「ルーヴル美術館展」
国立西洋美術館で開催される
「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」の報道内覧会にお邪魔して来ました。

ルーヴル美術館展 公式サイト
(展覧会会場内の様子を撮影した画像はこの記事の一番下にあります)
(またこちらの記事に展覧会出展全作品画像付きリストがあります)
展覧会を観終えた後、普段であれば気分が高揚し「凄い、凄い」と念仏を唱えるかのようにつぶやいている自分ですが、今回はどうも様子がおかしい。
日本初公開となる、大好きなヨハネス・フェルメールの「レースを編む女」やジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「大工ヨセフ」など、まずこの先二度と日本にやって来ることないであろう名作が西洋美術館の壁に掛けられているにも関わらず、いつものハイテンションな気分にならない。はて?どうしたものか。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 《大工ヨセフ》 1642年頃
© RMN / © Gérard Blot / distributed by DNPartcom
会場に来ていた知人に今回の「ルーブル美術館展」出展作品71点のうちどれが良かった?と聞くと、答えはまさに十人十色、それぞれ違った作品名を挙げ「○○が一番良かった〜」と。
なるほど!とポンっと膝を叩き納得。要は「的が絞れない展覧会」なのです。

ル・ナン兄弟 《農民の家族》
© RMN / © Franck Raux / distributed by DNPartcom
通常の展覧会、とりわけ「○○美術館」展となると、そこの美術館の中から目玉となる作品を1,2点借り、それに関連する名の知れない作家さんのマイナー作品を美術館の倉庫から引っ張り出して来て構成されていることよくあります。
ポスターやチラシに使用される目玉作品をひとまず、この目で観て取り敢えず満足。「付け合わせ」の作品(関連作品)によって目玉作品がより一層引き立つことに。
↑
これが通常。典型的なパターン。
ところが、今回の展覧会では目玉作品が多過ぎてキャパシティーを簡単に超えてしまうのです。「これぞルーブル。」と自らを讃える意気軒昂たるキャッチコピーもまんざら嘘ではありません。

ヨアヒム・ウテワール 《アンドロメダを救うペルセウス》 1611年
© RMN / © Daniel Arnaudet / distributed by DNPartcom
「ルーブル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」
サブタイトルに「17世紀ヨーロッパ絵画」とあるのにご注目。
17世紀と言えばオランダ絵画(フェルメール、レンブラント。フランス・ハルス」もしくはフランドル絵画(ルーベンス、ヨルダーンス)これだけ集めるだけでも大層立派な展覧会になろうかと思いますが、今回は何せ「17世紀ヨーロッパ絵画」です。
オランダ・フランドル絵画だけにとどまらず、17世紀フランス絵画(プッサン、クロード・ロラン、ラ・トゥール、ル・ナン兄弟)。スペイン絵画(ベラスケス、ムリーリョ)。イタリア絵画(ジョルダーノ、グェルチーノ、カルロ・ドルチ)と黄金の世紀と言われる17世紀のヨーロッパを横断し作品展示がなされる今まで類を見ない展覧会なのです。

クロード・ロラン《クリュセイスを父親のもとに返すオデュッセウス》1644年頃
© RMN / © Droits réservés / distributed by DNPartcom
しかし、よくまぁこの景気の悪いご時世にこれだけ派手な展覧会を開催したものだと感心を通り越して驚いてしまうほど。それほど中身の濃い美味しいとこ取りの展覧会となっています。日テレさん大丈夫??
展覧会を観終えた後に「凄い、凄い」とハイテンションになる閾値を上回ってしまっています。作品たちが。
前述したように、観る方それぞれに「目玉作品」があろうかと。
展覧会ご覧になられて感想をコメントに書いて頂けるようでしたら、最もお気に召した作品名(作家名)を書いて頂けると嬉しいです。十人十色千差万別。コメント欄もさぞかし華やぐことになるでしょう。

アンブロシウス・ボスハールト(父)《風景の見える石のアーチの中に置かれた花束》 1619年−1621年
© RMN / © Franck Raux / distributed by DNPartcom
少し戯言を。
高校時代に歴史科目選択で迷わず日本史を選びました。漢字を覚えるのは苦手でしたが、基本的に日本の歴史を縦に捉えることができれば何とかなるからです。
しかし日本史を選んだ一番の理由は「同時代の横繋がり」を理解するのがからきし苦手だったからです。世界史は、ある時代における国々の横の繋がりを把握することが最も重要となります。それが不得手であるならなすすべありません。
この展覧会も当然ながら17世紀ヨーロッパの国々の「横の繋がり」がある程度理解出来ていないと、本来の魅力を十分味わえること出来ないと思います。それは歴史、政治的なつながりと美術史的なつながりの両面で。

グェルチーノ 《ペテロの涙》 1647年
© RMN / © Daniel Arnaudet / distributed by DNPartcom
選択科目が日本史だった自分にとって個々の作品を絵画的な側面からは楽しめたものの、より広い歴史の流れや国同士の接点などについては消化不良でした。
これがきっと展覧会を観終えた後に感じた違和感に通じるのではないかと。
少し17世紀のヨーロッパの歴史を頭に入れ、「到達度」を計る為に(それを口実として)あと何回か通う羽目になりそうです。その都度好きな作品も変わるかもしれませんしね。歴史を知れば作品の見方も変わります。

シモン・ヴーエ 《エスランの聖母》 1640年−1650年
© RMN / © Thierry Le Mage / distributed by DNPartcom
誰がご覧になっても高得点を与えるであろう展覧会。
これを見逃す手はありません。開催期間も比較的長め。
2009年2月28日〜6月14日まで。
会期終了近くにはとんでもない混雑予想されます。
(もう実際に並ばせる為のテントも設営済み)
なるべく早めに行かれることをお勧めします。
そして可能であるなら2度、3度と。
東京展終了後は京都へ巡回するそうです。
京都市美術館
2009年6月30日〜9月27日

