青い日記帳 

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「森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展」

東京都現代美術館で開催中の
「森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展─共鳴する静かな眼差し」に行って来ました。



森山大道 Daido Moriyama(1938-)とミゲル・リオ=ブランコ Miguel Rio Branco(1946-)「日本とブラジルを代表する写真家の静かな眼差しが、如何に共鳴しているかを、私たちに伝えています」とチラシの裏面には説明が。

共鳴という感じは受けませんでした。

どちらかというとボディーブローのような地味なパンチの応酬。
相手に効いているのかいないのか傍目には「見えない」そんなバトル。

普段、日本の街を鈍重なまでに掘り下げて撮影する森山をこの写真展の為に初めてサンパウロの街へ飛ばし、カナリア諸島生まれのブランコを東京へ招き寄せ撮影してもらった新作写真を戦わせているかのような展覧会。


記者会見での森山氏。後方はネトの「リヴァイアサン」

東京都現代美術館地下2階企画展示室。隣接するアトリウムには陽気なブラジリアン、エルネスト・ネトの「怪物」が二人のバトルの成り行きに興味あり気に不気味に居合わせます。成り行き次第では負けた方は飲み込まれてしまうかもしれません。


森山大道(105点)


ミゲル・リオ=ブランコ(10点・コラージュ作品含む)

展覧会を紹介するサイトを観ても、実際の面白さ分からないようで、昨日のオフ会の席でも「森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展どうだった?」と何人の方からご質問が。

現在、同時開催でこの美術館では他にもこれだけの展示や特別展が開かれています。面白くなさそうと思われ、まっさきに切り捨てられる運命にあるのが写真展。折角、木場まで足を運ばれたなら是非ともこの展覧会も立ち寄って観る価値ありかと。

同時開催中の展覧会や展示
会期:2008年10月22日(水)〜2009年1月12日(月・祝)

ネオ・トロピカリア:ブラジルの創造力
カラーハンティング ブラジル─藤原大+イッセイ ミヤケ クリエイティブ ルーム
&カンパナ ブラザース」
「MOTコレクション サヴァイヴァル・アクション─新収蔵作品を中心に」
「MOT×Bloomberg Public‘Space’Project−Louisa Bufardeci」

↑の写真をご覧になり、この前までここの美術館で公開されていた、岡本太郎の「明日の神話」を思い出された方も多いのではないでしょうか。折しも今日丁度、渋谷で序幕式があったばかり。

岡本太郎の壁画「明日の神話」除幕 東京・渋谷
故・岡本太郎(1911〜96)の原水爆を題材にした巨大壁画「明日の神話」が17日午後、常設展示場所となるJR渋谷駅と京王井の頭線渋谷駅の連絡通路で一般公開された。
 壁画は縦5.5メートル、幅30メートル。広島市や大阪府吹田市との誘致合戦の結果、今年3月、展示場所が渋谷に決定、8月末から設置作業が行われていた。通路に突然現れた超大作に、カメラ付き携帯電話で記念撮影する利用客の姿も見られた。2008年11月17日


森山大道氏の作品は、まるで「明日の神話」のあと継息子のように厳然とMOTの壁に圧倒的な存在感で展示されています。初めて訪れた外国の見知らぬ土地であっても日本の新宿を撮影するかのようにモノクロームの世界で次々とサンパウロの人たちの日常を捉えてゆきます。

「身体がおぼえて」いるのだと思います。

軽快に街中を自転車で疾走するかの如く、ブラジルの街中を銀塩肩に掛け闊歩したことでしょう。身体的記憶の求めるままに。

ミゲル・リオ=ブランコの作品は彼が「日本」という一種独特な国で目に留めた、不思議な光景を独特の視点で写し出しています。

普段、我々が全く気付かない点も「作品」になること教えてくれます。
変てこな感想ですが、彼とガード下で焼鳥でも食べたくなるそんな感じ受けます。

では最後に、「今日の一枚


行きたくなったでしょ!
左が森山氏、右がブランコ.

