青い日記帳 

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mot annual 2005「愛と孤独、そして笑い」

東京都現代美術館で開催中の
mot annual 2005「愛と孤独、そして笑い」展に行って来ました。


クリック↑

現在活躍するアーティストを取り上げて商会する現代美術館の
恒例企画motアニュアル。今年は10人の女性作家による展覧会。

もう、目茶目茶楽しめます!オススメですこの展覧会。
「ちょっと最近楽しいことないな〜」とか
「現代美術って見てもよく分からないし・・・」とか
「どうせ、寄せ集め展覧会でしょ」などなどバッド
欺瞞・不満・羨望色々あるでしょうが騙されたと思って行ってみて下さい。

損はさせませんグッド(キッパリ)

地下2階から展覧会は始まります。
プレゼントいきなりすごいパンチが打たれます。澤田知子
失礼ながら、笑わずにはいられません。美容室
全て「澤田知子」だらけです。シンディー・シャーマンとはまた違う表現。
ストレートです。↑にあるこの展覧会のチラシの写真が彼女の作品の一つ。
よく見えないかもしれませんが、写っているのは全て本人!!
セーラー服の生徒も右脇の先生も全てが彼女。
澤田知子さんのサイトでも本人に会えます男ご堪能あれ!

プレゼント笑った後は、少し心落ち着けてイケムラレイコさんでも。
ぼんやりとした、もの寂しげな女性が描かれています。
ある女性は俯き、ある女性はうつ伏せに泣き伏せ。
ぼんやりとした不安がそこには沢山ありました。曇り
こちらに画像あります。

プレゼントあまり好きな作家ではない嶋田美子 ですが、
今回は楽しませてもらいました。グッド
彼女、あまりジェンダーだなんだかんだと振りかざさずにいた方がイイ感じします。
壁で仕切られた小部屋に今回の作品「箪笥」がいくつか置いてあります。
引き出しを開けると、そこには秘密が書かれてあります。
家族の秘密です。誰の?それは分かりません。でも実存する秘密です。
それに加えて欲しい人は用意してある紙に自分の家族の秘密書いて
投函できるようになっています。プライベートがパブリックと化す。
私も書いて来ました。皆さんならどんな秘密書いてきますか??

プレゼント「エヴァンゲリオン」でロンギヌスの矢が突き刺さっている化け物?
あれって、なんて言いましたでしょう?似ている絵があって驚きました。
綿引展子の展示スペースです。
同じく、「千と千尋の神隠し」の顔なしさん。あれも居たような・・・
綿引さんって幸せな人オーラが作品から出てます。
カクカクしたところ全くありません。愛かな〜愛。ラブ
こちらに画像あります。

プレゼント「寝室に降る雪」さぁ、これどんなイメージ想像します。
淡雪、薄雪、細雪、小米雪、粉雪・・・
鴻池朋子の「寝室に降る雪」は・・・
ナイフが降り注ぎますびっくり
ナイフはそれ自体が不安になったり凶暴的な何かを感じさせるモチーフでして、そのビジュアルとナイフに関する個人のバックグラウンドによって多様な解釈が生まれると思ってます。
長方形の暗い部屋に一歩足を踏み入れると、
細かな光が降り注いでいます。その光は全てナイフの形・・・
ミラーボールによって天井、壁、床に満遍なく?降る注いできます。
なんて素敵な「ナイファーライフ」!


プレゼントイチハラヒロコ。このひと好いです。
この人ゴミを押しわけて、はやく来やがれ、王子さま。
この人ゴミを押しわけて、はやく来やがれ、王子さま。

Barbara Kruger(バーバラ・クルーガー)とはちと違います。
同じコトバをアートにしていても。
だって、イチハラヒロコは日本語だもの拍手(当り前だけど嬉しい)

一生遊んで暮らしたい
確かに。同意。

こんどはことばの展覧会だ
こんどはことばの展覧会だ

イチハラヒロコはペ・ヨンジュをどれだけ好きか
95%だそうです。。。
2211255451231」←分かります?
子供の頃やったでしょ!

