青い日記帳 

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「ジュリアン・オピー」展

水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催中の
「ジュリアン・オピー」展に行って来ました。



単純に記号化しただけの作品ではないことこの展覧会に行くと分かります。


スカートとトップを着て歩くスザンヌ」2005年

はるばる水戸まで出かける価値のある展覧会。
巡回予定はないそうです。(勿体ない…)



10月5日まで開催中です。


見上げるとすっかり秋の空。

小島聖さんをモデルとした作品も…


歌麿の浮世絵にインスパイアされて手がけた人物画だそうです。
その他にもこういった浮世絵の美人画の配置、構図をそのまま用いてこしらえた「まばたきするハナ、ロッティー、エスター」なんて作品も。


The Best of Blur
The Best of Blur
Blurのベストアルバムのジャケットオピーの手によるもの。

また、従来あった自分の作品を別の素材で表現し直す試みも積極的に行っている作家さんです。肖像画のコーナーでもそれは顕著に現れていましたが、最も驚かされたのが「墓石」を使っての作品。


3つのパーツのシャノーザ

水戸の墓石業者に依頼し黒御影石にこの作品を彫った作品「石でできたシャノーザ」なんてものまで。「3つのパーツのシャノーザ」の白い部分が真黒な墓石。記号化された身体のラインを彫り師が。

行って分かりました。
とらさんが大絶賛されている意味が。



Julian Opie (Tate Modern Artists)
Julian Opie (Tate Modern Artists)
Mary Horlock


日本八景 厳島神社を背後に室崎をのぞむ

東京国立近代美術館の名物コーナーになりつつあるオピーによる現代版動く浮世絵。実際に日本各地を訪ね、自分の目で観た景色を液晶作品として表現。広重に感化されたそうです。どうして日本人でこういう発想思いついた人いなかったのだろう?イギリス人のオピーがこんな素晴らしい作品を作れるのに…「浮世絵」はいつも海外が先を越しますね。

【関連エントリー】
- 弐代目・青い日記帳 | 近美で逢えるジュリアン・オピーの新作

まだまだ50歳のジュリアン・オピー.今後の活躍も目が離せません。

告知
展覧会会場でお世話になった水戸芸のスタッフさんからの強力プッシュ.

ジュリアン・オピーをもっとよくわかるための現代美術連続講座
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
定員:80名 *予約不要。別途展覧会入場券が必要です。
▼第1回「ジュリアン・オピーの軌跡」
講師:高橋 瑞木(水戸芸術館現代美術センター学芸員)
日時:2008年 9月 6日(土)14:00〜15:30(開場13:30)
▼第2回「変化する絵画」
講師:森 司(同主任学芸員)
日時:2008年 9月13日(土) 14:00〜15:30(開場13:30)
▼第3回「YBAとジュリアン・オピー」
講師:竹久 侑(同学芸員)
日時:2008年 9月20日(土) 14:00〜15:30(開場13:30)
▼第4回「現代美術とポピュラーカルチャー」
講師:浅井 俊裕(同主任学芸員)
日時:2008年 9月27日(土)14:00〜15:30(開場13:30)

スタッフブログに詳細アップ希望です。

因みに15000円もする「ジュリアン・オピー展公式カタログ」はオピー本人の意向により作られたそうです。展示されている作品だけではなく、影響を受けた浮世絵や西洋美術、また作業風景などありとあらゆるシーンを網羅。「今」のオピーの「今までの」オピーの全てが分かる一冊に仕上がっています。800ページもあります。。。

ナディッフで通販も。送料525円はあの重量を考えるととってもお安いかと。

それでは最後に「今日の美味


鳥彩々の「とろけるお好み玉子焼き
大人の遠足の〆はやっぱりビールに焼き鳥。

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1498

JUGEMテーマ:アート・デザイン


水戸芸術館現代美術センターは、イギリスを代表する現代美術作家、ジュリアン・オピーのアジア初の大型個展を開催いたします。その活動初期から、絵画と立体、アートとデザイン、商品とアート、日常と美の関係といった、現代美術の主要な問題に対して実験的な表現を試みているオピーですが、日本では主に1990年代後半から制作されている記号的な表現言語を用いたポートレートで知られています。