バルトロメ・エステバン・ムリーリョ 《6人の人物の前に現れる無原罪の聖母》1662年−1665年
© RMN / © Gérard Blot / distributed by DNPartcom
期間中予定されている講演会も実に多彩です。
こういった点が西洋美術館の優れたところ。
【講演会】
2月28日(土)14:00-15:30
「古典主義時代の変革―新しい「黄金の世紀」のために」
ブレーズ・デュコス(ルーヴル美術館 絵画部 キュレイター)
3月7日(土)14:00-15:30
「17世紀ヨーロッパに流れ込んだアジアのモノ」
羽田正(東京大学教授)
4月4日(土)14:00-15:30
「詩人マリーノと版画家ブリオ―プッサンとその初期作品の諸問題」
木村三郎(日本大学教授)
4月25日(土)14:00-15:30
「万人の祖国ローマ 17世紀美術におけるローマの役割」
石鍋真澄(成城大学教授)
5月16日(土)14:00-15:30
「17世紀オランダ絵画の内と外」
幸福輝(国立西洋美術館 シニア・キュレイター)
2009年、東京で2つの「ルーヴル美術館展」開催
最後に「今日の一枚」

ウィレム・ドロスト《バテシバ》1654年
© RMN / © Jean-Gilles Berizzi / distributed by DNPartcom
王ダヴィデからの手紙を受け取り悩むバシテバの様子はオランダ・フランドル絵画では頻繁に描かれた主題のひとつ。でもでも、まるで鑑賞者を誘惑しようとするようなこんな虚ろで蠱惑的な目つきで描かれたバシテバお目にかかるの初めて。タイトルを見なければ「バシテバ」だとは誰も想像できないのでは?唯一手に手紙を持っているのがそれらしいけど。。。
ドロストの師匠であるレンブラントも「バシテバ」を描きルーブル美術館に所蔵されていますが、Bathsheba at Her Bath (Bathsheba with King David's Letter) ドロストの「バテシバ」は妙にエロティックです。
裸婦像を鑑賞していて初めて周りの視線気にしてしまいました。
こちらに書いた(載せた)「ダヴィデの手紙を持つバテシバ」と比較してみるとその差は歴然。「どちらがいい?」なんて意地悪な質問しないで下さいね。
「ルーブル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」は6月14日まです。
因みに音声ガイドの声を俳優の中尾彬さんが担当しています。
(インタビュー内容などはこちらに)
![パリ・ルーヴル美術館の秘密 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41YPS37PVSL._SL160_.jpg)
パリ・ルーヴル美術館の秘密 [DVD]
それでは最後に「今日の美味」

パリの老舗パティスリー「ラデュレ(LADURÉE)」と東京の老舗パティスリー「新橋・目黒 小川軒」がそれぞれルーブル美術館展会場に登場。ラデュレはグリーンの馬車で展覧会限定ボックス&ショッピングバック入り。迷わず購入。小川軒は名物「レイズン・ウィッチ」(4月初旬までの限定販売)の他に展覧会とのコラボ商品も。大人買いして全部買ってしまった。。。明日の記事は「今日の美味・ルーブル美術館スペシャル」に決定!
【ルーブル美術館展会場内の様子】
注:画像は主催者の許可を得て撮影したものです。



↑左端の小さな小さな作品がフェルメール「レースを編む女」です。






この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1678
「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」の報道内覧会にお邪魔して来ました。

ルーヴル美術館展 公式サイト
(展覧会会場内の様子を撮影した画像はこの記事の一番下にあります)
(またこちらの記事に展覧会出展全作品画像付きリストがあります)
展覧会を観終えた後、普段であれば気分が高揚し「凄い、凄い」と念仏を唱えるかのようにつぶやいている自分ですが、今回はどうも様子がおかしい。
日本初公開となる、大好きなヨハネス・フェルメールの「レースを編む女」やジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「大工ヨセフ」など、まずこの先二度と日本にやって来ることないであろう名作が西洋美術館の壁に掛けられているにも関わらず、いつものハイテンションな気分にならない。はて?どうしたものか。

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 《大工ヨセフ》 1642年頃
© RMN / © Gérard Blot / distributed by DNPartcom
会場に来ていた知人に今回の「ルーブル美術館展」出展作品71点のうちどれが良かった?と聞くと、答えはまさに十人十色、それぞれ違った作品名を挙げ「○○が一番良かった〜」と。
なるほど!とポンっと膝を叩き納得。要は「的が絞れない展覧会」なのです。

ル・ナン兄弟 《農民の家族》
© RMN / © Franck Raux / distributed by DNPartcom
通常の展覧会、とりわけ「○○美術館」展となると、そこの美術館の中から目玉となる作品を1,2点借り、それに関連する名の知れない作家さんのマイナー作品を美術館の倉庫から引っ張り出して来て構成されていることよくあります。
ポスターやチラシに使用される目玉作品をひとまず、この目で観て取り敢えず満足。「付け合わせ」の作品(関連作品)によって目玉作品がより一層引き立つことに。
↑
これが通常。典型的なパターン。
ところが、今回の展覧会では目玉作品が多過ぎてキャパシティーを簡単に超えてしまうのです。「これぞルーブル。」と自らを讃える意気軒昂たるキャッチコピーもまんざら嘘ではありません。