プレゼントイチハラヒロコの圧倒的なパワーに圧されて出光真子
つまらなく観えてしまいます。
同じフロアにしたのは出光にとってマイナスかと。
どうも、自分は映像系は苦手しょんぼり

プレゼント人のシルエットだけの写真なのに
オノデラユキの作品には大変惹かれるものがあります。
白と黒の大きな写真。
写されているのは誰?
もしかして、自分の知り合いのような気がしてくるほど
自然な影・シルエット。等身大の・・・transvest

地下から1階の展示室へ移って、
プレゼントこれまたいきなり岡田裕子 の仏壇がお出迎え。
地下では澤田、地上では岡田。共にやられっぱなしです冷や汗
岡田裕子と中村ケンゴのインタビューがこちらにあります。
読んで納得。これ読んでから行くと一層楽しめるかも。
中々のべっぴんさん。
「普通の主婦」に何かが起こります。これは事件です!!

次の部屋は、休憩スペース。
なのですが、壁には・・・
私の愛する男は私の中で射精する。精液が身体の中を流れて行く。いつもこの瞬間、一番、生きているのだと思う
プレゼント溝口彰子O.I.C.の仕業です。
O.I.C.??オーガナイザー/インタロキューター/クリティックの略らしいです。
東京都現代美術館で展示して初めて生き生きするような「作品」?でした。

「私の愛する男は私の中で射精する。精液が身体の中を流れて行く。いつもこの瞬間、一番、生きているのだと思う」
これを巨大な作品として表現してあります。びっくり
最後まで気が抜けない展覧会でした。


以下プレスリリース
東京都現代美術館では1999年に第1回展を開催して以来、現代を反映したテーマを毎年設定し、日本の新しい美術の成果をグループ展「MOTアニュアル」で紹介してきました。2005年のテーマは「愛と孤独、そして笑い」です。
 1990年代から現在、女たちはますますシビアになっています。86年に男女雇用機会均等法が施行されましたが、企業の中でのガラスの天井は堅固に残り、たとえ男のようにしゃにむに働いてキャリアを築いたとしても先は見えています。仕事も結婚も育児もすべてこなすスーパーウーマンはしんどそうです。かくて、女性の結婚年齢も非婚数も離婚率も上がり続け、子どもの数は減少し、結婚しても女たちはなかなか仕事を辞めなくなりました。従来の家族における女役割をこなしているように見える女でさえ、それはすでに強制力のあるものではなくなっています。いつ結婚しようがシングルでいようが仕事を続けようが子どもを持とうが離婚しようが、なんでもいい、ただ、その選択は自分でする。と、現代日本女性は、したたかにシビアに生きにくい<今>を生きています。
 そうした現代を反映して多くの作品が生まれています。それは自分と様々な物事との「関係性」を捉え直す作業です。近代家族制度や雇用システム、コミュニティとの関わりや人間関係、歴史観など、さまざまな関係性が変化している「今」、いかに自分自身を世界に位置づけるのか。女性作家たちは、自分の身の丈から、自分の周りの日常を見つめ直し、自分が立っている社会、自分を形成してきた歴史、自分が生かされている世界を、今まで「あたりまえ」のこととして見過ごしてきた視点をまず疑いながら、ひとつひとつ検証して再構築しようとしています。それは自分の日常や身の回りから、世界に共感しようとする行為です。そしてその作品には、生きることそのものにも似て、「愛と孤独、そして笑い」が溢れています。
 既存のシステムが、あらゆる面で行き詰まり、暗雲が漂っている現代日本であるからこそ、こうした表現は生まれ、こうした表現のもつ重要性も高まっていると思われます。この閉塞感に満ちた現代日本で、しかしいかにあきらめないで、維持し続けるか。それは創り手の問題である以上に、この現代に生きる私たち全体を問われるものなのでしょう。日々の平凡な日常から生まれた非凡な作品、「愛と孤独、そして笑い」に満ちた延々の問いを、アーティストだけではなく、私たちが、維持し続けること。それがこの展覧会の目的です。
展覧会 | permalink | comments(14) | trackbacks(4)

