青い日記帳 

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アントワープ王立美術館

ダイヤモンドと「フランダースの犬」の舞台として有名なベルギーの都市アントワープ(アントウェルペン)この地名は、英雄ブラボーが「巨人アンティゴーンの手(ant)を切り取って投げた(werpen)という伝説」に因むという一度聞いたら忘れることできないほど衝撃的な由来を持っています。

手投げ像
アントワープの中心にある「グロート・マルクト」広場にあります。

そんなアントワープにある王立美術館は、ガイドブックなどではあまり紹介されていませんが、ベルギーに行ったら必ず訪れたい美術館の筆頭。


王立美術館

建物自体は19世紀に入ってから建てられたものですが、
中へ一歩足を踏み入れると…


このエントランスだけでまず圧倒されてしまいます。



そして所蔵する作品も余程の事情がない以上、決して日本にやって来ることはないであろう古典作品の名作揃い。日本では馴染みが薄いですが、フランドル絵画の始祖とされるファン・アイクの作品も目にすることができます。


聖女バルバラ

グリザイユ画と呼ばれる画面全体を灰色の濃淡だけで描く画法を用いたこの作品。様々な謎に包まれた作品でもあります。



これ一枚だけを観るために訪れる方もいてもおかしくない絵画史上大変貴重な作品。またアイクの作品はこれだけでなく作家自身「我が最高の作品」と言わしめた「泉の聖母」も所蔵しています。


ヤン・ファン・エイクの展示室から次の展示室へ向かうと真正面にこれまた大変有名な作品が目に飛び込んできます。


ジャン・フーケ「天使に囲まれる聖母子

15世紀に描かれたとは思えない配色。赤と青と天使ばかりに目が行ってしまいがちですが、最も精緻に描かれているのはやはり聖母。一見変てこな絵に見えますが実物観ると印象が一変します。

この他にも国立西洋美術館にもあるDavid Teniersの「聖アントニウスの誘惑」
テニールス

また、ベルギーと言えばマグリット


等など、14世紀から20世紀までの約7200点にものぼる豊富なコレクションを目にすることができます。そしてもちろんルーベンスも。


通り過ぎるだけでもくたくたになってしまう程、巨大な作品が所狭しと展示されています。ソファーに腰掛けてしまうと根っこが生え立ち上がれなくなります…

こうしたコレクションだけでなく、もうひとつアントワープ王立美術館には、他の美術館にない画期的なものを観ることができます。それがこちら。


絵画修復室。

展示室から実際に絵画修復作業をしている様子をガラス越しに見学することができるのです!複数の修復師が熱心に取り組んでいる姿が目の前に!!



たとえ、ガイドブックで紹介されていなくとも、ベルギーに行かれる際はこうした都市毎にある美術館に必ず立ち寄るときっと想像もしないような大きな収穫を得られるはずです。他の国では味わうことのない満足感と共に。

おまけ:
アントワープといえば「フランダースの犬」

ノートルダム大聖堂。前方に見えるのはルーベンスの銅像。

 

詳しくは、以前書いたこちらの記事で。笑える画像あり。


フランドル美術紀行 第2版―ベルギー「美の巨匠」との出会い (旅名人ブックス 56)
フランドル美術紀行 第2版―ベルギー「美の巨匠」との出会い (旅名人ブックス 56)
谷 克二

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この記事に対するコメント

アントワープ王立美術館は私の若い時にこの近くで 桜
(さくら)の名前で日本料理店がありしばらく滞在していました、彼はエディーと言う人で日本に料理の勉強に来ていて
私と知り合いました。
写真を見て大変懐かしく思っています
日本料理店は今もありますか。ご存知でしたら教えてください。
一瀬省吾 | 2011/06/20 11:56 PM
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