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ピーター・ズントー建築を語る

2008年度第20回高松宮殿下記念世界文化賞建築部門にピーター・ズントー氏が選ばれたそうです。

これを記念し世界文化賞 受賞記念建築講演会2008「ピーター・ズントー建築を語る」が以下の日程で開催されます。


日時:10月16日(木)16:00〜17:30(開場15:30)
会場:鹿島KIビル 大会議室(東京都港区赤坂6-5-3)



ピーター・ズントー(Peter Zumthor)
1943年4月26日
スイス・バーゼル生まれ


建てる「場所」と「用途」に真撃に向き合い、ふさわしい「素材」選びに労を惜しまない。「オーダーメードのような建築」にこだわる。スイス南東部の州で歴史的建造物の保存・修復をする仕事を経て、建築家として独立。今も同じ州の小さな村ハルデンシュタインにアトリエを構え、その作品はスイスを中心に欧州に集中している。宗教建築から美術館、温泉施設、住宅にいたるまで、一貫して精神性の高さを感じさせる。昨年開館した「聖コロンバ教会ケルン大司教区美術館」(ドイツ・ケルン)も、ローマ時代から脈々と続く歴史の継続性を、廃虚部分を生かすことで表現。さしこむ光と陰の微妙な使い方は、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」を思わせる。

実際のズントーの建築物は一度も目にしたことありません。日本に一つもないばかりか、故郷スイスに集中している為、滅多なことではお目にかかれないのが現状。

ただ、雑誌やWebでズンドーの作品きっと目にしたことあるはずです。最も確率の高いものはこちらのスパ施設ではないでしょうか。


ヴァルスの温泉施設、スイス 1996年

また、写真家・杉本博司が撮影したこちらの教会。


ズンドーの設計による聖ベネディクト教会を撮影したものです。

聖ベネディクト教会、スイス 1989年
スイス・スンヴィッツにある聖ベネディクト教会は、ノアの箱舟をモデルとした「船型」の教会で、構造はシンプルであるが、建築雑誌でも多数取り上げられ、スイスを訪れた建築家の多くが見学に行くなど、高く評価されている建物。

ドイツにはこんな教会も。

ブリューダー・クラウス・フィールド・チャペル、ドイツ 2007年
(ブルーター・クラウス野のチャペル)
ケルン近郊の麦畑にすっくと建つ「ブルーダー・クラウス・フィールド・チャペル」(2007年)は、自然と寄り添い生きる地元民の厚い信仰心を、崇高なまでに具現化している。

この教会中も素晴らしい空間美を演出。

物や情報で溢れかえっている現代においては、こてこてに飾り立てられたゴシック様式よりもはるかに、こうした精神性の高い建造物に敬虔さを見出しやすいはず。

是非ともお話伺ってみたい。
そしてどんな方なのかその片鱗でもいいから直接お会いして知りたい。

しかし、この日程かなり無理っぽいな〜
10月16日(木)16:00〜17:30(開場15:30)

お時間に余裕のある方、是非!
行かれたら感想聞かせて下さい。

【応募方法】

参加ご希望の方はハガキに「建築講演会参加希望」とお書きの上、同行者の有無(1名まで)、住所・氏名・電話番号を明記し、下記までお申し込み下さい。

抽選で300名様に招待状をお送りいたします。
(抽選結果は発送をもって代えさせていただきます)
・締め切り/10月3日(金)必着
・申し込み先/〒102-0081東京都千代田区四番町3四番町ハイツ5Fピィバイピィ内『世界文化賞建築講演会』係


Thinking Architecture
Thinking Architecture
Peter Zumthor

【関連エントリー】
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日本美術協会は9月16日、第20回高松宮殿下記念世界文化賞の受賞者を発表した。建築部門の受賞者はピーター・ズントー氏に決定した。授賞式典は10月15日に、東京・元赤坂の明治記念館で行われる。
ピーター・ズントー氏は1943年に、スイス・バーゼルで生まれた。ニューヨーク留学を経て、スイス南東部グラウビュンデン州の歴史的建造物保存局に勤務。79年に建築家として独立した。多くの作品がスイスを中心とした欧州に集中している。
代表作はスイス・アルプスの山村スンヴィッツの「聖ベネディクト教会」(89年)や標高1200mの温泉施設「テルメ・ヴァルス」(96年)、オーストリアの「ブレゲンツ美術館」(97年)など。実用性と美が共存し、光と陰の微妙な使い方が特徴だ。昨秋、ドイツ・ケルンに開館した「聖コロンバ教会ケルン大司教区美術館」が話題を呼んだ。


お知らせ | permalink | comments(10) | trackbacks(1)

この記事に対するコメント

いつもこちらで美術関連情報を参考にさせていただいていますが・・・失礼ながら建築にもお詳しかったのですね。ここを訪問して長いですが初めて気がつきました。
知人の住むスイスを訪れる折にズントー氏のvalsの温泉に行ってみたいと思って調べたことがあり(結局行けなかった)、その人ズントー氏の日本での受賞をこちらで知りました。来日と講演会というまたとないよい情報をありがとうございます!まずは応募してみたいと思います。
kero | 2008/09/25 12:05 PM
@keroさん
こんばんは。