この記事に対するコメント

こんにちわ。
現美、まだ行ってないんですよね。なんだかんだいって澤田知子が気になっちゃってたりするのですが(笑)
彼女、愛知万博に野外作品出すんですよね。巨大ポートレートの「face」。怖いもの見たさで、今から楽しみです。
mifo | 2005/01/31 8:14 PM
@mifoさん
コメントありがとうございます。
>愛知万博に野外作品出すんですよね
えーーーーーー怖い。
スキンヘッドのポートレート
ありましたがそれも迫力あったのに
巨大ポートレートですか・・・
地球にやさしい?!写真ではないような気が。。。
でも、観たいですね。
Tak管理人 | 2005/01/31 11:28 PM
@mifoさん
コメントありがとうございます。
>愛知万博に野外作品出すんですよね
えーーーーーー怖い。
スキンヘッドのポートレート
ありましたがそれも迫力あったのに
巨大ポートレートですか・・・
地球にやさしい?!写真ではないような気が。。。
でも、観たいですね。
Tak管理人 | 2005/01/31 11:30 PM
コメント有難うございました。
TBさせていただきました〜

ワタシは、イチハラさんのコトバアートカレンダーを買ってしまいました。
表紙が
「恋の魔法が
 とけたあとも。」

です。
買わないでいられませんでした・・
zero | 2005/02/02 11:08 PM
コメント&TBありがとうございました。

本当に楽しい展覧会でしたね。
これだけ刺激的な展覧会は、なかなか無いと思います。
私は、1階の2人が特に気に入りました。

イチハラヒロコの数字占い、懐かしいですね。
ここでは、「ン=1」なんですね。

あと、愛知万博の澤田知子巨大ポートレイトは、世界中の様々な民族に変装したものみたいですよ。
スパイラルのプロポーザル展を観たのですが、それでも十分強烈でした。
さとうりさや名和晃平ら、他の作品も楽しみです。
pizz | 2005/02/03 6:28 AM
@zeroさん
コメントありがとうございます。
あれいですよね!
ショップで見かけました。
デスクの上にでも。

恋お守りもありましたね。
いいところ目をつけてます。

イチハラヒロコさんとっても気に入りました。
日本語なのが何と言ってもいいですね。
ストレートにコトバは伝わらないといけませんからね。

@pizzさん
コメントありがとうございます。
岡田裕子さんの映像作品(大きなスクリーンのやつ)
普通の主婦が・・・
痛みに歌えば?!
くだらない、と思いつつも観てしまったのは私の負けです。
完敗です。

イチハラさんの恋占いは思わず吹き出してしまいました。
あれ、やりましたよね〜

澤田さんの愛知万博作品、恐いもの観たさで、、、
行く予定もない愛知まで行ってこれだけでも
観たい気がしてきました。

また行こうかなーーmot
Tak管理人 | 2005/02/03 8:06 AM
きょうMOTに行って来ました。
毎年みているmot annualだけど,今年は,期待していませんでした。でも,例年よりおもしろかったと思います。
じゅんは,保守的なので,イケムラレイコのペインテングがいいと感じましたが,澤田知子の卒業写真?には笑いました。
オノデラユキの逆光で撮ったシルエットもいいです。オノダラは,国立国際美術館でも個展を開催中です。(中国国宝展で集客し,同時にオノダラをみせようというのが,国際美術館の戦略とみました。)
イチハラヒロコのことば 相変わらず冴えていますね。
出光真子は,サム・フランシスの3番目か4番目の妻だったはずです。アーチストだったとは,今回はじめて知りました。

この展覧会を企画した学芸員は,写真が専門で写真美術館にいたのですが,東京都の美術館改革のあおりで,現代美術館に異動を余儀なくされた方です。
今回の展覧会のついて,かなり挑発的な意見を述べています。↓
http://www.gaden.jp/info/2005a/050115/0115.htm

