青い日記帳 

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鴻池朋子展「隠れマウンテン&ザ・ロッジ」(隠れ山キャンプファイヤー)

ミズマアートギャラリーで開催中の
鴻池朋子展「隠れマウンテン&ザ・ロッジ」に行って来ました。
そして「隠れ山キャンプファイヤー」に参加して来ました。



一方通行的なアーティスト・トークが苦手だと仰る鴻池さん。
アーティスト・トークの代わりにご自身に合った形式で鑑賞者と話し合いをしたいと開催したのが名付けて「隠れ山キャンプファイヤー

隠れ山キャンプファイヤー
夕暮れ空の下、隠れ山頂上で行なわれる、アーティストと参加者によるラウンドトーク。キャンプファイヤーを囲むかのように、お互いの距離を少しずつ縮めながら、展覧会や作品制作の秘話、作家と作品と観客の関係性など、山に隠された芸術の謎を真剣に楽しく談議します。

アーティスト:鴻池朋子、八木良太
ナビゲーター:坂本里英子(セゾン現代美術館学芸員)
会期:2008年5月10日(土)17:00〜19:OO(!6:30開場)
場所:ミヅマアートギャラリー5階屋上(雨天の場合2階べ一スキャンプ)
定員:12名


鴻池さんの作品はこれまで数多拝見して来ましたが(今年のアートフェアでの作品)、作家さんの生の声(解説)を伺ったことは今まで一度もありませんでした。森美術館のパブリックプログラム「六本木にオオカミを放て!『六森未来図』プロジェクト」はいつも都合が合わず断念。今回のミズマでの「キャンプファイヤー」を逃したらもう二度とお会いできなさそうな気配。

友人の誘いもあり定員12名の枠の中に入れて頂き参加してきた次第です。

:以下の写真は作家さんとギャラリーの許可を得て撮影掲載しています。

生憎の雨天の為、山頂(屋上)でのトークは中止となり、2階のベースキャンプ(展示室)で行われました。あめ



紫色の座布団がギャラリー内に円陣を組むように敷き詰められ、中央にはお菓子とお茶が用意。ギャラリーの端にはColemanのランタンが。

作品に囲まれお茶を飲みながらアーティストさんを囲んで談笑する機会はこれが初めて。形に弱い自分はこれだけでも気分上々↑

ギャラリーの壁にはこんなアナウンスが。

山岳遭難事故の中で双壁をなすのが「転滑落」と「道迷い」である。そんな土岐のセルフレスキューに必要となってくるのが一本のロープである。



実際天井から一本のロープが吊り下がっていました。
そしてその先には…お茶とお菓子が。。。

今回屋上に設置したテントに鴻池さんと共同制作のインスタレーションを出展している八木良太さんも円陣の中に加わりトークスタート!進行役はセゾン現代美術館学芸員でいらっしゃる坂本里英子さん。鴻池さんとの絶妙で息の合った掛け合いで大変スムーズに会は進行。

因みに八木良太さんは明日(11日)ICCでトークショーを開催されるそうです。
日時:2008年5月11日(日)午後2時より
会場:ICC 4階 特設会場 定員:150名(当日先着順)入場無料
出品作品:エマージェンシーズ!008 八木良太「回転」

インターネット中継も行われるそうです!

10数名の参加者はランダムに用意された「過去」「現在」「未来」の袋の中から一つ「言葉の書かれた石」を選び、それに沿った質問を鴻池さんらに投げかけていくというちょっと変わったスタイル。

この「言葉が書かれた石」は今回の5階展示室にも同じようなもの用意されています。また以前、八谷和彦展「Open Sky 2.0」会場にもありました。発案者の大山功一さんも今日は会場にお見えになっており、一緒にトークにご参加。

終了予定時刻の午後7時を時計の針が過ぎても、依然終わる気配を見せないほど、決して熱くはないけど興味深い鴻池さんや八木さんのトークが炸裂しました。これだけお話なされるなら、これからもっとこうした「トーク」の場所設けて欲しいものです。

それこそ美酒に酔いながらでも。



今日の「隠れ山キャンプファイヤー」で登場した「言葉」をご紹介。

過去:「10億年」「雪化粧」「見渡すパノラマ」「世界を閉じ込めようとするもの」
現在:「見えない山頂」「森林限界」「経験と若さ」「遭難」
未来:「登頂」「想像力」「山頂」
詳しい内容はこちらの記事で。

正直、鴻池さんの作品は今まで「好き」でもなく「嫌い」でもありませんでした。ところが今回こうした企画に参加させて頂き一つの見方がぼんやりとですが確立したように思えます。自分の中で。次回どこかで目にする時が楽しみであります。

それでは「今日の一枚


鴻池朋子さんと新作「隠れマウンテン−襖絵

鴻池さんの生の言葉を沢山聴くことができとても有意義な二時間でした。
またこういった機会を是非とも設けて下さい。

みみお入りサインありがとうございました!


