1309 JUGEMテーマ:アート・デザイン 本展は、王妃マリー・アントワネットの調度品など、ルーヴル美術館が誇る所蔵品から18世紀後半のフランス宮廷美術の粋を紹介する展覧会です。 |

















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