Takさん ぜひ,もう一度いきましょう。じゅんは,工芸関係のシンポジウムのある28日に行こうと思っています。
じゅん | 2005/02/06 9:09 PM
@じゅんさん
コメントありがとうございます。
この展覧会批判されている方もいらっしゃるようで
そうなるとこの展覧会を企画した学芸員さんの
笑顔が浮かんできそうですね・・・

面白かったです。

反芻しながら、じゅんさんのコメント読んだのですが
オノデラユキさんのシルエットやっぱりいいですよね。
それに配置がいいです。
別世界に置かれているようで。
あれが、澤田さんの次ぎにあったり先にあったりすると
全然生き生きしませんからね。

お時間あえば、いつでも行きますよ!!
Tak管理人 | 2005/02/06 10:31 PM
出光真子のビデオインスタレーション
後方に太平洋戦争のフィルム,前方に4歳位の本人の写真フィルムがあり,幸せそうな幼女のフィルムと戦争のフィルムが重なって見えるというものでした。
1940年生まれの作者の体験を表現した意欲的な作品だと思いましたが,いかんせん他の作品と雰囲気がまったく違うシリアスな作品なので,ちょっと違和感がありました。

同じ映像でも,岡田裕子のノーテンキな作品とは,えらい違いでしたね。
岡田のふつーの主婦がという あの作品 じゅんも最後まで見てしまいました。
映像作品を最後までみせるというのは,大変な力量だと思います。ほとんど途中でやめますからね。
じゅん | 2005/02/07 9:14 PM
@じゅんさん
おはようさんです。
かみさんと
「出光さんってこんなことできたなんてやっぱり
お金持ちだったんだねーー」
なんて会話かわしかながら、この映像作品観ました。
と言っても数分。
場所が「コトバ」の横ではかなり辛いですよね。
あのグループに入れること自体?です。

岡田裕子(^^)
     ↑こんな感じ。
>映像作品を最後までみせるというのは,大変な力量だと思います。
>ほとんど途中でやめますからね。
これ言われて尤も。
じゅんさん、この言葉すごいです!!
そうそうその通り!!核心ついています!!
Tak管理人 | 2005/02/08 8:08 AM
榎倉展と合わせて観てきました。
頭の中を引っ掻き回されたような展覧会でした。

あまりにも凄いエネルギーで、
ちょっと拒否感を感じてしまったものもあった位です。

澤田さんはいつも笑わせてくれますね。
最近、とても気になる方です。
はろるど・わーど | 2005/02/14 12:34 AM
@はろるど・わーどさん
こんばんは。
私はなるべく悪く書かないようにしているのですが、
それでもこれだけ多種多様な作品があると
やはり中には嫌悪感覚えざるを得ないものもあります。

でも、トータルで考えると
とっても面白く元気のある展覧会でした。

澤田さんは文句なし!
エライです!!
Tak管理人 | 2005/02/14 9:42 PM
こんばんは。

Takさんのアドバイスに従って榎倉展→mot annualの順で観たのですが、結論としては、「これら展示を同日に観てしまうのはもったいない」でした。

いろんな方々の感想を拝見していて、オノデラユキの写真、シルエット部分に風景みたいなものが映り込んでいるらしいです。そこまでしっかり観なかったことに後悔・・・。

個人的には、イチハラヒロコの優勝です(笑)
DADA. | 2005/02/15 7:34 PM
@DADA.さん
こんばんは。
やはりイチハラさんの勝ちですか!
そうですねよねー彼女存在感ありありです。
あれはインパクトあります。
シンディーシャーマンとは違うインパクトです。

同日に観てしまうのはやはり辛いですよね。
MOTさんジブリなんかと組んでないで
夏にでもこれ展示してくれればいいのに。

オノデラさん新日曜美術館にも御本人
登場していました!
Tak管理人 | 2005/02/15 9:53 PM
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