2009.06.27 Saturday
「ネオテニー・ジャパン」鴻池朋子アーティスト・トーク
上野の森美術館で開催中の
「ネオテニー・ジャパン ― 高橋コレクション」展関連イベント 鴻池朋子アーティスト・トークに参加して来ました。 ![]() 眼鏡姿でない鴻池さん。 今日もトーク絶好調。 東京で開催される前に鹿児島と札幌を巡回してきた「ネオテニー展」。それぞれの会場での作品設置に鴻池さん自ら参加された際のエピソードや、東京・上野の森美術館での展示につてなど、作家自ら積極的に語って下さいました。 ・霧島アートの森での展示。 サイズが2200 x 6300mmもある「第4章 帰還-シリウスの曳航」の展示位置に戸惑いながらも、自ら展覧会会場での設置位置などを細かに指示。 ホワイトキューブの限られた空間での展示ゆえ指示にも限界が。 最終的には、直接鹿児島まで作家自身が、出向き作品を設置。 ![]() モニターを使っての映像作品。床に無造作に置かれたモニターだけでは味気なかったので、普段いつも持ち歩いている「狼の毛皮」をモニターの周りに置いてみた。これも現地に出向き思いついたアイディア。 因みに「オオカミの毛皮」は害獣として年間1万頭が駆除されているモンゴルから入手。支払ったお金は自然環境保護団体へ。 飛行機を使えば時間的にすぐではあるが、会場まで「地続き」で移動することに意味を見いだしている。これが大切なこと。移動中に得られた「何か」が自分に知らないうちに蓄積される。 私は旅する作家。 ・霧島でのワークショップ 参加者に自分がコレクターだったらどの作品を購入するかという視点で、好きな作品を選んでもらい、次に今度はその作家になったつもりで、作品について自由に語ってもらった。 ・札幌での展示 鹿児島と比べ展示がし易かった。ただし展示場所は出口付近(上野は入口付近)。絵画、映像、光る彫刻「惑星はしばらく雪に覆われる」の3点を同一の部屋に展示するのが難しかった。ライティングの問題等。 ![]() 今回も札幌まで作家自ら出向き展示を。鹿児島(南)から札幌(北)へ一挙に移動。作品は変わらずとも、作家がそれぞれの土地へ赴き展示に参加することで、「何か」が変わる。 旭山動物園まで列車でオオカミを観に行った。 「ただの犬みたいだった」けど、実際に生きている姿を見ることにより、「するっと」納得がいき作品制作にプラスに作用する。観たという安心感のようなものか。 ・上野での展示 天井が低く、狭い通路でひきがなく、展示は困難を極めた。暗くて狭い場所を逆手にとり「洞窟みたいなイメージ」で。余計なスロープもアニメ作品(映像)を観るのにプラスになった。(災い転じて・・・) アニメーションを床に設置するだけで、視線が↓になり、立て掛けた時と比べ、より「入り込む」感覚が。作品に対する集中力が出てくる。 照明には徹底的にこだわった。単純な作用で効果的な展示が出来るように。 ・作品について 「惑星はしばらく雪に覆われる」は鏡ってきれいだな〜といった光の反射に対する単純な思いから出来た作品。しかし、鏡を小さな三角形にカットすることが中々出来ず5日間も手こずった。ある日すーーと切れるようになり、その時初めて素材とのコミュニケーションが取れるようになった。 ![]() 注:写真は内覧会時に許可を得て撮影したものです。 タイトルは展示風景を見てから決めることが多い。心の中にある感触をその場で言葉にする。はじめは作品を言葉に置き換えるのが嫌だった(言葉との遊び方が分からなかった) ・鴻池グッツについて。 グッツに関しては前々からやりたいなと思っていた。 本来の絵の制作がおろそかになるほど集中(熱中) ![]() 「深度図書館」など、初台オペラシティーで開催される展覧会と関連あるグッツも。オオカミやみみをのぬいぐるみについても(一人のぬいぐるみ師の手によって制作されているそうです) 詳しくはこちら。 ・初台「インタートラベラー」7月18日から 展示コンセプトは「地球の中心まで行って帰って来る」 作品をただ単純に並べるだけでなく、ストーリー性を持たせる。 4種類のチラシデザインは、大島依堤亜さんの手によるもの。 4種類のチラシを並べると…↓クリックで拡大 ![]() 池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人 KONOIKE Tomoko: Inter-Traveller 期間:2009年7月18日[土]─ 9月27日[日] 会場:東京オペラシティアートギャラリー(3F ギャラリー1・2) 開館時間:11:00 ─ 19:00 (金・土は11:00 ─ 20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで) 休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、8月2日[日](全館休館日) チラシのみならず、チケットデザインも恰好良さ半端ありません! ![]() 池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人 Mizuma Art Gallery blog ↑こちらでも早速今日のトークの様子アップされています。 【関連エントリー】 - 速報「ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション」 | 弐代目・青い日記帳 - 「ネオテニー・ジャパン」 | 弐代目・青い日記帳 ![]() 「惑星はしばらく雪に覆われる」2006、「knifer Life」2000−01 注:写真は内覧会時に許可を得て撮影したものです。 ![]() 公式サイト 「ネオテニー・ジャパン展」も7月15日までとなりました。 お見逃し無きように。 「ネオテニー・ジャパン」山口晃アーティスト・トーク この記事のURL http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1799 JUGEMテーマ:アート・デザイン |

















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