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阿修羅展「八部衆像」「十大弟子像」

2009年3月31日から東京国立博物館で開催される「国宝 阿修羅展

国宝中の国宝、興福寺八部衆・十大弟子像が揃って展示される前代未聞、空前絶後の仏像展。しかも展示はガラスケース無し!


国宝 八部衆像 阿修羅立像(奈良興福寺蔵)

主役の阿修羅像は360度からそのお姿を余すところなく堪能できるそうです。
この阿修羅像を含む脱乾漆像(だっかつかんしつぞう)14体が全て興福寺から東博平成館へやってくるのですから驚きを通り越してただただ唖然呆然。

勿論、興福寺境内の外で14体が揃って展示公開されるのはこれが初めて(というか最初で最後のこと)九州国立博物館へもその後巡回しますがそこでの展示は八部衆・十大弟子9体のみ(これだけでも凄いことなのですけどね)

東京国立博物館でも八部衆像のうち「鳩槃荼像(くばんだぞう)」「畢婆迦羅像(ひばからぞう)」と十大弟子像「羅睺羅像(らごらぞう)」は3月31日〜4月19日の期間限定展示。今からしっかり計画立てておかないといけません。

折角なら勢ぞろいしたお姿を拝見したいですからね。

さて、八部衆像の中で「阿修羅」だけがとりわけ名が知れていて他の7体は?いざ聞かれてみると答えに窮してしまいます。しっかり来年の春まで予習しておかないと。

国宝 八部衆像
八部衆は仏の眷属(けんぞく)として取り入れられたインドの神々で、6本の腕や鳥の顔といった異形の姿で表されます。これらの像は、異形の中に少年の姿をかさね、清純な表現をつくりだしています。憂いや、瞑想、凝視など目の表現がすばらしい像です。



国宝 八部衆像 迦楼羅立像(かるら)
奈良興福寺蔵

頭は鳥、体は人という半人半獣の異形。サンスクリット語のガルダの音訳で、インドネシア航空のシンボルとしても知られている、インド神話に登場する白鳥のこと。金色に輝く姿で竜を好んで食べ、口から火を噴くという。
(脱乾漆像 149.7m)

講談社「日本の仏像」より



国宝 八部衆像 沙羯羅立像(さから)
奈良興福寺蔵

幼い少年の面立ちながら、とぐろを巻き鎌首をもたげた蛇を上半身から頭に巻きつけている。古代インドでは、竜の化身で雨乞いの神として信仰され、釈迦誕生のときに清浄水を注いで祝ったとされる。
(脱乾漆像 153.6m)

講談社「日本の仏像」より


迦楼羅の「かっと」見開いた眼に真正面から向かい合い、にらめっこできたら幸せ。また、目をいからせる像が多い中、沙羯羅のあどけないお顔とやさしい目は一時心を和ませてくれるはず。頭上の蛇のアンバランスさも見ものです。

国宝 十大弟子像
釈迦の十人の主だった弟子の像。若年、壮年、老年の相を、顔の鮫、眼や口の形状などによって表現しています。そこには白信や強い意思、落ち着きや、悟りといったそれぞれの経歴に由来する内面性がみごとに表されています。


国宝 十大弟子像 富楼那立像(ふるな)奈良興福寺蔵

釈迦の弟子のうちで、最も説法を得意とする。
(脱乾漆像 148.8m)

講談社「日本の仏像」より




国宝 十大弟子像 須菩提立像(すぼだい)奈良興福寺蔵

「空」の理念を理解し、解空第一と称される。
(脱乾漆像 147.6m)

講談社「日本の仏像」より


十大弟子像の中で最も若い姿で表わされている須菩提。前途洋々な青年のようなお姿。逆に富楼那はかなり年を重ねた相貌。「最も説法を得意と」したことも納得。

展覧会の第2章「国宝 阿修羅とその世界」にてこれらの立像が展示される予定のはず。「八部衆像」「十大弟子像」の他にも「釈迦如来像頭部」「薬王菩薩立像」「四天王像」、法隆寺から「阿弥陀三尊像」等もこの展覧会で展示公開されるそうです。

来年の春が待ちきれなく徐々に興福寺についての本など目を通しています。朝日ビジュアルシリーズ「仏教新発見」には「阿修羅像は合掌していなかった!?」なんて記事もあり興味関心は募るばかり。山口晃さんの京都での展覧会を観に行くついでに奈良立ち寄ってこようなか。。。

【関連エントリ】
「国宝 阿修羅展」記者発表会

公式サイト
興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」
2009年3月31日(火)〜6月7日(日)
東京国立博物館 平成館(上野公園)

朝日新聞創刊130周年記念、テレビ朝日開局50周年記念企画
主催:東京国立博物館、法相宗大本山興福寺、朝日新聞社、テレビ朝日
後援:平城遷都1300年記念事業協会
特別協賛:農林中央金庫
協賛:凸版印刷株式会社
特別協力:ソニー株式会社

