弐代目・青い日記帳 

  
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「ネオテニー・ジャパン」鴻池朋子アーティスト・トーク

上野の森美術館で開催中の
「ネオテニー・ジャパン ― 高橋コレクション」展関連イベント
鴻池朋子アーティスト・トークに参加して来ました。



眼鏡姿でない鴻池さん。
今日もトーク絶好調。

東京で開催される前に鹿児島と札幌を巡回してきた「ネオテニー展」。それぞれの会場での作品設置に鴻池さん自ら参加された際のエピソードや、東京・上野の森美術館での展示につてなど、作家自ら積極的に語って下さいました。

・霧島アートの森での展示。
サイズが2200 x 6300mmもある「第4章 帰還-シリウスの曳航」の展示位置に戸惑いながらも、自ら展覧会会場での設置位置などを細かに指示。

ホワイトキューブの限られた空間での展示ゆえ指示にも限界が。
最終的には、直接鹿児島まで作家自身が、出向き作品を設置。



モニターを使っての映像作品。床に無造作に置かれたモニターだけでは味気なかったので、普段いつも持ち歩いている「狼の毛皮」をモニターの周りに置いてみた。これも現地に出向き思いついたアイディア。

因みに「オオカミの毛皮」は害獣として年間1万頭が駆除されているモンゴルから入手。支払ったお金は自然環境保護団体へ。

飛行機を使えば時間的にすぐではあるが、会場まで「地続き」で移動することに意味を見いだしている。これが大切なこと。移動中に得られた「何か」が自分に知らないうちに蓄積される。

私は旅する作家。

・霧島でのワークショップ

参加者に自分がコレクターだったらどの作品を購入するかという視点で、好きな作品を選んでもらい、次に今度はその作家になったつもりで、作品について自由に語ってもらった。

・札幌での展示
鹿児島と比べ展示がし易かった。ただし展示場所は出口付近(上野は入口付近)。絵画、映像、光る彫刻「惑星はしばらく雪に覆われる」の3点を同一の部屋に展示するのが難しかった。ライティングの問題等。



今回も札幌まで作家自ら出向き展示を。鹿児島(南)から札幌(北)へ一挙に移動。作品は変わらずとも、作家がそれぞれの土地へ赴き展示に参加することで、「何か」が変わる。

旭山動物園まで列車でオオカミを観に行った。
「ただの犬みたいだった」けど、実際に生きている姿を見ることにより、「するっと」納得がいき作品制作にプラスに作用する。観たという安心感のようなものか。

・上野での展示
天井が低く、狭い通路でひきがなく、展示は困難を極めた。暗くて狭い場所を逆手にとり「洞窟みたいなイメージ」で。余計なスロープもアニメ作品(映像)を観るのにプラスになった。(災い転じて・・・)

アニメーションを床に設置するだけで、視線が↓になり、立て掛けた時と比べ、より「入り込む」感覚が。作品に対する集中力が出てくる。

照明には徹底的にこだわった。単純な作用で効果的な展示が出来るように。

・作品について
「惑星はしばらく雪に覆われる」は鏡ってきれいだな〜といった光の反射に対する単純な思いから出来た作品。しかし、鏡を小さな三角形にカットすることが中々出来ず5日間も手こずった。ある日すーーと切れるようになり、その時初めて素材とのコミュニケーションが取れるようになった。


注:写真は内覧会時に許可を得て撮影したものです。

タイトルは展示風景を見てから決めることが多い。心の中にある感触をその場で言葉にする。はじめは作品を言葉に置き換えるのが嫌だった(言葉との遊び方が分からなかった)

・鴻池グッツについて。
グッツに関しては前々からやりたいなと思っていた。

本来の絵の制作がおろそかになるほど集中(熱中)



「深度図書館」など、初台オペラシティーで開催される展覧会と関連あるグッツも。オオカミやみみをのぬいぐるみについても(一人のぬいぐるみ師の手によって制作されているそうです)

詳しくはこちら。

・初台「インタートラベラー」7月18日から
展示コンセプトは「地球の中心まで行って帰って来る」
作品をただ単純に並べるだけでなく、ストーリー性を持たせる。

4種類のチラシデザインは、大島依堤亜さんの手によるもの。

4種類のチラシを並べると…↓クリックで拡大


池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人
KONOIKE Tomoko: Inter-Traveller

期間:2009年7月18日[土]─ 9月27日[日]
会場:東京オペラシティアートギャラリー(3F ギャラリー1・2)
開館時間:11:00 ─ 19:00
(金・土は11:00 ─ 20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)、8月2日[日](全館休館日)


チラシのみならず、チケットデザインも恰好良さ半端ありません!

