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機は熟しアクオスCMにフェルメール登場!

モネ、ゴッホ、葛飾北斎、スーラ、ダ・ヴィンチ、セザンヌ、ゴッホと続いてきたシャープ「アクオス」(AQUOS)のCMにいよいよフェルメール登場!



今までいつでもフェルメールを起用することできたと思いますが、敢えて
今、フェルメールを持って来たのは何かわけがあるのでしょうか。



その答えはこのCM全体から何となく伝わってくるものあります。



ブルーの壁に掛けられたフェルメール「真珠の耳飾りの少女
吉永小百合さんのお着物も同じく青色。

青といえばラピスラズリから生み出される「フェルメール・ブルー」
BlueはまさにVermeerの象徴的な色です。

小田急の新型特急車両にもその名称は用いられているほど「小田急新型ロマンスカーの外観は「フェルメール・ブルー」

シャープさんが今、この時期に青にこだわる理由として考えられるのは…
青=ブルー。。。ブルーと言えばそう「ブルーレイ

AQUOSブルーレイ

時同じくしてAQUOSブルーレイのCM流しているのは決して偶然ではないはず。

きっとこれまででもフェルメールいくらでも使うチャンスはあったのでしょうが
東芝がHD DVD事業からの撤退を発表したのが先月末。
まさにチャンス到来。機は熟しました。

今こそフェルメール・ブルーを前面に出してCM作りする絶好のチャンス!

液晶テレビで常に一歩先を行くシャープさん。流石です。

蛇足ながら、
実際にフェルメール「真珠の耳飾りの少女」(Girl with a pearl earing)を所蔵するオランダ、ハーグにあるマウリッツハイス美術館ではこんな感じで展示されています。

こうしてあらためて比べて見るとCMで使われている「作品」と
実際の作品とでは額縁がかなり違うこと分かりますね。


↓こちらはCMで登場する「作品」

背景の壁紙の色や額縁が変わるだけでも随分と受ける印象が変わってきます。

【「真珠の耳飾の少女」関連エントリー】
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- 弐代目・青い日記帳 | ArtBook「フェルメール」伊英日
- 弐代目・青い日記帳 | 真珠の耳飾りの少女DVD
- 弐代目・青い日記帳 | ヴィトン「フェルメールへのオマージュ」

さて、今回のCMでは吉永小百合さん以外にもう一人の「人物」が登場します。


17世紀オランダはデルフトの街中でフェルメールのモデルをつとめた一人の少女までをも見事に甦らせています。真珠のイヤリングやターバンなど何から何まで忠実に再現しているようです。

中でも目を見張るのがこのワンシーン.

フェルメールのアトリエとおぼしき空間に佇み窓辺をぼんやり見つめています。
一見なにやら物憂げでアンニュイな感じを受けますが、静止画で見ると細部にわたるこだわりが見て取れます。高窓から光が薄っすらと降り注いでいるのを確認することできるでしょうか。
これにより壁に光のグラデーションが表わされています。

CMだと一瞬のシーンですので意識して見ないと分かるはずありません。こういった部分にまでこだわりを見せているなんて、やっぱり目の付け所がシャープです。

最後にこのフェルメールのアトリエに吉永小百合さんもタイムスリップ。

絵になります。

フェルメールにこのシーンを描いて欲しいものです。
窓辺に佇む和服の女」なんてタイトルで。

このCMはシャープさんのサイトでも見ることできます。
広告ライブラリー「TVCM」

またCMで取り上げた名画に関しての詳しい情報もこちらにまとめられています。

アクオス世界の名画ギャラリー

恋するフェルメール―36作品への旅
恋するフェルメール―36作品への旅
有吉 玉青

【アクオス関連エントリー】
- 弐代目・青い日記帳 | 今度のアクオスのCMはセザンヌだ!!
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- 弐代目・青い日記帳 | 目の付け所がシャープですね。
- 弐代目・青い日記帳 | ゴッホの選択は?

