青い日記帳 

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デジタル花卉図

伊藤若冲が描いたとされる花卉図が天井を飾る滋賀県「義仲寺」

若冲が描いた天井図はここと京都の信行寺のみ。

こちらは信行寺の天井画
京都府・石峯寺の観音堂の為に描かれた花々。
信行寺には167図が残っているそうです。

滋賀県・義仲寺には僅か15枚の天井画しかありません。
その15枚の若冲作の天井画も200年の時の経過には勝てず
剥落や色落ちし劣化が目立っていたそうです。

そこで登場したのがにわかに信じられないような技術。
大阪市の印刷会社が高性能スキャナで図を読み込み、専用プリンターで、耐水性に優れ、乾燥にも強い特殊な合板に印刷した。約90年間は色落ちしないという。



何はともあれ、ひとまず一安心。

以下関連記事。

若冲の天井画デジタル複製
デジタル技術で複製された天井画(8日、大津市の義仲寺で) 国史跡「義仲(ぎちゅう)寺」(大津市馬場)で、江戸時代中期の画家・伊藤若冲(じゃくちゅう)(1716〜1800)の天井画「四季花卉(かき)図」(全15面)がデジタル技術で複製され、9日、一般公開が始まった。
 同寺を度々訪れた俳人・松尾芭蕉をまつる「翁(おきな)堂」の天井画(縦212センチ、横128センチ)で、キクやシャクヤク、カキツバタなど12種の草花が描かれた板絵15枚で構成。若冲が最晩年に手がけたとされ、翁堂が再建された安政6年(1859年)には、すでに天井にはめ込まれていた。
 原画を6億4500万画素の高精細スキャナーで読み取り、杉などの合板に印刷して表面加工を施し、経年による絵の具のむら、くすみも忠実に再現した。原画は劣化や損傷を防ぐために保管する。
 監修した同志社大の狩野博幸教授は「若冲の筆の勢いをそのままに残し、原画と区別がつかない」と高く評価。同寺の岩幹雄・代表役員は「立派に複製された。多くの人に見に来てほしい」と話していた。
 午前9時〜午後5時。拝観料は高校生以上200円、中学生150円、小学生100円。問い合わせは同寺(077・523・2811)。(2008年5月10日 読売新聞)


動物奇想天外-江戸の動物百態〔大江戸カルチャーブックス〕 (大江戸カルチャーブックス)
動物奇想天外-江戸の動物百態〔大江戸カルチャーブックス] 内山淳一


伊藤若冲:「花卉図」最新技術で複製 大津・義仲寺が公開 /滋賀
 江戸時代中期の絵師・伊藤若冲(じゃくちゅう)(1716〜1800)の作品「花卉(かき)図」が大津市馬場1の義仲寺(ぎちゅうじ)の天井に最新のデジタル技術で複製され、8日、公開された。同図は松尾芭蕉をまつった「翁(おきな)堂」に幕末から飾られていたが、傷みが激しいため同寺が修復して保管し、複製を飾る。
 花卉図は約40センチ四方の板に菊やボタンなどを描き、15枚組み合わせてある。若冲が晩年を過ごした京都の石峰寺の天井画として描かれたが、芭蕉の墓がある義仲寺に1769年に一部寄贈された。
 しかし、顔料がはげ落ち、同寺が06年に業者に修復を依頼。さらに今年、別の業者に発注し、高精度スキャナーとコンピューターで写真として取り込み、若冲の研究で知られる狩野博幸・同志社大教授の協力で精密に複製。劣化しにくい材質の板に焼き付け、新しい天井画を作った。
 狩野教授は「晩年の若冲の筆の勢いまで、再現できた」と評価。同寺の岩崎幹雄・代表役員は「原画を保存しながら、味わってもらえる」と喜んでいる。
(毎日新聞 2008年5月9日 地方版)


金刀比羅宮のこちらの障壁画とはまた同じ花でも随分と違った風情。
こちらは四角の中に花。義仲寺は円形の枠の中に花。
例えばトリミングだけでも両者の違いは明らか。

円形の中の花々の方が生き生きとして見えるのは気のせいでしょうか。
それとも芋焼酎呑み過ぎて酔っ払っているせい?!

睡魔も襲ってきたので、今日はこの辺で。

最後に季節の花でも。

「こでまり」と「しゃくやく」です。

おまけ
金刀比羅宮奥書院のユリ− 若冲はユリを見ていたか−(pdf)

若冲画譜 (近代図案コレクション)
若冲画譜 (近代図案コレクション) 伊藤 若冲
京都・信行寺の格天井に草花をモチーフに円相形式で描いた天井画100図と、幻の本といわれるモノクロの拓版画「玄圃瑶華」、「素絢帖」全図を掲載。

【関連エントリー】
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【芭蕉座像安置義仲寺の翁堂】
【傷み進む15枚最新の技術駆使】



 木曽義仲と松尾芭蕉の墓所があることで知られる大津市の国史跡「義仲寺」で、芭蕉座像を安置する翁(おきな)堂の天井を飾る「四季花卉(かき)図」が最新のデジタル技術で複製され、9日から一般公開される。「奇想の画家」として知られる伊藤若冲(じゃくちゅう)(1716〜1800)によって描かれ、この絵を見るために訪れる人も多いという。執事の山田司さんは「ぜひ一度足を運んで下さい」と呼びかけている。

 梅、カキツバタ、アジサイなど12種の草花が約40センチ四方の板15枚に描かれ、翁堂の天井にはめこまれていた。しかし、雨漏りによってシミができたり絵の具がはがれ落ちたりするなど傷みが進んでいた。原画は修復され、保存される。

 絵は若冲の最晩年に描かれ、京都・深草の石峰寺にあったものが、何らかの経緯で京都・東山の信行寺と義仲寺に移されたらしい。修復作業の過程で、1859(安政6)年に大津の町民が義仲寺に寄進したことが新たにわかったという。若冲に詳しい狩野博幸・同志社大教授は「多作の絵師だったにもかかわらず、板絵は全国に2カ所しかない。非常に貴重な作品だ」と話している。
朝日新聞滋賀版 2008年05月09日
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この記事に対するコメント

私もニュース見ました♪

去年の1月に義仲寺に伺ったときは天井画は入院中(笑)で何もなかったときでした。

近日に伺って来ますね!またご報告します(笑)
前回見そびれたこともあり・・なんだか早く見たくなってきた。。

修復したものは天井からははずされる見たいけれどそれは公開される機会あるのかな・・
十六夜 | 2008/05/13 8:01 AM
@十六夜さん
こんばんは。

あらら、、、入院中でしたか。

修復されたものは博物館入りでしょうか。
レプリカだけの展示もさびしい気もします。

本物を京博あたりで
一般公開して欲しいものです。
信行寺の天井画とあわせて。
Tak管理人 | 2008/05/13 11:20 PM
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