池朋子展 インタートラベラー 神話と遊ぶ人

Mizuma Art Gallery blog
↑こちらでも早速今日のトークの様子アップされています。


【関連エントリー】
- 速報「ネオテニー・ジャパン 高橋コレクション」 | 弐代目・青い日記帳
- 「ネオテニー・ジャパン」 | 弐代目・青い日記帳


惑星はしばらく雪に覆われる」2006、「knifer Life」2000−01
注:写真は内覧会時に許可を得て撮影したものです。


公式サイト

「ネオテニー・ジャパン展」も7月15日までとなりました。
お見逃し無きように。


「ネオテニー・ジャパン」山口晃アーティスト・トーク


この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1799

JUGEMテーマ:アート・デザイン


| 講演会 | 23:53 | comments(16) | trackbacks(4) |
私も6月27日にネオテニー・ジャパン展に行っていきました。
ちょうど鴻池さんのトークの行われる午後2時ころの時間帯にもいたのですが、展示を見る方を優先して、トークは途中から少し見ただけでした。
暑い日でしたから、トークはほとんど聞かずに帰りました。
後日、紹介してくださるとのこと。楽しみにしております。
| フランツ | 2009/06/28 8:25 AM |

@フランツさん
こんにちは。

昨日行かれたのですね。
展示室内に所狭しと作品を詰め込んでいるので
トークは毎回外になってしまいます。
蒸し暑かったですね。

なるべく早いうちにまとめます。
| Tak管理人 | 2009/06/28 9:07 AM |

昨日はありがとうございました。
おかげで楽しく暑い時間を過ごすことが出来ました
‖xx;‖☆\(--メ)

もう一度時間を作って見に行きたいと思っています。
| Cos | 2009/06/28 5:07 PM |

iPhoneから何故か書き込みできません!
昨日は挨拶なしに帰って本当に申し訳ありませんでした。
顔合わせということでお許しください。
| oki | 2009/06/28 9:48 PM |

やっと書き込みできました、長い文だとダメみたいです。
鴻池さん艶かしかったですね。
トークも上品で穏やかで好感もちました。
展覧会は観客が主役だというのも彼女の謙虚さを表していましたね。
これからもよろしくお願いします。
| oki | 2009/06/28 9:59 PM |

お疲れさまでした。
昨年は「トークが苦手」とおっしゃってたのが嘘のように、
淡々とした口調ながらも、楽しげにお話されていましたね。
白いワンピース姿も素敵でした。
オオカミのぬいぐるみ、欲しいなぁー
| さちえ | 2009/06/29 12:10 AM |

@Cosさん
こんばんは。

18日からはオペラシティーで
鴻池さんの個展開催されます。
こちらも楽しみです。

上野から初台へ。

@okiさん
こんばんは。

先日はどうもありがとうございました。

トークが苦手と仰っていましたが
このところ積極的にお話して下さる
機会が増え、ファンとしては嬉しい限りです。

司会の方もテンポよく
鴻池さんから上手く話しを
引き出していましたね!

@さちえさん
こんばんは。

ちょっと暑かったですね。
流石にこの時季野外は辛い。。。
かと言って展示室内はぎっしり!