ヨアヒム・ウテワール 《アンドロメダを救うペルセウス》 1611年
© RMN / © Daniel Arnaudet / distributed by DNPartcom
「ルーブル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」
サブタイトルに「17世紀ヨーロッパ絵画」とあるのにご注目。
17世紀と言えばオランダ絵画(フェルメール、レンブラント。フランス・ハルス」もしくはフランドル絵画(ルーベンス、ヨルダーンス)これだけ集めるだけでも大層立派な展覧会になろうかと思いますが、今回は何せ「17世紀ヨーロッパ絵画」です。
オランダ・フランドル絵画だけにとどまらず、17世紀フランス絵画(プッサン、クロード・ロラン、ラ・トゥール、ル・ナン兄弟)。スペイン絵画(ベラスケス、ムリーリョ)。イタリア絵画(ジョルダーノ、グェルチーノ、カルロ・ドルチ)と黄金の世紀と言われる17世紀のヨーロッパを横断し作品展示がなされる今まで類を見ない展覧会なのです。

クロード・ロラン《クリュセイスを父親のもとに返すオデュッセウス》1644年頃
© RMN / © Droits réservés / distributed by DNPartcom
しかし、よくまぁこの景気の悪いご時世にこれだけ派手な展覧会を開催したものだと感心を通り越して驚いてしまうほど。それほど中身の濃い美味しいとこ取りの展覧会となっています。日テレさん大丈夫??
展覧会を観終えた後に「凄い、凄い」とハイテンションになる閾値を上回ってしまっています。作品たちが。
前述したように、観る方それぞれに「目玉作品」があろうかと。
展覧会ご覧になられて感想をコメントに書いて頂けるようでしたら、最もお気に召した作品名(作家名)を書いて頂けると嬉しいです。十人十色千差万別。コメント欄もさぞかし華やぐことになるでしょう。

アンブロシウス・ボスハールト(父)《風景の見える石のアーチの中に置かれた花束》 1619年−1621年
© RMN / © Franck Raux / distributed by DNPartcom
少し戯言を。
高校時代に歴史科目選択で迷わず日本史を選びました。漢字を覚えるのは苦手でしたが、基本的に日本の歴史を縦に捉えることができれば何とかなるからです。
しかし日本史を選んだ一番の理由は「同時代の横繋がり」を理解するのがからきし苦手だったからです。世界史は、ある時代における国々の横の繋がりを把握することが最も重要となります。それが不得手であるならなすすべありません。
この展覧会も当然ながら17世紀ヨーロッパの国々の「横の繋がり」がある程度理解出来ていないと、本来の魅力を十分味わえること出来ないと思います。それは歴史、政治的なつながりと美術史的なつながりの両面で。

グェルチーノ 《ペテロの涙》 1647年
© RMN / © Daniel Arnaudet / distributed by DNPartcom
選択科目が日本史だった自分にとって個々の作品を絵画的な側面からは楽しめたものの、より広い歴史の流れや国同士の接点などについては消化不良でした。
これがきっと展覧会を観終えた後に感じた違和感に通じるのではないかと。
少し17世紀のヨーロッパの歴史を頭に入れ、「到達度」を計る為に(それを口実として)あと何回か通う羽目になりそうです。その都度好きな作品も変わるかもしれませんしね。歴史を知れば作品の見方も変わります。

シモン・ヴーエ 《エスランの聖母》 1640年−1650年
© RMN / © Thierry Le Mage / distributed by DNPartcom
誰がご覧になっても高得点を与えるであろう展覧会。
これを見逃す手はありません。開催期間も比較的長め。
2009年2月28日〜6月14日まで。
会期終了近くにはとんでもない混雑予想されます。
(もう実際に並ばせる為のテントも設営済み)
なるべく早めに行かれることをお勧めします。
そして可能であるなら2度、3度と。
東京展終了後は京都へ巡回するそうです。
京都市美術館
2009年6月30日〜9月27日

バルトロメ・エステバン・ムリーリョ 《6人の人物の前に現れる無原罪の聖母》1662年−1665年
© RMN / © Gérard Blot / distributed by DNPartcom
期間中予定されている講演会も実に多彩です。
こういった点が西洋美術館の優れたところ。
【講演会】
2月28日(土)14:00-15:30
「古典主義時代の変革―新しい「黄金の世紀」のために」
ブレーズ・デュコス(ルーヴル美術館 絵画部 キュレイター)
3月7日(土)14:00-15:30
「17世紀ヨーロッパに流れ込んだアジアのモノ」
羽田正(東京大学教授)
4月4日(土)14:00-15:30
「詩人マリーノと版画家ブリオ―プッサンとその初期作品の諸問題」
木村三郎(日本大学教授)
4月25日(土)14:00-15:30
「万人の祖国ローマ 17世紀美術におけるローマの役割」
石鍋真澄(成城大学教授)
5月16日(土)14:00-15:30
「17世紀オランダ絵画の内と外」
幸福輝(国立西洋美術館 シニア・キュレイター)
2009年、東京で2つの「ルーヴル美術館展」開催
最後に「今日の一枚」

ウィレム・ドロスト《バテシバ》1654年
© RMN / © Jean-Gilles Berizzi / distributed by DNPartcom
王ダヴィデからの手紙を受け取り悩むバシテバの様子はオランダ・フランドル絵画では頻繁に描かれた主題のひとつ。でもでも、まるで鑑賞者を誘惑しようとするようなこんな虚ろで蠱惑的な目つきで描かれたバシテバお目にかかるの初めて。タイトルを見なければ「バシテバ」だとは誰も想像できないのでは?唯一手に手紙を持っているのがそれらしいけど。。。
ドロストの師匠であるレンブラントも「バシテバ」を描きルーブル美術館に所蔵されていますが、Bathsheba at Her Bath (Bathsheba with King David's Letter) ドロストの「バテシバ」は妙にエロティックです。
裸婦像を鑑賞していて初めて周りの視線気にしてしまいました。
こちらに書いた(載せた)「ダヴィデの手紙を持つバテシバ」と比較してみるとその差は歴然。「どちらがいい?」なんて意地悪な質問しないで下さいね。
「ルーブル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」は6月14日まです。
因みに音声ガイドの声を俳優の中尾彬さんが担当しています。
(インタビュー内容などはこちらに)
![パリ・ルーヴル美術館の秘密 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41YPS37PVSL._SL160_.jpg)
パリ・ルーヴル美術館の秘密 [DVD]
それでは最後に「今日の美味」


