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「加山又造展」

国立新美術館で開催中の
「加山又造展 Kayama Matazo Retrospective 1927-2004」のプレスプレビューにお邪魔して来ました。


公式サイト

美術のイロハを教えて下さったrossaさんが、「又造先生は別格!」と嘗て語っていらした意味がやっと今回の展覧会で実感として分かりました。

いや〜もう最初から最後まで息つく暇を与えてくれません。
加山又造の持つ生への貪欲な固執。画面から溢れ出ています。

次から次へとスタイルを変容、どの時代のどのジャンルの作品からも熱い情熱が感じられます。(かといって決して作品自体が暑苦しいわけではないから不思議)

日本画家でありながら、その枠に囚われない自由闊達なスタイル。
何に対しても全力でチャレンジしていること素人目にも分かります。

会場の様子を中心にご紹介。

掲載している写真や画像は主催者の許可を得たものです。

まずはエントランス


新しくなる前の竹橋、国立近代美術館のエントランスに飾られていた三枚の作品がまずはお出迎え。春の桜、秋の月、冬の雪をそれぞれ描き三幅対に。


」「」「」1987年 東京国立近代美術館

一枚の作品が縦横ゆうに2mは超えようかという大作。完成までに8年の歳月を費やしたというのもこの絵の前に立てば納得。しかも用いているものが奇抜。例えば「月」の銀色の波の部分にはアルミニウムを用いているとのこと!

ボリュームたっぷりに前菜の出されるレストランのよう。
もう、この三幅対に囲まれるだけでもかなりお腹いっぱいに。

第1章 動物たち、あるいは生きる悲しみ―様式化の試み


加山又造の作品を体系的に拝見したことない自分にとって、この第1章は、新鮮な驚きの連続でした。ラスコー壁画からシュールレアリズム等など西洋美術からの影響を受けたと解説に書かれてありました。

なるほど確かにそういった西洋絵画からインスパイアされた部分も多くあるでしょう。しかしどの作品もある一定の型にはまらないものばかり。


月と縞馬」1954年 個人蔵

「こんな絵がまさか観られるとは!」いづつやさんではないけど「もっと観てみたい!!」と思わせる動物を描いた作品が18点。そしてどの作品もそれぞれ違ったテイストがあるからまた凄い。

「月と縞馬」に描かれている「月」はまだ月らしい方。「月と駱駝」ではラクダが月に、月がラクダにと不思議な世界が展開。必見です。「月」がポイント!


月と駱駝」1957年
」1957年

ブリューゲル風の「冬」は後期2月11日からお目見え。

第2章 時間と空間を超えて―無限の宇宙を求めて



1962年から1970年にかけて制作された六曲一双屏風が7点、お互いをけん制しながら陣取り合戦を繰り広げているような屏風絵たち。

日本美術が古来持っている優美さや装飾性を前面に押し出しつつ、それまでにない大胆な構図で強い個を発揮しています。伝統的な日本画に対する加山の勇猛果敢な取り組みの表れが随所に観られます。

圧倒的優位に立つ西洋画に敢えて日本画で新境地を開拓していった加山。丁度この年、1962年に公開された映画「キングコング対ゴジラ」がとても象徴的に思えてしまうのは偶然の一致とはいえ、時代を色濃く反映している証左かと。

手前を太く。奥を細く描いた銀色の波は観ているとクラクラ。。。
原美術館で開催しているジム・ランビーに見せてあげたい!