1958年にロンドンで生まれたジュリアン・オピーは、1982年にロンドン大学ゴールドスミス校を卒業後わずか3年間で、ヨーロッパの主要な美術館やギャラリーの展覧会に参加し、高い評価を得ました。コンセプチュアリズム、ポップ、ミニマリズムと、主要な美術概念や様式を吸収しながらも、鮮やかに自らのスタイルを生み出しているオピーの作品は、ロンドンのテート・モダン、ニューヨークMOMA、日本の東京国立近代美術館など、世界中の主要な美術館に所蔵されています。また、オピーは2000年に発表されたイギリスの音楽バンド Blur のアルバムジャケットデザインを手がけるなど、アートとデザインの境界を横断した活動を行っています。

オピーは歌麿や歌川広重など、日本の浮世絵版画のコレクターでもあり、近年は浮世絵の構図や色彩感覚を、コンピューターや LED といった現代の表現ツールを用い、オピー独特の表現へと昇華させた作品を制作しています。
本展では、この浮世絵に着想を得た作品を含め、人物、風景をテーマにした作品や、平面だけでなく立体や映像作品など、近年制作された約70点の作品を網羅することで、これまでグループ展などで断片的にしか紹介されていないオピーの全貌を紹介します。
また、水戸芸術館の屋外広場にも、等身大の LED 作品や立体作品が展示され、繊細さとダイナミックさを兼ね備えたオピーの世界が繰り広げられます。

本展は日英の外交関係150周年を記念して開催される UK-Japan 2008 の公認イベントです。
展覧会 | permalink | comments(12) | trackbacks(5)

この記事に対するコメント

楽しい大人の遠足でしたね。
もう帰ってから必至こいて30分でなんとか記事をアップしちゃいました。
表現の手法がバラエティに富んでいて誰でも面白いと思える内容でしたね〜。
あおひー | 2008/09/01 12:13 AM
エンジョイされたようで何よりでした。
「百聞は一見に如かず」的な展覧会。
次回、お会いした時に、道中記をお聞かせ下さい。
とら | 2008/09/01 7:59 AM
今月の芸術新潮でフェルメールとともにこの展覧会が著しく興味を引いてました♪
東京から水戸までってちょっと遠足気分なんですね?(ゴメンナサイあんまり距離感が掴めません。。京都から神戸ぐらいの雰囲気ですか??もっと遠いのかなぁ。。。)

あえて止まったような表現がステキですよね。
関西ぬ巡回したら必ず行くのに。。。
十六夜 | 2008/09/01 8:35 AM
せっかくお電話いただいたのに失礼しました〜
お天気も上々で良かったですね。
どなたか図録(画集?)は買われたのでしょうか?
「歩くスザンヌ」の写真、この手があったか!と目からウロコです。
わたしは携帯で動画撮っちゃいましたが。
さちえ | 2008/09/01 9:31 AM
とらさんから展覧会情報をいただきながら、すっかり忘れていました。

水戸は母の実家がありますが、最近は代替わりで足が遠のいています。

久し振りに足を伸ばして見ましょうか・・・

わん太夫 | 2008/09/01 2:35 PM
面白い絵ですね〜
水戸ですか、
10/5までですか、
う〜ん、行ってみたい…
サッチャン | 2008/09/01 4:32 PM
@あおひーさん
こんばんは。

楽しかったですね〜
あんなこと中々ありませんよね。
帰りのビール(車内)の旨いこと!
またご一緒して下さいね。

@とらさん
こんばんは。

とらさんが、どうしてあれだけ
推奨されていたのか現地で
やっと分かりました。納得です。
飲みましょう!

