青い日記帳 

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在外日本古美術品保存修復プロジェクト・カレンダー基金

財団法人 文化財保護・芸術研究助成財団が実施している
在外日本古美術品保存修復プロジェクト。



海外の美術館に所蔵されている日本の古美術品の維持、修復にあたっている「文化財赤十字活動」を支援するための募金活動として、1991年から文化庁、東京都文化研究所などを中心にスタートしたそうです。

主に明治時代以降、多くの貴重な日本美術品が海を渡り日本とはまるで環境の違う「異国」で適切な管理を受けないまま劣化したり、誤った修復を受けるなどし作品を更に劣悪なコンディションに落としてしまうケースが多々見られるとか。。。

修復前
十二類歌合絵巻」チェスター・ビーティ図書館所蔵

修復後

日本の古美術品の多くは紙や絹,木,漆といった素材でできており,適切な保存と修復を施すことにより千年以上も長持ちさせることができます。
→詳しくはこちらで。

海外でも、日本人顔負けの日本美術に精通している学芸員さんや日本美術の修復技術を有するスタッフもメトロポリタン美術館級になればいらっしゃるのでしょう。しかし、全ての美術館をフォローするだけの頭数が揃っているとは到底考えられません。数少ないスタッフで必死に修復、保存に心血注いだとしてもとても賄いきれるものではないこと容易に推察出来ます。
こうした海外にある日本の古美術品をわが国の伝統的で高度な技術を提供して,正しい修復を行い保存・展示し次の世代に引き継いで行き,日本文化の質,日本人の心や美的感覚を国際的に理解してもらう,これが「在外日本古美術品保存修復プロジェクト」です。
外国の美術館の日本美術修復技術者の人材養成や技術、資料提供などを行うことはもちろん、日本から技術者が海外へ渡り直接修復に携わることなどの活動を行っているそうです。

この「文化財赤十字」活動に参加する(募金)するとカレンダーがもれなくもらえます。2009年のカレンダーはオーストリア応用美術館所蔵の「源平合戦図屏風」です。募金は一口2000円から受け付けています。(詳しくはこの記事の最後に)

源平合戦図屏風
本屏風は『平家物語』に取材した「一の谷合戦」と続く「屋島合戦」を一隻ずつに描いたものである。記録の上で「平家絵」が屏風に仕立てられるのは十五世紀後半に遡るとされるが、桃山時代以降、専ら好まれて描かれた源平合戦図屏風は時間の流れに従って、右隻に「一の谷合戦」、左隻に「屋島合戦」を描いた六曲一双であった。本図もこれに倣うものといえよう。ただし、本図には落款・印章ともになく、画家の名を明らかにすることはできない。賦彩などから判断してその製作は十八世紀とみなされる。

在外日本古美術品の保存修復を支援するために、修復した美術作品をカレンダーにして、寄付していただいた方々にお贈りするのが「在外日本古美術品保存修復プロジェクト・カレンダー基金」です。

かなり以前から「在外日本古美術品保存修復プロジェクト・カレンダー基金」実施されていたようですが、恥ずかしながら今の今まで存じ上げておりませんでした。遅ればせながらではありますが、自分も募金に協力してみました。

「ホワイトバンド」の時のように、お金がほとんど活動資金にまわらないでは?という疑念も全くないと言えば嘘ですが、常日頃から「美術品」には、仕事の疲れを忘れさせてもらったりと大変お世話になっている自分です。

とりわけ最近では日本美術に傾倒しその素晴らしさに遅まきながら感化されています。海外に出て行った日本美術品がすべてプライス氏のような理解ある方の手に渡っているとは到底考えられません。慣れない異国の地で助けを求めている日本美術品数多くあるはずです。少しでも助けることが出来るならと。

(財)文化財保護・芸術研究助成財団について、もう少し調べてから記事にあげようと思っていたのですが、そうこうしているうちに師走の声も聞こえる時期となってしまいましたので取り急ぎアップしてみた次第です。

文化財保護・芸術研究助成財団サイト


在外日本古美術品保存修復プロジェクト・カレンダー基金
お申し込みの方法

【郵便振替の場合】
振替用紙(郵便局備え付けの青い振替用紙。口座番号には00120-1-670577、加入者名にはJARPカレンダー基金事務局と通信欄には口数をご記入ください。)に、郵便番号・住所・氏名・フリガナ・電話番号・金額・口数をご記入のうえ、郵便局で現金を添えてお申し込みください。ご寄附は1口2000円以上でお願いします。
複数口お申し込みの場合は、必要部数(2000円につき1部)をご記入ください。口数が記入されていない場合は1口とさせていただきます。年内発送分の締め切りは12月12日(金)最終締め切りは12月25日(木)とさせていただきます。
※カレンダーの発送は12月中句からとなります。

【クレジットカードの場合】
(財)文化財保護・芸術研究助成財団のホームページ(http//www.bunkazai.or.jp)にアクセスし、必要事項を入力のうえお申し込みください。(ご利用いただけるカードVlSA,MASTER)



絵画部分はそのままカンタンにはずすことができます。

【お間い合わせ先】
在外日本古美術品保存修復カレンダー基金事務局(略称:JARP)
TEL.03-5770-5060 2008年11月4日(火)〜2009年1月9日(金) 10:30〜18:00(土、日、祭日および12月29日〜1月4日はお休みです) ※カレンダーの数に限りがあるため、なくなり次第受付を締め切らせていただきます。


文化財ブログパーツ

こちらは先月、祥伝社より出た新書本。
雪月花の心 (祥伝社新書 ヴィジュアル版 134) (祥伝社新書 134)
雪月花の心 (祥伝社新書 ヴィジュアル版 134)
驚きの英文対訳付きです!
「なか見!検索」できます。

ところで、狭い家なのにフェルメール、ウォーターハウス、浮世絵、それにこのカレンダー。一体どこに飾るのやら。。。

11月もそろそろ終わり。因みに明日28日金曜日から東京国立博物館、TNM&TOPPANミュージアムシアターで新しいコンテンツが上映開始されます!

法隆寺献納宝物 国宝 金銅灌頂幡 飛鳥の天人
詳しくはこちらで。

TNM&TOPPANミュージアムシアター今月で1周年を迎えたそうです。拍手
もう1年か〜早いなーー
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この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1586

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 1991年、平山郁夫理事長の提唱する「文化財赤十字」構想に基づき、文化庁と東京文化財研究所の協力を得て、在外日本古美術品保存修復活動がスタートしました。
 日本の古美術品、とりわけ絵画は紙や絹など欧米のそれと比較して弱い素材で出来ていますが、適切な保存修復を施すことにより、千年も二千年も保存が可能です。しかし、海外にある日本古美術品は、素材や修復技術の違いから適切な方法での保存修復が困難で、放置されたり、誤った修復方法により美術品の価値を損なってしまうものも少なくありません。そこで、わが国の伝統的な修復・保存の技術を提供して、在外日本古美術品を守り、展示して海外の人々に日本の文化をよりよく理解していただきたいと考えております。そのために当財団では、海外の美術館等に所蔵されている日本古美術品の技術的・資金的協力を行っております。また、日本の修復技術の習得のため、海外の美術館等で働く技術者が日本の修復機関で研修する支援も行っています。
 こうした事業を支援するため当財団では、「在外日本古美術品保存修復カレンダー基金」を展開しています。これは、在外日本古美術品の修復のために一口2,000円以上のご寄付をいただいた方々に、修復後の美術作品を収めたカレンダーを贈呈するというものです。
 在外日本古美術品保存修復事業にご理解・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
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