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「日本の美術館名品展」

東京都美術館で開催中の
「美連協25周年記念 日本の美術館名品展 MUSEUM ISLANDS」展に行って来ました。


「日本の美術館名品展」公式サイト

日本全国の公立美術館124館が所属する「美術館連絡協議会(美連協)」という団体があります。公立美術館同士のネットワークを築き上げる目的で1982年12月、35館が参加して設立され現在ではその4倍もの美術館が加盟している一大組織。

美連協加盟館一覧はこちら(各館へのリンクあり)
皆さんの住んでいらっしゃる地域の美術館は加入していますか?

その加盟美術館の内、100館から220点もの作品が、東京都美術館にて一堂に会する美術館がこの「日本の美術館名品展」.正直展覧会のタイトルからはその凄さほとんど伝わった来ないのが残念ですが、とんでもない内容になっています。

「GW中一館だけ上野で展覧会を観られる時間があるけどどの展覧会がいい?」と聞かれれば戸惑うことなく間髪入れずに「日本の美術館名品展」を推します。

こちらの【日本の美術館名品展[出品目録]】をご覧あれ。

東京都美術館の展示室3階に分かれています。前回の展覧会ではこれにより各セクションが分断され「つながり」が見えにくくなっていましたが、今回はこれが逆に功を奏しています。

はじめの地下フロアから「1:西洋絵画」「2:日本の洋画」「3:日本画」とはっきり展示場所区別されています。これは観やすい。

展覧会を堪能した後、「悪い仲間」と新人を迎え飲んだくれてしまったので、詳しい内容は後日書くとしますが、とにかく観に行って損は絶対ない展覧会です。これで文句言う人いたら相当偏屈かへそ曲がり。

個人的には念願のこちらの作品が観られただけで大満足!

イヴ・クライン人体測定ANT66」1960 いわき市立美術館

「アントロポメントリー(人体測定)」というシリーズの作品の中の一枚。キャンバスの上に生きた生身のモデルを置き、その上から直接クラインブルーを吹きつけ、体の形に白く抜くという異例の作品。魚拓のような作品。

オーケストラのBGM(自作)の演奏させながら、タキシード姿で公開実演までされた。周りをアッと言わせるパフォーマンスにより誕生した作品。

この作品の前に滋賀県立近代美術館から出展されたコンスタンティン・ブランクーシの「空間の鳥」が展示されていたのは、下手をすれば総花的なごった煮の寄せ集め展に陥ってしまう危険性を孕んだこの展覧会を、キュレーションの力で見事克服し、作品同士を共鳴しあうよう配置した学芸員さんの腕の見せ所。

完全に痺れました。
電気が走るとはこの感覚なのでしょうね。

日本にある世界の名画入門 美術館がもっと楽しくなる (知恵の森文庫)
日本にある世界の名画入門 美術館がもっと楽しくなる (知恵の森文庫)
赤瀬川 原平

日本にこんな凄い作品があったのか!と新発見の連続。
そして美味しいとこ取りの展覧会。これ見逃す手はありません。
「ルーヴル美術館展」「阿修羅展」「大恐竜展」は入場制限かかっていましたが、幸いこの展覧会はまだまだ認知されていないせいもあり、人もまばら。

これだけ作品を集めるのはさぞかし御苦労もあったでしょうが、その苦労がしかと実り圧倒的な質と量でもって鑑賞者に迫ります。GWは無理して遠出せずとも上野で日本の美術館巡りが出来てしまいます。

ミュージアム・ショップにも各美術館のグッツが取り揃えてありました。

日本の美術館名品展」は7月5日です(展示替えあり)

本日お忙しい中お時間を我々の為に作って頂いた皆様。
どうもありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

※展覧会の詳細はまた後日。今日は酔っているので寝ます。

更新しました!
日本の美術館名品展「西洋絵画、彫刻」



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 全国の公立美術館100館が参加し、その膨大なコレクションの頂点をなす、選りすぐりの名品を一堂に公開します。
 本展は、公立美術館のネットワーク組織である美術館連絡協議会の創立25周年を記念して開催するもので、教科書に載っている作品から、これまで美術館を出たことがない作品まで、西洋絵画50点、日本近・現代洋画70点、日本画50点、版画・彫刻50点の220点により、日本のコレクションのひとつの到達点をお見せします。
 日本人にお馴染みのミレー、モネ、ピカソをはじめ、エゴン・シーレの国内唯一の本格的な油彩《カール・グリュンヴァルトの肖像》や、カンディンスキーの《「E.R.キャンベルのための壁画No.4」の習作(カーニバル・冬)》など、公立美術館が開館以来の歩みの中で蓄積した名品を一度に鑑賞できる絶好の機会です。


展覧会 | permalink | comments(8) | trackbacks(9)

この記事に対するコメント

私もこの展覧観てきました。
「人体測定ANT66」には驚かされました。しかもそういう風に描かれているのですね。衝撃です^^
21世紀のxxx者 | 2009/04/27 12:23 AM
@21世紀のxxx者さん
こんばんは。

イブ・クラインのこの作品は
今まで見たくて見たくて仕方なかった一枚。
まさか上野にやってきてくれるなんて!
Tak管理人 | 2009/04/27 8:56 PM
是非みたいと思っていましたが とにかく連休中は込み合うと思うので連休あけにすぐにも行ってみたいとおもいます。

展示品の名前をよんだだけで これはすごそうだと思いました。 たのしみです。 

前期と後期にわかれているのですね。
うずしお | 2009/04/28 12:28 AM
@うずしおさん
こんばんは。

日本画など展示期間がどうしても
限られてしまう作品があるので
前期、後期と別れているようです。
西洋絵画に関してはほぼ展示替え無しです。

ルーヴル、阿修羅の影でまだまだ
空いているかと。
Tak管理人 | 2009/04/28 5:26 PM
こんばんは。クラインは見事でしたね。現代アート系が結構出ていたのも嬉しいところでした。

>キュレーションの力で見事克服し、作品同士を共鳴しあうよう配置した学芸員さんの腕の見せ所。

同感です。都美唯一の吹き抜けも今回は輝いていましたね。
後期も待ち遠しいです!
はろるど | 2009/04/30 9:48 PM
@はろるどさん
こんにちは。

クラインが観られただけで満足です。
これは展示替えないの
何度行っても味わえますね!

都美の吹き抜けはいつも
ワクワクさせられます。
Tak管理人 | 2009/05/02 9:10 AM
こんばんは。

名品展の記事、やっとこさ書き終わりましたので、
その1、その2とまとめてTBさせて頂きました。
最後に展覧会名やチラシやらグダグダ書き過ぎたと
(いくら忌憚なくと言われたからといって、ちょっと
関係者の方々に無礼だったかと)反省しましたが、
もう書いちゃったので。。。
お客さん、増えるといいですね!

YC | 2009/05/07 9:32 PM
@YCさん
こんばんは。

TBありがとうございました。
まだまだ書き足りないくらいですよね。

展覧会名は明らかに失敗でしょう〜
阿修羅とルーヴルですよ相手は!

尤も足を運ばれればそのポテンシャルに
驚くこと確実ですけどね!
Tak管理人 | 2009/05/08 5:33 PM
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