みみお
みみお 鴻池 朋子

それでは最後に「今日の美味


先月オープンしたばかりの響秋葉原店
前村貞夫杜氏芋焼酎「」と「チーズの味噌漬け
ヨーロッパ帰りのさちえさんとご一緒に。

【関連エントリー】
- 弐代目・青い日記帳 | 「ストーリーテラーズ」
- 弐代目・青い日記帳 | mot annual 2005「愛と孤独、そして笑い」
- 弐代目・青い日記帳 | 「五感を越える旅に出る。」
- 弐代目・青い日記帳 | 「アートフェア東京2008」
- 弐代目・青い日記帳 | 「アートフェア東京2007」
- 弐代目・青い日記帳 | 八谷和彦展「Open Sky 2.0」
- 弐代目・青い日記帳 | 「山口晃展」
- 弐代目・青い日記帳 | 「再読 現代美術 聖と俗展」


この記事のURL
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ミヅマアートギャラリーでは4月16日〜5月17日まで鴻池朋子展「隠れマウンテン&ザ・ロッジ」を開催いたします。
2005年〜2006年にかけて発表した6メートルを超える4つの巨大絵画「物語」シリーズは、作品によって観客自身の物語を引き出すことをテーマに制作され、作家の言葉はそこに敢えて介在させませんでした。しかし鴻池はそのことになぜか重大な過失を犯してしまったような感覚を持ち続けていました。
その後約一年の間制作を通して自分と向き合っていたある日、「それは鴻池さん、もしできることなら観客は誰でも作家のひたいを開いて、脳の中に入り込んでその中の世界を見てみたい、歩き廻ってみたいものなんですよ。それができるならどんなに素晴らしいか。」と何気なく言われた観客の一言で、鴻池はずっと自分が「一番言いたいことを隠している」ことに気づきました。ならば、観客が作家の額を開いて、その中央にある松果体あたりに侵入し、くるりと振り返って瞳孔の窓から外の風景を眺められたらどんなにいいだろうかと。
今回ミヅマアートギャラリー2F&5Fにて開催する個展は、ビル全体を山に見立て、登山するように作品を鑑賞してゆく構成になっています。登山とは自然現象や予期せぬアクシデントに見舞われる可能性を含み、自己と向き合いながらその向こうの世界を切り開いていく力を必要とします。
観客はまず大きな襖絵を目の前にし、描かれたもの(そして閉じられているもの)の向こうの世界を想像し、その想像力と共に頂上を目指して進みます。作品の向こう側にある、隠されたものを見たいという欲望は、まるで険しい山の頂きに挑む山登りのように観客へ恐怖や歓喜を触発してゆきます。
今まで作家鴻池朋子があまり語らなかった自身の言葉を、新作絵画、インスタレーションを通じて皆様に感じ取っていただけることと思います。
展覧会 | permalink | comments(3) | trackbacks(2)

この記事に対するコメント

Takさん
こんばんは

ここ何度か鴻池さんの言葉を興味深く読んでいたので、
生の話が聞けたなんて、ちょっとうらやましいです。
lysander | 2008/05/11 1:07 AM
こんにちは。
鴻池さんの作品は高橋コレクションで観ただけですが、とても話を聞いてみたい作家さんです。

キャンプ良いですね。
すごくうらやましいです。
エントリーを読んでその片鱗に触れられました。
ありがとうございます!
mizdesign | 2008/05/11 12:17 PM
@lysanderさん
こんばんは。

代わりに行って参りました!
メモ取ってきましたので
今度お会いしたときにでも。

@mizdesignさん
こんばんは。

イメージと違い作家さん自ら
どんどん話をして下さいました。

石ころに書かれた言葉で質問をする
簡単なようで難しそうでした。
順番回ってこなくてホッと?しています。
また飲んだ時にでもゆっくりと。
Tak管理人 | 2008/05/11 10:14 PM
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鴻池さんの作品は何度か観たことがあったのですが、個展は二月の 高橋コレクションが初めて。そこで読んだテキストが印象に残りま した。 ・ギャラリー不定点観測 (目黒・白金篇) 私にとって作家さんは未知なる存在で、創造力のない私には、その 言葉が眩しく映ります
鴻池朋子展「隠れマウンテン&ザ・ロッジ」(ミヅマアートギャラリー) | 徒然と(美術と本と映画好き...) | 2008/05/11 1:02 AM
ミヅマアートギャラリーで開催中の鴻池朋子展「隠れマウンテン&ザ・ロッジ」をみてきました。 このチラシのメインビジュアルの作品の実物がどうしても見たかったのです。 ビルに入ると階段のところから物語はスタートしていました。 <山の入口>なる一枚の紙が貼