第3章 線描の裸婦たち―永遠のエロティシズム


藝大美術館や山種美術館「琳派から日本画へ展」などで何度か加山の裸婦像は拝見したことありましたが、まさか浮世絵の「線」を理想として新たに挑戦したものだとは全く存じ上げていませんでした。

そうは言っても当時でも問題視された裸婦像。国立新美術館へ足を運ばれる方にはもしかして拒絶反応起こすかもしれません。そんなことを鑑みてか作品数は少なめ。しかも↑の写真のように「通路」の左右に展示。

勝手にヌード・ロードと命名しました。
立ち止まると邪魔になるかも。

第4章 花鳥画の世界―「いのち」のかたち


最も見ごたえのあるセクションかもしれません。
何せ、滅多にお目にかかれない光記念館蔵の「夜桜」が通期展示。


夜桜」1982年 光記念館

速水御舟の作品から右隻の篝火の発想を得たそうです。漆黒の闇に浮かぶ桜花はとても現実の世界のそれとは思えません。これひとつでも大満足なのに隣に別の「夜桜」もあわせ展示。これは贅沢。


感動し言葉を失い、泣いてしまうかも。。。

決してお身体の強くなかった加山氏。病に苦しめられたことも度々。
だからこそ、こうした生きる喜びを観るものに与える作品が描けるのかと。

元気ない時にこそ、この展覧会お勧め!

第5章 水墨画―色彩を超えた「色」


迫力のある水墨画
これ以外に自分の乏しいボキャブラリーでは表現できません。
言語矛盾覚悟で敢えて。


倣北宗水墨画山水風景」1989年 多摩美術大学美術館

時代は平成に。加山も還暦を迎えそろそろ隠居生活でも…
とんでもない!新境地開拓。常に前へ前へそして目標は更なる高みへ。

この章にも光記念から「龍図」が出展されています。
これまたとてつもない作品。恐れ入りました。
その昔、「加山又造の作品って結局デザインですよね」とrossaさんに臆面もなく語った自分が恥ずかしい!

第6章 生活の中に生きる美


一瞬この部屋に入ったとたん「アッと」驚く展示方法が。

乾久美子建築設計事務所による展示デザイン。これまでどこの美術館でも目にしたことのない斬新かつ、加山の多岐に渡る絵画以外の作品を紹介するには、もってこいの展示方法。

誰も観たこともない斬新かつ洗練された作品を、亡くなる直前まで制作してきた加山にふさわしい素敵な展示室となっています。

それにしても、陶芸のみならず、洋食器や宝飾デザインまで巧みにこなしてしまう多才ぶりには驚きを通りこして言葉も出なくなります。これまで観て来た作品同様、どれも暇を見つけてちょいちょいと作ったような代物ではなく、皆完成度が押し並べて高い!

『新潮』の表紙から「祇園祭山鉾南観音山見送り『龍王渡海』」(ある一定の角度から見ると龍の目が赤く光ります!)まで。心地良いキューブの海で加山又造ワールドにどっぷりと。

流れに乗って「今日の一品」はこちら。


はぎ」アームレット 1985年 個人蔵

手慰みにちょっとジュエリーでも。。。なんてレベルのものではないこと、この画像からもお分かりになろうかと。例の眩暈を起こす波模様の着物もこちらのスペースに。ご遺族の方が加山又造デザインの着物やアクセサリー召されていたのもとても印象的でした。

加山又造展は3月2日までです。是非!

国立新美術館 毎週曜日休館
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
東京メトロ千代田線乃木坂駅6出口
東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口から徒歩5分
都営地下鉄大江戸線六本木駅7出口から徒歩4分

「加山又造展」は東京展終了後、高松市美術館へ巡回。
4月17日〜5月31日

加山又造 美 いのり
加山又造 美 いのり
加山 又造

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- 弐代目・青い日記帳 | 「没後50年 横山大観」展


それでは最後に「今日の美味


ミュージアムショップで販売していた「千羽鶴の調べ」加山又造デザインによる手提げ袋を使用している、東京・赤坂 老舗の和菓子店「青野」のお菓子。味はお墨付き!8袋入りで1050円なり〜

こちらのお菓子の「元」の作品が2月16日まで第2章に展示されています!