パリの老舗パティスリー「ラデュレ(LADURÉE)」と東京の老舗パティスリー「新橋・目黒 小川軒」がそれぞれルーブル美術館展会場に登場。ラデュレはグリーンの馬車で展覧会限定ボックス&ショッピングバック入り。迷わず購入。小川軒は名物「レイズン・ウィッチ」(4月初旬までの限定販売)の他に展覧会とのコラボ商品も。大人買いして全部買ってしまった。。。明日の記事は「今日の美味・ルーブル美術館スペシャル」に決定!
【ルーブル美術館展会場内の様子】
注:画像は主催者の許可を得て撮影したものです。



↑左端の小さな小さな作品がフェルメール「レースを編む女」です。






この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1678
JUGEMテーマ:アート・デザイン
ルーヴル美術館の所蔵品展は、これまで日本でも何度か開催されてきました。大きな美術館の所蔵品展をおこなう場合、時代と国とで区切るというのが定石ですが、今回は、やや変則的で大胆な構成になる予定です。この度の展覧会の範囲は「17世紀のヨーロッパ絵画」なのですが、一般に予想されるような国別の組み立てではなく、17世紀ヨーロッパ絵画を三つの大きなテーマで分類し、この時代のヨーロッパ絵画を横断的に検証してみようと考えているからです。その三つとは、「黄金の世紀とその陰」、「大航海と科学革命」、「聖人の世紀における古代文明の遺産」です。そこでは、宮廷的な世界と貧しい農民の姿が対置され、あるいは、自然科学の発達と拡大する世界がもたらした新たな社会の諸相が概観され、さらに、宗教改革以後のキリスト教社会がどのような宗教図像を生み、また、新たな規範を確立していったのかが探求されていきます。レンブラント、フェルメール、ルーベンス、プッサン、クロード、ラ・トゥール、ドメニキーノ、グェルチーノ、ベラスケス、ムリーリョといったルーヴルを代表する画家たちの重要な作品が出品される予定です。
「黄金の世紀」と呼ばれる17世紀ヨーロッパは、レンブラント、ベラスケス、フェルメール、ルーベンス、プッサン、ラ・トゥールといった優れた画家を、綺羅星のごとく輩出しました。本展ではこれらの画家の作品をはじめ、ルーヴル美術館が誇る17世紀絵画の傑作を展示いたします。
華やかな宮延文化が栄えた17世紀は、貧困や飢餓といった陰の領域、大航海時代、科学革命と富裕な市民階級の台頭、かつてないほどの高まりをみせた聖人信仰など実に多様な側面をもっています。それらは画家たちの傑出した才能と結びつき、数々の名作を生みました。本展は17世紀の絵画を通じ、様々な顔をもつこの時代のヨーロッパの姿を浮かび上がらせようという意欲的な試みでもあります。フェルメールの名作《レースを編む女》をはじめ、出品される71点のうち、およそ60点が目本初公開。さらに30点あまりは初めてルーヴル美術館を出る名品です。まさに「これぞルーヴル」、「これぞヨーロッパ絵画の王道」といえる作品群を堪能していただく貴重な機会となることでしょう。
この記事に対するコメント
臨場感が伝わって来ます。
今回は、普段日本で目にする機会の少ない、
ニコラ・プーサンを観れるなんて、素晴らしいです。
1966年に東京国立博物館で開催された時も、
『17世紀ヨーロッパ名画展』と言う名前でした。
早く見に行きたいのですが、
今日明日は大変な混みようでしょうね。
少しでも人なみにもまれずに見れるのは平日の朝一番かしらと考えてます。
行く前に「横のつながり」について何度か読んで
行ったのですが、いまいちわかったような、わからない
ような。結局のところ、あの三つのセクション分けは
昨日はうまく理解できませんでした。
カタログ等を読んで、再度勉強してから次回に
臨みたいと思います。
なるほど。行くのがとっても楽しみになりました^^
フェルメールだけが目玉なのかと思っていたら
まだまだ考えが甘かったです。
お気に入りの作品にたくさん出逢えそうで嬉しいです。
つくづくパリ旅行が去年で良かったーと思います。
今年行ったらちょっとガッカリだったでしょうね。
フェルメールの展示室の壁の色がイマイチですねぇ。
この作品はあのくすんだラベンダー色の壁が一番マッチする気がします。
良いものがいっぱいあるとキャパオーバーです。
私はアンドロメダのほうが気に入りました。
いつもありがとうございます〜。
マカロンとレイズン・ウィッチのために、観賞後早めに帰宅できるようなスケジュールで見に行きたいと思います。
こんにちは。
昨日はお世話になりました。
過去の展覧会の図録拝見させて
いただき、プッサンやラ・トゥールが
かつて来日していたことに驚きました。
今だったら大変お金かかるでしょうね〜
@蓮さん
こんにちは。
昨日行かれた方の話では
初日ということもあり
かなり混雑していたようです。
平日の朝一か金曜夜間でしょうか。
@YCさん
こんにちは。
愉しかったですね〜
しかし予習していかれたとは
流石ですね!!
あの3セクションの分け方は
あちらの学芸員さんがされたそうです。
昨日の講演会でそのお話したそうです。
とらさんが拝聴されたので近日中に
ブログに記事書いて下さるかもしれません。
@MSさん
こんにちは。
一度目はざっと作品を観て
二度目は横のつながりを理解しようと
試み挫折。講演会良かったそうですよ。
@リュカさん
こんにちは。
ここにあげた作品だけでも
かなりの目玉作品です。
ル・ナン兄弟の農民を描いた作品など
まさかここでこれに会えるとは!的な一品。
地下の展示室が特に濃いです。
@さちえさん
こんにちは。
その後具合はいかがでしょうか?
「大工ヨセフ」は内覧会でも
フェルメールと並び大人気でした。
