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「万華鏡の視覚」

森美術館で開催中の
「万華鏡の視覚:ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクションより」展に行って来ました。



上野の森美術館で開催中の「ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション展」同様、個人の現代アートコレクションから選りすぐりの作品を六本木ヒルズ森タワー53階の展示室に光と共に散りばめた、刺激的な展覧会。

世界のアートシーンなんてまるで分らない自分がふらりと立ち寄っても十分楽しめたのは、壁にお行儀良く並べられた作品を畏まって観るのではなく、視覚のみならず、聴覚、触覚全てをフル活用し体感できたから。

外界の状態を認識把握に頭で難しく考えず、身を投げ出して思いきり楽しめてしまう。そんな展覧会です。

例えば、ジム・ランビーの作品の上を不規則でトリッキーな動きを見せるイエッペ・ハイン「映す物体

ジム・ランビー「ソボップ・ゴールド」&イエッペ・ハイン「映す物体

床にビニールテープを貼り独特のリズムをその場に生み出すジム・ランビー。彼のこの手の作品をこれまで、いいな〜と感じたことなかったのですが、今回イエッペ・ハインの作品との組み合わせにより初めて生き生きとした躍動感のようなもの感じること出来ました。ただのストライプなんですけどね。。。

まぐろのブツに山芋の千切りってとても相性いいじゃないですか。
この二人の作品の相性もばっちり。お互いがどこか足りない部分補完しあってます。

またこの球体の動きがぎこちないのも素敵。
すぐ隣の展示室がミラーボール煌めく場末のディスコじゃなくて、ジョン・M・アームレーダー「グローバル・ドーム」。ここによろよろと入り込んでしまうこともあるそうです。監視員さんがやんちゃな仔犬をなだすように「映す物体」扱っていたのがまたをかし。


オラファー・エリアソン「投影される君の歓迎

相変わらずエリアソンにはやられてしまいます。
いつまで観ていても全然飽きません。
会場の照明の具合によってもかなり見え方変わってくるはず。

ただ目に時折強い光が飛び込んでくるのには閉口しましたが。。。

ところで、金沢21世紀美術館で「オラファー・エリアソン展」開催するようだけど、また金沢まで行けと申すのか。。。2009年11月21日(土)〜2010年3月22日(月)しかもいい時期じゃないか〜魚の旨い。

オラファー・エリアソン展
色や光を駆使した作品によって、人間の知覚の仕組みを問う体験を、近作を交えて大規模に紹介するオラファー・エリアソンの個展。ライトや鏡を使った作品は、スマートかつエレガントでもあり、単に視覚に働きかけるだけでなく、内省的で宗教的な感覚も呼び覚まします。本展では併せて、自然界にみられる形を参照し、幾何学的多面体を集積したモデルや作品も展示し、有機的な形態への親しみを提案します。


【関連エントリー】
- 「オラファー エリアソン 影の光展」
- ルイ・ヴィトンのショーウィンドウにオラファー・エリアソン登場!
- オラファー・エリアソンの「BMW Art Car」

視覚が満たされ、次なる欲望がふつふつと沸き起こす仕掛けがあちこちに、張り巡らされているような展覧会。六本木で開催するのにふさわしいかも。渋谷Bunkamuraの「だまし絵展」とはまたちょっと違った角度から楽しめる、大人の展覧会。


ロス・カルピンテロス「凍結した惨事の習作」のように一種暴力的でありながらも、爽快感を感じずにはいられない大がかりな作品が目白押しです。(これ展示するの大変だっただろうなー)

フランチェスカ・フォン・ハプスブルク氏が現代アートコレクションを目的に設立してしまった「ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団」のコレクションから42点の大がかりな作品が来日中。

現代アートがどうととかこうとか、難しいことは抜きにしてアートの楽しさを実感できる展覧会。楽しいだけがアートじゃないかと思うけど、まぁ堅いことは抜きして。彼女彼氏を誘って是非。