千羽鶴」1970年 東京国立近代美術館

おまけ
バナー作ってもらいました。
DLし、ブログパーツとしてご自由にお使い下さい。

加山又造展公式サイト

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1642

JUGEMテーマ:アート・デザイン


現代日本画を代表する画家の一人である、加山又造の回顧展を開催します。

加山又造は1927(昭和2)年、京都市に生まれました。初め、京都市立美術工芸学校絵画科に学んだ後、上京して東京美術学校日本画科に入学、1949(昭和24)年に卒業しました。そして、戦後まもなく創立された創造美術に、西洋絵画の影響を強く窺わせる動物画を発表して注目されました。

戦後になって日本画滅亡論が声高に唱えられ、日本画家は新しい日本画のあり方をもとめて模索を続け、新たに流入してきた欧米の美術思潮へ接近しました。それは明治以降の近代日本画を基盤としつつ、戦後の社会に適応させていくための一つの手法であったようにみえます。

画壇に登場した頃の加山の制作も、同じ方向性を示していたのは確かです。しかし加山の場合、一度、近代日本画の流れの外に出ることで、自覚的に日本絵画それ自体の本質を問い、それを現代という時代に表現したところに大きな違いがありました。そのことは、初期の一連の動物画においてさえその強烈な様式性が伝統的な日本画の特質に深く根ざしていることに明らかです。戦後に出発した日本画家としての加山の姿を、そこに見ることができます。

そうした時、室町時代の装飾的な屏風や琳派など日本の古典に繋がる作品、浮世絵の線描表現の美しさに触発された裸婦像、日本や中国の水墨に学んだ作品など、描かれた作品は単なる模倣ではなく、日本の美術が本来もっている装飾性に深く倣ならいながら、それを今日的な表現に解釈し直したものであることが理解できます。

加山又造が2004年に亡くなってからまもなく5年の歳月がたちますが、その作品は今も高く評価されています。ほぼ60年にわたるその革新的な画業は、やや行き詰まりの感のある現代の日本画の世界にあってなお示唆的です。この展覧会は絵画作品だけでなく、加山が絵付けをした陶器、着物、デザインによる装飾品など工芸品を含む約100点で構成されます。全体を6章に分けてその芸術の歩みを辿るとともに、戦後の日本画の展開において加山が果たした役割と、その意味をあらためて探ろうとする試みです。

展覧会 | permalink | comments(31) | trackbacks(17)

この記事に対するコメント

さすがたけさん!
読みやすい〜。(当たり前ですが。。。)
写真も素敵です。撮りなれている〜。(当たり前ですが。。。)

リンクさせていただきまーす。
たけさんはどの作品が一番気に入りましたか?
是非教えてください^^
あんみつ | 2009/01/23 12:31 AM
なんてパワフル!
公式サイトの絵をみただけで圧倒されました。
Takさんの記事を拝読して、改めて日本にいない
悲哀を感じて涙でございます。

婦人裸像・・・・公式サイトに掲載されたもの、一瞬
黒柳徹子女史かと(笑)
OZ | 2009/01/23 4:32 AM
Takさ〜ん☆
恥ずかしいです。恐縮いたします。rossa名が出てきてびっくり☆rossaの方こそ、いつもご一緒に楽しませていただいて感謝しています☆ありがとう。Takさん&yukiさん☆
それにしても、この素晴らしいプレビュー記事☆感激です☆とても心に響きました。ありがとう☆
rossaも、展覧会早く行きたいです☆
rossa | 2009/01/23 11:37 AM
Takさん
凄すぎです!

魂が揺さぶられました。
打ち震えました。
感動しました。

行きたい病になっちゃいました。^^
さちこ | 2009/01/23 1:22 PM
冒頭の「雪月花」で度肝をぬかれました。
加山は多磨美術大学美術館の展覧会くらいしか縁なかったもので。
作品リストをみると、医療法人水野内科クリニックなんてありますね、
一体幾らお金持っているのだろう、笑。
休憩コーナーにあったCGはご覧になられましたか?
加山は時代の先端をいっていたのですね!
トラックバックさせていただきます。
ONI | 2009/01/23 11:27 PM
凄すぎました。心が震えました。
きっと今年のベスト5に入るでしょう。
ありがとうございました。
一村雨 | 2009/01/24 7:10 AM
@あんみつさん
こんにちは。

楽しかったでしょ!