足が自然ととまりますね。あの絵。
今日、新日曜美術館でパリの美術館を
紹介していました。さちえさん
良い時に行かれましたね〜
で、次は完治したあとのいつ頃??
@ともみすとさん
こんにちは。
頭の中から感動がこぼれてしまい
もう大変でした。。。
昨日知人と話したらアンドロメダと
受胎告知が人気でした。(男性に)
@わじまやさん
こんにちは。
初日にも行きたかったのですが
生憎仕事で断念。そうですか〜
初日から長蛇の列でしたか。
番組等でもずいぶんと宣伝しているようですからね。
ル・ナン兄弟の作品は目線が横一線に並び
妙にフラットなある種、日本画のような
感覚を受ける作品でした。これ観られて幸せです。
「メランコリー」は迷うことなく
ポストカード購入。好きですああいった
物語性の強い作品。作品の背景は知らずとも
感情移入しやすい作品ですよね。
少し気持の整理がついたころまた伺いたいと思います。
@ogawamaさん
こんにちは。
>観賞後早めに帰宅できるようなスケジュール
マカロンは2時間分の保冷剤入れてくれます。
それだけあれば十分どころかかなり
寄り道出来ちゃうのでは!?
ダブルネームのバックもいい感じです。
昨日はありがとうございました。
美男美女、清楚から妖艶まで各種取り揃えた華やかな内容で満足です。
集客数も相当行きそうですね。
こんにちは。
こちらこそ。
また近日中に。
お客さん何もしなくも
来てくれそうですね。
まぁあれだけの展覧会
あまりこの先もないでしょう。
3月6日金曜日、大雨の予想の日に朝10時前に
行きましたが、雨もなんのその、混んでました、
といってもあれくらいは序の口で、これからが思い
やられます。一回見ただけではとてもこなせないので
何度も行きたいと思ってますが―
一番好きな絵、とにかく《レースを編む女》。でも
《大工ヨセフ》・ロランの《クリュセイスを〜》など
とあげていたら、あれもこれもと絞れません。
東京にいてこんなに見られるなんて、ほんとに幸せ
です。
こんにちは。
あの雨の日、平日にも関わらず
そんなに並んでいましたかーー
恐るべしルーブル!
良い作品がとにかく多すぎて
とてもとても一つになんか
絞りきれませんよね。。。
パリのルーブル美術館では
一枚の絵にこれだけゆっくり
時間かけて観たことありません。
有り難いことです。
>展覧会ご覧になられて感想をコメントに書いて頂けるようでしたら、最もお気に召した作品名(作家名)を書いて頂けると嬉しいです。十人十色千差万別。コメント欄もさぞかし華やぐことになるでしょう。
私の一点は、ル・ナン兄弟の「農民の家族」です。
描かれた人々の表情が忘れられません。
こんにちは。
TB&コメントありがとうございます。
ル・ナン兄弟の「農民の家族」には私も
目が釘付けになりました。
横一線にならんだ顔。
奥行きの感じられない画面等など
じっくり味わうことできました。
「レース〜」の真向かいにこの絵が
あったのも象徴的でした。
で、その次にいいなって思ったのが、クロード・ロラン《クリュセイスを父親のもとに返すオデュッセウス》。
日の差し込み方が、好きなフェルメールと似た感じを受けました。
時間待ちなくすんなりと入れて良かったです。
これから春休みになるので混雑してくる可能性ありですね。
>最もお気に召した作品名(作家名)を
ということなので、ちょっと。
一にフェルメール、二にル・ナン兄弟(ルイ・ルナン?)「農民の家族」、三にジョルジュ・ド・ラ・トゥール「大工ヨセフ」が、私の好みです。
ほかに好きな作家ではプッサンがいますが、ルーブルにはもっと好きな作品がたくさんあります。ロランもそうですし、ムリッリョの今回の出品作は、ミュンヘンやプラドの作品を思い出すとあまり出来が良くないと言う印象が先に立ってしまいます。
それでも充実の展覧会で、また行きたいのですが、もう混雑がたいへんなのでしょうね(2週目雨の日に行ったらゆっくり観られる程度でしたけど)。
日本で最初にルーブル展が開かれたのが、1954年。このときにル・ナンのこの作品が来てます。当時、名作がほとんど来ていないと悪評も多く聞かれ、この作品もあまり評判にならなかったのですが、私はこの作品に惹きつけられました。
ちなみに、この作品はジャコメッティ、「レースを編む女」はルノワールが激賞しているのですが、ともに赤の良さを取り上げてます。昔の印象と比べると、照明の加減もあるかもしれませんが、赤のインパクトが薄れてます(ル・ナンのほうはルーブルで見てもそう感じます)。
こんばんは。
朱奈さんの場合個人的にも
チクチクされますから
レースへの愛情は私などより
遥かにあるのではないでしょうか。
ロランとフェルメールとの
「光」に関する共通点中々面白い視点ですね。
次伺ったらそこポイントにして観てきます。
@xfrtさん
こんばんは。
ムリーリョの傑作はやはり
スペインに行かねば観られませんね。
沢山描いたお題ですが出来不出来の差は
当然ながらかなりあるでしょう。
「そんなに混雑しないだろう」
などと甘い考えでいたら大間違いのようですね。
そろそろ一日一万人突破もしてしまうのでは?
やはり「ルーブル」の名前は強いです。
抜群の集客力ありますね。
レースを編む女に関しては一家言
持っているのですが、話すと長くなるし
とんでもない下世話なことなので
書かないことにします。
ネタに困ったらこっそり?どこかで。
私はカルロ・ドルチ2点とラトゥールが並んだ壁が一番でした。陶然としてしまいました。 (しかし解せないのは常設展の方でせっかく持っているドルチを今展示していないことです。)
