青い日記帳 

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「三井家のおひなさま」

三井記念美術館で開催中の
「三井家のおひなさま」特別展示「きものー明治のシック・大正のロマン・昭和のモダン」に行って来ました。



今年もまた「三井家のおひなさま」展か〜とデジャビュ感覚。同タイトルの展覧会が開催されるの今回で4回目だそうです。

三井記念美術館さんはお正月に「国宝 雪松図」を毎年公開するなど、慌しい日常生活の中でともすれば忘れ過ごしてしまいそうな伝統的な習わしを展覧会に置き換えて紹介し、知らしめてくれます。

上巳の節句など日常生活の中で思い起こすこともなし。


内裏雛」明治17年(1884)

「また『三井家のおひなさま』展か〜」とつい口に出してしまうのは、きっと「もう一年経ったのか〜」と心のどこかで思い焦りを感じているから。

光陰矢のごとし。
年を重ねれば重ねるほど月日の経過は早いもの。

どうすることも出来ない時の流れを僅かながら遅くすることができる手段があります。それは「時の流れを意識して生活すること」。その為に昔の人は年中行事を定め五節句を祝うなどし生活にメリハリをつけたもの。

ハレとケ(ハレ(晴れ)は儀礼や祭、年中行事などの「非日常」、ケ(褻)はふだんの生活である「日常」を表している。)の意識が今の時代日々の生活の中でほとんど感じられません。


享保雛」江戸時代後期

「時の流れを意識して生活する」最も簡単な手立ては、たとえばカレンダーや手帳に二十四節気に当たる日に丸を付けること。こちらのサイトでは毎年微妙に違う二十四節気を簡単に算出してくれます。

以前、メルセデス・ベンツのCMで「日本には24の季節がある」と上手いこと二十四節気を取り上げコマーシャルに使っていました。当時「やられた〜」と思い唸ったこと覚えています。折角、昔からある大事なものを使わない手はありません。

「三井家のおひなさま」と題し毎年決まった時期に展覧会を開催して下さることは「またか」どころか逆に有り難いことだと思っています。
今年も、三井記念美術館が所蔵する北三井家十代・高棟夫人の苞子(もとこ・1869-1946)、十一代・高公夫人の子(としこ・1901-1976)旧蔵のひな人形・ひな道具をはじめ、高公の一人娘・浅野久子氏旧蔵の豪華なひな段飾りを展示します。

2007年の「三井家のおひなさま」の記事。(恥ずかしい写真あり)

華やかな雛人形の数々は勿論、有職雛や立雛など我が家では飾られることない雛人形をこちらの会場で拝見させて頂ける好機。

また今回は作品リストの他に「用語解説集」が会場内で配布されているので鑑賞の良い手助けになります。A4サイズの紙裏表にびっしりと。

これは大変親切で嬉しいサービス。

今回最後の部屋で特別展示「きものー明治のシック・大正のロマン・昭和のモダン」として数多くの着物がずらりと展示されていますが、その解説中に出てくる「縮緬」「友禅染」「近江八景」「金糸」「白上げ」「綸子」など「用語解説集」片手にしげしげと。

昨年サントリー美術館で拝見した「小袖 江戸のオートクチュール」展に出ていた着物とは一味違う近代的な意匠を取り入れたきものも楽しむこと出来ました。



この他にもいつも目を愉しませてくれる館所蔵の茶道具「春の取り合わせ」

仁清の「尺八香合」には驚き。白釉だけ色目は一切無し。これが派手な印象の強い仁清作品かと我が目を疑うほど。「静かな作行き」と解説にありました。

阿蘭陀向付」利休好みの竹の花入れも展示されている静かなあの空間にデルフト焼きが!展覧会は行ってみると楽しみいっぱいです。

最後に「今日の一枚


新規寄贈品「三井好 都のにしき」水野年方筆 明治時代

三井呉服店が発表した新作ファッション12枚。
明治37年頃の最新モードが美しい版画から見て取れます。

三井家のおひなさま
特別展示「きものー明治のシック・大正のロマン・昭和のモダン」は
4月5日までです。和服で来館されると入館料割引になるそうです。


三井記念美術館
〒103-0022 中央区日本橋室町2 三井本館7F (日本橋三井タワー1Fから連絡)
東京メトロ銀座線「三越前」駅A7出口より徒歩1分、
東京メトロ半蔵門線「三越前」A7出口徒歩3分、
東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅B11出口より徒歩4分
メトロリンク「三井記念美術館前」徒歩0分