「月と駱駝」「天の川」「夜桜」「秋草」
「風」「水墨山水図」「龍図」等など
最期の章の展示品も良かったです。
(多すぎかな?)

@OZさん
こんにちは。

公式サイトかなり充実していますよね。
実物に囲まれたらもう、大変!
加山氏の回顧展、これを機にまた
どんどん開催されること願います。

大観とか郁夫さんとかもういいから。

@rossaさん
こんにちは。

いやーー加山又造といえば
rossaさんでしょうーやっぱり。
以前、話された意味がやっと
理解できました。

早く東京にいらしてください!
お待ちしていまーす。

@さちこさん
こんにちは。

行っちゃってください。
国立新美術館の展示室に
負けない数少ない作家さんです。

絶対、後期も行きます!

@OKIさん
こんにちは。
TBありがとうございます。

8年の歳月をかけた「雪月花」
持っているパワーが違います。
やっつけ仕事では絶対できないこと。

マックを使って絵を描いていたりしたそうですね。
ネットやメールも楽しんでいたとか。
>加山は時代の先端をいっていたのですね!
まさしくその通り!!

@一村雨さん
こんにちは。

早速行かれましたか〜
小手先だけの仕事ではなく
全身全霊かたむけた魂の結晶の数々。
圧巻でした。

Tak管理人 | 2009/01/24 12:27 PM
明日は子供を預かってもらえる日☆
美術館に行きたーい!
どこに行こうかな〜(^-^)
セザンヌは明日までだけど横浜は遠いしな〜
いいのやってないかしら…
そうだ!Takさんに聞いてみよう!
で、お邪魔しに来ました(*^^*)
明日は加山又造展に決めました。
堪能してきますね。
サッチャン | 2009/01/24 7:29 PM
こんばんは。
私も昨日みてきました。

加山又造展素晴しい!のひとことです。
はじめから終わりまで、どきどきの連続でした。

「月の光」の中ではすべてが透明に見える。
この感覚にすごく共鳴しました。
すぴか | 2009/01/24 11:21 PM
@サッチャンさん
こんばんは。

その人、その人
好みは分かれるかもしれませんが、
今、セザンヌ主義と加山又造展
どちらか選べといわれたら
まようことなく後者を選びます。

多分、後悔しないはずです。
それどころかきっと大満足のはず。
愉しんで来て下さい!!

@すぴかさん
こんばんは。

まとめて拝見すると
これだけ違った感想を持てるとは。

予想はしていたのですが
とてつもない展覧会でした。
日本画家、加山又造畏るべしです。
Tak管理人 | 2009/01/24 11:55 PM
Takさん、こんにちは。ハンマースホイのakiraです。
この間はごめんなさい。べらべら書いてしまいました。
Takさんのお返事、うれしくて何回も読んでしまいました。
それで、自分のブログ持ってないのでまた,書いても良いですか?

加山又造展行ってきました。
Takさんのブログの「シマウマの絵」を観て行きたくなったからです。
率直な意見だけを言います。
ぼくが興味を持ったのは「動物シリーズ」だけです。
確かに、牡丹やしだれ桜の絵は素晴しいし、日本画家の大家にふさわしいと思います。
でも、ぼくが心底すごいと思ったのは「動物シリーズ」です。
特に、草原に隠れているオオカミ、かがんでいるキリン。動物園のゾウ
この,形態がそのまま背景にも反映されていると感じました。
ぼくは勝手に思いました。加山又造さん、悩んだね。
動物シリーズのクリエイトな道に行くか、はたまた、日本画家の大家の道を選ぶか?
もし、「動物シリーズ」を進めていたら、「ライオンキング」のジュディー・テイモアと新しい舞台装置手がけてたかもしれない。
あくまで、ぼくの意見です。ごめんなさい。異論、反論どうぞ。





akira | 2009/01/25 8:13 PM
Takさん
こんばんは

新国立美術館の広い空間が存分に活かされたいい展覧会でした。
土曜日の午前中に行ったのですが、まだ、そんなに混んでおらず、
ゆったりと観られました。
lysander | 2009/01/25 11:55 PM
@akiraさん
こんばんは。