こちらの記事で知って絶対買おう!と決めていた小川軒とラデュレも無事購入できました♪ はじめグッズ売り場の横に小川軒しかなかったので、もしや売り切れ?と思ってしまったのですが、ラデュレは出口横にあったのですね〜
1978年にパリ、グラン・パレで「ル・ナン兄弟展」を観たのですが、そこに「農民の家族」が2点出品されていたのを思い出しました。もしやと思ってカタログを引っ張り出してみると、果たして勘違いが確認できました。
1954年の東博の「ルーブル展」にルイ・ルナンの作品として出品されたのは、現在ランスのサン・ドニ美術館にある作品のほうでした。「農民の家族」は、同じ構図のものが数点存在し、オリジナルは今回出品された作品(署名と年の記載がある)とされています。ランスの作品も本人のコピーでカタログにも非常に質が高いと書かれていて、別々にちょっと見ても区別がつかないほどです。昔も「ルーブル展」だったので、ついオリジナルが来てたように錯覚しました。すみませんでした。m(__)m
「ル・ナン兄弟展」のカタログが親切にも、各作品の展示貸し出しの履歴を付けていたのでわかりましたが、それがなければ勘違いのままになるところでした。
こんにちは。
そんなに混雑していましたか!
いやはやこれからのお花見の時季とか
もうとんでもないことになりますね。
阿修羅展も始まったら一体全体。。。
ドルチないのは残念でしたね。
東博もドルチらしい作品を持っているので
やはり出してくれればいいのですが。。。
>ラデュレは出口横にあったのですね
その場でぱくりと食べてしまうと困るので
箱に入れセット販売しかしていないようです。
そして外へワゴンで。
@xfrtさん
こんにちは。
いえいえ、間違いや勘違いは
自分の専売特許のようなものですから
それより色々と調べて頂き恐縮です。
ル・ナン兄弟の作品はネットだけですが
観られる範囲で拝見しました。
その中に今回来ている作品と
確かに同じ構図の同じような作品ありました。
展覧会カタログに貸出履歴が付いているなんて
しっかりとしていますね。
同じ値段でもカタログにより出来不出来が
とても激しいのが難点ですよね。
時たま完全に手抜きだろ〜的なカタログも。
冬眠からあけ、ようやく西美へ行ってまいりましたが、なかなかの盛況で平日でもかなり混雑していました。
「17世紀」というくくりで見せているのは面白かったですが、時々「?」が説明やキャプションにつくのには驚きました。
自分はまだ冬眠あけの感覚がつかめぬまま、随分変なレポになってしまったかもしれませんが、どうぞご勘弁を・・・
現地で見つけられなかった「大工ヨセフ」に今回出会えたことがかなりの収穫です。
こんにちは。
TBありがとうございました。
春ルーヴルと共に到来ですね。
何だか出足好調のようで
平日でもロッカーが使えないほどの混雑だとか。
一日一万人くらいは入るでしょうね。
「大工ヨセフ」にあれだけ近づいて
観られるとは思っていませんでした。
ドルチとの並びもいいですね!
あの地下展示空間にかなり長い時間居ました。
ところで昨日、西美へ問い合わせたところ、既に土日は入場のための待ち時間が発生しているそうです。会期末は大変なことになりそうですね。
>目つきで描かれたバシテバ
まさに官能的ですね。Nikkiさんが一番(?)挙げられたのにも納得です!
本当に目玉作品の多い展覧会だと思いました。
今回、私の一番はラ・トゥールの「大工ヨセフ」でした。離れがたいほど魅了されました。
ル・ナンの「農民の家族」も印象に残っています。
その他、私は歴史上の人物に興味があるのでマルガリータ、マリー・ド・メディシス、選帝侯の息子たちといった肖像画にも眼が留まりました。
私もルーブル美術館展、22日に行って来ました。Takさんも仰られている通り、私もこの展覧会では、有名どころが余りにも多すぎて、何が凄いのか途中で判らなくなってしまった人だったりするので、思わずこちらに書き込んでしまいました。
調子に乗って最も気に入った作品についても書かせてください。
既に挙がっていますが、やっぱりドルチの《受胎告知》が一番印象に残りました。当初の目的はムリーリョのマリアだったので自分でも意外な結果です……。
私も「ルーヴル美術館展」に行ってきたのですが、素晴らしかったです。この記事を読んでたらまた行きたくなりました(><) 六本木の方も今週から始まったようですし、楽しみが多いです。
恐れ入りますがトラックバック致しました。よろしくお願いします。
こんにちは。
本場のルーヴル美術館の「レースを編む女」が
展示されている場所はぽっかり空いていて
日本へ貸出中との小さな表示がありました。
「天文学者」だけをじっくりと拝見してきました。
それにしてもルーヴルは広い!
あのバシテバはNikkiさんもくらくらでしょう〜
@ユメリアさん
こんにちは。
TBありがとうございます。
留守にしておりお返事遅くなりました。
「大工ヨセフ」が今回来ているだけでも
凄いことですよね。フェルメールが知名度や
人気度からポスター等に使われていますが。。。
ル・ナン兄弟の作品はきちんと拝見したのは
今回が初めてでした。
17世紀横割りの展覧会新鮮な切り口でしたね。
@志穂。さん
こんにちは。初めまして。
コメントありがとうございます。
カルロ・ドルチの作品は美しいですよね。
キリスト教信者でなくともぐっと
惹き寄せられる魅力を備えています。
ドルチとラ・トゥールが並んで展示されてある
あの地下スペースは実に贅沢でした。
ムリーリョもありましたしね!
パリのルーヴル美術館へ行って来ましたが
いつものことながら広すぎてクタクタ。
体力的にも上野が丁度いいかも。
ブログ拝読させて頂きました!
これからも宜しくお願い致します。
@21世紀のxxx者さん
