青い日記帳 

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大英博物館のORIGAMI

今年の夏、大英博物館へ行きました。
滞在時間は僅か60分足らず。



仕事のついで故に仕方ないこととはいえあまりにも短過ぎ。
たった60分しかないならこの博物館行かない方がましかも。

こういう時は狙いを定めていくに限ります。
ただ漫然と歩いていてもほんとあっという間です。

今回見学のメインに据えたのはこちら。

「ウルのスタンダード」と「牡羊の像」(茂みの山羊)

シュメール文化なんて全く知識も何にもないのですが
ラピスラズリを贅沢に用いたこの2点は是非とも観ておきたかったもの。

こちらが「ウルのスタンダード」本体。


取り敢えずこれでひとまず、第一目標はクリア。
次なる目標は数年前にリニューアルした「日本館」



海外の美術館や博物館の日本美術コーナーには
とんでもない名品が展示されていることしばしば。
メトロポリタン美術館へ行く時も必ず立ち寄るのが
vermeerが展示されているコーナーと日本美術コーナー

今回一番の収穫はこちらのお化けの絵。

洒落たことに、この二枚が狛犬の如く、仁王像の如く
日本館へ通じる階段踊り場の両端に展示されていました。
ニクイ!

もうこれでほとんど時間が…
展示室を移動するだけでもかなりの時間要します。
ほんと一時間なんてあってないようなもの。

ツアー観光旅行で「たっぷり1時間見学」などと
銘打っている広告ありますが、何が「たっぷり」なのか意味不明。

ロゼッタ・ストーンとミイラだけ観て帰る気?


大英博物館内部「グレート・コート」

残された時間は20分弱。
今回の目標の一つまだ達成されていません。

それはミュージアム・ショップで日本にはない
ユニークなお土産を探すこと。(自分用)

血相変えて探しただけのことありました。
僅か10分足らずでこれだ!といモノ発見。
それがこちらの「ORIGAMI本


全96ページ。
主に浮世絵に登場する日本を強く意識させるモノの折り紙でのおり方、作り方が解説と図式付きで紹介されています。


喜多川歌麿の描いた浮世絵。美人たちがこぞって秋の味覚である柿を枝からもぎ取っています。左側の二人は取りやすいように枝を引っ張っているようですね。

しかし、ついつい美人に目が行ってしまいますが、ここに描かれている「柿」がこの本では主役。この柿を12のステップで完成出来るよう折り方が掲載されています。

因みに何処にも「美人」の折り方は載っていないのが玉に瑕。

他にもこんなモノの作り方が紹介されています。

鳥高斎榮昌の描いたこれまた美人画。
華やかな花魁の折り方ではなく、背景として描かれている鳳凰の作り方。

これはなかなか格好いい!
このひとつ前で紹介されている折り紙の代表選手「鶴」とは折り方の
工程がかなり違い、複雑。無地の折り紙では折角作っても魅力半減。
仕方ない、ハンズでも行って来ようか。

さて、最後に「問題」です。
次の鈴木春信の浮世絵に描かれた「何」を折り紙として
取り上げているでしょうか?さてさて。。。



「答え」は、続きを読む >> 以下で。

こんなに面白く楽しめる大英博物館オリジナルのORIGAMIBOOK.
ミュージアムショップで14.99ポンドで購入して来ました。
(夏はまだポンド高かったのですが、これは即買い)

似たような折紙本、東京国立博物館でも売っていますが
ここまで完成度高いもの初めて観ました(折り紙も付いています)

日本文化の良き理解者は昔も今も外国なのかもしれません。



これにてたった一時間のThe British Museum見学を終了。
割り切ってきたので未練は無し(のはず)

表ゲートは混雑しているので裏門から車へ。

この裏門、結構風情ありますでしょ!