お得なペアチケットが期間限定で発売されるそうです。
2枚2400円。(発売期間2008年12月6日〜2009年1月16日)

また「阿修羅ファンクラブ」特典付き前売券も発売に。
1500円。(発売期間2008年12月6日〜2009年2月28日)
「特製会員バッジ」欲しい…(物欲にはいつまでたっても勝てません)


「阿修羅ファンクラブ」会長のみうらじゅん氏と「阿修羅ファンクラブ」公式ソング「愛の偶像」を作曲したTHE ALFEE高見沢俊彦氏。

「大琳派展」も大盛況の東博。来年早々には特別展「妙心寺」も開催、さらに、日仏交流150周年 「STORY OF …」 カルティエ クリエイション〜めぐり逢う美の記憶などという大変危険な展覧会まで。

2009年3月31日からの興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」までまだまだ見ごたえある展覧会目白押しです。困るな〜(と笑顔で)

やっぱり、奈良行って来ようかな。

魅惑の仏像 阿修羅―奈良・興福寺 (めだかの本)
魅惑の仏像 阿修羅―奈良・興福寺 (めだかの本)
小川 光三

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1566

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 奈良・興福寺の創建1300年を記念し、国宝・阿修羅展を開催します。旧西金堂の八部衆立像(阿修羅・迦楼羅など8体、国宝)、十大弟子立像(現存6体、国宝)が初めて寺外でそろって公開されるなど、天平彫刻の至宝を一堂に展示いたします。また、中金堂鎮壇具や仮金堂の諸仏なども紹介します。
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この記事に対するコメント

19日に阿修羅展に行ってきました。
行ってみたいな、とは思っていたのですが、だからといって計画していたわけではなく、突然思い立って行ったのが19日だったという感じです。
八部衆の中でも、阿修羅は有名でその姿はとてもきれいだと思っていたので、一度本物を見てみたいと思っていました。
ところが、いざ行ってみると私の目と心を惹き付けたのは、畢婆迦羅像でした。
なぜなのかは、全く分かりません。
ただ、しばらく畢婆迦羅像の前から動けずにいました。
もっと知りたくなってアクセスしてみてビックリ。
畢婆迦羅像の展示が19日までだったので・・・。
いい年して、運命的なものを感じてしまいました。
会えて良かった。
あや | 2009/04/20 8:26 PM
@あやさん
こんにちは。

そうですね。
19日までで一部の仏像はお帰りに。
お立ちになっているのが
辛そうな仏像もありますからね。
何せ1300年前のもの。

幾度も火災に遭い修羅場潜りぬけて
来ただけのことあります。

展示の最終日にご覧になれたのは
運命でしょう。そういう出逢い大切です。
Tak管理人 | 2009/04/21 7:47 AM
私も、あやさんと同じです。

18日に観に行ったのですが、思いがけず、畢婆迦羅像(ひばからぞう)の前で、手足がジンジンするのを感じ、しばらくの間、その側から離れることができませんでした。非常に魅力的な、英知に満ちた武人から、温かく強い心で語りかけられているような気がしました。人をその心の深みへと誘うような、宇宙にみなぎるいのちのハーモニ−の中にあることを思い出させてくれるような、強力なパワーを感じるのです。
音楽を司る神の像ということですが、いったい誰がどんな思いで彫った作品なのでしょうか。
きっと、数知れない多くの人々がこの像の前で祈ったことでしょう。その人々の祈りを受け止めてきた像の優しさと、神秘的な力を感じました。

この像についてもっと知りたいのです。どのように調べていけばよいでしょうか。何かご存知の方は、教えてください。
yoko | 2009/04/27 9:45 AM
@yokoさん
こんばんは。

「その真っ直ぐな眼差しとまみえるとき
一瞬の緊張が走る」

『もっと知りたい興福寺の仏像たち』
に記されている一文です。
この本が最も充実しているかと。
図版も豊富です。

新書でも興福寺についてこのタイミングを
見計らい発売されています。

とことん調べる絶好のチャンスかと。

Tak管理人 | 2009/04/27 9:00 PM
ご返答をありがとうございました。
さっそく本を注文しました。

この際ですから、とことん調べてみます!
yoko | 2009/04/27 10:41 PM
@yokoさん
こんばんは。

好きになったものなら
楽しんで調べ学べるはず。

徹底的に!!
Tak管理人 | 2009/04/28 5:17 PM
ずいぶんとひとつ前のコメントから日にちがったってしまっているので御本人には見てもらえるないかもしれませんが、
この間修学旅行で興福寺に行ってきたんですが、(私も阿修羅が見たくて行ったんですが、)ひばからぞうの前で動けなくなってしまって、目が離せませんでしたなぜでしょうねえ。とっっても不思議です。そうなった私たちはなにか特別な繋がりがあるのかもしれませんね。
みるく | 2010/09/23 10:24 PM
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