青い日記帳 

TB&リンク大歓迎です!
<< August 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 「動物画の奇才・薮内正幸の世界展」 | main | 「芳年-「風俗三十二相」と「月百姿」-」 >>

野菜満載!?見所満載!!「だまし絵展」

Bunkamuraザ・ミュージアムで6月13日から始まる「奇想の王国 だまし絵展」
(6月7日まで名古屋市美術館で開催、8月26日からは兵庫県立美術館へ巡回)


【関連エントリー】
- 速報「だまし絵展」
- 「だまし絵展」

展覧会の見どころは何と言っても、ジュゼッペ・アルチンボルドの傑作「ウェルトゥムヌス(ルドルフ2世)」(最後にアルチンボルトが仕えた皇帝ルドルフ2世をローマ神ウェルトゥムヌスにたとえて描いた作品)が初来日すること!

画像は本やwebで多く目にしたことある超有名な作品ですが、実物を観るのはとっても大変。所蔵先は、スウェーデンのスコークロステル城
Skokloster Castle The art collection)

ちょっとやそっとでは観に行けない場所にあります。またもし行ったとしても展覧会と違い壁にずらりと掛けられじっくり細部まで鑑賞できるかどうか(出来ないだろうな〜きっと)何十種類の野菜や花で構成されている「皇帝ルドルフ2世」是非とも目の前でじっくり拝見したいものです。


ジュゼッペ・アルチンボルド「ウェルトゥムヌス(ルドルフ2世)
1590年頃 油彩・板 スコークロステル城(スウェーデン)
Skokloster Castle, Sweden

ところで、この絵の中に描かれている野菜や花一体何種類くらいあるのでしょうか?手元にある資料によると34種類もの野菜、果物、花の名が。

1.キビ
2.ザクロ
3.メロン
4.ブドウ
5.サクランボ
6.フサスグリ
7.ダイズ
8.サヤエンドウ
9.セイリョウスグリ
10.クワ
11.シロクワ
12.洋ナシ
13.リンゴ
14.モモ
15.オリーブ
16.トウモロコシ
17.イチジク
18.ヘーゼルナッツの殻
19.栗
20.アワ
21.ズッキーニ
22.ナス
23.マドンナリリー
24.タマネギ
25.エシャロット
26.アーティチョーク
27.カボチャ
28.キャベツ
29.ジャーマンアイリス
30.アマの花
31.オダマキ
32.ナデシコ
33.バラ
34.カボチャの花


では、これらの植物が「ルドルフ2世」のどの部分に使われているのかというと…
↓(クリックすると画像大きくなります)
アルチンボルド「ルドルフ2世」


目で思う存分「野菜」を鑑賞した後は、実際に味わうことも出来ちゃいます。

Bunkamura B1Fのドゥ マゴ パリでは「奇想の王国 だまし絵展」開催に合わせこんなスペシャルメニューが登場するそうです。

キッシュと夏野菜のテリーヌモザイク仕立て

まさに野菜満載!?「だまし絵展」
食生活乱れがちな野菜不足の方、せめて目で観て野菜不足解消に(ならないか…)

ところで、この記念講演会はもう申し込まれました?

〆切迫る!
「奇想の王国 だまし絵展」 開催記念特別講演会


本展覧会の開催を記念し、同じ渋谷にあります國學院大學とBunkamuraの共同主催による開催記念特別講演会を開催いたします。展覧会のカタログにもご執筆いただいている國學院大學・谷川渥教授、明治学院大学・山下裕二教授、そしてBunkamuraザ・ミュージアム・木島俊介プロデューサー3名の豪華な顔合わせによる、だまし絵談義をお楽しみください


【日 時】 6月13日(土) 14:00−17:00
【登 壇 者】 谷川渥氏(國學院大學教授)、山下裕二氏(明治学院大学教授)、木島俊介氏(Bunkamuraザ・ミュージアム プロデューサー)
【司 会 者】 小池寿子氏(國學院大學教授)、宮下誠氏(國學院大學教授)
【場 所】 國學院大學学術メディアセンター
 〒150-8440渋谷区東4-10-28 國學院大學渋谷キャンパス
http://www.kokugakuin.ac.jp/
【主 催】 Bunkamura、國學院大學
【定 員】 200名
【参 加 費】 一般2,000円/学生1,500円
 *だまし絵展鑑賞券付
【申込方法】 往復はがきの<往信用裏面>に、講演会の希望日、〒、住所、氏名(ふりがな)、参加人数(2名様まで)、電話番号を、<返信用表面>に〒、住所、氏名を明記の上、下記までお申込みください。申込み多数の場合は抽選となり、返信はがきにて結果をお知らせします。(参加費は当日払い)
【応 募 先】 〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-28-9-4F
だまし絵展広報事務局 講演会係
【応募〆切】 5月13日(水)必着 *申し込み多数の場合抽選となります。


Bunkamuraと國學院大學は2006年に開催された「スーパーエッシャー展」でも共同で講演会を開催しています。
美術講演会「M.C.エッシャーの絵画と錯視構造」

この時も木島俊介氏(Bunkamuraザ・ミュージアム プロデューサー)が公演し贅沢にも小池寿子先生と宮下誠氏が司会をお務めになられました。今回はこの3名に谷川渥氏(國學院大學教授)、山下裕二氏(明治学院大学教授)が加わる豪華布陣。贅沢だ〜

【小池先生関連エントリー】(お世話になっております)
- シリーズ『美術史家に聞く』第一回:小池寿子先生
- ブリヂストン美術館土曜講座「モン・サン・ミッシェルー地の果ての異界 ...
- 「消えたフェルメールを探して」上映記念トークショー

これだけのメンバーが一堂に会するとそこれそアルチンボルドの「騙し絵」のような感覚にとらわれるかも。因みに谷川先生と山下先生のそれぞれお勧めの作品はこちらだそうです。勿論両作品とも今回の展覧会に出展されます!

