青い日記帳 

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「美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」

埼玉県立近代美術館で開催中の
「美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」展に行って来ました。



この展覧会を企画・運営協力した「株式会社キュレイターズ」のサイトより。
本展は、1997年に発行された絵本『ミッフィーのたのしいびじゅつかん』をガイドとし、絵本の内容に沿って、さまざまな切り口でモダン・アートを紹介し、ブルーナがどうやって試行錯誤をしながら、独特の技法やスタイルを生み出していったのか、ブルーナの作品を中心に、色彩と技法の両面から彼の制作スタイルの秘密に迫ります。また、鑑賞するだけでなく、ワークショップコーナーを併設し、「見る」「つくる」の両方を体験することによって、ブルーナの魅力をより知ってもらうと同時に、幅広い年齢層にモダン・アートを楽しんでもらえる展覧会です
うさこちゃん びじゅつかんへいく (ブルーナの絵本)
うさこちゃん びじゅつかんへいく (ブルーナの絵本)
ディック ブルーナ

ミッフィーのたのしいびじゅつかん」(講談社)は持っているけど「うさこちゃん びじゅつかんへいく」(福音館書店)は…と思ったら表紙も一緒中身も同じ。出版社が変更になりタイトルも変わったようです。

いつの間に。。。うちにある「ミッフィーのたのしいびじゅつかん」Amazonで探したら品切れに。講談社のサイトでも重版の予定無いとか。(・ x ・)

ミッフィーのたのしいびじゅつかん (ミッフィー はじめてのえほん)

中身に変化ないならまぁ、どちらでもいいけど、個人的には「ミッフィー」の呼称に愛着がある。子どもの頃は確かに「うさこちゃん」だったけど何だか今さら感が。どうせ変えるなら本場オランダ語の「nijntje(ナインチェ)」にしちゃけば良かったのに。

(・ x ・) nijntje(ナインチェ)(・ x ・)
画像検索go!

ロンドンに住んでいる友人のお嬢さんが「ナインチェ、ナインチェ」ってしきりに連呼してたの、可愛らしかったな〜

さて、さてGW真っ只中の本日、ミッフィーに誘われ行って来ました北浦和まで。過去に板橋区立美術館での「ディック・ブルーナ展」や銀座松屋の「ミッフィー展」、大丸ミュージアム・東京の「オランダ絵本作家展」等いずれも楽しい思い出が。

今回は『ミッフィーのたのしいびじゅつかん』(うさこちゃん びじゅつかんへいく)をベースに現代アートを分かりやすく見せようという趣旨。中々良いではないですか〜企画会社から買った展覧会にしては。

「美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」展
福井市美術館 2008年3月15日〜4月13日
岩手県立美術館 2008年4月19日〜5月18日
高知県立美術館 2008年5月25日〜7月6日
サントリーミュージアム[天保山]2008年7月25日〜9月15日
成羽町美術館 2008年9月20日〜11月30日


岩手県立美術館の展覧会にいつもお世話になっているblog「日毎に敵と懶惰に戦う」のzaikabouさんが出かけていらっしゃる!!何という行動力。埼玉なんてたいしたことないですね……

この埼玉版が今回の展覧会。
構成は他の美術館と同じ。

第1部「見てみよう」
この絵本の内容に沿って当館のコレクションをわかりやすく紹介します。  
第2部「考えてみよう」
ディック・ブルーナの作品の数々を展示し、その制作の秘密に迫ります。
第3部「作ってみよう」
ブルーナの手法を使って自分だけの制作を体験することができます。



上田薫「ジェリーにスプーンC」1990年

45点近い近現代の作品がずらり。1点寄託作品を除きすべてここ埼玉県立近代美術館の所蔵作品。「ほんものそっくり」「うごくかたち」「いきもののかたち」「いろのぼうけん」「どこへいくの?」「なにでできているの?」「かたちのくみあわせ」と分かりやすくテーマ分けし展示。

常設展示室にあればきっとたいした時間を要せずにさらりと観て終わってしまう作品がミッフィーと一緒ならなるほど少しは楽しく違った見方出来ます。これは良い企画。見せ方も随所に工夫がなされ学芸員さんの努力のあとがそこかしこに。