おまけ
「真珠の耳飾りの少女」を再現と聞くとスカーレット・ヨハンソンを
忘れることはできません。今ではかなりイメージ変わってしまいましたが…
 真珠の耳飾りの少女 通常版
真珠の耳飾りの少女

そしていよいよ今年の8月からは世紀の「フェルメール展」開催です。

「フェルメール展」(仮称)Vermeer and the Delft Style
・会期:2008年8月2日(土)〜12月14日(日)
・会場:東京都美術館企画展示室(東京・上野公園)
・主催:東京都美術館、TBS、朝日新聞社


- 弐代目・青い日記帳 | 2008年「フェルメール展」開催!!
- 弐代目・青い日記帳 | 2008年フェルメール展「前夜祭」


この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1346

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フェルメール | permalink | comments(16) | trackbacks(1)

この記事に対するコメント

こんばんは。
偶然!?朝イチでTVCM観ちゃいましたー!(^_^)/
G線上のアリアとの相性バッチリ!!
感動して鳥肌が立ちました♪
(たかがCMなのに・・・(;^_^ A フキフキ)
その後は広告ライブラリーで繰り返し鑑賞しました♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
感想記事が貯まっていますが、私も必ず記事にします!(≧▽≦)b
りゅう | 2008/04/06 12:19 AM
Takさん 絶対に 書いてくださると わくわく待って
おりましたー!!

素人のわたしなんかだと 「なんて美しいCMなんでしょう」
の 一言しか浮かばないのですが、
Takさんが 解説してくださると
より深みを増し、さらに 興味深く 見ることができ
嬉しい限りです。

あっ・・・今も流れました。ふむふむ。
いいですねぇ。このCM。
真珠 | 2008/04/06 10:17 AM
おはようございます♪

私も昨日初めてこのCM拝見しました♪
きっとTakさん日記の話題にされるのではって実はCMを見ながら思っていたところ。。。やはり(笑)

いつもながらこのCMうまいですよね。
作品のよさもCMのよさもいつも感心されられています。

十六夜 | 2008/04/06 10:37 AM
@りゅうさん
こんにちは。

BGMをずーと変えないのも
イメージ定着に寄与していますね。
もうあの曲聞くと「アクオス」を
思い出してしまいます。自然と。

昨夜は飲んだくれてしまいましたが
根性でなんとかアップしました。
朝起きて読み返してみたら
相変わらず…でした。

りゅさんの記事楽しみにしていますよ〜

@真珠さん
こんにちは。

真珠さんはあちらでもう何度も
本物とご対面なさっていますよね。

シャープさんのサイトに
しっかりとした解説がプロによって
書かれていますので是非そちらを
お読みになってみてください。
私は単なるフェルメールマニアなだけですので。

パソコン上で何度も何度も見てしまいました。
このお返事書いたらまた見ます!

@十六夜さん
おはようございます!

今朝の新聞の一面広告にもなっていました。
保存版としてしっかり取っておきたいと思います。

作品に対する敬意がまずあり
そこから製作されていると思われます。
それくらいに作品の持つそれぞれの良さを
見事に毎回引き出してくれています。
こちらも大変勉強になります。
Tak管理人 | 2008/04/06 10:46 AM
このCMいいですよね〜
あ、窓辺に佇むシーンなんてあったんですね。
今度しっかりチェックします。
サッチャン | 2008/04/06 11:57 AM
@サッチャンさん
こんばんは。

ほんと、いいです!
朝刊の広告もファイリングし保存します。
シャープさんのサイトで動画を見ると
よく分かりますよ〜ストップさせながら。
Tak管理人 | 2008/04/06 11:36 PM
こんばんは。
7点目が《ヴァージナルの前に座る若い女》というのは、
ちょっと予想外でした。
もっと増えてくれないかな〜(^_^;)
東京都美術館、金曜夜間開館はとてもありがたいですね♪
展覧会は8月だというのに、今からフェルメール・モードのスイッチが入っちゃいそうです!(^_^)/
りゅう | 2008/04/11 8:24 PM
@りゅうさん
こんばんは。