おりがみ自遊帖 五節句を折る―ひなまつり・端午の節句・七夕まつり・重陽の節句・お正月 (おりがみ自遊帖)
おりがみ自遊帖 五節句を折る―ひなまつり・端午の節句・七夕まつり・重陽の節句・お正月 (おりがみ自遊帖)
小林 一夫

そうそう以前こちらの記事でご紹介した折り紙が大好評〜

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それでは最後に「今日の美味


YCさんから頂戴した「Pascal Caffet(パスカルカフェ)」の「ショコラ
何でも世界最高峰のショコラティエと称されているそうです。このパスカル カフェ.
たかがチョコレート。されどチョコレート。確かに未体験のチョコでした。

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1695

JUGEMテーマ:アート・デザイン


今年で4回目となる、日本橋にひと足早い春の訪れを告げる行事「三井家のおひなさま」展。
三井記念美術館が居を構える日本橋室町付近には、江戸時代、ひな人形の市が立つ十軒店と呼ばれる一角があり、桃の節句が近づくと、ひな人形を買い求める人々で大変なにぎわいをみせたといわれています。

今年も、三井記念美術館が所蔵する北三井家十代・高棟夫人の苞子(もとこ・1869-1946)、十一代・高公夫人の子(としこ・1901-1976)旧蔵のひな人形・ひな道具をはじめ、高公の一人娘・浅野久子氏旧蔵の豪華なひな段飾りを展示します。

また併設展として、「きものー明治のシック・大正のロマン・昭和のモダン」 と題し、プライベートコレクションの近代のきもの約14点を特別展示いたします。

昨今の「和ブーム」を背景に、アンティークきものが若い女性を中心に流行しています。大正時代や昭和前期のきものにみられる大胆な色彩やデザインは、現代の私たちの眼をも満足させる新鮮な魅力にあふれています。

明治時代のきものは、小さな植物や風景などの模様が襟下から裾にかけて配され、地色も黒、藍、鼠、茶系など渋く地味な印象のものが多くみられます。
つづく大正時代には、「大正デモクラシー」に代表される民主主義の意識と自由な気風を背景に、「大正ロマン」と称される華やかな色調、絵画的な表現のきものが流行します。
また昭和時代前期には、新たにアール・デコの影響を受け、幾何学的な地文や明快な色彩表現を特徴とするモダンなデザインのきものが生み出されました。

明治維新後、洋装化が進むなかで、洋服にはない独自の伝統美を継承しつつ、西洋の新技術や美意識を取り入れながら、新たな魅力を創造していった近代のきものの世界をお楽しみください。

なお、展示室1・2・3では、館蔵品茶道具「春の取り合わせ」、展示室6では、新規寄贈品「三井好 都のにしき」(水野年方筆)を展示します。
展覧会 | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

あのチョコレート、わざわざ忘れずに取り上げて
下さって恐縮です。

それにしてもTakさんの勢い、止まるところを知らず、
って感じですね。ブログを拝見する度にのけぞります。

オランダ旅行、どうぞお気をつけて楽しんできて下さい。
ウォーターハウス(いいなぁ〜)他、ご報告を
心から楽しみにしています!
YC | 2009/03/17 10:59 PM
@YCさん
こんにちは。

記事を書き溜めておくことが出来ないので
毎日仕事終え、旅行の準備しながら
合間合間に書いています。

ウォーターハウスはここ数年
日本ではご無沙汰ですので
ひえ上がっています。

たっぷりと心に水やりしてきます。
Tak管理人 | 2009/03/18 8:07 AM
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