こんにちは。はじめまして。
コメントありがとうございます。
六本木の方はまだ行っていませんので
これから伺うの楽しみにしています。
TBはどんどん御遠慮くなく。
リンクもどうぞご自由に!
貴ブログも拝見させて頂きました。
今後とも宜しくお願い致します。
またちょくちょく拝見させて頂きます。今後ともよろしくお願いします。
楽しみにしていたルーヴル展に行って参りました。
一番よいと思った作品は 名前を忘れてしまいましたが takさんの場内様子の写真の上から5番目の貴族の甲冑を着ている二人の兄弟の肖像絵でした。美しく見事な作品です。
「レースを編む女」は小さいサイズの作品で意外で レースを集中して編んでいることがよく伝わってきます。編んでいる女性の呼吸が聞こえてきそう。
集中している素晴らしさと女性の吐息が聞こえてきそうな点が魅力ではないかと思いました。
takさんと違って この二枚以外 まあまあというものがほとんどという印象でした。
こんにちは。
こちらこそ!
バカみたいに毎日更新しています。
さらりと読んで頂けると嬉しいです!!
@hidamariさん
こんにちは。
>貴族の甲冑を着ている二人の兄弟の肖像絵
ファン・ダイクの「プファルツ選帝候の息子たち」ですね。
今回のオランダ旅行でも沢山拝見してきました。
ファン・ダイクの作品。
かっちり感ありますね。
「レースを編む女」は本当に小さく
本一頁に入ってしまうほどの大きさです。
額縁はかなり大きめですが。。。
ルーヴル美術館では日本へ貸出中のお知らせがありました。
本場ではへとへとになってしまったので
また上野でじっくり拝見したいと思います。
ファン ダイクですね。おかげ様で インプット インプット。
銀座 松屋の 中原淳一展に行ってきて 原画を見れて 幸せでした。
中原氏が残した言葉にも興味がわきます。
こんばんは。
松屋の「中原淳一展」良いですよね。
アンニュイな感じがなんとも。
デパートの展覧会も見逃せないのが多く
困ってしまいます。
4月3日(金)早朝に上京しました。
開門時で80人の行列でしたが、どの作品も間近で鑑賞できました。
自分の予想に反し、本物を前にうっとりしたのは、シモン・ヴーエ《エスランの聖母》でした。
それから、ヤン・ブリューゲル(父)とその工房《火》のガラス瓶のとりこになってしまいました。
Takさんに教えていただいたマカロンとレイズン・ウィッチも買えて、とっても幸せ−。
このあと、常設展、国立新美術館、太田記念美術館、山種美術館、夜間の東京国立博物館と回りました。
超初心者がそれなりに回れたのはTakさんのおかげです!
ありがとうございます。
こんばんは。
「エスランの聖母」確かにかっちりした絵で
一度観たらかなりハマる作品ですよね。
構図がとにかくしっかりしています。
そして色も。展示場所も良かったと思います。
ブリューゲルの作品は小さな作品ながら
細々と凝縮され描かれていましたね。
>マカロンとレイズン・ウィッチも買えて、とっても幸せ−。
おーーこれもポイント高いです!
>設展、国立新美術館、太田記念美術館、山種美術館、夜間の東京国立博物館と回りました。
素晴らしい行動力。
最近やっつけ気味な自分。
すこしは見習わないといけません!
こちらこそ、微力ながらお役に立てて光栄です。
実は、先日上京の機会に恵まれ『国宝阿修羅展』、新国立美術館の『ルーヴル美術館展』と行ってきました!
見応えのある美術展でした〜。
阿修羅像、ぐるっと一周しましたが、激混みでぐったりでした。。。でも素晴らしかったです♪
フェルメールの「レースを編む女」は、とても小さな作品で驚きました。以前、神戸で他の作品を観た時も、同じような感想を持ったのですが、彼はあまり大きなキャンバスを使わなかったのでしょうか?!
素人の質問ですみません。
ラ・トゥールの作品も懐かしかったです♪
4年前に関西に引っ越す前に、西洋美術館でTakさん主催のオフ会に参加させてもらったことを思い出しました。。。
あの時も、素人まるだしの質問ばかりでご迷惑をおかけしました。(汗)
あの時のメンバーは、皆さんお元気でしょうか?!
関東に転勤の機会があれば、またああいうチャンスに美術をもっと勉強させていただければと思います♪
その前に、もっと展覧会に足を運んで知識を見につけておかないと、恥ずかしいですね。(大汗)
うわっ!また長くなってすみませんでした。
<追伸>新型ウィルス、関西は大変なことになっていますが、逆に美術館は空いているかもし、チャンスかもと思っています。何かお勧めの展覧会がありますか?
国立新美術館の間違いでした。(恥)
追伸も文章を確認せずに、変な文章で失礼しました。(大汗)
こんばんは。
コメントありがとうございます!
阿修羅展とんでもないことになっています。
もう異常事態です。なんて言いつつ懲りずに
出掛けている自分。。。
フェルメールが活躍した時代のオランダ絵画は
基本的に小さいサイズのものが多いです。
教会や貴族の邸宅の壁ではなく
市井の人々のフツーの家の壁を彩るものとして
教訓なども交えて描かれたことが大きな要因だそうです。
ラ・トゥールのオフ会もう4年も前になりますか。
懐かしいですね〜
また是非Annaさんとみんなで会う機会
設定できたらと思います。
皆で観ると色々と勉強になり楽しいものですよね。
関西でお勧めの展覧会は何と言っても
国立国際美術館の「杉本博司展」です。
これは見逃すと泣きます。
騙されたと思って出かけてみて下さい。
サントリーミュージアム・天保山の
「安藤忠雄展」も行ってみたいと思ってます。
相国寺 承天閣美術館の「相国寺 金閣 銀閣名宝展」は
9月6日までの間に何としてでも!
なるほど、オランダ絵画の当時の時代背景に