「対決展」以上にガチンコ対決している様子だけでも一見の価値ありです。

「森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展」は1月12日までです。
注:画像はしかるべき日に許可を得て撮影してものです

森山大道「サンパウロ、路上にて」
森山大道「サンパウロ、路上にて」

【関連エントリー】
- 弐代目・青い日記帳 | ギャラリートーク「森山大道×会田誠」
- 弐代目・青い日記帳 | 「光と影展」
- 弐代目・青い日記帳 | 「ネオ・トロピカリア」
- 弐代目・青い日記帳 | 「カラーハンティング ブラジル」
- 弐代目・青い日記帳 | 雑誌「Pen」創刊200号記念:江戸デザイン学。
- 弐代目・青い日記帳 | 「会田誠 山口晃 トークショー」
- 弐代目・青い日記帳 | クラブナイト・プレビューver.2.0@シンワ ...
- 弐代目・青い日記帳 | 渋谷・松濤の美術館スタンプラリー
- 弐代目・青い日記帳 | 元気な女性たち


それでは最後に「今日の美味


マイミクのGさん(男性)から頂戴した「キットカット柚子こしょう」何でも九州へ出張された際にあちらで売っていたとのこと。味は居たってごく普通(美味)ご馳走さまでした〜

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東京都現代美術館では、ブラジルへの移民100周年を記念する「日本ブラジル交流年」関連事業の一環として、写真というメディアでブラジルと日本との交流を試みます。
 森山大道と、マグナムに所属しブラジルを拠点に活動するミゲル・リオ=ブランコの二人の作品による写真展を開催いたします。二人の写真は、都市やそこで生活する人々をカメラで捉えるという共通点を持ちつつ、それぞれが独自の世界観を持っています。この写真展のために、森山大道はサンパウロを撮影し、ミゲル・リオ=ブランコは東京を撮影しました。展覧会では二人の文化と視点が交差し、これまでにない日本、ブラジルの像が現れます。そこには、普段ならば見過ごしてしまう日常の断片を、意味のある光景へと変え、現代におけるリアリティが問いかけられています。
展覧会 | permalink | comments(4) | trackbacks(1)

この記事に対するコメント

こんばんは。昨日はどうもありがとうございました。急かす風になって申し訳ありません。ですが、今日の一枚でばっちりイメージがつきました。仰るように対決風ですね。

とりあえず森山ファンなのでまずは行ってみようと思います!(会期も長くて助かります。)
はろるど | 2008/11/18 1:15 AM
@はろるどさん
こんにちは。

チラシやwebからでは
中々イメージ湧かないですよね。
勿体無い勿体無い。

バチバチ火花散らしているようであり
融和しているようであり。。。
不思議な取り合わせでした。
Tak管理人 | 2008/11/18 7:59 AM
タクさんへ、初めてご連絡申し上げます。ニューヨークの写真専門店ダシュウッドブックスに勤務しています須々田美和と申し上げます。タクさんのサイトをいつも楽しく拝読させて頂いています。突然ですが実は質問があって連絡させて頂いています。「森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展─共鳴する静かな眼差し」 の展覧会カタログを探しています。美術館の方では完売なようで、もし、販売している本屋をご存知でしたら教えて頂きたく、どうか、お時間があります際にご返答下さい。寒くなってきました。どうかご自愛下さい。須々田美和
Miwa Susuda | 2008/12/19 8:42 AM
@Miwa Susudaさん
こんばんは。
初めまして。コメントありがとうございます。

もう売り切れてしまったのですか!

>販売している本屋をご存知でしたら教えて頂きたく
ナディッフという店が取り扱っているはずです。
www.nadiff.com/

お店に直接伺ってみて下さい。

あまりお力になれず申し訳ないです。
Tak管理人 | 2008/12/19 10:44 PM
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東京都現代美術館(江東区三好4-1-1) 「森山大道 ミゲル・リオ=ブランコ 写真展 - 共鳴する静かな眼差し - 」 10/22-2009/1/12 森山大道がサンパウロで、そしてミゲル・リオ=ブランコが東京で撮った作品を一堂に展示します。東京都現代美術館での二人展へ行ってきま