建築は絵画以上にど素人です。
ただ好きなだけです。
建築家の友人から話聞いたり
雑誌ぱらぱらめくるだけです。

この日残念ながら都合付きそうにありません。
行かれたら是非お話聞かせて下さい!
記事書いて下さい。
当選しますように!!
Tak管理人 | 2008/09/25 11:29 PM
ご無沙汰してます。
遅ればせながらフェルメール全点制覇、おめでとうございます。
私も先日都美へ行って参りましたが、この場所でTakさんの巡礼に
終止符が・・・と思うと、また別の感慨もありました。
その引きの強さが、いつか「合奏」も引き寄せる事を願ってます。

ズントー氏のクラウス兄弟チャペル、a+uの9月号に載ってたのを見ましたが
何もない麦畑にポンと建つ姿が印象的でした。
施主も一緒にコンクリを練って積んでいったという逸話も興味深かったです。
青の零号 | 2008/09/27 12:47 AM
@青の零号さん
こんばんは。

祝福ありがとうございます!!
いつ祝ってもらっても嬉しいものです。
ありがとうございます。ほんと。
昨日も試写会の後観て参りました。

ズントー氏の講演は喉から手が出るほど
行きたいのですが、どうしてもだめっぽいです。
無念。
Tak管理人 | 2008/09/28 12:00 AM
はじめまして。
ピーターズントー氏の講演会があるときいて情報をあつめいていたら、こちらにたどり着きました。

応募の仕方まで丁寧に書かれていたので、早速応募しました。
そして昨日、招待のハガキが届きました。
こちらのホームページに感謝です。

絵画にも興味があるのですが、美術展など気づくと終わってしまっていることが多々あるので、これからはこちらを拝見させていただいて色々参考にさせていただきます。
これからも、素敵な記事を書いてくださいね。


キタポン | 2008/10/09 1:22 PM
@キタポンさん
こんばんは。
はじめまして。コメントありがとうございます。

この講演会、私もとても
行きたかったのですが
当日どうしても行けず断念。
でもこの記事が少しでも
お役に立てたのであれば
嬉しい限りです。

建築は全く分かりませんが
今後とも宜しくお願い致します。
Tak管理人 | 2008/10/09 10:37 PM
こちらに経過報告を・・・。
ピーター・ズントー講演会に応募したものの当選しませんでした。
とっても残念・・と思っていたら、Casa Brutus副編集長鈴木さんのブログにズントー氏講演とズントー氏との偶然の遭遇が書かれていました。ご参考まで!
http://fukuhen.lammfromm.jp/2008/10/post_495.html
kero | 2008/10/17 11:21 AM
@keroさん
こんばんは。

どんな抽選でも当たらないと
ショックですよね。。。
来年も誰だか分りませんがこの時季やります。
サイトチェックこまめに。

フクヘンさんいつも大変アクティブに
行動されていますよね〜羨ましいーー
Tak管理人 | 2008/10/17 7:28 PM
はじめまして、そのフクヘンさんの隣に座って「もう会ってきた」と言う報告に死ぬほど悔しがった者です。いや、講演会に間にあっただけでも僥倖だったんですが私は。
さて、当日ですが開始とともに照明の落ちた会場の闇の中、雅楽のような和の楽器の音が、ひとつ、またひとつと始まりました。しばらくひとつひとつの音が流れ、そして作家本人による言葉が始まりました。曰く「音楽における音のひとつひとつのように、素材はひとつひとつが音色をもち奏でる」という。本人による演出だったようです。
その後のスライドでは2007年の2作品を中心に、そのあとは現在進行形の幾つかのプロジェクトを解説してくれましたが、寡黙そうなイメージと逆にユーモアたっぷりに喋り続け、結局時間切れになって終了したほどでした。
個人的にはルイズ・ブルジョアとコラボレートする北欧の慰霊(?)美術館が気になっています。
講演会のニュースを最初に見たのはこのサイトでしたので
大変感謝しております。
pesce | 2008/11/06 10:44 AM
@pesceさん
こんばんは。はじめまして。

お隣の席にフクヘンさんがお掛けになっていたのですか!
確かブログでもズントー氏にお会いしたこと
書かれていらっしゃいましたよね。
しかも杉本邸で!
切歯扼腕したところで、自分などどうにも
ならないことですが、羨ましいですよね〜

この講演会拝聴すること出来ませんでしたので
こうして当日の様子をお伝えいただけると
とてもうれしく有難く思います。感謝感謝です。
それにしても粋な計らいですね。

滅多なことがない限りお会いできないかと思いますが
いつか願いが叶うことを信じて。

コメントありがとうございました。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
Tak管理人 | 2008/11/06 9:03 PM
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