谷川渥氏(國學院大學文学部哲学科教授。顔も声も超渋くダンディーな先生。うちのかみさん一度会っただけでしっかりお名前頭に刻みこんだとか。著書多数)のお勧めの一枚。


コルネリス・ノルベルトゥス・ヘイスブレヒツ「食器棚
1663年 油彩・キャンヴァス フレズノ市博物館(カリフォルニア州)

山下裕二氏(明治学院大学教授。言わずとしれた日本美術界の有名人。展覧会会場やギャラリーでお姿拝見すること多数。しっかりご自分の目でご覧になっていらっしゃる。かみさん曰く「真面目な先生」)のお勧めの一枚。


河鍋暁斎「幽霊図
1883年 掛幅(描表装) 絹本着色 オランダ国立民族学博物館

「えーー暁斎も来るの〜!!」
そうなんです。「奇想の王国 だまし絵展」のもう一つの見どころは、古今東西のだまし絵が集結すること。16世紀ヨーロッパのトロンプルイユからマグリット、ダリ、エッシャーに混じり河鍋暁斎、歌川国芳、歌川広重などの描表装、鞘絵、隠し絵なども出展されます。

アルチンボルドと国芳との関連性の有無を同じ空間でじかに確認することの出来るまたとないチャンスです。

更に現在バリバリの第一線で活躍されている福田美蘭や本城直季も!

本城直季「「small planet」シリーズより
2006年 タイプCプリント 作家蔵
Courtesy of the artist and superstore Inc.

混雑必至の展覧会ですね。これは。

「奇想の王国 だまし絵展」
会期:2009年6月13日(土)-8月16日(日)
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷・東急本店横)
主催:Bunkamura、東京新聞

本日よりBunkamuraのサイトに「奇想の王国 だまし絵展」特集ページがアップされました。展覧会やチケットに関する詳しい情報チェックです。

そしてまだまだ「国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア」もまだまだ6月7日まで休み無しで開催中です。

注:画像は報道内覧会時に主催者の許可を得て撮影したものです。
開館時間:10:00−19:00 毎週金・土曜日21:00まで(入館は30前まで)

日曜美術館で姜尚中氏(今週号のAERAで日曜美術館出演について書かれています)をして「これは是非観たい作品ですね〜」と殺し文句を言わしめた一枚イワン・クラムスコイ《忘れえぬ女》1883年 必見です。


図説 だまし絵―もうひとつの美術史 (ふくろうの本)
図説 だまし絵―もうひとつの美術史 (ふくろうの本)
谷川 渥

チケット「奇想の王国 だまし絵展」チケットプレゼント後日実施予定です。

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1752

JUGEMテーマ:アート・デザイン


「だまし絵」は、ヨーロッパにおいて古い伝統をもつ美術の系譜のひとつです。古来より芸術家は迫真的な描写力をもって、平面である絵画をいかに本物と見違うほどに描ききるかに取り組んできました。それは、そこにはないイリュージョンを描き出すことへの挑戦でもありましたが、奇抜さだけでなく、あるときは芸術家の深い思想を含み、また時には視覚の科学的研究成果が生かされるなど、実に多様な発展を遂げました。本展覧会では、16、17世紀の古典的作品からダリ、マグリットら近現代の作家までの作品とともに、あわせて機知に富んだ日本の作例も紹介し、見る人の心を魅了してやまない「だまし絵」の世界を堪能していただきます。
展覧会 | permalink | comments(1) | trackbacks(2)

この記事に対するコメント

過去の記事へのコメント、失礼します。

私は美術に興味がある中学生です。
アルチンボルドを夏の自由研究のテーマにすることにしました。先週、上野のアルチンボルド展にも行き、これから本格的に取りかかります。
顔のどの部分に、どんな野菜・果物が使われているか?を推察するのが難しいと悩んでいる時にこちらの記事を見つけました。ぜひ参考にさせていただきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。
いくら好き | 2017/07/08 9:53 PM
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
この記事に対するトラックバック
6月から★Bunkamuraでもやりますが、 私が行ってきたのは★名古屋市美術館の方。 もっと詳しい★オフィシャルWeb(?) 中日新聞社によるページ。 しかも行ったの先々週の日曜で、開始2日目だったからか鬼のように混んでいた……。 そろそろ落ち着いた頃です
トランジション トロンプルイユで 地平超え  いやあ、何が収穫って、「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」というジャンルで、帝王と謳われた男に出会えたこと。コルネリス・ヘイスブレヒツ。  ヘイスブレヒツの生涯は、謎に包まれているそげな。1659年にアントウ
視覚の魔術 - だまし絵 | 空想俳人日記 | 2009/06/02 8:20 AM