熊谷守一「夏の月」と平塚運一「十五夜」の間にブルーナ・カラーの折り鶴が貼ってあったりとセンスがきらりと。



第2部「考えてみよう」でもブルーナが若い頃手がけたペーパバックの装丁からミッフィーやブラック・ベア等の原画など約100点以上もの作品が一堂に。久々にブルーナワールド堪能。

ブルーナ氏の作品が並ぶ細長い展示空間の突き当りの壁にこの作品が一枚だけ展示されていたのも考えているな〜とただただ感心。

フェルナン・レジェ「誕生日」1950年

「ブルーナさんのひみつをさぐってみよう」にこれ以上うってつけの作品は無かろうかと。同じ空間に展示されると大人でなくともこれは何やら関連ありそうと思います。

ここまでは文句なしに「来てよかった〜」と思える展覧会だったのですが、最後に巨大な落とし穴がありました。第3部「作ってみよう」


ブルーナの方法にならって、自分だけの「ぬりえ」や「いろがみワーク」を作ってみましょう。描いたり、切ったり、貼ったり……かたちと色の組み合わせは無限大です。

晴天に恵まれた休日とあり子ども連れのお客さんで賑わいをみせていました。美術館は楽しいところでもあります。皆にこやか。

会場の様子はこんな感じ。(美術館のサイトより)

 色とりどりのクレパスや色紙を使って、自分だけの「ぬりえ」や「いろがみワーク」を作ってみましょう。
 また、靴を脱いでくつろげるので、窓越しに見える北浦和公園の新緑を眺めながら絵本を読んだり、ブロックで遊んだりと、大人も子どもも楽しめるコーナーです。


パッと見とてもいい感じのスペース。実際に靴脱いで「いろがみワーク」をやってみたり窓からの景色楽しんだりして来ました。

小さなお子さんを連れた家族連れやカップルなど皆さん思い思いに楽しまれている様子。↑の写真では分かりにくいのですが奥がとっても広くソファや積み木ブロックも置かれています。

そんな休日のうららかな午後を楽しんでいると、いきなりどかどかと足音が響き「困ります。ここは撮影禁止です!」との声が。

監視員の女性の声。

写真奥の「窓越しに見える北浦和公園の新緑を眺めながら絵本を読んだり、ブロックで遊んだりと、大人も子どもも楽しめるコーナー」(展示作品は一枚も無し)でお父さんがお子さんの写真を撮ろうとしていた時の声。

確かに展示室内は撮影禁止。でも物事には言い方というものがあります。いいですか?休日を過ごす選択肢がいくつもある中でこの美術館へいらしたわけです。家族連れで。カップルで。その方に対してあの言い方はない。

「美術館なんて来るな」と言っているに等しい。

しかも他の人がいる前で、子どもの前で。
猛省して欲しい。今日確実に美術館嫌いを数名作ってしまったことに。

「うららかな春の日、見る人によってさまざまに楽しめるこの展覧会に、『お出かけ』してみませんか。」(埼玉県立近代美術館ニュース[ソカロ]4・5月号)PDF

羊頭狗肉とはこのことか。

美術館へ来るな!美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」展は5月17日までです。


埼玉県立近代美術館
330-0061 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
Tel:048-824-0111

参考までに。
この展覧会が過去に開催された下記の美術館でも会場内は勿論撮影禁止だったようですが、会場とは別の場所に撮影スポットを設けたりミッフィーの着ぐるみが登場したりしていたようです。

福井市美術館、岩手県立美術館、高知県立美術館、サントリーミュージアム[天保山]、成羽町美術館 

それそれの美術館へ行かれた方が書かれたブログつぶさにほぼ全て拝見して調べました。

一方埼玉県立近代美術館は…こちらのビラ配りに精を出していました。

ファムス(埼玉県立近代美術館フレンド)に入会すると!
ファムスは美術好きの仲間が集まり、大きな輪となって埼玉県立近代美術館を支援して、芸術文化の振興発展に役立つ活動を続けている会です。
ディック・ブルーナさんも泣いているな、これじゃ。



