青い日記帳 

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「ジム ランビー:アンノウン プレジャーズ」

原美術館で開催中の
「ジム ランビー:アンノウン プレジャーズ」展に行って来ました。



原美術館全体がひとつのインスタレーションの場となっています。
それは美術館へ一歩足を踏み入れた段階ですぐに認識可能なほど。

東京オペラシティ アートギャラリーで2007年に開催された「メルティング・ポイント」ここでも彼は展示室の床一面に金、銀、白、黒のビニールテープを貼り詰め場を一気に変容。くらくらと眩暈が。

あまり好みのアーティストではないので、出掛けるの躊躇っていましたが年が明け、須田悦弘さんの「此レハ飲水ニ非ズ」(原美術館の常設展示品)を久々に見たいと思いふらりと御殿山まで。

チラシのカラフルなテープを張り巡らせた床とは違い、原美術館では白黒のみ。Gallery of Modern Art, Glasgowで開催された「Jim Lambie’s exhibition Forever Changes」とどうやら同じようです。



原美術館も現在↑と同様な空間に変貌を遂げています。
受付の方に伺った話では、ジム・ランビー本人他アシスタントさんやボランティアスタッフにより一週間かけ白黒テープを床一面に貼り付けたそうです。

因みに今月号の「美術手帖」ではこの作業が写真とともに紹介されています。「展覧会をつくる人々 ジム・ランビー滞在制作の記録
美術手帖 2009年 02月号 [雑誌]
美術手帖 2009年 02月号 [雑誌]

イマイチ好きになれない理由はKINさんの記事読んで判明。DJでもあるランビーは作品に音楽関連の名前を付けるそうなのです。
そりゃ〜音楽オンチの自分には分からないや。さっぱり。

今回の個展のタイトルは、ジョイ・ディヴィジョンのアルバムから取ったんだ。イアン・カーティスがいたバンドだ。『未知の快楽』というのは、いいフレーズだなと思ってね。タイトルをあとからつけることもあるが、今回は先にタイトルを決めて、そこから作品の方向を作っていたんだ」(UK-JAPAN2008サイトより)


分かればこうした床に置かれたLPレコードの詰まったオブジェもさぞかし愉しめることでしょうが。。。残念ながらさっぱり。

結構俗っぽい感じの作品が多いように思えました。
こういう展覧会って男女の相性と同じでマッチングが上手くいけば、壺にはまりたまらないものとなりますが、「彼のどこがいいの?」的な第一印象持ってしまうと先にもう進めません。自分は後者。

ただ逢ってろくに話もせずに速攻帰ってしまう合コンのように、全てダメ出ししているわけではありません。少しは面白いな〜ってな作品も。


この画像のものとは実際は違いますが、天井からオブジェがこちらに向け生えてきているかのような作品が最初の小部屋にありました。なんでも白鳥座、ペルセウス、カシオペアをイメージしたものだとか。よーく見ると無数の「目」と「鏡」が付いています。


作品タイトルは「stars of cancer
うーーん、これも音楽に関連あるのかな?いずれにせよ相性悪いわ。

二階にあがる階段途中の壁にもマットレスにペンキをぶっかけた作品が。
血が壁に滴り落ちているかのようでどうもなーー

一面白黒の床に血。そして2階には「found flower painting」という作品が。モノクロの人物の顔がカラフルな花々で取り囲まれたまるで「遺影」のような作品。そうか!どうも好きになれないのってこの一連の流れか。。。

音楽に関する知識がないのが原因ではなく、そこかしこに点在する(床一面に広がる)死を想起させるイメージがあるからか。それなら長居は無用。朝一で行ったのでカフェにはまだ誰もお客さんの姿なくゆったり出来たはずですが、今日は退散したほうがよさそう。



ミュージアムショップで販売していた「福袋」も買って、手提げ袋ぶら下げて帰ると何だか「香典返し」のように思えてきたので購入断念。

最後に「今日の一枚


一転してカラフルな椅子やハンドバックで形成された作品。
部屋の入口で見かけた時はモノクロの世界から脱出できた喜びを感じたのですが、それも束の間。近くで見るとあちこちにガラスの破片が。バックの煌めきはガラス片によるものでした。迂闊に近寄ろうものなら間違いなく頸動脈をスッパリ。

何て考え過ぎも良くないですね。

しかし、ランビーがエヴァ好きだったとはなーー
 
左は第12使徒 レリエル  右がランビー。偶然偶然[:ふぅ〜ん:]

「ジム ランビー:アンノウン プレジャーズ」は3月29日まで。
行かれるなら黒ずくめの服装で。


原美術館
〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25 tel:03-3445-0651
品川駅高輪口から徒歩15分

原美術館と品川駅を結ぶアートシャトルバス「ブルンパッ!」(毎週日曜のみ運行)もありますが、運転本数がこれではね〜


Japan Timesにこの展覧会の詳しい記事あります→こちら(web魚拓)

そんなことよりも。いよいよ会期迫って来ました。あと一ヶ月です。
川村記念美術館の「マーク・ロスコ 瞑想する絵画」展

サイトもオープンし俄然盛り上がって来ました。今から予定を立てておきましょう。

これ今年前半の目玉展覧会間違いなしです!!