@十六夜さん
こんばんは。

水戸までは各駅で2時間かかります。
ひとりだと読書くらいしか
時間つぶす手段ありませんが
今回は8人での旅だったので
ボックスシート占領しワイワイと。

浮世絵の影響かなり受けているそうです。
言われてみれば。。。

@さちえさん
こんばんは。

やっと行ってこられました。
大正解です。水戸まで出向き。

図録は都内でも買えるので
水戸では買いませんでした。
水戸では100冊くらい売れているそうです。
記録用として画家の生きざまとして優れた一冊かと。

@わん太夫さん
こんばんは。

行く価値ありありです。
宮島展の100倍は価値あります。
西洋画の文脈や浮世絵など
取り組み方が意外と?真面目です。

@サッチャンさん
こんばんは。

面白いですよね〜
でも、中にはもっと刺激的な作品も!
秋の連休とかいかがです?
価値ありますよーー
Tak管理人 | 2008/09/01 9:15 PM
ジュリアン=オピー実験王子 という
「芸術新潮」読んで考え直し決断して正解。
水戸芸術館 素晴らしい!
彼の意見を取り込んだ図録満載、値段と重さ相応の内容
遠足のおやつ 有難うございました。
panda | 2008/09/01 11:29 PM
今回も、楽しかったですね〜。
おやつ(おつまみ)まで用意してくださったTakさんの優しさに感動しました!
いえ、オピーの作品の完成度の高さと卓越したセンスに、、、
ogawama | 2008/09/01 11:29 PM
@pandaさん
こんばんは。

お疲れさまでしたーー
ちゃんと帰れました?

図録あやういところで
購入控えています。。。
時間の問題かも。

@ogawamaさん
こんばんは。

ですね〜
おやつ必需品でしょうーー遠足ですから。
行きの車内でビール我慢して良かったです。
Tak管理人 | 2008/09/02 11:33 PM
こんばんは。今回はシャノーザやスザンヌが大人気でしたね。
オピー=動く浮世絵のイメージが強かった私にとっては、
かなり刺激的な展示でした。

締めまで盛り上がりましたね。またやりましょう!
はろるど | 2008/09/09 10:04 PM
@はるるどさん
こんばんは。

あ、、、
この記事まだ書きかけでした。
画像だけとりあえず貼ってある放置状態。
なんとかせねば。。。

美術館の担当者の方
とっても親切でしたね。

飲み会はいつでも!
Tak管理人 | 2008/09/09 10:48 PM
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大人の遠足、第二弾です。 美術ブロガーの皆さんと一緒に水戸まで行ってきました。 参加メンバーはTakさん&奥様、memeさん、mizdesignさん、pandaさん、ogawamaさん、はろるどさん。 いや〜、これだけの人数で行くと楽しいですね〜。 開催中のジュリアン・オピー
 イギリスの現代美術作家、ジュリアン・オピーにはあちこちでお目にかかっている。表参道ヒルズ(↑)、国立東京近代美術館、サンディエゴ美術館などである。  このオピーの個展が水戸芸術館現代美術センターで開かれている。アジア初の大型展覧会で、日英の外交関
表参道ヒルズの「歩く人々」やイラストみたいなポップな色調の作品が印象的なジュリアン・オピーの展覧会を見て来ました。水戸は隣県に住むわたしにすればそんなに遠くないイメージでしたが、各駅停車で1時間半はやはり長かったです。車中で買ったばかりのiPhoneをさん
ジュリアン・オピー@水戸芸術館 | What's up, Luke ? | 2008/09/01 11:58 AM
水戸芸術館現代美術センターで開催中のジュリアン・オピー展に行った(10/5マデ)...
ジュリアン・オピー展@水戸芸術館 | confidential memorandum of ogawama | 2008/09/01 11:24 PM
水戸芸術館現代美術センターにて開催中の、「ジュリアン・オピー展」に行ってきました。 私の地元、水戸にある水戸芸術館。 正直地元にいるときはそのすごさを知りませんでした。 大学を機に東京に来て、 現代美術に特に入れ込んでから、 「こんな美
ジュリアン・オピー展 | meg+art | 2008/09/04 1:08 AM