同じキャラ系の展覧会をよく東京都現代美術館で開催しますが、要領よく心得ていてしっかり撮影スポットを設けています。こちらこちら

【関連エントリー】
- 「シュルレアリスム展」 | 弐代目・青い日記帳
- 「熊谷守一展」 | 弐代目・青い日記帳
- 「澁澤龍彦幻想美術館展」 | 弐代目・青い日記帳
- 須田悦弘さんお勧め展覧会 | 弐代目・青い日記帳


この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1745

JUGEMテーマ:アート・デザイン


 オランダを代表するグラフィック・デザイナー、ディック・ブルーナは、数多くの名作絵本の生みの親でもあります。私たちもよく知っている「ミッフィー(うさこちゃん)」が登場する絵本『うさこちゃん びじゅつかんへいく』は、主人公のうさこちゃんが家族と一緒に美術館を訪れるお話。そこには、初めて本物の美術作品に触れた子どもの新鮮な驚きや感動、そして楽しみや喜びがあふれています。
 第1部「見てみよう」では、この絵本の内容に沿って当館のコレクションをわかりやすく紹介します。  
 第2部「考えてみよう」では、ディック・ブルーナの作品の数々を展示し、その制作の秘密に迫ります。
 第3部「作ってみよう」では、ブルーナの手法を使って自分だけの制作を体験することができます。
展覧会 | permalink | comments(4) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

子連れで美術館巡りが趣味の私ですが
実はこのような展示会にはあまり行きません。
理由はスタッフさんの監視の目が辛いからです。
「ちゃんと子供観てて下さいよ!お母さん!」
というスタッフさんの視線は私も辛いです。
子供が多い展覧会はスタッフさんもかなり
ぴりぴりしています。以前オブジェ作品の中に
飛び込んだお子さんも目撃したこともありますから
仕方がないのかもしれませんが。

こういう子供向け展示より
大人向け展示にて子供向けパンフレットを作り
そこに「鑑賞マナー」を明記した上で
分かりやすい解説をしながら鑑賞したほうが
子供は美術館好きになるのになあって
経験上思っています。

子供向けパンフレットについては
サントリー美術館はかなりレベルが高いです。
機会があったらお手にとって観て下さい。
おそらく売店で売っているはずです。
せいな | 2009/05/05 6:06 AM
@せいなさん
こんにちは。

マナーとかルールとかを
公の美術館でしっかりと
学ばせるのは大切なことだと思いますが
何て言うかな〜接し方というか
対応の仕方がなってないんですよね。

やっていることがちぐはぐ。
GWに子供さん連れて美術館へ来て下さいと
言っておきながら美術館入るといきなり
揃いのジャンパー着た人たちが
美術館友の会の案内チラシを強引に渡してくる。
「何だ〜」と思いました。
あんな勧誘、きょうび駅前でも無いって!

美術館行って勧誘受けたの初めてだったので
ある意味いい経験にはなりましたけどね。

サントリー美術館さんのジュニアパンフは
最近ショップでも販売されていますね。
確かに凝っていますよね〜
Tak管理人 | 2009/05/05 12:30 PM
絵本が大好きな娘と孫に見せてあげたいと
思いましたが、やはり難しいですね。
4歳の孫を連れて美術館に行って
懲りました。
他の方に迷惑になるから、静かに静かに・・・と。
特にこのような展示の時は、子供もOKという時間帯でも
作ってくれるとありがたいです。
88 | 2009/05/06 12:48 AM
@88さん
こんにちは。

子どもさん連れでと誘っておきながら
結局マニュアル通りにしか動けないので
皆さん敬遠してしまうのですよね。

展示位置を子供の目線に合わせて
展示していたりと努力は伺えますが
最後は「ひと」です。そこの美術館の。

ファムス(埼玉県立近代美術館フレンド)勧誘の
強引な人たちの揃いのジャンパーがオレンジ色。
遠目でみたらオランダ関連のイベント?と勘違い
Tak管理人 | 2009/05/06 1:54 PM
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