「ヴァージナルの前に座る若い女」は
ウルトラCと言いますか反則技に近いかと。
一度METで見ましたが他のフェルメール作品と
並べてしまうとアラが目立ちます。

まだまだ増えそうな予感しますよね。

フェルメールとなると浮き足立ってしまうので
今から夏以降どうなってしまうか不安です。
Tak管理人 | 2008/04/12 11:08 PM
こんばんは。
フェルメールの作品(特に青いターバンの少女)は本当にいいですよね。
私は今日始めてCMを見たのですが、感動してしまいました。
下記のサイトでは、CMの影響かわかりませんが、青いターバンの少女を割引販売してるみたいで、少しほしくなっちゃいました(/_-)
名画館 http://meiga.e-chinax.com/

ゴッホもCMがあったりしたのですね。
探してみてみます♪
突然のコメント失礼しました!
フェルメール大好き! | 2008/05/23 1:08 AM
@フェルメール大好き!さん
こんばんは。はじめまして。
コメントありがとうございます。

アクオスのCMに使われているのは
本物ではないそうです。
額縁が違うので問い合わせてみました。

本物にしかないアウラがあるなしに
関わらず、本物でないと味わえない
「何か」は必ずあります。

貯金してオランダまで。
逢えない時間もまたいいものです。
Tak管理人 | 2008/05/24 12:20 AM
こんばんは。
「フェルメール展」て、けっこう早い時期に告知されてたんですね。
展覧会にあわせて、9月に渋谷アップリンクXというところで『合奏』をモチーフにした映画『絵画探偵ハロルド・スミス 消えたフェルメールを探して』も公開されるようです。
2005年か2006年の作品で、原題は“Stolen”、監督はレベッカ・ドレイファス。フィクションではなくて、ドキュメンタリー映画で、いくつかの賞も受賞しているようです。フェルメール・ファンの間ではよく知られた映画なのでしょうか。
こちらも楽しみですね。
umikarahajimaru | 2008/06/21 2:27 AM
@umikarahajimaruさん
こんばんは。

フェルメール展については
発表前からうわさが流れていました。
これだけ大規模な展覧会ですからね。

映画の情報は全く知りませんでした。
ご丁寧に教えていただき有難く思います。
感謝感謝です。

「合奏」は盗難に遭ったきり見つかりません。
今頃どこにあるのでしょう。。。
Tak管理人 | 2008/06/21 11:43 PM
青いターバンもその一つですが、フェルメールは着物を着た人物像を描いていると思うのですが。この辺の事情について調べられるものでしょうか。
マウリッツというのは、当時は家康が朱印状を出して国内の何処でも寄港して良いとしていたようで、出島以前で関係深いですし、将軍などからの引き出物の真綿入りの着物はもてはやされていたように聞いています。
よく見ると天文学者、地理学者、画家のアトリエ 着物姿のようですが、判別できるでしょうかどうでしょうか。
石山みずか | 2008/08/25 5:14 PM
@石山みずかさん
こんばんは。はじめまして。
コメントありがとうございます。

素人ゆえなにも分かりません。
しかし仰る通り「オリエント」に
興味関心があったのは確かだと思います。
尤もそれはフェルメールだけではなく
当時のオランダ人皆そうだったことでしょう。

着物に関することは初めて耳にしました。
天文学者や地理学者はガウンではないかと。
この絵のモデルとなったレーウェンフークを
描いた他の作品を観ると着物ではないようです。
http://www.icnet.ne.jp/~take/28.html

ただし、そうであったら「夢」は膨らみますね。
Tak管理人 | 2008/08/26 12:48 AM
フェルメールとの関係は次からも深いように思われるのです。

フェルメールは17世紀オランダの画家で、デルフトで生まれ、亡くなっています。
日本では徳川時代の始めに当たり、
同じデルフト出身のヤン・ヨーステンは
イギリス人のウイリアム・アダムスとともに日本に漂着して、徳川家康から江戸に屋敷をもらい、今の八重洲の名の元になっています。

石山みずか | 2009/01/21 6:59 PM
@石山みずかさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

江戸とオランダ歴史で習ったように
密接な関連があったのでしょうね。

一度、オランダでサッカー観戦してみたいです。
出来れば小野が活躍していた時に行きたかった!
本田君は…
Tak管理人 | 2009/01/21 9:52 PM
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