オオカミのぬいぐるみ一体
どれくらいするのでしょうね。
みみお1万円ですからね〜
| Tak管理人 | 2009/06/29 4:57 PM |

こんばんは。毎日楽しく拝見していますが、初めて書き込みします。
当選したチケットを握りしめ、ようやく27日に行ってきました。ひとことお礼を言いたくて。。

この展覧会で初めて知った作家さんがほとんどだったのですが、作品の前から動くのが惜しい気持ちになることがしばしばでした。なかでも池田学が強烈に残っています。

「日本の美術館名品展」とハシゴしたので、お腹いっぱいの一日になりました。チケット、どうもありがとうございました。
| yuco | 2009/06/30 10:46 PM |

池田学さんの「さん」が消えたままコメント送信してしまいました。
失礼いたしました。
| yuco | 2009/06/30 10:51 PM |

@yucoさん
こんにちは。
コメントありがとうございます。

また、当選されたチケット
早速使っていただき嬉しいです。

池田学さんは今回最も
反響が大きいそうで、
問い合わせ等もかなりあるそうです。

「日本の美術館名品展」は宣伝地味ながら
見応え十分ですよね。
まさに「お腹いっぱい」!!

これからもよろしくお願いいたします。
| Tak管理人 | 2009/07/01 7:25 AM |

はじめまして、鴻池朋子さんのことでググッておりましたところTakさんのblogを知りました
よろしければLINKさせて頂けますでしょうか。

| lilymiya(小鈴) | 2009/07/03 7:31 PM |

@lilymiya(小鈴)さん
こんばんは。はじめまして。
コメントありがとうございます。

このブログはリンク全く許可要りません。
逆にどんどんリンクして下さると嬉しいです。
TBもリンクも大歓迎です!!
| Tak管理人 | 2009/07/03 11:39 PM |

読ませていただきました!
レポートありがとうございました!
| ai | 2009/07/07 11:53 PM |

@aiさん
こんばんは。

もう来週ですね。
鴻池展のレセプション。
展覧会会場で逢いましょう!!
| Tak管理人 | 2009/07/08 6:38 PM |

早速のTBをありがとうございました。
鴻池さんトーク、初台の方では早くも定員で締め切られたそうですね。
上野で拝聴出来て本当に良かったです。

オペラシティも楽しみになってきました!
(あの美術館は展示も巧いのできっと期待できるかと。)
| はろるど | 2009/07/12 9:13 PM |

@はろるどさん
こんばんは。

トーク満員ですか!
流石人気者ですね〜
lysanderさんも参加されるようですよ。

チケットの絵柄も
今回の展覧会のイメージの一部だそうです。
もうすぐですね、行かなきゃ!!
| Tak管理人 | 2009/07/13 7:12 PM |










http://bluediary2.jugem.jp/trackback/1799
鴻池朋子アーティスト・トーク
上野の森美術館で2009年7月15日までの「ネオテニー・ジャパン」に出品している
| こすもす | 2009/06/28 5:09 PM |
「ネオテニー・ジャパン」鴻池朋子アーティスト・トーク
上野の森美術館で開催中の「ネオテニー・ジャパン」、数回に渡り作家さんをお招きしてのアーティストトークを行っていますが、今日は鴻池朋子さんの回に参加して来ました。白いワンピース姿の可憐な鴻池さん。みみおと狼のぬいぐるみを並べてトーク開始です。    
| What's up, Luke ? | 2009/06/28 7:56 PM |
ネオテニー・ジャパン−高橋コレクション(上野の森美術館・台東区上野公園)
上野の森美術館で開催中の「ネオテニー・ジャパン」展に行きました。 精神科医の高橋龍太郎氏の個人コレクションを展示したもので,日本の現代アートばかりの美術展です。 ところで,ネオテニーとは「幼形成熟」という意味で,動物学や発達生育学で幼いまま性的に成熟
| 道楽ねずみ | 2009/06/29 8:47 PM |
「ネオテニー・ジャパン 鴻池朋子アーティスト・トーク」 上野の森美術館
上野の森美術館(台東区上野公園1-2) 「ネオテニー・ジャパン 鴻池朋子アーティスト・トーク」 6/27 14:00〜15:00 先だって開催されたネオテニー・ジャパン展の関連イベント、鴻池朋子のアーティストトークを聞いてきました。少し遅れましたが、以下にその様子
| はろるど・わーど | 2009/07/12 9:16 PM |
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