コメントありがとうございます。

動物シリーズは加山又造の未知なる
部分を提示してくれた刺激的なセクションでした。

加山又造の凄い点はいずれのシリーズも
片手間ではなく、全力投球している姿が
画面から感じ取れることだと思いました。
よって、人により好悪も出てくるでしょうが
それは加山の意図するところでもあると思います。

BMWのアートカーの依頼を日本人で唯一
受けたというのも納得できました。
ある種の普遍性が様々な作品スタイルによって
自然発生的に誕生したように見えました。

以上。

@lysanderさん
こんばんは。

そうそう、そうなんです!
あの真っ白な空間に負けてない。
もしかして初めてかもしれません。
オープン以来。

三瀬さんテレビで紹介されていましたね〜
Tak管理人 | 2009/01/26 7:16 PM
Takさん
こんばんは

> もしかして初めてかもしれません。
> オープン以来。
あ゛っ、書いちゃった...(^^;
lysander | 2009/01/26 11:15 PM
行ってきました☆
ひたってきましたよ。
いまだに頭の中が加山又造です。
素敵でした。
日本画ってどうも古臭く思ってたのですが
あんなに新しく感じるとは!
進化したというか
でも、奇抜な感じじゃないんですね。
行ってみて思ったのは
日本画のいろんな画法って(波とか)実はすごかったんだと改めて思いました。
サッチャン | 2009/01/27 1:24 AM
@lysanderさん
こんばんは。

本文には書かなかったので許して!

@サッチャンさん
こんばんは。

おおーーー行かれましたか。
良かったでしょう〜
まだまだそんなに混んでいないでしょうし。

古臭さなんて微塵もありませんよね。
mac使ってCGまで描いていたのですから。
何から何かで枠に収まりきれない作品。

これは観に行かれて大正解です!
Tak管理人 | 2009/01/28 12:11 AM
今、加山又造展から帰ってきました。
動物シリーズは凄かったですね。感動しました。
でも他は、、、
雪月花の「雪」は図録に記述があるように、国宝「三十六人歌集」の真似ですし、他もどこかで見たような絵が大半だったような印象でした。
フルハイビジョン映像でも述べられていましたが、「倣」の画家だったことは認められているようですが、模倣の画家でも大家として扱われていると言うことが、私には理解できませんでした。
何かの真似をして製作していても、それでもここが凄いから評価されている、と言うことを説明してくださる方はいらっしゃるでしょうか。私は理解したいのですが。
「雪」の箔の扱い方などは、どう見ても技術的に問題があるように思います。
jewel | 2009/01/30 9:43 PM
@jewelさん
こんばんは。

おかえりなさいませ。

動物シリーズはどういう
思考回路であのような作品を
描いたのか不思議です。
ラーメンのスープ飲んでしまうと
身体に良くないと思いつつも
ついつい最後まで飲んでしまう。
そんな感覚であの絵見てました。
見てはイケない絵のようでした。

「倣」については感想それぞれかと。
琳派の系譜。日本のお家芸。
そちらはお口に合わなかったようですね。
Tak管理人 | 2009/01/30 11:07 PM
Takさんこんばんは。又造は近美常設でのイメージくらいしかありませんでしたが、やはり回顧的に見ると断然圧倒されるものがありますね。新美の巨大な箱にも負けない作品ばかりで感心しました。

最後の展示室も良かったですね。ひょっとするとこれまでの新美の展示方法で一番だったかもしれません…。
はろるど | 2009/02/14 1:34 AM
@はろるどさん
こんにちは。

