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「国宝 阿修羅展」記者発表会

来春、東京国立博物館で開催される
興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」の記者発表会にお邪魔して来ました。

追記展覧会行って来ました!会場内の様子もご覧いただけます→こちら
更に追記ベストアングル「阿修羅像」(こちらにも会場内の写真あります)



一村雨さんが昨年暮れに偶然耳にし、思い描いたことが現実のものと。

来年のカレンダーや手帳もうお持ちの方いらしたら早速チェックしておきましょう。「国宝 阿修羅展」2009年の春東京で開催されます!
公式サイト

興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」
2009年3月31日(火)〜6月7日(日)
東京国立博物館 平成館(上野公園)


開演時間:午前9時30分〜午後5時
※ただし金曜日は午後8時、土曜・日曜・祝・休日は午後6時まで。
※月曜・休館。ただし5月4日(月・祝)は開館、5月7日(木)休館。
※入場は閉館の30分前まで。

東京展終了後、九州国立博物館へ巡回
2009年7月14日(火)〜9月27日(日)



国宝 阿修羅像」奈良時代・734年 奈良・興福寺蔵

公式サイトの「みどころ」にもある通り、「阿修羅像」が東京へお出ましになるのは実に約半世紀ぶり。前回は昭和27年に日本橋三越で公開されたそうです(←これはこれで驚きですが…)

東京国立博物館 学芸企画部長の松本伸之氏曰く「興福寺所蔵の阿修羅像をはじめとするあまたの仏像やお宝を寺外で公開するなど望んでも望めないことだった」そうです。まさに門外不出のお宝が東博にやって来るわけで、展示方法も今から入念に検討・準備が進められているとのこと。

興福寺の国宝館に一般公開されている「阿修羅像」ですが、ガラスケースの向こうのお姿しか通常拝見することしか出来ません。しかし今回の展覧会ではガラスケース無しの露出展示で360度様々な角度から拝見することが可能だそうです。

三面のお顔を持つ「阿修羅像」横顔や背面などもじっくり観察することが出来ます。「阿修羅像」顔は3つあっても「耳」は一組しかありません。でも違和感なくそれぞれのお顔にちゃんと耳があるように見えるのです。

東博と言えば、照明ですが、その証明も今回の展示に合わせ新たに設計しなおすとのこと。気合の入り方が違います。

それもそのはずです。展覧会の名称が「国宝 阿修羅展」でしたので、てっきり目玉仏像一体がやって来るだけかと思っていましたが、その内容を伺って納得。

東京では会期中の3月31日から4月19日まで、阿修羅とともに一具像として造られた八部衆像と十大弟子像の興福寺に遺存する脱活乾漆像14体すべてが一堂にそろいます。興福寺境内の外で14体がそろって展示されるのは初めてのことです。

八部衆像と十大弟子像全員揃ってお出ましですか!!
これなら気合入って当然。逆にそれくらいしないと罰あたります。

今回お出ましになる仏像さんたちは、戦後、文化財保護法施行(1950年(昭和25年))以後はじめて国宝に指定された、正真正銘の「国宝」なのですから。

阿修羅展「八部衆像」「十大弟子像」画像入りの記事はこちら

「八部衆像」と「十大弟子像薬王菩薩」だけでも展覧会を開催するには十分過ぎる「メンバー」ですが、加えて何と「薬王菩薩」と「薬上菩薩」の両像(360cmほどの巨像)や「釈迦如来像頭部」「四天王像」など、興福寺仮金堂に安置されている諸仏のうち釈迦を除く各像が一挙公開されます。


運慶の父康慶作とされる「四天王像」

あまりの事に、配布された資料を疑った始末。何度目を擦ったことやら。。。

実はこの他にもまだまだ出展予定作品があるのです。「国宝 阿弥陀三尊像」(光明皇后の母、橘三千代が日頃から念じていたと考えられる金剛仏)こちらは法隆寺が所蔵するものですが、今回特別に出品されるとのこと。贅沢極まりない仏像ファンならずとも今から胸躍る展覧会です。

因みに「薬王菩薩」と「薬上菩薩」の両像は2010年に立柱式を行い再建される興福寺中金堂に安置されるそうです。3メートルを超す仏像を安置可能な興福寺中金堂一体どれだけ巨大なものだったのでしょう。藤原鎌足恐るべし。

また展覧会会場では凸版印刷さんによるバーチャルリアリティ(VR)映像によって再建される興福寺中金堂や安置された内部の様子など紹介して下さるそうです。

凸版印刷、興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」で公開するVR映像作品の制作を朝日新聞社と共同で開始〜2009年3月31日より東京国立博物館で公開〜

同じ奈良飛鳥時代の仏像の展覧会でも昨年の「薬師寺展」とはまた違う趣きとなりそうな「国宝 阿修羅展」兎にも角にも来年3月31日の予定だけはしっかり空けておかないと!GWは東博、大変なことになりそうですからなるべく早めに行かねば!