マーク・ロスコ 瞑想する絵画
会期 2009年2月21日(土)―6月7日(日)
開館時間 午前9時30分−午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日(ただし5/4は開館)、5/7(木)
主催 川村記念美術館(DIC株式会社)
企画 川村記念美術館、テート・モダン


Rothko's Rooms [DVD] [Import]
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それでは最後に「今日の美味


銀座「Villa Oriental」の「黒ゴマチーズフォンデュ
店員さんが初めこれ運んで来た時「えっ!」と思いましたが、フツーに野菜やパンに付け食べてみると意外や意外、結構いけます。はじめはゴマの味が口中にぱーーと広がり遅れてチーズの味が追いかけてやってくる感じ。あっさり系チーズフォンデュ.

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1646

JUGEMテーマ:アート・デザイン


20世紀初頭にワシリーカンディンスキーが“発見''し、その後、60年代半ばのオプアートという大輪の花を咲かせた抽象美術は、美術をイメージからイリュージョンヘと転化し、人々に新たな視覚体験をもたらしました。ちょうどオプアート全盛期に生を受けたジムランビー(1964年、スコットランド生まれ)は、床一面に規則正しくテーピングを施すことで生まれる幾何学的パターンによって空間を大胆に変容させ、今再び抽象による豊かな視覚体験の創出とその可能性を追究しています。さらに、椅子やベッド、レコードやプレーヤーといった身近な日用品を大胆かつ繊細にデコレーションした彫刻を巧みに配置することで、私達の視覚に“未知の快楽"(=アンノウンプレジャーズ)をもたらします。

ランビーの創造する空間にひとたび足を踏み入れると、私たちの眼は床の幾何学模様に“応答"し始めます。一定のリズムで振動し伸縮しているかのような、めまいさえ覚える錯視的な空間内で、いつしかそこが美術館であることを忘れ、意識の内奥で際限なく広がる時空間へと変化していきます。それはバンド活動やDJを続け、音楽に浸って暮らすランビーの、「音楽をかけると、いろんな境界がなくなっていくように感じられるよね」という感覚とも重なるでしょう。知覚のメカニズムによって、私たちの行動や精神のしばりが一時消滅し、いきいきとした生に変わる―そんなライヴ感が、ランビーがたどり着いた境地といえそうです。
展覧会 | permalink | comments(7) | trackbacks(3)

この記事に対するコメント

音楽好きなら楽しめる、と書いた私ですがそういうのに
関係無く、こう言うのは第一印象で入り込めるかどうか、
ってのも大事ですね。これまた男と女と。
KIN | 2009/01/27 12:58 AM
@KINさん
こんばんは。

どうも彼とは相性悪いんです。
オペラシティーでもダメでした。
今回もお葬式のようで。。。
好きになる日来るかな〜
Tak管理人 | 2009/01/28 12:13 AM
写真で見ると愉しそうなんです。

でも、きっと私も苦手だろうなぁ・・・と、
行くかどうか迷っていたところでした。

んむ、どうしよう〜
あきこ | 2009/01/28 8:32 AM
マーク・ロスコの方に反応してしまいました!
楽しみです〜♪
ミーハーといいますか、くだらないのですが、
ドラマ「トライアングル」で江口洋介の部屋に
ロスコが何枚か飾ってありました。
ちっちゃいのですけど。展覧会の宣伝???
nao | 2009/01/29 1:23 AM
@あきこさん
こんにちは。

そうなんですよねー
写真写りはいいのですけど・・・
実際にあの場所に立っても
いまひとつピンときません。
彼が何を訴えたいのだか。

@naoさん
こんにちは。

ロスコ楽しみですよねーーー
これは確実に今年のベスト10入り間違いなし。
ドラマの中にまで!
宣伝ではないと思いますが
それ選んだ人、センスありますね。
ロスコの作品を飾れるくらいの大きな家住みたいな〜
Tak管理人 | 2009/01/29 7:44 AM
カンディンスィーを引き合いにだすなど、ミュージアムの解説はちょっと大仰ですが、ランピーの作品は素直に楽しめばいいのではないかと思います。
私にとっては、快適な空間でした。
自由なランナー | 2009/01/30 7:31 AM
@自由なランナーさん
こんにちは。

きっと原美術館訪れた多くの方が
いつもと違う館内にはっと新鮮な
驚きを持ち、楽しめたと思います。
Tak管理人 | 2009/01/30 7:52 AM
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