おまけ
まさか無いだろう。。。と思いつつAmazonで探してみたら
何と!同じもの扱っていました。大英博物館も真っ青の品揃え。
Origami: Inspired by Japanese Prints
Origami: Inspired by Japanese Prints
Steve Biddle,Megumi Biddle

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先ほどの問題の答え。



何と!「タケノコ」でした!!
突っ込みどころも満載の一冊なのです。
読書 | permalink | comments(9) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

こんばんは
やったー!タケノコだ〜〜あたり〜〜!
喜ぶわたしですが、肝心の折り紙はどうもわたしには出来そうにないです、トホホ…

階段のところに怪談というのもしゃれてますね。
しかし日本の幽霊は足がないので上れないかもしれません。

会社の1時間とミュージアムの1時間はウラシマ・エフェクトが掛かってて、流れる速度が違うぞと確信しています。

遅ればせながら八犬伝記事もやっと書き上げました。
遊行七恵 | 2008/10/30 12:24 AM
最近本屋さんでも、折り紙の本が目立つ所に並べられてるのを見かけます。

小児科外来には折り紙の本があって結構看護師さん達が折ったのを目立つ所に置いたりしてると、子ども達が欲しくて持って行きますよ。(おとなしくしていて欲しいから、差し上げてます)

手の込んだ折り方のもあるんですよね〜。
「折り紙」もまだまだ捨てたもんじゃないですね。
日本の文化ってすばらしい♪
朱奈 | 2008/10/30 1:29 AM
こんにちは。初めてコメントいたします。

ウルなんて僕の記憶の中から消えかけておりました。
「ウルのスタンダード」については、学習参考書の小さな写真を驚きをもって見つめていたのをようやく思い出したくらいです。
あんな大昔のものが、こんなきれいな形で残っていたんですね。スゴイ。

お化けの絵もすごい。
ところで右側の絵。頭が画面から飛び出ているようなのですが、やはり何か工夫を凝らして描いてあったのでしょうか。


すずどん | 2008/10/30 2:59 AM
管理者の承認待ちコメントです。
- | 2008/10/30 4:58 AM
origami bookすごいですね!ずいぶん以前に、外国でおりがみがブームだとは聞いたことがありましたが、すごく高度な作品が掲載されていますよね。もう、鶴や兜では、見向きもされないのかしら!?
えび | 2008/10/30 3:07 PM
この絵本、最近七五三を迎えたばかりの甥っ子と姪っ子に!
とアマゾンのページに飛んだのえすが、
「一時的に売り切れ」の表示が。
Takさんの影響ですよね〜。みなさんすばやいわ。
とりあえずウェイティングをかけて注文しました。
届くのが楽しみです〜
tamtam | 2008/10/30 3:08 PM
@遊行七恵さん
こんにちは。

タケノコってね〜
でも珍しいのでしょうね、きっと。
私も折紙はとても出来そうにないので
かみさんに任せます。

日本ギャラリー奇麗になっていました。
(と言っても記憶定かではないのですが)
もっともっと時間をかけてゆっくり
ここだけでも観たかったです。

八犬伝の記事、これから拝読します!
楽しみ楽しみ。

@朱奈さん
こんにちは。

折紙ひそかなブームなのでしょうか。

とてつもないモノを折紙で
作り上げてしまう人もいるようですね。
一枚の紙から無限の世界が広がる。
創造力と想像力両面を鍛えることが
出来る最高の一品。それが折紙。

世界に向けもっともっと
発信していくべき日本文化の
代表選手ですよね。

アニメもいいけど、折紙ももっと!

@すずどんさん
こんにちは。初めまして。
コメントありがとうございます。

ウルのスタンダードの前に展示されている
手が何本もある動物。これが一番観たかったものです。
思ったよりも小柄でしたが、感動は反比例。
ざわついた館内にあっても
これだけはかぶりつきで目に焼き付けてきました。

幽霊を描いた絵(右側)は江戸時代によく
用いられた手法で、表装(額)の外にまで
描いてしまう大胆なものです。
鈴木其一などの作品が有名でしょうか。

今後とも宜しくお願い致します。

@えびさん
こんにちは。

凄いでしょ!
日本人とは目の付け所が違うので
その辺だけ観ていても楽しめます。
鶴もちゃんと載っていますよ。
基本中の基本ですからね。

@tamtamさん
こんにちは。

あらら、、アマゾンに無いようですね。
でもすぐ入りそう。
版をみるとかなり重版されている
人気商品のようですから。
本を見開いても見やすいつくりに
なっている細かな点も親切な一冊です。
Tak管理人 | 2008/10/30 4:28 PM
疑問に対して、ていねいなお答えをいただき、
ありがとうございました。
すずどん | 2008/10/30 6:50 PM
@すずどんさん
こんにちは。

先日大琳派展で鈴木其一の作品
再度見てきました。
紹介できる時があればアップしますね。
Tak管理人 | 2008/11/01 7:38 AM
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