興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」
2009年3月31日(火)〜6月7日(日)
東京国立博物館 平成館(上野公園)

朝日新聞創刊130周年記念、テレビ朝日開局50周年記念企画
主催:東京国立博物館、法相宗大本山興福寺、朝日新聞社、テレビ朝日
後援:平城遷都1300年記念事業協会
特別協賛:農林中央金庫
協賛:凸版印刷株式会社
特別協力:ソニー株式会社
公式サイト

お得なペアチケットが期間限定で発売されるそうです。
2枚2400円。(発売期間2008年12月6日〜2009年1月16日)

また「阿修羅ファンクラブ」特典付き前売券も発売に。
1500円。(発売期間2008年12月6日〜2009年2月28日)

展覧会鑑賞券と「阿修羅ファンクラブ」会員特製バッチの引換券がセットになった先行前売券。「阿修羅ファンクラブ」内の特別ページへのアクセス権(パスワード)もget出来るそうです。


「阿修羅ファンクラブ」会長のみうらじゅん氏と「阿修羅ファンクラブ」公式ソング「愛の偶像」を作曲したTHE ALFEE高見沢俊彦氏。中央の御仁は法相宗大本山興福寺、貫首の多川俊映氏。

原寸大 日本の仏像 奈良編 (講談社MOOK)
原寸大 日本の仏像 奈良編 (講談社MOOK)

おまけ
第21回ジュノン・スーパーボーイズ・コンテストに特別賞『阿修羅賞』が!

過去20回の間に武田真治、袴田吉彦、柏原崇、小池徹平、溝端淳平などの数々の人気男性タレントを輩出した 美少年コンテスト「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」(最終選考11月24日)に、今年は特別賞として「阿修羅賞」の追加が決定!小顔でスリムなプロポーションを誇り「仏像界のプリンス」「永遠の美少年像」とされる興福寺の阿修羅像にちなんだ特別賞だそうです。受賞者は「国宝 阿修羅展」広報大使として活躍してもらうとのことです。

【関連エントリー】
- 弐代目・青い日記帳 | 「興福寺国宝展」鎌倉復興期のみほとけ
- 弐代目・青い日記帳 | 「水のごとく」4
- 弐代目・青い日記帳 | 「仏像展」(前期)
- 弐代目・青い日記帳 | 特集陳列「六波羅蜜寺の仏像」
- 弐代目・青い日記帳 | 海外流出回避!運慶作仏像を三越が落札。
- 弐代目・青い日記帳 | 特別陳列「仏像の道」
- 弐代目・青い日記帳 | 「国宝 薬師寺展」報道内覧会


この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1547
展覧会 | permalink | comments(10) | trackbacks(1)

この記事に対するコメント

うわっ、過ごすぎ。
何が何でも見なければ、ですね。

で・・・阿修羅に対抗出来るのが
高見沢さん、と言うのも納得!
KIN | 2008/10/19 11:11 PM
こんばんは。

今年の夏に京都に出かけた時に、奈良に寄って興福寺国宝館でこの阿修羅を観ました。鹿も暑さで日陰に逃げるような日でしたが、展示室はエアコンもなく、みなさん扇子であおいだり汗を拭ったりと大変なおもいをして初めて見ました。

興福寺は再建のために今は寄付を募っているんですよね。阿修羅の展覧会は資金の足しになるのかな。

その時にこの展覧会のチラシで知りましたが、たぶん、東京では大げさに展示されるのでしょうね。ウフィッツィの「受胎告知」もフィレンツェではさりげなくありましたし、興福寺でも阿修羅はさりげなく他の像と一緒に並んでいました。それもいいですよね。

なかなか関西までは出かけませんので、来年を楽しみにしたいと思います。

パレット | 2008/10/20 12:54 AM
阿修羅像は何度も興福寺で観ていますが、
四方八方から観られる、照明が違うとなると、
どういう風に見えるのか嬉しいような怖いような・・・(^^;

えみ丸 | 2008/10/20 8:18 PM
@KINさん
こんばんは。

凄すぎますよね。。。
何もここまで持ってこなくてもと
こっちが心配してしまいます。

来年この時期に修学旅行で
奈良へ行く学生さん計画変更しないと
いけませんよね!