最後に「今日の一品


ジャネット・カーディフ「触ること

これが今回の目玉作品かな。
これひとつ体験しに行くだけでも1500円払う価値ありかと。

視覚と聴覚とのバランサーが溶解し新たな世界へ導かれます。

ジャネット・カーディフはつい最近、銀座メゾンエルメスで展覧会開催していたアーティストさんです。自分は記事アップしていないので、代わりにこちらで。

ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団

こちらのサイト内に森美術館での展示風景の写真あり。

【出品アーティスト一覧】
ジョン・M・アームレーダー
サラ・ルーカス
ジャネット・カーディフ
サラ・モリス
オラファー・エリアソン
カールステン・ニコライ
トレイシー・エミン
ポール・ファイファー
ハリス・エパミノンダ
マシュー・リッチー
ケリス・ウィン・エヴァンス
ハンス・シャブス
グオ・フェンイー
リテュ・サリン/テンジン・ソナム
フロリアン・ヘッカー
スゥ・ドーホー
カールステン・フラー
ペーター・チェルカスキー
イェッペ・ハイン
クラウス・ウェーバー
ジム・ランビー
ハイモ・ツォーバニック
ロス・カルピンテロス

「万華鏡の視覚」は7月5日まで開催しています。


- スカイデッキ | 弐代目・青い日記帳

森美術館

【関連エントリー】
- 「杉本博司展」 | 弐代目・青い日記帳
- 「日本美術が笑う展」 | 弐代目・青い日記帳
- 「アネット・メサジェ展」 | 弐代目・青い日記帳
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- 「東京‐ベルリン/ベルリン‐東京展」 | 弐代目・青い日記帳


それでは最後に「今日の美味


「菓道」の「餅太郎」視覚のトリックではな双方とも「本物」駄菓子屋で10円で売っていたデフォルトサイズは右。これが30袋も入った巨大餅太郎が何故か近所で売っていた…(裏面には「一般市販されておりません」とあるけど)。

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1789


JUGEMテーマ:アート・デザイン


光、色、音、言語、概念、コミュニケーション。視覚だけでなく、聴覚や触覚など、人間のさまざまな感覚をあらゆる方向から刺激する作品と出会い、現代アートの醍醐味を体感してみませんか。本展は、優れた現代美術の所蔵で名高いティッセン・ボルネミッサ現代美術財団と森美術館が協働して、ダイナミックなインスタレーションを中心とした国際的に活躍するアーティストの作品で構成されます。
本展出品のアーティストたちは、人間の感覚や認知のシステムに関して独創的な視点をもっています。彼らが提示する世界に対面する時、私たちが慣らされた感覚は試され、普遍的だと信じてきた「常識」は覆されます。「現実(リアリティー)」とは何か。私たちが生きている世界とはどこか。人間の存在と認識に関するこの根源的な問いに対して、あらゆる可能性を探ります。万華鏡が多様で魅惑的な視覚を映し出すように、決して一つではない視点があることに気づくとき、世界の見え方が変わってくることでしょう。


展覧会 | permalink | comments(3) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

気になっていた展示です。
面白そうですねぇ。
しかも、金沢21世紀美術館で「オラファー・エリアソン展」が?!
いつも迷って、まだ行ってない美術館なんです〜。
んー、こちらも面白そう。
あきこ | 2009/06/18 9:37 AM
さちえさん経由でいつもお世話になっております。
高橋コレクション出品作家の悶絶フォトまでいただいてしまい(といえばわかっていただけるかな?と)。
いつもありがとうございます。

普段はロム専門ですがいつも楽しく拝見してます。
こちらの情報を、と思い書き込みさせていただきました。
オラファー・エリアソン展は原美術館にも巡回するようですよ。
すいません、それだけなんですが…今後ともよろしくお願いします。。。
彩 | 2009/06/19 8:19 AM
@あきこさん
こんばんは。

意外や意外面白かったです。
ふらりと出掛けたわりには。
エリアソンの光にはいつも
やられっぱなし。金沢でリベンジ?!

@彩さん
こんばんは。

こちらこそお世話になっております。
<m(__)m>
分かります、分かります。
勿論どなたか。

原美術館にも巡回するのですか!
おーーー原美術館とエリアソンは
繋がりありますからね〜
あの展覧会滅茶苦茶印象に残っています。

こちらこそ今後とも宜しくお願い致します!!
Tak管理人 | 2009/06/19 6:27 PM
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