よるものなんですね〜。
納得です、ありがとうございました♪
お勧めの展覧会情報もありがとうございます。
早速チェックしてみましたが、どれも興味深いです。
とりあえずは、国立国際美術館へ急がねば!
そろそろ転勤も近そうなので、都会にいるうちに、
観れる展覧会は観ておきたいです。(汗)
ところで、今のサッカー日本代表のメンバーどう思われます?!
個人的には、アントラーズの新人大迫を試しに使ってみてほしいと思っているのですが。。。
レッズの山田選手初々しいですね。(笑)
大迫選手は、まだまだ未熟かなぁ。WC本番までにもっと成長してもらいたいと思っているところです。
今日はとりあえず快勝ですが、安心していいものか。。。心配性な性分なので。(汗)
こんばんは。
聞きかじりの知識ですから
本当かどうかわかりませんが
おおまかにはそんな考えで
捉えてよろしいかと。
また転勤のご予定があるのですか!
こちらへ戻られるといいですね。
国立国際美術館はインフルエンザが
やっと収束したようなので
出掛けたいのですが。。。
日本代表の試合、久々にきちんと?観ました。
大迫はまた別の機会で。
日曜日の国立で出るかな〜(途中から)
岡田監督は若く才能のある選手を
積極的に起用しますのでチャンスは
まだまだあろうかと。
本田のポジションに本来いるはずの
俊輔が入っていたら結果は…
なんだか涙がとまりません。中学生であの絵をみた私が、33さいの娘と一緒に、また、大工ヨセフの前に立てるなんて。 幸せです。
1966年の展覧会の題は、 フランスを中心とする17世紀ヨーロッパ名画展 となっていました。 私の一番は 大工ヨセフです。
こんにちは。
コメントありがとうございます。
40数年ぶりの上野での再会ですか。
感動の再会お嬢様と一緒に果たせるなんて
まさにドラマのようです。
自分のように目先の絵だけをひょいひょい
追いかけているものとは見方も感じ方も
全然違ったものがあるのでしょう。
とても、羨ましく思えます。
大工ヨセフは地下の落ち着いた雰囲気の
展示空間に掛けられています。
最終週ゆえ混雑予想されますが
きっとまたあの時の感動が甦ってくるはずです。
良いお話ありがとうございました。
今後とも宜しくお願い致します。
阿修羅さまに10万近く差をつけられちゃいましたね〜。
会期前半に出かけてよかったです♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
カルロ・ドルチ&ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの展示は圧巻でした。
今回は自分がラ・トゥール好きだということを再認識させられました。
また、カルロ・ドルチさんの作品をまとめて鑑賞したいという気持ちが強くなりました。(^_^)/
こんばんは。
数ではないので、展覧会は。
いつからそんなに数を気にするように
なったのか不思議です。
ひとつ階段を降りた部屋の
作品はどれも濃厚且つ重厚な作品でしたね。
またうっとりとも。
日本にある(日本に来る)ドルチは
どれも綺麗で美しいものばかりです。
それから、最後の方に展示してあった、哲学者がなんだか悩んでいる絵(額に手を当てている?)。
以上が、人間らしい感じがして気に入りました。
農民の絵は、私が見てきた世界から考えるとできすぎな感じもしてもう一つ入り込めなかった。
こんばんは。
コメントありがとうございました。
ラ・トゥールは存在感ありましたね。
まさに名画の貫禄。
メランコリアも確かに印象に
強く残った作品でした。
京都でも多くの方、ご覧に
なられていることでしょう。
この記事を熟読して、早く京都に来ないかと待ちかねていました。
やっと観に行くことができたので日記に書いてトラックバックもさせてもらいました。
こちらで予備知識をたくさん仕入れることができたので、めいっぱい楽しむことができました。
ありがとうございます!!(●^o^●)
絵の掛け方とか配置は東京都はまた違うみたいでしたよ。
ずいぶん印象も変わりますね。
わたしは、ムリーリョが予想外に好みでした。
あと、バテシバは本物の絵の方が何倍も魅力的な表情ですね。
農民の家族の何とも言えない寂寥感のようなものも強く印象に残りました。
これからも、こちらで気になった展覧会に足を運ばせてもらいますね♪
こんばんは。はじめまして。
コメントありがとうございます。
会場が違うと同じ作品でも
全く見え方違ってきますよね。
ただ今回の作品たちは
それに翻弄されない所謂名画揃いです。
ムリーリョは綺麗に女性や
子どもを描きますね。
人気があるのも分かります。
ちょっと漫画っぽいお顔も
彼の人物画の特徴でもあります。
今後とも宜しくお願い致します。
パリにいきたいと思っていますが、みなさんどこのホテルに泊まっているんでしょうね。ここは危ない・ひどいと思ったホテルがあればご教示・ご忠告くだされば幸いです。
こんばんは。
コメントありがとうございました。
そんなに多くの作品を真面目に
拝見したことないので、これくらいで
自分には十分過ぎるほどでした。
でも確かに「レース〜」はあまり
良い作品だとは思いません。
もし宜しければTB送って下さい。
こちらからはエキサイトに送れないのですが…
パリのホテルはHotel Duminy Vendomeを
前回は使用しました。ルーヴルからも近く
大変居心地の良いホテルでした。
一時、スパム トラックバックばかりなので、一気に制限してしまったのです。
こんばんは。
ジュゲムとエキサイトの相性が悪いようで
他の方のブログもダメなんです。
受けることはできるのですが。
うちは基本何でもok設定です。