近美術館で一点だけぽつんとあるのと
こうしてまとめて観るのでは全然違いますね。
受ける印象が。
他の作家さんでもそうなのでしょうが
特に加山の場合は強くそれ感じます。

一番良かったでしょう。確実に。
あそこの美術館のスペースに負けていませんから!
Tak管理人 | 2009/02/15 11:29 AM
こんにちは。
私も「月と駱駝」の不思議な世界に惹かれました。
まさに必見ですね。
猫アリーナ chariot | 2009/02/15 2:28 PM
@chariotさん
こんにちは。

「月と駱駝」他に登場する
あの奇妙な月、妙に魅力的でした。
後期に今一度行きます。
Tak管理人 | 2009/02/17 7:50 AM
こんばんは。
Takさんの記事を読んで、コレは行かねば!と久々に美術館へ詣でました。

行った甲斐のあるとてもいい展示会でした。
ありがとうございます☆
きのこ | 2009/02/23 8:32 PM
@きのこさん
こんばんは。

良かったでしょ!
凄かったでしょ!
一色単でなく様々な
それぞれ完成度の高い作品が
次から次へと繰り出してきますよね。

最後の展示の仕方も美しかったな〜
Tak管理人 | 2009/02/24 5:20 PM
こんばんは。
雪の日にやっと行ってきました。
ずっとあの中で平常心でいられなくなりそうな
変な体験してきました。

かなり、きました。

ただただ美しかったです。
あべまつ | 2009/03/01 9:28 PM
@あべまつさん
こんにちは。

確かに平常心でいられなくなりますね。
次から次へと繰り出される多様な作品。
そのどれもみな完成度が異様に高い。

会場で平山画伯と比較されている方
いらっしゃいましたが、比べるまでもありません。
Tak管理人 | 2009/03/02 7:52 AM
こんばんは。

遅ればせながら記事を書きましたので、
TBさせて頂きました。

『千羽鶴』を見逃したので、せめて
お菓子だけでも買っとけばよかった。

加山さんの画業(偉業)で、私の日本画の
イメージがずいぶん変わりました。
YC | 2009/03/09 12:17 AM
@YCさん
こんにちは。
TBありがとうございます。

「千羽鶴」ならまたきっと
近いうちに都内で観られるはずです。

日本画の枠から大きくはみ出した
壮大なスケールの画家さんでした。
もうやられっぱなしです。
Tak管理人 | 2009/03/09 2:59 PM
>強い個
正にこの一言に尽きるといった感じでした。というか、又造はこれなくしては挑めないところに挑んでいるのかもしれませんね。最近、近代日本美術にも惹かれ始めています。
prelude | 2009/04/21 10:27 PM
@preludeさん
こんばんは。

日本人ですから最後は日本画、日本の作家に
回帰してくるのかもしれません。
私も専ら日本絵画ばかり見ています。
Tak管理人 | 2009/04/22 8:26 PM
今 ウェーブ検索で 画像で 加山又造を見ています。最高ですね。木版版画の鶴 いいですよね。女性も きれいです。絵画同好会(名前検討中 加山又造を語る会
村石太ネオ&つよし | 2011/12/16 3:16 PM
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加山又造展 ・国立新美術館 | あべまつ行脚 | 2009/03/01 9:28 PM
国立新美術館 2009年1月21日−3月2日 初めて拝見する加山又造さんの大がかりな回顧展。閉会ギリギリに駆け込んだ。 日本画の知識も乏しく、加山さんについても先日放映された「新日曜美術館」で得た情報がほぼ全て。たいしたことは書けそうにないが、自分なりに感
こればかりは書こうと思いつつ、先延ばしになっていました。加山又造がどんな画風の画家かということすら知らない状態で見に行ったのですが、なかなかに見応えがある展覧会であったどころか、とんでもない出会いをしてしまったという感を強く抱きました。なお、既に展..
「加山又造展」〜国立新美術館 | 瞬間の音楽 | 2009/04/21 10:23 PM