@パレットさん
こんばんは。

江戸時代に焼失してしまった
中金堂を再建されるようです。
発掘調査も終了し地中から
お宝が随分と出てきたようです。

今回の展覧会では
そういったモノも展示公開されます。

今、興福寺に行くと塔や国宝館などしか
なく奈良公園の中の一施設のような
印象しかうけませんが、本来は逆ですからね。

中臣鎌足、藤原不比等という最強の親子が
創建したお寺です。半端ではないことは確か。
東下りされるの楽しみに待ちましょう。

@えみ丸さん
こんばんは。

阿修羅像が掲載されている本などで
後姿なども拝見できるのですが
実際間近で観るとまた感動もひとしおかと。
色んな意味で楽しみな展覧会です。
Tak管理人 | 2008/10/20 9:15 PM
阿修羅像は、近年レプリカというか、彩色されたのが作られていると思いますが、これは出展されないのでしょうかね。
元々どんな感じだったのか興味津々です。

こんな本買ってみました。
小林泰三著 日本の国宝、最初はこんな色だった 光文社新書375

中金堂の再建が楽しみです。発掘跡は一度見ました。
薬師寺の主要伽藍が再建されたとこは、色々言われた様ですが、さすがに、現在では、やっかみ言う人は居ないでしょうね。
鼎 | 2008/10/20 10:01 PM
TB、ありがとうございました。
記事を拝見しましたが、ここまでの情報は未だ得ていませんでしたので、とても有り難く思います。
阿修羅ファンとしては、尚更に期待が大きくなりました。
特に、ガラスケースなしで阿修羅に会えるとは思っていなかったので、本当に楽しみです。
albireo | 2008/10/20 10:41 PM
ご紹介ありがとうございます。
展覧会の全貌が分かって、興奮しています。
一村雨 | 2008/10/21 5:50 AM
@鼎さん
こんばんは。

凸版さんがVRでその辺は
見せてくれるかどうか・・・
多分会見の様子だと復元された
ものは今回でないようです。VRでも。

金堂が再建されれば
近鉄奈良駅から春日大社に
向かう道のりの景色も
随分と変わるでしょうね。

光文社新書買って読んでみます!

@albireoさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

チラシの裏面がまだ真白ですからね。
どういう内容になるのか興味津津でした。
想像以上の出展作品に目を丸くしています。

揃い踏みし、ガラスケースなし。
しかもぐるりと見渡せる。文句なしです。

@一村雨さん
こんばんは。

阿修羅展と言えば、一村雨さんです!
いち早く情報察知されたのですから。
こちらこそありがとうございます。
Tak管理人 | 2008/10/21 8:44 PM
子どもの時に良く眺めていた学研の図鑑シリーズの仏像の巻の表紙は阿修羅さんでした。

初めて興福寺の宝物館で阿修羅さんにあったとき、写真で見たほどのオーラが無くちょっと肩透かしだった思い出が(笑)
それに思っていたよりずい分ちいさいなぁとも思ったんですよ。

それから幾度となく阿修羅さん拝見していますが、ほかの八部衆像さんたちと静かに佇まれていますね。(8人ともいたり数名欠けていたり。。)

きっと抜群の照明効果ではじめて拝まれる方々はオーラ120%でご覧になれることでしょうね。ちょっぴり羨ましい!!

関係ないですが昨日 ボンから戻ってきた醍醐寺展の仏様たちを
醍醐寺霊宝館に拝見しに行ってまいりました。
ボンでの展観の様子と比べるとほんっとさりげないですが(笑)、あの会場落ち着いていいですね。

takさんご覧になられたことあります?

十六夜 | 2008/10/21 8:58 PM
@十六夜さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

小さいですよね。
顔も背丈も少年サイズ。
ほっそりスマートですしね。

闘う神様にはとても観えません。
そこのギャップがまた魅力かも。

八部衆像さんの中で特に阿修羅だけ
際立って有名ですからね、キムタクの比ではありません。
阿修羅さんも修復されています。
元々は手の形違っていたとの説有力です。

ボンや行ったことありませんが
醍醐寺さんは幾度か。
来年あたり今一度。。。
Tak管理人 | 2008/10/22 11:18 PM
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まだ来年の話ではありますが、東京での『阿修羅展』の開催が決まったということです。
阿修羅展 開催予告 | 風の森 ミュージアム | 2008/10/20 10:36 PM